シンジ「あ、オワコン先生おはようございます」アスカ「」ピクッ 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/28(木) 08:06:23.35 ID:LmKsAqT40 アスカ「アンタ、誰見て言ってんの?」 シンジ「やだなぁアスカ、僕の他にこの部屋に居るのは人間1名と鳥1羽だけだよ?」 アスカ「ふ、ふぅーん?ねぇアンタ、朝っぱらからケンカ売る気!?」 シンジ「まさか!一時代を築き上げたアスカ大先生にそんな事するワケないよ…」 アスカ「…それもそうね」 シンジ「」プッ アスカ「!!」 シンジ「あ、ごめん…なんでもない」 アスカ「…」 シンジ「そんな目で見ないでよ…じゃあ僕、朝ご飯作るから座って待っててよ」 アスカ「フン!」 アスカ(この私がオワコン…?) アスカ(美人でエリート帰国子女、天才の名を欲しいままにして来たこの私が…?) アスカ(こんなバカシンジごときに…オワコンんん!!?) アスカ(頭の中で復唱すればする程腹立って来たわ…!!) 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/28(木) 08:13:57.55 ID:LmKsAqT40 シンジ「お待たせ、アスカ」 アスカ「2秒遅い!やり直し!!」 シンジ「はぁ?」 アスカ「冗談よ…いただき」 シンジ「あ、食べなくていいよ?」 アスカ「まーすぅ?…ちょっと!!私の朝ご飯っ!!」 シンジ「だって…作り直す時間なんてもうないしさ…」 アスカ「ま、待ちなさいよ!!勿体無いから食べてあげるわよ!!」 シンジ「いや、そう言うのもういいから」 アスカ「ハァ?アンタバカぁ!?折角の命を消費してんのよ!捨てるなんて失礼じゃない!!」 シンジ「だから僕が今日のお弁当にするから大丈夫だよ」 アスカ「じゃあ私のご飯はどうすんのよ…」 シンジ「ネルフからたくさん貰ってるだろ?買えば?」 アスカ「コイツ…!!」 シンジ「それか、たまには自分で作ったら?」 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/28(木) 08:19:45.18 ID:LmKsAqT40 アスカ「料理が取り柄のアンタでさえ作る時間無いのに私が作れるワケないじゃないの!」 シンジ「だから買えば?」 アスカ「ぐぬにう…!!」 シンジ「それにさアスカ?」 アスカ「何よ!!まだケンカ売る気!?」 シンジ「違うってば…」 アスカ「どうだか!」 シンジ「あのさ…」 アスカ「あによ!!」 シンジ「そう言うの、もう古いよ?」 アスカ「ハァ!?」 シンジ「だから、ハァ!?とかさ…アンタバカぁ!?とか?いちいちキレるの?キレ芸?」 アスカ「ちっ!違うわよ!!何がキレ芸よっ!!」 シンジ「あ、それそれ…うん、古い…もう古いや」 アスカ「こっ…こぉんのぉおお…!!」 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/28(木) 08:27:14.75 ID:LmKsAqT40 シンジ「また顔真っ赤にして…弐号機も驚きの赤さだね」 アスカ「〜〜〜〜〜〜!!!!!」 シンジ「もう…ふくれてないで早く出ようよ…遅刻するよ?」 アスカ「アンタが…」 シンジ「え?僕?」 アスカ「アンタが古いとか言うから…」 シンジ「だってもう先生はオワコンだよ?」 アスカ「うぅ…うっ…」 シンジ「アスカ?」 アスカ「うわぁあああああん!!」 シンジ「嘘だ…泣いちゃった…」 アスカ「びぇええええん!!酷いわよっ!!!気にしてたのにっ!!」 シンジ「気にしてたんだ…なんかゴメン、アスカ」 アスカ「うぁあああああ!!!えぇえええええーーーん!!!」 アスカ「あぁああああああんんまぁあああああああありぃいいいいいいだぁああああああ!!!!!!!!!」 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/28(木) 08:35:00.02 ID:LmKsAqT40 シンジ「」ビクっ アスカ「あぁあああんんんんんまぁああああありぃいいいいぃいいだぁああああああああ!!!!!」 シンジ「あ、あす…アスカ?」 アスカ「HEEEEEEEEEEYYYYYYYYYッッ!!!!!!」 シンジ「!!」 アスカ「さ、行くわよ」 シンジ「えっ…?えっ…?」 アスカ「泣いたらすっきりしちゃった!!」ケロッ シンジ「あ…あ、うん…」 シンジ(なんだろう、この感じは…すごく嫌なドス黒い何かがアスカの中で蠢いているような…そんな感覚を覚えたよ…) アスカ「ホラ、ちんたらしてないで!!さっさと行くっ!!」 シンジ「あ、うん…」 アスカ「コンビニ寄って行くわよ」 シンジ「え…あ、そうだね…うん」 アスカ「アンタ、晩ご飯はちゃんと作りなさいよ?どうせ今日もミサト、帰れないんだから」 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/28(木) 08:46:30.49 ID:LmKsAqT40 ネルフ本部 冬月「行ったな」 ゲンドウ「ああ…」 ミサト『司令、作戦を開始します』 ゲンドウ「反対する理由は無い、存分にやりたまえ」 ミサト『ありがとうございます…作戦開始!!』 マヤ「本部より通信、設置班…状況を」 青葉『設置班、ポイントBより二人の登校を確認…予定時刻より600秒遅れています』 日向「その誤差であれば問題ありません」 ミサト『了解、オペレーションAで設置を開始します』 冬月「碇、本当にこれでいいんだな?」 ゲンドウ「…構わん、葛城三佐…協力に感謝する」 ミサト『いえ、保護者として当然の務めです』 リツコ『ポイントA、設置を開始するわ』 青葉『こちらもポイントBからAへ移動を開始します』 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/28(木) 08:55:34.10 ID:LmKsAqT40 ミサト『了解、リツコと青葉君はポイントAで作業を…私は内部で設置を開始するわ』 リツコ『他人の部屋を漁る癖はないわ』 青葉『ポイントA、赤木博士と合流しました』 マヤ「了解、以降は赤木博士の指示に従って行動して下さい」 青葉『了解』 日向「!!」 冬月「どうした?」 日向「外部監視用衛星の映像が…これは!!」 冬月「忘れ物か…」 ゲンドウ「ああ…」 マヤ「本部より通信!危険です!!持ち場を離れて下さい!!」 ミサト『まさか!!』 リツコ『ありえないわ!!』 青葉『戻って来る…!!忘れ物を取りに…!!』 ゲンドウ「作業班は総員退避、移行別名あるまで待機だ…」 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/28(木) 09:11:41.45 ID:LmKsAqT40 シンジ「もう!今日は体育があるって言ったじゃないか!!」 アスカ「アンタが朝からグダグダうるさいから!!」 シンジ「だからそう言うのが終わってるって言うんだよ!!」 アスカ「ぬぁああああんですってぇええええっ!!」 シンジ「うるっさいなぁ…遅刻するから早くしてよ…」 アスカ「別について来なくてもいいわよ!!このバカ!!」 シンジ「アスカ一人だとカギ締め忘れるだろぉっ!?」 アスカ「そんなワケないでしょ!!アンタじゃあるまいし!!一緒にしないでっ!!」 ピッ アスカ「もう!!」 ガチャ! ガン! シンジ「えっ?なんで締まるの?アスカ、締め忘れたんじゃ」 アスカ「締めたわよ!!間違いなく!!確実に!!」 シンジ「でも、開いてたじゃないか…」 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/28(木) 09:20:15.61 ID:LmKsAqT40 アスカ「アンタだって一緒に出た癖に人のせいにしないでよ!」 シンジ「う…とにかく、ロック解除しよう…」 アスカ「待って!空き巣かも…」 ネルフ本部 冬月「まずいな」 ゲンドウ「ああ…」 マヤ「本部より通信、二人はやはり忘れ物をした模様…ロックを解除し室内に侵入を図ろうとしています」 ミサト『まずいわね…何とか誤摩化さないと…』 リツコ『私達は元の地点に退避済みよ』 青葉『ここからも二人の様子は手に取る様にわかります』 ミサト『問題は私、か…かくなる上は!!』 玄関前 シンジ「まさか…カードキーだよ?無理だよ…合鍵でも無い限り開かないよ」 アスカ「万が一って事もあるでしょ?能天気なんだから!!用心しなさいよ…」 シンジ「アスカって意外と臆病なんだね」 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/28(木) 09:24:49.66 ID:LmKsAqT40 アスカ「だぁあああれが臆病だっつぅーのぉおお!!」 シンジ「またキレる」 アスカ「アンタがいちいちケンカ売るからっ!!」 シンジ「もう、カード貸してよ…」 ピッ アスカ「あ…ちょっと…」 シンジ「大丈夫だって」 ガチャ キィ… ネルフ本部 冬月「仲が良いな」 ゲンドウ「ああ…」 マヤ「目標!内部に侵入!!」 ミサト『フフ…二人が外でやりあってる間に時間が出来たわ…完璧よ』 マヤ「念のため、通信は切っておきます」 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/28(木) 09:30:34.56 ID:LmKsAqT40 アスカ「あ…アンタ、先に行きなさいよぉ…」ごにょごにょ シンジ「レディーファーストじゃなかったの?」 アスカ「うるっさいわね!第二の少女だから二番目でいいのよ!!」 シンジ「それなら第三の少年はアスカの後に…」 アスカ「つべこべ言わずに先に行けっ!!」ゲシっ シンジ「痛た…その攻撃力があれば平気だろ…」 アスカ「〜〜〜〜〜!!!!」 シンジ「わかったよ…」 アスカ「リビングに置き忘れたから、気付かれない様にゆっくり開けなさい!命令よ!!」ごにょごにょ シンジ「行くよ…」 キィ… シンジ「!!」 アスカ「!!」 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/28(木) 09:39:08.53 ID:LmKsAqT40 ミサト「あらぁ?どしたの二人とも?学校は?」ゴロゴロ シンジ「なんだ…ミサトさん帰ってたんですか…アスカが忘れ物して」 アスカ「ミサト!人騒がせね!!」 ミサト「何よっ!自分の家で何しようと勝手でしょぉー?」ゴロゴロ シンジ「入れ違いだったんですね」 ミサト「多分ねー?」しれっ アスカ「はぁー!何か損した気分!」 ミサト「なんでぇ?」 シンジ「アスカったら空き巣かも…とか、ガラにも無い事言っちゃって」 アスカ「悪かったわね…しっつれいしちゃうわ!!」 ミサト「シンちゃーん?アスカだって女の子なんだから、怯えていたならあなたが守ってあげないとダメよん?」 アスカ「誰がこんな奴に!!」 シンジ「だからそう言うのがオワ」 アスカ「うるっさい!!バカシンジ!!その口縫い付けるわよ…!!」 ミサト(オワ…?) 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/28(木) 09:45:36.52 ID:LmKsAqT40 ミサト「かぁー!!くぅううう!!朝から仲のよろしい事で!!良い酒の肴だわぁー」ぐびぐび シンジ「朝っぱらから酒に浸るのもどうかと思いますけど…」 ミサト「なによぉー!少し休んだらトンボ帰りなんだから少しくらい良いじゃないのー」 アスカ「余計に良く無いわよ…飲酒で運転で引っ張られるわよ?」 ミサト「そんな事よりアンタ達」 シンジ「?」 ミサト「時間、大丈夫?」 ミサト(私の作戦時間もだけど…焦るわぁ…) アスカ「あぁっ!!もうこんな時間!!」 シンジ「アスカ!早くしてよ!!」 アスカ「もう!酔っぱらいの相手してたからじゃない!!私のせいにしないで!!」 シンジ「アスカが忘れてなければ…」 アスカ「アンタが意地悪するから…!!」 ぎゃーぎゃー シンジ/アスカ「いってきまーす!!」 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/28(木) 09:52:46.42 ID:LmKsAqT40 ミサト「はいはい、気をつけてねん…?」 ガチャ ミサト「行った、か…」 ミサト『現地より本部へ』 ネルフ本部 マヤ「状況を」 ミサト『高脅威目標を排除、作戦を続行します』 マヤ「了解、もう大丈夫だと思いますが…周囲の索敵は一応続けておきます」 ミサト『了解、リツコ…青葉君、外の配線よろしく』 リツコ『わかっているわ』 青葉『はい』 冬月「全く、冷や汗をかいたぞ…」 ゲンドウ「あぁ…」 冬月「葛城三佐の機転には目を見張るものがあるな」 ゲンドウ「だが、それだけに脅威だ…我々の真の目標を悟られる訳にはいかない…」 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/28(木) 10:00:17.15 ID:LmKsAqT40 冬月「餌付けしておくか」 ゲンドウ「ああ…葛城三佐」 ミサト『はい』 ゲンドウ「連日の勤務、ご苦労」 ミサト『いえ、仕事ですから』 ゲンドウ「今日も泊まり込みで仕事だ、何か必要な物はあるか?」 ミサト『そうですね…』 ゲンドウ「何でも構わん、すぐに手配しよう」 ミサト『酒』 冬月「いいのか、碇?」 ゲンドウ「葛城三佐」 ミサト『はい』 ミサト(やばい…酒の勢いでつい…怒られる…) ゲンドウ「素晴らしい案だ…冬月、すぐ手配させろ…つまみも忘れるな、泊まり込みの職員全員に行き渡る様にさせろ」 冬月「碇、俺はお前を殴ってしまいそうだよ…」 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/28(木) 10:08:23.66 ID:LmKsAqT40 車中 青葉「葛城さん…お願いだから吐かないで下さいよ…」 リツコ「車が大惨事よ」 ミサト「うっ…飲んだ後に急ピッチで設置したから…おえっ」 青葉「やめてください!!吐くなら止めますから!!」 リツコ「仕事中に司令に酒を要求するほどですもの…どれだけ飲んでるの?」 ミサト「設置の間にちょろっとずつよぉーん!」 青葉「真っ赤で帰ったら流石に怒られますよ…」 ミサト「大丈夫よん!すぐビール開けるから!!」 リツコ「酒乱」 青葉「クソ上司」 ミサト「あひゃあひゃ!都合の悪い事は聞こえなぁーい!!」ケラケラ 青葉「さ、着きましたよ?」 ミサト「リツコぉーあるけにょいのぉー」 リツコ「無様ね」 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/28(木) 10:17:04.50 ID:LmKsAqT40 ネルフ本部 冬月「そろそろか」 ゲンドウ「ああ…」 マヤ「目標…葛城家まで、距離200」 ミサト「もぉーお!かたっくるしいわね!!マヤにゃーん?おぉ?おっ?」 マヤ「やめてください、葛城さん…」 ミサト「にゃによぉー!私の酒が飲めないってーのぉ!?ういっく!!」 冬月「碇、アレはどうにかならんのか」 ゲンドウ「あの痴態こそ機転の正体だ、問題ない」 冬月「懐が深いのと職員に甘いのは違うぞ、碇」 マヤ「き…距離、100」 ミサト「マヤちゃーん!お肌すべすべでかっわいいわねーん?お姉さんにわけてん?」 マヤ「うぅ…先輩…助けて下さい…」 リツコ「あら?自分の身に降り掛かる火の粉は自分で振り払うしかないのよ?マヤ…」 青葉「鬼だ」 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/28(木) 10:26:54.58 ID:LmKsAqT40 日向「葛城さん、僕で良ければ絡んで下さい」 ミサト「うわぁああん!!日向君は優しいのねっ!!おーいおいおい…」 マヤ(解放された…日向さん、ありがとうございます) マヤ「目標、ドア…開きます!!」 日向「定点カメラ、各部正常」 ミサト「せーじょう!!」ケラケラ 青葉「ハーモニクス及びシンクロ測定装置、MAGIとリンクを開始!」 マヤ「暗視モニター切り替え動作、反映ラグ、共にありません」 リツコ「いけるわね…ミサト?指揮くらいビシッと決めて頂戴」 ミサト「わかってるわよぉーん…そんな怖い顔しないでー?」 冬月「作戦責任者がこのザマで大丈夫か…?」 ゲンドウ「問題ない、全て予定通りだ…」 ミサト「第13次監視計画、始動!!」 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/28(木) 10:33:44.10 ID:LmKsAqT40 葛城家 アスカ「はぁー!疲れた!!お茶!!」 シンジ「自分で入れればいいのに…」 アスカ「お茶!!」 シンジ「はいはい…どうぞ」 アスカ「礼は言わないわよ!」ぷいっ シンジ「だから、古いんだってば」 アスカ「」ピクっ アスカ「アンタ、学校では大人しくしてると思ってたら帰るなりそれ…?」 シンジ「学校で喚き散らされても困るし」 アスカ「アンタねぇ!人の性格にとやかく文句つけてんじゃないわよ!!」 シンジ「だってそうやってアスカは怒ってばかりじゃないか…」 アスカ「アンタが怒らせるんでしょうが!!」 シンジ「違うよ!アスカがそうやって」 アスカ「うーるっさーーい!!アンタ、私の言う事聞けないの?バカシンジの癖にっ!!」 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/28(木) 10:42:48.73 ID:LmKsAqT40 アスカ「アンタは黙って私の言う事聞いてればいいのよ!!」 シンジ「あ、うん…ごめんアスカ」 アスカ「何よ!急に謝ったって許してあげないんだから!!」 シンジ「別に許してくれなんて…」 アスカ「チッ!誠意の籠ってない謝罪なんて余計ムカつくだけよ!!」 シンジ「アスカが態度を改めれば済む話だと思うけどなっ」 アスカ「こぉおおおんのぉおおお!!」 シンジ「なんだよ!いつも我が侭放題の癖に!!」 アスカ「うるっさい!私はエリートだから許されるの!!自分の力で得て来た地位なのよ!!アンタみたいなナナヒカリとは違うの!!」 シンジ「なんだよナナヒカリって…そのあだ名のセンスもオワコンだよ…」 アスカ「またオワコンって言ったぁ!!ムカつくのよ!その言い方っ!!謝れ!!バカシンジ!!」 シンジ「ごめんなさい」 アスカ「フン!腑抜けね!!少し凄まれたくらいですぐ引っ込む…」 シンジ「なんだよ…自分は空き巣にビビって僕の後ろに隠れてたくせに…」 アスカ「なんですってぇええええ!!!」 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/28(木) 10:51:49.62 ID:LmKsAqT40 シンジ「本当の事じゃないか…」 アスカ「何アンタ、そう言う魂胆?ハッ!無理しちゃって!!」 シンジ「な…何がだよっ…」 アスカ「バーカ、見え見えよ?」 シンジ「だから何が…」 アスカ「私より優位に立ちたいんでしょ?アンタ…」 シンジ「別にそんなんじゃ…」 アスカ「ま、土台無理な話ね?残念ながらアンタと私じゃスペックが違うわ…」 アスカ「そりゃあ?私みたいな超絶美少女と一緒に暮らしてて、独占欲に駆られる気持ちもわからないでも無いわ?」 アスカ「むしろ自然ね…私、可愛いから!」 シンジ「うわぁ…引くわ…」 アスカ「あんですってぇ!?」 シンジ「マジで自意識過剰過ぎて引くわ…もうそう言うの時代遅れだから…」 アスカ「フン!じゃあさ…」 アスカ「私にキスしても良いわよ?バカシンジ」 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/28(木) 11:00:41.36 ID:LmKsAqT40 ネルフ本部 マヤ「ケンカしてますね…」 ミサト「あー!いつもの事よ!!仲良しこよしの痴話喧嘩!!酒もってこーい!!」ぐびぐび リツコ「シンジ君、今日は挑戦的ね?」 青葉「珍しいですね」 リツコ「人の言う事に素直に従う、それが彼の処世術だったはず…」 ミサト「反抗期だものぉー?それくらい当たり前よー…ぷはぁ!!」ごきゅごきゅ 日向「全く説得力が無いですね…」 『シンジ「なんだよナナヒカリって…そのあだ名のセンスもオワコンだよ…」』 青葉「ぶほっ!!」 日向「青葉、麦茶吹くな」 マヤ「オワ…コ…ン…」 リツコ「あら?凄い動揺、マヤもオワコンかしら?」 マヤ「わ…私は!まだ終わってません…きっと…多分…」 リツコ「さぁ…どうかしら?」ニヤニヤ 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/28(木) 11:11:24.66 ID:LmKsAqT40 ミサト「マヤちゃんは大丈夫よぉー!」 リツコ「ミサトははじまってすらいないものね」 ミサト「なんですってぇ!!元祖沢庵眉毛の癖にっ!!」 リツコ「あら、沢庵はかわいい、かわいいは正義よ?」 マヤ「そうです!つまり沢庵は正義です!!」 ミサト「ぐぬぅ…」ぐびぐび 冬月「意味が分からんな」 ゲンドウ「沢庵はしつこい、沢庵は用済みだ」 リツコ「」ガーン マヤ「先輩!しっかりして下さい!!先輩!!」 リツコ「だ…大丈夫…」 ミサト「豆腐メンタルじゃなくて良かったわねー?」 リツコ(人類補完計画…頓挫させてやる…逢わせるものですか、あの女になんて…) 『アスカ「私にキスしても良いわよ?バカシンジ」』 青葉「ちょっと待て、なんでそうなる…」 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/28(木) 11:20:46.83 ID:LmKsAqT40 葛城家 シンジ「」チュっ アスカ「んっ…」 アスカ「〜〜〜〜!!!!」カァァ アスカ「あ…あ、あ…」カァァ アスカ「アンタ、何さらっとキスしてんのよ…!!」キッ シンジ「えっ…?あっ…!!あぁ…あぁああああああ!!!!!」 アスカ「何してんのよ!!このバカっ!!信じらんない!!」バキッ シンジ「な…なんで僕…嘘だっ!!これは何かの間違い…」おろおろ アスカ「何が間違いよ!!人の唇奪っておいて間違いで済ませる気っ!?サイテー!!」 アスカ「大体ねぇ!?あんなの冗談で言ったに決まってるじゃない!!このエッチ!!」 シンジ「だから間違いだって!!気付いたら勝手に…」 アスカ「気付いたら勝手にキスしてたから許されるってぇええのぉおおお!?」 シンジ「うぅ…その…なんでこんな事に…」 シンジ「違うんだ!僕はアスカにキスしたいなんてこれっぽっちも!!1ミクロンたりとも思ってなくて…その…」