シンジ「最近アスカに会ってないなあ」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/08(金) 22:53:55.93 ID:N96CXZ8P0 ミサト宅 シンジ「ここ1週間会ってないよね、確か。 ・・・ちょっと、寂しいな・・・」 プシュ シンジ「(アスカ!?)」ガタッ タッタッタッ 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/08(金) 22:55:13.00 ID:N96CXZ8P0 ミサト「あら、シンちゃんただいまー」 シンジ「(なんだ、ミサトさんか・・・)おかえりなさい」 ミサト「どうしたの?落ち込んでるみたいね」 シンジ「そ、そんなことありませんよ」ニコッ ミサト「そうー?ならいいんだけど」 シンジ「もう晩ご飯出来てますよ」 ミサト「いつもありがとシンちゃん」 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/08(金) 23:00:51.08 ID:N96CXZ8P0 シンジ「ミサトさん」 ミサト「ひゃい〜?」 シンジ「(ダメだ、もう酔ってる)あの、アスカは元気ですか?」 ミサト「んとね〜、アシュカなら元気れすよ〜」 シンジ「そうですか、良かった・・・」 ミサト「・・・」 シンジ「ミサトさん?」 ミサト「・・・zzz」グオー シンジ「(寝ちゃったか、もっと色々聞きたかったんだけどな・・・)」 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/08(金) 23:04:43.46 ID:N96CXZ8P0 シンジの部屋 シンジ「(アスカは今何してるんだろ、ここ最近ずっとネルフに 泊まり込んでるらしいけど)」 シンジ「ちゃんとご飯食べてるのかな・・・、 (というか、アスカは僕のことなんか考えてないよね・・・) あはは・・・、はぁ・・・・・」スースー 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/08(金) 23:08:13.83 ID:N96CXZ8P0 翌朝 シンジ「ミサトさんー、起きてますかー?」ガラッ シーン シンジ「・・・早いなぁ、もういないや」 シンジ「シンクロテストも最近ないし、暇だなあ・・・、 そうだ、放課後アスカの様子でも見に行こうかな」 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/08(金) 23:15:14.29 ID:N96CXZ8P0 学校 放課後 トウジ「センセ、ゲーセン行こや!」 ケンスケ「今日から新しいゲームが入ったらしいんだ、 早速やりに行こうぜ!」 シンジ「ごめん、今日はネルフに行くんだ」 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/08(金) 23:19:28.65 ID:N96CXZ8P0 ケンスケ「そっか、シンクロテスト?」 シンジ「違うよ」 トウジ「まさかセンセ・・・、式波か?」ニヤリ シンジ「うん・・・、最近全然会ってないんだ、 だからちょっと顔見に行こうかなって」 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/08(金) 23:24:57.40 ID:N96CXZ8P0 ケンスケ「確かに最近見ないなー」 トウジ「平和でええこっちゃ!しかしセンセは優しいなぁ、 普段あんなにボロクソ言われてんのに」 シンジ「そうだけど・・・、でもそれが無くなってみると 寂しくなるもんだよ」 トウジ「ヒューヒュー、ほな、また明日」 ケンスケ「またな、碇」 シンジ「うん、また」 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/08(金) 23:31:01.85 ID:N96CXZ8P0 ネルフ本部 シンジ「(久しぶりだな・・・)」テクテク タッタッタッ シンジ「あっ、ミサトさん!」 ミサト「あ、あらシンちゃん、今日は・・・シンクロテスト無いはずよ?」 シンジ「いえ、今日はアスカの様子をちょっと」 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/08(金) 23:34:06.32 ID:N96CXZ8P0 ミサト「なるほど、ア、アスカも幸せねー、こんないい子に心配してもらえるなんてっ」 シンジ「か、からかわないでくださいよ、どこにいますか?」 ミサト「んー、多分まだシンクロテストの最中じゃないかしら?」アセ シンジ「・・・?分かりました、ありがとうございます」ペコ ミサト「い、いーえ、じゃあね」タッタッタッ シンジ「はい、また(様子が変だったな、ミサトさん・・・、 まあいいや、テスト中でもいいから顔だけでも見に行こう)」 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/08(金) 23:40:52.42 ID:N96CXZ8P0 司令室 シンジ「(アスカ・・・いるかな?)」キョロキョロ リツコ「シ、シンジくん」アセ シンジ「あっ、リツコさん、こんばんは」 リツコ「こんばんは、どうしたの?今日は確か・・・」 シンジ「アスカの様子を見に来たんです、最近全然見かけないので・・・」 リツコ「あ、あら、アスカならさっきシンクロテストが終わったところよ。 もう家に帰ってるんじゃないかしら?」 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/08(金) 23:48:37.83 ID:N96CXZ8P0 シンジ「そうですか、久しぶりだなあ・・・」 リツコ「新型装備の調整が思わしくなくてね・・・、泊まりこみで テストしてもらっていたのよ」アセ シンジ「大変だったんですね、そうだ、早く帰ってご飯作ってあげなきゃ。 失礼します!」ダッ リツコ「ええ・・・(ごめんね、シンジくん)」 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/08(金) 23:59:34.69 ID:N96CXZ8P0 シンジ「(アスカが・・・アスカが帰ってくる! おかしいな、普段あんなに罵られてるのに・・・、 1週間ぶりだからかな・・・? 今は会いたくて仕方ないや・・・」タッタッタッ 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 00:05:06.27 ID:vv0LC4mZ0 ミサト宅 プシュ シンジ「ただいま!!」 シーン シンジ「(アスカ、まだ帰ってないのかな・・・?) ただいまー!!」ガラッ シンジ「部屋にもいない・・・」 シンジ「そうか、走って帰ってきたから アスカより早く着いたのかもしれないな。 よし、今日はアスカの好きなハンバーグを作ろう」 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 00:10:01.00 ID:vv0LC4mZ0 ジュー シンジ「今までで一番上手く出来たかも・・・、 これならアスカも喜んでくれる・・・かな?」 シンジ「帰ってくるまで待っておこう、 すぐ帰ってくるといいけど・・・」 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 00:14:42.78 ID:vv0LC4mZ0 シンジ「遅いなあ・・・」チラッ シンジ「もう12時じゃないか・・・、 いくらなんでも遅すぎるよ・・・。 ひょっとして・・・、帰り道で何かあったのかな!?」ガタッ シンジ「こうしちゃいられない・・・、早く探しに行かないと・・・」アセアセ ガチャ 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 00:17:52.67 ID:vv0LC4mZ0 シンジ「アスカ!?」ダッ ミサト「わっ、た、ただいまー」アセ シンジ「なんだ、ミサトさんか・・・」 ミサト「な、なによシンちゃん、わたしで悪かったわね〜」 シンジ「す、すいません。そういうつもりじゃ・・・、 あのっ、アスカ見ませんでした?」 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 00:25:57.99 ID:vv0LC4mZ0 ミサト「ア、アスカ?アスカなら確かー・・・まだ本部にいるわよ?」アセ シンジ「え?リツコさんがアスカはシンクロテストが終わって帰った、 って言ってましたけど・・・」 ミサト「(マズい・・・!!)そ、そうだ、あの後2号機で不具合が 出たらしくてね、もう一回呼び出されたのよ!」アセアセ 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 00:43:30.67 ID:vv0LC4mZ0 シンジ「(やっぱり何か変だ)そうだったんですか、大変なんですね」 ミサト「(ふう・・・危ない危ない)え、ええ・・・」 シンジ「ご飯、出来てますよ。冷めちゃったので温めますね」スタスタ ミサト「いつもありがとね、シンちゃん。 (ごめんね・・・、シンちゃん)」 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 00:49:13.03 ID:vv0LC4mZ0 ミサト「シンたんの料理はいつもおいひいれ〜す」ヒック シンジ「・・・」 ミサト「どうひたの〜、シンた〜ん??」ヒック シンジ「何もありません、今日はここで寝ないでくださいよ」 ミサト「ひゃ〜い、ベッド行ってきや〜す」フラフラ シンジ「・・・(何を隠してるんだ・・・ミサトさんもリツコさんも)」 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 00:58:37.04 ID:vv0LC4mZ0 シンジの部屋 シンジ「(ミサトさん・・・もう寝たかな? 見に行ってみよう・・・)」 ソーッ シンジ「(・・・)」ピタッ グゴーグオオオオー シンジ「(凄いいびきだな・・・よし、 ネルフに行こう。行って、2人が何を隠してるのか確かめに行こう)」 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 01:06:00.69 ID:vv0LC4mZ0 ソーッ シンジ「(黒服の人は・・・)」 コクッコクッ シンジ「(寝てるじゃないか・・・、 バレたら間違いなくクビだよ・・・)」 シンジ「(そんなことどうでもいいよ、僕にとっては 好都合じゃないか、早く行こう)」 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 01:10:52.56 ID:vv0LC4mZ0 ネルフ本部司令室 シンジ「(ちょっと忘れ物したって言ったら 警備の人、みんな信じてくれたよ・・・、 中学生がこんな時間に外出してることを もうちょっと怪しめよ・・・)」 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 01:14:24.87 ID:vv0LC4mZ0 ソーッ シンジ「(あっ、リツコさんとマヤさんだ)」 リツコ「マズいわね・・・」 マヤ「どうするんですか?先輩・・・」 リツコ「このままではダメね、シンジくんにもいずれバレるわ」 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 01:20:55.16 ID:vv0LC4mZ0 マヤ「どう説明するかが問題ですね」 リツコ「ええ、ミサトでは頼りないし、碇司令は冷たくなりすぎると思うし、 副司令も・・・、私が言うしかなさそうね」ハァ マヤ「そうですね・・・、わたしも先輩が適任だと思います」 リツコ「今日、言うわ。」 マヤ「シンジくんに朝、連絡しておきます」 シンジ「その必要はありませんよ!!」バッ リツコ・マヤ「!!」 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 01:24:38.95 ID:vv0LC4mZ0 マヤ「シ、シンジくん!?」 リツコ「・・・今の話、聞いてたの?」 シンジ「はい、夕方ネルフに来た時、ミサトさんもリツコさんも 様子がおかしいなと思ってたんですよ、何を隠してるんですか?」 マヤ「せ、先輩・・・」オロオロ リツコ「・・・仕方ないわね、来なさい」スタスタ シンジ「・・・」スタスタ 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 01:32:59.14 ID:vv0LC4mZ0 ネルフ本部 病室 プシュ シンジ「これは・・・どういうことなんですか」 リツコ「・・・」 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 01:38:38.69 ID:vv0LC4mZ0 シンジ「どういうことなんですか!!」 リツコ「落ち着いて、シンジくん」 シンジ「落ち着いてもこうもないよ!! アスカァァアアアア!!!」ガシッ アスカ「・・・」 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 01:46:16.48 ID:vv0LC4mZ0 シンジ「アスカ・・・こんなに・・・やつれて・・・、 しかも傷だらけじゃないか・・・」 シンジ「リツコさん・・・アスカに何があったんですか」 リツコ「・・・」 シンジ「何があったんですか」キッ リツコ「・・・あれは1週間前のことよ」 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 01:58:58.03 ID:vv0LC4mZ0 1週間前 マヤ「起動指数ギリギリです」 リツコ「最近ひどいわね、日に日に落ちてるわ」 ミサト「アスカのプライド、ズタズタね・・・、 大丈夫かしら・・・?」 アスカ「・・・」 ミサト『アスカ、上がっていいわよ』 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 02:05:45.42 ID:vv0LC4mZ0 ミサト「アスカ、最近何かあった?」 アスカ「・・・別にぃ」 ミサト「アスカ、わたしはあなたを心配して言ってるの。 それにわたしはあなたの保護者よ、何かあるなら教えてちょうだい」 アスカ「何もないって言ってるじゃない!!うっさいわね!!!!」 ミサト「っ・・・!!あんたねえ、こっちが下に出てるからっていつもいつも・・・」 アスカ「ミサトに話すことなんか何もないわ、じゃ」 ミサト「待ちなさい!!!・・・もうっ・・・!!」 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 02:12:20.65 ID:vv0LC4mZ0 リツコ「アスカ!」 アスカ「なによ」キッ リツコ「あなたがなぜ最近上手くシンクロできないのかは知らないけど、 今の態度はいただけないわね」 アスカ「リツコには関係ないわ」 リツコ「いいえ、関係あるわ。保護者であるミサトにも話せないということは、 何か余程の理由があるはず」 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 02:24:05.19 ID:vv0LC4mZ0 アスカ「だからっ・・・、何もないってば」ムカッ リツコ「何もないはずはないわ」 アスカ「・・・」プルプル リツコ「何も理由が無いなら、今後あなたにはエヴァとのシンクロは無理かもね」 アスカ「・・・!!なんですってええええ!!!!」バシッ 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 02:31:25.48 ID:vv0LC4mZ0 リツコ「っ・・・」 マヤ「先輩!!・・・アスカ!いい加減にして!!!」パチンッ アスカ「痛っ!!やったわねえええ!!!」バキッ マヤ「きゃあ!!」 リツコ「マヤ!・・・アスカ!!あなたにはエヴァを降りてもらいます!!」 アスカ「なっ・・・」 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 02:37:13.01 ID:vv0LC4mZ0 リツコ「さっきのミサトと私への態度、私とマヤへの暴力、どちらも 今後の作戦行動に支障をきたしかねない行為だわ!!」 アスカ「ぐっ・・・、うるさいっ!!」バキッ リツコ「ああっ!!」ドタッ アスカ「このぉ!!!」バッ マヤ「危ない先輩!!」ドッ アスカ「きゃ・・・」 ドタドタドタ 65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 02:43:57.67 ID:vv0LC4mZ0 マヤ「ああ、アスカ・・・そんな・・・」 ミサト「アスカ!?」 タッタッタッ リツコ「・・・息はまだあるわ!早く病院へ!!」 マヤ「あの・・・わたし・・・そんなつもりじゃ・・・」ブワッ リツコ「あなたは悪くないわ、アスカを挑発した私の責任よ」 ミサト「リツコ!担架、持ってきたわ!!」 リツコ「早く乗せましょう!!」 マヤ「アスカ・・・いやあ・・・!!!」 69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 02:51:12.52 ID:vv0LC4mZ0 ピッピッピッ リツコ「ということで今に至るわ」 シンジ「マヤさん・・・マヤさんはどこですか」 リツコ「シンジくん!!確かにマヤの行動が招いた結果かもしれない! でもね、アスカの行動にも問題はあったわ!! だからお願い・・・、マヤを責めないであげて・・・」 シンジ「くそっ・・・どうしたらいいんだよ僕は・・・どうしたら・・・」 リツコ「責めるなら私を責めてちょうだい」 シンジ「どうしたらいいのか・・・わからないよ!!」 リツコ「シンジくん・・・、私はもう戻るわ。 何かあったら、連絡して」プシュ シンジ「・・・」 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 02:56:28.65 ID:vv0LC4mZ0 ピッピッピッ シンジ「・・・」 アスカ「・・・」 シンジ「・・・」 アスカ「・・・シ、シン・・・ジ・・・?」 シンジ「!!ア、アスカ!!」 74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 03:00:13.28 ID:vv0LC4mZ0 シンジ「!!ア、アスカ!!」 アスカ「なによ・・・でかい声出さなくても・・・、 聞こえてるわよ・・・っ・・・」 シンジ「ご、ごめん・・・」 アスカ「・・・またそうやって謝る・・・」 シンジ「・・・ご、・・・心配したんだよ、アスカ。 1週間も見かけなかったから・・・」グスッ アスカ「何泣いてんのよ・・・、ったく・・・」 シンジ「・・・さっきリツコさんから話を聞いたよ、 マヤさんに・・・階段から突き落とされたんだってね・・・」 アスカ「はあ?階段?・・・なにそれ」 シンジ「え・・・?」 77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 03:10:16.89 ID:vv0LC4mZ0 シンジ「アスカがリツコさんに殴りかかろうとして・・・、 マヤさんがとっさにアスカを押したって・・・」 アスカ「リツコに殴りかかろうとしたのは・・・そうだけど、 ・・・マヤに押されたりはしてないわ」 シンジ「どういうこと・・・?リツコさんが僕に嘘を?」 アスカ「あたしは・・・」 79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 03:12:12.52 ID:vv0LC4mZ0 リツコ「さっきのミサトと私への態度、私とマヤへの暴力、どちらも 今後の作戦行動に支障をきたしかねない行為だわ!!」 アスカ「ぐっ・・・、うるさいっ!!」バキッ リツコ「ああっ!!」ドタッ アスカ「このぉ!!!」バッ バキッ アスカ「ぐはっ・・・」バタッ リツコ「ミサト・・・」 80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 03:15:31.05 ID:vv0LC4mZ0 ミサト「はぁはぁ・・・」 アスカ「ミ、ミサト・・・よくも・・・やったわね・・・」 ミサト「黙りなさい!!」ガッ アスカ「ぐはっ・・・」 マヤ「先輩によくも・・・!!!」ドカッ アスカ「うっ!!!」 リツコ「生意気ね・・・!!」 アスカ「ううっ!!・・・ゲホッ」ビチャ ミサト「汚いわね!!」バキッ リツコ「日頃から!!」ドゴッ マヤ「お前!!」ズドッ ミサト「生意気なのよ!!!」 バキッドゴッ 85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 03:19:49.96 ID:vv0LC4mZ0 1時間後 ミサト・リツコ・マヤ「はあ・・・はあ・・・」 アスカ「うっ・・・う゛うっ・・・」 ミサト「あー、スッキリした」 リツコ「いい気味ね、普段から気に障ることが多くても我慢してきたけれど、 もう限界だわ」 マヤ「まったくです」 86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 03:21:51.49 ID:vv0LC4mZ0 ミサト「さっ、仕事仕事〜」 リツコ「ミサト、片付け、どうするの?」 ミサト「あ、それは赤城博士にお任せするわ〜」 リツコ「どうせそう言うだろうと思ったわ、 マヤ、碇司令には2号機パイロットは階段から転落、 私が発見し病院へ搬送、と報告しておいて」 マヤ「分かりました、・・・あのっ」 リツコ「何?」 87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 03:23:27.68 ID:vv0LC4mZ0 マヤ「シンジくんには・・・どう説明しますか?」 ミサト「あの子、トロいからね〜。 暫くは適当に調整が長引いてるのー、とか言えばごまかせるんじゃない?」 リツコ「ごまかしきれなくなったら?」 ミサト「その時も赤城博士に」 リツコ「お任せね。まぁ、子どもだし大それた理由は要らないわね」 アスカ「・・・(シ・・ンジ・・・)」ガクッ 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 03:37:02.43 ID:vv0LC4mZ0 アスカ「というわけよ・・・これが・・・真実」 シンジ「なんだよ・・・それ、なんだよそれ」プルプル アスカ「・・・ぐふっ!!」ビチャ シンジ「アスカ!!・・・ち、血が・・・」 アスカ「う゛っ・・・」 シンジ「アスカ!?大丈夫!?ねぇ・・・だいじょ・・うぶ?」グスッ 94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 03:48:18.62 ID:vv0LC4mZ0 アスカ「・・・あの日の・・・前日、あんたと・・・喧嘩したでしょ?」 シンジ「うん・・・、確かアスカが無敵のシンジ様とか言ってきて、 それにちょっと言い返したら・・・」 アスカ「あの時は・・・ごめんなさい、・・・上手くシンクロができなくて イライラしてたのよ・・・」 シンジ「・・・僕が言い返さなければ良かったんだ、アスカは悪くないよ・・・」グスッ アスカ「あんたは・・・ホントに・・・お人好しで・・・バカで・・・スケベで・・・ グズだけど・・・ゴホッ!!」ビチャビチャ シンジ「!!」 96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 03:54:41.67 ID:vv0LC4mZ0 シンジ「ア、アスカ・・・もう喋らなくていいよ・・・」 アスカ「・・・そんなとこも含めて・・・す、す・・・う゛うっ・・・!!」 シンジ「し、しっかりしてよアスカぁ・・・しっかりしてよぉ・・・!!」 アスカ「・・・シン・・・ジ・・・」 シンジ「アスカ・・・ぼ、僕もアスカのことが・・・好きだ・・・!!」 97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 03:57:19.32 ID:vv0LC4mZ0 アスカ「・・・ホント?」 シンジ「うん・・・ホントに・・・決まってるじゃないか・・・!!」 アスカ「・・・う、嬉しくなんか・・・ない・・・んだか・・・ら」ニヘラ シンジ「・・・」ブワッ アスカ「シンジ・・・、また・・・会おう・・・ね・・・」ガクッ シンジ「ま、またってなんだよ・・・アスカぁ!!」 ピー 99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 03:59:37.18 ID:vv0LC4mZ0 シンジ「ア、アスカ?・・・嘘だ、嘘だ嘘だ嘘だ!!! アスカ?ねえ、アスカ・・・返事をしてくれよ・・・アスカ!!!」 アスカ「・・・」 シンジ「嘘だ・・・、こんなのって・・・ないよ・・・」 シンジ「うわあああああああああああ!!!!」 102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 04:13:31.67 ID:vv0LC4mZ0 翌日 フィーフィーフィー 『総員第一種戦闘配置』 『対空迎撃戦用意』 ミサト「シンジくん!いける!?」 シンジ「いつでも」 103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 04:18:08.15 ID:vv0LC4mZ0 ミサト「エヴァンゲリオン初号機!発進準備!!」 シンジ「(アスカ・・・)」 マヤ「エヴァ初号機射出口へ!!」 シンジ「(僕はやるよ・・・)」 リツコ「(昨日のことは引きずっていないようね)」 シンジ「(誰を巻き込もうがそんなの関係ない・・・)」 ドゴォ 104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 04:19:02.72 ID:vv0LC4mZ0 ミサト「何!?」 マヤ「エヴァ初号機!ゲートを破壊!!こちらに向かってきます!!」 シンジ「(人類補完計画・・・、そうすればまた・・・)」 リツコ「シンジくん、やめなさい!!」 ゲンドウ「シンジ、何をしている?」 シンジ「父さん・・・、人類補完計画・・・僕、やるよ」 106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/09(土) 04:20:56.62 ID:vv0LC4mZ0 ゲンドウ「・・・」 シンジ「父さんと同じで・・・大切な人に・・・また会うために!!!」 ゲンドウ「!!・・・そうか、やれ」 シンジ「ありがとう・・・父さん」 ミサト「なっ・・・!!」 リツコ「碇司令!!」 マヤ「シンジくん、やめて!!」 シンジ「うるさい!!」 ミサト・リツコ・マヤ「ひっ・・・」 シンジ「約束したんだ、アスカと」 シンジ「また、会おうって!」 完