アスカ「行くわよ!エーヴィアー!!」シンジ「つ・・つーとぅわん」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/30(水) 01:20:06.04 ID:Mpc3lGGs0 ネルフ本部 リツコ「EVA2+1計画?」 ゲンドウ「そうだ」 冬月「死海文書の外典か?」 ゲンドウ「あぁ・・・」 ミサト「作戦の概要は」 ゲンドウ「心配には及ばん、葛城三佐・・・私が直々に指揮する」 リツコ「司令が自ら!?」 冬月「碇、お前が自ら動くとは・・・」 ゲンドウ「問題ない、執務の一環だ」 マヤ「凄い気合いの入り様ですね」 青葉「あぁ、これは気を引き締めてかからないとな」 日向「確かなスジの情報では、オペレーターも今回は責任重大らしいぞ?」 ゲンドウ「本日一六三◯、作戦の概要を説明する・・・初号機パイロットと弐号機パイロットを招集しろ」 ミサト「ハッ!承知しました」 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/30(水) 01:26:40.86 ID:Mpc3lGGs0 同16:30 ネルフ会議室 シンジ「初号機パイロット碇シンジ、到着しました」 アスカ「弐号機パイロット式波アスカ、同じく」 ミサト「学校お疲れ様、揃ったわね」 冬月「始めるぞ?碇?」 ゲンドウ「あぁ・・・」 シンジ「父さん!?」 アスカ(ちょっと!司令が直々に計画概要説明とか・・・私たちなんかしたぁ?) シンジ(知らないよ・・・最近はシンクロ率も好調だったし) アスカ(そうよね・・・) ゲンドウ「まずはパイロット両名」 シンジ「はい!」 アスカ「はい!」 ゲンドウ「最近のデータを見させて貰った」 アスカ(まさか、これでも満足行ってないワケ!?) 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/30(水) 01:33:16.91 ID:Mpc3lGGs0 ゲンドウ「良くやっているな」 シンジ「えっ・・・」 アスカ(ホッ・・・) ゲンドウ「今回の計画はこの両名を中心としている」 リツコ「シンクロ率の平均値から成績上位のシンジ君とアスカが選ばれたのよ」 ゲンドウ「そうだ、自信を持て・・・シンジ」 シンジ「と・・・父さん」 冬月「お前が息子を誉めるとはな」 ゲンドウ「前置きはこれくらいにして、説明に入る」 ゲンドウ「パイロット両名、お前達にボランティア活動をしてもらう」 ミサト「ハッ!」 ミサト「・・・はぁ?」 シンジ「ぼ・・・ボランティア・・・?」 アスカ「ボランティアって!使徒殲滅の作戦会議じゃなかったの!?」 ゲンドウ「誰がそんな事を言った」 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/30(水) 01:42:52.01 ID:Mpc3lGGs0 アスカ「だって・・・私たちパイロットが呼ばれるって言ったら・・・」 シンジ「シンクロ率関係ないよね・・・」 ゲンドウ「どうした両名、そんなに使徒と戦いたければ戦わせてやる」 ゲンドウ「冬月、月に向かう準備だ・・・動き出す前に叩く」 シンジ「待ってよ父さん!!」 アスカ「幾ら天才の私でも訓練も無しにいきなり宙間戦闘なんて対応出来るワケないじゃない!!犬死によ!!」 ゲンドウ「今の所使徒の活動は予定に無い、戦いたければ出向くのみだ」 ゲンドウ「どうした、自分から言い出したのだろう?やるなら早く準備しろ」 アスカ「ぐぬぅうう・・・」 シンジ「嫌だよ!アスカの言う通り、犬死にだよ!!」 ゲンドウ「そうだな」 ゲンドウ「だから今ボランティアをしておくのだ」 ミサト「待って下さい!そんな悠長な・・・」 リツコ「お言葉ですが司令、そんなヒマがあればそれこそ宙間戦闘の訓練を積ませた方が良いのでは?」 ゲンドウ「使徒は放っておいてもいずれ来る、重力のある環境に適応出来ぬ使徒を迎撃する方がリスクは低い」 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/30(水) 01:48:46.04 ID:Mpc3lGGs0 ミサト「それにしても何故ボランティアなんて・・・」 ゲンドウ「葛城三佐」 ミサト「はい・・・」 ゲンドウ「EVAを用いた作戦で君は今まで何枚の始末書を書いた?」 ミサト「それは・・・」 ゲンドウ「そう言う事だ」 リツコ「今まで与えたNERVの悪いイメージを払拭する気なのですね?」 ゲンドウ「そうだ」 冬月「確かに、動けば街が壊れる巨大兵器を3体所有する特務機関・・・聞こえとしては最悪だな」 ゲンドウ「街の住人を守るのが我々の役目だ」 ゲンドウ「いざと言う時に信用が無ければ誘導も出来ん」 シンジ「それは・・・まぁ」 アスカ「一理あるけど・・・」 ゲンドウ「元より反論を認めるつもりはない・・・まずは・・・」 シンジ「まずは?」 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/30(水) 01:54:36.59 ID:Mpc3lGGs0 ゲンドウ「商店街の催し会場でEVAショーを実施する」 シンジ「」 アスカ「」 ゲンドウ「オペレーター各位はPAだ」 青葉「」 日向「」 マヤ「」 冬月「正気か?碇・・・」 ゲンドウ「無論だ、SEや音楽は私が制作した・・・問題ない」 リツコ「いつの間に・・・」 ミサト「司令にそんな特技が・・・」 ゲンドウ「シンジが持っているチェロは私の物だ・・・最も、シンジはすぐに止めてしまったがな」 シンジ「そんなの知らないよ!初耳だよ!!」 ゲンドウ「無論だ、初めて聞かせた」 冬月「親子喧嘩なら他所でしろ・・・」 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/30(水) 02:02:59.80 ID:Mpc3lGGs0 ゲンドウ「青葉君・・・」 青葉「ハッ!」 ゲンドウ「君のベース・・・なかなかの物だった」 青葉「ありがとうございます!司令!!」 青葉(機密扱いで送信されてたMIDIファイル・・・司令が送ったモノだったのか) 青葉(手を抜かないで良かった・・・納期1週間は鬼畜かと思ったが・・・) ゲンドウ「台本も既にある・・・パイロット両名はこれより館内の特設室で共同生活」 アスカ「ゲッ!」 シンジ「そんなぁ・・・ミサトさんは・・・?」 ゲンドウ「葛城三佐には今後のボランティア計画を円滑に行う為に営業に回って貰う」 ミサト「え・・・営業?」 ゲンドウ「無論だ、商店街だけでは効果が薄い」 ゲンドウ「日本中の電力を掻き集め、日本そのものに多大な迷惑をかけた事」 ゲンドウ「忘れた訳でもあるまい」じろっ ミサト「すみましぇん・・・」 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/30(水) 02:08:58.64 ID:Mpc3lGGs0 ゲンドウ「赤木博士」 リツコ「はい」 ゲンドウ「小道具一式、任せられるな?」 リツコ「お安い御用ですわ、司令」 ゲンドウ「当てにしている」 冬月「碇、私は何をすれば良い?」 ゲンドウ「決まっている・・・」 ゲンドウ「MCはお前だ、冬月」 冬月「それならば私も共同で練習に参加しなければならないのでは・・・」 ゲンドウ「冬月」 ゲンドウ「私がMCの原稿を書けるとでも思っているのか?」 冬月「・・・無理だな」 ゲンドウ「そうだ、冬月・・・お前が書け」 ゲンドウ「台本は広報の職員に刷らせてやる」 冬月「碇、通常の執務より手際が良いのは何故だ・・・」 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/30(水) 02:14:54.35 ID:Mpc3lGGs0 ゲンドウ「パイロット両名・・・」 シンジ「はいっ!」びくっ アスカ「はーい・・・」しれーっ ゲンドウ「これより葛城三佐宅から荷物を引き上げろ、準備にかかる」 アスカ「へいへい・・・もうこのバカと暮らすのは慣れっこだわ・・・」 アスカ(今更二人きりになったって手を出されるワケでも無し) シンジ「はぁ・・・アスカと二人か気が重いよ・・・」 アスカ「アンタバカぁ?それはこっちの台詞よ!!」 シンジ「なんだよ!いっつも家の事殆ど僕任せで何もしない癖に!!」 アスカ「あんですってー!?もういっぺん言って見なさいよ!!このバカシンジっ!!」 シンジ「何度でも言ってやるよ!!」 アスカ「ああん!?」 ゲンドウ「シンジ・・・」 シンジ「なんだよ!父さんは黙っ・・・」 ゲンドウ「お前達はいつもこうなのか?」 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/30(水) 02:23:35.42 ID:Mpc3lGGs0 シンジ「へ・・・?」 ゲンドウ「式波大尉」 アスカ「え・・・あ、あの・・・」 アスカ(やばっ!司令の前で実の息子に・・・こいつがナナヒカリだって事忘れてた・・・) ゲンドウ「どうした、黙っていてはわからん・・・答えろ」 シンジ「そ・・・それは・・・」 アスカ「司令!私たち、年頃の男女なんですよっ!!」 アスカ「シンジ君だって男の子なんです!!今まではミサトが居たから良いとして・・・」うるっ シンジ(シンジ君て・・・一度も呼ばれた事ないよ・・・) アスカ「二人きりじゃ、私・・・私っ・・・怖くて・・・」およよ・・・ ゲンドウ「心配には及ばん、式波大尉・・・」 アスカ(フン!私の美貌には司令でさえイチコロね!!)ニヤリ ゲンドウ「私の息子だ、シンジにそんな甲斐性は無い」 アスカ(どう反応していいか困るわよ!!親子揃ってバカなの!!?) シンジ「酷いや、父さん・・・」 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/30(水) 02:35:09.03 ID:Mpc3lGGs0 ゲンドウ「しかしお前達、もう少し協調が必要だな・・・赤木博士」 リツコ「はい」 ゲンドウ「二人の協調性を上げる策を何か考えておけ」 リツコ「わかりましたわ」 アスカ「司令!お言葉ですけど、シンジと協調なんて無理だと思います!!」 ゲンドウ「なぜそう思う」 アスカ「シンジが高過ぎる私のスペックについて来れないと思いまーす!!」 シンジ「自信過剰かよ・・・」 アスカ「あらぁ?図星過ぎて普段はお優しいナナヒカリもプッツン来たのぉ?」 アスカ「こんなんじゃ共同生活は無理ね!!」 シンジ「そうだよ!やっぱりミサトさんナシじゃ無理だよ!!台本ならしっかり読んで練習するから!!」 ゲンドウ「ダメだ、既に部屋も用意してある」 アスカ「チッ・・・」 シンジ「ボランティアになんでこんな大掛かりな・・・」 ゲンドウ「それでは会議を終了する、解散」 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/30(水) 02:42:31.88 ID:Mpc3lGGs0 ミサト「なんで私が営業回りなんて・・・」ブツブツ 青葉「司令、俺のベース誉めてくれた・・・」 マヤ「私、何のためにネルフに・・・」ずぅうううん 日向「商店街の催しねぇ・・・気楽でいいじゃないか?」 マヤ「私の青春はこんな雑務をする為に費やして来たんじゃありません!!」 青葉「ま、PAなら俺に任せてくれよ!少しは心得あるからさ」 マヤ「なんで二人はそんなイキイキしてるんですかぁ・・・先輩も居ないし・・・」 日向「赤木博士も大道具だから来るだろ?」 マヤ「えっ!?」 青葉「そりゃそうだろ・・・赤木博士が自分の作ったモノの様子を見に来ないとは思えない」 マヤ「そ・・・そうですよね!!」ぱぁあああああ 日向(何故だろう・・・) 青葉(この笑顔の矛先が・・・) 日向/青葉(俺に向かないのは・・・)ずぅうううん マヤ「どうしたんですか!?二人とも!!元気出してやりましょう!!」 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/30(水) 02:48:26.77 ID:Mpc3lGGs0 ゲンドウ「オペレーター諸君」 日向「!!」 青葉「!!」 マヤ「はひっ!!」 ゲンドウ「何をしている・・・君達はこっちだ」 青葉「は・・・?」 ゲンドウ「ついて来たまえ」 冬月「君達は私と一緒だ」 日向「どこへ?」 冬月「それは・・・」 ゲンドウ「ここだ・・・」 マヤ「これは・・・」 青葉「凄い・・・こんな部屋あったんですね・・・」 日向「ミキサールーム・・・」 冬月「学校の体育館を思い出すな」 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/30(水) 02:54:46.20 ID:Mpc3lGGs0 ゲンドウ「冬月に台本を渡したところ」 冬月「なにぶん長過ぎてな・・・私一人で対応出来ん」 ゲンドウ「諸君も分担してやれ」 青葉「MCも・・・ですか?」 日向「交替で?」 ゲンドウ「元より諸君はオペレーションに長けているだろう」 マヤ「まぁ・・・それが仕事ですから・・・」 冬月「台本を元に構成を練るのと同時に」 ゲンドウ「ネルフ職員の日常も織り込み、良い印象を与えるのだ」 日向「しかしネルフには秘匿義務が」 ゲンドウ「ある程度までは構わん」 青葉「完全に好感度アップ作戦ですね・・・」 マヤ「司令・・・」 ゲンドウ「冬月、後は頼む」 冬月「任せておけ」 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/30(水) 03:02:06.96 ID:Mpc3lGGs0 アスカ「だぁあああああ!!重いーっ!!」 シンジ「荷物多いもんね・・・アスカは」 アスカ「アンタ!!持ちなさいよ!!」 シンジ「嫌です」 アスカ「なぁんですって!!私の言う事が聞けないっての!!」 シンジ「僕だって荷物あるし」 アスカ「アンタのなんて後で良いのよ!!」 シンジ「僕の荷物入り切らないと生活出来ないだろっ!!」 アスカ「アンタなんてパンツ一枚あれば良いのよ!!」 シンジ「なっ・・・!自分がパンツでうろうろするからって一緒にしないでよね!!」 アスカ「このエロシンジ!!ジロジロ見てんの!!?最低ッッ!!」 シンジ「アスカが見せて来るんだろぉおおっ!!」 シンジ「そう言うの、日本では痴女って言うんだよ!」 アスカ「誰が痴女よ!!」 シンジ「キャミとパンツでウロウロする女以外に誰がいるのさっ・・・」 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/30(水) 03:21:06.98 ID:Mpc3lGGs0 アスカ「ぐぬぅうう・・・」 シンジ「認めたなっ!自分が痴女だって認めたんだ!!」 アスカ「ちっがーう!!」 シンジ「安心してよ、会議で言ってたような事!アスカには死んでもしないからさっ!!」 アスカ「アンタがヘタレだからでしょ!」 シンジ「アスカに興味が無いんだよっ!」 アスカ「んまっ!失礼しちゃう!!父親公認の甲斐性なしの分際で!!」 シンジ「父さんと一緒にしないでよっ!」 アスカ「ケッ!・・・女の荷物一つ持てない男が言ってもねぇ〜」 シンジ「!!」 シンジ「持てばいいんだろ・・・!!」 アスカ「あら!?持ってくれるの?ありがとうー!」 アスカ(ちょろいわ) シンジ「こんなもの!何個だって運んでやるよっ!!」 アスカ「ありがとう、シンジぃ〜・・・前言撤回!頼りになるぅーっ!!」 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/30(水) 08:48:28.79 ID:Mpc3lGGs0 シンジ「ぜぇ・・・ぜぇ・・・」 アスカ「ゴメンネゴメンネー!!」 シンジ「ふぅ・・・はぁ・・・」 アスカ「何度も行き来させて、ホンッット!ゴメンネゴメンネー!!」 シンジ「ぜぇ・・・はぁ・・・」 アスカ「まっさかアンタ一人で全ての荷物運んでくれるなんて!」 アスカ「まさに神様仏様シンジ様!!」 シンジ「う・・・」 アスカ「ちょっと!大丈・・・」 シンジ「運搬は男の仕事ッッ!!」 アスカ「・・・」 アスカ(ここまでバカだとは思わなかったわ・・・) アスカ(ま、いいか・・・私、女子だし・・・) アスカ「それにしてもこの部屋、二人で使うには広過ぎじゃない?」 シンジ「そうだね・・・ぜぇ・・・はぁ・・・まさか荷物余裕で入り切るなんて・・・夢にもっ・・・」 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/30(水) 08:55:01.32 ID:Mpc3lGGs0 アスカ「あっ・・・台本があるわよ?」 シンジ「待って・・・まだ体力が・・・」 アスカ「仕方ないわね・・・」 シンジ「休憩くらいさせてよっ!」 アスカ「アンタ、人の話聞いてんの?仕方ないわねって言ったじゃない」 シンジ「そっか・・・ごめん・・・」 アスカ「ッたく!そんな疲れたまって動けないくらい量・・・」 アスカ「・・・」 アスカ「あるわね・・・」 シンジ「やっとわかってくれた・・・」 アスカ「しょうがないわね・・・!」ちょいちょい シンジ「?」 アスカ「ほら、ここに頭乗せなさいよ」 シンジ「膝・・・枕・・・?」 アスカ「フン!」ぷいっ 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/30(水) 09:02:58.09 ID:Mpc3lGGs0 例の部屋 青葉「荷物、搬入終了したようです・・・」 日向「まさか・・・MCの練習用兼、情報収集用に隣の部屋で監視する事になるとは・・・」 マヤ「マジックミラーなんて!司令、悪趣味です!」わくわく 青葉「まんざらでもなさそうな顔をするなよ・・・マヤちゃん」 マヤ「だって!中学生の共同生活ですよ!!?」ふんっ 冬月「鼻息が荒いな」 青葉「やれやれだぜ・・・」 日向「青葉らしくないな・・・正反対のキャラだろ?」 青葉「何言ってんだお前?カバにでも乗っとけ」 日向「お前こそ何言ってんだ?」 マヤ「意味わからない事言ってないで、情報収集しましょう?」 冬月「私が書記をしよう・・・逐一様子を頼む、MCの練習を兼ねてな」 青葉「わかりました、副司令!」 日向「腕が鳴るな!!」 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/30(水) 09:33:00.96 ID:Mpc3lGGs0 冬月「集音マイクの感度はどうだ?」 青葉「ばっちりです!ミキサーも正常です!!」 日向「流石楽器弾き!卓の扱いは手慣れたモンだ・・・」 マヤ「少し尊敬します」 青葉「おいおい、そんな事より仕事だ仕事!」 冬月「うむ、状況を報告してくれ」 青葉「アスカの最近のマイブームはゴメンネゴメンネ・・・と」 マヤ「アスカ、このギャグ流行ったとき産まれてなかったわよね?」 日向「当たり前だろ?セカンドインパクト前のネタだぞ?」 マヤ「どこで覚えたのかしら・・・」 日向「葛城さんあたりが吹き込んだんだよ」 マヤ「あっ!ありそうー!!」 青葉「前時代的なネタでも使うんだな」  ミサト「へっくち!誰か噂してるわね・・・さーて!営業営業!!」 日向「シンジ君はバテバテですね・・・」 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/30(水) 09:39:55.84 ID:Mpc3lGGs0 青葉「そりゃああんな大量の荷物を運ばされたんだ・・・当然だろう」 『アスカ「まさに神様仏様シンジ様!!」』 冬月「持ち上げる時もあるんだな」 青葉「それくらい無いとやってられませんよ」 『シンジ「運搬は男の仕事ッッ!!」』 冬月「やせ我慢だな」 マヤ「アスカって、何気に女である利点を上手く使いますよね」 日向「性悪代表みたいな性格だからね」 青葉「アレが同年代でなくて良かった」 冬月「無様だな」 青葉「あの女とだけは死んでも嫌だ」 日向「青葉はレイ派だもんな」 青葉「式波派なんて存在するのか?」 日向「ちげーねぇや!」 アハハハハハ 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/30(水) 09:47:57.26 ID:Mpc3lGGs0 マヤ「台本見つけましたよ?」 青葉「おっ!読み始めるのか?」 日向「無理だろ・・・」 マヤ「シンジ君の体力はゼロですからね」 日向「アスカ、自分の荷物の量見て引いてますよ」 冬月「それを一人で運ばせたのだ、まさに悪鬼の所業だよ」 マヤ「いえ!!待って下さい!!アスカに反応あり!!」 冬月「なんだと?」 『アスカ「ほら、ここに頭乗せなさいよ」』 青葉「ブふッ!!」 日向「ブふっ!!」 冬月「ぶフっ!!」 マヤ「エフッエフッエフッ・・・!!」 冬月「信じられん・・・あの式波大尉が・・・」 マヤ「チッ!ススみやがって糞ビッチが!!」 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/30(水) 09:57:47.85 ID:Mpc3lGGs0 青葉「WRYYYYYYY!!ブッ潰れよぉおおおおッッッ!!」 日向「そうそう、そっちの方がお前らしいよ」 マヤ「あぁ胸糞悪いですぅ・・・死にやがれですぅ・・・」 日向「マヤちゃんは14年後から帰っておいで?」 マヤ「あぁ!?」 日向「いえ・・・何でも・・・」 マヤ「チッ!これだから最近の若い男は!!」 冬月「うちは優秀なオペレーターばかりで泣けてくるな・・・」 青葉「お褒めに預かり光栄です」 マヤ「私たち、真面目に仕事してますもんね!」 日向「適材適所!碇司令の配置は流石の一言ですね」 冬月「碇、こんな時お前ならどうする・・・?」 マヤ「笑えば良いと思うよ」 冬月「エフッエフッ!!」 マヤ「エフッエフッ!!」 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/30(水) 10:03:48.20 ID:Mpc3lGGs0 二人の部屋 アスカ「バカシンジ」 シンジ「なに?アスカ・・・」 アスカ「さっさと来なさいよ!」 シンジ「じゃ・・・失礼して・・・」 アスカ「下向いたら殺すわ?」 シンジ「わかってるよ!よいしょっ・・・」ぷにっ アスカ「あっ・・・んぅ」 シンジ「うひょおおおおおおおおっ!アスカの太腿柔らかっ!!」 アスカ「こ・・・コラ!頬を擦り付けるなっ!!」 シンジ「アスカがいけないんだっ!アスカのやんちゃな太腿が悪いんだ!!」 シンジ「僕は悪くない」にまー アスカ「き・・・気持ち悪いっ!」ぞぞぞぞ シンジ「何だよ・・・そんなに気持ち悪がらなくても・・・」 アスカ「バカ!!横向きも禁止!!上向け!!」 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/30(水) 10:11:20.25 ID:Mpc3lGGs0 シンジ「アスカ・・・」 アスカ「バカシンジ・・・」 アスカ(なによ・・・そんな見つめないでよ・・・) アスカ(まじまじと・・・) アスカ(よく見るとコイツの顔って整ってる・・・?) アスカ(意外と可愛い顔してんのね・・・) シンジ「・・・」ニコッ アスカ(やだ・・・笑うともっと可愛いじゃない・・・) シンジ「アスカ・・・」 アスカ「なに?」 シンジ「下乳を拝みながらアスカの顔が見れて絶景だよ」ニコッ アスカ「」ミシッ アスカ「」メキャ アスカ「」バコッ シンジ「ぐ・・・ぎぎ・・・」 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/30(水) 10:18:11.43 ID:Mpc3lGGs0 隣の部屋 マヤ「シンジ君・・・這う様にして・・・」 青葉「膝枕だ・・・聖域だ・・・当然だ・・・」 日向「アスカズトライアングルに踏み込むか・・・シンジ君」 冬月「下は向けんよ、待つのは死だ」 マヤ「シンジ君乗りました!」 青葉「やった!」 日向「乗れた・・・!!」 冬月「待て・・・何かおかしい・・・」 青葉「これは・・・」 マヤ「嫌っ!!いやぁあああああっ!!!!」 日向「高速で振動している・・・!!」 マヤ「おえっ・・・!!うげっ・・・!!」 『シンジ「うひょおおおおおおおおっ!アスカの太腿柔らかっ!!」』 青葉「何て速度だ・・・!!」 65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/30(水) 10:25:17.34 ID:Mpc3lGGs0 マヤ「うっ・・・!!もう見てられません・・・っ!!」ちらっちらっ 日向「いや、ちょいちょいマジックミラー見てるじゃない」 青葉「嫌よ嫌よも好きのうち・・・」 冬月「伊吹二尉、カマトトぶるのは止めにしたまえ」 マヤ「酷い」 青葉「ちゃんと仕事しろよ、マヤちゃん」 日向「名言出ました、やんちゃな太腿です」 青葉「やんちゃな太腿って何だよ・・・」 日向「弾けるような弾力があるんですかね?」 マヤ「太腿・・・」ぷにっぷにっ マヤ「よしっ!行ける!!」 青葉「・・・」 日向「・・・」 冬月「・・・」 マヤ「副司令、EDが3人って書いといて下さい」 67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/30(水) 10:34:35.75 ID:Mpc3lGGs0 冬月「むっ!式波大尉が上を向かせたぞ・・・」 青葉「見つめ合っている・・・」 日向「僕にはその刹那が永遠にさえ感じられた」 マヤ「あぁ・・・なぜあなたはシンジなの?」 日向「なぜ君はアスカなの?」 冬月「二人はそう心で語らうと、程なくして考えるのをやめた」 冬月「男は笑いかけた」 冬月「そして女の名前を呼んだ」 日向「アスカ・・・」 冬月「女は問うた」 マヤ「なに?」 『シンジ「下乳を拝みながらアスカの顔が見れて絶景だよ」ニコッ』 冬月「その瞬間、男の空は黒で染まった」 冬月「闇」 冬月「鈍い音が木霊する」 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/30(水) 10:44:14.50 ID:Mpc3lGGs0 冬月「僕は考えるのをやめた」 『シンジ「ぐ・・・ぎぎ・・・」』 マヤ「すごいです副司令!断末魔のタイミングまで完璧ですぅ!」 冬月「ま、MCならこのくらいは当然だな」 青葉「くそっ・・・これは俺には到底無理だ・・・!!」 日向「タイム感が違い過ぎますよ」 マヤ「・・・今度は私にやらせて下さいっ!」 冬月「その意気だ、伊吹二尉・・・何事も挑む姿勢が大切だぞ?」 青葉「しかし・・・そう都合良くそんなシチュエーションが」 日向「来るかどうかもわからないですよ」 冬月「日常を拾い上げるのだよ」 冬月「毎日が特別な訳ではないだろう?」 冬月「観察したまえ、それも仕事だ」 青葉「流石副司令だ!!」 日向「レベルが違うぜ!!」 70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/30(水) 10:52:04.72 ID:Mpc3lGGs0 二人の部屋 シンジ「あ・・・あすかしゃん?」 アスカ「あら?エロシンジ殿のお顔が大変な事に!!」 シンジ「アスカがやったんじゃないか・・・」 アスカ「私が整えて差し上げようかしら?」ギロッ シンジ「いえ・・・結構です」 アスカ「ったく!油断も隙もないんだから!!」 シンジ「横も下もダメなら仕方ないじゃないかっ!!」 シンジ「不可抗力だよ!!」 アスカ「うるさい!いちいち口に出すからこうなんのよ!!」 アスカ「黙ってれば別に・・・」ぼそっ シンジ「しまったぁああああああ!!!その手があったかッ!!!」 アスカ「」ビクぅっ シンジ「くっそぉおお!そっか!!感想は言わないと失礼とかそんな配慮要らなかったんだ!!」 アスカ「ちょ・・・アンタ・・・」