アスカ「知ってるわよ?全部前フリだって事」シンジ「え?何の事?」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 16:46:37.98 ID:OlpQvMX90 アスカ「私の誕生日、明日だもんね」 シンジ「・・・そうだっけ?おめでとう・・・」 アスカ「それ、言うの早いわよ」 シンジ「そっか、ごめん・・・明日になったらもう一度言うよ」 アスカ「何か学校いる間から皆の様子が変だと思ってたのよ」 シンジ「そうかな?出来るだけ自然に振る舞ってたつもりなんだけどな・・・」 アスカ「演技力が低いわね」 シンジ「そんな事言わないで、知らないフリしてあげてよ?」 アスカ「わかってるわよ!アンタじゃないんだから、そんな気ぃ利かない訳無いでしょ!!」 アスカ「ホント、バカね!!」 シンジ(うわぁ・・・) アスカ「〜♪」ニヤニヤ シンジ(わっかりやすい) 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 16:54:39.25 ID:OlpQvMX90 アスカ「ま・・・これ以上詮索するのはやめとくわ!ありがたく思いなさい!!」 シンジ「う・・・うん・・・ごめんね・・・なんか」 アスカ「なんで謝るのよ!?バカ!!」 シンジ「酷いなぁ・・・」 アスカ「それより・・・何かお菓子でも無い訳?」 シンジ「いつもの所にあるよ」 アスカ「切らしてなかった?」 シンジ「無くなる前にいつも買ってるよ」 アスカ「意外にやるじゃない?」 シンジ「アスカに誉められるなんて光栄だな」 アスカ「何よそれ!私が人誉めないみたいじゃない!?」 シンジ「え?違うの?」 シンジ「大体アスカに言われる事は・・・バカシンジ!とか、アホシンジ!とか・・・」 シンジ「あと・・・エロシンジ!とか・・・?全然誉めてないよね?」 アスカ「ぐ・・・うるさいわね!全部ホントの事じゃない!!」 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 17:01:29.41 ID:OlpQvMX90 シンジ「それよりお菓子取ったら?」 アスカ「言われなくてもそのつもりよ!バカシンジ!」 シンジ「ほら・・・もう口癖だね?」 アスカ「フン!私は自分にも人にも正直なのよ!!」 シンジ「それはどうかなぁ?」 アスカ「何よ!ペンペンならわかってくれるわよね〜?」 ペンペン「クエっ!!」 アスカ「ほら?アンタこそペンペンみたいに素直になりなさいよ?」 シンジ「クエしか言ってないじゃないか・・・心の内ではわからないよ?」 アスカ「アンタ・・・ひねてるわね」 シンジ「そんなことないよね〜?ペンペン?」 ペンペン「クエっ!!」 シンジ「ほら?今のクエの方が元気があったよ」 アスカ「絶対気のせいよ・・・大方ご飯でも早く用意しろって感じでしょ?」 シンジ「そんなぁ・・・」 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 17:08:44.77 ID:OlpQvMX90 アスカ「よっ・・・と・・・ポテチ・・・ポテチ・・・」ガサゴソ シンジ「ご飯用意しよ〜っと」 アスカ「あーっ!!ポテチがない!!」 シンジ「え?ちゃんと買ったよ?」 アスカ「・・・まさか!」だっ ペンペンのお部屋 ペンペン「クエっ!?」ポリポリ アスカ「こいつ・・・!!人間様の食べ物に手ぇ出してんじゃないっつーのー!!」 ペンペン「クエっ!!」 アスカ「クエっじゃないわよ!このアホペンギン!!」 シンジ「まだクッキーとかあるでしょ?」 シンジ「見なよ・・・ペンペンの目」 ペンペン「クエ〜・・・」うるうる アスカ「うぐぅ・・・」 シンジ「落ち込んでるじゃないか・・・よーしよし、おいでペンペン?」 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 17:15:29.14 ID:OlpQvMX90 ペンペン「クエ〜!!」だっ シンジ「怖いお姉さんも、もう怖くなくなるからね〜?・・・ね?」なでなで アスカ「誰が怖いお姉さんよ!もうクッキーでいいわ!!」 シンジ「て言うか、もうすぐご飯出来るのに・・・先にお菓子食べるの?」 アスカ「何よ!文句あるワケ!?」 シンジ「いや・・・アスカが良いなら別に良いけど・・・」 アスカ「はぁ?ハッキリ言いなさいよ!!面倒くさいわね!!」 シンジ「その・・・」 シンジ「太るよ?」 アスカ「〜〜〜!!!」 アスカ「うっさいわね!!余計なお世話よ!!」げしっ シンジ「いてて・・・アスカがハッキリ言えって言ったんだろ!?」 アスカ「アンタ、ホントデリカシー無いわね!!信じらんない!!」 シンジ「そんなに怒んなくても・・・」 アスカ「怒るわよ!バカシンジ!!」 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 17:24:25.04 ID:OlpQvMX90 シンジ「もう怒ってるじゃないか?」 アスカ「もっとよ!!いいから早くご飯作りなさいよ!!」 ペンペン「ク・・・クエ〜」がくがく シンジ「ペンペンが怯えてるじゃないか!」 アスカ「アンタが余計な事言うからでしょ!!」 シンジ「ごめん・・・じゃあ夕飯作るから」 ペンペン「クエー・・・」 アスカ「アンタも不安そうな顔してんじゃないわよ!アホペンギン!!」バタン リビング アスカ「はー・・・なんで日本のTVってバカが騒いでる番組しかないのかしら・・・低俗〜」 アスカ「ところでシンジ、ミサトはまだなの?」 シンジ「さぁ〜?こないだ倒した使徒との戦闘で始末書に追われてるんじゃない?」 アスカ「N2爆雷で山消し飛ばしたもんねぇ・・・当然か」 シンジ「アスカも飛び道具飛ばし過ぎだよ」 アスカ「うるさいわね!アンタだって街中走り過ぎでしょ!!」 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 17:32:52.91 ID:OlpQvMX90 シンジ「もういいよ・・・家の中でまで使徒の事考えたく無いよ」 アスカ「それもそうね・・・」 シンジ「なんでこんな話になったんだっけ?」 アスカ「ミサト」 シンジ「あぁ・・・帰りが遅いくだりからか・・・」 アスカ「ミサトのせいよ!気分悪いわ!!」 シンジ「まぁ機嫌直してよ・・・出来たよ?ご飯」 アスカ「フン!ご飯に免じて許してあげるわ・・・」 シンジ「ペンペーン!出来たよ〜?」 ペンペン「クエっ!クエっ!!」 アスカ「食いしんぼがまた来た・・・」 ペンペン「アホー!!アホー!!」 アスカ「ぬぁんですって!!焼き鳥にするわよ!!」 シンジ「もう・・・ご飯くらいゆっくり食べようよ・・・」 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 17:40:41.21 ID:OlpQvMX90 ネルフ本部 日向「全カメラ、動作チェック完了!」 青葉「音声、良好!」 マヤ「サブモニター連動値正常」 ミサト「了解、リビング・・・主モニターに回して」 日向「了解、主モニターにリビングの様子を映します!感度良好」 冬月「はじまったな」 ゲンドウ「あぁ・・・」 冬月「誕生日か・・・」 ゲンドウ「そうだ・・・誕生日だ」 冬月「いささか事が上手く運んでいないようだが?」 ゲンドウ「問題ない・・・」 マヤ「二人のシンクロ値・・・低いですね・・・」 リツコ「あらゆる事象にイレギュラーはつきものよ」 ミサト「指令!一つ質問が・・・」 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 17:47:38.61 ID:OlpQvMX90 ゲンドウ「なんだね?葛城一佐・・・」 ミサト「任務なのはわかりますが、いつから私の家にカメラを?」 ゲンドウ「君達が家を出てからだ・・・」 冬月「それを詮索して何になると言うのだね?」 ミサト「私にもプライベートと言う物があります」 ゲンドウ「安心したまえ・・・興味があるのはあの二人の様子だけだ」 冬月「年増の実生活に興味など湧かんよ・・・」 ゲンドウ「・・・」ニヤ ミサト「〜〜〜!!!」 マヤ(酷い) リツコ(酷い) 青葉(酷い) 日向(僕は興味ありますよ・・・葛城さん・・・) 青葉「目標に反応あり!」 ミサト「どうしたの!?」 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 17:54:10.85 ID:OlpQvMX90 マヤ「信じられません・・・お菓子をねだっています・・・」 リツコ「太るわよ?」 ミサト「太るわね・・・」 日向「若いですからね」 リツコ「それが落とし穴なのよ」 『シンジ「無くなる前にいつも買ってるよ」 アスカ「意外にやるじゃない?」』 マヤ「目標の心理グラフに変化が現れました!!」 マヤ「シンクロ率、3%上昇!!」 リツコ「信じられないわ!!3%も・・・!!」 マヤ「待って下さい!シンクロ率・・・下降しました・・・5%ダウン・・・」 『シンジ「アスカに誉められるなんて光栄だな」 アスカ「何よそれ!私が人誉めないみたいじゃない!?」』 冬月「これは計画が遅れるのではないか?」 ゲンドウ「・・・」 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 18:00:44.70 ID:OlpQvMX90 青葉「目標・・・痴話喧嘩をはじめました」 冬月「いつもこうなのか?葛城一佐?」 ミサト「よくある光景ではあります」 冬月「監督不行届きだな」 ゲンドウ「あぁ・・・」 ミサト「〜〜〜!!!」 リツコ「無様ね」 マヤ(酷い) 青葉(酷い) 日向(酷い) マヤ「モニターに異変!パターン青!!」 冬月「鳥か・・・?」 ゲンドウ「あぁ・・・鳥だ・・・」 マヤ「鳥!目標に接近!!」 リツコ「まずいわね」 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 18:08:33.71 ID:OlpQvMX90 ミサト「ペンペン!!避けて!!」 日向「鳥!回避失敗!!」 マヤ「目標・・・鳥を囲いはじめました・・・」 日向「鳥を囲っての痴話喧嘩・・・鳥のストレスは尋常じゃありませんね・・・」 ミサト「ごめんなさいペンペン・・・巻き込んでしまって・・・」 青葉「大丈夫ですよ・・・葛城さん・・・鳥は自室に逃走しました」 冬月「人語を解するようだな・・・?」 ミサト「多少は・・・」 ゲンドウ「あの鳥の名は?」 ミサト「ペンペンと言います」 ゲンドウ「現時刻より鳥の識別をペンペンとする・・・君よりは有能なようだな、葛城一佐」 リツコ(酷い) マヤ(酷い) 青葉(酷い) 日向(酷い) 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 18:18:08.90 ID:OlpQvMX90 日向「主モニターに反応!!目標!動きました!!」 青葉「シンジ君は夕飯の準備、式波は物色を開始」 日向「式波、ものすごい剣幕でリビングを通過!!」 リツコ「人の顔じゃないわね・・・」 ゲンドウ「追跡しろ」 冬月「離れているな・・・デュアルモニターに出来んのか?」 リツコ「マヤ?やれるわね?」 マヤ「任せて下さい!先輩程では無いですが・・・出来ました」 リツコ「2秒弱・・・また腕を上げたわね?」 マヤ「先輩仕込みのカメラワークですから!!」 日向「これは・・・ペンペンのお部屋?」 ミサト「まずい!ペンペン!!逃げて!!」 青葉「異変を察知したシンジ君がリビングを離れました」 ゲンドウ「定点カメラをペンペンのお部屋に固定、次の動きがあるまで現状を維持」 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 18:28:51.29 ID:OlpQvMX90 リツコ「意味なかったわね」 マヤ「はい・・・」 青葉「鬼の形相ですね・・・」 リツコ「まさか・・・獣化第2形態・・・?」 マヤ「うぅ・・・ペンペンが可哀想で見てられません・・・」 日向「シンジ君、介入!!」 冬月「さて・・・どう出る?」 日向「流石シンジ君だ・・・代替案を提示しました」 冬月「加えてペンペンを利用した泣き落としか・・・?血は争えんな、碇?」 ゲンドウ「・・・この程度では覚醒は遠い」 ミサト(指令は息子を何にしようとしているの・・・?) マヤ「アスカの心理グラフ、揺れていますね」 リツコ「見られたく無いのよ・・・特にシンジ君にはね・・・」 マヤ「?」 リツコ「あなたはわからなくていいわ」 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 18:39:24.41 ID:OlpQvMX90 日向「ペンペンがシンジ君に助けを求めていますね」 ミサト「無理もないわ・・・カメラが遠くてわからないけど何だかアスカの左目、光ってない?」 マヤ「MAGIを参照・・・コード777・・・?」 リツコ「まだ私たちの考えが及びもしない事があると言う事ね・・・」 青葉「それにしても・・・意外とシンジ君、言いますね?」 日向「ペンペンを守るためですかね?ペンペンの頭を撫でてますし」 リツコ「動物好きはすべからく女性の好感を呼ぶわ」 マヤ「アスカも例外じゃないでしょうね・・・心理グラフが落ち着きました」 リツコ「自己投影しているのよ・・・あれが私なら・・・ってね」 『シンジ「て言うか、もうすぐご飯出来るのに・・・先にお菓子食べるの?」』 リツコ「またアスカが怒りはじめたわね」 ミサト「おやつは別腹ですもの・・・無理ないわ・・・」 マヤ「そうですよ!少しくらい・・・」 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 18:51:11.61 ID:OlpQvMX90 日向「男性としては体系の維持には努めて欲しい物ですけどね」 青葉「同感だ、これは男性の総意とも言えるな」 ミサト「だからって好きな物を我慢するのは美容にも良く無いわ〜」 ぎゃーぎゃー わーわー ゲンドウ「諸君・・・職務中だ、慎みたまえ」 冬月「また恥をかかせおって・・・」 青葉「式波、結局クッキーもあきらめましたね」 日向「二人ともリビングに戻るようですね」 『アスカ「アンタも不安そうな顔してんじゃないわよ!アホペンギン!!」バタン』 リツコ「捨て台詞ね」 マヤ「ペンペンが可哀想です」 日向「鬼ですね」 青葉「鬼だ」 ミサト「アスカったら帰ったらお仕置きよ!」 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 19:00:19.02 ID:OlpQvMX90 青葉「調理、再開」 日向「アスカはテレビを見てますね」 リツコ「良いご身分ね」 マヤ「羨まし過ぎです」 ミサト「私たちは残業でこんな事してるってのに」 マヤ「待って下さい・・・」 『アスカ「ところでシンジ、ミサトはまだなの?」』 ミサト「まぁ!二人とも・・・私の心配してくれてるのね!!」うんうん 日向「そうでもなさそうですよ?」 青葉「熱心ですね、使徒戦の反省をしてますよ」 リツコ「エヴァのパイロットですもの、そうでなくては困るわ」 ゲンドウ「そうだ、人類の存亡はチルドレンの双肩にかかっている・・・」 冬月「建造物に対する配慮が議題の中心なのはいささか不安だが・・・」 青葉「あ、議論やめました」 ゲンドウ「・・・」 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 19:14:18.94 ID:OlpQvMX90 『アスカ「ミサトのせいよ!気分悪いわ!!」』 ミサト「・・・」 ミサト(ころしてやるころしてやるころしてやるころしてやるころしてやる・・・) 日向「葛城さん」 ミサト「何?」 日向「シワ、増えますよ?」 ミサト「日向君?・・・後で話があるわ」イラっ 日向(やばい・・・死んだ) 青葉「シンジ君からも・・・フォローありませんね・・・」 リツコ「酷いものね」 ミサト「いいの・・・もう・・・これ以上言わないで」 日向「夕食、完成!!」 ミサト「黙れ!」 日向「ひぃっ!」 ミサト「お前はもう喋るな」 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 19:22:45.31 ID:OlpQvMX90 リツコ「八つ当たりは見苦しいわ、ミサト」 ミサト「うう・・・だって・・・」 マヤ「日向さんも女性に対して失礼過ぎます」 日向「すいませんでした」 リツコ「日向君が居ないと色々あなたも困るでしょう?ハイ、仲直り!」 ミサト「すいませんでした」 冬月「幼稚園か」 ゲンドウ「あぁ・・・」 冬月「恥の上塗りだな」 ゲンドウ「冬月、ゼーレへの報告書は偽装しておけ」 冬月「言われるまでもない」 マヤ「パターン鳥!ペンペンです!!」 日向「またですか?」 青葉「式波の恐怖より食欲のようですね」 マヤ「待って下さい!ペンペンの様子がさっきと違います!!」 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 19:28:30.54 ID:OlpQvMX90 リツコ「あら?意外と精悍な顔つきになったわね?あの子」 青葉「ペンペン・・・意を決したようですね・・・」 冬月「来るぞ?」 ゲンドウ「あぁ・・・」 『ペンペン「アホー!!アホー!!』 リツコ「言った・・・!!」 ミサト「言えた・・・!!」 マヤ「凄過ぎです!!」 青葉「流石ペンペンだッッ!俺たちに出来ない事を平然とやってのけるッッ!!」 ゲンドウ「そこに痺れる・・・憧れる・・・」 日向「ペンペン、イワシをくわえて逃走!!」 冬月「勝ったな」 ゲンドウ「あぁ・・・」 マヤ「アスカの発言は動物保護団体に訴えられますね・・・」 リツコ「今の時代は特にね・・・」 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 19:36:17.61 ID:OlpQvMX90 葛城家 アスカ「あのクソペンギン!覚えてなさいよ!!」 シンジ「まあまあ・・・いただきます」 アスカ「いただきます」 シンジ「どう?」 アスカ「ん・・・いつも通りね!!」 シンジ「・・・」じーっ アスカ「ん?な・・・何よ?」 シンジ「・・・」じーっ アスカ「・・・はぁ・・・いつも通り、おいしいわよ!」 シンジ「ありがとう」ぱぁ アスカ(な・・・なによ!嬉しそうな顔しちゃって!!全然可愛くなんかないんだから!!) シンジ「〜♪」 アスカ(バカシンジがご機嫌だからって・・・全然関係ないんだから!!) シンジ「ん?どうしたの?僕の顔に何かついてる?」 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 19:43:26.24 ID:OlpQvMX90 アスカ「な・・・なんでもないわよ!!」 シンジ「?」 アスカ「ねぇ、シンジ・・・あんたさ」 シンジ「なに?」 アスカ「気になる子とか居ない訳?」 シンジ「えっ?」 アスカ「その・・・恋バナよ!恋バナ!!中学生だし!!」 アスカ「ホラ、使徒と戦う話ばっかりしててもつまらないでしょ!?」 アスカ「だから・・・その・・・」 シンジ「居るよ」 アスカ「え?」 シンジ「僕も男だからね・・・好きな子くらい居るよ・・・」 アスカ「ふ・・・ふーん!!そうよね!当たり前よね!!」 アスカ(だ・・・だ・・・誰よ!!バカシンジが好きそうな女!?) アスカ(・・・誰かしら?ヒカリ?いや・・・ヒカリは鈴原が・・・エコヒイキ!?ありそう・・・) 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 19:48:12.69 ID:OlpQvMX90 シンジ「アスカは?居るの?」 アスカ「へっ?」 シンジ「人に聞いといて自分が答えないのは無しだからね」 アスカ「私は・・・その・・・別に・・・」 シンジ「別に?」 アスカ「い・・・居るわよ!」 シンジ「へー・・・居るんだ?」 アスカ「居るわよ・・・」 シンジ「・・・」 シンジ(いるんだ・・・いるんだ・・・いるんだ・・・いるんだ・・・) シンジ(誰だろう?・・・トウジ?いや・・・トウジは委員長が好きだし・・・それはアスカも・・・じゃあ、ケンスケ?) シンジ(流石にそれはないか・・・じゃあ・・・僕の知らない人・・・?) シンジ(気になる・・・逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ) シンジ「アスカさぁ・・・それって誰!?」 アスカ「へ?」 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 19:55:03.89 ID:OlpQvMX90 アスカ「なんでそこまでアンタに言わなきゃいけないのよ!!バッカじゃないの!?」 アスカ「LCLの取り込み過ぎで脳みそ溶けてんじゃないの!?」 アスカ「早めに精神科にかかった方がいいわね!!ずっとNERVで療養する事をおすすめするわ!!」 シンジ「ごめん!詮索するつもりはないんだ!!ただ・・・僕にも協力出来る事があったら・・・なんて思って」 アスカ「なんで私が自分の恋でアンタのお世話になんなきゃいけないのよ!!」 シンジ「そうだよね・・・ご・・・ごめん」 アスカ「信じらんない!!」 アスカ「・・・」 シンジ「・・・」 アスカ「・・・そう言うアンタは誰なのよ?」 シンジ「え?」 アスカ「アンタが正直にゲロしたら、協力してやらないでもないわ!!」 アスカ「アンタみたいなウジウジしたバカ、一生振り向いて貰えないかも知れないじゃない!!」 シンジ「酷いな・・・」 アスカ「フン!・・・で?誰なのよ・・・?」 64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 20:06:29.08 ID:OlpQvMX90 シンジ(言うの?言っちゃうの?僕の気持ち・・・協力してくれるって・・・) シンジ(でも・・・協力のしようがないよ!!) シンジ(だって・・・僕が好きなのはアスカなんだ!!) シンジ(言うとしたって・・・このタイミングで?) シンジ(どんな顔して言えばいいんだよ!!わからないよ!!) シンジ(ロープレする?そうだ!ロープレしよう!!) シンジ(「アスカだよ」) シンジ(違う!なんか違う!!もっとこう・・・少し決めた方がいいのかな?) シンジ(「お前だよ・・・アスカ」) シンジ(ぶふぉあ!!殺される!お前とか言った時点で殺される!!違うパターン・・・パターン青・・・) シンジ(「パターン青!アスカです!!」) シンジ(誰だよ!?誰の真似だよ!?使徒か!?違うだろ!!そうじゃない!!そんなんじゃない!!) シンジ(「実は・・・アスカなんだ」) シンジ(ダメだ・・・答えが見つからない・・・神様、仏様、MAGI様、模範解答を下さい・・・) アスカ「何分考え込んでんのよ!?バカシンジ!!」 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 20:11:41.19 ID:OlpQvMX90 シンジ「アスカ」 アスカ「へ?」 シンジ「・・・アスカ」 アスカ「何?今呼んだ?」 シンジ「だから、アスカ」 アスカ「私?」 シンジ「そう、アスカ」 アスカ「〜〜〜〜〜!!!!!!!」カァァ シンジ「協力してくれるんでしょ?」 アスカ「そ・・・それは・・・うぅ・・・」 シンジ「言ったよね?正直に吐いたら協力するって・・・」 アスカ「でも・・・私だなんて・・・その・・・」オロオロ シンジ「アスカの好きな人って誰?」 アスカ「・・・えっ?」 74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 20:22:01.70 ID:OlpQvMX90 アスカ(言え!言っちゃえ!!私!!バカシンジは私が好き!これは確定事項よ!!) アスカ(絶対に負けない戦い!!言うのよアスカ!!) アスカ(でも・・・恥ずかしい・・・素直になるってこんなに難しい事だった?) アスカ(どんな顔して言えば良いのよ!?わかんないわよ!?) アスカ(そうよ!ロープレよ!!ロープレすればいいわ!!) アスカ(「私もアンタが好き」) アスカ(可愛げなーい!!なんか違うわね!!いつもの私ならどうする?) アスカ(「はぁ?アンタに決まってんじゃない!?気付いてなかったの!?バッカみたい!!」) アスカ(なんで好きなのにツンツンしないといけないのよ!!性格悪いわね!私!!別パターン・・・パターン青・・・) アスカ(「パターン青!シンジです!!」) アスカ(誰!?マヤ!?使徒か!?違う違うちっがーう!!もっとおしとやかに・・・) アスカ(「私もよ・・・」) アスカ(はぁ・・・はぁ・・・答えが見当たらないわ・・・誰か模範解答を下さい・・・) シンジ「・・・教えてよ、アスカ?」 78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 20:27:04.98 ID:OlpQvMX90 アスカ「・・・シンジ」 シンジ「なに?」 アスカ「シンジ!!」 シンジ「だから何?」 アスカ「アンタだって言ってんのよ!!バカシンジー!!」 シンジ「・・・」 シンジ「・・・」 シンジ「・・・」 アスカ「ちょっと?シン・・・」 シンジ「うわぁあああああああ!!!!!!はあああああああああああ!!!!!!!!」 I know, I know I've let you down I've been a fool to myself I thought that I could live for no one else〜 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 20:31:53.47 ID:OlpQvMX90 ネルフ本部 マヤ「大変です!!モニターに異常発生!!」 リツコ「何ですって!?」 マヤ「シンクロ率が400%を突破!!ダメです!!制御出来ません!!」 冬月「休憩中に何が起きた?」 ミサト「まさか・・・!!」 ゲンドウ「・・・」 冬月「碇・・・計画通りなのか?」 ゲンドウ「あぁ・・・」ニヤリ But now through all the hurt & pain It's time for me to respect the ones you love mean more than anything〜 100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 20:40:34.44 ID:OlpQvMX90 シンジ「いつもツンツンしてるじゃないか!!たまに可愛い顔見せるんだ!!」 シンジ「僕の事バカにしてるじゃないか!!なんでだよ!!なんでそんな急に素直になるんだよ!!」 シンジ「ああああああああ!!!!!!!うわあああああああああ!!!!!!!」 アスカ「好きだから素直になれない時もあるんじゃない!!!!!!さっさと気付きなさいよ!!!!」 アスカ「このバカシンジ!!!!!!!ホントにバカね!!!!!!!!!」 アスカ「私がそのバカ直してあげるから覚悟しなさい!!!!!!!!!!!!」 シンジ「直るわけないよ!!!!!!直るわけないよ!!!!!!!!直るわけないよッッ!!!!!!」 So with sadness in my heart (I)feel the best thing I could do is end it all and leave forever〜 102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 20:41:45.57 ID:OlpQvMX90 シンジ「アスカこそ・・・アスカこそ・・・」 シンジ「ツンツンしたのだって好きなんだ!!!!!!たまに見せる笑顔がたまらないんだ!!!!!!」 シンジ「だから一生懸命料理するんだ!!!!!!!!!わかってよ!!!!!!!!!!!!」 アスカ「わかったわよ!!!!今!この瞬間に理解したわよ!!!!!!!」 アスカ「ウジウジしてないでもっと自信持ちなさいよ!!!!!!!!」 アスカ「じゃないと安心してついていけないじゃない!!!!!!!!!!!!!!」 シンジ「いつもアスカが酷い事言うからだろ!!!!!!!!」 アスカ「愛情の裏返しよ!!!!!理解しなさいよ!!!!!バカシンジ!!!!!!!!」 シンジ「うわああああああ!!!!!!!はあああああああああ!!!!!!!!!」 what's done is done it feels so bad what once was happy now is sad I'll never love again my world is ending〜 105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 20:46:13.34 ID:OlpQvMX90 ネルフ本部 マヤ「うぅ・・・もう見てられません・・・」 青葉「思いの丈をぶつけ合っていますね・・・」 日向「これは・・・」ゴクリ リツコ「濃厚ね・・・」 冬月「碇・・・お前の息子はなんなんだ」 ゲンドウ「・・・」 ミサト「気付かなかったわ・・・二人がここまで思い合っていたなんて・・・」 リツコ「どちらも表層状には出せないでいたみたいね」 I wish that I could turn back time cos now the guilt is all mine can't live without the trust from those you love〜 107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 20:50:42.60 ID:OlpQvMX90 シンジ「アスカあああ!!!!!僕・・・もう我慢出来ないよ・・・!!!!!」 アスカ「ダメ・・・ペンペンが見てる・・・」カァァ シンジ「そんなの関係ないよ!!」 ペンペン「クエー?」じーっ アスカ「ダメよ!私たち・・・まだ中学生なんだから・・・!!」 シンジ「そんなの関係ないって言ってるでしょ!!」 ペンペン「クエっ!!」さっ シンジ「アスカ!!!!アスカああああああああ!!!!!!」 アスカ「〜〜〜〜!!!!!」 シンジ「うわあああああああああああ!!!!!!!はあああああああああああああ!!!!!!!」 I know we can't forget the past you can't forget love & pride because of that, it's kill in me inside 111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 20:55:33.16 ID:OlpQvMX90 冬月「今回も覚醒はこの二人でなったな」 ゲンドウ「あぁ・・・」 ミサト「行きなさいシンジ君!!誰かの為じゃない!!自分自身の願いの為に!!」 リツコ「人の域に留めておいたシンジ君が本来の姿を取り戻していく」 リツコ「人のかけた呪縛を解いて人を超えた神に近い存在へと変わっていく」 リツコ「天と地と万物を紡ぎ相補性の巨大なうねりの中で自らエネルギーの疑縮体に変身させているんだわ」 リツコ「純粋にアスカの願いを叶える・・・ただそれだけのために!」 リツコ「この世界の理を超えた新たな生命の誕生・・・代償として古の生命は滅びる」 リツコ「そう・・・セカンドインパクトの続きサードインパクトが始まる」 リツコ「世界が終わるのよ・・・」 終劇 125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 21:00:11.15 ID:OlpQvMX90 カヲル「長かった君達の物語もようやく終わりを迎えたね・・・」 カヲル「シンジ君・・・君の望んだ未来はこれで良かったのかい?」 カヲル「君達を幸せにしてあげられて良かった・・・」 カヲル「希望を忘れなければ・・・どんな境遇からでも幸せになれるんだよ」 カヲル「さぁ、行こう!・・・碇シンジ君!!」 ミサト「次回、エヴァンゲリオン新劇場版Q!この次も、サービスサービスぅ!!」 131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 21:07:58.48 ID:OlpQvMX90 やりきった、正直もう書くネタも無い 「このクズ」から4スレも引き延ばして申し訳なかった おかげで全部吐き出した、皆ありがとう 136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 21:19:22.22 ID:OlpQvMX90 ぶっちゃけLAS書くより、それに茶々入れるネルフ書きたいだけなんだけどな 177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 22:31:17.49 ID:Q75fGRGQ0 終劇したところで>>1の前スレをたのむ 182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/03(月) 22:46:03.30 ID:OlpQvMX90 >>177 一応張っておくよ シンジ「このクズ」アスカ「はぁ?」 http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1354209562/ アスカ「リモコン取ってよ」シンジ「ダメ、これ見てるから」 http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1354380428/ アスカ「もう!なんでいつもそこで間違えてんのよ!」シンジ「だって」 http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1354433393/ 書きためなしの垂れ流しだからそれだけはご了承