長門「奴隷として扱っても構わない」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/11/29(木) 05:17:16.05 ID:MkIpPN4a0 キョン「奴隷だと?」 長門「そう、あなたの自由にしてほしい」 キョン「…お前は納得しているのか?」 朝倉「納得もなにも、バックアップである私にとって拒否する権限は無いわ」 キョン「おい長門、どうして奴隷なんだ?」 長門「朝倉涼子を自由にさせていると、またあなたを襲う可能性がある」 キョン「今も襲って来る可能性はあるんじゃないのか?」 長門「それはない、今はあなたの奴隷、決してあなたに手出しできない」 キョン「そうなのか…ようするに、俺に手出しできない状態にしたわけか」 長門「そう、そしてあなたからの命令は可能な限り聞くことになってる」 キョン「可能な限りって…」 長門「それはあなたが試して欲しい」 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/29(木) 05:22:08.13 ID:MkIpPN4a0 キョン「長門は帰ってしまったが、お前はいるわけか」 朝倉「しょうがないでしょ」 キョン「じゃあとりあえず解散という事で」 朝倉「何もしないの?」 キョン「何!?」 朝倉「何かされるんじゃないかと思って覚悟してたんだけど」 キョン「俺としてはナイフを持って殺そうとしてこないならいいんだがな」 朝倉「あら、ナイフじゃなくて包丁ならいいの?」 キョン「そんなわけないだろ!」 朝倉「冗談よ…ごめんなさい、今の言い方は良くなかったわね、次から気をつけるわ」 キョン「そ、そうか…」 朝倉「…取りあえず帰りましょう」 キョン「ああ」 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/29(木) 05:25:01.97 ID:MkIpPN4a0 キョン「ただいま」 朝倉「ただいまー」 キョン「どうしてお前も家に来るんだ?」 朝倉「私もわからないわよ、足が勝手にこっちに向かってしまったのよ」 妹「キョンくん、涼子お姉ちゃんおかえりー」 キョン「涼子お姉ちゃんって…お前ら面識あったのか?」 朝倉「ただいまー!」 キョン「おい!」 朝倉「わからないって言ってるでしょ!」 キョン「お前、こいつ知ってるのか?」 妹「え、涼子お姉ちゃんでしょ?」 キョン「いつ知り合ったんだ!?」 妹「…キョンくん怖い」 キョン(まさか長門が家族に偽の記憶を受け付けたのか?) 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/29(木) 05:29:43.70 ID:MkIpPN4a0 朝倉「どうやら、私はあなたの家に居候してるって事になってるみたいね」 キョン「そうみたいだが、お前が泊まる部屋なんて無いぞ」 朝倉「増築くらい長門さんならわけないでしょ」 キョン「そうか、知らない部屋が増えてないか見てみるか」 朝倉「それよりも、私の部屋の荷物はどうなってるのかしら、着替えとか教科書とか取りに行かないといけないわね」 キョン「情報なんとかで適当なものから作り変えたりすればいいだろ」 朝倉「それが無理なのよ、私の力はほとんど制限されてるのよ」 キョン「それは困ったな、後で一緒に取りに行くか?」 朝倉「そうね、ご主人様と私で運べるだけの最低限の荷物くらいしかないから大丈夫だと思うわ」 キョン「じゃあとりあえずもうすぐ飯の時間だし、飯食ってからにするか」 朝倉「そうね」 キョン(こいつ俺の事ご主人様って言わなかったか?) 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/29(木) 05:41:59.16 ID:MkIpPN4a0 朝倉「おいしかった、人が作った手料理って久々に食べた気がするわ」 キョン「なぁ、それよりもお前の部屋なんて無いみたいだぞ」 朝倉「そうみたいね、でもこの部屋で寝れば済む事だし…来客用の布団とかあるんでしょ?」 キョン「ある事にはあるが」 朝倉「それよりも私の荷物取りに行きたいんだけど」 キョン「わかったよ、今から一緒にいくか」 朝倉「そうね…あら、ここに段ボールあるけどさっきあったかしら?」 キョン「誰かが運んだのか?」 朝倉「やっぱり、中身は私の服とか教科書ね」 キョン「長門だな」 朝倉「そう考えるのが妥当ね」 キョン「これでマンションに戻る必要は無くなったわけか」 朝倉「そうね」 キョン「本当にこの部屋に泊まるつもりなのか?」 朝倉「私にリビングのソファーで寝ろとでもいうの?」 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/29(木) 05:46:21.90 ID:MkIpPN4a0 キョン「俺がソファーで寝ても構わないんだが」 朝倉「あなたをソファーで寝せるわけにはいかないわ」 キョン「しかしだな…」 朝倉「私はこの部屋で寝てもいいって言ったでしょ?絶対ここで寝るから」 キョン「奴隷のわりには強情な奴だな」 妹「お姉ちゃんあそぼー!」 朝倉「あら、妹ちゃん」 キョン「そうだ、今日はお前は妹の部屋で一緒にねろ」 朝倉「…わかりました、妹ちゃんお姉ちゃんと一緒に寝ようか?」 妹「え、いいの?やったー」 キョン(やけに素直に聞いたな・・・もしかして命令口調だったからか?) 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/29(木) 05:49:24.69 ID:MkIpPN4a0 谷口「おいキョン、お前朝倉と付き合ってるのか!?」 キョン「なっ何言ってるんだ!」 国木田「だって今日一緒に仲良く登校してきたじゃないか」 キョン「あれはたまたま会っただけだ」 谷口「並んで坂を登って来てただろ!何がたまたまたずっと見てたんだぞ!」 キョン「ちょっといろいろあって仲良くなっただけだよ、お前らが考えているような仲じゃない」 国木田「キョンってなんだかんだいってモテてるよね」 谷口「くっそー!お前が涼宮ハルヒとその仲間たちと仲良くするのは構わんが、朝倉涼子と仲良くするのだけはゆるせん!」 キョン「男の嫉妬は見苦しいぞ」 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/29(木) 05:55:24.35 ID:MkIpPN4a0 ハルヒ「ん、もうこんな時間ね、それじゃ帰るわ」 キョン「じゃあ今日は解散という事で」 古泉「お疲れ様です」 長門「…」 みくる「戸締りは私がしますから先に帰ってください」 キョン「すみません朝比奈さん」 ハルヒ「キョン、あんた幸せものね」 キョン「どうしたんだ?」 ハルヒ「寒い廊下でずっとあんたが帰るのを待ってる彼女がいるんだから」 キョン「え?」 ハルヒ「ふん、今度から彼女を廊下に待たせるの禁止!」 朝倉「終わったみたいね」 キョン「お前ずっと待ってたのか?」 朝倉「そうよ」 キョン「先に帰っても良かったのに」 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/29(木) 06:00:55.24 ID:MkIpPN4a0 朝倉「正直少し寒かったかな」 キョン「部室に入れ、ストーブにしばらくあたってろ」 朝倉「うん」 キョン「朝比奈さん、戸締りは俺がします、しばらくあったまってから帰ります」 みくる「そうですか?じゃあお茶淹れましょうか?」 キョン「俺がやるからいいですよ」 みくる「・・・そうですね邪魔しちゃ悪いですからね」 朝倉「電気ストーブもあったまるわね」 キョン「無茶するなよな、それにいるのならいるって言えよ」 朝倉「次からはそうするわ」 長門「…」 キョン「お前も帰るのか?」 長門「そう」 キョン「お前に話があったんだが、今日は朝倉が心配だから明日放課後話がある」 長門「わかった」 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/29(木) 06:05:10.13 ID:MkIpPN4a0 キョン「寒くないか?」 朝倉「大丈夫」 キョン「こんなに体冷やして…無理するなよ」 朝倉「そう思うなら、温めて」 キョン「え?」 朝倉「あなたが私を温めてって言ってるのよ」 キョン「温めてって…どうやってだ?」 朝倉「もぅ…抱きしめてって事よ、何とぼけてるのよ!」 キョン「…そうだな、これは温めるためだ」ギュっ 朝倉「…もっと強く」 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/29(木) 06:06:58.90 ID:MkIpPN4a0 キョン「寒くないか?」ギュっ 国木田「ううん、とってもあったかいよ」 キョン「そうか」 国木田「えへへ、自分で抱きしめっていったけど、なんか恥ずかしいね」 キョン「俺だって恥ずかしいんだぞ!」 国木田「好き」 キョン「え?」 国木田「何でもない!」 キョン「いや、お前今好きって言っただろ」 国木田「聞こえてたんじゃないか・・・キョンはどうなの?僕の事好き?」 キョン「ああ」 国木田「ちゃんと言ってよ」 キョン「国木田、お前が好きだ」 国木田「嬉しい…僕もキョンの事好き」