ハルヒ「有希はキョンのことが好きなのね!」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/12(月) 15:39:51.75 ID:tvsDaRaD0 長門「・・・・・・」 ハルヒ「黙ってたってあたしにはわかるんだから!」 長門「・・・・・・」 ハルヒ「アホキョンなんかに有希は勿体ないとは思うけど・・・」 長門「・・・・・・」 ハルヒ「・・・応援、するからねっ!」 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/12(月) 15:45:20.71 ID:tvsDaRaD0 ガチャ キョン「おう」 ハルヒ「やっと来たわね!キョン!」 キョン「すまん、国木田のやつが珍しく饒舌でな・・・」 ハルヒ「まあいいわ、キョン!あんた有希の前に座りなさい!」 キョン「え?」 見れば、長門はいつもの窓際ではなく、めずらしく長机に接した椅子に座っている。 キョン「まあいいが」ギッ 向かい合う俺達を、ハルヒが団長席から見下ろすような形だ。 一体なんだってんだ。 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/12(月) 15:50:52.64 ID:tvsDaRaD0 ハルヒ「今日は団員同士の親睦をさらに深めようと思うのよ!」 キョン「・・・まぁ分かったが、お前だけどうしてそんなエラソーな位置なんだ」 ハルヒ「団長席は特別だわ!団長たるもの、こういう場では団員同士の話し合いに助言や提言をもたらす程度の、アドバイザー的ポジションであるべきなのよ!」 キョン「そうかい」 長門「・・・・・・」 気付けば、長門は本を閉じて机上に置いていた。 意外にも積極的な談話スタイルだ。 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/12(月) 15:52:26.04 ID:tvsDaRaD0 ハルヒ「議題はズバリ、恋愛についてよ!」 キョン「はぁ!?」 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/12(月) 15:58:26.47 ID:tvsDaRaD0 ハルヒ「団員おのおの恋愛観について話し合ってもらうわ!」 キョン「おいおい、それは団活に関係があるのか」 ハルヒ「大いにあるわよ!いい!?古今の東西を問わず、男女の関係あるところには必ず大きな超現実的出来事が存在するわ!」 話が長くなりそうなので、ツッコミは控えておこう。 ハルヒ「いわばこれは、人間の内面的不思議探しなのよ!」 長門、何か言ってくれ。 長門「・・・・・・」 真っ直ぐな瞳で頷かないでくれ。 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/12(月) 16:02:04.84 ID:tvsDaRaD0 やれやれ。 キョン「しかしだな、ハルヒ」 ハルヒ「何よ?」 キョン「今ここには、俺とお前と長門の3人しかいないわけだが」 ハルヒ「あたしはカウントしなくていいわよ、記録係兼、何かあった時のアドバイザーなんだから。」 記録係、ねえ。 団長様がわざわざそんな雑務を買って出ることのほうがよっぽど不思議的出来事だぜ。 しかし、 キョン「だったらなおさらだ。俺と長門だけじゃ閉塞的な議論にしかならんぜ」 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/12(月) 16:04:54.79 ID:tvsDaRaD0 そもそも議論になるのか、という問題は置いておいて。 ハルヒ「はぁ・・・わかってないわね、キョン」 キョン「なんだ?朝比奈さん達を待つってことか?」 ハルヒ「ノン!」 急に国際色を発揮するな。 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/12(月) 16:10:39.90 ID:tvsDaRaD0 ハルヒ「いいことキョン、議論においては参加人数によってまったく違う展開や意見が出てくるものなのよ! こと恋愛に関しては、2人で思う様論じたほうがより深く忌憚ない意見を交わせるであろうことうけあいだわ!」 そうなのだろうか。 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/12(月) 16:15:47.27 ID:tvsDaRaD0 キョン「ところでハルヒ」 ハルヒ「なによ!?」 キョン「どうしてお前は泣いているんだ」 ハルヒ「っ!?」 長門「無理はよくない」 ―――――――――――― 古泉「ヤッベwwwwwこれ神人ヤッベwwwww死ぬwwwww」 おわり