ハルヒ「有希、何読んでるの?」 長門「……これ」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/18(火) 23:15:33.82 ID:+hpx78j00 ハルヒ「ふーん、英語で何書いてあるかさっぱりわからないわ」 長門「……」 ハルヒ「有希は家庭科の課題で何つくったの?」 長門「……そば」 ハルヒ「そう。……」 長門「……」 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/18(火) 23:17:58.73 ID:+hpx78j00 ハルヒ「有希、昨日テレビ見てたらね。有希にそっくりな人が映ってたのよ」 長門「……」 ハルヒ「インタビューされている人の後ろで、有希が本を読みながら歩いていたのよ!」 長門「……」ピクッ ハルヒ「見覚えない!?」 長門「……わからない」 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/18(火) 23:20:59.09 ID:+hpx78j00 ハルヒ「ねぇ有希。私に数学教えてくれない?」 長門「……どこ」 ハルヒ「ここよ、ここ!」 長門「ここはx−1をAと置いて展開してAについての恒等式を解けばいい」 ハルヒ「……」 長門「……」 ハルヒ「……わ、わわわかったわ。ありがとう有希」 長門「……」 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/18(火) 23:26:00.95 ID:+hpx78j00 ハルヒ「有希、この頃あなた元気ないわね」 長門「……そうでもない」 ハルヒ「ずっと本読んでたら頭おかしくなっちゃうわよ。たまには私と一緒にあそぶわよ」 長門「……なにして」 ハルヒ「キョンを先に捕まえる遊びよ! 簡単でしょ!」 長門「……わかっt」ビュンッ ハルヒ「あれ、有希は……」 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/18(火) 23:30:09.24 ID:+hpx78j00 ハルヒ「有希〜パイプ椅子に直で座ってたら、お尻痛めると思ってクッション買ってきたわよ!」 長門「……?」 ハルヒ「とりあえず、これを敷いて座ってみなさいって!」 長門「……」パフッ ハルヒ「どう?」 長門「……気持ちよくて浮いてる感じがする」 ハルヒ「良かったわ。これならずっと本を読んでいられるわよ!」 長門「……ありがとう」 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/18(火) 23:35:16.78 ID:+hpx78j00 ハルヒ「有希、カップラーメン買ってきたわよ! 一緒に食べましょ!」 長門「……」スッ ハルヒ「有希はどれがいい?」 長門「……これっ」 ハルヒ「このとんこつ味でいいのね。ちょっと待ってて。お湯沸かすから」 長門「……おいしそう」 ハルヒ「チャーシューもメンマも買ってきたからラーメンにのせて食べなさい!」 長門「……わっふるわっふる」 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/18(火) 23:40:03.12 ID:+hpx78j00 ハルヒ「有希、二の腕を蚊に刺されてるじゃないの」 長門「……ぁ」 ハルヒ「ちょっと待ってて、職員室からムヒとってくるわ」 ハルヒ「これで安心よ。もうこれでかゆくならないから」 長門「……ありがとう」 ハルヒ「さて、今日のSOS団のサイトのカウンターはどれくらいになってるかな」 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/18(火) 23:45:00.36 ID:+hpx78j00 ハルヒ「有希、宇宙人って実在すると思う?」 長門「……わからない」 ハルヒ「私といると思うんだけどもな。なかなか出くわさないのよね」 長門「……」 ハルヒ「いつになったら会えるのかしrって…… キョンったらまた『ゲーセン行ってくる、乙』ってメモを残していってるわ」 長門「……ふみゅぅ」 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/18(火) 23:48:26.20 ID:+hpx78j00 ハルヒ「有希、何か面白い話きかせて!」 長門「……昨日……道を歩いていたら……」 ハルヒ「ど、どうしたのよ!?」 長門「……知らない人がお菓子をくれた」 ハルヒ「ななな、ななんなのよ、そのお菓子って!」 長門「……キョロちゃん」 ハルヒ」「 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/18(火) 23:57:50.14 ID:+hpx78j00 長門「昨日」 ハルヒ「どうしたの有希?」 長門「……キョロちゃんの箱開けたら」 ハルヒ「うんうん!」 長門「……金が出た」 ハルヒ「すごいじゃないの! どうしたのよそれ!」 長門「古泉一樹が『僕が大事に預かっておきます』って言って……そのまま」 ハルヒ「……なんだか怪しい雰囲気がするわ」 長門「……キョロちゃんはおいしかった」 長門「キョロキョロ」 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/19(水) 00:07:32.13 ID:sd0hbUbG0 ハルヒ「有希、何かSFの話をしてよ」 長門「……過去に何回かタイムスリップしたことがある」 ハルヒ「え、!?」 長門「……そこで刺された人を助けたり……した」 ハルヒ「……嘘よね!?」 長門「うそぴょーん」 ハルヒ」「 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/19(水) 00:16:21.47 ID:sd0hbUbG0 長門「……そういえば、古泉一樹から昨日、おもちゃのカンヅメ宇宙缶をもらった」 ハルヒ「よかったじゃないの! 中身が気になるわ!」 長門「……中身?」 ハルヒ「そう中身よ!」 長門「……何も入ってなかった」 ハルヒ「ん、入っていなかったあ?」 長門「古泉一樹が『長門さん、これが金でもらえる宇宙缶です。どうぞ』って……」 ハルヒ「……やっぱりなんだか怪しいわよね」 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/19(水) 00:23:28.20 ID:sd0hbUbG0 ハルヒ「有希、その宇宙缶気に入っているのね」 長門「……これは本と筆箱入れ」 ハルヒ「宇宙缶抱きながら、パイプ椅子クッションに座って本読むなんて斬新なスタイルね」 長門「……そう」 ハルヒ「なんだか`萌え`を感じるわ」 長門「……」ギュッ 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/19(水) 00:28:34.88 ID:sd0hbUbG0 ハルヒ「キョンったらこの頃ゲーセンばっかりで全く部室に来ないわね」 長門「……あらら」 ハルヒ「『ゲーセン行ってくるから部費くれよ』なんて……許せないわ」 長門「……」 キョン「どうすればいいのかしら。最近、浮かれすぎなのよキョンは」 長門「……部費でキョロちゃん買おうよ」 ハルヒ「有希! 駄目でしょ!」 長門「わっふるわっふる」 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/19(水) 00:40:48.11 ID:sd0hbUbG0 ハルヒ「キョンったら許せないわ。昨日の全国模試で全教科平均偏差値68を取ったのよ。 私はそれ以下でなんだか敗北感しかないわ」 長門「……そう」 ハルヒ「有希はどうだったの?」 長門「……私は偏差値測定不能って書かれてた」 ハルヒ「!!」 長門「おそらく試験中、ずっと本を読んでいたせい」 ハルヒ「ということは……」 長門」「 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/19(水) 00:50:44.25 ID:sd0hbUbG0 ハルヒ「昨日、キョンと一緒に夜の東京スカイツリーに行ったのよ」 長門「……そう」 ハルヒ「天望回廊から見る景色は絶景ね。あんなに夜景が綺麗なんて夢にも思わなかったわ」 長門「……いいな」 ハルヒ「有希も今度一緒に行きましょ!」 長門「わっふるわっふる」 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/19(水) 01:00:46.93 ID:sd0hbUbG0 ハルヒ「そろそろ下校の時間ね」 長門「……」パタッ ハルヒ「また明日ゆっくりお話ししましょ」 長門「……」ピクッ ハルヒ「さあ、帰りはコンビニでキョロちゃんを大量に購入するわよ!!」 長門「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」 (終わり)