アカギ「ククク・・・脱衣麻雀だ」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/24(木) 00:17:00.65 ID:vFlMXeYH0 昭和の怪物、鷲巣巌・・・・・・! 己の快楽のため、若者の命をギャンブルで弄ぶ生ける吸血鬼・・・・・!! これは無謀にもこの怪物に勝負を挑む、一人の天才の物語である・・・・・・・・!!! 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/24(木) 00:18:15.49 ID:vFlMXeYH0 昭和40年8月某日・・・・! 降りしきる雨の中、この日、後に伝説と呼ばれることとなる、 ひとつの麻雀が生まれようとしていた・・・・・・!!! 鷲巣「君が負ければ血を失い、ワシが負ければ金を失う・・・・・    ククク、簡単なルールだろう?」 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/24(木) 00:21:29.54 ID:vFlMXeYH0 鷲巣巌が挑戦者、赤木しげるに提案したルール・・・・!! ・鷲巣麻雀牌を用いて麻雀を行い、アカギが勝てば鷲巣はアカギに金を、逆に鷲巣が勝てばアカギは自らの血液を鷲巣に差し出す ・レートは10cc=10万円=1000点 ・半荘6回 アカギ「ああ、なんでもいいからとっとと始めようぜ・・・     ダラダラしてたらアンタの寿命が尽きちまう」 鷲巣「ハハハ・・・君のような恐れを知らぬ若者を打ち負かすのが、    今のワシの最高の生きがいだよ・・!」 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/24(木) 00:22:00.52 ID:vFlMXeYH0 雷鳴とともに幕を開ける、鷲巣麻雀・・・・・!! 稀代の天才と、世紀の怪物を前に、今後の展開を予測できる者など存在しない・・・・・・・!!! 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/24(木) 00:24:51.60 ID:vFlMXeYH0 東一局――――――― 今世紀最悪の饗宴は・・・・・・意外にも静かに開始される・・・・!! 雀卓を囲むは・・・・・アカギ、鷲巣、安岡、鈴木(黒服)の4人・・・・!! そして・・・・! 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/24(木) 00:27:09.11 ID:vFlMXeYH0 鷲巣「ほう、少しはやるようだな小僧。ホレ、持って行け」 アカギ、安岡からの差し込みによりロン・・・! 黒服から、アカギに勝ち点に相当する100万円が与えられる・・・・・・・!!! 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/24(木) 00:28:41.77 ID:vFlMXeYH0 しかしアカギ、意外にもこれをスルー・・・・・!! そして・・・・驚くべき言葉を口にする・・・・・・!!! アカギ「金・・・?ククク・・・・・バカ言っちゃいけねえ・・・・・     俺はそんなチンケなモンのために、命賭けてまでここに来たんじゃねえぜ―――」 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/24(木) 00:31:49.28 ID:vFlMXeYH0 鷲巣「は・・・・?」 仰木「・・アカギ・・・・・・・・一体何を言っている・・・・?」 アカギ「相手は昭和の怪物とまで呼ばれた伝説の男―――     しかし今は、己が築きあげてきた金も名誉も失い、警察に追われる身だ。     そんなヤツの逃げ腰の金なんかに、今更何の価値がある――――― 安岡「なん・・・だと・・・?」 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/24(木) 00:33:18.39 ID:vFlMXeYH0 アカギ「俺が興味あるもの、それは―――」 アカギ「鷲巣巌、アンタの裸さ」 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/24(木) 00:36:25.48 ID:vFlMXeYH0 意外・・・・・!!あまりにも意外ともいえるその言葉に、一同―――――唖然・・・!! 理解不能・・・・・・!!!! 仰木「はだ・・・・」 安岡「か・・・・!?」 鷲巣「・・・・・何を言っておる・・?小僧・・・・!?」 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/24(木) 00:39:56.04 ID:vFlMXeYH0 アカギ「俺は今日、麻雀でアンタを脱がせに来た――――そう言ったのさ」 鷲巣「ワシを・・・脱がせに来た・・!?」 仰木「アカギ・・・お前・・・、頭がおかしくなったのか!?」 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/24(木) 00:42:47.60 ID:vFlMXeYH0 アカギ「ククク・・・・・まあ聞いてくださいよ、仰木サン     確かにこの勝負、負ければ相手は自分が築き上げてきた、最後の金を失うわけだ」 アカギ「―――だが、だからといって、死ぬわけじゃない」 アカギ「逮捕されて収監されようが、鷲巣巌という人間は、おそらく寿命まで生き続けるでしょう」 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/24(木) 00:45:38.98 ID:vFlMXeYH0 アカギ「だが今日、麻雀で負けて裸にされた、としたらどうなる・・・!?」 アカギ「奴は今まで築き上げてきた、金以上に大事なもの・・・・・ 『社会的地位』を失うことになる・・!!」 仰木「社会的・・・・」 安岡「地位・・・・・!!」 アカギ「ええ・・・鷲巣巌という人間は、今後一生、『脱衣麻雀に負けた男』     というレッテルを貼られる運命を背負う・・!」 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/24(木) 00:48:44.41 ID:vFlMXeYH0 アカギ「ククク・・・・そんなことになれば、鷲巣巌という人物として生きていけなくなることは必至・・・!」 アカギ「下手をすれば、『昭和の怪物』という伝説も、脱衣麻雀に負けた男の戯言として、永遠に虚構の中に葬られることになる・・・!!」 アカギ「鷲巣巌という人間は――――――――文字通り、死ぬ・・・」 ざわ・・・・ざわ・・・・・・・ 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/24(木) 00:52:36.83 ID:vFlMXeYH0 黒服(た、確かに・・・・!!)ゴクッ 仰木「考えたな・・・・・!アカギ・・・!!」 アカギ「ククク・・・・まあ向こうが乗り気なら、って話ですがね・・・」シュボッ フーッ 安岡(いや・・・、流石にそれはあり得ないと思うが・・・・!!) 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/24(木) 00:56:00.98 ID:vFlMXeYH0 安岡の考え通り、鷲巣にとってはすべてが未知数・・・・・・・!!!! 70を越えた老人に、金ではなく、脱衣を要求する挑戦者・・・・!! 不可解・・・!あまりにも不可解・・・・!!!! 鷲巣は当然これを警戒する・・・誰もがそう思っていた・・・・!しかし・・・・!!! 鷲巣「・・・いいだろう・・・・」 鷲巣巌・・・・・なんとこれを承諾・・・!!!!!! 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/24(木) 01:00:40.93 ID:vFlMXeYH0 安岡「なに・・・!?」 鷲巣「・・・貴様の要求通り、受けてやる・・・・その脱衣麻雀とやらを・・・・」 安岡「しょ・・・正気か!?」 鷲巣「命をかけ・・・大金を目の前にしながら・・・それには目もくれず、    望むものはワシの裸だと言う・・・」 鷲巣「そんな若者は・・・今までいなかった・・・・一人として・・・!!」 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/24(木) 01:04:32.03 ID:vFlMXeYH0 鷲巣「そのような剛胆な若者が、一体どれほどのイチモツを持っておるのか・・・!!」 鷲巣「数十年ぶりともいえる知的好奇心が湧いてきたわい・・・・・カカカカカ・・・」 アカギ「ククク・・・そうこなくちゃあ、面白くねえ―――」 安岡(狂ってやがる・・・鷲巣巌・・・・・この男も・・アカギ並に・・・!!) 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/24(木) 01:09:48.48 ID:vFlMXeYH0 開かれる・・・狂気の扉・・・・・・・・!!! もはや・・・・誰にも止められぬ・・・・・・・!!! 前代未聞・・・・!!!脱衣鷲巣麻雀・・・・・・・・!!!! これから・・・!長い夜が始まる・・・・・・!!!!! おわり 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/24(木) 01:16:21.86 ID:vFlMXeYH0 じじいの裸とか誰得 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/24(木) 01:22:32.42 ID:vFlMXeYH0 〜おまけ〜 雀卓を囲む4人の男・・・・・!! ハタから見れば・・・・至って普通の光景・・・・・・!! しかし、目を凝らしてよく見ると・・・・・!うち2人はほぼ半裸・・・・!!! しかもその中の一人は・・・・いつ天に召されてもおかしくない老人・・・・・!!!! 分からない・・・!!何が彼らをそこまで向かわせるのか・・・・・!!! 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/24(木) 01:25:37.85 ID:vFlMXeYH0 アカギ「ロン。親ッパネだ」 鷲巣「ぐっ・・・・・!!」 アカギ「この肌着を脱いだら残るは下一枚・・・・そういう思考が手元を狂わす・・・!!」 アカギ「そんな乙女のような純真な心を持っていては、オレには勝てない」 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/24(木) 01:28:55.55 ID:vFlMXeYH0 アカギ「さあ、脱いでもらおうか・・・・!」 鷲巣「小僧・・・・・!!!」ぐにゃあ〜〜〜〜 何局と繰り返しても・・・決してひっくり返らぬアカギと鷲巣の順位・・・・・!! しかし・・・・この場にいる誰もが知るよしもない・・・!!! このときアカギ・・・・・すでに賢者モード・・・・・・・!!!!! 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/05/24(木) 01:38:24.98 ID:vFlMXeYH0 アカギ「ククク・・・・年の割にキレイなピンク色しているじゃないか・・・・鷲巣巌・・・・!!」 鷲巣(おのれ、おのれ、おのれ・・・・・・・) かけめぐる脳内物質・・・・・・!!!! 入り乱れる・・・!! 背徳感・・・!羞恥心・・・・!貞操観・・・・・!! 廻る・・!廻る・・!!鷲巣の頭の中で・・・・・・・・!!!!! アカギ「始めようか、次の対局を――――」 夜はまだ終わらない――――――――――――――― こんどこそ終わり