ハルヒ「キョン……どうしてもキョンに伝えたいことがあるの……」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/07(土) 12:34:59.91 ID:iR/fg/HH0 キョン「なんだよ、いきなり」 ハルヒ「キョン……も、もうすぐで高校も卒業でしょ……」 キョン「そうだな。それがどうかしたのか」 ハルヒ「え、えーと……」 キョン「たしか俺とお前は行く大学が別々だったろ。 やっと誰にも縛られない生活を送れるとなると俺は心底嬉しいぜ」 ハルヒ「キョ、キョン……」 キョン「なんだよ、いつものハルヒらしくないな」 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/07(土) 12:41:17.67 ID:iR/fg/HH0 ハルヒ「べ、別々の大学に行っても……ずっと友達よね?」 キョン「友達だと……!? ふざけんな」 ハルヒ「え……」 キョン「お前は俺と3年間やってきて、まだ友達だと思ってんのかよ。 俺にそんな気は微塵もないぜ」 ハルヒ「……キョン」 キョン「ごめんな、ハルヒ。そういうことだ」 ハルヒ「……わかったわ。でもキョンと過ごした時間は私にはとても楽しかったわ」 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/07(土) 12:48:28.82 ID:iR/fg/HH0 キョン「ああ、俺も楽しかったさ」 ハルヒ「なら、なぜ……」 キョン「あのな、ハルヒ……」 ハルヒ「な、なによ……そ、そ、そんなに近づいてきて……」 キョン「俺たちは友達なんかという安っぽい輪じゃ いつのまにか収まりきらなくなっちまってたんだ」 ハルヒ「キョ、キョン……」 キョン「ハルヒ……3年間ありがとな。これからは恋人として俺のそばにいてくれないか?」 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/07(土) 13:00:06.31 ID:iR/fg/HH0 キョン「……大、大、大好きだぞ、ハルヒ」 その瞬間二人の影は一つとなり、文芸部室には濃厚な静寂の時が流れた。 END 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/07(土) 13:15:25.42 ID:iR/fg/HH0 後日談 キョン「ハルヒ、アイスクリームでも食べながら帰らないか?」 ハルヒ「いいわね! でも私、今日お金持ってきてないわよ」 キョン「あ、俺もアイスを一つぐらいしか買えない金しか持ち合わせていないが……」 キョン「まあ、一緒に食べようぜ」 キョン「ハルヒ、口を開けろ。あ〜ん だ」 ハルヒ「な、なによ// は、恥ずかしいわね。 あ、あ〜ん」 キョン「とっても可愛いぞ、ハルヒ」 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/04/07(土) 13:20:07.20 ID:iR/fg/HH0 ハルヒ「キョンから貰うアイスは格段においしいわ」 キョン「でもなハルヒ、もっとおいしいものがあるだろ」 ハルヒ「いいや、これ以上においしいものなんてこの世に存在しないわよ!」 キョン「アイスが唇についてんぞ」 ハルヒ「あっ」 TRUTH END