ハルヒ「ぶっちゃけキョンいらなくね?」 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/03/18(日) 00:47:36.47 ID:CdL50YGNO ハルヒ「みくるちゃんはマスコットだし、有希は文芸部員、古泉くんは謎の転校生だけど、キョンは何もないわよね」 ハルヒ「なんで私、最初にあんな奴の事を選んだんだろ」 鶴屋「私に言われてもなぁ〜」 ハルヒ「名誉顧問なんだから、話くらい聞いてよ」 鶴屋「まぁ、私は別にいいけど」 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/18(日) 00:56:11.30 ID:CdL50YGNO ハルヒ「最近それが気になっちゃってね、どうしてかなってずっとキョンを見ているけど、全く理由がわからないのよ」 ハルヒ「いつも傍観者で常識人みたいな立ち位置でいるようで、でも、私のためにいろいろしてくれて」 ハルヒ「この前なんてあいつが夢に出てきたのよ」 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/18(日) 01:05:09.27 ID:CdL50YGNO ハルヒ「いつもと違って私を引っ張ってくれて、それが少し格好よくて」 ハルヒ「最後なんか…」 鶴屋「どうしたにょろ?」 ハルヒ「ま、まぁともかく、我がSOS団に、キョンはいらないと思うのよ」 鶴屋「ふ〜ん」 ハルヒ「何よ、その私にはわかりますって顔」 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/18(日) 01:14:32.30 ID:CdL50YGNO 鶴屋「いやいや、青春だなって思ってさ」 鶴屋「それなら私に、いい考えがあるにょろ」 ハルヒ「何よ?」 鶴屋「お耳を拝借」ゴニョゴニョ ハルヒ「なるほど、やってみると良いかもね」     〜〜〜〜〜〜〜 ハルヒ「あんた、今日から1週間SOS団に来なくて良いわよ」 キョン「は?」 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/18(日) 01:22:43.64 ID:CdL50YGNO キョン(こいつはいきなり何を言い出しているんだ?) キョン(また新たなやっかい事の予兆なのか?) キョン(なら、おれは今回そこから外されたことになるわけだ) キョン(俺としては、やぶさかではないんだが、古泉や長門は良いとして、朝比奈さんは大丈夫だろうか?) 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/18(日) 01:31:26.72 ID:CdL50YGNO キョン(それに1週間経ったら、俺の居場所がなくなっていたりとかしないだろうな) キョン(まぁ、俺の知ったこっちゃないか) キョン(今回は完全に蚊帳の外みたいだしな) キョン「了解、じゃあまたあしたな」 ハルヒ「じゃあ私は行くから」 ハルヒ(理由も聞かないのか) ハルヒ(聞いてきたとしても言える分けないけど) 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/18(日) 01:41:50.97 ID:CdL50YGNO キョン「さてと、突然暇になってしまった」 キョン「谷口と国木田は帰ったし、どうするかなぁ」 キョン「今気付いたけど、俺って友達少ないな」 キョン「はぁ、帰るか」 鶴屋「よう、少年」 キョン「どうも、どうしたんですか、鶴屋さん?」 鶴屋「別にようはないけど、一緒に帰らない?」 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/18(日) 01:51:50.95 ID:CdL50YGNO キョン「え?良いんですか?」 鶴屋「いいも何も私から誘ったいるにょろよ」 キョン「じゃあ、帰りましょうか」 鶴屋「行くぞ、少年」 キョン「待ってください」 〜〜〜〜〜〜〜〜 キョン「はぁ」 谷口「どうしたんだキョン。また涼宮に無茶ぶりされたか?」 キョン「まぁ間違ってはないんだが」 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/18(日) 02:00:10.78 ID:CdL50YGNO 国木田「そういえば、涼宮さんともあんまり喋ってないね」 キョン「ああ、昨日から1週間暇をだされてな」 谷口「そうかそうか、とうとうお前も振られたか」 谷口「お前は最長記録更新だよ」 キョン「俺はハルヒと付き合った覚えはない」 国木田「でも、学校の公認のカップルにNo.1で選ばれていたよ」 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/18(日) 02:08:32.22 ID:CdL50YGNO キョン「それは誰が作ったんだよ」 国木田「新聞部だよ」 キョン「やれやれ、勘弁してくれよ」 ハルヒ「……」 〜〜〜〜〜〜〜 ハルヒ「みくるちゃん、お茶」 みくる「はい」 ハルヒ(あれから3日たった) ハルヒ(その間一度もキョンと話していない) ハルヒ(なんだろう、なんかもやもやする) 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/18(日) 02:17:53.42 ID:CdL50YGNO ハルヒ(授業中の真剣な表情や、友達と話している時の緩んだ顔、その一つ一つに釘付けになる) ハルヒ(私、どうしちゃったんだろ?) ハルヒ(やっぱりこれって……) ハルヒ(いや、まだ結論を出すには早すぎる) ハルヒ(とりあえず、後4日は待ってみよう) 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/18(日) 02:26:12.35 ID:CdL50YGNO 〜〜〜〜〜〜〜 キョン「はぁ」 谷口「またため息かよ」 国木田「なんだか日が経つに連れ、二人とも元気がなくなっているね」 キョン「そうか?」 キョン(明日でやっと部室に行ける) キョン(ハルヒと話したいんだったら、後ろを向けばいいだけなんだけど、なんだか壁があるような気がして振り向けない) 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/18(日) 02:35:43.86 ID:CdL50YGNO キョン(明日行ったら、俺の場所は残っているだろうか) キョン(ハルヒが互いの正体を知り、一般人である俺が入り込めない、って言う状況になっていないだろうか) キョン(それどころか、俺の場所は他の一般人にとられているとか) キョン(ハルヒにとって、俺はただそこにいただけだからな) キョン(替えはいくらでもきくだろ) キョン(明日が憂鬱だ) キョン「はぁ」 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/18(日) 02:44:33.54 ID:CdL50YGNO 〜〜〜〜〜〜 キョン「とうとう来てしまったか」 キョン(部室の前まで来てしまったが、この扉が開けられない) キョン(いつもみたいに入ればいいんだが、俺の場所がなかったらと考えると、手が氷の様に固まってしまう) キョン「はぁ、ダメだ入れない」 キョン「今日は帰ってまた明日にしよう」 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/18(日) 02:54:45.03 ID:CdL50YGNO キィ キョン「え?」 ハルヒ「あんたなにしてんのよ」 キョン「何って、いや、その……」 ハルヒ「無断欠席は許さないんだからね」ダキ キョン「え!?」 キョン(ハルヒが俺に抱きついている!?) キョン(なんでだ?どうしてこうなった!?) キョン(あれ?なんだか胸のあたりが湿っている気が……) 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/18(日) 03:04:42.96 ID:CdL50YGNO キョン(ハルヒが泣いてる!?) キョン(なんでだ?どうしてこうなった!?) キョン(何故かはわからないが、俺がとるべき行動は一つか) キョン「悪かったな、ハルヒ」ナデナデ ハルヒ「!!」 ハルヒ「そ、そうよ!あんたが帰ろうとしたのがわるいのよ」 キョン「そうかい」ナデナデ ハルヒ「あんたは私のものなんだからね!」 キョン「はいはい」ナデナデ ハルヒ「わかればいいのよ、わかれば」 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/18(日) 03:14:24.09 ID:CdL50YGNO 古泉「これであなたの思い通りですか?」 鶴屋「あっちゃー、ばれてたか」 古泉「わかりますよ。涼宮さんが言うことを聞くのは、彼かあなたくらいですから」 鶴屋「そうかなぁ?まぁ、みくるのは聞かなそうだけど」 古泉「ところで、どうしてこんなことを?」 鶴屋「だって、明らかに相思相愛なのにずっとくっつかないからさ、名誉顧問としては心配だったにょろ」 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/18(日) 03:21:49.05 ID:CdL50YGNO 古泉「なるほど」 鶴屋「そういうことだからじゃあね」 鶴屋「あと、君も早くいい人を見付けなさいよ。ハルにゃんはキョンくんがとっちゃったからね」 古泉「やれやれ、困ったものです」 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/18(日) 03:25:02.02 ID:CdL50YGNO 〜〜〜〜〜〜 キョン「それで、どうして俺は休まなくちゃいけなかったんだ?」 ハルヒ「それは、その、私にとってあんたがどんな存在か確かめたくて」 キョン「それで結果は?」 ハルヒ「その、あんたは私には必要不可欠なのよ」 キョン「そうかい」ナデナデ ハルヒ「こら、撫でるなぁ」 キョン「ハルヒ」 ハルヒ「何よ」 キョン「好きだ」 ハルヒ「!!」 ハルヒ「……ばか」 〜fin〜 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/18(日) 03:25:28.76 ID:CdL50YGNO これで終わりです お付き合いありがとうございました リクエストがあって昼まで残っていたらまた書くかもしれません ではよい夢を