古泉「長門さん、顔が近いのですが」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 16:46:27.22 ID:My8LDb/70 長門「……」じっ どういう訳か長門さんは何時もは団長席の横で読書をしているのに、 今日は僕の隣まで椅子を引き摺ってきてずっとこの調子です まだ他の方が来て居ないので尚更居辛いのですが… 古泉「あの…」 長門「なに」じっ 古泉「いえ、ですから近いと」 長門「大丈夫」 古泉「いや…長門さんではなく僕が」 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 16:49:18.67 ID:My8LDb/70 長門「……迷惑だった」 ぱちりと瞳を瞬かせて問い詰めて来ます ええ、中々に破壊力は高いです 古泉「いえ、迷惑と言うか…」 長門「…迷惑ではない?」 古泉「いや、あの…」 長門「ない?」 古泉「は、はい…」 ぎしりとパイプ椅子を鳴らして身を乗り出して来る長門さん 正直真意を測りかねますが…なんと言うかどうにかなりそうです 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 16:52:42.23 ID:My8LDb/70 長門「…古泉一樹」ずい 古泉「!」 古泉「長門さん…!?」 長門さんが僕の膝の上に片手を置き、更に身を乗り出して来ました 言うなれば下から見詰めて来るとでも言うのでしょうか しかもあろう事がその距離はどんどん近付いているように感じます 古泉「ちょ、ちょっと…!」 長門「任せて」 古泉「任せてっていったい…!」 長門「…」ふぅーっ 古泉「あふぅ」 長門「……。」じっ 古泉「……すみません…」 死にたい… 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 16:55:11.58 ID:My8LDb/70 長門「……」すっ 古泉「…?」 何だったのだろう。しかし心臓に悪い事に変わりはありません まだ早鐘の様に心臓が脈打っています 長門「実験」 古泉「実験、ですか…?」 長門「そう、彼が言っていた…顔が近い、息を吹きかけるなと」 長門「不快?」 古泉「いえとんでもない」 長門「…?」 古泉「…すみません」 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 16:57:38.14 ID:My8LDb/70 古泉「……」 長門「……」じっ 古泉(気まずい…どうしよう) 古泉(こんな時には皆さんの力添えを) 古泉「と言う訳で>>8さん、良い話題やアイデアはありませんか?」 長門「誰に話しているの」 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 17:00:32.10 ID:XNc5B3MLO まず服を脱ぎます 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 17:04:41.16 ID:My8LDb/70 古泉「そうですね、今日は割と小春日和ですしね」 まず服を脱ぎましょう という事でブレザーを脱ぎました。椅子に掛けておきましょう 長門「…」ぐっ 古泉「…」 長門「……」ぐいっ 古泉「あの…長門さん?」 長門「大丈夫」 いえ、僕のブレザーなのですが… 持って行かれると少し困ると言うか 長門「気にする必要はない、後で返す」 何か鋭い目付きで睨まれた様な気がしました。何時もと変わり無いのですが とりあえず怖いので、ブレザーは好きにさせてあげましょう 古泉「…困ったものです」 長門「…」すっぽり 寒かったのでしょうか、僕のブレザーを奪おうとしたのはどうやら羽織る為だったようです 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 17:07:16.99 ID:My8LDb/70 長門(……可笑しい) 長門(本から得た情報ではこれで殆どの有機生命体の雄は此方を意識するはず) 長門「……」じっ 古泉「…?」にこ 長門(まるで意識していない) 長門「…どうするべき?>>13」 古泉「誰に話しかけてるんですか?」 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 17:09:13.62 ID:lq3YS/6P0 膝に座る 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 17:12:53.72 ID:My8LDb/70 古泉「…しかし遅いですね……」スッ 古泉一樹が携帯端末を取り出したのを確認 連絡されてしまっては不都合。今仕掛ける 長門「…」ガタッ 古泉「おや、何処に?」 長門「…」 古泉「…?」 長門「…失礼する」ストン 古泉「…」にっこり 古泉一樹。喜んでいる…? 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 17:13:24.51 ID:My8LDb/70 長門「…」くりっ←頭を上げて見上げた 古泉「…」にっこり 違う。笑顔を象ったまま硬直している 長門「……古泉一樹」 見上げた姿勢から少し頭を揺らして、頭部で古泉一樹の胸元を揺らす …反応が無い 古泉「…」 古泉「ハッ…!な、長門さん何を…!」 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 17:16:58.47 ID:My8LDb/70 あっ、あぁぁあ…!長…っ長門さん…! 見た目以上に柔らかい、柔らかい脚…お尻…! こ、これはまずいですね…このままでは色々と反応してしまいそうです…ええ 残念ながら僕は同性愛者ではなくれっきとしたノーマルなのです。こんな事をされては堪りません 古泉「…な、長門さん…」 長門「したかった」 古泉「はい!?」 長門「それだけ」 古泉「…」 深い意味は無いんでしょうね。しかしまずい… 古泉(どうしましょうか>>20さん) 長門(畳み掛けたい。>>18に意見を求める) 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/03/01(木) 17:23:55.57 ID:I2UJPieOO ほっぺたつんつん 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 17:19:16.06 ID:0R+PcQiQO 耳はむはむ 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 17:30:41.37 ID:My8LDb/70 長門(…この体制では厳しい。向き直る) 古泉(ほっぺたですか…この体制だと少し反応が見え辛いですg 長門「…」グルンッ 古泉「おぅほっ!!」ビクン おおう、危うく愚息が捻れるところでした が…却って好都合ですね 古泉「…」つん ぷにゅ 長門「…」 古泉「…あ、いや…すみません。あんまり触り心地が良さそうでつい」 長門「良い」 古泉「申し訳ありません」すっ 長門「…もっと」 古泉「…え」 長門「もっと」 古泉「分かりました…」ぷにゅぷにゅ 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 17:33:53.45 ID:My8LDb/70 古泉(しかし…なんでしょう、向かい合わせで触れ合って…) 古泉(何と言うか、今誰か入って来たら大変な事になるのでは)もにもに 長門(…既に突くのではなく、触って揉まれている形になっている) 長門「…悪くはない」 古泉「はい?」 長門「いただきます」 古泉「…?」 長門「…ぁむ」はむり 古泉「ぁふぅ」 また気色悪い声が出てしまいました…っていうか長門さん何を…! 長門「もんふぁいなぃ…」はむはむ 古泉「いや、ちょ…っ…///」 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 17:37:39.29 ID:My8LDb/70 古泉「な、長門さん…っ!」 長門「…!」 と、とりあえず両手で肩を押して距離を置きます このままでは僕の理性がスペクタクル 長門「…なに?」じー 古泉「いえ…あまりこういう事は」 長門「不快だった」 古泉「そういう訳ではありませんが」 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 17:38:00.17 ID:My8LDb/70 長門「謝罪したいと思っている」 古泉「いえ、ですから」 長門「すまない」 俯く様に頭を下げると、長門さんは退いてしまわれました 残念な気分なのは何故でしょうか… と言うか酷く悪い事をした気分ですよ 長門(押してダメなら退いてみる作戦) 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 17:41:04.99 ID:My8LDb/70 長門「…」ペラリ 古泉「……」パチリ 長門さんは読書を、僕は一人オセロを。割と僕達二人きりの場合にはよくある光景でしょうか さて、そろそろ誰か来ても良い頃合ではないかと思うのですが… 長門(…古泉一樹。窓ばかり見ている、全く集中出来て居ない) 長門(証拠に、オセロは先程から白しか打って居ない…動揺するほどに嫌だった?) >>31誰か来るor来ない 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 17:42:12.73 ID:E8dx7l3D0 来ない 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 17:46:14.95 ID:My8LDb/70 ―部室前― 鶴屋「…ん」 鶴屋「…やーっぱやめたっと!なぁんか今は入っちゃダメってあたしの勘が言ってるね!」くるり タッタッタ… ―部室― 古泉(可笑しい…本当に皆さんどうされたのか……彼と涼宮さんはセットで考えるとして、朝比奈さんも…?) 古泉(だとしたら僕らだけ誘わないと言うのも疑問だ…)ウーン 長門「…古泉一樹」 古泉「…」 長門「……」クイクイ 古泉「…おっと、すみません。少し考え事をしていまして」にこ 長門「構わない」 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 17:50:17.36 ID:My8LDb/70 古泉(さてどうしましょう…流石に涼宮さん達の居所が気になるところです) 古泉「そういえば長門さん…長門さんには何か伝言はありませんでしたか?」 長門「伝言」 古泉「ええ、彼や朝比奈さん。勿論涼宮さんからでも」 長門「無い」 古泉「そうですか…可笑しいですね。三人とも無断で遅れるなんて」 古泉「連絡してみましょうか」ピッ 長門「…」がし 古泉「…何を?」 手首を掴まれましたね、しかし情報操作の類は使用していないのか力は感じられません 長門「…」じっ 古泉「……分かりました、連絡があるまで此方からは控えましょう」 何故か逆らえませんでした。不思議なものです 長門「それがいい」こくり 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 17:54:04.15 ID:My8LDb/70 カッチコッチ…… 古泉(…結局、30分経っても来る気配はありませんね。これはもう……) 古泉「今日はもう、帰りましょうか。偶にはのんびり放課後を過ごすのも悪くありません」スッ 古泉一樹が立ち上がった 笑いながら帰宅を提案している…違う、既に帰宅体制に入っている 古泉「ええと…宜しければブレザー、返して戴いても…?」 苦笑を浮かべた古泉一樹が手を差し出して来ている 私は… 長門「…」 長門(意見を聞きたい>>40) 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 17:55:23.56 ID:c4EEn14d0 帰らせない 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 17:59:52.81 ID:My8LDb/70 長門「…」グイ 古泉「…あの、長門さん…?全然動かないのですが…」 差し出されたブレザーですが、微動だにしません 長門さんの様子が一切変わらないので察知出来ませんでしたが物凄いパワーで引いているようです 長門「だめ。何らかの事情で遅れている可能性もある」 長門「まだ残っているべき」 古泉「ですが、連絡をするのは宜しくないのでしょう?」 長門「……」 古泉「…そして帰るのも駄目と」 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 18:00:08.41 ID:My8LDb/70 長門「……」 古泉「……」 長門「!」 長門(溜息が聞こえた…?) 古泉「…分かりました、お付き合いしましょう」にこり 長門「末永く宜しくお願いしたい」 古泉「はい?」 長門「…」 長門「…何も」 古泉「はあ…?」 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 18:10:49.95 ID:My8LDb/70 長門有希(チャンス…) 長門有希(何かしらの手を打ちたい>>48) 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 18:11:27.50 ID:hrdKnywr0 一緒にオセロ 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 18:16:40.21 ID:My8LDb/70 長門「オセロ」 古泉「ええ、どうにか彼を打ち負かせないかと四苦八苦してまして」 長門「一人でやるより、相手が居た方が良い」スッ 長門「私でよければ」 古泉「長門さんが、ですか…?心強いですね」にこり ―10分後― 古泉「参りました…」 まさか全部引っくり返されるなんて… 流石にショックと言わざるを得ません 長門「…」 心成しか目が爛々としているように見えますね 楽しそうだったので良しとしましょうか 長門「罰ゲーム」 古泉「?」 長門「敗者には罰を与えなければならない」 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 18:18:53.33 ID:My8LDb/70 古泉「ちょっと待ってください、罰ゲームは最初に前提条件として付けるべきものであって」 古泉「これじゃあ後出しジャンケンじゃないですか」 長門「そう……」 古泉「う…」 長門「…」シュン 古泉(…別に哀しそうな顔をしている風には見えませんが) 古泉(ひょっとしてひょっとすると落ち込んでいる風にも見える…これは…) 古泉(非常に罪悪感を感じます) 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 18:19:53.43 ID:My8LDb/70 古泉(…どうしたものでしょうか) 古泉「何か良いアイデア等ありませんか…?>>55」 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 18:22:35.60 ID:keszVfXg0 罰を受け入れる 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 18:26:31.21 ID:My8LDb/70 古泉「分かりました…敗者はただ黙して耐えるのみと言う言葉もあります」 古泉「罰ゲーム、良いですよ」ニコ 長門「…!」 おや、床を見ていた眼を此方へ向けてくれました どうやら心成しか嬉しそうにも見受けられます ええ、実は彼ほどではないでしょうが最近僕にも、長門さんの些細な変化が分かるようになりました 長門「では…罰として>>58」 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 18:27:08.24 ID:keszVfXg0 抱っこ 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 18:29:32.90 ID:My8LDb/70 長門「抱っこ」 古泉「…ん?」 古泉「すみません、聞き間違えたようです。もう一度宜しいですか?」 自分の両の掌を暫くじっと見詰めた後、此方へ差し出す長門さん そしてじっと僕を見上げて 長門「抱っこ」 …ええ、はい。こんなシチュエーションで果たして我慢出来る男性が居るでしょうか? ましてや僕はその役割から碌に女性との触れ合いなどありませんでした いえ、言い訳ですね。はい、つまり… 反射的に長門さんを抱き締めて居ました 62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 18:33:12.54 ID:My8LDb/70 長門「ぁ…」 身体が締め付けられて声が出たのか、僕の胸元に額を当てる長門さんの方から声が聞こえた気がした それを聞いて緩めるどころかまた少し強く、抱き締めてしまう 古泉「す、すみません…」 長門「良い。私が命じたこと」もぞり 長門「…」スリッ 古泉「……」 気が可笑しくなりそうです。重ねて言いますが僕は女性との触れ合いに免疫がありません 皆さん知って居ましたか?長門さんは抱き締めてみると凄く良い匂いがするんですよ それとも女性は皆さんそうなのでしょうか? 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 18:38:12.38 ID:My8LDb/70 …古泉一樹…彼の肉体は見た目よりずっと筋肉質 ブレザーを着用して居ない状態での抱擁のため、非常に分かり易い ……? 長門「古泉一樹」 古泉「はい…?」 長門「心拍数が上昇している…」 古泉「ええ、そうでしょうね」 長門「緊張している…?」じっ 古泉「…緊張している、と言うと少し違うような」 長門「では…?」 古泉「長門さんを抱き締めていると、こうなるようです」クスッ 長門「そう」 古泉「…そうですね、本などで聞いた事はありませんか?"ときめき"だとか"照れ"という奴です」 古泉(何を言っているんだろう……) 64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 18:40:48.03 ID:My8LDb/70 長門「……」 なにやら考え込んでいる様です。少し気難しそうな顔をしていますね …おっと、表情が和らぎました 長門「…大体理解した」 古泉「それはそれは」 顔が熱い…きっと今真っ赤でしょうね 古泉(最早自分では正常な判断が出来そうにありません。どうか>>67さん、助力を戴けますか?) 67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 18:43:24.99 ID:E8dx7l3D0 かるいきす 72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 18:50:13.21 ID:My8LDb/70 古泉「…長門さん」 長門「なに」 古泉「どうやら僕は今、可笑しいようです」 長門「そう」 古泉「ですからどうか、今の内に払い除けて欲しいのですが…」 長門「大丈夫」 長門「私も同じ。可笑しい」ぎゅ 長門さんが僕のシャツを握る手が強くなった瞬間 彼女の頭をそっと引き寄せるように抱いた僕は、掠め取るように小さな唇に自分の唇を触れさせて居た すぐさま顔を跳ね除ける様に退けるもやけに生々しく感触が残って 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 18:50:54.32 ID:My8LDb/70 古泉「…殴ってください」 長門「なぜ」 古泉「僕は最低ですよ」 長門「嫌ではなかった」 古泉「……」 …っはは、もうどうにでもなってしまえ 古泉「…」ぎゅっ 75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 18:55:51.46 ID:My8LDb/70 長門「…古泉一樹」 彼女の白い頬はやっぱり白いままだ でも何時もは真っ直ぐ射抜くように此方を見る黒曜石の様な瞳が、 今は少し揺れて視点が定まって居ない様にも見える気がする 古泉「はい…?」 長門「私も」 古泉「…?」 長門「私もあなたの言う表現に一致するモノを感じて居る」 古泉「と、言うと…?」 長門「……」 古泉「…長門さん?」 長門「…嬉しい。でも恥ずかしくもある。どうすれば良いか分からない」 俯いてしまった長門さんを見て、僕は心臓が更に高鳴るのを感じていた >>78 Aハルヒが入って来る Bキョンが入って来る Cみくるが入って来る 78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 18:57:06.47 ID:0wt+QnZ50 D 誰も入って来なかったので行為がエスカレートしていく 82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 19:02:18.42 ID:My8LDb/70 長門「膝」 古泉「はい?」 長門「膝の上に座りたいと思っている」 古泉「…。…そうですね、どうぞ」 僕も随分熱に浮かされているようです あっさりと長門さんを膝の上に迎え入れてしまいました むしろこの方が抱き締め易いなどと邪な考えすらあります 長門「……」 ちゅ 古泉「…っ……長門さ…」 ちゅっ 長門「何?」 古泉「いや、あの…そんなに連続して…っ」 長門「問題ない」ちゅ 古泉「…っ」 83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 19:05:19.34 ID:My8LDb/70 ―10分後― ちゅっ       ちゅ   ちゅっ ちぅ        ちゅッ 古泉「…も、長門さ…っ…」はぁっ 長門「どうしたの」 古泉「さ、流石にもう……」 長門「だめ?」 古泉「いえ、駄目ではありませんが…」 長門「なら良い」ずいっ 古泉「だ、だから…っ!」がし 長門「…」 古泉「い…今で何回したか分からない程ですよ」 長門「52回」 古泉「」 85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 19:07:42.50 ID:My8LDb/70 ―部室前― キョン「……部室から妙な息遣いが聞こえる」 キョン「…覗きたいが勇気が湧かん」 キョン「どうするか…」 >>88 88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 19:08:46.14 ID:0wt+QnZ50 なんかムラムラしてきたから今日はハルヒとホテル行くか… 91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 19:13:09.28 ID:My8LDb/70 キョン「…ムラムラしてきたな」 ダダダダダ… ハルヒ「岡部の馬鹿、ほんっとうるっさいわね…!!」 キョン「げっ」 ハルヒ「げっとは何よ。…っていうかあんた何してんの?」 キョン「俺も今来た所なんだよ」 ハルヒ「ふーん。…で、何で入んないの?」 キョン「まあ色々あってだな…いやそれよりも、だ」 ハルヒ「?」 キョン「ハルヒ、どうか此処は黙って俺とホテルに行ってくれないか?」 そのパンチはとても強烈で、俺は気付いた時には宙に孤を描いて飛んでいたんだ 92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 19:18:40.41 ID:My8LDb/70 ―部室― 長門「…ん」ちゅ、ちゅ 古泉「…っは……」 <ドスーン! <フザケンジャナイワヨ!!! <チガウ!!ハナシヲ!! 長門「…」ぐい 古泉「ちょちょちょ!ちょっと待ってください!」 93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 19:19:10.74 ID:My8LDb/70 長門「…何」 古泉「不服そうな顔をしないでください。聞こえませんか」 <コノヘンタイガァ!! 長門「何も」 古泉「嘘を言わないで下さい」 長門「謝罪する」 <ダカラゴカイダトイットル 古泉「…どうしますか」 >>98 98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 19:25:39.72 ID:kWI7/2qE0 続けろください 101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 19:32:55.86 ID:My8LDb/70 長門「…」ちぅ 古泉「…ん…って、長門さん…!」 長門「すまない。欲求に抗う事が出来なかった…」 古泉「」ぷっちん 古泉「…それなら仕方ありませんね」 唇を重ねて、擽る様に舌先で長門さんの唇をなぞる ほんの僅かに身体を震わせているのが可愛らしい 102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 19:33:23.10 ID:My8LDb/70 長門「…っ…ぅ」 古泉「…ん………」 程よく唇に滑りが出来たのを見計らって、ぬるりと唇の間へ滑り込ませて そのまま泳がせておくと、やがてちろり、ちろりと長門さんの舌が絡み付いて来た 古泉「…!」 閉じていた眼を薄く開いて、僕は驚愕した あの長門さんが。あの長門有希の頬がほんの僅か、気のせいと思ってしまいそうなくらいだが 紅くなっていたのだ 古泉「……んっ…」 103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 19:33:41.68 ID:My8LDb/70 <バカヤメロ! <ウルサイ!!ドケッ!!! バンッ! 古泉「」 長門「……」 ハルヒ「」 キョン「」 106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 19:38:59.49 ID:My8LDb/70 ハルヒ「」 キョン(…石みたいになっとるな)コンコン 古泉「……あ、あの…」 キョン「何か言い遺す事はあるか?」 古泉「えっ」 キョン「長門を辱めた罪は重いという事だ」 古泉「あの…何か誤解してませんか」 キョン「やかましい!どう見てもお前が長門を抱き締めて無理矢理キスしてただろうが…!!」くわっ 古泉(…た、確かに先程は理性の糸が切れて……) 長門「違う」 長門「合意の上でした」 キョン「!!」 長門「問題ない」こくり キョン「……」パクパク 108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 19:42:37.28 ID:My8LDb/70 キョン「う、嘘だろ。そうか、何か弱味を」 長門「無い」 キョン「ならそうか…分かったぞ!食べ物か、金か!」 長門「違う」 キョン(……どうやらマジらしい) なんてこった。まさか長門と古泉が…… そりゃ最近の長門の感情表現の豊富さっぷりと来たら目覚しいものがあったが …まさか、なぁ…。…なんだろう、子を持った親って言うのはこういう気持ちなんだろうか キョン「そうか…悪かったな」 古泉「いえ…」 キョン「だが部室でやるな。ハルヒを見ろ、未だ還って来ないぞ」 ハルヒ「」 長門「謝罪したいと思っている」 109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 19:46:23.47 ID:My8LDb/70 古泉「ところで、今日部活に遅れたのは?」 キョン「ハルヒは岡部に呼び出し、俺は補習だ」 古泉「なる程」 キョン「しかし朝比奈さんもまだなんだな」 古泉「ええ、てっきり一緒だとばかり」 ハルヒ「」 ハルヒ「はっ…!ちょ、ちょっとちょっと…!!団内の恋愛は禁止よ…!!」バタバタ 111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 19:48:54.77 ID:My8LDb/70 長門「…」クイクイ ハルヒ「! 何よ有希…言い訳したってダメなんだからね。あれが恋愛抜きだなんて通用しないわよ」 長門「こっち…」 ハルヒ「何よ…」 長門「…」ポソポソ ハルヒ「…!」 長門「…」ブツブツ ハルヒ「…!…!!」 キョン「…一体何を話してるんだ」 古泉「こっそり聞いてみては如何です?」 キョン「そんな事が出来たら苦労はせん」 112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 19:51:41.38 ID:My8LDb/70 ハルヒ「…コホン」 ハルヒ「ま、まあ…特別に赦すわ!好きになるって事自体に罪は無いもんね!」 キョン「急に意見が変わったな」 ハルヒ「うるさい!!とにかく、有希、古泉くん…!そういう事だからじゃんじゃん仲良くしなさい!」 ハルヒ「それから有希は分かってるわね…!」 長門「承知している」コクリ 古泉「…何なんでしょうか」 肩を竦める古泉に対して、俺は鼻を鳴らした キョン「さぁな、女の考える事は分からん」 113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/03/01(木) 19:52:28.14 ID:My8LDb/70 という所ですまん、寝不足で眠いから仮眠する…さらばだ