ハルヒ「キョン、ちょっと腕枕しなさいよ」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/28(火) 04:58:53.17 ID:P+K/wZXZ0 キョン「な、何故そんなことをせにゃならんのだ」 ハルヒ「あたし、枕が低いと眠れないのよ」 キョン「自分の腕でいいだろう」 ハルヒ「痺れちゃうじゃないの」 キョン「俺の腕はどうなんだよ」 ハルヒ「あんたの腕は痺れてもいいのよ」 キョン「好き勝手いいやがって。大体な今のこの状況はなんだ」 ハルヒ「なにが?」 キョン「何がじゃない。突然お前が泊まりに来てだな、あろうことか同じ布団で寝たいなど……何を考えてんだ」 ハルヒ「別に、なんだっていいじゃない」 キョン「あのなぁ……」 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/28(火) 05:06:28.68 ID:P+K/wZXZ0 ハルヒ「何よ」 キョン「俺だってな」 ハルヒ「まさか、健全な男子高校生なんだ、とか言うんじゃないでしょうね」 キョン「うっ……な、何故わかった」 ハルヒ「あんたね、健全な男子高校生だったらとっくに襲ってるわよ」 キョン「……俺がどれだけ耐えたと思ってんだよ」 ハルヒ「へぇ……じゃあ、襲いそうになったんだ?」 キョン「……寝るぞ」 ハルヒ「待ちなさいよ。まだ腕枕してもらってないわよ」 キョン「誰がこんな話した後でするんだよ」 ハルヒ「あたしは気にしてないわよ?」 キョン「俺が気になるんだよ、ちくしょう」 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/28(火) 05:15:01.99 ID:P+K/wZXZ0 キョン「なんだってこんなことに……はぁ」 ハルヒ「あんたが同じ布団でいいって言ったんじゃない」 キョン「いいとは言っていない。お前が半ば強制的に潜ってきたんだろうが」 ハルヒ「じゃあ追い出せば?」 キョン「この状況でハルヒの身体に触れろとでも言うつもりか?」 ハルヒ「な、なに言ってんのよ!説得とか色々あるでしょうが」 キョン「お前が聞くとは思えん。いいか?俺はなとうに諦めたんだ。     そりゃ俺だって考えたさ。しかしさっきも言ったがハルヒには触れられんし話は聞きもしない。つまり無理ってことだ」 ハルヒ「よくわかってるじゃないの」 キョン「追い出せと言っておいててんで出る気ないじゃねえか……」 ハルヒ「ふふんっ」 キョン「威張ることじゃない」 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/28(火) 05:18:22.80 ID:P+K/wZXZ0 ハルヒ「迷惑?」 キョン「ああ、大迷惑さ。ったく、今日は寝付けないぞ、俺」 ハルヒ「今夜は寝かさないわよ」 キョン「やめろ。やめてくれ、頼むから」 ハルヒ「理性保つので精一杯?」 キョン「お前が出てくれればそんなことしなくても済むんだがな」 ハルヒ「ふふっ」 キョン「なんでちょっと嬉しそうなんだよ」 ハルヒ「べっつにぃ」 キョン「……くそっ!」 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/28(火) 05:21:14.74 ID:P+K/wZXZ0 ハルヒ「ね、そろそろこっち向きなさいよ」 キョン「断る」 ハルヒ「あんたの背中ばっか見飽きたわよ」 キョン「お前こっち向いてるのか?じゃあなおさら向き直れんな」 ハルヒ「どうしてよ」 キョン「言わないと分からないか?」 ハルヒ「言いなさい」 キョン「……顔が近くなるだろうが」 ハルヒ「……」 キョン「黙るなよ」 ハルヒ「別にいいわよ?あたしは」 キョン「……な、何言ってんだ。息が詰まって死んじまう」 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/28(火) 05:26:47.85 ID:P+K/wZXZ0 ハルヒ「本望じゃない」 キョン「そんなことを望みにしてる俺はなんなんだよ一体」 ハルヒ「……変態?」 キョン「もう絶対に向かないからな」 ハルヒ「ちょ、待ちなさいって」 キョン「知らん知らん!もう俺は寝る!」 ハルヒ「寝付けないんじゃなかったの?」 キョン「……」 ハルヒ「ちょっと、無視するんじゃないわよ」 キョン「……」 ハルヒ「こら、バカキョン」 キョン「……」 ハルヒ「……寝たの?」 キョン「……」 ハルヒ「……好きよ」ボソッ キョン「ぐあぁっ!!」ガバッ ハルヒ「ぷっ、くくくっ!いーひっひ!ぐあぁ!だって!あははっ!最高!」 キョン「お前なぁ……」プルプル 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/28(火) 05:32:20.24 ID:P+K/wZXZ0 キョン「はぁ……もう勘弁してくれ……」 ハルヒ「嫌よ、あんたおもしろいもん」 キョン「からかいに来たのか?」 ハルヒ「あんたがいちいちおもしろいリアクションするからよ」 キョン「お前が気味の悪いことを言うからだ!」 ハルヒ「ね、で、腕枕はしてくれるの?」 キョン「しないと何度も言っているだろう」 ハルヒ「じゃあ抱きつくわよ?」 キョン「はぁ!?」 ハルヒ「腕枕してくれないなら抱きつく。どっちが辛いか考えなさい」 キョン「なんだよそれ……」 ハルヒ「どっち?決めないと抱きつくわよ。さーん、にーい、いー」 キョン「だぁぁもうっ!!わかった!わかったよ!!くそっ!!」 ハルヒ「それでいいのよ、それで」 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/28(火) 05:38:45.98 ID:P+K/wZXZ0 キョン「顔近づけるなよ」クルッ ハルヒ「ちょ、なんでこっち向くのよ!上向きなさいよ!腕枕よ!?」 キョン「ん?腕枕をするとは言っていないが」 ハルヒ「は、はぁ!?じゃ、じゃあ抱きつくわよ!?」 キョン「ああいいさ。ほれ、来いよ」バッ ハルヒ「うっ……くぅ〜っ!」 キョン「どうした?来ないのか?ん?あんだけ抱きつくと言っておいて、いざ受け入れられたら怖気づいたんだろう」 ハルヒ「こ、こんのバカキョン……!」 キョン「ま、お前はそういう奴さ。あっはっはぐぇっ!」 ハルヒ「ど、どう!?このあたしがキョンに抱きつくくらいで怖気づくわけないのよ!!」ギュウ キョン「な、な、なにしてんだおい!!離せ!!ハルヒ!!」ジタバタ ハルヒ「あんたにあんだけ言われて離すもんですか!!」 キョン「ちょ、頼むから離せ!!やめろおい!!」 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/28(火) 05:41:54.70 ID:P+K/wZXZ0 長門「……という夢を見たはず」 キョン「ぐっはぁ!!何故それを!!」 ハルヒ「ちょ、ちょっとキョン!!あんたなんて夢見てんのよ!!///」 みくる「キョンくん、ハレンチです……」 キョン「ち、違うんです朝比奈さん!!というかどうせ見るなら朝比奈さんと」 ハルヒ「なんですって?」 キョン「げっ……」 古泉「……バイトです」 飽きた