キョン「なあ佐々木。実は俺、ドSなんだ」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/21(火) 23:17:21.81 ID:Pj48G9juO 佐々木「くつくつ。そうなのかい?意外だね、きみからそんな告白をするなんて」 キョン「お前はどっちだ?」 佐々木「ぼくかい?ぼくは好きな人のためならSでもMにでもなるさ」 キョン「じゃあ俺のためにドMになってくれるか」 佐々木「くっくっ。もちろんだよ、キョン」 キョン「この雌豚が!」パンパンパン! 佐々木「ひああ!ゆ、許してくださいご主人様!」ギシギシギシギシ みたいな感じがいいです 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/21(火) 23:31:48.57 ID:Pj48G9juO 佐々木「何だって、キョン」 キョン「ドSなんだ」 佐々木「……そ、そうなのか。くつくつ。さすがのぼくも少々面食らってしまったよ」 佐々木「ただ、女の子にいきなりそんな告白するなんてどうかとは思うね」 キョン「すまん。なんかお前、女の子って感じがしないからな」 佐々木「……」 ちくしょう! 誰も書かないのか! 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/21(火) 23:39:53.78 ID:Pj48G9juO 佐々木「なるほど。いまの一言は確かに少し傷ついたよ」 キョン「傷ついたのか」 佐々木「まあね。これでも一応は女の子なんだよ。親友とはいえ礼節はあってしかるべきだね」 キョン「で、どうだった?」 佐々木「どうだった、とはどういう意味かなキョン」 キョン「ショックだったか?それとも腹が立ったか?」 佐々木「……まあ、どちらかと言えばショックだろうか」 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/21(火) 23:43:45.67 ID:Pj48G9juO キョン「そうか、それは良かったよ」 佐々木「うん?なぜかなキョン」 キョン「それくらいで傷つくならMの才能があるってことだ」 佐々木「うん。それとこれとはまた話が違うんじゃないかな」 キョン「なあ、佐々木」 佐々木「なんだいキョン」 キョン「俺と付き合ってくれ」 佐々木「え///」 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/21(火) 23:51:58.71 ID:Pj48G9juO 佐々木「急にどうしたんだい?そんなことを急に言われたって困るよ」 キョン「なんというか、俺とお前はすこぶる馬が合う気がしてな」 佐々木「それは否定しないけどね」 キョン「親友から一歩先に踏み出していい時期じゃないか?」 佐々木「くつくつ。それはまた大胆な発見だね」 佐々木「仮にぼくがSだとしたらどうするんだいキョン」 佐々木「きみはMがいいんだろう?」 佐々木「しかし残念。ぼくはSだよ」 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/21(火) 23:57:25.03 ID:Pj48G9juO キョン「なるほど。Sか」 佐々木「うん。こういうのもなんだけど、論理的思考による対意見の論破に快感を見いだすタイプでね」 佐々木「相手が屈服する姿を見るのはむしろ好きなほうだよ」 佐々木「これをどう捉えるかは個人の自由だけどね」 キョン「なるほど、やはりお前は理想的だな」 佐々木「……うん?」 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 00:01:39.44 ID:74CuTBFuO キョン「今いったじゃないか。屈服させる姿を見るのが好きなんだって」 佐々木「まあね」 キョン「俺、思うんだ。Mってのはさ。最初からMであっちゃいけないんだよ」 佐々木「ふむ。言わんとしたいことはわかるよ。ようするに過程も大事だと言いたいのかな」 キョン「その通りだよ。さすがだな」 佐々木「くつくつ。まあ親友だからね」 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 00:10:38.42 ID:74CuTBFuO キョン「まあ、それはそれとしてだな佐々木」 キョン「俺と付き合ってくれないか。真面目に」 佐々木「……くつくつ」 キョン「おかしいか?」 佐々木「いや、すまない……なんだか困惑していてね」 佐々木「すごく嬉しいはずなんだが、現実感がイマイチないんだよ」 佐々木「SかMかの話はともかく、きみがぼくを異性として意識してくれた」 佐々木「くっくっ。これに笑わず何に笑えっていうんだい」 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 00:20:42.16 ID:74CuTBFuO 佐々木「なあキョン。もう一度確認したいんだが…今の言葉は本気かい?」 佐々木「もし、ぼくをからかうつもりで言ったのなら…」 キョン「……本気だ」 キョン「ここしばらく色んなことがあっただろ」 佐々木「うん」 キョン「ハルヒに朝比奈さん、長門に朝倉、国木田や九曜、橘さん…」 キョン「たくさんの異性と触れあってきた」 佐々木「だけどな。俺がなんの気も使わず、本音で延々語りあえるの、お前だけなんだよ」 佐々木「……」 キョン「今だって、お前だからSとかMとか話できるんだろ」 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 00:29:33.28 ID:74CuTBFuO 佐々木「……」 キョン「考えてもみろ。こんな話、ハルヒたちにできると思うか」 キョン「違うよ。お前だからできるんだ」 キョン「こんなくだらん話にくつくつ笑いながら付き合ってくれる女の子なんてお前以外にいないだろ」 キョン「……それをお前がどう思うかは、自由だけどな?」 佐々木「ぼくの言質を逆手にとったのかい?くっくっ。なかなかやるじゃないか」 キョン「……返事が欲しいな」 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 00:38:36.29 ID:74CuTBFuO 佐々木「……」 キョン「佐々木」 佐々木「……」ハァ 佐々木「ぼくが断るはずないだろう、キョン?」 キョン「!」 佐々木「ただ、ね。少し怖いんだ」 佐々木「恋人同士になってしまえば、今までのような関係は……変わるだろ?多かれ少なかれね」 佐々木「正直言うとぼくもきみに好意は寄せていたさ」 佐々木「ただ、今の関係が壊れるのも……怖いんだよ、やっぱり」 佐々木「なんたって、ぼくはきみが好きなんだからね」 佐々木「くっくっ。惚れたほうが負けとはよく言ったものだね」 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 00:46:09.39 ID:74CuTBFuO キョン「いらん心配をするな。そんな不安なんぞすぐに消える」 佐々木「ああ、わかってるよ。別に告白を断るつもりはない」 佐々木「単にぼくの気持ちを、知ってて欲しかっただけさ……恋人にね」 キョン「……おう」 佐々木「それじゃあ、その……な、なんだ。今日はもういいだろうか」 キョン「ああ。……と、そうだ。今日はもういいが、今度の日曜にデートしないか」 佐々木「ああ……う、うん。なんだか改めて言われるとなかなか恥ずかしいものだが」 佐々木「わかったよ。日曜だね……じゃあ、ぼくはこれから塾があるからまたね、キョン」 キョン「おう」 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 00:53:22.48 ID:74CuTBFuO 〜佐々木・自室〜 佐々木「……」ギュッ 佐々木「……枕を抱きしめるなんて小学校以来だよキョン」ギュゥッ 佐々木「まったくきみはとんでもない男の子だね」ギュウゥ 佐々木「ぼくをこんな気持ちにさせたのは、今の今まできみだけだよ」ギュッ 佐々木「……好きだ、だって?くっくっ。よく恥ずかしげもなく言えるねキョン」… 佐々木「……好き、ね」ギュッ 佐々木「……〜〜!///」ジタバタ 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 01:16:19.74 ID:74CuTBFuO 佐々木「くっくっ。しかしキョン。きみがSというのは本当なんだろ?」 佐々木「『元』親友だからわかるよ」 佐々木「あの言葉に嘘はない…きみはぼくを屈服させるつもりなんだろうキョン」 佐々木「……そんなに上手くいくとは思わないことだね」 佐々木「言ったろ?ぼくだってSっ気はあるつもりさ」 佐々木「くっくっ。……逆だよキョン。屈服するのはきみさ。ふふふ…」 佐々木「さあ、日曜が楽しみだよキョン……」 佐々木「……」 佐々木「……好きだよ、キョン……」zzz 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/22(水) 01:18:51.09 ID:74CuTBFuO と、一区切りついたんで寝ます。 あとは書くとしたら基本エロシーンが中心になるため、 落としちゃってもいいかなと。おやすみなさい 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/02/22(水) 01:43:50.35 ID:74CuTBFuO すんません、残ってたら頑張る...けど、再開はたぶん今日の夕方くらいになっちゃうと思う あとエロシーン書くとき自分は地の文でねっちょり書いちゃうんで台本形式好きな人はアウトだと思いますごめんなさ