佐々木「ねえ、キョンちょっとそこに立っていてくれないか?」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/21(火) 19:55:12.82 ID:vQBfG0qk0 佐々木「ねえ、キョンちょっとそこに立っていてくれないか?」チョイチョイ キョン「・・・?こうか?」 佐々木「そうそう。そこらへん・・・動かないでおくれよ。君が怪我をしても責任をとれないのでね」クックッ キョン「え?ちょ、責任てn・・・」 佐々木「やあああああああ!」ブンッブンッ キョン「・・・・・・・・・・・・」 佐々木「くっ!出ろ!出ろ!やあああああああ!」ブンッブンッ キョン「・・・・・・・・・・・・」 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/21(火) 19:57:15.80 ID:vQBfG0qk0 佐々木「もう、少しで!やっ!やっ!」ブンッブンッ キョン「・・・・あの」 佐々木「ハァ・・・なん、だい!キョン!」ブンブン キョン「・・・佐々木さんは木の棒なんて振り回して何をしてらっしゃるので?」 佐々木「はぁ・・・はぁ・・・見て分からないのかい?」フゥ・・・ 佐々木「今のは竜破斬(ドラグ・スレイブ)だ。」ドヤァ 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/21(火) 19:59:57.96 ID:vQBfG0qk0 キョン「・・・えっ?」 佐々木「でも、・・・そうだね。僕の修行不足だ。すまないキョン。次の技に移るよ。」ポイッ キョン「いや、あの。次の技とかじゃ無くて」 佐々木「・・・一本、いただきます」んかぁ キョン「・・・えっ?」 佐々木「だから・・・一本、いただきます」んかぁ キョン「・・・あの、佐々木さん。左手で右手首を掴み右手を大きく開いた状態で何を?」 佐々木「キョンはそんな事も分からないのかい?この技は通称・・・【毒蛭】相手の骨を折る技だよ。中でも相手の背後を取り肋骨を何本か折った後に相手の肋骨を無理やりこじ開ける毒蛭観音開きに繋げると相手に大ダメージだ。」フフン キョン「・・・いや。死ぬでしょ。それ。」 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/21(火) 20:02:33.94 ID:vQBfG0qk0 佐々木「ちっ・・・なんだキョン。意外に注文が多いじゃないか。じゃあ次だ次。」イラッ キョン「・・・いきなり呼ばれて舌打ちまでされるとは」 佐々木「・・・はぁああああああ。」グッ キョン「おっ・・・今度はそれっぽいな・・・空手の・・・中段突き?」 佐々木「ばか!!!!!!!」 キョン「えっ」 佐々木「話しかけるな・・・気が散る」チッ キョン「・・・すいません。」 佐々木「まったく・・・これだから君は・・・はあぁああああああ」グッ キョン「・・・〔俺の扱いひどいな・・・おっ動きそう〕」 佐々木「あああぁあぁあぁっぁぁぁぁぁあああああぁ・・・・・・」ググッ 佐々木「・・・・・はっ!!!!」シュッ キョン「・・・・・・・・・・・・・・」 佐々木「・・・・・・・・・・・・・・」 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/21(火) 20:06:52.78 ID:vQBfG0qk0 キョン「・・・・・・・・・・・・・・」 佐々木「・・・・・・・・・・・・・・」 キョン「・・・・・・・・・あn」 佐々木「ええい!!!今のは何かの間違いだよ!!!!・・・もう一度だ」プンスカ キョン「・・・あ、はい」 佐々木「・・・・はあぁあああああ・・・・・はっ!!!!!」シュッ キョン「・・・・・・・・・・・・・・」 佐々木「・・・・・・・・・・・・・・」フッ キョン「・・・〔佐々木の奴なんで満ち足りた顔を?〕」 佐々木「・・・・・・・・・・・・・・出たな。」ドヤァ キョン「えっ」 佐々木「君でも見えなかったんだろう?・・・ならば完成だよ・・・僕の音速拳がさ」ドヤァ キョン「音速・・・拳?」 佐々木「ああ・・・文字通り、【音】の【速さ】の【拳】さ」ドヤァ 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/21(火) 20:10:51.99 ID:vQBfG0qk0 キョン「・・・・ああ、うん。」 佐々木「ふふん。・・・剣士と骨取りにはなり損ねたが、コレで僕もいっぱしのグラップラーという訳さ。本気を出せばこれで夜叉猿さえも狩れるだろう。・・・だから。」 キョン「・・・・・?」 佐々木「・・・だから、」 佐々木「だから、もう僕は大丈夫だ。・・・僕は、・・・僕は強くなった。」 佐々木「・・・だから、君がこの結果を気にする事は無いよ。」 佐々木「僕は、強いから。・・・強くなったから。」 キョン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 佐々木「・・・それじゃ、僕の事は、気にしないでくれ。」 キョン「佐s・・・」 佐々木「何も言うな!!!」 佐々木「・・・・何も言わないでくれると助かる。・・・それじゃ、また今度。」 佐々木「・・・涼宮さん達に、よろしくね。」 そう言って離れて行く、佐々木の姿は酷く弱々しく見えた。 でも、追いかけて、抱きしめて。 彼女の一番聞きたい言葉を言う資格は俺には無かった。 「また、な・・・親友。」 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/21(火) 20:11:26.60 ID:vQBfG0qk0 終われ