佐々木「キョン、トイレを貸してくれるかい」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/18(土) 15:24:16.24 ID:tWY6r2VkP キョン「場所分かるか?階段を降りて逆側の奥だ」 佐々木「分かったよ、ありがとう」スタスタ パタン キョン「……」 キョン「暇だな」ゴソゴソ キョン「Lv10いったし安価スレでも立てるか」 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/18(土) 15:25:34.29 ID:tWY6r2VkP バタン ゴソゴソ 佐々木「ふぅ…」 ガチャ 佐々木「……」 キョン「……」 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/18(土) 15:30:00.54 ID:tWY6r2VkP 佐々木「キョン、鍵を掛けていなかったのは僕の責だが     さっき断ったようにここは使用中だ。悪いがもう少し待ってくれないか」 キョン「いや。俺が用があるのは便所ではなくお前だ」 佐々木「何の用だい、携帯を握りしめて。この状態で役にたてるようなことなのかな」 キョン「申し訳ないがお前の頭を便器に突っ込まなくてはならなくなった」 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/18(土) 15:34:05.00 ID:tWY6r2VkP 佐々木「にわがには理解しがたい用事だが君のことだ、何かあるのだね。     よかろう、まず水を流して」ゴソゴソ キョン「いや、今すぐにだ」ササッ 佐々木「さすがにそれは困るな」ジタバタ 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/18(土) 15:43:07.38 ID:tWY6r2VkP キョン「大人しくしてくれ!」グイグイ キョン妹「何やってるの、佐々木のお姉さんとキョンくん?」 佐々木・キョン「ハッ」 キョン「お、お前こそこんなところで何をやってる?     今日一日出かけてたんじゃないのか!」 キョン妹「友達が用事できちゃって、帰ってきたの。      そしたら騒がしくて。キョンくんたちは?」 佐々木「僕もそれを知りたいところだな」 キョン「ちょっと待て」ポチポチ 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/18(土) 15:50:04.24 ID:tWY6r2VkP キョン「パンツだ!」 佐々木・キョン妹「え?」 キョン「お前、佐々木がどんなパンツを履いているか気になると言っていただろう」 キョン妹「そんなこと言ってない」 キョン「しかし佐々木お姉さんが好きだろう!それは佐々木のパンツに興味があるのと同義なんだよ!」 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/18(土) 15:57:00.04 ID:tWY6r2VkP キョン「俺は兄として、それを確かめようとしていたんだ!」 佐々木「キョン、それならば僕が便器に頭を突っ込むことも、     いや第一にトイレというロケーションは必須ではないのではなかろうか」 キョン「大いに必要だ!お前が俺の前でパンツをぬぐのは俺の倫理に反するぞ」 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/18(土) 16:05:47.18 ID:tWY6r2VkP キョン妹「でも今履いてないよ」 佐々木「語るに落ちたぞ、キョン」 キョン「違う!大事なのは結果じゃない。     なぜ佐々木がパンツを脱ぐという結果に至ったかという動機とその過程だ。     仮に俺の部屋であったならばこれは重大な事項に相当するであろう、     しかし客であってもトイレという用事であるならば生理的必然性がそこにはあり、     しかし俺の招かれざるトイレへの闖入という突発的事故の発生によってそれは不可抗力が働いていたのだと言える」 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/18(土) 16:15:24.03 ID:tWY6r2VkP キョン「そしてさらに俺の手によって佐々木が逆さまにされれば必定、     一度足もとに下げられたパンツは重力によって元の位置に戻る。     これで佐々木のパンツを最も自然な形で目にすることができるわけだ」 橘「おふぃたろこおmですっ」 佐々木・キョン・キョン妹「!?」 橘「…」 橘「お二人とも、そこまでです」      22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/18(土) 16:26:58.55 ID:tWY6r2VkP 橘「さあ妹さん、こちらへ」 キョン妹「う、うん…?」スタスタ クイ ジャーーッ… キョン・佐々木「……」 橘「…あなた、これで水に流せたと思ってないでしょうね」 キョン「橘、とりあえず口の端から出ている血を拭ってくれ」カラカラ 橘「お気づかいありがとう。しかしそれであなたが許されるわけではありませんが」フキッ 佐々木「橘さん、血相変えてどうしたんだい」 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/18(土) 16:39:00.59 ID:tWY6r2VkP 橘「佐々木さん、この度は。……佐々木さんではなくあなたにお知らせがあります。   あなたの両親がショッピングモールのキリ番を踏んでしまい、   本日中限定の商品券お食事券を使わなくてはならなくなりました。   それをたまたま見かけたあたしが佐々木さんの親しいご友人であるあなたと、   あなたの妹さんへ知らせる労を自発的に買って出たのです」 キョン「それはまた、色々すまなかったな」 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/18(土) 16:54:22.63 ID:tWY6r2VkP 橘「いいのです、あなたを許すつもりはありませんから」 キョン「じゃあどうすればいいのだ」 橘「やって」クイ ゾロゾロ… キョン「な、何だ、お前達は!」 キユイーン ガガガ… 橘「……これでこのドアは内からではなく外からカギがかかるようになりました。   佐々木さん、夜までのどが渇いたりお腹がすいたときはこちらを使ってください」ソッ 佐々木「どうもありがとう」 橘「では、失礼します」 キョン「ちょっと待て!どういうつもりだ橘!」 橘「妹さんをご両親のところへ連れていきます。   当選の件は伝えてあるのでしばらく忘れているでしょうし帰宅は夜遅くなるでしょう」 キョン「ちょっと待て!色々とややこしいことが起きるぞ!」 橘「それはあなたがなんとかしてください」バタン ガチャ 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/18(土) 16:59:38.02 ID:tWY6r2VkP 佐々木「ふむ、橘さんは時々過激なことをしてくれるね。     しかし、どうしたものか」 キョン「うむ……」ポチポチ 佐々木「そういえばキョン、その携帯で何をしてるんだい」 キョン「おわ、やめろっ!お前に見られたら色々な意味で……」 終わり