ハルヒ「不思議とか、もうどうでもいいですしおすし」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/31(土) 01:51:53.55 ID:bA/b4JbMP ハルヒ「宇宙人とか、未来人とか、超能力者とか、異世界人とか」 ハルヒ「そういうの、あんまり興味ないですしおすし」 ハルヒ「だから、なんていうか」 ハルヒ「普通の人でいいから、優しい人と一緒になりたいのよね」 キョン「そうか」 ハルヒ「……」チラッ キョン「?」 ハルヒ「……はあ」 キョン「なあ、ハルヒよ。お前の言う優しい人って」 ハルヒ「(*゜∀゜)!」 キョン「具体的にはどういう人なんだ?」 ハルヒ「……はあ、だから、なんていうか、一緒にいてリラックスできるというか、あたしを全部受け止めてくれるというか」 ハルヒ「そんな人ね」チラチラッ キョン「そうか、高校の時よりレベルは格段に下がったが、やはりお前は高望みだな」 ハルヒ「……はあ」 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/31(土) 01:58:58.20 ID:bA/b4JbMP キョン「しかしSOS団の面々とも久しく会ってないな」 ハルヒ「そういえばそうね」 キョン「それぞれ大学もバラバラの所に進んだもんな」 キョン「それなのに、よりによってお前とバイト先が同じとは……やれやれ」 ハルヒ「た、ため息つきたくなるのはこっちの方よ!」 ハルヒ「なんでアンタのふぬけた顔を週に3回眺めなきゃなんないのか、腑に落ちないわ!」 ハルヒ「(ほんとは毎日眺めたいっつーの!)」 キョン「お前がシフトをずらせば済む話だろ」 ハルヒ「それじゃあたしが道を譲ったみたいで不愉快だわ!」 キョン「……やれやれ、さて、俺は帰るぞ。お疲れ」 ハルヒ「あ、ちょ、ちょっと待って!あたしももうすぐ片付け終わるから!」 キョン「やだよ、お前と帰るとまた何か奢らされるじゃないか」 ハルヒ「今日はラーメンよ!」 キョン「今日は、って……一昨日もラーメンだったと思うんだが」 ハルヒ「にしし」 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/31(土) 02:08:57.59 ID:bA/b4JbMP 〜ラーメン屋〜 キョン「なあ、ハルヒ。メンマやるから味玉くれよ」 ハルヒ「は?バカいってんじゃないわよ、全然等価じゃないわ」 キョン「お前メンマ好きだろ」 ハルヒ「好きだけど」 キョン「俺は味玉が好きなんだよ」 ハルヒ「……」 ホワンホワンホワンホワーン♪ キョン『俺はハルヒが好きなんだよ』 ハルヒ「んふ……んふふ……」 キョン「なんだ、やっぱり食べないんじゃないか、味玉」 ひょいぱく ハルヒ「あ!ちょ!あたしの玉子返しなさいよ!バカキョン!」 キョン「ぐえ……首締めるな……死ぬ……」 ハルヒ「この落とし前は高くつくわよ!すいません!餃子とチャーハンください!」 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/31(土) 02:29:21.15 ID:bA/b4JbMP 〜翌日〜 ハルヒ「あー、早く明日にならないかな」 ハルヒ「もう!なんでこう、会いたい時に限ってバイトがないのよ!」 ハルヒ「うぎー!」 ぽつぽつ…… ハルヒ「あら、天気予報じゃ晴れだったのに」 ザー!ザー! ハルヒ「わ、わわ、洒落になんないわよ!大雨じゃない!」 〜コンビニ〜 ハルヒ「ふー、コートびしょびしょ……」 ハルヒ「ちょっと勿体ないけど、ビニール傘買って帰ろっと」 ハルヒ「……」 ハルヒ「財布……忘れた……」 ザーザー!ザーザー! ハルヒ「ちくしょう……」 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/31(土) 02:37:04.51 ID:bA/b4JbMP ハルヒ「帰れない……」 キョン「……ん?ハルヒじゃないか」 ハルヒ「……あ」 キョン「お前も雨宿りか、ひどい雨だもんな」 ハルヒ「(まいだーりん……)」 キョン「予報じゃ傘なんか必要なさそうだったんだがなあ」 ハルヒ「(あたしが困ってる所を助けに来てくれたんだ……絶対運命だこれ……)」 ハルヒ「うへ……うへへ……」 キョン「なあハルヒ、ビニール傘、二人で一本買わないか?家の方向も同じ事だし」 ハルヒ「うへへ」 キョン「おい、聞いてるか」 ハルヒ「は、はひ?」 キョン「二人で割り勘しようぜって」 ハルヒ「な、何を?ま、まさかホテル代?」 キョン「おい、お前は今まで異次元にでもいたのか」