朝倉「妊娠?しないわよ。わたし宇宙人だもの」 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 01:59:07.88 ID:Wcy+aE9Q0 キョン「おい、それはマジか?」 朝倉「えらくマジよ。こんなので嘘ついたって何の得にもならないじゃない」 キョン「っていうか、なんでそんなこと分かるんだよ…もしかしてお前!!」 朝倉「分かってしまうんだからしょうがないわ。お願いだからそんな目で私を見ないで」 キョン「…言い回しに酷いデジャブを感じるぞ」 はよ 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 02:32:17.88 ID:Wcy+aE9Q0 キョン「でだ、どうして俺はお前の部屋でこんな話をしてるんだ?」 朝倉「この部屋にいるのはあたしが貴方を誘ったからよ。『断る』って言ったのも    束の間、貴方の両親が貴方を残して外食に行ったのを知ったら前言撤回だって言って…」 キョン「…そうだったか?」 朝倉「そうよ?」 キョン「…まて、お前まさか情報操作使って家族をどっか行かせたんじゃないだろうな?」 朝倉「細かいことはどうでもいいじゃない。大事なのは結果よ?」 朝倉「例え私が操作したとしても、今さら家に帰ったところで誰もいないわよ?」 キョン「ぐっ…ま、まあ……確かにな。」 朝倉「それとも何?貴方一人でご飯食べる方がいいって言いたいの?うわあ、根暗なのね、キョンくん」 キョン「おい」 朝倉「ふふっ、冗談よ。いいから家でご飯位食べていきなさいな♪」 キョン「まあ、飯位ならな…」 朝倉「♪」 キョン(うまく言いくるめられているような気がする…) 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 02:37:52.88 ID:Wcy+aE9Q0 朝倉「さ、それならご飯作っちゃうね?リクエストは?」 キョン「…特にない」 朝倉「あら、そう。じゃあ私が勝手に作っちゃうね?」スタスタ キョン「おい、待てよ朝倉!!」 キョン(くそ、結局何であんなこと言い出したのかについて答えてねーじゃねえか!!) キョン(…にしても) 朝倉「何もかもを〜巻き込〜んだ想〜像で〜」♪♪ キョン(エプロンを着た朝倉か…なんかこう、感じるものがあるな) 朝倉「こ・わ・そ・う♪」ドスッ キョン「ひっ!!」 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 02:49:45.93 ID:Wcy+aE9Q0 朝倉「できたわ!」 キョン「どれどれ…これは」 朝倉「『あちゃくらさん特製☆スペシャルおでん』よ!」 キョン「…見た目は普通のおでんと変わらんな」 朝倉「言ってくれるわね…取り敢えず食べてみたら?」 キョン「ああ、頂きます…ん、こりゃあマジでうまいぞ…」 朝倉「でしょでしょ?たくさんあるからいっぱい食べてね!!」 キョン(冗談抜きにうまい。…今まで食ったおでんの中では間違いなくナンバーワンだ) キョン(でも、よりにもよっておでんかよ…リクエストしなかった俺も悪いが、もうちょい女の子らしい料理なかったのか?) 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 02:53:52.87 ID:Wcy+aE9Q0 キョン「なんだかんだで全部食っちまった…」 朝倉「結構食べたわね〜キョンくんってこんなに食べる人だったっけ?」 キョン「美味いもんならいくらでも入るさ。ごちそーさん。」 朝倉「お粗末様。さて、片付け、済ませちゃうね」スクッ キョン「まて、俺も手伝う!」ガタッ キョン(このままじゃいつまでたっても理由を聞けないからな…) 朝倉「分かった。じゃあお願いしようかな」 キョン「おう」 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 02:59:23.91 ID:Wcy+aE9Q0 キョン「…」カチャカチャ 朝倉「〜〜♪」キュッキュッ キョン「…っ」ジャー 朝倉「…」フキフキ キョン「なあ、朝倉?」ゴシゴシ 朝倉「なあに?」 キョン「なんでさあ、俺たちあんなことしゃべってたんだ?」 朝倉「…あんなことって?」 キョン「ほら、だからその…」 朝倉「なによぉキョンくん、どうしたの」 キョン「」キュン キョン(えっ…?) 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 03:04:35.60 ID:Wcy+aE9Q0 キョン(なんだ…?今の感じ…) キョン(一瞬、朝倉の事がかわいく見えちまったじゃねえか!!) キョン「いかん、いかん…気の迷い、気の迷い…」ブツブツ 朝倉「どうしたのよ?一人でブツブツ言って?…さ、洗物、終わったわよ」 キョン「え?!…ああ、ホントだ…」 キョン(結局、朝倉からは何も聞き出せなかったな) キョン「じゃあ、長居しても悪いし、俺ももう帰るわ。」スッ 朝倉「…待って」ガシッ キョン「朝倉?!」 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 03:13:39.55 ID:Wcy+aE9Q0 朝倉「忘れたの?今、あなたの家族はみんな外食に行って家にいないのよ?」 キョン「だからどうした」 朝倉「いつ帰ってくるか分からない貴方のために家の鍵を開けっ放しにしてると思う?    見たところ、貴方、鍵っ子って訳でもないみたいだし…」 キョン「…つまり、俺に泊って行けと?」 朝倉「あらぁ、よく分かってるじゃない♪理解が早くて助かるわ。」 キョン「はあ、全く…いいのかよ?仮にも高校生だぜ?俺ら」 朝倉「私は女子高生である前に宇宙人よ?」 キョン「だけどなあ…見た目はバリバリ高校生なわけで…」 朝倉「キョンくん、私をそんな目で見てたの?…やらしい」 キョン「断じて違う」 朝倉「なら、何にも問題ないでしょ?ほら、お風呂沸かしてあるから先入っててよ」 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 03:18:21.88 ID:Wcy+aE9Q0 キョン(…なんとまあ、俺はいったい何をしているんだろうね) キョン(一クラスメイトの女子の家に招待されて、飯御馳走になって) キョン(そのままなんと風呂にまで入ってる始末だ…) キョン(朝倉の家の風呂か……なんだか、いい香りがするな) キョン「!!いかん、沈まれ、ジョン…根畜生……」 スルスル…パサッ 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 03:23:31.82 ID:Wcy+aE9Q0 キョン「ん?」 キョン(今、衣擦れの音が聞こえたような…気のせいだよな?気のせい…気のせい…) ガチャ 朝倉「キョーンくん♪」 キョン「ああああ!あちゃくら―――――?!!何入ってきてんだあ!!!」ガバッ 朝倉「キョンくんって、案外初心なのね…かわいいとこあるじゃない♪」 キョン「こらっ!!若い女の子がバスタオル一枚で男の人の前に立つんじゃありません!!」 朝倉「いいからいいから、背中でも流してあげるわよ?」 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 03:32:41.83 ID:Wcy+aE9Q0 朝倉「ふふふっ」シュワシュワ キョン(なんちゅーことだ…風呂に招待預かるだけならまだしも混浴までしちまうとは…) 朝倉「キョンくんって意外と逞しい体してるのね…中学校時代、スポーツでもしてたの?」 キョン「いや、そんなことはない…高校生になってがたい良くなったのかな?」 キョン(でも…こんな奇異な状況なはずの中…) 朝倉「よいしょ、よいしょ…」ゴシゴシ キョン(何でおれは、こんなに穏やかなんだろうね?) 朝倉「どうしたの?キョンくん?痛かった?」 キョン「!…いや、気持ちいいよ。」 キョン(そして、このふと見せる、朝倉のちょっとした表情…) キョン(このヒューマノイドインターフェイスには何度も殺されかけているはずなのに) キョン(朝倉が…愛おしく思えてきちまった…そして…) 欲しい、朝倉が…… 62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 03:42:00.25 ID:Wcy+aE9Q0 キョン「なあ、朝倉…」 朝倉「なに?」 キョン「単刀直入に聞こう。お前、さっき言ってたよな?」 朝倉「ん?…何を?」 キョン「いや、だからさ……?」 キョン(……?!あれ…俺はいったい何を聞こうとしていたんだっけ?くそ、思い出せん) 朝倉「キョンくん、今日は本当におかしいわよ?…どうしたの?」ニコッ キョン「!!!」ドクンッ キョン(やばい…今の笑顔は反則だ…!理性が…ぶっ飛んじまいそうだっ!!) 朝倉「…終わったよ?」 キョン「…」 朝倉「キョンくんってば!」ユサユサ キョン(当たってる!!当たってる!!…あ、いかん…もうだめだ) キョン「朝倉っ!!!」 朝倉「きゃあ?!」 64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 03:47:06.77 ID:Wcy+aE9Q0 朝倉「ちょっと?!キョンくん?!」 キョン「朝倉…朝倉っ!!」 朝倉「待って!!キョンくん!!イヤッ!!」 キョン「はっ!…す、すまん!!朝倉…つい」 朝倉「何で謝るの?」 キョン「へっ?」 朝倉「キョンくん…」ギュッ キョン「〜〜〜〜っ?!」 朝倉「…いきなりで、驚いただけ。キョンくんなら、全然嫌じゃないよ?」 チュッ キョン「!!」 朝倉「準備していくから…待っててね?」 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 03:57:38.09 ID:Wcy+aE9Q0 十数分後・・・・・・・ 朝倉「お待たせ…」 キョン「朝倉…綺麗だ」 朝倉「キョンくんたら…そんなセリフ、良く真顔で言えるわね…」 キョン「俺は思ったことを率直に言っているだけだ…本当に綺麗だよ、朝倉」 朝倉「綺麗、綺麗って…具体的にどう綺麗なのよ…」 キョン「そうだな…まるで一面に降り積もった、処女雪みたいな、透き通った     肌がきれいだ…」 朝倉「ふふっ…今からその処女雪を貴方は踏み荒らそうとするみたいだけど?」 キョン「生憎、俺は風流など糞喰らえな奴なんでな。そんなこと、お構いなしだっ」ガバッ 朝倉「きゃあ!…キョンくん、電気…消して?」 キョン「…ああ」 カチ…… 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 04:03:31.72 ID:Wcy+aE9Q0 キョン「…」チュウチュウ 朝倉「ああっ…くうっ!!」 キョン「朝倉…意外と胸あるんだな…」 朝倉「な、何言って…ひゃうっ!!」ビクッ キョン「だいたいEってところか…レロッ」 朝倉「〜〜〜〜〜っ」ブルッ キョン「だけどなあ…朝倉の一番は胸じゃない気がするんだよなあ…」 朝倉「んへ?」 キョン「例えば…」バッ 朝倉「ひっ?!」 キョン「この、意外に健康的な太ももとかな?」ツツー 朝倉「ちょ、どこ舐めて…いっ…くすぐったいよぉ!!」ピクン!! 72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 04:10:27.48 ID:Wcy+aE9Q0 キョン「…すげえな、この反発感。世間では低反発の枕が人気を博しているが…」 キョン「俺はこの朝倉の高反発な膝枕で眠りに落ちてみたいもんだ……」モニュモニュ 朝倉「はっはっ…んんん…」ピクピク キョン「さてと…」スッ 朝倉「?!!」クチュ キョン「うわー、もうこんなにぐちょぐちょだ…すげえな、こりゃあ」グチュグチュ 朝倉「ああ゛っ?!あっ、んっ!あっあああああああああああ!!」 朝倉「あ〜〜〜〜〜…」プシー キョン「潮吹いたか…イッちまったのか」 朝倉「ううん…」クテ… 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 04:16:50.36 ID:Wcy+aE9Q0 キョン「さて、そろそろいいか?」 朝倉「うん、きて…」 キョン「朝倉…行くぞ?」 朝倉「初めてなんだから、優しくね?」 キョン「愛してるぞ、あ…いや、涼子」ヌゥ 朝倉「ああああっ?!くうううううううう!!」キュンキュン!!! キョン「うっ…涼子、締めすぎだって」ヌッ、ヌッ 朝倉「だってえぇ…はあっ、やっ、んんん!!」 キョン「痛くないのか?」クイックイッ 朝倉「ああん!やああ!!はっ、あん!」 キョン「…大丈夫そうだな」パンパンッ 77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 04:24:28.20 ID:Wcy+aE9Q0 キョン「くっ…やばい……もう…」パツンパツン!! 朝倉「はっはっ…やっ、はっ、んっ…わっわたしもっ」ガクガクガク!! キョン「涼子…!!!」バッ 朝倉「!!抜いちゃやだぁ!!!」ガバア!! ガシッ キョン(涼子の太ももがっ…) キョン「おい!!もうだめだって!!出ちまうよ!!」 朝倉「あん…別にっ、くぅ…いいじゃない!」 キョン「馬鹿っ!妊娠しちまうだろうがっ!!」ピタッ 朝倉「妊娠?しないわよ。わたし宇宙人だもの」 朝倉「だから…ね?」 78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 04:30:11.47 ID:Wcy+aE9Q0 キョン「りょうこおおおおおお!!!」ズンズンズンズンズン!! 朝倉「キョンくんっ!!はあああああ!!いっ…イクぅ!!!」 キョン「出すぞ!!涼子!!」 朝倉「だして!!キョンくんのスペルマ全部私にぶちまけて!!」 キョン「涼子おおおお…」バチュン!! 朝倉「やああああああああああああああ!!」ビクゥ ドクドクドクッ ビュッビュッ… 朝倉「あ〜〜〜〜」ギュウウウウウ キョン「涼子…お前、足締めすぎ…」ビュッ、ビュッ 朝倉「」 キョン「って、今は聞こえないか…気持ち良かったよ、涼子」 チュッ 80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 04:37:03.28 ID:Wcy+aE9Q0 数十分後・・・・・・ 朝倉「お疲れ様、キョンくん。」 キョン「ははは…まだ腰が痛えよ…」 朝倉「ふふっ、じゃあこうしたら治るかしら?」 キョン「おっ?!」 朝倉「言ってたよね?私の膝枕で眠りに落ちてみたいって。」 朝倉「どう?気持ちいでしょ?」 キョン「ああ、最高だ。…最高すぎて、眠っちまいそうだ……」 朝倉「いいわよ?明日は土曜日だし、このまま寝ても。」 キョン「じゃあ、そうさせてもらうか…お休み、涼子。」 涼子「ええ、お休み。」 チュッ 81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 04:42:28.10 ID:Wcy+aE9Q0 朝倉「……長門さん?いるのね?」 長門「…なぜわかったの?」 朝倉「私たち個体はお互いを感知することくらい、容易にできるはずよ。」 朝倉「それで、何の用かしら?」 長門「普段の彼が貴方とこうも簡単に関係を結ぶとは思えない…」 長門「…貴方は彼に何をしたの?」 朝倉「何って…見て分かんないかなあ?ナニしてたのよ」 長門「ふざけないで」 83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 04:45:30.56 ID:Wcy+aE9Q0 朝倉「はあ、参ったなあ…やっぱり長門さんには筒抜けなのね…」 朝倉「そうよ、彼の脳内から一部の記憶を抹消したわ。…途中で危うく思い出しそうにはなったけど」 長門「なぜ、そんなことを…あなたの行為は情報統合思念体の総意に著しく反している。」 85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 04:51:37.95 ID:Wcy+aE9Q0 朝倉「…貴女だって、分かってるでしょう?」 長門「…」 朝倉「あの状況で、この有機生命体の精神が保つとでも思っていたの?」 朝倉「私にだって有機生命体の“感情”はよく分かんないわ。でも」 朝倉「長門さんも、こうしようと思ってたんじゃないの?」 長門「…私の任務は、涼宮ハルヒの観察。…『鍵』に対する積極的な    干渉は許されていない。…してはいけない」 87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 04:56:39.47 ID:Wcy+aE9Q0 朝倉「…もういいわ、どうせもう結果は変えられない。」 朝倉「結果こそ全て、よ」 長門「…」 朝倉「それにね、長門さん。彼方達ならこうなる前に止めることができたんじゃない?」 長門「…これは涼宮ハルヒが自分で決定したこと。だから、彼でなければ、無理」 朝倉「もう、いいわ。このままじゃいつまでも平行線だわ。…彼の事は私に任せてもらえないかしら?」 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 04:59:45.36 ID:Wcy+aE9Q0 長門「…どの道、この世界は永くは持たない」 朝倉「それでも、よ」 長門「…分かった」 バタン 90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 05:02:53.23 ID:Wcy+aE9Q0 で、一応終わり。 なんだが、設定が書けなかったのでどこかで回想として書きたかったが… 如何せん眠い。いま、冬季休業中だし、寝る。 設定読みたいなら、保守してくれ。 多分昼ごろまで。 無理なら落としてくれても構わん。乗っ取りなんでなノシ 109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 10:10:52.20 ID:Wcy+aE9Q0 残ってる…だと? あんたら…本当に眉毛好きなんだなあ… 110 名前:保守感謝。ここから投下[] 投稿日:2011/12/26(月) 10:17:51.57 ID:Wcy+aE9Q0 バタン 長門「…」 長門(私だって、できるものなら止めたかった) 長門(彼には、幸せになってもらいたかった) 長門「どうして…どうしてこうなってしまったの…?」 114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 10:23:23.73 ID:Wcy+aE9Q0 ――数日前―― ハルヒ「さて、と。今日はちょっと早いけどこれでお終いにするわ!!」 長門「…そう」パタン みくる「じゃあ、着替えますから…」 キョン「ああ、分かりました。…おい、古泉」 古泉「了解しました。では」 バタム キョン「ふう、今日も何事もなく終わったな…」 古泉「ええ、閉鎖空間発生の予兆も全くありませんし…平和そのものです」 115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 10:31:23.79 ID:Wcy+aE9Q0 キョン「だけどなあ…こういう平凡な日々が続いた後は、特段でかい事件を引っ張り込んでくるからな。」 キョン「なあ、古泉?」 古泉「…」 キョン「?…古泉?」 古泉「ああ、すみません。そうですね……」 キョン「おい、まさか…もう予兆があるとか、お前たち機関が何か用意してるとか…     そういうのじゃないだろうな?」 古泉「いえ…先ほども言った通り、涼宮さんの精神は安定しています…閉鎖空間の予兆も    感じられないほどにね。彼女が退屈しているわけでもないですし、僕たち機関からは    何もすることはありませんよ。…森さんなど、今は何をしておられるのやら…」 キョン「そうか…そうか、ならいいんだ。」 みくる『もういいですよ〜』 キョン「お、終わったみたいだな。行くぞ、古泉」 古泉「…ええ」 117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 10:36:08.80 ID:Wcy+aE9Q0 ――放課後・帰り道―― キョン「じゃあ、俺はこの辺で」 ハルヒ「また明日ね!キョン!明日は授業中寝ないように今日は早く寝なさい!!」 古泉「お疲れ様でした、また明日」 みくる「さよーならぁ」 長門「…また」 キョン「おう」 キョン(…ん?) キョン(長門が古泉に話しかけている…珍しいこともあったもんだ) 118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 10:42:17.73 ID:Wcy+aE9Q0 長門「…古泉一樹」 古泉「…はい。」 長門「くれぐれも、彼にだけは情報が漏れないように。…いい?」 古泉「ええ、重々承知してますよ、長門さん。…ですが」 長門「何?」 古泉「彼女が彼に情報が漏れることを望んだとしたら…その時は、誰にも止められないでしょう」 古泉「僕たち『機関』はもちろん、貴方がた思念体勢力にもね…」 長門「涼宮ハルヒがそんなことを願って何の得があるのか、私には理解不能」 古泉「人間が考えている事なんて、いつだって理解不可能ですよ。」 120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 10:46:26.88 ID:Wcy+aE9Q0 古泉「では、僕はこれで。」 ハルヒ「またね!!古泉くん!」 みくる「…」ニコッ 長門「…」 古泉「では」ペコッ テクテクテク ハルヒ「じゃあ、あたしたちも帰りましょ。」 長門「…」 ハルヒ「有希?どうしたのよ?そんなにあたしのこと見て?」 長門「…何でもない」 121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 10:47:59.34 ID:Wcy+aE9Q0 スマン。腹が減って死にそうだ… 30分ばかり抜けさせてくれ。 飯食ってる間に細かいところの構成も練りたいし 127 名前:飯食ってる最中に投下[] 投稿日:2011/12/26(月) 11:12:32.82 ID:Wcy+aE9Q0 ――古泉の家―― 古泉「…ふう」 古泉「ただいま…」 森「あら、古泉。遅かったじゃない。…って、ずいぶん疲れてるわね…」 古泉「そりゃあそうですよ。ここのところほぼ毎日ですから。SOS団内では   気づかれないように振る舞ってはいますがね」 森「…くれぐれも、」 古泉「分かってますよ。」 ヴ―ッ、ヴーッ 古泉「…」パカ、ピッ、ピッ 古泉「…呼び出しです。…行ってきます」 森「…今日も、なの?」 古泉「神が、お望みなのです。仕方ありませんよ。…では」 バタン 130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 11:25:34.35 ID:Wcy+aE9Q0 ――長門のマンション―― 長門「!!…了解」 長門(ここの所毎日…少しは自重してほしい) あちゃくらさん「長門さん?またどこかに行くんですか?」トテトテ 長門「大丈夫、貴女は心配しなくていい。」 あしゃくらさん「むー、あんまりむちゃしちゃだめですよ?…本来なら止めたいところ         なのに…再構成されたと思ったらこんなサイズなんですから…」 長門「…では、もう行く」スッ あしゃくらさん「あっ、あたしもいきます〜」 長門「貴女はお留守番」ギュムッ あしゃくらさん「あ、ちょっと!!長門さん!!本の下敷きにするなあ〜〜!!だーせー!!」 バタン あしゃくらさん「いっちゃった…」 131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 11:26:27.87 ID:Wcy+aE9Q0 >>129 まあ、おまけみたいなもんだと思ってくれ 135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 11:33:46.29 ID:Wcy+aE9Q0 長門「あっ…」 古泉「…長門さん」 長門「…」 古泉「すみません。どうやら僕はSOS団である前に、機関の人間であるようです」 古泉「上の命令には逆らえません。」 長門「…」 古泉「僕だって、こんなこと…不本意ですよ!!でも、でも…」 長門「…ごめんなさい」 古泉「…いえ。もうよろしいですか?あんまり遅いと涼宮さんが気分を損ねてしまいます」 長門「…」スッ 古泉「…どうも。あ、それと長門さん!」 長門「大丈夫。私はそのためにここにいる。」 古泉「…有難うございます。実際、遮音フィールドがないともう彼にはばれてしまっている    はずですから。…助かります」 136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 11:42:26.45 ID:Wcy+aE9Q0 古泉「では、お互いの守るべきもののために。」スタスタスタ 長門「…こちらも急がなくては」ヒュン ――涼宮家―― ピンポーン ハルヒ「遅かったじゃない!!」 古泉「すみません。信号に引っかかってしまっていたものですから…」 ハルヒ「ま、いいわ。さあ上がって!!」 古泉「お邪魔いたします」スッ ハルヒ「ねえ、古泉君?今日はね、家に誰もいないのよ?」 古泉(“今日も”の間違いじゃないのですか…?全く、変なことに能力を使ってくれる) 古泉「おやおや、随分と珍しいですね。」 ハルヒ「でしょでしょ!だから今日はゆっくりしていってね!!」 古泉「了解しました。涼宮さん」 138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 11:52:18.68 ID:Wcy+aE9Q0 〜深夜・草木も眠る丑三つ時〜 ハルヒ「あっ…はあああ…❤」 古泉「っく…」ニュポ ハルヒ「すごく良かったよ、古泉くん…」 古泉「ええ…僕もです。ところで涼宮さん」 ハルヒ「…」ムー 古泉「涼宮さん…?」 ハルヒ「ねえ、二人きりのときくらい…下の名前で呼び合わない?」 古泉「えっ?!いやでもそれはさすがに僕には…」 ハルヒ「そんでもって敬語も禁止!!いいわね?」 古泉(これは…閉鎖空間の……全く) 古泉「分かったよ。ハルヒ」 ハルヒ「うんうん!いい感じね!一樹♪」チュッ ――外―― 長門「…行為は終了した模様。古泉一樹の移動を確認。遮音フィールドを解除」 長門「…帰還する」 140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 11:59:18.41 ID:Wcy+aE9Q0 長門「…朝比奈みくる。隠れなくてもいい」 みくる「…ふええ、なんで分かっちゃったんですか?」 長門「気配を消しきれてない。それよりも、用件は?」 みくる「もう長門さんなら分かっているでしょう?…こんなこと、規定事項から大幅に外れていること」 長門「…これは情報統合思念体の決定事項。私たちは静観し、観察を続ける。」 長門「古泉一樹の機関も現状維持の姿勢を…」 みくる「そんなことは分かってます!!」 141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 12:05:36.32 ID:Wcy+aE9Q0 みくる「長門さんは…このままでいいんですかぁ!!?」 みくる「『彼には幸せになってほしい』って、あれは嘘だったんですかあ?!!」 長門「…私は」 みくる「…すみません。もう、彼方たちには頼りません。私は私で行動します…では」スタスタ 長門「…」 ――長門のマンション―― 長門「…」ガチャ あしゃくら「うーん…うーん…」スウスウ 長門「…眠ってる」 142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 12:10:49.90 ID:Wcy+aE9Q0 長門「取り敢えず、本を退かす」ヒョイ、ヒョイ あしゃくらさん「うーん、はにゃ…」 長門「…クスッ」ギュウ あしゃくらさん「…んむ?!はれ…?ながとしゃん?お帰りなさい…って」 あしゃくらさん「長門さん、なんで泣いてるの?」 長門「?!…これは」ツー あしゃくらさん「長門さん…」 長門「…寝る」スト あしゃくらさん「え、はい…」 144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 12:22:17.98 ID:Wcy+aE9Q0 翌朝 古泉「…はあ」 キョン「よっす、古泉。珍しいな、お前と登校中に会うとは…」 古泉「いやあ、面目ない。昨日は少しばかり夜更かしをしていたものですから」 キョン「おいおい。ハルヒの閉鎖空間が発生しなくなったからってなあ…」 古泉「以後、気をつけますよ。」 キョン「いや、お前の私生活に口をはさむつもりはないんだがな…程々に、な?」 古泉「え、ええ…」 キョン「それじゃ、また放課後にな」 古泉「ええ、また…」 キョン(あいつ…いつもと違うシャンプーの香りがしたな…気のせいか?) 146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 12:29:21.83 ID:Wcy+aE9Q0 下駄箱 キョン「さてと…ん?こりゃあ…」 キョン「『今日の昼休み、文芸部室に   みくる』」 キョン「やれやれ、また始まったか」 教室 キョン「よおす」 ハルヒ「ああ、おはよう。キョン」 キョン「おう……?」 キョン(なんだ、コイツもえらく疲れてるみたいだな…そういえば昨日の団活でも寝息を立てていっけ) キョン「なんだ、ハルヒ?お前も寝不足か?」 ハルヒ「?!!べっ、別にぃ?」 キョン「(分かりやす…)そうかい、ま、程々にな」 147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 12:35:37.13 ID:Wcy+aE9Q0 昼休み キョン「で、朝比奈さん。今日はいったいどんなご用件で?」 みくる「うーんとね、ほら。この間規定事項を満たすためにいろいろとやってもらったでしょ?」 みくる「あれと同じことをしてもらいたいんです」 キョン「と、すると…また校外に…」 みくる「ううん。今回は校内で大丈夫。詳細はその時に、ね」 キョン「ええ、分かりました。」 148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 12:40:13.44 ID:Wcy+aE9Q0 団活終了後 キョン「で、朝比奈さん。これでいいんですか?」 みくる「うん。上出来。」 キョン「でもこれ…絶対引っかかった奴けがしますよね?」 みくる「いいの。それが規定事項なんだから…」 キョン「この前もこんなことがありましたけど…なんだか気が引けます」 みくる「今日はこれでお終いです。お疲れ様」 キョン「はい。朝比奈さんもお気をつけて」 150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 12:44:21.08 ID:Wcy+aE9Q0 キョン「さて、トイレにでも寄って帰るか…」 キョン(ん?あれは…古泉とハルヒか?あいつ等…先に帰った筈じゃあ…) キョン(…俺は疲れがたまってるのか?二人が手をつないでいるように) キョン(…いかん、こっちに向かってくる…いや、文芸部室に向かってるのか?) キョン(やばい!!今あそこには例の仕掛けが…!!) キョン「…止めに……行くか」 151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 12:51:42.77 ID:Wcy+aE9Q0 キョン(やばい…もう文芸部室は目と鼻の先だ!!) キョン「お」 ハルヒ「一樹♪」 古泉「なんで…なんだよ」 ハルヒ「偶にはこういう場所ででもいいよね?」 古泉「…ハルヒ、忘れ物を取りに来たんじゃないの?」 ハルヒ「いいじゃん!ついでついで!!」 キョン(……………へ、ハルヒが…一樹?!古泉が…ハルヒだって?!!しかも…古泉がタメ語だ…!!) 古泉「昨日もあれだけしたのに…まだ足りないの?」 ハルヒ「うーん…なんか、すればするほど欲しくなっちゃうのよねえ…んふふっ」 古泉「もう…エッチだね、ハルヒは」チュッ ハルヒ「んっ…レロッ…ぷはっ」 キョン「」 153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 12:58:04.06 ID:Wcy+aE9Q0 古泉「!!いたっ…」 ハルヒ「どうしたの?一樹って何よこれ?!」 古泉「さあ、誰かのいたずら…かな?」 ハルヒ「大変…血が…!!」 古泉「大丈夫だって、この位」 ハルヒ「だめよ!!…レロレロッ」 古泉「ちょっ…」 ハルヒ「んふう…ぴちゃ…」 カチャカチャ 古泉「だっ…そこは何ともないって!!」 ハルヒ「ええ〜?でもここは苦しそうだけどなあ?」ピンッ 古泉「くっ…」 ハルヒ「ねえ、一樹…しよ?」 キョン「…っ!!」ダダダダダダダ…… 155 名前:>>152だれが玉無しだこら[] 投稿日:2011/12/26(月) 13:04:21.06 ID:Wcy+aE9Q0 帰り道… キョン「…っ…っ!!!」ダダダダダ キョン「…!!……長門…」 長門「…」 キョン「知ってたんだな?…何時からだ」 長門「…38日と5時間14分54秒前から。」 キョン「…そうかい。」 長門「…」 キョン「……俺は、SOS団を辞める。…あんな変態野郎についていけるか」 長門「それは…全員が上層部からの」 キョン「言い訳は聞きたくない。…じゃあな」ダッ 長門「違う…違うのに……」 156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 13:11:34.02 ID:Wcy+aE9Q0 ――数日後―― 古泉「これで彼が失踪してから五日目…」 長門「…あれ程注意してと言ったのに…行為に及ぶ際は連絡を怠らないようにとあれ程…」 古泉「彼は…?」 長門「……かなりの精神的ショックを受けていた。このまま廃人になる可能性も」 長門「それに、彼は『鍵』。その潜在能力を発動させたらいかなる力を用いても    探索不可」 古泉「要するに…彼に見つけてもらいたい…という人物でなければ発見は難しいと?」 長門「…少なくともSOS団のメンバーには無理」 みくる「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」 157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 13:16:18.08 ID:Wcy+aE9Q0 あしゃくらさん「ふっふっふ…ようやく長門さんの家からの外出に成功したわ…」 あしゃくらさん「不完全と言っても小学校低学年の身長はある…何の恐怖もないわ!!」ビシィ!! あしゃくらさん「誰に言い訳してんだろ…ん?あれは…キョンくん?!!今は学校のはずじゃ…」 キョン「…」フラー あしゃくらさん「あら、弱ってるようね…それならこの体でも……勝る!!」 161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 13:19:46.96 ID:Wcy+aE9Q0 あしゃくらさん「それじゃあ、キョンくん…」チャキ!! あしゃくらさん「死んで!!」 キョン「…」フラー あしゃくらさん「……」 キョン「…」ボー あしゃくらさん「…なんか違うのよねえ」ポイッ あしゃくらさん「こんな無抵抗なキョンくん殺しても、面白くないっ」ドドーン!! あしゃくらさん「と、いう訳で、まずは正気にさせてあげましょうか…」 162 名前:>>159 長門が読む本+かなりの冊数ってことで…[] 投稿日:2011/12/26(月) 13:24:55.94 ID:Wcy+aE9Q0 あしゃくらさん「ちょっと、キョンくん?」ペシペシ キョン「…」ペシペシ あしゃくらさん「ちょっと…どうしちゃったのよ?」バンバン!! キョン「…」ユサユサ あしゃくらさん「むー、この体で与えられる物理的衝撃には限界があるようね…」 あしゃくらさん「なら、心的ショックを与えましょ!」 あしゃくらさん「えい」チュッ キョン「ひゃあ?!」 あしゃくらさん「あは♪こうかはばつぐんだ!!」 166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 13:31:26.97 ID:Wcy+aE9Q0 キョン「…」 あしゃくらさん「おは♪」 キョン「えーと…君誰?」 あしゃくらさん「見て分かんないかなあ…ま、こんな体だから仕方ないけどね」 キョン「あ、朝倉…か?」 あしゃくらさん「ごめいと〜う!じゃ、そういう訳で…死n」 キョン「」ガバッ ギュウ あしゃくらさん「ちょっ、キョンくん?!何すんのよ」カラン あしゃくらさん「あ、ナイフが…ちょっと、待て!はーなーせー!!」 168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 13:39:27.97 ID:Wcy+aE9Q0 キョン「…っ」ギュウ あしゃくらさん「くっ(こんな体だから反抗もできないわ…困ったなあ…)」 ぽた…ぽた… あしゃくらさん「…雨?」バッ キョン「…」グスッ あしゃくらさん(えー!!ちょっと、なんで泣いてんのよ!キョンくん!!) あしゃくらさん(…とりあえず、落ち着かせなきゃ何ともならないみたいね…) あしゃくらさん「キョンくん、何があったのか知らないけど、中に入ろ?風邪ひいちゃうよ?」 キョン「ぐすっ…」スクッ あしゃくらさん「え、ちょっと、自分で歩けるわよ!!下してよ!ねえったら!!」 キョン「…」ギュウウウウ あしゃくら「こらー!!このロリキョン!!」 169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 13:46:36.69 ID:Wcy+aE9Q0 ――長門のマンション・708号室―― あしゃくらさん(本来なら、505号室に連れて行くべきなんだろうけど…もう         他の人が住んでるだろうしなあ…合鍵持ってるし、長門さんの         部屋でいいよね) あしゃくらさん「お茶持ってくるから、ちょっと待っててくださいね…」ペコリ キョン「…ああ」 テクテクテク あしゃくらさん(…なにしてんだろ。もう放してもらったんだから自由に殺したりできるじゃない) あしゃくらさん(でも、なんだかあの落ち込んだキョンくん見てると…不思議と世話したくなっちゃうよ) 173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 13:55:24.48 ID:Wcy+aE9Q0 あしゃくらさん「はい、どうぞ。キョンくん」コト キョン「おう、サンキュ…変な感じだな。自分より幼い子に世話されるなんて」 あしゃくらさん「…ちょっと落ち着いたみたいね」 キョン「お陰様で」 あしゃくらさん「…何があったのか聞いてもいい?」 キョン「ふっ…お前みたいなお子様には話せねえようなことだよ」 あしゃくらさん「むう〜これでもあしゃくらさんはキョンくんと同じ学年の         クラスメイトなんだけどなあ!」 キョン「今は、正しく小学校低学年だし、それに前の姿だったとしても生まれてまだ3,4年だろ?」 あしゃくらさん「はあ…どうやら本当に回復したみたいね……話は聞かせてくれないの?」 キョン「ははは…おふざけが過ぎたな…いいよ、茶の礼だ。話してやるさ」 174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 14:06:26.98 ID:Wcy+aE9Q0 キョン「…という訳だ。」 あしゃくらさん「…なんとまあ…」 キョン「それで今の今までずーっと家にも帰らずに辺りをぶらついてたのさ…風呂には入ってるから安心しろ」 あしゃくらさん「ああ、抱きしめられたときに変な臭いがしないと思ったら…でもさ」 キョン「ん?」 あしゃくらさん「例え涼宮ハルヒが古泉一樹とそういう関係を結んだからって、それでこんな自棄的になるなんて         ちょっと自分勝手じゃない?貴方からは何のアプローチもしてないんだし、そんなんじゃ世間一般は         NTRとも何とも思わないわよ?」 キョン「お前…ゲームのやりすぎだ。お前の言い分ももっともだがな……その……     相手が古泉だからいけないんだよ。」 あしゃくらさん「なによ、それ?古泉一樹がイケメンだから?許せないの?嫉妬してるの?」 176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 14:11:00.90 ID:Wcy+aE9Q0 キョン「確かに、俺もハルヒが好きだったのかもしれない。だから今の今まで取り乱していた一因に     なっていても可笑しくはない。だが…」 あしゃくらさん「だが?」 キョン「理由はもう一つある。それも、どうしても許せない理由が…」 あしゃくらさん「…何よそれ?」 キョン「あいつは…」 キョン「あいつはもう、森さんっていう相手がいるんだよ。しかも、そっちが本命だ」 177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 14:14:54.54 ID:Wcy+aE9Q0 あしゃくらさん「……!!」 キョン「…くっ」ギュウ キョン「こんなの…ありかよぉ…!!ふざけんな!!ハルヒが…いや、ハルヒに     限ったことじゃない、古泉だって…不幸になるだけじゃねえか!!」 あしゃくらさん「キョンくん…」 179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 14:22:50.46 ID:Wcy+aE9Q0 キョン「……それに…聞いたんだ、森さんから」 あしゃくらさん「え?」 キョン「…古泉には知らせてないらしいがな。…昨日、少し自棄から醒めてきた     ころに、な。」 あしゃくらさん「……もしかして」 キョン「3日前、機関の1人が病院から出てくるハルヒを見たそうだ。その病院が…」 あしゃくらさん「産婦人科…?」 キョン「……4週目だそうだ」 181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 14:29:24.72 ID:Wcy+aE9Q0 キョン「…………」 あしゃくらさん「…………」 キョン「う…うううううううううううううううううう……!!!」 あしゃくらさん「キョンくん……」 キョン「俺は…俺はどうすりゃいいんだよ…!!俺はただ、SOS団で楽しく活動     できればそれでいいんだ……なのに。こんなんじゃ…みんなが不幸になるのは     目に見えてるじゃねえか…!!」 あしゃくらさん「落ち着いて…お願いだから…!!」 184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 14:39:02.63 ID:Wcy+aE9Q0 キョン「…すまない。取り乱した……」 あしゃくらさん「…」 キョン「なあ、朝倉、俺はどうすりゃいいんだ?どうすれば元に戻れるんだ?     …いや、元に戻らなくてもいい…せめて、せめてSOS団のみんなが幸せに」 あしゃくらさん「どうして」 キョン「?」 あしゃくらさん「どうしてこんな時でもキョンくんはみんなの事を気遣うの?キョンくんだって         相当な傷を受けているはずよ?」 キョン「…去年の冬、俺が異世界に飛ばされて、帰還した後…俺は誓ったんだ。     この世界を、積極的な立場から守っていくと。そのためなら自分はどうなっても     構わないと。……そうでもなきゃ、俺の身勝手な思いでないことになったあの異世界の     奴らがうかばれないだろ?」 あしゃくらさん「……キョンくん」ファサ キョン「あさく…ん?!!」ムチュッ ドサッ 187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 14:46:57.20 ID:Wcy+aE9Q0 あしゃくらさん「んむっ…にゅる…」 キョン「む…ん…」 あしゃくらさん「ぐちゅ…ぐちゅ、レロン」 キョン「ぐう…ぷはっ……おい!!朝倉!!何すん…」 あしゃくらさん「大丈夫だよ、キョンくん?」 キョン「…?」 あしゃくらさん「大丈夫、きっとキョンくんは夢を見てるんだよ…それも、とびっきりの悪夢。        醒めない夢はないでしょ?だから…大丈夫……」 キョン「…朝倉?」 あしゃくらさん「ここまで悪夢続きだったんでしょ?だったら…最期くらいはいい夢見ても罰は         当たんないわ…ね?」 キョン「…悪いが朝倉……俺は」 あしゃくらさん「なあに?涼宮さん以外はやる気にならないって言いたいの?」 188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 14:49:56.82 ID:Wcy+aE9Q0 あしゃくらさん「口はそうでも、体は正直だよね?……さっきここに連れてきたときも         …キョンくんの、当たってたよ?……それに…今だって」サスサス キョン「ううう。」 あしゃくらさん「さあ…」 朝倉「私と一緒に、いい夢見ましょう?」 191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 14:54:54.49 ID:Wcy+aE9Q0 キョン「はあ、はあ…」ズン、ズン、ズン あしゃくらさん「はあん、うっ…いい…キョンくん…激しすぎっ」 キョン「ふっ…そういってる癖には…さっきから腰が浮いてるぞ?…淫乱な     小学生だな…」パツッ、パツッ あしゃくらさん「もう…ばかあ…ばかあ……キョンくんの…おちんちんが…         いけないんだもんっ!!」 キョン「くすっ…はいはい」チュウ あしゃくらさん「んふう…❤」クテェ 196 名前:>>192 まあ、そこはのちのち…[] 投稿日:2011/12/26(月) 15:05:29.62 ID:Wcy+aE9Q0 キョン「やばい…出そうだ…」 あしゃくらさん「…え、もう?」 キョン「しょうがないだろ…こんなにきつきつなんだから…」 あしゃくらさん「じゃあ、出して?」 キョン「ああ」ヌポ あしゃくらさん「ちょっと」グイ キョン「うお?!」ドス あしゃくらさん「膣内で出しなさいよ…」 キョン「おい!俺はあいつらの二の舞だけには」 あしゃくらさん「妊娠?しないわよ。わたし宇宙人だもの」 あしゃくらさん「それに夢なんだから、何してもお構いなしでしょ?」 キョン「じゃあ、出すぞ!!」グッ、グッ、グッ あしゃくらさん「う、うわあああああああああああ」ビクンビクン!! キョン「あ、朝倉あ!」ドピュ あしゃくらさん「ああああ、キョンくんのが…一杯いい……」 197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 15:11:53.58 ID:Wcy+aE9Q0 あしゃくらさん「あああ…」グクガク キョン「…朝倉の膣内…狭すぎだろ……途中、子宮口を突破したぞ…」 あしゃくらさん「…お蔭で私のなかにたっぷりぶちまけたわね……私じゃなきゃ         責任問題よ?」 キョン「ああ、すまん」 あしゃくらさん「いいのよ。これでやっと…」 あしゃくらさん(準備が整ったわ。…やっぱり、『鍵』ってすごいのね…) あしゃくらさん「キョンくん。…後ろ向いてて?」 キョン「なんだよ?急に恥ずかしくなったか?」 あしゃくらさん「いいから!!」 キョン「へいへい」 あしゃくらさん(再構成、開始) 199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 15:15:47.23 ID:Wcy+aE9Q0 バシュウウウウウウ 朝倉(キョンくんの精子のおかげで再構成が完了するなんて…すごいわね) 朝倉「もういいよ」 キョン「え、その声…朝倉?!むぐっ…」 朝倉「ん…(キョンくん…お休み。)」 キョン「あ…あああ?」 こてっ 朝倉「…さて、まずは記憶の改ざんからやってしまいましょうか」 203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 15:20:57.83 ID:Wcy+aE9Q0 ―――――――――――――――――――――――――――――― 朝倉「それにしても…なんであの後、あんな話題が出てきたのかしらね…    『朝倉でも妊娠するのか』って…しかも、そのあとの追及もまるで記憶を     呼び戻そうとしているみたいだった。」 朝倉「…そんなに、涼宮さんたちが恋しいの?キョンくん?」ナデナデ キョン「んん…」 グラグラグラグラ!!!!! 206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 15:30:02.03 ID:Wcy+aE9Q0 朝倉「…始まったわね」 朝倉「長門さんは気づかなかったようだけど…今回の崩壊を仕込んだのは私。」 朝倉「情報操作で、涼宮さんを古泉君の家に向かわせちゃった♪…そしてそこでは    森さんとの行為に及ぶ古泉君の姿。相当な苦痛よね」 朝倉「残念だけど、今回はキョンくんは連れて行かせないわよ?あなたの巻き起こした事件    だもの。せいぜい暗い閉鎖空間の中で一人さびしく死んでいきなさい。当然の報いよ」 朝倉「…そろそろ時間ね」 朝倉『パーソナルネーム○○○○の情報を解析、異世界番号12879608に転送する』 キョン「う…」シュウウウウ…… 朝倉「なるべく、貴方の望みに近い世界に送るわ。向こうでSOS団のみんなとお幸せに」 じゃあね♪                    END 215 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 16:02:55.31 ID:Wcy+aE9Q0 キョン「…お前か。」 朝倉「そ、意外でしょ?」 キョン「…いや、不思議とそんな感じはしない。」 朝倉「あら?随分と自意識過剰なのね、呼ばれるのが当たり前だと思っていたのかしら?」 キョン「分からん。…だが、初めての気がしないんだ。この状況」 朝倉「…」ヴン! 朝倉(…!!この子、異世界から来たのね…構成情報が、若干ずれてる。) 朝倉(でも、能力を持っているわけじゃないし…転送者がいるわね) 217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 16:09:44.00 ID:Wcy+aE9Q0 朝倉(構成情報を解析…ふうん。結構時間がずれた場所から来ているのね…    しかも、この異世界番号…相当凄惨な結末だったはず。少なくともSOS団員は    全員死ぬっていう) 朝倉(転送者は……向こうのあたし?!……どういうこと?) キョン「おい、朝倉」 朝倉「へ?!な、何?!」 キョン「なんだよ、声かけただけなのに……そんなに驚かんでも」 キョン「それより、なんで俺をここに呼んだんだ?」 朝倉(そりゃあ、貴方を殺して涼宮ハルヒの出方を見るためだけど…口が裂けても     そんなこと言えないわね) 218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 16:14:39.02 ID:Wcy+aE9Q0 朝倉(…なんだかこの個体に興味がわいて来ちゃった。このまま殺すのはもったいないわね    …そうだ!!) 朝倉「ええ、とても大事な話をしに来たのよ。…キョンくん」 朝倉「あたしと付き合ってくれないかな?」 朝倉(もう少し近くで、この個体を観察してみましょう♪) キョン「」ポカーン 長門(空間閉鎖が施されていない?!どういうこと?…!!) 長門「あれは………どうしてこうなった」 TRUE END? 226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 16:51:13.07 ID:tr/WvXN30 もっとだ!俺に生きる実感をくれ!! 227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/12/26(月) 16:54:25.22 ID:Wcy+aE9Q0 >>226 スマン。これが限界だ。 俺自身、書き溜めてるやつがあるからな