ハルヒ「思ってることと反対のことしか言えなくなった」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/30(金) 12:35:07.31 ID:1a7Fbxu90 ハルヒ「困るわこんなの!キョンに好き好き言うはめになっちゃうじゃない!!」 古泉「……」 ハルヒ「あっ!古泉くんあたしが嘘ついてると思ってるわね!?そんなことあるわけないってバカにしてるんでしょ!?」 古泉「いえ、団長のおっしゃることなので信じる努力はしますが……」 ハルヒ「じゃあ何よ!?」 古泉「それが事実ならば、これこそあなたの望んだ不思議なのでは?」 ハルヒ「うっ……そ、そうだけど……」 キョン「ういーっす」ガチャ ハルヒ「あ!キョン!大っ嫌い!!」 キョン「え?」 古泉「え?」 ハルヒ「……えっ?……あ、あれ?」 はよ 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/30(金) 13:42:30.89 ID:bq9GF4os0 >>1 ハルヒ「(うそうそっ///私、別にキョンのことなんか…///)」 キョン「おい・・・今のはホントか?」 ハルヒ「ええ、もちろんよ!」(そんなわけないじゃない…///) キョン「…じゃあ、俺はここにいないほうがいいな?」 ハルヒ「当たり前でしょ!あんたなんかいなくてせいせいするわ!」     (は?何言ってるの?キョンがいなくなったら…あたし…) キョン「っ…分かった。今日で俺はSOS団をやめさせてもらおう…じゃあな」バタンッ 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/30(金) 13:55:56.63 ID:bq9GF4os0 ハルヒ「もう帰ってくんじゃないわよ〜」(ちょっ、待ちなさいよ!) 古泉「…涼宮さん」 ハルヒ「なによ」 古泉「ぶっちゃけ、僕のルックスはどう思いますか?」 ハルヒ「イケメンじゃない!」 ハルヒ「あれっ…」 古泉「…困ったものです」 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/30(金) 14:06:12.41 ID:bq9GF4os0 ハルヒ「いや、あのね…古泉君のことを不細工だといいたいんじゃなくて…」 ハルヒ「…へっ?」 古泉「涼宮さん…どうやら思ってることと反対のことを言うのは彼に対してだけのようですね?」 古泉「先ほどの彼への態度や、僕の質問の答えから明らかです」 ハルヒ「うん…そうみたいね」 ガチャ 長門「遅れた…謝罪する。…ところで…涼宮ハルヒ」 ハルヒ「ん?」 長門「彼と何かあった?」 ハルヒ「彼って、キョンのこと?どうして?」 長門「廊下ですれ違った時…泣いていた」 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/30(金) 14:17:42.23 ID:bq9GF4os0 ハルヒ「キョン…」 古泉「長門さん。それは僕から説明しましょう」 古泉、説明中 古泉「という訳でしてね、どうやら彼に対してのみ、思考と反対のことを言ってしまうようです」 長門「把握した。…時に、古泉一樹」 古泉「なんでしょう?」 長門「ナルシスト的な発言は感心しない」 古泉「…」 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/30(金) 14:37:28.68 ID:bq9GF4os0 ハルヒ「ねえ、二人とも…」 古泉「長門さん、今の発言はいただけませんね。僕のどこがナルシストだというんです?」 長門「自覚症状がないとは、片腹痛い。そういうところがナルシストであるといっている」 ハルヒ「ねえ…」 古泉「だって、鶴屋さんにだってイケメンって言われてるんですよ!?」 古泉「これはもう客観的な事実といっても過言ではないのです!」 長門「客観的にどう見られているかではない。貴方が自分をイケメンと信じていること」 長門「それがナルシストだといっている」 ハルヒ「…」 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/30(金) 14:58:33.87 ID:bq9GF4os0 ハルヒ「ねえ!」 ハルヒ「あたしの話きいてよ!」 ハルヒ「今、不安なのよ…!!」 ハルヒ「キョンがいなくなるんじゃないかって…」 ハルヒ「だってあたしは…」 ハルヒ「キョンが大好きなんだからーーーーー!!!」 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/30(金) 15:11:32.39 ID:bq9GF4os0 古泉「…その言葉が聞きたかったんですよ。涼宮さん?」 ハルヒ「ふえ?」 長門「貴女の声は録音させてもらった…」 ハルヒ「〜〜〜〜///ちょっ、いつの間に///」 長門「あしからず」ダダダダ・・ ハルヒ「こらー!!まちなさーい!」 翌日・屋上 古泉「…ということだったんですよ」 キョン「まさかお前らが仕組んでいたとはな…」 古泉「ええ、長門さんの力を借りてね。」 古泉「貴方と涼宮さんの関係が、見てて歯がゆかったものですから…」 古泉「いささかおふざけが過ぎましたでしょうか?」 キョン「普通だったら顔面に一発入れたいところだが…」 ハルヒ「キョーン、早くしなさい!」 キョン「背中を押してくれたんだ、チャラにしてやってもいいさ」 おわり