マスオ「ええっ!アナゴくんが勇者だってっていうのかい!?」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/25(月) 14:35:50.34 ID:B63+0da20 アナゴ「そうなんだよ〜、フグ田くん。今まで黙ってて、悪かったね〜」 マスオ「いや〜、会社の同僚が勇者だっただなんて、僕も鼻高々だよ〜」 アナゴ「はっはっはっ、そう言ってくれると嬉しいね〜。」 マスオ「それで、もう竜王を倒しにいくのかい?」 アナゴ「それなんだけどね〜、フグ田くん、ひとつ、頼み事があるんだが」 マスオ「なんだい?僕に出来る事なら、力になるよ〜」 アナゴ「実はね〜、フグ田くんの一家にも、僕と一緒に旅に出てほしいんだ〜」 マスオ「ええっ!僕たちにかい!?」 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/25(月) 14:37:25.28 ID:B63+0da20 アナゴ「頼むよ〜フグ田くん。ほら、この通り!」 マスオ「まいったな〜、分かった、お義父さんに話してみるよ〜」 アナゴ「さすがフグ田くん!じゃあ、明日の朝9時に、君の家まで迎えにいくよ」 マスオ「ええっ!明日なのかい!?しょうがないな〜、お手柔らかに頼むよ〜」 アナゴ「ガッテン承知!助かったよ〜」 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/25(月) 14:40:02.00 ID:B63+0da20 マスオ「・・・というわけ何ですよ、お義父さん」 波平「ほう、アナゴくんが勇者だったのか!それはすごいなあ」 サザエ「勇者がこんな身近にいたなんて、驚きだわ!」 カツオ「すごいや、マスオ兄さんの同僚が勇者だなんて!」 ワカメ「すご〜い!私、勇者のサインがほしいな〜」 タラヲ「ボクもほし」 フネ「でも勇者って、竜王を倒さないといけないんだろう?大変だねえ」 マスオ「それなんですけどね〜お義母さん、実は僕たち家族にも一緒に来てほしいって言われてるんですよ〜」 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/25(月) 14:44:08.87 ID:B63+0da20 波平「なに!?ワシたちにもだと!?」 マスオ「え、ええ。ほら、一人じゃ大変だっていわれてますし〜」 サザエ「いいじゃない!私たちも付いていきましょうよ!」 カツオ「さんせ〜い!行こうよ僕たちも!面白そうじゃない!いいでしょ、父さん!」 ワカメ「私も行ってみた〜い」 タラヲ「僕も行」 波平「しょうがないな。かあさん。たまにはパーッといってみるか」 フネ「はいはい、それじゃあ支度しましょうかね」 カツオ「やった〜!」 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/25(月) 14:48:29.50 ID:B63+0da20 翌日・・・・・ アナゴ「お待たせ〜、フグ田くん。皆さんも、急にすいませんね〜」 波平「な〜に、勇者と一緒なんて機会は滅多にないからな。気にすることはない」 マスオ「それで、まずは何処を目指すんだい?」 アナゴ「マイラだよ〜。あそこには上質の温泉があるらしいからね〜」 サザエ「まあ素敵!温泉なんて久しぶりだわ!」 タラヲ「ママ〜温泉って何で」 カツオ「ひゃっほ〜!勇者と一緒に温泉なんて、夢みたいだよ!」 波平「カツオ!目的は温泉じゃなく、竜王退治なんだからな。履き違えおってからに」 フネ「まあまあ、お父さん。久しぶりの温泉ですもの。楽しんでいきましょうかねえ」 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/25(月) 14:52:51.80 ID:B63+0da20 『スライムがあらわれた!』 ワカメ「あっ!スライムだ!」 波平「おお、スライムじゃないか。懐かしいなあ」 フネ「まあ、何十年ぶりかしらねえ」 波平「昔はかあさんとよくスライム狩りをしたものだ」 サザエ「まあ、その話、詳しくききたいわ〜」 カツオ「僕も!ねえねえ、どれくらい狩ったの?」 タラヲ「僕も知り」 アナゴ「お〜い、話が弾んでいるところ申し訳ないが、倒しちゃってもいいのかな?」 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/25(月) 14:57:20.22 ID:B63+0da20 マスオ「ああ、頼むよ」 カツオ「ああっ、ちょっと待ってよ〜。せっかくだから僕に狩らせてよ〜!」 ワカメ「お兄ちゃんばっかりずる〜い!私も狩りたいのに!」 マスオ「まあまあ、ここはカツオくんに頼もうかな。ワカメちゃんは次の機会にお願いするよ」 ワカメ「んもう!しょうがないなあ」 カツオ「やりぃ!さすがマスオ兄さん、話が分かるなあ」 フネ「早くしなさい、カツオ」 カツオ「うん、ザラキ〜」 『スライムの息の根をとめた!スライムを倒した!』 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/25(月) 15:00:54.15 ID:B63+0da20 ワカメ「あっ、お兄ちゃん、またズルしてる!」 カツオ「人聞きが悪い事いうなよ〜。ワカメだって同じようなもんじゃないか」 ワカメ「私はマヒャドでちゃんとダメージを与えてから倒すんだから。お兄ちゃんと一緒にしないで」 波平「全く。しょうがないやつだな」 マスオ「まあまあお義父さん。倒した事には変わりないのですから、多めに見てやってくれませんか」 サザエ「まったく。アナタはカツオに甘いわねえ」 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/25(月) 15:05:12.62 ID:B63+0da20 花沢「イササカせんせ〜い!」 イササカ「おう、花沢さんじゃないか。どうしたんだい?」 花沢「こんにちは、イササカ先生。磯野くん、どこいったか知りませんか?」 イササカ「ああ、磯野さんたちなら、今朝竜王討伐に出かけたよ」 花沢「ええっ!竜王討伐ですか〜!私全然聞いてなかったんだけど」 イササカ「ははは、急な事だったみたいだからねえ。話す余裕も無かったんじゃないかな」 花沢「磯野くんったら、水臭いわね!こうなりゃ先回りしてとことん説教してやるわ!」 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/25(月) 15:10:11.80 ID:B63+0da20 花沢「たしか、海の向かうに見えるのが竜王の城ね」 花沢「これくらいの距離なら、バタフライで行けそうね」 花沢「女は度胸!やってやるわ!」 ザバーン バシャ!バシャ! キラーリカント「ああ〜、いい天気だな〜。海も綺麗だな〜」 キラーリカント「うん?あの水しぶきは何だ?」 キラーリカント「・・・げええええっ!人間がものすごい勢いで泳いできてる!」 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/25(月) 15:16:00.00 ID:B63+0da20 花沢「・・・ゲホッ!さ、さすがにきつかったわね・・・やっぱりクロールにするべきだったかしら」 キラーリカント「お、おい、人間・・・」 花沢「あ、メラゾーマっと」 キラーリカント「ぬわー」 『キラーリカントをたおした!』 花沢「う〜ん、まだ磯野くん達はきていないようね」 花沢「あらいけない!私ったら、武器持ってくるの忘れちゃった」 花沢「しょうがない、このお城の中で探そうかしら」 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/25(月) 15:27:26.50 ID:B63+0da20 花沢「そいやっ!イオナズンよっ!」 『大魔道をたおした!』 花沢「もう、武器探してるだけなのに、何でこう次々と襲ってくるのかしら」 花沢「・・・あっ!やったわ!宝箱発見!」 『花沢は宝箱を開けた!ロトの剣を手に入れた』 花沢「やった!武器を見つけたわ!早速装備よ!」 『花沢はロトの剣を装備できない!』 花沢「え?なんでよ!なんで私が装備できないのよ!説明しなさいよ!」 『やっぱり装備できたようだ』 花沢「よしっ!あとは磯野くんを待つだけね!」 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/25(月) 15:32:02.47 ID:B63+0da20 花沢「・・・洞窟をうろついていたら明るい場所に出てきたわ」 竜王「よく来た人間よ」 花沢「えい」 竜王「うわー」 『竜王をたおした!』 デッデッデッデッデッデッデッデッ 『竜王は正体を現した!』 花沢「それ」 竜王「ぎゃあああ」 『竜王をたおした!』 『竜王が もっていた 光の玉から かざすとまばゆいばかりの光が あたりにあふれだす 世界に平和が戻ったのだ!』 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/25(月) 15:37:04.37 ID:B63+0da20 アナゴ「・・・あれ〜、フグ田くん、ここって、毒の沼地じゃなかったかな〜?」 マスオ「あれぇ?確かにここは、毒の沼地だったけど。きれいなお花畑になってるねえ」 サザエ「もう、細かい事はいいじゃないの!ほら、もうすぐマイラ温泉よ」 カツオ「ふう・・・歩き疲れて、もうクタクタだよ」 波平「わ、ワシも疲れたわい・・・早く温泉に入って、ゆっくりくつろごうじゃないか」 タラヲ「あ、マイラが見え」 ワカメ「みんな!マイラ温泉が見えたわよ!」 カツオ「ホントかワカメ!よし、先に行ってるね、みんな!」 波平「まったく。急に元気になりおってから」 一同「ははははははははは」 おしまい