カツオ「頼むよ花沢さん、少しでいいんだ……」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/22(金) 14:25:10.86 ID:0tL6tncaO 花沢「アハハハ!!ダメよ磯野くぅん、ムリに決まってるじゃな〜い!」 カツオ「そうだよな……ごめんよ花沢さん」 花沢「そうよ〜、だって何十万も貸してるじゃない?父ちゃんにバレたら大変よ〜ガハハハ!!!!」 早川「ねえ磯野くん、中島くんが呼んでたわよ」 カツオ「え、中島が?」 早川「体育館裏で待ってるって」 カツオ「ありがとう早川さん…………」 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/22(金) 14:29:22.12 ID:0tL6tncaO ━━体育館裏━━ 中島「磯野…分かってるよな?僕がなんでキミを呼んだか」 カツオ「ああ……」 キィィィ…… 中島はゆったり腰を落ち着けた椅子を回し、背を向けていた体を正面に直す、逆光で表情は見えない 中島「おまえだけだぞ滞納してるのは、今日は持ってきたのかい?」 カツオ「……今月分は払ったじゃないかぁ!なんでまた要求するんだよ」 中島「義援金さ!キミも思うだろ?少しでも力になりたくてね」 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/22(金) 14:35:15.98 ID:0tL6tncaO カツオ「なんだよ義援金て、何度目だよ!それになんで僕だけなのさ」 中島「つれないこと言うなよ親友だからさぁ!で、持ってきたのかい?」 カツオ「ないよ、花沢さんにも断られたし…」 中島「な……い?」プルプル 辺りを鋭い緊張感が支配する、怒りを込めた中島の問い…返答を誤ればもはや無事では済まない 中島「早く持って来いッ!!スチュワーデスがファーストクラスの客に酒とキャビアをサービスするようにな………」 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/22(金) 14:39:32.40 ID:0tL6tncaO カツオ「うんざり……もううんざりだよ」 中島「おい磯野……正気か……そりゃ命にかかわる失言だよ?」 カツオ「脅してもムダさ、僕は覚悟を決めたよ…………おまえはここで潰すっ!」 中島は腰を沈めていたチェアから一瞬でカツオの背後に回り込んだ 中島「ぶりゅあぁぁぁああぁぁあああ!!!!」スパパパパパパパパ カツオ「いぼっ・・・ばっば・・・あ、相変わらず汚いな中島……不意討ちかよ」ポタポタ 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/22(金) 14:44:32.15 ID:0tL6tncaO 中島「汚い?アハハハハッ……笑えるぜっ!!!!」ボゴッガキッゴガッゴガッ カツオ「うぐっ!!!?げみ゙っ!!げみ゙っ!!げみ゙っっっっま゙!!………がぁっ………」ブエェッ…ボタボタ 中島の縦横無尽でしなやかに襲い掛かるフリッカージャブ、カツオの顔面は弾けたトマトのようだ 中島「殺し合いだろ、このくらいじゃすまさねーぞぉ?磯野ぉ!!!!」アタタタァ カツオ「ひぎっ!!!?べぃ゙………あ…あははは、やっぱりこんなもんか」 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/22(金) 14:49:59.48 ID:0tL6tncaO 鼻血を拭いながらカツオは湖畔の水面の様に呼吸を整えた 中島「強がりかい?それとも時間稼ぎかな、磯野よぅ?……イラつくぜっ!!」ガッ バシッ!! 中島「っ!?なに?」 カツオはフルパワーの拳を左手でいとも簡単に払いのけた カツオ「僕はおまえに勝つ為に中国拳法を習ったんだ、支配からの卒業だ………せいっ!!!!」ビュッ 中島「ま゙ぴっ……!!!?」ポタポタ スパンッ!!!! カツオが拳を繰り出し、遅れて空気を裂く破裂音が響く 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/22(金) 14:53:53.33 ID:0tL6tncaO カツオ「わかったかい中島ぁ?鍛練につぐ鍛練で、ついに僕の拳は音速の壁を越えたんだ」 中島「み゙………ぃぃ゙………生意気だ……磯野のくせに…ぐぐっ」ザッ 中島は片膝を大地につけるという生まれて初めての味わった事の無い屈辱を受けた カツオ「もう悪さをやめるって誓うかい?」 中島「ふざけるな!!うおぉぉぉおおぉぉお」 カツオ「せいぃいいぃぃぃい!!!!」シュッ 中島「ぴぃぃいっ!!!?」ボゴッ パチンッ!!!! 再び振り抜いた拳から遅れて破裂音が響く 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/22(金) 14:57:04.97 ID:0tL6tncaO カツオ「まだやるかい?」 中島「このぅ!!!!め゙ぎぃぃい????」グハァッ パチンッ!!!! カツオ「まだやるかい?」 中島「も……もうヤメテくれ……」ポロポロ 中島はあまりの実力差に絶望し、失禁しながら許しを乞う カツオ「長生きしたければ身の丈にあった態度で生活するんだな………か〜〜〜ぺっ!!!!」 ビチャ!! カツオは特大のタンをみんなの怒りと共に中島のグラスに吐き捨て立ち去った 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/22(金) 15:02:42.73 ID:0tL6tncaO ━━裏山━━ カツオ「はぁぁ〜……中島の女と犯るのは気持ちいいぜっ!!!!」パンパン カオリ「ヤメテ磯野くんっどうしちゃったのよ?」スパンッスパンッ カツオ「うるさいっ!!かまうもんか!!あぁぁカオリきゅぅぅん………イクッ!!!!」ドピュドピュ カオリ「ああーー………ううっ………ひどいわ磯野くん…」トロトロ〜 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/22(金) 15:08:28.79 ID:0tL6tncaO カオリ「中はヤメテって言ったのに……なんで……ううっ」ポロポロ カツオ「はあはあ、ん?もう帰っていいよカオリ、気持ちよかったぜ」フキフキ カオリ「磯野くん…赤ちゃん出来たらどうするの?産んでいいの?」 カツオ「……」シュ カオリ「め゙ぴぃぃぃィィイイイ?」ゴロンゴロン パチンッ!!!! カツオ「うるせえ!とっとと失せろっ!!!!」 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/22(金) 15:13:52.41 ID:0tL6tncaO カツオの暴力によって全てを失った中島、再びカモメ小で君臨する為、修行に励む ━━裏山━━ 中島(くそぅ磯野のやつ、僕の情婦と………今に見てろよぉ!) カオリ「えっ……えっ……えっぐ……」 中島(待ってろよ、カオリ) 中島は裏山の木が無くなるまで修行に明け暮れた、そしてついに木人拳を会得! 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/22(金) 15:17:38.93 ID:0tL6tncaO 早川「ねえ磯野くん、中島くんが呼んでたわよ」 カツオ「え、中島が?」 早川「体育館裏で待ってるって」 カツオ「ありがとう早川さん」 カツオ(僕を呼び出すなんてコナマイキだな、もう一度クンロク入れてやるか) ━━体育館裏━━ 中島「忙しいとこ済まないね磯野」 カツオ「僕を呼び出すなんてどんな了見だい?キミが出向くのが筋だろう」 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/22(金) 15:25:08.31 ID:0tL6tncaO 中島の木人拳でボロ雑巾になるまで叩きのめされ、カツオによる恐怖の支配から解放された かん