ハルヒ「キョン、死体を見に行くわよ!」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/13(水) 17:06:44.56 ID:NmmaGqIY0 キョン「はぁ?」 古泉「死体とはまた…穏やかではないですね」 みくる「す、涼宮さん何言ってるんですかぁ!?」 ハルヒ「何よ、異論は認めないわよ!」 キョン「ちょっと待てハルヒ、お前どこかで死体を目撃したのか?警察に連絡してるんだろうな」 ハルヒ「はぁ?何言ってるのよ。目撃してないから、これから探しに行くんじゃない」 長門「………」 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/13(水) 17:21:08.37 ID:NmmaGqIY0 古泉「(ちょっといいですか)」コソコソッ キョン「…なんだ古泉顔が近い」 古泉「涼宮さんはどうやら映画に影響されているらしいですね」 キョン「映画ぁ?死体を探しに行くなんて随分と悪趣味な映画があるもんなんだな」 長門「その言い方は名作に対して失礼。」コソコソッ キョン「うぉっ長門…?」 古泉「そうですよ、とにかく涼宮さんはその映画を観てこんな危なげな発言をしているに違いありません」 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/13(水) 17:28:18.06 ID:NmmaGqIY0 キョン「そうは言っても、俺はハルヒを介添え人に死体とお見合いなんてまっぴらだぞ」 長門「映画の内容から、涼宮ハルヒは死体を発見することではなく、冒険そのものに期待している」 古泉「涼宮さんだって本当に死体に存在して欲しいとは思っていないでしょう。ここは穏便に、合わせて差し上げてくださいませんか?」 キョン「まぁ…そういうなら仕方ないな」 みくる「んあっ…や、やめてくださ…ひゃぅっ!す、涼宮さぁん…」 ハルヒ「ちょっとそこ!なぁにコソコソ相談してんの!?」 キョン「いや、ちょっと映画の話をだな…そんなことより、死体なんてものはどこへ行ったらご対面できるんだ?」 ハルヒ「そんなこと知らないわよ!だ・か・ら、線路を辿っていって探しに行くのよ!」 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/13(水) 17:39:44.35 ID:NmmaGqIY0 キョン「知らないわよって…なんとも行き当たりばったりな旅路だな」 ハルヒ「とにかく!今週の日曜日、朝9時に○○駅に集合よ!」 みくる「○○駅って…随分と田舎ですねぇ」 ハルヒ「いいのよ!持ち物は最低限の食料、旅費、替えの衣類!以上!」 キョン「おいおい、まさか泊まりになったりはしないよな?次の日学校だぞ」 ハルヒ「さぁね、それはどうかしら!とにかく、文句はないわね!それじゃ解散!日曜日遅れたら百叩きの刑だからね!」 キョン「随分とエグい刑だ…」 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/13(水) 17:49:10.12 ID:NmmaGqIY0 〜日曜日〜 キョン「よう、お待たせ」 ハルヒ「あら、キョンにしては早いじゃない!」 キョン「百叩きの刑は嫌だからな……」 みくる「おはようございます、キョン君」 長門「……おはよう」 キョン「おはようございます、朝比奈さんと長門。……あれ?一人足りないような」 ハルヒ「それが、古泉君は今日突然用事ができたとかで、来られなくなったのよ!このあたしの約束をドタキャンするとはいい度胸よ!」 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/13(水) 17:55:27.63 ID:NmmaGqIY0 キョン「古泉がドタキャン?…いったいどうなってるんだ」コソッ 長門「さぁ…でもそのうちきっと会えるはず」コソッ キョン「え?それはどういう意味…」 ハルヒ「さぁ!それじゃあ出発するわよー!」 一同「「「「おー!」」」」 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/13(水) 18:03:11.96 ID:NmmaGqIY0 みくる「涼宮さんは一体そんなに沢山何を持ってきたんですかぁ?」 ハルヒ「え?んふふふ…食料でしょ、洋服、トランプ、財布…あとは秘密よ!」 みくる「ふぇぇ〜秘密なんですかぁ?」 ハルヒ「そういうみくるちゃんはハンドバッグ1つなんて随分と少ない荷物じゃないの」 みくる「へっ!?あ、あの…これは…その、私ダイエット中で食料はあまり持ってきてないんですぅ…」 ハルヒ「ダイエット〜!?この体のどこに減らす肉があるのよ!あ、まさか胸なの?胸を減らしたりしたら部室でバニーガールの刑よ!」 みくる「ひゃんっ!ふぇぇぇ〜やめてくださいぃぃー!」 キョン「(辛い………)」 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/13(水) 18:10:55.73 ID:NmmaGqIY0 みくる「きょ、キョン君は何持ってきたんですかぁ〜?」 キョン「えっ?あぁ、俺は普通に食料、衣類、財布だけですよ」 ハルヒ「えー?なによ、バカ正直にそれしか持ってきてないの!?」 キョン「お前がそう言ったんだろうが…」 ハルヒ「気ぃ利かせなさいよね!まったくつまらない男ね…」 キョン「理不尽だ…」 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/13(水) 18:18:48.54 ID:NmmaGqIY0 ハルヒ「有希は?」 長門「何が?」 ハルヒ「持ってきたものよ!」 長門「…衣類、食料、財布」 ハルヒ「えー!?アンタも!?」 キョン「何か他に欲しいモノがあるなら事前に言っておけよ…」 ハルヒ「そこは団員の自主性に任せたっていう団長の気遣いなんだから!ちゃんと考えておきなさいよ!」 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/13(水) 18:23:21.21 ID:NmmaGqIY0 キョン「…暇だからって今考えたんだろうな、絶対」 長門「………列車。」 キョン「なんだ?何か言ったか?長門」 長門「列車が来ている」 ハルヒ「はぁ?」 みくる「えっ」 ハルヒ「…あれは」 キョン「…ぅ」 一同「「「「うわああああああああああああああ!!」」」」 プアアアアアアアアアアアア 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/13(水) 18:33:20.66 ID:NmmaGqIY0 キイイイイイイイイイイイ ハルヒ「ハァ、ハァ、ハァ」 キョン「ゼェゼェゼェ」 みくる「ヒュェ、ヒュェ」 キョン「いやいやいやいや走って逃げることは無理だろおおおおおお!」 みくる「だ、だからって鉄橋の下は湖ですよおぉぉぉ!!?」 キョン「なんとかならないのか長門!!」 長門「…この、状態で、は…無理」 ハルヒ「何をグチャグチャ言ってんの!!はねられるわよ!」 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/13(水) 18:38:46.92 ID:NmmaGqIY0 キョン「この、状態じゃ、時間の問題だろ、うが…」 みくる「っきゃ…!」ドサッ ハルヒ「みくるちゃん!!」 長門「……間に合って」 キイイイイイイ…ッ みくる「う、うそ……」 キョン「止まった……」