サザエ「カツオ、留守番頼んでいいかしら」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/03(日) 03:41:18.90 ID:ccWzT8F00 カツオ「留守番?いいけどどっか行くの?」 サザエ「ええ、急な用事が入っちゃって。あとタラちゃんの面倒もよろしくね」 カツオ「いいけど、そのかわり・・・」 サザエ「何よその手は」 カツオ「取引なんだから貰うものは貰わないとね」 サザエ「分かったわよ。帰りにケーキでも買って帰るわよ」 カツオ「やったー」 サザエ「その代わり、ちゃんとタラちゃんの面倒見るのよ」 カツオ「分かってるよ」 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/03(日) 03:43:54.41 ID:ccWzT8F00 カツオ「(タラちゃんは大人しく絵を書いてたからボクは素振りでもしようかな) カツオ「(もう少ししたら父さんたちも帰ってくるだろううし) タラヲ「カツオ兄ちゃんあそぼーでーす」 カツオ「タラちゃん、さっきまで絵書いてたじゃない、止めたの?」 タラオ「ママがカツオ兄ちゃんに遊んでもらえって言ったです」 カツオ「(姉さんめ、余計なことして)」 タラヲ「一緒に遊んでくれないですか?」 カツオ「じゃあタラちゃんはそのまま絵を書いて出来たらボクに見せるってのはどうかな?」 タラヲ「カツオ兄ちゃんは何をするですか?」 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/03(日) 03:46:31.42 ID:ccWzT8F00 カツオ「ボクは庭で素振りしてるから」 タラヲ「じゃあボクも一緒に素振りするです」 カツオ「バット重いからタラちゃんには無理だよ」 タラヲ「出来ないから一緒に遊んでくれないですか?」 カツオ「そうじゃなくてタラちゃんにはまだ早いってことだよ。もう少し体が大きくなったら一緒にやろうね」 タラヲ「残念です・・・」 カツオ「また今度遊んであげるから、ゴメンね。それにタラちゃん絵上手いからタラちゃんの絵みたいなぁ」 タラヲ「分かったです」 カツオ「じゃあタラちゃん何かあったらボクに声かけてね」 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/03(日) 03:49:28.20 ID:ccWzT8F00 ブンッブンッ カツオ「明日野球の試合があるから、そのため練習しておかなくちゃ)    (カオリちゃん達も見に来るって言ってたし、いいとこみせないとなぁ)」 カツオ「(タラちゃんの様子はと・・・絵をかいて大人しく遊んでるな)」 カツオ「(よし、一先ず休憩。トイレに行こうっと)」カラン スタスタスタ タラヲ「・・・ボクにも素振りくらい出来るです。ふっ・・・ん・・・重いです」 ヒョロ ガシャン タラヲ「ああ・・・おじいちゃんの盆栽壊しちゃったです・・・」 タラヲ「隠さないと怒られるです・・・」 エイサッエイサッ カツオ「タラちゃーん?」 タラヲ「!」ビクッ 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/03(日) 03:52:32.95 ID:ccWzT8F00 カツオ「何だ庭にいたのか、いなくなっちゃったと思ってビックリしたよ」 タラヲ「絵が風で飛んで行っちゃってそれを拾ってたです」 カツオ「そうなの?冷凍庫にアイス見つけたから一緒に食べよう」 タラヲ「アイス!わーいですー」 カツオ「ちょうど最後の二つだったからボクたちで食べちゃおう。どっちの味がいい?」 タラヲ「こっちがいいです!」 カツオ「はい。食べ終わったらボクも一緒に遊んであげるよ」 タラヲ「野球の練習はいいですか?」 カツオ「うん、いちおう姉さんとも約束したし1人じゃタラちゃんも暇でしょ?(ケーキがかかってるしね)」 タラヲ「わーい、やったですー」 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/03(日) 03:55:03.54 ID:ccWzT8F00 ガラガラガラ 鱈・鰹「おかえりなさーい」 フネ「ただいま」 波平「サザエやワカメはおらんのか?」 カツオ「二人とも出かけちゃったよ」 フネ「カツオとタラちゃんが留守番してくてたのかい、ありがとね」 波平「おやつにでもとケーキを買ってきたんだが、ワシらだけで先に食べるとするか」 カツオ「やったー(この後姉さんもケーキ買ってくるし今日はついてるぞ)」 タラヲ「やったです」 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/03(日) 03:57:24.36 ID:ccWzT8F00 フネ「どうだい美味しいかい?」 タラヲ「美味しいです!」 ポロッ タラヲ「あっ・・・イチゴ落としちゃったです・・・」 カツオ「ならボクの苺あげるよ」 タラヲ「わーいですー」 フネ「あらカツオいいのかい?」 カツオ「いいんだよ、これくらい(時期にまたケーキくるし)」 フネ「優しいね、後でお母さんの分けてあげるからね」 カツオ「(やった!親切すると得するなぁ)」 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/03(日) 04:00:51.72 ID:ccWzT8F00 波平「カツオー!ちょっと来なさい!」 カツオ「なぁに父さん?」 波平「これは何だ?」 カツオ「ああバット使って片づけるの忘れてたよ」 波平「じゃあこれは何だ?」 カツオ「ぼん・・・さい?」 波平「どういうことか説明しなさい!」 カツオ「ちょっボクじゃないよ。何も知らないよ」 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/03(日) 04:02:57.30 ID:ccWzT8F00 波平「この状況で言い逃れをするのか!隅っこのほうに隠して置いてばれないとでも思ったか!」 カツオ「だからホントに知らないんだってばぁ。そうだ、タラちゃんに聞いてみてよ」 波平「おまえという奴はタラちゃんのせいにするのか!」 カツオ「違うよ。これ壊したなら音がするはずでしょ?タラちゃんはすぐそこの部屋にいたからボクがやったなら音を聞いてるはずだよ」 波平「ならば聞いてやろう。タラちゃ〜ん、この盆栽が割れた音聞いたかな?」 タラヲ「・・・何も知らないです。覚えてないです」 カツオ「ほら知らないって言ってるよ。風で落ちて壊れたんじゃないの?」 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/03(日) 04:04:15.59 ID:ccWzT8F00 波平「バカもん!風で落ちたものが隅っこに隠すように転がるわけなかろう!」 カツオ「ほんとにボクじゃないよ!ねぇタラちゃん知らない?」 タラヲ「知らないです!」 波平「タラちゃんがちょうどトイレに行ってる間だったから聞こえなかったかも知れんだろ」 タラヲ「そういえばトイレに行ってた気がするです」 波平「ほらみろ、さぁ正直に言ってみなさい」 カツオ「ちょ、ちょっと待ってよ。そういえばボクもトイレに行ってたよ」 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/03(日) 04:05:57.21 ID:ccWzT8F00 波平「それがどうした?タラちゃんが重いバットを振り回して割ったというのか?」 タラヲ「ボクは重いもの持てないです。ずっと絵を書いていたです」 カツオ「でも、本当にやってn・・・」 フネ「カツオ、冷凍庫にあったアイス知らないかい?あれワカメがとっておいてくれって言ってたやつなんだけど1本もないいんだよ」 カツオ「そうなの?あれはタラちゃんと二人で留守番中に・・・」 タラヲ「ボクは知らないです。カツオ兄ちゃんに無理やり渡されたです」 カツオ「タ、タラちゃん」 波平「ええ〜い、もういい!しばらく物置で反省しておれ!」 その後カツオはワカメにも怒られ、サザエが買ってきたケーキも食べそこないました。 おわり 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/03(日) 04:12:28.79 ID:ccWzT8F00 だって長くしたら皆寝ちゃうでしょ・・・ 深夜はこれくらいがちょうどいいと思ったの