キョン「ハーパンは良いものだ」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/26(日) 21:16:19.23 ID:LSdgj+8z0 古泉「ハーパン、ですか?」 キョン「あぁ」 古泉「ブルマや短パンではなく、ハーフパンツですか?」 キョン「・・・分らないのか」 キョン「ちょっと待ってろ」 キョン「あぁ、ちょっと部室まで・・・問題ない、すぐ頼むぞ」 古泉「どなたを?」 キョン「いいから」 ガチャッ 朝倉「どうしたの?なにかあった?」 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/26(日) 21:20:18.68 ID:LSdgj+8z0 キョン「ちょっとこれに着替えてくれるか」ガサッ 朝倉「なに、これ」 キョン「ハーフパンツとTシャツだ。ほら、出てるぞ古泉」 古泉「・・・では」 朝倉「ちょっと、理由くらい」 バタン キョン「いいか?」 朝倉『一応着替えはしたけど』 ガチャッ 古泉「・・・・・・」 キョン「分ったか?」 古泉「・・・ええ・・・なるほど・・・」 朝倉「なんなの?ほんとに」 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/26(日) 21:26:41.01 ID:LSdgj+8z0 朝倉「ちょっと、いい加減説明くらいしてほしいんだけど。それに、このTシャツちょと小さいよ」ピチピチ 古泉「・・・・・・」 キョン「・・・・・・」 朝倉「ねえってば」 古泉「・・・バスケですね」 キョン「・・・バスケだな」 朝倉「・・・長門さん、どうしちゃったのこの人たち」 長門「・・・・・・」 キョン「・・・たとえば、KITAKOなんてロゴの入ったスポーツバッグを持ってたら、どうする」 古泉「・・・・・・んふっ」 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/26(日) 21:31:52.33 ID:LSdgj+8z0 キョン「・・・朝倉、ちょっと伸びしてみてくれ」 朝倉「伸び?」 古泉「是非僕からもお願いします」 キョン「おっとその前に、これで髪を括ってくれ」つリボン 朝倉「なんなのこれは。いい加減怒るよ?」 キョン「なにも言わず頼む。お願いだ」 古泉「僕からもお願いします」 朝倉「・・・わかったわよ」 朝倉「ん〜〜」チラッ キョン「・・・・・・だろ?」 古泉「・・・・・・えぇ」 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/26(日) 21:38:09.62 ID:LSdgj+8z0 古泉「ブルマとはまた違った・・・いえ、まったく違った魅力がありますね」 キョン「だろう。ブルマはダメだ。直接的すぎる。あれは若い女性の健康美を損なう」 古泉「この、ぴったりとしたTシャツと、スポーティーなハーフパンツのバランスが・・・」 キョン「分るか」 古泉「えぇ」 朝倉「ハーフパンツの鑑賞会がしたかったの?」 キョン「そんなところだ」 古泉「ですね」 ガチャッ ハルヒ「我がSOS団は永久に不滅です!って永久に不滅って日本語とし・・・なんで朝倉がいるのよ」 朝倉「お邪魔してます」 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/26(日) 21:45:17.73 ID:LSdgj+8z0 古泉「・・・白いタオルを首にかけていたら」 キョン「・・・エレガントだな」 ハルヒ「なにしに来たわけ?」 朝倉「そんな邪険にしなくても。キョンくんに呼ばれて来たら、このハーフパンツの鑑賞会がしたかったんだって」 ハルヒ「はぁ?なにがいいのよこんなもん」 キョン「制汗剤はどうする?」 古泉「Banなんていかがですか」 キョン「いいな・・・そうだ。なぁハルヒ」 ハルヒ「なに?」 キョン「お前もちょっと着替えてみてくれ」ガサッ ハルヒ「そもそもなんでそんなもん持ってんのよあんたは」 キョン「こんなこともあろうかと!ってな。行くぞ古泉」 古泉「はい」 ハルヒ「ちょっと、着替えるなんて言ってない!」 バタン 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/26(日) 21:48:56.26 ID:LSdgj+8z0 古泉「メーカーにこだわりはあるのでしょうか」 キョン「ナイキがいい。ナイキのハーパンはシャープでいい」 古泉「ほう」 キョン「っと、もういいか?」 ハルヒ『・・・いいけど』 ガチャッ ハルヒ「なんなのよこれは」 朝倉「男の子ってこういうのが好きなの?」 キョン「・・・古泉」 古泉「はい」 キョン「行くぞ。二人ともついてきてくれ」 ハルヒ「はぁ?」 朝倉『どこ行くの?」 キョン「・・・」スタスタ ハルヒ「ちょっと、待ちなさいよ馬鹿キョン!」スタスタ 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/26(日) 21:52:50.54 ID:LSdgj+8z0 体育館 キョン「ちょっと話してくる」 ハルヒ「・・・どういうことなの古泉くん」 古泉「彼を信じてあげて下さい」 朝倉「熱いわねここ」パタパタ キョン「少しコートを貸して頂きたい」 バスケ部員「はぁ?なに言ってんだ」 キョン「部長はいますか」 部長「俺だが。練習の邪魔だから」 キョン「・・・」クイッ 部長「ん?」 朝倉・ハルヒ「・・・」 部長「・・・なるほど、わかった」 キョン「おーいハルヒ、朝倉。こっち来てくれ」 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/26(日) 21:57:41.37 ID:LSdgj+8z0 ハルヒ「なに、バスケしたかったわけ?」 キョン「とりあえずレイアップから頼む」パス ハルヒ「っと、先にあたしの質問に答えなさいよ」 キョン「ハルヒのレイアップを見せてくれ」 ハルヒ「なんで」 キョン「見たいから」 ハルヒ「・・・まあ、いいけど。お手本を見せてあげるからちゃんと見てんのよ」ダムダム シュッ 「「「おぉぉ!!」」」 キョン「・・・古泉」 古泉「・・・えぇ」 キョン「朝倉も頼む」 朝倉「いいけど・・・なんだか異様な視線を感じるのは気のせい?」 キョン「気にするな」 朝倉「・・・・・」ダムダムダム シュッ チラッ キョン「おうふ」 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/26(日) 22:05:52.65 ID:LSdgj+8z0 キョン「次は1on1いってみようか」 ハルヒ「誰と?」 キョン「朝倉とハルヒしかいないだろ」 ハルヒ「あんたはやんないわけ?」 キョン「あぁ」 朝倉「さっきから意味が分らないんだけど・・・どうしたの?」 キョン「どうもしてない。ほら早く」パス ハルヒ「ん〜なんか気分が乗らないわね。別に朝倉とバスケしたって面白くないし」 キョン「そうか・・・じゃあ俺とやるか朝倉」 朝倉「うん、いいよ」 ハルヒ「あんたやらないんじゃなかったの?」 キョン「ハルヒがやらないんじゃな」 ハルヒ「・・・わかったわよ。まあ朝倉くらいちゃちゃっと捻ってあげるわ」 朝倉「あら、こっちのセリフよ」 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/26(日) 22:14:56.13 ID:LSdgj+8z0 ハルヒ「ふっ、っ」キュッキュ 朝倉「・・・」ダムダム キョン「・・・良いな」 古泉「・・・良いですね」 部長「・・・うむ」 ハルヒ「よっ」シュッ 朝倉「あっ」 ハルヒ「あたしの勝ち〜」 朝倉「線踏んでた」 ハルヒ「なに?」 朝倉「線踏んでたから今のは2点だよ。引き分けね」 ハルヒ「言いがかりつけようっての?あんた見てなかったじゃない」 朝倉「ちらっと見たもの。ちらっと」 ハルヒ「小学生見たいなこと言ってんじゃないわよ!」 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/26(日) 22:20:17.23 ID:LSdgj+8z0 キョン「お疲れ」つポカリ ハルヒ「あたしの勝ちだっての!」 朝倉「引き分けね。引き分け」 キョン「・・・古泉」 古泉「・・・分ります」 キョン「・・・水色とピンクか・・・」 古泉「・・・素晴らしいと思います」 キョン「それとな、下を見てみろ」 古泉「・・・あ、汗でハーフパンツが・・・」 キョン「な?」 古泉「・・・えぇ」 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/26(日) 22:25:07.16 ID:LSdgj+8z0 ハルヒ「あたしの勝ち!!」 朝倉「じゃ、それでいいわ。涼宮さんの勝ち勝ち」 ハルヒ「なによその言い方!馬鹿にしてんの!? 朝倉「3P3P。すごいね」 ハルヒ「むきぃぃぃ!!」 キョン「・・・」チョイチョイ 古泉「・・・はっ!」 キョン「・・・ラインがな」 古泉「・・・」ゴクリ キョン「ブルマにはないだろう?」 古泉「えぇ・・・圧倒的ですね」 キョン「圧倒的だろう」 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/26(日) 22:32:22.03 ID:LSdgj+8z0 キョン「俺はさっき飲み物渡す時に堪能したから、このタオルはお前が渡してこい」 古泉「いいんですか?」 キョン「あぁ、同志だからな」 古泉「・・・では」 古泉「タオルをどうぞ」つタオル ハルヒ「ありがと!もう一回勝負よ!!」フキフキ 朝倉「じゃあ今度こそしっかり決着をつけましょう」フキフキ 古泉「・・・・・・」 ハルヒ「ん?どうしたの古泉くん」 古泉「・・・っは!・・・あ、ありがとうございます」 朝倉「なに言ってるのあなた」 古泉「・・・失礼します!」 古泉「・・・はぁ・・・はぁ・・・」 キョン「若いな」 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/26(日) 22:46:05.60 ID:LSdgj+8z0 古泉「こ、このタオルは・・・どうしたら」 キョン「おまえはどうしたいんだ・・・」 古泉「・・・僕の手にはおえません」 キョン「・・・そうか」 ハルヒ「はぁ・・・はぁ・・・」 朝倉「あら?もう限界なの?」 ハルヒ「うるさい!まだまだこんなもんじゃ」 キョン「・・・」バサッ ハルヒ「わふっ、な、なにすんのよ!」 キョン「もういいだろ」 朝倉「ふーん、助けるんだ」 キョン「お前も、ムキになるなよまったく」 ハルヒ「まだ決着はついてないの!」 キョン「あー、もう腹へって帰りたいんだ。終わりにしてくれ頼むから」 ハルヒ「・・・じゃあ仕方ないわね」 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/26(日) 22:55:36.00 ID:LSdgj+8z0 キョン「ハーフパンツの良さは伝わったろ?」 古泉「ええ、これ以上なく」 ガチャッ キョン「あれ、なんだ長門も着替えたのか」 長門「・・・」 キョン「ただ、長門は痩せすぎてるからハーパンは似合わないな。ははっ」 終わり ハーパンで電車に乗ってるJKが大好きです。バスケ部とかテニス部とか堪らないよね!