アスカ「やだ、また痴漢……!?」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/08(日) 12:49:42.64 ID:yJ3adNYk0 シンジ「ぁ……ン…」 アスカ「シンジのやつ、ちょっと目を離すとすぐ痴漢されちゃうんだから…っ」 シンジ「ぁっ、やめ…! ぁ、ぁ、、」 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/08(日) 13:01:56.30 ID:yJ3adNYk0 シンジ「ありがと、アスカ」 アスカ「まったく……次からは自分でなんとかしなさいよ」 シンジ「うん」 アスカ「にしたって毎回毎回……あんた痴漢を呼び寄せるヘンなフェロモンでも出してんじゃないの」 シンジ「そ、そんなことないよぉ」 アスカ(ああ! 半泣きシンジ、カワイイぃ・・・)キュンキュン シンジ「アスカ?」 アスカ「…コホン。一度加持さんにでも相談してみたら?」 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/08(日) 13:09:22.54 ID:yJ3adNYk0 加持「なるほど話は分かった」 シンジ「どうしたらいいですか? 僕、もう電車…怖くて」 加持「いいかいシンジ君。この世には2種類の人間がいる」 シンジ「2種類?」 加持「痴漢する者とされる者、あとはその他大勢さ」 シンジ(それって3種類なんじゃ……) 加持「それほど痴漢されやすい君が、痴漢に関わりの無いその他大勢になるのは難しい」 シンジ「じゃ、じゃあずっとこのまま…!?」 加持「いや方法はある」 シンジ「! 教えてくださいっ」 加持「シンジ君、君が痴漢する側に回るんだ!!」 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/08(日) 13:16:46.60 ID:yJ3adNYk0 シンジ「僕が……痴漢に……」 加持「初めて会った時から、シンジ君にはその才能があると思っていたんだ。間違いない」 シンジ「で、でもいきなり言われても、どうしたらいいのか」 加持「そうだな。早速練習しよう」 シンジ「何するんですか?」 加持「当然だが、いきなり電車に乗り込んで試すのは危険が大きすぎる」 ガタ 加持「俺がこうして、ここで乗客役をする。君は痴漢のつもりで俺を弄くり回すんだ」 シンジ「……」 加持「さあ!」 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/08(日) 13:24:20.01 ID:yJ3adNYk0 シンジ(眠れないや……手に、まだ加持さんの固いお尻の感触が残ってる) 加持『おぅふぅ。み、見事だシンジ君! さすがは俺の見込んだ、、、ふぉぉ』 シンジ(明日はいよいよ実地か…………ホントにこれで良かったのかな……) 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/08(日) 13:30:27.27 ID:yJ3adNYk0 ガタンッガタンッ アスカ(今日はシンジが一緒じゃないから気が楽ね) ガタンッガタンッ アスカ(でも……あああ、シンジでキュンキュンしたいぃぃ!) サワ… アスカ「ひ!」 サワ… アスカ(痴漢!? わ、私にもとうとう痴漢が……ってなにちょっと喜んでんのよ!) アスカ「っこの!」 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/08(日) 13:40:09.61 ID:yJ3adNYk0 ガシッ アスカ「掴まえた! 観念しなさいこの痴か……ん? んんん??」 シンジ「ご、ごめん。アスカ」 アスカ「シンジ!??」 シンジ「ごめん……」ウルウル アスカ(う、上目遣いっっ!!) シンジ「……」 アスカ(なにがなんだか分かんないけど、かーわーいーいーーー) 乗客「あの……」 アスカ「は! あ、な…なんでもありません。ほほほ」 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/08(日) 13:47:46.20 ID:yJ3adNYk0 ミサト「で。なんでアスカに痴漢なんてしたの」 シンジ「……」 ミサト「黙ってちゃ分からないわよ、シンジ君」 シンジ「……実は…………加持さんに教わって」 ――― ミサト「なるほどねぇ、あのバカ」 シンジ「僕が悪いんです。ヘンな相談したから」 ミサト「違うわよ。女性に触れるのに、加持で練習してどーすんのよ」 シンジ「え?」 ミサト「痴漢を舐めてるんじゃないの」 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/08(日) 13:52:21.95 ID:yJ3adNYk0 ミサト「ともかく、シンジ君の身の安全のためですもの。私も力を貸すわ」 ザッ ミサト「今夜は徹夜で特訓よ!」 シンジ「特訓って、なにするんですか?」 ミサト「私がここにこうして立ってるから」 シンジ「ひょっとして……」 ミサト「乗客だと思って、シンジ君は私の身体を弄くり倒すのよっ!!」 シンジ「……」 ミサト「ん? どうかしたの?」 シンジ「やっぱり二人は似た者同士なんだなぁと思って」 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/08(日) 14:01:27.08 ID:yJ3adNYk0 シンジ(眠い……授業中なのに……昨日、ほとんど寝てないから) ミサト『ぁんっ。じょ、じょうずよシンジ君! ヤバぃ、本気になっちゃいそ、、、ひっあ』 シンジ(それで、今日こそは…………) アスカ(なんかシンジ、眠そうね。目がしぱしぱして……やだもう、キュンキュンするぅぅぅ!) 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/08(日) 14:10:38.88 ID:yJ3adNYk0 ガタンッガタンッ アスカ(はぁ。今日もシンジと別々かぁ) サワ… アスカ「!」 サワ… アスカ(また痴漢!? ってことはひょっとして) シンジ「……」 アスカ(やっぱりシンジ! ど、どうしよう。何したいのか知らないけど、また掴まえればいいのかな……) アスカ(掴まえて……お仕置きを…) シンジ『ふぁ、ぁ…ぁっ』 アスカ『ふふ、もうここをこんなにしちゃって……いやらしいのね、バカシンジ』 アスカ(うへへへ) サワ… アスカ「ひぅ!」 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/08(日) 14:19:12.91 ID:yJ3adNYk0 アスカ(ヤ……なんか、この前より上手……?) サワ アスカ「ンっ」 アスカ「ぁ、ん」 アスカ「ぃ、ぁ、ンぁ」 アスカ(ダメ、声出しちゃ…っ) シンジ「……」 アスカ(こ、こんなトコで! 痴漢なんかでぇ) アスカ「ん、んぅ」 アスカ(早く掴まえて……やめさせないと) アスカ「ぁ、ぁ、ぁ、、、」 アスカ(でもぉ…か、感じちゃ……なんで、シンジぃぃ) 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/08(日) 14:36:27.98 ID:yJ3adNYk0 モゾモゾ アスカ「ぃっ」 アスカ(は、入って……入ってきた!) グニッ サワサワ… アスカ「ふぁっ、あン! ぁっぁっ」 シンジ「……」 アスカ「ああ〜」 アスカ(私……胸も、アソコも、弄られちゃってる……っ! 電車の中なのにっ) アスカ(て、抵抗……でもぉ…) サワッサワッ アスカ(すごいぃぃ! この指っ、きもちいいぃよおお!!) 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/08(日) 14:37:21.87 ID:yJ3adNYk0 アスカ「ふぁン!」 アスカ(あ、あ、負けちゃう……痴漢の指に、負けちゃう……) アスカ(でも……しんじのゆび…なんだし) アスカ「はっぁぁぁ」 アスカ(まけちゃってもぉ………いいや…) グリッ アスカ「ン、ン〜〜〜〜」ビクビク 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/08(日) 14:41:47.10 ID:yJ3adNYk0 女子生徒「ねえねえ、知ってる? ○○線のうわさ」 女子生徒「あー知ってるかも」 ヒカリ「どんな噂?」 女子生徒「しょっちゅう痴漢が出るんだって」 アスカ「!」 ヒカリ「えー、やだ……」 女子生徒「それがさ、それだけじゃなくて…クスクス」 ヒカリ「何?」 女子生徒「なんかね……。すっごく上手いんだって」 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/08(日) 14:51:40.73 ID:yJ3adNYk0 女子生徒「子供からOLや人妻まで、一発で病みつきになっちゃって、        その痴漢に会うために電車でさまよう女が何人もいるとか……」 女子生徒「うわ! うそくさー」 女子生徒「おっさん向けのエロ雑誌なんかに載ってそうなネタね」 ヒカリ「もう……そういう下品な話だったの」 女子生徒「あ、また委員長はそうやって引くー」 ヒカリ「だって」 女子生徒「まあ上手かろうがなんだろうが、見ず知らずのキモ男に触られるなんて絶対イヤだね」 アスカ「キモ男じゃないわよ!」 ヒカリ「えっ」 アスカ「あ…………いや、キモ男とは限らないんじゃない?」 女子生徒「えーだって、痴漢だよ痴漢」 女子生徒「女に縁がないまま生きてる、モテないブサ男に決まってるって」 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/08(日) 14:55:13.65 ID:yJ3adNYk0 トントン アスカ「入るわよ」 シンジ「どうしたのアスカ」 アスカ「あんた……噂になってんの、知ってる?」 シンジ「○○線で痴漢がどうのって?」 アスカ「それ」 シンジ「でも凄く上手だっていうし、僕とは別の人じゃないかなぁ」 アスカ(あんたに決まってるじゃない……バカ) シンジ「噂のせいでマークきつくて、やりづらくなってるのは確かだけど」 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/08(日) 15:00:14.08 ID:yJ3adNYk0 シンジ「そこでこれ。用意したんだ」 アスカ「服?」 シンジ「そう。マークされてるのはあくまで男だから、女装して痴漢すれば……!」 アスカ「そ…そこまでするの?」 シンジ「加持さんとミサトさんに約束したんだ。この道で頑張るって」 アスカ「……あの年増バカップル」 シンジ「僕に一切痴漢が寄ってこなくなるくらい、『痴漢する側』を極めなくちゃ!」 アスカ(女装なんかしたら逆効果だと思うけど……) シンジ「ところでアスカ。今日も練習させてもらっていい?」 アスカ「……!」 シンジ「ダメ?」 アスカ「ぅ…。い、いいわ」 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/08(日) 15:03:03.55 ID:yJ3adNYk0 シンジ「そこに立ってて」 アスカ「う、うん」 シンジ「……」 サワ… アスカ「あっ……! ン、ンン」 アスカ(私が一番病みつきで練習台になってるなんて知ったら、ヒカリ、なんて言うかな……) アスカ「う…ぁぁ、ぁ、、、そこ、ぃぃ」 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/08(日) 15:11:42.12 ID:yJ3adNYk0 ガタンッガタンッ 冬月(やはり、こうして時々は電車に乗るのもいいものだな) 冬月(特にこの時間帯は若い子が多い。生気をもらえるようだ) 女性「ァ…っ、ァ…っ」 冬月(むっ!? 微かだが喘ぎ声……間違いない。痴漢か?) 冬月(けしからんな。良識ある身として見逃すわけにはいくまい) 女性「ァ、ァ…すご…ンァ」 冬月(あそこか) シン子「……」 冬月「!!」 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/08(日) 15:15:51.24 ID:yJ3adNYk0 冬月(女の子!? 女の子が女性に痴漢しているのか!!) 冬月(いやこの場合痴女か……そんなことはどうでもいいが) 冬月(まったく人間というものは・・・・・・む?!) シン子「……」 冬月「似ている……ユイ君」 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/08(日) 15:21:52.90 ID:yJ3adNYk0 女性「ふぁ、ぁ、ぁぁ! う〜〜〜」 シン子「……」 サワ… シン子「っっ!」 サワ… シン子(ち、ちち痴漢だ。また痴漢に……っ) 冬月「ハァ…ハァ…ハァ」 シン子(どうして! 僕、まだ痴漢される側なの!?) 冬月「ハァ…ハァ…ハァ」 シン子(もっと頑張らないと) サワサワサワ 女性「ぁぁン!」ビク 冬月「ハァ…ハァ…ハァ」 サワ… シン子「ひぃっ」 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/08(日) 15:25:24.89 ID:yJ3adNYk0 女性「ぁぁ〜〜〜」 シン子「うああ」 冬月「ハァ…ハァ…ハァ」 女性「ィク、ィクぅぅ」 シン子「うう、アスカ、助けてアスカぁ」グスッ 冬月「ハァ…ハァ…ハァ」 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/08(日) 16:09:41.30 ID:yJ3adNYk0 冬月「やあ、お早う碇」 ゲンドウ「うむ」 冬月「……」 ゲンドウ「冬月。今日はやけにツヤツヤしているな」 冬月「そうかね?」 ゲンドウ「ああ」 冬月「お前も、たまには電車に乗ったほうがいいかも知れんぞ」 62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/08(日) 16:13:12.97 ID:yJ3adNYk0 アスカ「失礼しまっす! 加持さん!」 加持「よお、どうしたアスカ」 アスカ「どうしてもこうしたも無いわよっ。昨日シンジが泣きながら帰ってきて」 加持「シンジ君が?」 アスカ「女の子のカッコで……すっごく可愛かったけども!!」 加持「……」 アスカ「うへへ」 加持「戻って来いアスカ」 アスカ「あ、うん。それで話聞いたら、また痴漢に遭ったって言ってて……」 加持「またか」 アスカ「 シンジが痴漢する効果無いじゃない!」 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/08(日) 16:25:00.60 ID:yJ3adNYk0 アスカ「シンジ、あんなに一生懸命練習して……キモチ良かったけど…」 加持「……」 アスカ「それに女装まで…! 私、やめなさいって言ったのに……」 加持「……」 アスカ「よく考えたら・・・・・・言ってないけど…」 加持「ふむ。これは、考え方を変える必要があるかも知れんな」 65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/08(日) 16:37:22.40 ID:yJ3adNYk0 加持「アスカ、なぜ痴漢する者は痴漢されないか分かるか?」 アスカ「むさいおっさんだから(※ただしシンジを除く)」 加持「それもある。だがな、痴漢するのはハンターなんだ。獲物を狙う側なんだよ」 アスカ「……?」 加持「ハンターは周囲にフィールドを張り巡らせるのさ。     バリバリ痴漢するフィールド―――すなわちBTフィールドだ。これがあるから互いに干渉しない」 アスカ「じゃあ、されやすい人は?」 加持「痴漢に怯えるあまり、かえって引き寄せてしまうんだ。恐怖で動けないし、格好の獲物だ。     その雰囲気がCAN痴漢フィールド、いわゆるCTフィールドを形成させハンターに見つかる」 アスカ「……」 加持「ATフィールドとこの二つの頭文字を取って、恋のABCと言うわけだ。ここまではいいかい?」 アスカ「なにがなんだか」 66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/08(日) 16:41:26.49 ID:yJ3adNYk0 アスカ「とにかく、シンジはそのCTフィールドを作っちゃってるわけね」 加持「その通りだ。痴漢を覚えさせる事でハンターに変化するかと思ってたんだがな…・・・」 アスカ「考え方を変えるっていうのは?」 加持「つまり、シンジ君が痴漢に怯えすぎるのがよくないのさ」 アスカ「うん」 加持「そこで痴女の登場だ」 アスカ「え? 痴?」 加持「電車で楽しい思い出を作ってやれば、シンジ君のCTフィールドを弱めることができるかも知れん」 69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/08(日) 16:46:53.88 ID:yJ3adNYk0 ガンガンガン! アスカ「ファースト! いるんでしょ!?」 ガチャッ レイ「…………帰って」 アスカ「開けて第一声がそれとは失礼ね」 レイ「何?」 アスカ「うっ。私一人でしたいけど…無理だし…上達するまで他の男で練習するなんて絶対ヤだし…」 レイ「?」 アスカ「いきなりシンジに仕掛けて失敗したらトドメのトラウマになっちゃうかも知れないって言うし…っ」 レイ「何を言ってるの」 アスカ「いいから上がるわよ! 作戦会議!」 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/08(日) 16:51:13.38 ID:yJ3adNYk0 ノートがヤバイ音しだしたから休める