ハルヒ「キョンのことを……好きになっちゃったんだもん」 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/01(金) 00:37:07.91 ID:WdbuU4xbO キョン「えっ」 ハルヒ「なーんちゃって!エイプリルフールで「俺は嫌いだ」 ハルヒ「し・・・へ?」 キョン「俺は嫌いだ」 ハルヒ「えっ・・・えっ」 キョン「俺はお前が嫌いだ」 ハルヒ「え、エイプリルフールでしょ!あたしを騙そうったって」 キョン「あぁ、今日エイプリルフールなのか。忘れてた」 ハルヒ「えっ」 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/01(金) 00:55:24.06 ID:WdbuU4xbO ハルヒ「な、なるほどね〜そこまで含めた嘘なわけだ。キョンのくせにやるじゃない」 キョン「はぁ?」 ハルヒ「はいはい騙された騙された。これで満足でしょう?」 キョン「お前のそう人の話しを聞かないところも嫌いだ」 ハルヒ「っ・・・い、今謝るなら笑って許してあげるわ」 キョン「いや、謝るもなにも」 ガチャッ 古泉「はーいドッキリでしたー!!」ドッキリ看板 みくる「ど、ドッキリですー!」 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/01(金) 01:10:27.33 ID:WdbuU4xbO ハルヒ「へっ・・・」 古泉「いやぁ、彼の迫真の演技に流石の涼宮さんも騙されてしまったみたいですね」 みくる「で、です!」 ハルヒ「あ、ドッキリ・・・ドッキリ・・・なーんだすっかり騙されちゃったみたいね!もう、団長を騙すなんてみんな良い度胸じゃない!」 みくる「ご、ごめんなさい〜」 ハルヒ「でも良いわ、イベントを大事にするSOS団としてはこういうの「おい古泉、なんだこりゃ」 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/01(金) 01:19:38.82 ID:WdbuU4xbO キョン「なんだよドッキリって、聞いてないぞ」 ハルヒ「だいかん・・・げい・・・」 古泉「い、いやですね。ネタバラしの後も続けるなんていやらしいですよ?」 みくる「ルール違反ですぅ!」 キョン「いや、ルール違反もなにも」 古泉「そ、そうだ。長門さんがお腹が空いたといって家庭科室に行ってしまいました。 料理部の方々から悲鳴が上がる前に止めに行って頂けませんか?」 みくる「わたし達じゃ止められませんでした!」 キョン「またか・・・まったく長門は。んじゃちょっと行って来るわ」 古泉「はい、お気をつけて」 バタン ハルヒ「・・・・・・」 みくる「・・・・・・」 古泉「・・・・・・」 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/01(金) 01:30:45.90 ID:WdbuU4xbO 古泉「・・・いやはや彼も中々の役者ですね。最後まで嘘をつきつづけるなんて見上げたものです」 みくる「ね、ね〜。わたしも騙されちゃうところでした」 ハルヒ「・・・」 古泉「あまり慣れないことをしたら喉が渇きました。お茶を頂けますか?」 みくる「はい、すぐに煎れます」 ハルヒ「・・・」 古泉「・・・あ、そうだ。その前に朝比奈さん。着替えをしますよね?」 みくる「え、あ、あの。今日はこのままで大丈夫です」 古泉「おっと、気が利かず申し訳ありません。僕は外にいますから。どうぞ遠慮なさらずに」 みくる「えっ、ほんとに今日は別に、古泉くん!」 バタン みくる「・・・・・・」 ハルヒ「・・・・・・」 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/01(金) 01:35:36.42 ID:WdbuU4xbO みくる「・・・さ、さて。お着替えしないと」 ハルヒ「・・・」 みくる「・・・」ヌギヌギ ハルヒ「・・・」 みくる「・・・」ヌギヌギ ハルヒ「・・・ねえみくるちゃん」 みくる「ひゃ、ひゃい!」 ハルヒ「今日はエイプリルフールよね?」 みくる「しょ、そうです!」 ハルヒ「・・・・・・」 みくる「・・・えっと・・・あの・・・」 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/01(金) 01:42:59.79 ID:WdbuU4xbO ハルヒ「・・・ドッキリ?」 みくる「ドッキリです!」 ハルヒ「・・・ほんと?」 みくる「ほんとです!」 ハルヒ「・・・ほんとにほんと?」 みくる「ほんとにほんとです!」 ハルヒ「・・・ほんとにほんとにほんとにほんとに?」 みくる「ライ、ほんとです!」 ハルヒ「・・・引っ掛んなかった」 みくる「も、もぉー!」 ハルヒ「ふふっ。そうよね・・・エイプリルフールだもんね」 みくる「は、はい。エイプリルフールです!」 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/01(金) 01:56:09.27 ID:WdbuU4xbO ハルヒ「うん・・・エイプリルフールだもんね・・・それにしてもキョンは敬意ってもんが足りないと思わない?」 みくる「そうですか?(良かった・・・元気になったみたい) ハルヒ「そうよ!まあ、こんなイベントだし?嘘をつくのはいいけど、センスがないわ」 みくる「うーん、そうですねー」 ハルヒ「よりによって団長に向かって、き、嫌いだなんて!」 みくる「確かにです」 ハルヒ「なんか段々腹立ってきたわ・・・」 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/01(金) 01:59:50.39 ID:WdbuU4xbO みくる「あのぅ」 ハルヒ「みくるちゃん!!」 みくる「ひゃいっ!」 ハルヒ「キョンの馬鹿を騙し返すわ。協力しなさい!」 みくる「えっ、えっと、それはやめたほうが」 ハルヒ「ところでみくるちゃん、ずっとパンツ丸出しだけど趣味なの?」 みくる「えっ・・・あ、あわわ違いますこれは」ダバダバ ハルヒ「見てなさいよキョン・・・」 古泉(涼宮さんは朝比奈さんにまかせれば大丈夫でしょうから、僕は彼に口裏を合わせてもらわないと) キャーブヒガナクナルーモットダモットコイヤメテブチョーイヤァー! 古泉(この騒ぎは・・・) 家庭科室 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/01(金) 02:11:30.34 ID:WdbuU4xbO 長門「・・・」ムグムグ 料理部部長(以下部長)「これはどう?美味しい!?」 長門「・・・美味い」モグモグ 部長「まぁー!聞いた?美味いだって!」 部員A「やめてください部長!食材が!食材がなくなります!」 部長「だって、美味しいって言ってるじゃない!」 部員B「確かに言ってますけど、それとこれとは」 部長「作ったものを美味しく食べてもらう。それのなにが悪いの!?長門ちゃん、これも美味しいわよ」 長門「・・・美味い」ムグムグ 部員A「確かに嬉しいですけど限度ってものが!」 部長「うるさいわね、長門ちゃん青椒肉絲食べる?」 長門「・・・」モグモグ コクリ 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/01(金) 02:18:45.75 ID:WdbuU4xbO 部員A「仕方ない、強行手段よ」 部員B「了解」 部員C「やってやりますぜ!」 部員D「あんたらだけにいい格好はさせませんぜ!」 部員E「部費がなくなるかどうかなんだ」 部長「な、なによ・・・」 部員A「かかれっ!」 ギャーハナシナサイヨ!ウルサイバカ!イタイイタイ!ヌワーニゲタゾオサエロ-ボコスカキィーハナセェー! 古泉「相変わらず賑やかですね・・・そしてあなたはなにをしているんですか」 キョン「いや、美味そうに食べる長門から食べ物を取り上げるというのがどうにも出来なくてな」 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/01(金) 02:25:32.90 ID:WdbuU4xbO 古泉「やれやれ・・・『その優しさを少しでも涼宮さんにわけてあげれば』 キョン「なんか言ったか?」 古泉「いえ、なにも」 キョン「しかし、流石にそろそろ料理部の方々に迷惑だな」 部長「ずっといて良いのよ?」 部員A「あんたは黙ってろ!」 キョン「長門、それ食い終わったら帰るぞ」 長門「わかった」 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/01(金) 02:35:26.22 ID:WdbuU4xbO 古泉「で、さっきのはドッキリだということにして頂けませんか」 キョン「なんで」 古泉「世界の為です」 キョン「はぁ・・・お前らがそうやって甘やかすからハルヒがああなっちまったんだろうが」 古泉「返す言葉もありません。しかしですね」 キョン「どっから聞いてたか知らんが、そもそも俺はああいう冗談が嫌いなんだよ」 キョン「人の感情を弄ぶような冗談が。あそこで俺が引っ掛かったとして、そんなことで喜ぶような奴もな」 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/01(金) 02:40:33.17 ID:WdbuU4xbO 古泉「あれは、涼宮さんなりの照れ隠しで」 キョン「知ったことか」 古泉「ふぅ・・・」 古泉(どうしましょう。もう部室についてしまう・・・) 古泉(・・・・・・・) 古泉(まあ、なんとかなるでしょう。最悪世界が作り直されるだけですしね!) ガチャッ 古泉「ただいま戻りました・・・おや?」 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/01(金) 02:47:30.15 ID:WdbuU4xbO 朝比奈「お、お帰りなさい」サッ!サッ! 古泉「涼宮さんはどうされました?」 朝比奈「あ、えっと、さっきのことがショックだったみたいで泣きながら飛び出していっちゃいました」サッ!サッ! 古泉「それは・・・」 キョン「自業自得ですよ」 みくる「えっと、キョンくん」サッ!サッ! 古泉(朝比奈さん、先程から執拗に掃除用具のロッカーを指さして、なんなんでしょう?) キョン「なんですか」 朝比奈「涼宮さんを追い掛けてあげたほうが」サッッ!ザッッ! 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/04/01(金) 03:01:54.35 ID:WdbuU4xbO キョン「お断りです」 みくる「えっ」 キョン「静かでいいじゃないですか。うん」 古泉「確かに」 みくる「えっ・・・言われてみれば確かに」 「「「あははははははははははは」」」 ハルヒ「はっ・・・・・・ど、ドリームか・・・」 ハルヒ「あ、今日エイプリルフールじゃない!」 スレタイに戻る 劇終