古泉「涼宮ハルヒの憂鬱のエロ同人が売っていたので買ってきました」 7 名前:ぽっぽ焼き ◆pOPPOVB9oU [] 投稿日:2011/02/18(金) 05:26:53.75 ID:9KOzt6XR0 古泉「・・・で、どうです?」 キョン「なにが」 古泉「この同人誌と同じことを実際にやってみませんか、という提案です」 キョン「断る。どんな同人誌かは知らんし知りたくもないが」 古泉「タイトルをお教えしましょう。「放課後に踊る肉棒」です。ちなみに一切女性キャラは登場しません」 キョン「・・・。ハルヒ遅いな。長門もいないし。朝比奈さんはまだだろうか」 古泉「絵も上手なんですよ。見てくださいこのページ。僕g キョン「寄るなっ!それ以上こちらに近づくな。言っただろう、知りたくないと」 古泉「ふふっ。」 キョン「なんなんだ気色悪い」 古泉「これは失礼しました。いや、あなたの反応がこの同人誌と全く同じなもので」 キョン「…な……」ガタッ 古泉「立ち上がって後ずさりする…今ちょうど4ページ目に入ったところですね」 9 名前:ぽっぽ焼き ◆pOPPOVB9oU [] 投稿日:2011/02/18(金) 05:34:32.14 ID:9KOzt6XR0 古泉「どうです?少しはこの同人誌に興味が沸いてきましたか?」 キョン「…ひとつ聞くが。その本はどこで手に入れたんだ?」 古泉「あなたはご存知かどうか分かりませんが…とらのあなという同人ショップです」 キョン「ハルヒの不思議パワーが生み出した本とか、そういう代物じゃないだろうな…」 古泉「ご安心を。涼宮さんは無関係です。この同人誌の作者だって、ほら。見てください」 キョン「……YUKI..N…。なあ古泉、これってまさか」 古泉「くすくす。涼宮さんは関係ありませんが…そうです、これは恐らく彼女の描いたものでしょう」 11 名前:ぽっぽ焼き ◆pOPPOVB9oU [] 投稿日:2011/02/18(金) 05:43:19.21 ID:9KOzt6XR0 キョン「あのなあ。それって余計危険だろうが。」 古泉「いいじゃないですか。誰が描いたかなんて。それよりももうすぐですよ」 キョン「もうすぐ?」 古泉「ここまでのやりとりも、すべて同人誌通りなんです」 キョン「…分かった。俺が悪かった。そこまで言われると流石に興味が出てきた」 古泉「おや、これは急展開ですね。僕としてはありがたいことなのですが」 キョン「勘違いするな、その本自体に、だ。お前には興味のかけらも持ってない」 古泉「それは残念。しかし少しでもこの同人誌に興味を持ったのであれば、それは喜ぶところなのでしょう」 キョン「いいから貸せ。どんな内容なんだ…」 古泉「高かったんですからね。大切に扱うことを約束してくださいよ。ふふ、どうぞ」 キョン「…確かに絵うまいな……これ俺か……。………」 古泉「〜♪」 キョン「……長門の、字、だな…」 12 名前:ぽっぽ焼き ◆pOPPOVB9oU [] 投稿日:2011/02/18(金) 05:51:23.65 ID:9KOzt6XR0 キョン「確かに序盤のやりとりは全く同じだ…。預言書ってレベルじゃないな…ノストラダムスも真っ青だぜ」 古泉「さて」スッ キョン「!?何故脱ぐ!」 古泉「もうすぐと言ったでしょう。ここからがいよいよ本番なんです」 キョン「本だと…突然全裸になった古泉が……ぐっ…」 古泉「もはや僕たちの肉体は意思から剥離しています。全ては長門さんの描いた同人誌通りにしか動けません」 キョン「俺には自分から進んで裸になったとしか思えんが」 古泉「ふふっ、どちらでも構いません。幕は開けています。役者は演じるのみ。…失礼」 ちゅっ キョン「…っ!!」 13 名前:ぽっぽ焼き ◆pOPPOVB9oU [] 投稿日:2011/02/18(金) 05:56:50.09 ID:9KOzt6XR0 キョン「こいずみ…お、ま、…え………んぐっ…」 古泉「…」ちゅっ…ずちゅ…ぬちゃ…ちゅちゅっ キョン「ぐ、っ…プハッ!…はぁっ…はぁっ……な…なんてこと、しやがるッ…」 古泉「肉棒のダンスタイムです。ダンスは一人じゃ踊れません。舞台にあげてください、あなたの肉棒を」 キョン「ばかな!俺は脱がんぞ!こんな本の通りにしか動けないなんてばかばかしい!」 古泉「それはどうでしょう。あなたの下半身は舞台に出たそうですよ?」 キョン「な、なんだ?俺、勃起、してる…のか?」 古泉「ズボンがパンパンです。脱いだほうがよろしいのでは?」 15 名前:ぽっぽ焼き ◆pOPPOVB9oU [] 投稿日:2011/02/18(金) 06:03:35.82 ID:9KOzt6XR0 キョン「痛っ、つ……くそ、なんで…」 古泉「彼女の力です。並の膨張では収まりませんよ。ズボンとパンツを脱いで肉棒を開放しないことには圧迫し、やがて壊死します」 キョン「うぅぅ…ちくしょお…」カチャカチャ…バッ 古泉「ようやく主役の登場、と言ったところですか」ギンッ キョン「こ、これが俺の…?長門の力なのか?いつもの2倍はあるぞ…」 古泉「かわいそうに。痛かったでしょう」ペロ… キョン「ぐっ!おっ!」ビクンッビクンッ 古泉「なるほど、どうやら感度も倍増しているようですね。好都合です」ペロ キョン「やっ…め…///」ビクッ 16 名前:ぽっぽ焼き ◆pOPPOVB9oU [] 投稿日:2011/02/18(金) 06:12:04.89 ID:9KOzt6XR0 キョン「はぁっ…はぁっ……」 古泉「すっかり無口になりましたね。気持ちいいですか?」ちゅぱ キョン「…っ…………」 古泉「ふふ、言葉なんて要らないものですね。あなたの表情だけで心の奥底まで筒抜けです」ちゅぱ キョン「もう…どうにでもなりやがれ…っ」ビクンッ 古泉「さてと。フェラというものは初体験でしたが、なるほどこれは口が疲れます」 キョン「…替われ。今度は俺の番だ…」 古泉「されるというのも初体験です。と言っても、僕の踊り子もすっかりびしょびしょですけどね」 キョン「…う、…臭…なんてにおいだ…」ぺろ…ちゅぱ 古泉「ここのところ立て込んでまして。…っ、しばらく洗ってないん、です…っ」ビクンッ キョン「くそ…余計に興奮するだろうが…」ちゅぱ…ちゅぱ 古泉「はぁっ…はぁっ…これは持ちそうにありません…うっ」ドピュッドプッ…ドプ… キョン「むぐっ!」 17 名前:ぽっぽ焼き ◆pOPPOVB9oU [] 投稿日:2011/02/18(金) 06:18:18.74 ID:9KOzt6XR0 キョン「ばっかやろ…早いんだよ!」ぶえぇ 古泉「んふっ…失礼しました。あなたが想像を絶するテクニシャンだったので」 キョン「全く嬉しくない」 古泉「安心してください。まだまだ元気です」ギンッ キョン「不死身かよ」つんっ 古泉「ちんこ相撲って知ってます?こうやって…擦り合わせるんです…っ」ずりずり キョン「おほっ!…う……///」 古泉「いいんですよ、遠慮なく喘いでも。誰も聞いてやしませんよ、同人誌の通りなら登場人物は僕とあなたの二人だけなんですから」 キョン「うぅ…うぁぁっ!んあぁっ!気持ちいいっ!悔しいけど気持ちよすぎる!」ずりずり 古泉「んっ…あぁッ!んぁぁッッ!!」ずりゅずりゅ 18 名前:ぽっぽ焼き ◆pOPPOVB9oU [] 投稿日:2011/02/18(金) 06:24:19.88 ID:9KOzt6XR0 古泉「こ、これはいけません、また射精してしまいそうですっ。」 キョン「はぁっ…はぁっ…古泉…後ろ、向け」 古泉「仰せのままに」スッ キョン「嫌味なケツしやがって…ケツのテストがあったとしたら文句なく満点を取るだろうよ」 古泉「遠慮はいりません。こんな日のために一人でこつこつリハーサルしてきましたから」 キョン「この優等生が!それじゃ遠慮なく行くぞ、古泉ッ!」ズッ 古泉「ぐっんぁ…ぁァ!」ビクン! 二人に稲妻が走ったのだ。 22 名前:ぽっぽ焼き ◆pOPPOVB9oU [] 投稿日:2011/02/18(金) 06:28:41.04 ID:9KOzt6XR0 ズップ ズップ キョン「はぁっ、はぁっ、一樹っ!一樹っ…!」ズプッズプッ 古泉「はぁっはぁっ、キョン!キョンん!!」ビクンビクン それはひとつの音楽だった。 SOS団の部室は今、オーケストラを奏でるひとつのホールとなったのだ。 24 名前:ぽっぽ焼き ◆pOPPOVB9oU [] 投稿日:2011/02/18(金) 06:32:48.82 ID:9KOzt6XR0 ―――数週間後――― ハルヒ「ねぇキョン。昨日町で面白いもの見つけたわよ」 キョン「なんだよ朝っぱらから…お前の声は頭に響くから静かにしてくれ。俺は静かな人生を送りたい」 ハルヒ「とにかくっ!放課後に部室に集合よ?分かった!?それまで楽しみにしてなさい!」 キョン「やれやれ」 25 名前:ぽっぽ焼き ◆pOPPOVB9oU [] 投稿日:2011/02/18(金) 06:37:05.47 ID:9KOzt6XR0 キョン「おーっす…」ガチャ ハルヒ「おそい!!!!!みんなすぐ集まってくれたのに!遅刻!罰として…、いや、まぁいいわ」 キョン「なんだ?朝からゴキゲンだなぁ。何を見つけたって言うんでしょうね、朝比奈さん」 みくる「あっ…えっと…その…」 キョン「?」 ハルヒ「あ!ダメよ答え言っちゃ!私が発表するんだから!!」 古泉「どうやら女性陣3人は昨日一緒にどこかへ行って、何かを見つけたようです」 キョン「そ、そうなのか。じゃあ何を見つけたのか朝比奈さんも長門も知ってるのか?」 長門「」こくんっ ハルヒ「じゃじゃーん!」バッ 26 名前:ぽっぽ焼き ◆pOPPOVB9oU [] 投稿日:2011/02/18(金) 06:55:45.77 ID:9KOzt6XR0 キョン「げっ…それは…」 ハルヒ「なんと!キョンたちのBLエロ同人誌よ!偶然立ち寄った同人ショップで偶然見つけたのよ」 キョン「ば、ばか…なんでそんなもん買ってくるんだ…」 ハルヒ「だって面白いじゃない!在庫ある分全部買ってきたわ」 長門「全部で3万5000円。うち2万を朝比奈みくる、1万を私、残りを涼宮ハルヒが出した」 キョン「ひでぇ…」 ハルヒ「実はそのあと近所や知り合いに配って回ったのよ!」 キョン「…おい、まさか」 ハルヒ「そうよ、配ったわよ」 キョン「…通りで谷口や国木田の様子がおかしかったわけだ…」 27 名前:ぽっぽ焼き ◆pOPPOVB9oU [] 投稿日:2011/02/18(金) 06:56:39.61 ID:9KOzt6XR0 ハルヒ「あんた達ってホモなんでしょ?」 キョン「なんでそうなるんだよ!そんなのただの本だろうが!っていうかそうだ、長門、お前なぁ…」 長門「用事があるので帰る」ガタッ キョン「おい待てよ!これ描いたのお前だろっおい長門」 ハルヒ「ちょっと!有希にちょっかいださないでよ!キョンの相手は古泉君でしょwwwww」 古泉「これは参りましたね。恐らくしばらくはホモネタでいじられ続けるでしょうね」ニコッ キョン「お前なぁ…」 俺はやれやれとお決まりのポーズを取って机に突っ伏した。 しかしだ。 この時は内心嬉しかったと付け加えておこう。 そう、あの日以来、俺たちの関係はただの友達から恋人となった。 冗談まじりとは言え、こうして周りからホモだのお似合いだの言われるのも悪くない。 いっそのこと本当に付き合ってる、なんて告白してしまおうか。 それはそれで面白い。ハルヒの驚いた顔も見てみたい。 が、それはまた次の機会にとっておくとしよう。 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/18(金) 07:09:03.27 ID:9KOzt6XR0 誰得だよ