ハルヒ「言葉のキャッチボール」 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:03:28.89 ID:Xki11hR/0 俺の名はキョン、今日は高校の入学式である できることなら一生喋らずに人生を終わらせたいと考えているほど話すのが苦手だ でも今日は絶対に喋らなくてはいけないイベントがある、それはクラス顔合わせに行われる自己紹介だ パチパチパチ 岡部「デワツギノヒート!」 ガタン キョン「・・・」 クラス一同「・・・」 キョン「俺わ・・・」 クラス一同「・・・」 キョン(もう無理・・・誰か助けて) 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:04:59.27 ID:Xki11hR/0 国木田「中学時代はキョンっであだ名で呼ばれでだんだな、みんな仲良くじであげでぐれよな゙」 岡部「ハハハ、クニキダハヤサシイノーネ!」 キョン(助かった〜)ガタン 岡部「デワツギノヒート!」 ハルヒ「東中出身、涼宮ハルヒ、ただの人間に興味ありません     この中に宇宙人、未来人、超能力者がいたら私のところに来なさい」 寡黙な俺とは対照的な良くしゃべるポニーテール姿の女子がいた 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:05:57.24 ID:Xki11hR/0 キョン「どこまで本気だよ?」 ハルヒ「何がよ?」 キョン「あの未来・・」 ハルヒ「あんた未来人なの?」 キョン「違うし・・・」 ハルヒ「なにきょどってんのよキモイわね・・・」 キョン「・・・」 ハルヒ「反論もできないなんてウザッ・・・     もう話しかけてこないで時間の無駄だから」 キョン(今日は珍しく自分から喋ったのに・・・) 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:08:06.49 ID:Xki11hR/0 谷口「Hey、お前涼宮と話てたけど、あいつだけはやめとけ、マ・ジ・で!!」 キョン「へえ、ハルヒに?」 谷口「YES、あいつ有名な変人なんだよ」 キョン「なぜ?」 谷口「junior high school時代も同じクラスだったからよく知ってるんだ    毎度毎度わけの解らんことを言うんだよあいつは    会話も相手の話は聞かずにいつも一方通行    有名なのがディスカッション大会事件」 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:09:34.76 ID:Xki11hR/0 谷口「discussionっていう一つのお題に対して二つにわかれて討論する学校対抗の交流戦があったんだよ    それで代表者で出たのは良いがチームワークそっちのけで持ち時間一杯までギャーギャー騒いで時間を全部使いやがった訳よ    そんで相手論議中はやけに静かに聞いていたんだが、反論タイムに入るやいなやだんまりになる涼宮」 国木田「お腹でも痛がっだんがい゙?」 谷口「NO〜〜『話が長くて聞こえない』だぜHAHAHA!!    自分は気持ちよく騒いだくせにいざ聞きに入るとシャットダウンwwwこりゃだめだね」 国木田「そではひどいな゙」 谷口「Whatさらに驚くなよ    あいつ授業中に問題出されてもあいつ答えられないんだぜ!    その割にはペーパーテストは100点以外見たことないからとりわけ頭が悪いってわけじゃないんだろうけど・・・    あっ!英語は時々満点じゃなかったなからほぼ100点な」 国木田「ギョンは昔がら変な゙女が好ぎだがらね゙」 キョン「やめろ、抜け作」 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:15:49.00 ID:Xki11hR/0 と言うわけで、片鱗その一。 話を聞かない クラスメイトだろうと教師だろうととにかく会話が成立しない 片鱗その二。 テストは満点以外とらない いや別に僻みって訳じゃないんだが授業中は板書は取るものの基本そっぽ向いてる そんなんでよく良い点が取れるものだ 片鱗その三。 呆れることにハルヒはこの学校に存在するあらゆるクラブに仮入部していたのだった どのクラブも楽しそうに参加しており、スポーツ万能なハルヒは例外なく熱心に入部を薦められるのだ が、いざ勧誘が始めると決まって不機嫌になる そしてどこも断りながら毎日参加する部活動を変えたあげく、結局どこにも入部することもなかった いったい何がしたいんだよ・・・ 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:17:13.51 ID:Xki11hR/0 やっとクラスの日陰者になれた俺だがそんなハルヒを見てついうっかり喋りかけていた キョン「お前人の話し聞かんだろ」 ハルヒ「なによあんた!」ドゴーン キョン「けにぬふほみめやらを×○△・・・許せ!!」 勢いよくラリアットを食らった俺は意味不明な言葉を発しながら爽快に吹っ飛んだ ハルヒ「・・・」 キョン「・・・」 ハルヒ「いつ気付いたの」 キョン「さあね」 ハルヒ「もういいわ」 キョン「・・・」 ハルヒ「あたし、思うんだけど、会話ってキャッチボールだと思うの」 キョン「!?」 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:18:05.19 ID:Xki11hR/0 ハルヒ「言葉が長くなればなるほど重みが増して大きくなる     だからそれを受け取る方は重みで潰れちゃうわ     だから投げるのは一文未満・・・ううん、短文で十分なのよ」 キョン「それ、無理です・・・こっちも・・・」 ハルヒ「あんたの意見なんか誰も聞いてない!!!」 キョン「よく言うわ・・・」 ハルヒ「あたし、あんたとどこかで会ったことがある?ずっと前に」 キョン「へ〜」 っと適当に流して会話は終わった しかしハルヒがまともな返答をよこしたことは驚きだ てっきり「うるさい」と言われるものだとばかり思っていたからな だからハルヒが翌日、法則通りなら授業中に教師に当てられても「しらない」って言いふて寝を始めるのだが 今日に限っては率先して問題を解こうとしていたのには驚いた もちろんすぐには答えは出せず教師に何度も質問を言い直させ 結局答えが出たのは授業終了五分前になっていた 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:25:21.84 ID:Xki11hR/0 ハルヒ「全部のクラブに入ってみたけど勧誘しつこ過ぎ」 何故か翌日に長かった髪をバッサリ切ったハルヒが俺に話しかけてきた ハルヒ「なんでもっと簡潔に誘わないのかしら」 俺はというと話し半分で相づちを合していた 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:26:14.80 ID:Xki11hR/0 谷口「heyキョン、お前どんな魔法を使ったんだ〜」 キョン「魔法を?」 谷口「Meは涼宮が人とあんなに会話が長続きしてるの初めて見たぞ    お前、何言ったんだ〜」 国木田「ギョンは反論じな゙いがら愚痴の吐げ口にば丁度い゙い゙がらね゙」 キョン「くそ・・・やめろ」 谷口「youがYESマンでもいっこうに構わん 俺が理解しがたいのは、涼宮がキョンを相手にちゃんと会話を続けていたことだ 納得がいかん」 国木田「どちらがと言うどギョンは殆ど喋っでな゙いがら独り言にガデゴライズざれるんじゃな゙いがな゙」 朝倉「ワたしも聞きたいな」 キョン「!?」 谷口「!?」 国木田「!?」 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:27:10.60 ID:Xki11hR/0 朝倉「ワたしがいくら話しかけても、見当違いな答えしかくれない涼宮さんとどうしたら話せるの?    こツでもあるの〜」 キョン「聞こえんね」 朝倉「ワたしはばっちり聞こえたけど?」 キョン「もみ消せ」 朝倉「フーん。でも安心した。涼宮さん、いつまでも話し相手なくて孤立したままじゃ困るもんね    一人くらい話し相手が出来たのはいいことよね    その調子で涼宮さんをクラスに溶け込めるようにしてあげて    せっかく一緒のクラスになったんだから、みんな仲良くしていきたいじゃない    よろしくね」 キョン「無理」 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:28:07.51 ID:Xki11hR/0 その後の授業だいつもに増して活発的なハルヒは今日も出された問題に当てられた訳でもなく 今日も率先して黒板に向い猛然と教師に質問の再言を繰り返していた ハルヒ「少しずつ区切って説明しなさいよ!!!」 そんなうららかな日差しに眠気を誘われてふわふわしてた俺の額目掛けて一筋の白いものが当たって砕けた 「おすちてぬのふゆられ×○△・・・」 ハルヒ「気がついた!」どうしてこんな簡単なことに気付かなかったのかしら!」 キョン「?」パラパラ ハルヒ「無いんだったら自分で作ればいいのよ!」 キョン「へ?」 ハルヒ「部活よ!」 キョン「わかった、ハルヒよ・・・」 周りを指差す、そう今は授業中である キョン「後にしなさい」 ようやくハルヒは俺の額にチョークを投げるのをやめた それは投げるチョークが無くなったからと気付くのはもう少しあとの話だが 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:34:09.86 ID:Xki11hR/0 翌朝 ハルヒ「手伝いなさい」 キョン「手伝う〜?」 ハルヒ「あたしの新クラブ作りよ」 キョン「は?」 ハルヒ「どうでもいいからとりあえずまず作るのよ     いい?今日の放課後までに調べておいて     あたしもそれまでに部室を探しておくから、いいわね」 キョン「無理」 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:35:57.11 ID:Xki11hR/0 終業のチャイムが鳴るや否や拉致同然に俺を教室から引きずり歩き出した キョン「あおすせぬねひほまゆ×○△・・・」ズリズリ どんどん暗いところへ連れて行かれている・・・殺される・・・ キョン「・・・どちらえ?」 ハルヒ「これからこの部屋が我々の部室よ!」バン キョン「・・・」 長門「・・・」ペラッ ハルヒ「この部屋いいと思わない!!」 キョン「・・・」 長門「・・・」ペラッ キョン「その子を見ろ」 ハルヒ「昼休みには誰も居なかったんだけどな〜     まぁ部室貸してって言ったら、どうぞって     本さえ読めれはいいわって顔してるから聞かなくても問題ないわ」 キョン「聞けよ!」 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:46:23.60 ID:Xki11hR/0 ハルヒは乗っ取る気まんまんなので俺はこの女性を説得してハルヒにあきらめて貰おうと考えた キョン「変な部にされるかも」 長門「そう」 キョン「迷惑じゃ」 長門「いい」 キョン「・・・」 ハルヒ「ま、そういうことだからこれから放課後と朝は部室に集合ね     絶対来なさいよ。来ないと死刑だから」 死刑は嫌だから来るしかないのか・・・ 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:47:22.33 ID:Xki11hR/0 翌朝部室に来ると長門しか来ていなかった キョン「・・・」 長門「・・・」ペラッ キョン「・・・」 長門「・・・」ペラッ キョン「・・・」 長門「・・・」ペラッ キョン(ううっ・・・気まずい・・・) 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:52:04.58 ID:Xki11hR/0 午前八時前に朝練あるから来いって言った癖に本人来ないのかよ・・・ キョン「……それわ?」 長門(*゚ー゚)つ【幽遊白書13巻】 キョン「おもろい?」 長門「たのしい」 キョン「どこに」 長門「すべて」 キョン「ほう・・・」 キョン「・・・」 長門「・・・」 そういやこの子もハルヒに巻き込まれた一人なんだよな・・・ そう思って俺は小さな声で キョン「許せよ」 っとつぶやいた 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:54:03.00 ID:Xki11hR/0 キョン「・・・」 長門「・・・」ペラッ ハルヒ「ごめんごめん!捕まえるのに時間かかっちゃった!」 朝比奈「なんでやね〜ん」 キョン「!?」 朝比奈「なんでなんで・・・」キョロキョロ ハルヒ「黙りなさい」 朝比奈「なんでやねん!」 キョン「・・・」 長門「・・・」ペラッ ハルヒ「紹介するわ。朝比奈みくるちゃんよ」 キョン「え?つまり拉致してきたのか?」 ハルヒ「拉致じゃなくて任意同行よ、まあ見てごらんなさいよ」 ハルヒはおもむろにバナナを食べ始めた、意味がわからない 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:56:14.18 ID:Xki11hR/0 キョン「は!」グニッ・・・ ドスーン キョン「くけすぬねみむめを×○△・・・」 俺の足元にはバナナの皮が転がっている、あの野郎・・・ 朝比奈「なんでやねん!」 ハルヒ「めちゃめちゃ面白いでしょ!?     あたしね、突っ込みってけっこう重要なことだと思うのよね」 キョン「へ?」 ハルヒ「いわゆる一つのボケ要素     基本的にね、何かおかしな事には突込み役が必要なのよ     こういう萌えでロリつぼいキャラが突っ込み役だったら意外性あるでしょ?」 キョン「・・・」チラッ 朝比奈「なんでやねん!なんでやねん!」ビシッ!ビシッ! キョン「・・・」ゴソゴソ 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:58:54.64 ID:Xki11hR/0 キョン「朝比奈ふゃん」 気付くと俺は声と共に制服も裏返しにして突込み待ちをしていた 朝比奈「なんでやねん♪」 うーん、眩章を覚えるほど可愛い 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 02:03:59.92 ID:Xki11hR/0 数日後の朝練(八時前) ハルヒ「へい、転校生おまち!」 キョン「ラーメン!?」 古泉「古泉一樹です」ペコッ ハルヒ「ここがSOS団、あたしが団長の涼宮ハルヒ     そこの三人は団員123よ」 キョン「ひでぇ・・・」 古泉「ふふっ、お手柔らかに」 ハルヒ「ところで古泉君、その耳に入れているのなによ?」 古泉「あぁ、これは補聴器です」 ハルヒ「なによそれ、私の生声が聞けないなんて不幸ね!」 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 02:04:47.38 ID:Xki11hR/0 キョン「補聴器かこれ?」スポッ 古泉「!!!それを早く返してください」 長門「・・・すぐ返すべき」 長門までいったいどうしたんだ? まるで俺が古泉をいじめている見たいじゃないか キョン「すぐに戻し・・・」 そんな刹那の瞬間あろうことかハルヒが古泉の耳元で叫んだ ハルヒ「古泉君だいじょうぶーーー!!?」 古泉「ひぎぃぃぃ!!!」バタン!ブクブク 朝比奈「なんでやねん」 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 02:08:35.47 ID:Xki11hR/0 古泉「ううっ・・ここは?」 ハルヒ「部室よ」 キョン「・・・わるい」ペコッ 古泉「そうでしたか・・・いえいえお気になさらないでください、実はこれ補聴器ではなくて・・・」 ハルヒ「うるさい!何言ってんのよ!!」 古泉「!?」 ハルヒ「なに言ってるか分からないけどそれの正体が分かったわ、それは盗聴器ね!」 キョン「・・・」 古泉「・・・」 長門「・・・」 朝比奈「なんでやねん」 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 02:13:11.63 ID:Xki11hR/0 公園に着くと暗がりの中で長門が一人で座っていた 長門「あ」 キョン「あ?」 顔なしの真似か何かか?そんなことを思いながら長門の住むマンションに連れ込まれた 素直な感想としては驚いた この部屋は女の子の部屋というよりもなんか撮影会場みたいなセットが並んでいる しかもご丁寧に大型のパソコンも完備、なにこれ? コポコポコポ・・・コトッ 長門「・・・」 キョン「・・・」 数十分経過 長門「・・・」 キョン「・・・」 長門「あ」 キョン(帰りて〜〜〜) 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 02:16:57.51 ID:Xki11hR/0 時計「ポッポ〜、ポッポ〜、ポッポ〜、ポッポ〜、ポッポ〜、ポッポ〜、ポッポ〜、ポッポ〜、ポッポ〜、ポッポ〜、ポッポ〜、ポッポ〜」ガチャ キョン(さて、帰るか・・・)ガサゴソガサゴソ 長門「待って」 キョン(コイツ・・・動くぞ!!) 長門「涼宮ハルヒのこと、私のこと、あなたに教えておく」 キョン「何を?」 長門「うまく言語化できない、情報の伝達に齟齬が発生するかもしれない。でも、聞いて」 キョン「・・・」 長門「涼宮ハルヒと私は普通の人間じゃない」 キョン「はぁ・・・」 長門「この銀河を統括する・・・以下略、それがわたし。私は地球時間1728秒ごとに制約を受ている」 キョン「制約って・・・」 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 02:20:14.40 ID:Xki11hR/0 長門「・・・そして三年前惑星表面に他でもない異常な情報フレアを観測した    その中心にいたのが涼宮ハルヒ、その時から彼女は人の話を聞けなくなった    ある一定数以上の発言は彼女にとって雑音でしかない    涼宮ハルヒは自律進化の可能性を秘めている    彼女は周囲の環境を自由に操作する力がある    それが私がここにいる理由。あなたがここにいる理由、信じて」 キョン「まさか俺も?」 長門「もちろん、あなたもその制約者の一人・・・」 キョン「うそだ!!」 そう叫んで長門の家を飛び出した ハルヒが何だって?長門が何だって?俺までなんだって? マジで頭が痛い、いったいどうしちまったんだよ 結局翌朝は学校をずる休みをした よくよく考えてみたら幽遊白書を読んでいるジャンプっ子だ たまたま似た匂いのする俺に試しに電波なことを話したに違いない!! ははは、そうか長門もさびしがりあだなぁ 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 02:25:51.81 ID:Xki11hR/0 さらに翌日 古泉「おや、朝練に向かうんですか」 キョン「古泉もか?」 古泉「そうなんですがちょっと待ってください」スポッ 古泉「ふむふむ、私は止めておきます、あなたもやめておいた方がいいですよ    いや、あなたの場合は行ったほうが眼福かもしれませんね」 古泉の野郎朝から分けが分からないぜ・・・ ん?何やら部室の中が騒がしいな どうせハルヒが朝比奈さんにちょっかいでも出してるんだろう 全く朝っぱらから何やってるんだか・・・ キョン「ハルヒなにしてんだ〜」ガチャ そこには美しい双曲の白桃が並んでいた キョン「うお!!あさ・・・」 朝比奈「なんでやねん!!」ドゴーン 朝比奈さんのナイスつっこみで廊下の壁まで吹っ飛ばされた いてぇ・・・古泉のやろう・・・こういうことなら先に言えよ・・・ 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 02:31:59.02 ID:Xki11hR/0 週末!! 休みの日に九時集合とかふざけるなと ハルヒ「遅い!罰金!!」 朝比奈「なんでやねん」 キョン「時間わ合ってるはずだぞ!」 そんな俺の弁解むなしく俺のおごりで入った喫茶店で秘密探索の班分けをした どうやら朝比奈さんとらしい 突っ込みの素振りをしながら歩いている朝比奈さんを連れて公園を歩いてた すると紙芝居を取り出して説明を始めた、どこから出したんだこれ? ふむふむ、内容を要約すると未来から来たらしい 未来ではテレパシーで伝達するため声帯は退化した 漫才の映像を見て独学で「なんでやねん」の発音をマスターした 今から三年前以降に未来へいけなくなった 原因はハルヒの可能性があるので観察をしている・・・ なんでやねん 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 02:32:49.80 ID:Xki11hR/0 キョン(答えられる範囲でいいので回答お願いします)カキカキ 朝比奈(はい)カキカキ キョン(古泉や長門の正体を知っていますか) 朝比奈「なんでやねん」 キョン(ハルヒを放っておいたら世界は終わるんですか?) 朝比奈「なんでやねん」 キョン(ハルヒに言ってみては?) 朝比奈「なんでやねん」 キョン「ふざけろ!!」 朝比奈「なんでやねん」 キョン「・・・」 朝比奈「・・・」 キョン「ちくび見せ・・・」 朝比奈「なんでやねん♪」 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 02:39:02.26 ID:Xki11hR/0 数日後 古泉「お二人からすでにアプローチを受けているみたいじゃないですか    もしかして僕の事もお察しなんじゃないですか?」 キョン「超何とかりき・・・」 古泉「先に言わないでください」 じゃあ聞くなよ・・・ 古泉「私の仕事はちょう能力を使って涼宮さんの心を静める事    かというこの補聴器・・・ではなく耳栓をしているのもこの能力の弊害なのですが    ちょうど今からちょう能力を使う機会がありますのでご一緒してもらってよろしいですか?」 そういってタクシーに乗せられたと思えば謎の空間に連れてこられた そこは世界が灰色に染まった世界で中には巨人の姿があった 古泉「あれは涼宮さんのイライラが具現化したものだといわれています    でも現実世界では暴れるわけには行かない    なのでこのような閉鎖空間を作って暴れているんですね」 キョン「ハルヒの・・・!?」 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 02:40:26.26 ID:Xki11hR/0 古泉「私の能力の一つはここに進入できることです    そしてもうひとつがちょう能力・・・    いいえ、聴能力で巨人を静めるのです」 ん?いま聴能力って言った? キョン「古泉待て・・・」 古泉「さて、私もそろそろ参加しなければ・・・    耳元で大声出さないでくださいね」スポッ 巨人「きょ〜〜〜ん」 古泉「ふむふむほうほうなるへそ」 巨人「きょぉぉぉぉ〜〜ん」 古泉「へいへいなるほどどうして」 古泉+α達が聴能力?で話を聞いている間に巨人はみるみる小さくなって行き 最後には消えてしまった・・・なんでやねん!! 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 02:48:17.73 ID:Xki11hR/0 数日後、下駄箱の中に一通の手紙が入っていた 【今夜24時、一年五組の教室に来て】 キョン(深夜かよ!!) 律儀に指定時間の五分前に行くとそこに居たのは意外な人物であった キョン「朝倉か?」 朝倉「フふふ、ごめんねこんな時間に呼び出しちゃって    でもどうしても伝えたかったことがあったの」 キョン「つまり・・・」 朝倉「アなたと友達になって涼宮ハルヒの出方を見る」 パシャ! キョン(!!) 後ろ手に隠されていたものが一閃、俺の体が光に照らされた・・・それは?カメラ!? 朝倉「ヨし、これをこうして・・・よし完成♪」 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 02:49:20.47 ID:Xki11hR/0 ・・・いやまて、この状況はなんだ?なんで俺が朝倉にカメラで撮影されなくてはならんのだ? 待て待て、朝倉はなんていった?俺の友達を増やす?ホワイ、なぜ? 朝倉「にコ動は嫌い?顔晒されたくない?わたし草食系男子の概念が良く分からないの」 キョン「やべろぉ〜」 朝倉「ウん、それ無理!」 キョン「なぜ?」 朝倉「ダって私はあなたにニコ生デビューしてほしいんだもん」 俺は逃げ出そうとして壁に激突した、ここは・・・カラオケBOX?? 朝倉「コの空間は私の女子力下にあるの    もうすぐ掲示板を見てホイホイやってきた喪男・腐女子達が続々と集まってくるわ」 キョン「・・・」 朝倉「ネぇ、諦めてよ。友達は多い方がいいでしょ?」 キョン「それわ自分で決める事だ!!」 朝倉「ホらほら、今0時を回ったわよ    あと30分もすれば沢山の人で溢れかえるわ    あなたの顔写真をサムネにして正解ね」 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 02:53:42.84 ID:Xki11hR/0 ガチャ キョン(もう来たのかよ!!やめてくれ〜〜) 長門「一つ一つのプログラムが甘い    オフ会参加規定も、コミュニティー公開制限も甘い    だから私に気づかれる。参加を許す」 朝倉「この人間に友人ができれば間違いなく涼宮ハルヒは孤立する」 長門「彼女の友達を減らさせはしない」 朝倉「嫌だと言ったら」 長門「あなたのアカウントをBANさせる」 朝倉「やってみる?ここは私がオフ会主催者、私の方が有利よ」 長門「オフ会の中止を申請する」カタカタカタ 朝倉「あなたのパソコン炎上の方が早いわ」ポチポチポチ そこには猛然とノートパソコンを叩く長門 両手に携帯を持って猛然と文字を打ち込む朝倉の姿があった・・・ これ地味すぎね?? 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 02:55:08.05 ID:Xki11hR/0 ↑ごめんミス、脳内で朝倉の台詞補完掛けといて 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 02:56:24.77 ID:Xki11hR/0 呆れかえる俺の体を長門が思い切り蹴飛ばした キョン「ぎゃ・・・」 その瞬間3D状のキモオタコメントが長門の体を貫いた そのまま倒れこむ長門 キョン「長門!」 朝倉「ソれだけ誹謗中傷コメントが書かれたらネット上で復帰するのは無理ね    さぁ閉鎖しなさい」タン! 次の瞬間ノートパソコンに大量のメールが届いたと思えばそのままフリーズした 長門「・・・、終わった」 朝倉「ナにが?あなたの三年あまりのネットアイドル歴が?」 長門「ちがう、オフ会解散開始」 朝倉「アぁ・・・、参加予定者リストから人が減って行く・・・」 長門「あなたはとても優秀、カリスマ性も抜群    でもオフ会にリピーターが付かない理由から目を背けている」 朝倉「フふっ、オフ会前にホームページの私の画像をフォトショ編集前の画像にすり替えておいたのね    あ〜あ、残念。せっかくキョン君とお友達になれると思ったのに・・・じゃあねキョン君」 そう言って朝倉は徒歩でこの部屋から立ち去った・・・ もうなんでもありだなこれ 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 02:58:53.11 ID:Xki11hR/0 床に倒れこんだままの長門を抱き起した 地味な戦いだったとはいえせっかく築きあげた地位をぼろぼろにされては長門の精神的ダメージは大きいだろう・・・ キョン「大丈夫?」 長門「大丈夫、精神的ダメージは大したことない    早く正常化しないといけないのはまだオフ会参加リストに一人残っているこ・・・」 ガチャ 谷口「WAWAWA忘れもの〜ぬわっ!!」 キョン「・・・」 長門「・・・」 谷口「sorry・・・ごゆっくりぃ〜〜〜」 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 03:05:45.43 ID:Xki11hR/0 休日挟んで翌日 自称宇宙人のネットオタク、自称未来人の突っ込み役、自称超能力者の聴能力 どうして俺の周りには変なやつばかり集まるんだ? しかも登校早々谷口に長門を抱きかかえていた件について質問攻めに会っている所だ 谷口「what?どうやって垂れ込んだんだあのAマイナーな長門と」 キョン「違う!聞け!!」 谷口「shit!かと思えば謎の転校生古泉一樹とお忍びドライブ、男にも興味あるとは思わなかったな〜」 キョン「む〜」 谷口「Oh、ちなみにこのことは涼宮に密告済みだぜ」 キョン「え〜〜」 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 03:07:42.97 ID:Xki11hR/0 放課後 さて、ハルヒにどやされる前に朝比奈さんフォルダでも見て笑いを充電するかな・・・カチカチ 朝比奈「なん(で)や〜(ねん)」 キョン(!!) 朝比奈「なんや〜なんや〜」(このasahinaフォルダはなんや〜) キョン「やめろwww」 うほっ!背中にダブルマシュマロがwwwコリャたまらんwww ハルヒ「何してるのよ」 キョン「ハルヒ!!いつの間に!!」 朝比奈「なんでやねん」ビシッ おうふ・・・早くも朝比奈さんに裏切られて・・・じゃなくなんというか ハルヒ「ロリっこの有紀やイケメン古泉君にまで手を出して     さらに飽き足らず今度はミクルちゃんのおっい狙い?あんた最低ね」 キョン「これわだなぁ・・・」 ハルヒ「もういい、今日は解散」 だとよ古泉、今日は部活ないみたいなんで早く家に帰って閉鎖空間の準備でもしろよ。ははは・・・ 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 03:28:41.36 ID:Xki11hR/0 ・・・ョン・・・キョン・・・キョン 何だ?俺を呼ぶ声がするぞ ハルヒ「キョン!起きろ!!」ユサユサ キョン「・・・寝む」 ハルヒ「目が覚めた?私も気が付いたらここにいてあんたが横で伸びてたのよ」 キョン「・・・ぶしつべや?」 ハルヒ「そうよ!でもそんなことよりここ変よ!!     ついに待った不思議がこっちに現れたのよ!!」 そう言って部屋から飛び出していった、部室の時計は深夜一時を指している おかしいな・・・これは夢か? 確か俺はあの後家に帰ってそのまま布団の中で寝たはずなのにまたなんで学校に・・・ そんなことをうつらうつらと考えていたら光の割れ目が見え、そこから古泉の半身が出た っと思えばすぐに引っ込んだ キョン「ホモの古ず・・・」 古泉「えぇ、そのとおりです、もう少し待ってください」 しばらく出たり引っ込んだりを繰り返して最終的に尻だけ出た状態で落ち着いた 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 03:30:32.24 ID:Xki11hR/0 古泉「ふふふ、普通の閉鎖空間なら難なく侵入できるのですが今回は無理みたいです    こんな不完全な形ですいません」 キョン「理由を・・・」 古泉「ええ、今から説明しますね。この世界はいわば偽物の世界です」 キョン「にせ?」 古泉「涼宮さんはおそらく朝比奈みくる、長門有希    そして私といちゃいちゃしていると聞いてイライラが最高潮になったのでしょう    まぁ私は一向に構わないのですが・・・」 キョン「消えろよ」ゲシッ 古泉「アーーーーーーッ」 ケツが消える瞬間 古泉「お二人から伝言を頂いてます、長門さんはパソコンを付けるようにと    朝比奈さんは『なんでやねん』っと」 そう言い残し古泉(のケツ)は消えていった 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 03:32:15.05 ID:Xki11hR/0 キョン「さてと・・・」 長門の伝言通りパゾコンを起動させる するといきなり動画が再生された 題名は【ユキリンからキョンちゃんへ】 長門「やっほ〜♪キョンちゃん見てるー!?いぇ〜い」 キョン「な・・・ぬ・・・!?」 長門「残念ながらこれは一発取りの動画なの〜だから私に返事しても む だ だ ぞ !!」 キョン「消そ・・・」 そう思ったが何をしても消える気配がない・・・このプロハッカーが!! 長門「ハルにゃんがね〜やきもち焼いちゃって二人っきりで異空間に駆け落ちしちゃったみたいなの・・・    ユキリンはキョンちゃんの事好きだからハルにゃんに唇取られるの困っちゃうぅ〜〜〜    だ・か・ら・♪ハルにゃんを何とかしてこっちに連れ戻して欲しいな〜って思ってね♪」 キョン「悪魔め・・・」 長門「あはっ♪5分しか喋ってないから尺が20以上余っちゃった、テヘッ♪    勿体ないから尺余りは時間一杯までユキリンお歌をがんばりま〜す!    3・2・1・ハイユッユッユキリン♪ユッキリンリン♪ユッユッ・・・」 次の瞬間巨人がパソコンを叩き割った・・・その気持ち分かります・・・ 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 03:35:19.17 ID:Xki11hR/0 ハルヒ「キョン!大丈夫!?何なのよあれ!!!」 キョン「わからん」 ハルヒ「わからんじゃないわよ!     あんたそれでもSOS団の一員でしょ?何とかしなさいよ!!」 キョン「ハルヒ俺たち見・・・」 ここで言葉が詰まった あぁだめだ、言葉が出ない・・・今日は喋りすぎたんだ 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 03:36:16.76 ID:Xki11hR/0 ハルヒ「キョン?」 なんでもいい、もう一生喋れなくていい、友達もいらない・・・ この気持ちを伝えられればもう何もいらない・・・たのむ!!喋ってくれ!! ハルヒ「まぁいいわ、でもあたしあの巨人が悪いものには見えないの     なんかこう不必要なものを消して新しく作り変えている途中みたいな」 ちがう・・・ ハルヒ「キョン、あんたと一緒に居るのは不本意だけど特別よ?     だってあんたは一生私の雑用係なんだからしっかり頑張りなさいよ」 ちがうちがう・・・ ハルヒ「あぁ〜〜!!今までの世界が馬鹿みたい!!     こんな世界があるのなら今までのはおまけみたいなものね     ううん、いらないわ!だってこれから不思議なことで毎日面白く」 違うんだハルヒ!!こうなったら・・・ ちゅっ ハルヒ「むぐっ・・・」 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 03:38:05.33 ID:Xki11hR/0 キョン「お前を黙らせるにはこうするしかないだろ」 ハルヒ「あ・・・」カーッ/// キョン「ハルヒ、俺はもう一生喋れなくなるかもしれない     だから俺の気持ちを聞いてくれないか?」 ハルヒ「一生ってあんた・・・どういう意味か説明し・・・あれ?聞こえる!?     言葉が全部聞こえる!??なんで???」 キョン「おれ、実はポニーテール萌えなんだ」 ハルヒ「ばっ・・・馬鹿じゃないの!?」 キョン「いつだかのお前のポニーテールはそりゃ反則的に似合ってたぞ」 ハルヒ「いっ・・・嫌よ!そんな事言われても私すぐに」 キョン「そんな時はいつでも俺が口を封じてやるからさ」 ちゅっ ハルヒが今どんな顔をしているのかは分からない 数秒だったかも知れないし数時間だったかも知れない そんな時間が経過したあと遠くで轟音が響いた 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 03:39:14.85 ID:Xki11hR/0 ドンッ!! 気がつくと自分の部屋で天井を眺めていた、横にはベットが並んで添い寝している・・・ 夢だったのか!?なんて夢みちまったんだよ!!フロイト先生も爆笑もんだぜ!!! きょん妹「キョン君!グッドモ〜〜〜ニングスター」ドゴーン キョン「ふふふ・・・残念、そいつは私のお稲荷さんだ!」 キョン妹「わ〜キョン君はや〜い!おはヨーグルト!!」 キョン「おはよークシティ」 母「あら、こんなに早いのは前代未聞ね」 キョン「おはよう!」 母「ふふっ、おはよう」 キョン妹「おはよ〜〜〜」 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 03:40:38.18 ID:Xki11hR/0 結局一睡もできなかった俺は朝練に出る気力もなく結局遅刻ギリギリに教室に滑り込んだ 窓際の一番奥、やつの指定席にはピョコンと無理のあるポニーテール姿のハルヒが不満そうに座っていた キョン「おう、元気か」 ハルヒ「元気じゃないわよ、今日悪夢を見たんだから     そのせいで全然眠れなかったし・・・」 キョン「そうかい」 ハルヒ「ふん!」 キョン「ハルヒ」 ハルヒ「なによ」 キョン「似合ってるぞ」 おわり 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 03:43:34.99 ID:Xki11hR/0 エピローグ 古泉「あなたには感謝すべきなんでしょうね」プスプスwww 長門「ユキリ・・・私も感謝している」プススwww 朝比奈「私からもありがとうございますぅ〜」ニヤニヤwww キョン「感謝している割には馬鹿にされている気分なのだが?」 古泉「いえいえwwwそんなに気になるようでしたら私を黙らせてみては?唇でwww」プスプスwww キョン「!!?おい・・・、なんで知ってんだよ?」 古泉「www、あの瞬間まで私の能力は有効だったんですよ?たとえ異空間の先でもねwww」 長門「私のハッキング技術を舐めないでほしい、学校のセキュリティーなんて赤子同然www」 朝比奈「未来の道具はなんでもありなんですよwww」 キョン「・・・」 古泉「ちょwww言い過ぎですよお二人ともwww黙らせますよwwwくっwww唇でwwww」 長門「ギャハハハハハwww」 朝比奈「ギャハハハハハwww」 古泉「ギャハハハハハwww」 キョン「なんでやねん」