キョン「古泉…話がある」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 01:01:04.32 ID:RvIfFkgG0 古泉「なんですって!?」 キョン「そうなんだよ…まだ何も言ってないが」 古泉「ええそうですね。所で話とは?」 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 01:05:09.67 ID:RvIfFkgG0 キョン「ああ、ちょっとこいつを見てくれ」 古泉「これは…バイブ、ですかね」 キョン「うむ、今お前が座っている所のすぐ後ろにあったんだが」 キョン「誰の物だと思う?」 古泉「少し待って下さい。唐突過ぎて整理ができません」 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 01:09:12.05 ID:RvIfFkgG0 キョン「おっと悪い、そりゃそうだよな」 古泉「いえ…ふむ、やはり女性が使用する物ですし、三名どなたかの物である事は間違いないかと」 キョン「…」 古泉「この部室で拾ったのですか?」 キョン「うむ」 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 01:14:39.95 ID:RvIfFkgG0 古泉「ここで話をされる時点でわかってはいましたが…少し認めたく無いと言いますか、考えたくなかった事と言いますか…」 キョン「俺も同じだな。まさかこんな物を拾うとは思ってなかったよ」 古泉「御察し致します。しかし見つけた以上突き止めないのも気持ちが悪い、と言う事でしょうか?」 キョン「ああその通りだ。持ち主には悪いがな」 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 01:21:23.09 ID:RvIfFkgG0 修正 古泉「先ずは部室の何処で見つけたか教えて頂けますか?」 キョン「丁度お前が座っている席のすぐ後ろだ」 古泉「おや、それは予想外ですね」 キョン「いやまあ誰の物かは大体分かってるんだが」 古泉「…」 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 01:27:40.23 ID:RvIfFkgG0 キョン「…お前も俺と同じ考えに行き着くか、知りたくてな」 古泉「んっふ。ちょっとしたゲームみたいですね」 キョン「そう思ってもらって良い。重く考え過ぎるのもなんだしな」 古泉「そうですね…では、質問を始めても?」 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 01:33:52.15 ID:RvIfFkgG0 キョン「ああ、わかる事なら」 古泉「そうですね…昨日貴方は団活の後、涼宮さんに引き止められ、お二人でこの部屋に少し残られた様ですが、用件は何だったのですか?」 キョン「団活に遅刻した罰ゲームを選ばされただけだ。多少雑談もしたが」 古泉「猥談をですか?」 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 01:39:04.77 ID:RvIfFkgG0 キョン「猥談?するわけ無いだろう。いきなり何を言い出しやがる」 古泉「一応、ですよ。絶対にしていないとも言えませんし」 キョン「…まあ良い。取り敢えずその方面の話はしていない」 古泉「わかりました。では特に取り上げる所も無い、他愛の無い会話と言う事ですね?」 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 01:42:48.62 ID:RvIfFkgG0 キョン「そうだな、これと言って普段しない様な話題は無かったぞ」 古泉「成る程。では会話の際に涼宮さんに何か変わった所は?」 キョン「あー、思い返してみると少し落ち着きが無かった感じだな」 古泉「ふむ…顔を紅潮させて、ですか?」 キョン「いやそこまでは思い出せんな。すまん」 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 01:51:09.47 ID:RvIfFkgG0 古泉「いえ、構いませんよ」 古泉(落ち着きが無い…早く行為をしたいから、若しくは彼女が彼に対して抱いた物から来る特有の物か、又は単純に尿意か便意を抑えていたのか) 古泉(しかし部室で行為に耽る事自体、少なからず異常性を孕んでいる…あまり考えたくは無いですね) 古泉(個人的に言うと後者の二つに絞りたいですが、情報がまだ足りませんね) 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 01:57:11.25 ID:RvIfFkgG0 古泉「お二人はご一緒に下校されたんですか?」 キョン「いや、俺が先に下校した。ハルヒはまだする事があるとかでな」 古泉(おや、後者の二つの線は消えたも同然ですね…困った物です) 古泉(涼宮さんはかなり疑わしいですが保留といきましょう) 古泉「わかりました。ではそれを拾った時間は?」 キョン「ん?ついさっきだ」 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 02:01:46.13 ID:RvIfFkgG0 古泉「では今日朝比奈さんと長門さんにはお会いしましたか?」 キョン「昼休みに朝比奈さんは見たな。長門は見かけてもいない」 古泉「ふむ…」 長門「私は部室に居た」 古泉「!!」 キョン「長門…!いつからそこに…」 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 02:04:01.46 ID:RvIfFkgG0 長門「あなたが古泉一樹に話を始めた時から」 キョン「最初からか…」 古泉「長門さんに何か心当たりは無いのですか?」 長門「…」 キョン「心当たりは無いのか?」 長門「ある」 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 02:07:07.62 ID:RvIfFkgG0 古泉「…」 キョン「そうか、長門の考察も教えてもらえるか?」 長門「古泉一樹の推理は?」 キョン「いや…いいんだ」 古泉「んっふ。寂しいですね」 キョン「すまない、お前ももう誰の物かは分かってるだろうしな」 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 02:09:21.87 ID:RvIfFkgG0 長門「考察と言うよりも、それに付着している物を調べれば直ぐにわかる」 キョン「…やってくれ」 長門「」コク 古泉「…」 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 02:15:40.24 ID:RvIfFkgG0 長門「完了」 キョン「…どうだった?」 長門「古泉一樹の細胞を確認、便も付着している事からこれは肛門部の細胞」 キョン「やっぱりな」 古泉「…おやおや、そうでしたか」 キョン「お前は俺をおちょくってるのか?」 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 02:17:57.97 ID:RvIfFkgG0 古泉「いえとんでもない、ただこちらの私物とはまた別に、どなたかのバイブだったかも知れませんしね…」 古泉「そのつもりで推理もしていましたし」 キョン「そっか!ならしかたないね!」 古泉「そうだよね!」 長門「いぇーい!」 終