長門「……そろそろ2回目のアップデートの時期」 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/12(水) 18:54:40.34 ID:+eYGbJgk0 思念体 -長門有希、最近の感想はどうだね?- 長門「涼宮ハルヒは最近、安定した状態を保っていると言える。    突出した情報改編の起こる頻度は無く、小規模の改編の回数も少ない    というデータがそれを示している」 思念体 -そう…で、ユキリンはどう思うのよ- 長門「私の仕事は観察。感想を持つ、またはそれを述べるという行為は無意味」 思念体 -もう、相変わらず固いんだから、ストレス溜めるとこの前みたいになるよ- 長門「……」 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/12(水) 19:04:31.45 ID:+eYGbJgk0 思念体 -正直さ、退屈なわけよ- 長門「…そう」 思念体 -それでさ、ちょっと介入したいわけよ- 長門「介入とは?」 思念体 -涼子ちゃんみたいなことするのは流石にひくけどさ、      ちょっと鍵にイタズラしようと思って- 長門「…それが良策とはおもえない」 思念体 -いいのいいの。楽しければさ- 長門「…」 思念体 -そのためにも今回のユキリンをアップデートは大幅なものになるよ- 長門「了解した」 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/12(水) 19:14:39.97 ID:+eYGbJgk0 思念体 -じゃあ、いきまーす。むんっ-          パァァッ 思念体 -うん、いい感じ- 長門「…胸が重たい」 思念体 -ちょっと盛って見ました。あと、やっぱりユキリンは眼鏡が似合うよ- 長門「…何故、ワンピースを?」 思念体 -そりゃ一応、女の子として君を作ったんだからさ、     学校以外ではお洒落を楽しみなさいよ- 長門「…髪が伸びている」 思念体 -うふふ、これあげる- 長門「これは…髪留め?」 思念体 -早く!ポニテにしちゃいなさいよ- 長門「…」 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/12(水) 19:21:27.42 ID:+eYGbJgk0 思念体 -あ、あと性格もいじっといたから、たまに予想外の行動をとっちゃうこともあるけど、      ビックリしないでね- 長門「…了解した」 思念体 -あと、反省してるみたいだしさ、涼子ちゃんを復活させようと思うんだけど- 長門「必要ない」 思念体 -そう?でもきっと役に立つから。ね?- 長門「…了解した」 思念体 -むんっ!-         パァァ 朝倉「お久しぶりね、長門さん」 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/12(水) 19:31:51.19 ID:+eYGbJgk0 長門「…」 朝倉「つれないなぁ、安心して。私には厳重なロックが施されているから」 思念体 -そうそう。ナイフ、拳銃の類を握ったら彼女は消滅しちゃうプログラム      しこんどいたから。まあ、台所で包丁使うぐらいはできるようにしといたけど- 朝倉「料理は私が作るから、楽しみにしといてね」 思念体 -それじゃあ、またあっちで頑張ってね。次の更新日はそのうち連絡するから- 朝倉「じゃあ行きましょう長門さん」 長門「う、うん。本当に大丈夫かなぁ」 思念体(ほほう、さっそく効果が出だしたな) 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/12(水) 19:40:45.41 ID:+eYGbJgk0         翌日・不思議探索 キョン(どうせ今日もビリだから、ゆっくりでいいや)    (ほら、やっぱり全員揃って…え、え?まだ長門が来てないじゃないか!     よっしゃー!)     「おーす、おはようハルヒ♪」 ハルヒ「き、キョン。またアンタビリよ。お茶代出しなさいよ。ね」 キョン「はあ?まだ長門が来てないじゃないか。それにお前、なんか元気ないな」 ハルヒ「…有希なら、来てるじゃない」 長門「あ、あの、おはよう」 みくる「…」 古泉「んっふ」 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/12(水) 19:46:57.79 ID:+eYGbJgk0 キョン「え、お前、長門」 長門「…うん」 キョン「イメチェンしたのか?」 長門「…変、かな?」 キョン「いや、似合ってると思うぞ。特にポニテとか」(おっぱいも) 長門「…本当?」 キョン「ああ、本当だ」 長門「…よかった」ニッコリ キョン・古泉・みくる「!!!」 ハルヒ「ほら、こんなとこ突っ立てないで喫茶店行くわよ!」イライラ 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/12(水) 19:55:26.10 ID:+eYGbJgk0            〜喫茶店〜 ハルヒ「じゃあ午前中は、あたし・古泉君・みくるちゃんグループと     有希・キョングループね」イライラ キョン「長門、よろしくな」 長門「うん…頑張ろうね」 ハルヒ「ちょっとキョン!いくら有希がイメチェンして可愛くなったからって     なんかしたら死刑に処すわよ」 キョン「馬鹿!誰がそん…な…こと」 長門「…」カァァ ハルヒ「まあいいわ。行きましょ、古泉君、みくるちゃん」 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/12(水) 20:04:12.39 ID:+eYGbJgk0 キョン「行っちまったな。じゃあ俺達も行くか」 長門「うん!」 キョン「長門はどこ行きたい?図書館か」 長門「今日は、いい。キョン君が決めて」 キョン「俺が決めるといってもなぁ。大して行きたい所は…     長門。今、何て言った?」 長門「え?えーっと、今日は、いい。かな」 キョン「違う!その後だよ」 長門「キョン君が決めて…かな?」 キョン(長門が、キョン君?) 長門「何かマズイ事言ったかな?」 キョン「いや、全然言ってないぞ。とりあえず河原でも歩いてみるか」 長門「うん。そうだね」 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/12(水) 20:14:36.53 ID:+eYGbJgk0 キョン「しかし、河原まで来てみたけど寒いな」 長門「…うん、でもここの景色好きかも」 キョン(駄目だ、長門と話してる気がしない)    「なあ、長門。お前なんかあったのか?何かあるなら俺に話してくれないか」 長門「…やっぱり変かな?」 キョン「変というか、いきなりだったから」 長門「実はね、お願いしたの。情報統合思念体に」 キョン「何をだ?」 長門「キョン達ともっと一緒に、笑ったりできる女の子になりたいって」 キョン「そ、そうか」 思念体 -ユキリンの奴、嘘つきやがったwwでも可愛いじゃないの!- 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/12(水) 20:50:46.48 ID:+eYGbJgk0 キョン「お前が望んだんだったらいいことだよな。     いや、あまりにも変わったからビックリしちゃって」 長門「ごめんね、心配させちゃって」 キョン「いや、あっ長門、足元に石が」 長門「え?きゃあっ」グラッ キョン「危ない!」ガシッ 長門「あ、ありがとう」ドキドキ キョン「ギリギリセーフだ」 長門「あ、あの…」 キョン「どうした?足くじいたか」 長門「…もう少しこのまま」 キョン「…」ドキドキ 長門「キョン、くん」            prrrr prrrr キョン「ごめん、電話だ」 長門「…うん」 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/12(水) 20:56:31.15 ID:+eYGbJgk0 キョン「はい、なんだ?」    -キョン!ちょっと早いけどお昼にするから戻ってきなさい!- キョン「わかったよ。じゃあな」 長門「……」 キョン「長門、ちょっと早いけど昼飯だとさ。戻ろうか」 長門「…うん、痛っ!」 キョン「どうしたんだ?」 長門「さっきので足痛めちゃったみたいで」 キョン「マジかよ。病院行くか?」 長門「そこまではひどくないみたい。ただ歩くのがちょっと今は」 キョン「しょがないな。ほれ」 長門「…そんな、いいよ」 キョン「いいから、おんぶしてやる」 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/12(水) 21:01:05.49 ID:+eYGbJgk0 長門「…じゃあ」ギュッ キョン「やっぱり長門は軽いな」(おっぱいは柔らかいな) 長門「ごめんね」 キョン「何言ってんだよ。長門にはいつも助けられてるんだから、     これくらいはするさ」 長門「…あったかい。キョン君の背中」 キョン「それにさ、前に朝比奈さんもおんぶしたこともあるんだぜ。     こういうのには慣れっこだ」 長門「…そう」 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/12(水) 21:07:54.69 ID:+eYGbJgk0          〜喫茶店〜 ハルヒ「ふーん。それで足挫いちゃったから、おんぶしてたわけ」 キョン「そうだ」 ハルヒ「あたしはてっきり、キョンがやましいことでもしょうとしてるのかと     思ったわ」 キョン「断じて違う!なあ長門」 長門「…うん」 ハルヒ「まあいいわ。今日は大事をとって有希は帰りなさい。     古泉君とみくるちゃん、有希を家まで送ってあげて」 長門「そんな、私は大丈夫」 ハルヒ「いいから!おんぶされるくらいのケガなら今日は無理でしょ」 キョン「俺は?」 ハルヒ「あんたは居残りであたしと探索よ!いいわね」 キョン「へいへい」 ハルヒ「じゃあ行きましょ!有希、安静にしとくのよ。古泉君しっかりおぶってやってね」 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/12(水) 21:11:34.93 ID:+eYGbJgk0 古泉「行ってしまいましたね。じゃあ長門さんどうぞ僕の背中に」 みくる「あの、長門さん、大丈夫ですか?」 長門「…うるさい」 みくる「…え、何かいいましたか?」 長門「あなた達は先に帰ってて。私は行くところがあるから」        タッタッタッ 古泉「…走ってますね」 みくる「…走ってます」 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/12(水) 21:20:02.27 ID:+eYGbJgk0 ハルヒ「ほら、キョン見て!このいかにもインチキ臭い露店。     呪われた指輪とか売ってるかもしれないわ」 キョン「お前、店の人の前でそんなこと言うなよ」 ハルヒ「せっかくだから、何か買いましょうよ。値段も安いしあたしが奢ってあげる」 キョン「…いいよ別に」 ハルヒ「いいから!ほら、これなんかよくない?あたしがこの赤いガラスが入ってるので、     あんたがこの青いのが入ってるのにしましょうよ」 キョン(結構いいかもな) ハルヒ「今、ちょっと欲しいって思ったでしょ?」 キョン「う…まあ否定はせん」 ハルヒ「じゃあ決定!これくださーい」 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/12(水) 21:26:24.82 ID:+eYGbJgk0 ハルヒ「ほら、キョン他にも色々見て回るわよ!」 キョン「はいはい、わかったわかった」 露店商(ったく、イチャイチャしやがって)     「お!お姉ちゃん何か欲しいのがあるのかい?」 長門「…同じのを」 露店商「同じのって?」 長門「さっき二人が買ったのと同じのを!」 露店商「ひぃ!わ、わかりましたよ。これね」 長門「…これお代」         タッタッタッ 露店商「一万円札…おつりいいのかよ」 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/12(水) 21:40:38.59 ID:+eYGbJgk0 ハルヒ「キョン!プリクラ撮りましょうよ」 キョン「いいよ、何かこっぱずかしいし」 ハルヒ「青春とはこっぱずかしい物なの!ほら早く」 キョン「やれやれ」       -フレームを選んでね- ハルヒ「ほら、キョンどれにする?」 キョン「お前が決めろ」(ん、なんか気配が) 長門「……」 キョン「おい、ハルヒ。早く決めろ。後ろに誰か並んでるぞ」 ハルヒ「足が二本しか見えてないじゃない。一人でプリクラ撮るつもりかしら」 キョン「しっ、聞こえるぞ」 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/12(水) 21:47:43.12 ID:+eYGbJgk0         -それじゃあいくよ。はい、チーズ-              パシャ パシャ ハルヒ「見てよキョン!あんたまで美白になってる」 キョン「ほら、早く出るぞ」     「…あれ?誰もいない」 ハルヒ「並んでたんじゃなくて、たまたま突っ立ってただけじゃないの」 キョン「…そうか」 ハルヒ「ほら、キョン半分あげる」 キョン「別にいいよ」 ハルヒ「ちょっとキョン、携帯貸して」 キョン「なんだよ、ほれ」 ハルヒ「おりゃー」ペタペタ キョン「おい!勝手に貼るな」 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/12(水) 22:24:25.49 ID:+eYGbJgk0 ハルヒ「じゃあね、キョン」 キョン「ああ、また学校で」 ハルヒ「携帯のプリクラ、剥いだらだめよ。…あたしも貼っとくから」 キョン「わかったよ。じゃあな」 ハルヒ「じゃあ学校でまた!」 キョン(ったく、ハルヒの奴は本当に…でも楽しかったな) 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/12(水) 22:30:06.17 ID:+eYGbJgk0 ハルヒ「〜♪」 長門「…」 ハルヒ「あれ?有希。こんなところで何してるのよ。安静にしてなきゃ駄目じゃない」 長門「何を、してたの」 ハルヒ「何って、キョンと不思議探索してたのよ」 長門「…嘘つき」 ハルヒ「え?あんたどうかしたの?」 長門「彼は、私のもの」 ハルヒ「はあ?彼って…キョンのこと?駄目よ有希、あいつはあたしの雑用係なんだから。     有希にはもっといい男がいるわ」 長門「…そう」   「じゃあ死んで!」 ハルヒ「ちょっと有希なんなのよ。そんなナイフなんか取り出して」 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/12(水) 22:34:33.86 ID:+eYGbJgk0 長門「彼は私のもの、彼は私のもの」    ダダダ ハルヒ「ちょっと有希やめなさい!笑えないわよ」    「ひっ!」     -やめなさい。長門有希- 長門「!!!」 ハルヒ「やめて!…あれ、誰もいない。…幻覚でも見てたのかしら?」 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/12(水) 22:41:27.56 ID:+eYGbJgk0 思念体 -やはりあなたは壊れていたようですね- 長門「……」 思念体 -私が更新したプログラムでは、本来はあのような過激な行動には出ないはずなのに- 長門「…私は処分されるの?」 思念体 -残念ながら。彼らの記憶からも抹消します- 長門「…そう」 思念体 -後任は朝倉涼子。あなたです- 朝倉「ふふ、ごめんね長門さん」 思念体 -では、あなたの情報結合を解除します。むんっ-            パァァ 思念体 -では、あとは頼みましたよ。朝倉涼子- 朝倉「はいっ!」 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/12(水) 22:46:16.76 ID:+eYGbJgk0            〜学校〜 岡部「今日から転校してきた朝倉涼子さんだ」 朝倉「よろしくお願いします」 岡部「じゃあ席は、あそこで」 朝倉「ハイ」 キョン(こいつどこかでみたことあるような) 朝倉「よろしくね」 キョン「ああ、よろしく。…あれ、その指輪」 朝倉「これがどうしたの?」 キョン「俺も似たようなの持っててさ」 朝倉「…そう」ニヤリ          完