ハルヒ「なによバカキョン!この童貞!」キョン「俺は非童貞だ」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 23:11:34.34 ID:C+M9Evpd0 ハルヒ「・・・え?」 キョン「中学に佐々木で初体験を済ませました」 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 23:47:27.16 ID:W87DRo9L0 ハルヒ「ちょ!?あ、あんたいくら童貞だからって嘘つくのやめなさいよ!」 キョン「あのなぁ、こんなんで俺が嘘なんてつく筈ないだろ」 ハルヒ「ふ、ふん!騙されない。騙されないわ!馬鹿は休み休み言いなさい!」 キョン「お前はあくまで俺が童貞だってのかよ」 ハルヒ「当り前でしょ!童貞じゃないってんなら証拠持って来なさい!証拠を!」 キョン「分かった。そこまで言うんなら持ってきてやる」 ハルヒ「へ……え?」 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/29(金) 23:52:12.13 ID:W87DRo9L0 キョン「明日持ってきてやる。驚くなよ!」ダッ ハルヒ「ちょ、ちょっとキョン!?どこ行くのよ!」 キョン「帰って明日の準備だ!じゃあな」ピャー ハルヒ「ま、待ちなさ〜〜〜い!!!」ピャー 長門 「…」 みくる「こ、これは…」 古泉 「んっふ☆困ったものです」 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/30(土) 00:03:13.01 ID:W87DRo9L0 〜〜〜翌日・部室〜〜〜 キョン「よし、全員いるな?」 ハルヒ「ふ、ふん」 長門 「…」コク みくる「は、はいぃぃ」 古泉 「んっふ」 キョン「じゃあ見せてやるよ、ハルヒ。お待ちかねの証拠って奴を!」バサァアア ハルヒ「写真!?」 キョン「おう!よく見ろ!佐々木とハメ撮りした時の写真だ」 キョン「あいつとsexするときはいつもカメラ持ってやってるからな!」 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/30(土) 00:10:49.63 ID:9tGxE4wO0 ハルヒ「ぐっ!?」 キョン「どうだ!これなんか素晴らしく繋がってる時に撮った写真だ。     佐々木の細い体が跳ねてるところが実にいい」 古泉 「んっふ」 キョン「こっちはちょっと深く突きすぎて、佐々木の腰がガクガクしてるところだな」 キョン「生まれたての小鹿みたいで可愛いだろ?」 みくる「ふ、ふええぇええ」 キョン「これは佐々木の毛を俺が剃ってるシーンだな。パイパンのあいつも中々     キュートだ」 長門 「……」 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/30(土) 00:16:53.05 ID:9tGxE4wO0 キョン「そんでこれは騎乗位してる佐々木を下から撮影した奴……ん?どうした、ハルヒ?」 ハルヒ「……」プルプル キョン「ハルヒ?」 ハルヒ「認め…ない」ボソッ キョン「あん?」 ハルヒ「認めないわ!こんなの!」 キョン「なっ!?」 ハルヒ「こんなのが証拠ですって!?あたしは絶対に認めないわ!!!!!」 キョン「お、おいハルヒ」 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/30(土) 00:23:23.87 ID:9tGxE4wO0 ハルヒ「写真が証拠ですって?ハッ!くだらないわ」 ハルヒ「今どき写真なんて何の信憑性もないのよ!」 キョン「なんだと?」 ハルヒ「あたし知ってるわよ。パソコンで取り込んだ写真のデータとか編集して     ある事ない事いろいろイジくれるって」 キョン「フォトショとかのこと言ってんのか?」 ハルヒ「そ、そーよ!それにあんた昨日証拠持ってくるって張り切って     帰ったじゃない!」 ハルヒ「おおかた、家でシコシコこの写真作ってたんでしょ。気持ち悪い」 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/30(土) 00:31:29.02 ID:9tGxE4wO0 キョン「あのなあ、ハルヒ。俺が昨日早く帰ったのは、何万枚とある写真の中から     いったいどの佐々木が一番可愛いk」 ハルヒ「やめなさい!」 キョン「?」 ハルヒ「み、見苦しいわよ。自分が作ったお気に入りの佐々木さん写真がこうも     簡単にあたしに見破られて悔しいのは分かるけど、言い訳なんt」 キョン「俺は言い訳なんてしてない」 ハルヒ「してるじゃない!」 キョン「違う!俺は本当にしたんだ!佐々木と!SEX!」 ハルヒ「あ、あんたまだそんな事言って…」 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/30(土) 00:37:11.33 ID:9tGxE4wO0 キョン「仕方ない……本当は見せたくなかったが」ガサッ ハルヒ「?」 キョン「もしかしたら、お前が写真だけじゃ納得してくれないかもと思ってな」 キョン「持ってきてたんだ、テープ」スッ ハルヒ「テ、テープ?」 キョン「ここじゃ無理だから視聴覚室に行こう、そこで見せてやる」 キョン「俺と佐々木の本気って奴をな!」 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/30(土) 00:44:33.16 ID:9tGxE4wO0 〜〜〜視聴覚室〜〜〜 キョン「んじゃ下らん前置きとかは省いてくぞ」 ハルヒ「……」 キョン「それポチッとな」ポチ 佐々木『あっあぁぁああああん!!!』ガクガクガク 佐々木『深い!深いよキョン!』 キョン『あぁ!良い締め付け具合だ、佐々木!』ニュポニュポニュポ キョン『この分じゃまたスグに持ってかれちまうぜ!』 みくる(うわぁ) 古泉 (初めっからクライマックスですね☆) 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/30(土) 00:54:21.92 ID:9tGxE4wO0 佐々木『キョン!キョン!』ヌプヌプ ヌプヌプ キョン『良いのか佐々木?ここが良いのか!?』ズプズプニュプニュプ 佐々木『キョン!ぎゅって、ぎゅってしてくれないか?』 キョン『分かってるよ、甘えん坊だな佐々木は』ダキッ 佐々木『き、君がいけないんだぞ』ヌプヌプジュププ 佐々木『最近あんまり構ってくれないから…』 キョン『そう言うなよ。俺だってそれなりに忙しいんだからさ』ジュポジュポ 佐々木『そ、それは分かってる。分かってるけど…』 キョン『だから今日は滅茶苦茶構ってやるから……それで許せ、よな!!!』ギュポン!!! 佐々木『ひゃ…ひゃうん!』ガクガクガク 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/30(土) 01:02:29.97 ID:9tGxE4wO0 佐々木『あ、あぁぁぁぁぁ』ガクガクガクガク キョン『……ふう、どうだった?佐々木』 佐々木『あ、あはははは……あ、あぁぁああああ』プシッ プシャー             チョロチョロチョロ キョン『ぬおっ!?』 佐々木『ご、ゴメン!キョン。また…やっちゃった』 キョン『仕方ないなぁ佐々木は』          アハハハハハハハ アハハハハハハハ  ピッ ハルヒ「…」 キョン「どうだ、これで俺が童貞じゃないってのは納得できただろ?」 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/30(土) 01:12:33.54 ID:9tGxE4wO0 ハルヒ「…」 キョン「おい、ハルヒ。聞いてるのか」 ハルヒ「…」 キョン「ハルヒ!」 ハルヒ「う、うるさい!!!」 キョン「ハル…ヒ?」 ハルヒ「うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさ〜〜〜〜い!!!!!」 ハルヒ「あたし帰る!!!」ダッ キョン「ちょ、ま、待てよ!」ガシ ハルヒ「触らないで!汚い!!!」バシッ 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/30(土) 01:25:20.88 ID:9tGxE4wO0 キョン「どうしたんだよ、いきなり。落ち着けハルヒ」バッ ハルヒ「これが落ち着いてなんかいられる訳ないでしょ!」 キョン「だから、どうしたってんだよ」 ハルヒ「あ、あんたなんか佐々木さんとイチャイチャしてたら良いのよ!」ダッ タタタタタタ キョン「……ハルヒ」 俺はハルヒを追いかける事が出来なかった。 涙を流しながら去るあいつに、俺はなんと言えばよかったのか。 ただ一つだけあいつに確認したい事があったとすれば 「俺、童貞じゃなかっただろ?」 と、聞いておきたかったくらいか。うん、そんなところだ。 fin 65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/30(土) 01:31:45.64 ID:9tGxE4wO0 ピポパ キョン「話をしよう」 佐々木「君から電話なんて珍しいね。どうしたんだい?」 キョン「実は困ったことになってな。お前の力を借りたいんだ」 佐々木「へえ。それはそれは」 キョン「なんか嬉しそうだな」 佐々木「かもね。君からの電話があまりにも久しぶりだったものだから」 キョン「ああ、そういえば以前会ったときは36万7000…」 佐々木「1年前だろ?」 キョン「そうだったか、まあいい」 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/30(土) 01:37:17.68 ID:9tGxE4wO0 佐々木「それより用件は?」 キョン「ああ、実はな。ハルヒに童貞だと疑われているんだ」 佐々木「ぶっ!!!」 キョン「大丈夫か?」 佐々木「ゴホゴホ……だ、大丈夫だ。問題ない」 キョン「そうか」 佐々木「それで?」 キョン「ん?ああ、でさ。昔お前と撮った写真があっただろ」 佐々木「!?」 72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/30(土) 01:44:33.68 ID:9tGxE4wO0 佐々木「キョ、キョン?まさかとは思うがあの写真まだ持ってたのかい?」 キョン「当たり前だろ」 佐々木「あ、あの写真は全部廃棄するように頼んだじゃないか!」 キョン「そうだっけか?まあいい」 佐々木「よくない!!!」 キョン「良いじゃないか、減るもんじゃなし」 佐々木「減るよ!!!も、もしかして誰かに見せたりとか…」 キョン「察しがいいな、ハルヒに見せたよ」 佐々木「…」 キョン「ん?佐々木?もしもーし」 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/30(土) 01:50:56.38 ID:9tGxE4wO0           ブツ ツーツーツー キョン「切れてやがる」        ピンポーンピンポンピンポーン キョン「なんだ、こんな時間にお客さんかよ」 キョン「はいはーい、今行きまーす!」 〜〜〜玄関〜〜〜 ガチャ 佐々木「…」 キョン「なんだ、佐々木か」 佐々木「失礼させてもらう」ズカズカズカ キョン「ちょ、おい!佐々木。おいってば!」ダダダダダ 78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/30(土) 01:59:20.04 ID:9tGxE4wO0 〜〜〜キョン部屋〜〜〜 佐々木「さあ、どういう事か説明してもらおうか?」 キョン「説明ってハルヒに童貞だと疑われたから、お前とのハメ撮り写真を見s」 佐々木「ソコだ」 キョン「どこだよ」 佐々木「なぜ僕とのハ…写真を涼宮さんに見せてるんだ、君は」 キョン「そりゃ見せるだろう普通」 佐々木「普通の思考じゃないよ。構わないじゃないか童貞だと思われるくらい」 キョン「おまっ!?童貞だと思われた事がないからそんな事が言えるんだよ!」 82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/30(土) 02:10:33.97 ID:9tGxE4wO0 佐々木「他人にハメ撮り写真見られる方がダメージ大きいよ!」 キョン「いーや、違うね。童貞だと思われたら最後、クラス中に広まって     除け者扱いされるんだ!」 キョン「俺はそんな目に遭いたくない!」 佐々木「そんなの僕だって噂の対象になるだろ!」 佐々木「近くの席から『ねえ聞いた、佐々木さんって……』って会話が繰り     広げられるんだぞ!」 佐々木「君は僕にそんな羞恥プレイを受けろと言うのかい?」 キョン「羞恥プレイがなんだ!いつもイッタ後にお漏らししてたんだから、     ソレ位なんだってんだよ!」 88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/30(土) 02:19:05.98 ID:9tGxE4wO0 佐々木「おもっ!?」 キョン「あ……」 佐々木「キョン。君が涼宮さんに見せたという写真を僕にも見させて欲しいんだが」 キョン「か、カバンの中だ」 佐々木「カバンの中ね、よし」ゴソッ             バサァァァァァァァァァ 佐々木「!? こ、これは…」 キョン「な、中々よく撮れてるだろ」 佐々木「キョン……」 キョン「は、はい…」 佐々木「君、覚悟は出来てるんだろうね?」 キョン「さ、佐々木さん?」 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/30(土) 02:28:28.26 ID:9tGxE4wO0 佐々木「僕にこんな仕打ちをしたんだ。それ相応の覚悟を持ってやったんだよね?」 キョン「ま、待て!佐々木。話せば分かる!話せば分かるから!」 佐々木「いーや、君にはお灸が必要だ」 佐々木「そうだ、どうせなら今度は僕が君のハメ撮り写真を撮ってあげよう」 キョン「え?ま、マジで」 佐々木「そうだな。例えば青い作業着に身を包んだガチ☆ムチの…」 キョン「う、うわぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ     あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」 その後、俺は佐々木が望んだとおり、青い作業着に身を包んだイイ男との ハメ撮りを佐々木に撮られることとなった。 この時、少しだけ後悔したんだ。 「童貞か非童貞かなんて、本当は些細な事だったんじゃないかって」 お前らもそう思うだろ? fin 92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/30(土) 02:36:30.45 ID:9tGxE4wO0 キョン「どうしたんですか、朝比奈さん?なんかさいきん存在感が薄く     なってませんか」 みくる「もう!ひどいです、キョン君。あたしの存在感が薄いのは元から     じゃないですかぁ」 キョン「あれ、そうでしたっけ。すみません、最近物忘れがひどくて」 みくる「も〜」 キョン「ははははは」 みくる「でもキョン君凄いですね」 キョン「は?なにか?」 95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/30(土) 02:42:35.46 ID:9tGxE4wO0 みくる「実はあたし、最近本当に存在感が薄くなってきてるんです」 キョン「えぇっ!?本当ですか?」 みくる「ええ。もっと言うと『薄くなってる』じゃなくて『無くなってる』     と表現した方が正確ですけど」 キョン「そんな…なんでですか?」 みくる「未来が…消えそうなんです」 キョン「未来が…消える?」 みくる「はい」 キョン「ど、どうして」 みくる「この間キョン君と涼宮さんが言い争ってたじゃないですか」 キョン「『俺が童貞か非童貞か』って奴ですか?」 みくる「それです」 97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/30(土) 02:50:41.52 ID:9tGxE4wO0 キョン「そんな…まさか俺が童貞じゃなかったからって、ハルヒは未来を     消すつもりなんですか?」 みくる「多分そうだと思います」 キョン「くそっ!なんて迷惑な奴なんだ、あいつは!!!」 みくる「あたしも同感です」 みくる「好きな人が童貞じゃなきゃ嫌だとか……好きな人が処女じゃなきゃ嫌だと     言ってる連中と同じです!!!」 キョン「朝比奈さん?」 みくる「くっそ、なにが処女厨だよ……処女なんて一回やっちゃったら終わりなのに     処女じゃなきゃ嫌だとかうんたらかんたら」グチグチグチ みくる「そもそもお前らは処女膜が有るか無いかでの判別しか……処女膜再生の手間とか」ブツブツブツブツ キョン「あ、朝比奈さん?」 みくる「あっ☆ごめんなさーい♪何のお話してましたっけ?」 104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/30(土) 03:02:01.85 ID:9tGxE4wO0 キョン「えーっと確かハルヒの所為で未来が消えそうだと」 みくる「そうでした☆そうでした」 キョン「で、どうしたら良いんですか」 みくる「流石キョン君ですね、話が早くて助かります」 キョン「いつもの事ですから」 みくる「ですね。それでですが、こういう場合の対処方法は主に二つあります」 キョン「はい」 みくる「一つはキョン君が実は童貞で、あの写真やビデオは実はドッキリだと涼宮さん     に宣言する方法」 キョン「…」 みくる「もう一つは涼宮さんに、キョン君に童貞でいてほしいという願いを根底から覆す     方法です」 キョン「?」 105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/30(土) 03:12:28.45 ID:9tGxE4wO0 キョン「朝比奈さん」 みくる「はい」 キョン「一つ目のドッキリってのは分かるんですが、二つ目の…」 みくる「涼宮さんに、キョン君に童貞でいてほしいという願いを根底から覆す方法ですか?」 キョン「ええ、なんですか。それ?」 みくる「これはですね。簡単に言ってしまえば、童貞を崇拝してる人に現実見させて     目を覚まさせるって方法です」 キョン「? なんか分かりにくいんですけど、つまりハルヒに『非童貞もそんなに悪くない』     ってアピールする訳ですか」 みくる「その通りです! 夢を見てるお子様に、グロい現実を突き付けて大人にさせよう!     って方法なんです」 キョン「へ、へえ」 107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/30(土) 03:17:05.03 ID:9tGxE4wO0 みくる「どっちにしますか?」 キョン「あれ、俺が選んでいいんですか」 みくる「やるのはキョン君ですから♪」 キョン「なるほど……じゃあグロい現実突き付けるほうで」 みくる「分かりました。それじゃあ行きましょうか」 キョン「行く?何処へ?」 みくる「決まってるじゃないですか」 みくる「涼宮さんのお宅です♪」 108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/30(土) 03:22:41.22 ID:9tGxE4wO0 〜〜〜ハルヒ宅〜〜〜 キョン「つきましたね」 みくる「ですね。キョン君、涼宮さんの家で何をするか覚えてますよね?」 キョン「ハルヒの目の前で朝比奈さんを思いっきり犯すんですよね」 キョン「任せてください!ハルヒの目を覚まさせてやりますよ」 みくる「キョン君…頼もしいですぅ」 キョン「じゃ、行きますか」              ピンポーン ハルヒ「誰よ、こんな時間に」ガチャ キョン「よっ!ハルヒ♪」 ハルヒ「…」 111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/30(土) 03:29:46.83 ID:9tGxE4wO0 バタン キョン「なっ?」 ハルヒ「帰って」 キョン「お、おい。ハルヒ開けろ!開けてくれ!」 ハルヒ「誰が開けるもんですか!帰って!帰りなさいよ!!!!」 キョン「違う!誤解だ!実はお前に謝りたくて来たんだ」 ハルヒ「謝…る?」ピクッ キョン「そうだ!だから開けてくれ!」 ハルヒ「本当に謝りに来たの?」 キョン「ああ!だから話だけでも聞いてくれないか?」 キョン「この間は本当にすまなかった!ハルヒ!!!!!」 ハルヒ「……」 116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/30(土) 03:40:01.65 ID:9tGxE4wO0 ハルヒ「……」 キョン「ハルヒ」 ハルヒ「……なによ」 キョン「この間は、俺はお前の気持なんかまるで考えてなかった」 キョン「自分のことで頭がいっぱいでさ」 ハルヒ「い、今更…何言っても」 キョン「そうだな、許してもらえるとは思ってない」 キョン「けど、それでもお前に謝らなくちゃいけないと思ったんだ」 ハルヒ「……」 キョン「すまなかったな、ハルヒ」 119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/30(土) 03:48:45.46 ID:9tGxE4wO0 ガチャ キョン「?」 ハルヒ「……バカ」 キョン「ハルヒ」 ハルヒ「さ、寒かったでしょ、外。上がって行きなさいよ」 キョン「ん、そうだな。サンキュ」 ハルヒ「…バカ」 キョン「なにか言ったか?」 ハルヒ「な、何も言ってないわよ!それと、い、今家にはあたし以外     誰もいないけど変な事しないでよね!」 121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/30(土) 03:55:52.10 ID:9tGxE4wO0 キョン「任せろ」 みくる「分かりましたぁ」ガチャ ハルヒ「!?」 キョン「ハルヒの部屋はこっちか、邪魔するぞ」タタタ みくる「お邪魔しまぁす」タッタ ハルヒ「ちょ、なんでみくるちゃんがここに居るのよ?」タタタ キョン「なんでって?」ピタリ キョン「そんなもん決まってるだろ!お前の為だよ!」 ハルヒ「はぁ?」 124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/30(土) 04:05:23.40 ID:9tGxE4wO0 みくる「キョ、キョン君ここでやるんですか〜?」 キョン「廊下でやるのも意外と良いもんですよ!ソレッ!」バッ みくる「ひゃ〜〜〜〜」 ハルヒ「…」 キョン「ソイヤッ!ソイヤッ!ソイヤッ!!!」バッバッバッ! みくる「きゃ〜〜〜」 キョン「ほーら。朝比奈さんのアワビとご対メー……メー…」ピラッ みくる「どうしました?」 キョン(く、黒い。つーかグロイ) 126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/30(土) 04:11:29.91 ID:9tGxE4wO0 キョン(ま、マジか?俺の息子は今からこんなのに喰われるのか!?) キョン(佐々木のはあんなに綺麗なサーモンピンクだったていうのになんだよコレは!     墨汁でもかかってんじゃねーのか?) キョン(こんなグロイのに入れるくらいなら…いっそ) みくる「あ〜〜!キョン君に犯されるぅうううう!!!!」                 ジュポン!!! キョン「ちょ!?」 みくる「うぅぅぅぅぅううう。痛いですぅ。初めてだったのにぃ」 キョン「いや、それは…」 みくる「でも段々気持ち良くなってきましたぁ」ジュッポアンジュッポン 128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/30(土) 04:20:33.62 ID:9tGxE4wO0 みくる「ほーら、涼宮さんも…」 ハルヒ「い、いや」 キョン「ハルヒ?」 ハルヒ「いやぁぁぁぁあああああああああああああああああああああ     あああああああああああああああああああああああああああ     ああああああああああああああああああああああああ!!!」 キョン「ハルヒーーーーーーー!!!」 やっぱり俺はハルヒを追いかける事が出来なかった。 まあそれは、俺の息子が朝比奈さんに喰われてたせいでもあるんだが……。 まるで汚物でも見るかのように視線をそらして去るあいつに、俺はなんと 言えばよかったのか。 しかし、ハルヒの家に着いた瞬間ただ一言、「俺、実は童貞だったんだ」 とでも言えば今回の惨劇は回避出来ていたかもしれないと思うと、胸が痛んだ。 fin