古泉「僕は…おっぱいになりたかった…」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 12:13:57.00 ID:YNu1DPzSO キョン「急にどうした」 古泉「死に際のセリフって大事じゃないかと思って」 キョン「まさか今のを死に際に言うつもりなのか?」 古泉「ええ。まあまだ候補の段階ですけど。どうですか?」 キョン「駄目だな。まったくなっちゃいない」 古泉「ほう…そこまで言うなら見せてもらいましょうか、あなたの実力を」 キョン「力の差をみせてやろう」 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 12:20:19.08 ID:YNu1DPzSO キョン「おっぱいに生まれ、おっぱいで育ち、おっぱいに帰る」 古泉「…」 キョン「どうだ?」 古泉「くっ…。やりますね…。僕の願望を全面に押し出すスタイルとは違って、願望と哲学の共存。そこから生まれるイデアの世界を想起させるそのプレイスタイル…。今の僕では到底…勝つことは叶わない」 キョン「おっぱい哲学、謂わば帝王学とも呼べるその考えを俺は三年かけて学んだんだ。お前のようなポッと出に負ける訳にはいかないのさ」 古泉「正に石の上に三年。おっぱいの上にも三年ということですか。成る程。勉強になりました」 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 12:21:55.06 ID:YNu1DPzSO キョン「とまあふざけるのはその位にしておいて、何で死に際のセリフなんて考えてるんだ?」 古泉「いえ…一応僕、命懸けのバイトしてる訳じゃないですか?」 キョン「ああ」 古泉「もし、命を落とすようなことがあった場合、最期のセリフが痛いとかだったら死ぬに死ねないじゃないですか」 キョン「大丈夫だ、古泉。お前は死なない」 古泉「いえ、もしもの話です」 キョン「大丈夫大丈夫。みんなも俺も頑張るから…な?」 古泉「いえ…だから…」 キョン「だから大丈夫だって。ハルヒがそんなの望むわけないだろ」 古泉「話の中でくらい死なせてくれよ!!話が進まないだろ!!」 キョン「す…すまん」 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 12:27:56.14 ID:YNu1DPzSO 古泉「こほん。少し取り乱してしまいました。ですからどうせ死ぬならドラマチックな死であって欲しい訳です」 キョン「それで思い付いたセリフがおっぱいに成りたかった、とかお前…人として終わってるよ」 古泉「そこまで言います?」 キョン「だってドラマチックじゃないし…」 古泉「ならあなたも考えて下さい」 キョン「面倒くさいなぁ」 古泉「涼宮さんの体操服にカルピスがついていた事件、ありましたよね。実は僕、犯人を見たんですよ。犯人は谷口君なんかじゃない…本当の犯人は…」 キョン「よし!!可愛い古泉のためだ俺も一肌脱ぐぜ!!」 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 12:30:49.48 ID:YNu1DPzSO 古泉「と言うかあなた何してるんですか」 キョン「いや、違うぞ。俺は別にハルヒの体操服の臭いを嗅いで射精に及んだ訳じゃないんだ」 古泉「…」 キョン「あれは悲しい事故だったんだ…。誰も悪くない……悪くないんだ」 古泉「参考までに訊きたいんですけど、あなたは何をオカズにそのような暴挙に?」 キョン「それは…」 古泉「…」 キョン「お前の体操服だ」 古泉「え?」キュン キョン「…」 古泉「なわけないでしょう」 キョン「チッ。バレたか」 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 12:51:31.89 ID:YNu1DPzSO 古泉「それで本当のところは?」 キョン「ああ、朝倉の机を見てたら…こうちんちんがキュッと締めつけられるような感覚が迫ってきたんだ」 キョン「これは…何だ?俺は戸惑った。何故ならそれは今までに感じたことのない温かさだったからだ」 キョン「その温かさは始め下腹部の方に滞留していたんだが、それは時間がたつにつれて次第に全身へと広がっていった」 キョン「まるで頭から温泉に浸かっているような感覚だった」 キョン「心地よかった。産湯につけられた赤ちゃんはきっと、こんな感じなのかもしれないな、そう思った」 キョン「次第に微睡む意識。お前にもそういう経験あるだろ?そして世界の終焉が訪れた」 キョン「…どれくらい時間がたっただろう。意識が回復した俺は、愕然とした」 キョン「俺は全裸だった。愚息は力なく下を向き、その先からはだらしなくポタポタと己の白き欲望を撒き散らしていた。そして…その悲しみと欲望を含んだ涙は…地面だけに留まらず…ハルヒの体操服までも白く染め上げてしまったんだ…」 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 13:38:12.79 ID:YNu1DPzSO キョン「…これが事件の真相だ」 古泉「だそうです」 朝倉「…」 キョン「……え?どういうこと?ドッキリ?」 朝倉「忘れ物を届けにきたんだけど…」 キョン「…」 古泉「あなたが悦に入ってたから敢えて黙ってました」 キョン「…聞いた?」 朝倉「私の机を云々から最後まで」 キョン「全部じゃん!!!それ全部じゃん!!」 朝倉「あなたが勝手に話したんでしょうが」 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 14:48:56.08 ID:YNu1DPzSO キョン「…きたねえよ。それがお前らのやり方かよ…」 古泉「完全に自業自得ですよね」 朝倉「見事なまでにね」 キョン「…穴があったら入りたい」 古泉「後できちんと谷口君に謝った方が良いですよ」 キョン「大丈夫だ。長門に何とかしてもらう」 朝倉「うわぁ…」 古泉「まあそこは僕の存ぜぬところなんで、何とかしてください。それよりも一緒にセリフ考えて下さいよ」 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 15:12:10.81 ID:YNu1DPzSO 朝倉「じゃあ、私はこれで」 キョン「ちょっと待った朝倉」 朝倉「何よ」 キョン「せっかくだし少し話していかないか?」 キョン(今、朝倉を逃すとマズい。言いふらされるかもしれんからな。何とかして取り入らないと) 古泉(はは〜ん。そういうことですか。彼も必死ですね) 朝倉「う〜ん」 キョン「な?良いだろ?」 朝倉「少しだけよ」 キョン「セックス!!」 朝倉「…は?」 キョン(しまった!!よしって言おうとしたはずなのに…咬んでしまうなんて…っ!!) キョン「…」 古泉「…」 朝倉「…」 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 15:13:49.00 ID:YNu1DPzSO キョン「…こほん。じゃあ早速考えていこうか」 朝倉「…ええ」 古泉「…はい」 キョン「古泉の他の候補はどんな感じなんだ?」 古泉「えぇ〜と、あれ以外でしたら、古泉死すともおっぱい死せず、が有力馬です」 キョン「なる程。確かに、偉人の言葉を借りるのも一つの手だな」 朝倉「あの…話が見えないんだけど…」 古泉「そう言えばあなたは今さっき来たばかりでしたね」 朝倉「ええ」 キョン「俺たちは死に際に言いたいフレーズを考えてるんだ」 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 15:21:22.61 ID:YNu1DPzSO 朝倉「ふ〜ん。でも今のを死に際に言うのはどうかと思うわ」 古泉「これも駄目ですか…」 朝倉「最期なんだからやっぱり独創性溢れるセリフが良いと思わない?」 古泉「…独創性」 キョン「形式を変えるのはどうだ?」 古泉「形式というと?」 キョン「例えば俳句にするとか」 朝倉「それは中々洒落てるわね」 古泉「そうですね。じゃあそれぞれ一句づつ作ってみましょうか」 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 15:52:56.49 ID:YNu1DPzSO 古泉「…」 キョン「…」 朝倉「…」 古泉「…」 キョン「…」 朝倉「…」 古泉「…」 キョン「…おっぱいって季語?」 朝倉「…そうなの?」 古泉「…季語ですよ。先週、松尾芭蕉がテレビで言ってました」 キョン「…ふ〜ん」 朝倉「…秋?」 古泉「…春ですかね」 朝倉「…ふ〜ん。芭蕉情報だったら疑う余地は無いわね」 キョン「ボインボイン」 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 16:10:28.14 ID:YNu1DPzSO 古泉「…」 朝倉「…」 キョン「…今週の芭蕉チャンネルって何だっけ?」 古泉「…特集Jリーグじゃなかったでしょうか」 朝倉「…へ〜。あの芭蕉が…」 古泉「…」 キョン「…」 朝倉「…」 キョン「…出来た?」 古泉「…まだですね」 朝倉「…あなたは?」 キョン「…まだ」 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 16:25:04.36 ID:YNu1DPzSO 古泉「…」 キョン「…なあ」 古泉「…何ですか?」 キョン「…」 朝倉「…何か言いなさいよ」 キョン「…ちんこ」 古泉「…」 朝倉「…」 キョン「…」 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 16:35:38.14 ID:YNu1DPzSO 朝倉「…ぷっ」 キョン「…」 古泉「…ちん」 キョン「…こ」 朝倉「…間違えて書いちゃったじゃない。…ぷっちんこ」 キョン「…あ…俺も…」 古泉「…僕もです」 朝倉「…ぷっちんこは季語?」 キョン「…隠語」 古泉「…多分隠れてませんよ」 朝倉「…言葉の響きに姿を見せちゃってるからね…」 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 16:37:45.48 ID:YNu1DPzSO 古泉「…ぷっ」 キョン「…ちんこ」 朝倉「…ぶふっ!!」ぷるぷる 古泉「…ちんこ」 朝倉「…ちょ…笑わせないでよ…」ぷるぷる キョン「…ちんこー!!」 古泉「…ぶっ!!」ぷるぷる 朝倉「…」ぷるぷる 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 16:40:36.93 ID:YNu1DPzSO キョン「さあみんな書けたよな」 朝倉「ええ」 古泉「はい」 キョン「じゃあ誰からいく?」 朝倉「…あなたからいきなさいよ」 古泉「そうですよ」 キョン「ええ〜。まあ良いか。いくぞ」 朝倉「どうぞ」 古泉「…」 キョン「全国のおっぱい集めて最上川」 朝倉「…」 古泉「…」 キョン「…」 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 16:52:14.50 ID:YNu1DPzSO 朝倉「…何となく言いたい事はわかるんだけど…」 古泉「…最上川の付け足した感が半端ないですね」 キョン「…駄目か?」 朝倉「…まあ今のところは保留で」 古泉「ですね」 キョン「次は誰だ」 朝倉「じゃあ私が」 古泉「お願いします」 朝倉「おっぱいぱい ぱいぱいおっぱいおっぱいぱい」 キョン「読み辛いっ!!」 古泉「朝倉さんのおっぱいへの執念はひしひしと感じられました」 朝倉「おっぱいジャンキーと呼んでちょうだい」 キョン「長いからおっぱいって呼ぶわ」 朝倉「それは止めて」 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 16:58:04.12 ID:YNu1DPzSO 古泉「最後は僕ですね」 キョン「期待してるぞ」 朝倉「遂に現代の松尾芭蕉の俳句が…」 古泉「何でそんなにハードルを上げるんですか」 キョン「早く発表しないと余計にハードル上がるぞ」 朝倉「早くしなさいよ」 古泉「でぇい!!」 『おちんちん おっぱい揉んで 元気でる』 朝倉「…」 キョン「…」 古泉「…」 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 17:20:43.79 ID:YNu1DPzSO キョン「要は勃起だろ?」 古泉「ええ。まあ」 朝倉「死ぬ直前に言われても…ね?」 キョン「看取る人のことも考えろよ」 古泉「ちょっと待って下さいよ。それはあなたたちにも言えることです」 キョン「…まあな」 朝倉「…」 キョン「…わかった」 朝倉「何が?」 キョン「…俺たちにはセンスがない」 古泉「…ですね」 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 17:24:48.85 ID:YNu1DPzSO キョン「となると、やっぱり普通に考えるしかないか」 古泉「ですね」 朝倉「…その前にちょっと良いかしら?」 キョン「何だよ」 古泉「生理ですか?」 朝倉「殴るわよ」 古泉「冗談半分です」 キョン「残りの半分は何だ?」 古泉「優しさです」 キョン「…!!」キュン 朝倉「ちょっと。勝手に盛り上がらないでよ」 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 17:40:28.45 ID:YNu1DPzSO キョン「それで?」 朝倉「…何で二人とも裸なの?」 古泉「…」 キョン「…」 朝倉「…」 古泉「…」 キョン「…」 朝倉「…」 古泉「…」 キョン「…暑いだろ?」 朝倉「…夏だしね」 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 17:48:52.35 ID:YNu1DPzSO 朝倉「…あんまりにも自然だったから突っ込まなかったんだけど…やっぱりおかしいじゃない?ちんこぶら下げてちんことか叫ぶし…そりゃ笑っちゃうじゃない?」 古泉「…」 朝倉「…時々天を突く勢いで元気になるし…セックス良しとか意味のわかんないことも叫ぶし…」 キョン「…クールビズだよ」 古泉「…略してクズです」 朝倉「…確かにそうね」 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 20:49:00.32 ID:YNu1DPzSO 古泉「まあ良いじゃないですか。服なんてただの布です」 朝倉「でも…」 キョン「俺たち服来たら死ぬんだよ。ははっ、笑えるだろ」 朝倉「教室ではきちんと着けてるじゃない」 古泉「あれは肌に描いてるんです」 キョン「女性の化粧と同じだな」 朝倉「…納得いかない」 古泉「まあいずれ気にならなくなりますよ」 キョン「そうそう」 朝倉「そうかしら…」 古泉「じゃあもうこの件は不問ということで、話を進めましょうか」 朝倉「…」 キョン「ああ」 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 20:50:12.29 ID:YNu1DPzSO 朝倉「良いのかなぁ…」 キョン「良いんだよ」 古泉「みんなパンツの中でちんこ揺らしてるんですよ。それを考えたら別に目の前で揺らしてたって良いじゃないですか」 キョン「こうやって」ぷらーん 朝倉「あれ?これセクハラじゃない?」 古泉「またそうやって…僕らが一体何をしたって言うんですか?」 キョン「別に人に迷惑かけてる訳じゃあるまいし、そうカリカリするなよ」 朝倉「見てて不愉快なんだけど…」 古泉「…」 キョン「…」 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 20:53:01.40 ID:YNu1DPzSO 古泉「…拉致があきませんね」ぼそぼそ キョン「…ああ。お前超能力者だろ?催眠術とか使えないのか?」ぼそぼそ 古泉「一応部室は閉鎖された空間ですしね…やってみます」ぼそぼそ 古泉「朝倉さん。僕の息子をみてください」 朝倉「え?やだ」 古泉「いきますよ。あなたは段々眠くな〜る」ぷらんぷらん 朝倉「…」 古泉「…」ぷらんぷらん 朝倉「…」 古泉「…」ぷらんぷらん 古泉「…無理です!!」ぼそぼそ キョン「だと思った!!」ぼそぼそ 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 20:59:15.23 ID:YNu1DPzSO キョン「もう良いだろ?これいじょう俺たちを問い詰めたところで出てくるのはカルピスくらいだ」 古泉「僕はドロリッチですかね」 朝倉「まあ、そこまで言うならもう言わないわ」 キョン「物わかりが良いな」 古泉「じゃあ、何かゲームでもします?」 朝倉「ゲーム?」 古泉「はい」 キョン「何するんだ?」 古泉「…ここはベタにジャンケンとかどうでしょうか」 キョン「おっそれは良いな」 朝倉「ただのジャンケンじゃつまらないから負けたらバツゲームね」 古泉「んっふ。じゃあやりましょうか」 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 21:06:22.95 ID:YNu1DPzSO 古泉「ジャンケン…エロ本何冊!」 朝倉←チョキ キョン←チョキ 古泉←パー キョン「…」 朝倉「…」 古泉「ちょっ…え…?そんなのきいてない…」 キョン「…」 朝倉「…」 古泉「もう…あの頃には戻れないということでしょうか…。純真無垢なあの頃には…」 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 21:14:34.31 ID:YNu1DPzSO 朝倉「じゃあバツゲームね」 古泉「僕も男です。出来る範囲のことなら従いましょう」 キョン「いや、ちゃんと従えよ」 朝倉「じゃあどうしよっか?」 キョン「爽やかな顔で校内を闊歩するとかどうかな」 朝倉「…大惨事にならない?」 キョン「コンドームをつければ大丈夫だろ」 朝倉「それもそうね」 古泉「決まりました?」 キョン「ああ。コンドームつけて校内を隈無く散歩でもしてきてくれ」 古泉「んっふ。分かりました。行ってきます」 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 21:23:25.83 ID:YNu1DPzSO キョン「さて、古泉の居ない間暇になった訳だが」 朝倉「そうね」 キョン「何かするか?」 朝倉「ドッチボールとか?」 キョン「ここで暴れたらハルヒに怒られるから却下」 朝倉「あっ…そう言えばさ」 キョン「ん?」 朝倉「涼宮さんとあなたって付き合ってるの?」 キョン「いいや。まあ、俺がちんこであいつがまんこ。そんな関係だよ」 朝倉「ふ〜ん。あなたたちってとっても仲良さそうに見えるからもう付き合ってるのかと思ったけど違うのね」 キョン「まあな」 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 21:29:02.99 ID:YNu1DPzSO キョン「そう言うお前こそ、そっち方面の話は無いのか?正直お前、モテるだろ」 朝倉「う〜ん。告白はよくされるわね。でも付き合うとかそう言う話は今のところ無いわ」 キョン「好きな人でもいるのか?」 朝倉「まあね」 キョン「え?まじ?」 朝倉「まじよ」 キョン「誰?」 朝倉「言えないわよ。本人の目の前では」 キョン「え?」 朝倉「…」チラッ 長門「…」ペラッ 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 21:39:57.56 ID:YNu1DPzSO キョン「…長門?」 朝倉「…」コクン 長門「…」ペラッ キョン「…ああ、お前はそっち系なのか」 朝倉「悪い?」 キョン「いや、別に」 朝倉「今日の私の下着は長門さんの物なの。長門さんのフローラルな香りが染み付いたパンティー。略して染みパンなのよ。私がこれを手に入れるのにどれだけの苦労をしたか分かる? 他の下着を盗むのは大して難しくないんだけど、長門さんはあなたからもらったこのパンティーだけは大事にしてるらしくて、他のと同じやり方では取れないの。まず、触ると情報連結が解除される仕組みになっているらしくてね、私はこれまでに五回は死にかけたの。 それでも私は消えなかった。それだけ私の長門さんに対する恋の炎はボルケイノ状態だと…」ベラベラ キョン「あっ、やっぱ無理」 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 21:47:00.77 ID:YNu1DPzSO キョン「それにしても…俺のクリスマスプレゼントを今は朝倉が履いているなんてな。世の中ってのは、複雑に絡み合って出来てるんだな。なあ、長門」 長門「…」コクン キョン「…あっ」 長門「…何?」 キョン「動くなよ…っと。よし、取れた」ヒョイ 長門「…あ」 キョン「頬っぺたに栞をくっ付けるなんて、長門は本当に本が好きなんだな」 長門「…///」 朝倉「あー!!ズルいわよ!!それは私の仕事なのに!!」 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 21:51:40.75 ID:YNu1DPzSO キョン「長門もこっちこいよ。一緒に話そうぜ」 長門「…」コクン 朝倉「長門さんのうなじくんかくんか!!」 キョン「朝倉、止めなさい。長門が嫌がってる」 長門「…」 朝倉「…」 長門「…」 朝倉「…」 朝倉「…や、やだなぁ。冗談に決まってるじゃない…」 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 21:59:30.27 ID:YNu1DPzSO バン 古泉「ただいマッスル!!」 キョン「遅かった…っ…な…」 朝倉「うわっ」 長門「…」 古泉「どうしました?」 キョン(古泉のやつ…コンドームがパンパンじゃないか!!) 朝倉(コンドームってあんなに膨れるのね) 長門(精液80%、尿15%。汗4%。成分の分析が不可能な液体1%。計3.5) 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 22:20:05.03 ID:YNu1DPzSO 古泉「あ〜、それにしてもいい汗かいたなぁ。よいしょ」ガシッ キョン「!!」 朝倉「!!」 長門「!!」 キョン「ちょっと待て古泉!!今コンドームを外すんじゃない」 古泉「え?」キュポン ムワー キョン「ぐわぁ…っ…お……おぇぇえぇえ…っ!!」 朝倉「ま…まど…っ!!くう…き………」 古泉「むぐっ………」 長門「…」 長門(…嗅覚を無くしていて良かった) 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 22:26:21.09 ID:YNu1DPzSO キョン「はぁ…。死ぬかと思った」 朝倉「長門さんがいなかったら今ごろ三人ともお陀仏よ」 古泉「すいません。古泉です」 キョン「謝る気ないだろ、お前」 古泉「とんでもない。望みとあらば抜いてお詫びします」 朝倉「お願い。それだけは止めて。それだけは止めて」 古泉「二回も言いますか」 キョン「俺からも頼む。いや、割と本気で」 古泉「我が儘と言いますか…」 ピンポンパンポーン 朝倉「校内放送?珍しいわね」 62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 22:32:35.15 ID:YNu1DPzSO 「不審者情報です。校内に全裸の不審者が出没しています。校内に残っている生徒は速やかにお家に帰りましょう。またその際は決して一人では行動せずに、必ず集団で行動して下さい」 キョン「へぇ…不審者か」 古泉「校内に現れるなんて世も末ですね」 朝倉「学校はもっとセキュリティを厳しくするべきよね」 長門「…」 キョン「しかも全裸だってよ」 古泉「信じられないですよね」 朝倉「夏だからって羽目を外し過ぎよね」 キョン「全くだ。ハハハハハ」 アハハハハ 長門「…」 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 22:40:45.89 ID:YNu1DPzSO キョン「ん?どうした長門。もしかして怖いのか?」 長門「…」コクン 朝倉「そうよね…何せ全裸の不審者だもんね」 古泉「長門さんは小柄ですから、狙われてしまうかもしれませんね」 キョン「だな。となるとやっぱり長門はここらで家に帰した方がいいな」 朝倉「そうね。でも長門さんを一人で帰すのは危ないから誰かがついていってあげないと」 古泉「それなら部屋の隅で腕立て伏せをひたすらやってる朝比奈さん(筋肉)に任せてはどうでしょう」 キョン「そうだな。それなら多分、隕石が降ってこようが問題ないな」 朝倉「うん。私もそれが良いと思う」 キョン「じゃあ早速お願いしよう」 65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 22:55:10.53 ID:YNu1DPzSO キョン「朝比奈(筋肉)さん」 朝比奈(筋肉)「しゅっ!しゅっ!」 キョン「朝比奈(筋肉)さん」 朝比奈(筋肉)「しゅっ!…え?どうしました?」 キョン「驚かないで聞いてくださいね。実は校内に全裸の不審者が出たんですよ」 朝比奈(筋肉)「…」 キョン「それでですね…」 ………………… 朝倉「キョン君の二倍の身長はあるわね。朝比奈(筋肉)さんって」 古泉「ええ。あの人の凄さはそれだけじゃないですよ。僕たちが映画を上映したのは覚えてますか?」 朝倉「うん」 古泉「あれ、CG使ってないんですよ」 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 23:05:22.45 ID:YNu1DPzSO 朝倉「え?じゃああの目から出てたビームって…」 古泉「正真正銘、みくる(朝比奈)ビームです。ですよね、長門さん」 長門「…」ガクガクブルブル 朝倉「えっ!?長門さん大丈夫!?」 長門「怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い」ブルブル 古泉「…どうやら古傷を抉ってしまったようです」 朝倉「…」 長門「…」ブルブル 70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 23:16:42.52 ID:YNu1DPzSO 朝倉「…大丈夫よ、長門さん。私に任せて」 長門「…」 朝倉「ねぇ、キョン君」 キョン「何だよ」 朝倉「朝比奈(さん)筋肉には悪いけど、別の人に頼みましょう。長門さんが怖がってるの」 キョン「お…おい朝倉!!」 朝倉「え?」 朝比奈(筋肉)「ワレェ…今、儂のこと何て呼んだ?」 キョン「朝比奈(筋肉)さんは筋肉という言葉に異常なまでに反応するんだよ!!」 朝倉「え…ええ!?」 朝比奈(筋肉)「覚悟は出来てるんだろうな…。… 朝倉「…ちょっ……待ってっ!!」 朝比奈(鬼)「遅いわぁ!!喰らえ!!みくるビーム!!」 ズドォォォォォォォォォォォォォォォォォオン 朝倉「ヒィッ!!」 75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 23:39:54.47 ID:YNu1DPzSO 古泉「鬼が目覚めてしまった…」 長門「…」ガクガクブルブル 朝倉「えっ…これはちょっと洒落にならなくない?」 朝比奈(鬼)「ホゥ…あれをヨケルか…。オモしろい。久々にホンキをダセソウだ…。…ふんっ!!」メリメリ 朝倉「うわぁ…さらに大きくなった…。何か羽まで生えてるし…」チラッ 長門「…」ガクガクブルブル 朝倉(…長門さん) 朝比奈(竜)「…グォオオォオオ!!」 朝倉「…」 朝倉「…そりゃあ少しは怖いけどさ。…大好きな長門さんのためだもの。…良いわ、かかってきなさい」 朝比奈(竜)「グルルルル…っ」 朝倉「…バックアップだからって舐めたらどうなるか教えてあげる!!」 朝比奈(竜)「グルルルアアアァア!!」 79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 23:50:37.25 ID:YNu1DPzSO ハルヒ「みくるちゃんうるさい」 朝比奈(竜)「!! グォオオォオオ………」シュルシュル 朝倉「え…?どうしたの?」 ポンッ みくる「…ごめんなさい、涼宮さん。お茶でも淹れましょうか?」 朝倉「え…?え?」 ハルヒ「お願い。それに涼子も。ナイフなんて構えてる暇があればレベル上げ手伝うなりなんなりしてくれない?」 朝倉「レベル上げ?」 キョン「ああー朝倉。ハルヒは放っておいても構わないぞ」 ハルヒ「ああ…もう」ぶつぶつ 古泉「…困ったものです」 81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/13(水) 23:59:06.10 ID:YNu1DPzSO 朝倉「ね、ねぇ。涼宮さんの様子、おかしくない?妙に目が据わってるというか…」 キョン「ああ。最近はずっとああだよ。部室に入るなりパソコンの電源をつけて団活の終わりまでああしてネトゲをしてるんだ」 古泉「時々、学校に泊まりこみでやってますよ」 朝倉「ああ…」チラッ ハルヒ「…」カタカタ キョン「…」 古泉「…」 朝倉「…」 ハルヒ「…」カタカタカタカタ 84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 00:22:11.21 ID:cPYQONpSO キョン「渋るハルヒを説得して長門と一緒に帰らせました」 古泉「誰に説明してるんですか?」 キョン「ん?コイツだよ」 ちゅるやさん「にょろ〜ん」 朝倉「何、この生き物?」 古泉「もうそんな時期ですか」 キョン「ああ」 朝倉「ええ?」 古泉「どことなく元気がありませんね」 ちゅるや「…にょろ〜ん」 キョン「多分、群れからはぐれたんだろ」 朝倉「…」 朝倉(…可愛い) 88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 00:38:07.85 ID:cPYQONpSO 朝倉「ねぇ、この子どうするの」ムギュウ ちゅるやさん「にょ、にょろ〜ん」じたばた キョン「朝倉、強く抱きしめすぎだ。ちゅるやさんが痛がってる」 古泉「野生のちゅるやさんを保護するなんて話は滅多に聞かないですからね。どうすればいいんでしょう」 朝倉「…家に連れて帰っちゃ駄目かな?」 キョン「だめだめ。そんなことしたら法律に触れちまうぞ」 古泉「森に帰すのが一番じゃないでしょうか」 朝倉「えー…」 ちゅるやさん「スモチー。スモチー」 朝倉「スモチ?」 キョン「スモークチーズのことだよ。ちゅるやさんの大好物なんだ」 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 00:44:11.54 ID:cPYQONpSO 古泉「まだ子どもみたいですね」 キョン「…」 ちゅるやさん「スモチー!!」ピョコン 朝倉「あっ!!」 キョン「オゥフ!!」 ちゅるやさん「スモチー!!」 古泉「ちゅるやさん!!それはスモチではなくてオチンチンです!!」 朝倉「早く離しなさい!!」 キョン「…オゥフ」 古泉「まずい!!」 朝倉「くわえちゃ駄目よ!!」 ちゅるやさん「…」ジー パクっ 102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 14:25:32.97 ID:cPYQONpSO ちゅるやさん「…」 キョン「…はうわ!!」 朝倉「…」 古泉「…」 ちゅるやさん「…」もぐもぐ キョン「…オウフ」 朝倉「…」 ちゅるやさん「…」ガリッ キョン「ほわたぁっ!!」 朝倉「…」 古泉「…」 104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 15:56:27.13 ID:cPYQONpSO キョン「…もうお嫁にいけない…」シクシク 朝倉「…元気だして」 古泉「オチンチンから血が出てるナリ…」 ちゅるやさん「にょろ〜ん?」 キョン「…」シクシク みくる「だ、大丈夫ですか?赤チン塗りますか?」 朝倉「まあ全裸でいる方も悪いのよね」なでなで ちゅるやさん「にょろ〜ん」 109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 18:39:05.48 ID:cPYQONpSO 朝倉「ほ〜ら、スモークチーズよ〜」 ちゅるやさん「スモチー」ぴょんぴょん 古泉「どこからそんなもの出したんですか?」 キョン「…」シクシク 朝倉「ウェイトレスに頼んだの」 古泉「ウェイトレス?」 喜緑「呼びました?」 古泉「喜緑さん?」 喜緑「何ですか?」 古泉「はい?」 喜緑「お汁粉ですね、かしこまりました」 古泉「え?」 喜緑「違うんですか?」 古泉「ああ…はい。お汁粉で結構です」 110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 18:43:29.83 ID:cPYQONpSO 朝倉「スモチー」 ちゅるやさん「スモチー」 キョン「…」 喜緑「お汁粉です」コトリ 古泉「あの…これは何ですか?」 喜緑「お汁粉です」 古泉「お汁粉って緑色でしたっけ?」 喜緑「私の名字には緑が含まれているでしょう?」 古泉「はい」 喜緑「だから、緑色なんですよ。フフフッ」 古泉「あの…お汁粉にグリーンピースって必要なんですか?」 喜緑「緑色ですから」ニコッ 112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 18:51:28.87 ID:cPYQONpSO 喜緑「さあ、どうぞ」ニコニコ 古泉「…Gokuri」 古泉「…」 古泉(…すごく不愉快な味がしますね…) 喜緑「美味しいですか?」 古泉「…」 朝比奈(筋肉)「しゅっ!しゅっ!…フシュウー」 朝比奈(筋肉)「ふー。いい汗かいたわい。ん?何じゃ、ぬし、その飲み物飲まないのか。飲まないのなら儂がもらうぞ」ゴキュ 古泉「あ…」 朝比奈(筋肉)「うっ…うぼぇえええぇええ!」バタン 古泉「…」 喜緑「…」 朝比奈(仮死)「…」ピクピク 119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 21:46:54.79 ID:cPYQONpSO 朝倉「スモチー」 ちゅるやさん「スモチー」 ちゅるやさん2「スモチー」 キョン「…」 喜緑「緑色はお嫌いですか?」 古泉「…」チラッ 朝比奈(瀕死)「…」 古泉「…大好きです」 喜緑「じゃあ朝比奈さんが残した分のお汁粉、ちゃんと飲んで下さいね」ニコッ 古泉「…」 喜緑「…」ニコニコ 126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/14(木) 22:57:36.75 ID:cPYQONpSO 古泉(…あの量を飲む?僕が?まだ三分の二バケツくらいありますよ?) 古泉「…」チラッ ちゅるやさん「にょろ〜ん」 古泉「…」チラッ 喜緑「…」ニコニコ 古泉(…何とかして喜緑さんの気をそらせれば…) 古泉「…あ、UFOだ!!」 喜緑「えっ!?どこですか!?」キョロキョロ 古泉「いまだ!!」ダッ ガシッ ちゅるやさん「にょっ!!」 古泉「でりゃあああああああ!!さっさと飲めぇええぇえええぇ!!」 ちゅるやさん「にょにょ!!」 130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 00:19:57.56 ID:lhiD5VEJO ちゅるやさん「…」チーン 古泉「…世の中は弱肉強食なんですよ」 朝倉「スモチー」なでなで ちゅるやさん2「スモチー」 キョン「…はっ。俺は今まで何を!?」 朝倉「おはよう」 キョン「…おはよう」 ちゅるやさん2「にょろ」 キョン「ヒィッ!!」 朝倉「どうしたの?」 キョン「そ、そいつを俺に近付けるんじゃない!!」 朝倉「こんなに可愛いのに?」 キョン「お前の方が可愛いよ馬鹿!!まんこ!!」 喜緑「どこ!?どこにいるの!?」 132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 00:42:12.33 ID:lhiD5VEJO 朝倉「それ褒めてるの?」 キョン「当たり前だろうが!!あわよくば付き合いたいよ!!あわよくば付き合いたいよ!!」 ちゅるやさん2「…」キョン キョン「お前じゃねえよ!!」 古泉「とりあえず彼の鞄の中にでも入れておけばバレないでしょう」ガサゴソ 喜緑「どこ!?…はっ。もしかしてロッカーの中とか!?」 鶴屋「乳がひっとつでボイ〜ン♪乳がふったつでボインボイ〜ン♪」 古泉「あっ、鶴屋さん」 鶴屋「久しぶりっ」 古泉「やだなぁ、さっきから部室にいたじゃないですか」 鶴屋「そうだっけ?にゃははは」 161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 21:23:25.28 ID:lhiD5VEJO 鶴屋「おや?あれはちゅるすけじゃないかっ」 古泉「ちゅるすけ?」 ちゅるやさん2「にょろ〜ん」とてとて 古泉「ああ…この子ちゅるすけって言うんですか」 鶴屋「そうさっ。ちゅるすけは46934女さ」 古泉「Oh…」 キョン「先っぽだけ!!先っぽだけでいいから!!」 朝倉「だから、無理なんだってば」 キョン「…」 朝倉「…」 キョン「…ここに30円がある。これで何とか…」 朝倉「……せめてもうちょっと出しなさいよ…」 162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 21:36:35.83 ID:lhiD5VEJO キョン「くそう…フラれた…」 鶴屋「あははっ。キョン君ってばまたフラれたのかいっ」 古泉「これで64連敗ですね」 鶴屋「…おやっ?君は初めて見るねっ。名前は何て言うの?」 朝倉「私?」 ちゅるすけ「にょろ」 朝倉「…朝倉涼子よ。あなたは?」 鶴屋「…フフフッ」 朝倉「え?」 鶴屋「かかったにょろね!!今の時代を生き抜くためには個人情報をそう易々としらない人に教えないことだね!!甘い!!甘いよ涼子っち!!ハハハハハッ!!」 古泉「この方は鶴屋さんです。ちゅるすけの産みの親と噂されています」 朝倉「へ〜。あなたこの人から産まれてきたの?」 ちゅるすけ「にょろ!!」 鶴屋「アハハハハ…ゴホッ…ハハハ…ゴホッ…!!」 163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 21:48:36.11 ID:lhiD5VEJO 古泉「三人になってしまいましたね」 朝倉「あれ?江美里は?」 キョン「ロッカーの中だろ」 古泉「人数が減ってしまうと部室の中が閑散としますね」 キョン「朝比奈さんに壁も二面ほどぶち破られたしな」 朝倉「その朝比奈さんは?」 古泉「…何かシェルター掘るとか言ってスコップ両手に抱えてどこかに行きましたよ」 キョン「この前ブラジル行ってきたばかりなのによくやるよ」 古泉「そう言えばマグマあちい(笑)みたいなメールきてましたね」 朝倉「…変態だ」 古泉「暗闇で目が光りますしね」 キョン「おっぱい取れるし」 朝倉「え!?」 166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 22:02:32.96 ID:lhiD5VEJO そんなこんなで四時間後 朝倉「…暇ね」 古泉「…もう夜ですしね」 キョン「…夜?…馬鹿野郎!!」バシッ 古泉「ふんもっふ!?」 朝倉「どうしたのよ急に」 キョン「古泉ぃ…。お前言ってたじゃねえかよ…。…心の太陽が昇っている内は夜なんて来ねえんだよって言ってたじゃねえかよ!!」 古泉「…」 キョン「…」 古泉「…ハハッ。僕としたことがまさかあなたに教えられるなんてね…」 キョン「…」 古泉「…ええ。現在の時刻午後八時十分。それでも…。それでも…僕の心の時計は午後二時を指しています!!」 キョン「古泉」ダキッ 古泉「ふんもっふ」ダキッ エンダァァァァァアイヤァアアァア 168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 22:08:12.46 ID:lhiD5VEJO 朝倉「…ふわぁ」 古泉「…」 キョン「…」 朝倉「…目が痒い」ごしごし 古泉「…」 キョン「…」 古泉「…突っ込みがないと寂しいですね」 キョン「…だよな」 朝倉「…」 古泉「…」 キョン「…よし。じゃあこうしよう。せっかくの夏の夜だ。人に言えない秘密でも暴露しちゃおうぜ」 朝倉「…」ねむねむ キョン「…」 朝倉「…zzz」 169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 22:12:12.51 ID:lhiD5VEJO 古泉「…」 キョン「…」 朝倉「…zzz」 古泉「…どうします?」 キョン「…」 古泉「…どうしました?急にお腹なんて抱えて」 キョン「…いや…こう…目の前で無防備な姿を見せられると…股間が…」 古泉「…」 キョン「…」 古泉「…」 キョン「…ウッ」ドピュッ 170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 22:17:12.00 ID:lhiD5VEJO 古泉「…」 キョン「…ふぅ。何かもうどうでも良いわ」 朝倉「…zzz」 古泉「…」 キョン「…」 古泉「…」 キョン「…」 古泉「…」 キョン「…」 古泉「…か〜ら〜の?」 キョン「……スゥゥウゥウパァァァアアアテンションタァァアアァアイム!!」 古泉「イィイィィィィイヤッハァァアアァァア!!」 キョン「まだまだ俺の精子は止まらんぜ!!」 古泉「精子だけにね!!」 173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 22:29:28.14 ID:lhiD5VEJO 朝倉「…ううん。うるさいなぁ…」 古泉「一発ギャグいきまーすwwww」 キョン「フヒッwww」 朝倉「…んん」 古泉「この無防備に寝ている朝倉さんの頭の上に…」 朝倉「…」パチッ 古泉「いきますよwww?いwwきwまwwwすwwよww?」 キョン「はwwwやwwwwwくwwwww」 古泉「ちょんまげ」ぺとん キョン「フヒッwww頭にちんこ乗ってるwww写メwww」パシャ 朝倉「…ほう。寝起きの私にそんなことするなんて覚悟は出来てるのよね?」 古泉「え…」 キョン「あ…」 174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 22:31:34.36 ID:lhiD5VEJO 古泉「いや…本当すいません」 キョン「…はい。…ごめんなさい…。少し羽目を外しすぎてしまいした…」 朝倉「次は無いわよ?命的な意味で」 古泉「フヒッwww」 朝倉「あ?」 古泉「いえ…何でもありません」 キョン「フヒッwww」 朝倉「…」 キョン「…ごめんなさい」 朝倉「分かればよろしい」 175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 22:37:14.39 ID:lhiD5VEJO 朝倉「セクハラの件に関してはもう何も言わないから、私のお願い、聞いてくれる?」 キョン「何だ?お前に出来ないことが俺たちに出来るとは思えないけど」 古泉「オチンポミルク関連ですか?」 朝倉「…まあ良いわ。私と長門さんが恋仲になるのを少し手伝って欲しいのよ」 キョン「え?」 古泉「え?」 朝倉「…変かしらやっぱり」 キョン「…変じゃない!!だからそんな潤んだ瞳で俺を見つめないでくれ!!勃起が!!出したばかりの精子が!!」 古泉「しwwゃwwwwーwwwせwwwwーwwwwいwww」ドピュッ キョン「あっ!!てめぇ何だしてんだ!!」 古泉「ww夢のwww先www走wwwりwwww汁wwwがwww止wwまwwwらwwなwwwいwwスwwパwwwーwwキwwンwwwグ」 176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 22:47:02.83 ID:lhiD5VEJO 朝倉「…駄目?」 古泉「…別に良いんじゃないでしょうか。趣向は人それぞれ。これが正しいという枠を設定すること事態がおこがましいことだと僕は思いますけどね」 キョン「おい」 朝倉「じゃあ…手伝ってくれるのね?」 古泉「ええ」 キョン「…まあいっか」 177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 22:48:50.41 ID:lhiD5VEJO キョン「その前に聞いておきたいんだが、お前は長門と恋仲になって何がしたいんだ?」 朝倉「え…と。長門さんと一緒に寝たいの!!」 古泉「しwwwゃwwwせwwwーwwwいwww」ドピュ キョン「…寝るというと?」 朝倉「え?」 キョン「寝るだけ?」 朝倉「うん」 古泉「…それなら別に恋仲にならなくても良いんじゃないでしょうか」フキフキ 朝倉「でも、長門さんが一緒に寝るのは恋人同士のすることだって」 キョン「うーん」 古泉「こ」 キョン「ちょっと五月蝿いから古泉は静かに一人でオセロでもやってろ」 古泉「んっふ。困ったものです」 178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 22:51:59.82 ID:lhiD5VEJO キョン「何で長門と寝たいんだ?やっぱり好きだからか?」 朝倉「可愛いからよ。あの子がオデンを食べてる姿は反則ね。あの子ああ見えて猫舌でね、熱々のオデンを食べる時はふはふ言いながら食べるんだけど、その姿がもう堪らないのよ。だから私はわざと熱々のオデンを持っていくの」 キョン「…ごめん。途中から話がごちゃごちゃで朝倉が何を言いたいのか俺にはさっぱりだ」 古泉「リバースカードオープン!場の白は全て黒に変わる!」ガチャガチャ 朝倉「時々私は長門さんの下着を頭に被って長門さんの家に行くんだけど」 キョン「…へ?」 朝倉「その時の長門さんの驚いた顔がまた堪らないの。眉をひそめて小声で『止めて』って言うんだけど、それがこそばゆいのよ!」 キョン「…」 古泉「はは…っ。僕の負けですよ。完敗です…」 朝倉「だからお願い!!」 キョン「…分かった分かった。だからその見覚えのあるナイフを早くしまってくれ」 180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 23:09:15.04 ID:lhiD5VEJO キョン「とは言ってもどうすりゃ良いのかね」 古泉「ベタですけど、長門さんのピンチを朝倉さんが救えば良いんじゃないでしょうか。僕のアソコはベタベタですけど」 キョン「あー成る程。それは良いかもしれん。でも相手は長門だぞ?そう簡単にいくかな」 朝倉「うーん」 古泉「あっ、じゃあこんなのはどうでしょうか。全裸の僕ら二人が部屋に押し入り長門さんを胴上げするんです。すると、どうでしょう。長門さんの対処に困る顔が思い浮かびませんか?」 キョン「おお…。それはナイスアイディアだ古泉!!」 朝倉「確かに。あまりに非現実的で流石の長門さんもこれには対処出来ないはず。となると問題は…」 古泉「いかにして僕らが長門さんの部屋に押し入るか、ですね」 キョン「その前にどうやって全裸で学校から長門の家まで行くか考えねばならん」 朝倉「…股間に天狗のお面でもつける?」 古泉「それはあまりにも危険です。警官だって馬鹿じゃありません。その程度の誤魔化しに惑わされる訳がない」 朝倉「…うーん」 183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 23:40:54.73 ID:lhiD5VEJO 古泉「…」 キョン「…」 古泉「…」 キョン「…木を隠すなら森の中」 古泉「…んっふ。どうやらあなたも同じことを考えていたようですね」 朝倉「どういうこと?」 キョン「…朝倉、情報操作は出来るよな?」 朝倉「ええ」 キョン「なら俺たちが学校を飛び出したと同時に、この街のみんながお互いを全裸に見えるように情報操作してくれ!!」 朝倉「…赤信号みんなで渡れば怖くない、ってことね」 古泉「そう言うことです」 朝倉「…そう言うことなら任せてちょうだい。私の本気見せてあげる!!」 184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 23:46:40.46 ID:lhiD5VEJO キョン「よし。これで最初の問題は解決された。次はいよいよ本題に入るとしよう」 古泉「あのガードが固い長門さんの牙城をいかにして崩すか、これは難題ですよ」 キョン「朝倉。長門の弱点はないのか?」 朝倉「…そうね。…あの子食べ物に弱いのよ」 キョン「食べ物か…」 古泉「おにんにんにうまいぼうの袋を被せて『こっちの方がうまいぼう!』と叫んでみるのはどうでしょうか」 キョン「…却下」 朝倉「…いや、ありかも」 キョン「おい朝倉。冗談は止してくれ。そんなのが通用するわけないだろう」 古泉「ならおにんにんの先端をピンク色に塗って『アポロ!!恥丘に着陸します!!』と叫ぶのはどうでしょうか」 朝倉「それよ!!」 キョン「いや待て朝倉。早まるんじゃない」 185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 00:04:15.93 ID:nZuR6/yeO 古泉「我が儘ですね」 キョン「俺だって相手が食べ物が大好きな女子高生ならその作戦はありだと思う。けどな、相手は長門だぞ?」 古泉「…もっと奇をてらった作戦の方が良いと仰るのですか?」 キョン「まあな。そんな正攻法じゃ勝てないと、俺は思うね」 朝倉「…あなたは何か考えでもあるの?」 キョン「…あるさ。ただし、危険な橋を渡ることになるけどな。お前らにその覚悟はあるか?」 古泉「危険な橋?…アッハッハ。僕は毎日命をかけて神人を狩ってるんですよ?そんな僕に今さら怖いものなんてありません」 朝倉「私もよ。私は長門さんの下着を被り過ぎて歯茎から血が出たこともあるのよ?そんな私が歯槽膿漏ごときにビビる訳無いじゃない」 キョン「…フン。格好良いじゃないかおまえら。燃えたぎるような熱い思い、俺は確かに受け取ったぞ!!」 187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 00:06:33.89 ID:nZuR6/yeO 古泉「それで、具体的には何を?」 キョン「ああ。その前にお前の案のどこが悪かったかを議論するために少しさっきの例を使って実演してみよう。俺が長門をやるから、朝倉が古泉を、古泉が朝倉をそれぞれ演じてくれ」 朝倉「分かったわ」 古泉「任せて下さい」 …………………… 188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 00:13:02.18 ID:nZuR6/yeO キョン「よし。準備はいいか?」 朝倉「ええ」 古泉「はい」 キョン「アクション!!」 朝倉「ピンポンピンポンピンポン」 古泉「長門さん、開けて下さい。私です。朝倉涼子です」(裏声) 朝倉「長門さん!僕です!古泉一樹です!」(野太い声) ガチャ キョン「…」 朝倉「僕の方がうまいぼう!」 古泉「…」 キョン「…古泉一樹を敵性と判断@§*#£$…」 朝倉「うわー」 古泉「…」 朝倉「…」 189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 00:15:07.74 ID:nZuR6/yeO キョン「…な?」 古泉「ふむう。確かにこれでは無理ですね」 朝倉「その前に隣に私がいること自体が駄目じゃない。これじゃ正義のヒーローどころか共犯者が良いとこよ」 キョン「まあ朝倉の登場シーンは置いといてだな、今の朝倉が演じた古泉のどこが悪かったか分かるか、朝倉」 朝倉「そうね。私が演じた古泉君は長門さんに喧嘩をふっかけたように感じたわ」 キョン「そこんとこはどう思う?朝倉を演じた古泉は」 古泉「朝倉さんを演じた僕に言わせてもらえば、僕を演じた朝倉さんには僕本来が持つほとばしる情熱が感じられない」 キョン「そうだよな。朝倉は古泉を演じる際に、古泉の演じる朝倉と同じで、古泉の皮を被った朝倉、つまりは朝倉の中の朝倉を演じてた訳で、そこには古泉の古泉らしさが欠落していたんだ。俺の言ってる意味が分かるか、朝倉」 朝倉「…でもそれって私の演じた…」 ………………… 194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 00:58:07.99 ID:nZuR6/yeO 古泉「彼は恩に報いる、ただそれだけの思いであそこまで頑張ることが出来た。しかし悲しいかな。彼の思いは成就されることはなく、その花弁を散らした」 朝倉「成る程。だからあの時彼は泣いていたのね」 キョン「彼のささやかな願いすらも叶えてあげられない世の中なんて狂ってるよ」 古泉「けれど、僕たちはそんな世の中を自分を隠して生きていかなければなりません。彼のように穢れずに生きていくのは無理なことなんですよ。それが人間の悲しい性であり、また喜ばしき部分でもあるのです」 朝倉「喜ばしい?穢れることを避けることは出来ないのに?」 古泉「ええ。穢れなき魂は謂わば真っ白な色をしています。成長の過程で我々は魂に色を塗っていくのです。それは言い換えれば多種多様な可能性を孕んでいるということです。 我々は自らの選択次第で魂という真っ白なキャンバスに意地悪な狐の似顔絵を描くことも出来れば、七色の虹を描くことだって出来るのです」 キョン「…」 朝倉「…」 古泉「…」 キョン(何言ってんのこいつ) 朝倉(聞いてて恥ずかしい) 古泉(僕のチンコはボッキッキ!!) 197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 01:43:30.47 ID:nZuR6/yeO 朝倉「…暑いから窓開けましょうか…ってそう言えば窓は吹っ飛んだんだっけ」 キョン「…」 古泉「…」 朝倉「…涼しい風ね」 キョン「…ああ」 古泉「…フルボッキ」 朝倉「あ、流れ星」 キョン「本当だ?」 古泉「三回願い事を言えば良いんでしたっけ?」 キョン「ああ…ってあれ?なんか…凄い勢いで近付いてきてないか?」 古泉「言われてみれば…っ。ってやばいですってこれ!!」 朝倉「ぶつかるわ!!」 ズドォォォォォォォォォォォォォォォォォオン!!!!! 199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 02:37:18.37 ID:nZuR6/yeO 学校に向かい一直線に飛んできたのはごつごつと肌の荒い岩石だった。 この岩はブラジルにいる朝比奈みくる(筋肉)の手によって投げられたもので、その速度は音速を遥かにこえていた。 岩石がまさに直撃しようとするその刹那、一人の男はこう呟いた。 「僕は…おっぱいになりたかった…」 おしまい 203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/16(土) 03:57:03.73 ID:nZuR6/yeO 支援、保守ありがとうございました それではまたどこかでお会いしましょう