キョン「目が覚めたら陰茎がハルヒになっていた」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/27(金) 01:19:44.46 ID:ojT1Z37e0 ハルヒ(陰茎)「バカキョン! もう朝よ!」 キョン「これは……」 ハルヒ(陰茎)「こんなギンギンのおっ勃てて……バッカじゃないの?」 キョン「陰茎にバカにされた……」 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/27(金) 01:22:27.26 ID:ojT1Z37e0  ガチャ 妹「キョンくんおはよ〜」 ハルヒ(陰茎)「あら妹ちゃんおは」  ガバッ キョン「お、おはようっ。すぐ支度するから出てってくれ」 妹「今、ハルにゃんの声が聞こえた気がする〜」 キョン「いつもの幻聴だろ? 薬もほどほどにしておけよ」  バタン キョン「っと……さて、どうするか」 ハルヒ(陰茎)「ちょっと無理やりパンツに押し込まないでよ! 朝立ちでこうなってるんだから! 折れたらどうするのよ!」 キョン「……とにかく、古泉に相談だな」 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/27(金) 01:29:30.67 ID:ojT1Z37e0 キョン(登校時には古泉に会えなかったか……) ハルヒ(陰茎)「キョン! 苦しい!」 キョン「勘弁してくれ。授業中なんだからあまり喋らないでくれよ」ボソボソ ハルヒ「……あんた、なにぼそぼそ呟いてるの?」 キョン「いや、ハルヒにだな、じゃなくって、ちょっと考え事をしててだな」 ハルヒ「ふん。変なの」 キョン(ハルヒ本人は普通に存在している……機嫌悪いけど)     (となるとハルヒ(陰茎)は本人自身ではないんだろうな)  モゾモゾ ジーッ ヌパッ ハルヒ(陰茎)「うわー、キョンの股間からの景色ってこういう風に見えるのね」ボソボソ キョン「出てくるなよ」ボソボソ ハルヒ(陰茎)「だって窮屈なんだもん」ボソボソ 教師「何ををごそごそしとる! ○○!」 キョン「す、すみません……」 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/27(金) 01:34:29.41 ID:ojT1Z37e0 キョン「休み時間! 古泉のところへダッシュだ!」 ハルヒ「ねえキョン……っていないし! キィーーーッ!」 キョン「古泉! 話がある!」 古泉「奇遇ですね。僕もお話したい事があるんですよ」 キョン「何ぃ?」 古泉「ここでは何ですから……トイレにでも行きませんか?」 古泉のクラスメート「古泉、今日は少し変だよな」 古泉のクラスメート「笑い顔が歪んでたぜ?」 古泉のクラスメート「あんな奇天烈なグループにいるからおかしくなっちまったのかな」 古泉のクラスメート「ありえるな」  ドッ アハハハハハハハ キョン「……何かすまんな」 古泉「いえ、いつもの事です」 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/27(金) 01:42:23.68 ID:ojT1Z37e0 キョン「ここのトイレなら人目につかないだろうな」 古泉「そうですね。……お話とは、もしや陰茎の事でしょうか?」 キョン「よく分かったな。実はこういう状態だ」  ジーッ ポロン ハルヒ(陰茎)「お、古泉君おはよー!」 古泉「おはようございます。涼宮さん(陰茎)」 キョン「あまり驚いてないな」 古泉「実は僕のほうも」  ジーッ ポロン みくる(陰茎)「はわ……苦しかったです」 古泉「ご苦労をかけて申し訳ありませんね」 キョン「朝比奈さん(陰茎)!?」 ハルヒ(陰茎)「みくるちゃん(陰茎)! こんな立場で会えるなんて奇遇ね!」 みくる(陰茎)「涼宮さんもお元気そうで……えへへ」 キョン「一体どういうことなんだ?」 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/27(金) 01:51:05.91 ID:ojT1Z37e0 古泉「朝、確かめてみたところ、朝比奈さん本人の存在は確認できました」 キョン「ハルヒも普通にいたな」 古泉「どうして僕らの陰茎が、彼女たちの姿になったのか……原因を突き止めねばなりません」 キョン「というかこのままではお婿にいけない」 ハルヒ(陰茎)「みくるちゃん(陰茎)捕まえたっ!」 みくる(陰茎)「ひええ〜涼宮さん(陰茎)、やめて下さい〜!」 ハルヒ(陰茎)「一日に一回はみくるちゃん(陰茎)の胸を揉まなくちゃね〜」 キョン「おいっ! ハルヒ(陰茎)やめろ!」 古泉「こっ、これは……!」 みくる(陰茎)「やあん! そんなとこ、ダメですっ、涼宮さん(陰茎)!」 ハルヒ(陰茎)「ほぅれほぅれ、口ではそんな事を言っていても身体は正直よね〜」 古泉「ちょっと、もう……あひぃぃん!」 キョン「朝比奈さん(陰茎)が口から白いのを吐いた」 古泉「ふう、ふう……」 みくる(陰茎)「……」グッタリ 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/27(金) 01:56:45.16 ID:ojT1Z37e0 ハルヒ(陰茎)「……キョン、あたしも吐きそう……」 キョン「バカっ! 朝比奈さん(陰茎)に触りすぎるからだ!」 ハルヒ(陰茎)「ごぼっ……ごぼぼんぼぼっ!」 キョン「うひぃぃぃぃん!」 ハルヒ(陰茎)「……」グッタリ キョン「……」 古泉「……これって冷静に考えると兜合わせになるんでしょうかね?」 キョン「言うな」 古泉「……朝比奈さん(陰茎)、口を拭きますよ」 キョン「ハルヒ(陰茎)、口を拭くからな」 ハルヒ(陰茎)「何か、すっきりした!」 みくる(陰茎)「わたしもです!」 キョン「もう、しないでくれよ頼むから」 古泉「僕は一向に構いませんが」 キョン「お前の陰茎が朝比奈さんじゃなかったら捻り切っているところだ」 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/27(金) 02:03:18.99 ID:ojT1Z37e0 古泉「しかし、この件はどうしたら解決するのでしょうか?」 ハルヒ(陰茎)「あたしはこのままでも構わないわよ」 みくる(陰茎)「そういうわけにもいきませんよ」 キョン「困った時は……長門頼みか」 古泉「そうですね。一度、団室に行ってみましょう」  コンコン 『……開いている』 キョン「ありがたい、いるようだ」  ギィ キョン「よう、長門。相談があるんだが」 長門「恐らく来ると思っていた。……これの事と思われる」  ポロン 長門(陰茎)「貴方たちの陰茎が、見知った他人の姿になった……違う?」 キョン「いや、そうだけど……」     「何で長門に長門(陰茎)がついてるのか全力で突っ込みたい」 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/27(金) 02:11:07.14 ID:ojT1Z37e0 長門(陰茎)「事の始めは思念体からの命令だった」 長門「人間の、身体の一部に、脳とは別の思考能力を持たせるという実験」 長門(陰茎)「どの部分に思考能力を持たせるかは、私の独断で決めた」 長門「そして、この個体にも同じ経験をさせる事にした」 長門(陰茎)「この個体には陰茎が存在しなかったため、一時的に作成」 長門「そして現在に至る」 古泉「本人か陰茎か、せめてどっちが喋るのか決めてくださいよ!」 キョン「見れば見るほどシュールだぜ……」 ハルヒ(陰茎)「おーい! 有希ー!」 みくる(陰茎)「長門さん!」 長門(陰茎)「同じ立場になって親近感アップ」 キョン「ちょっと、三人(陰茎)で抱き合わないで!」 古泉「感触が、感触が、ああ!」 長門「……こ、これは……!」  ドッピルピルピルドッビューーンッ 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/27(金) 02:18:05.19 ID:ojT1Z37e0 長門「……この虚脱感は、何?」 キョン「賢者タイムってやつだ……」 古泉「また、人間の可能性を長門さんは知ってしまったのですね」 キョン「……というか床を掃除しよう」 古泉「はい……」 長門「彼女たちの吐いた、この液体は何?」 キョン「……長門には、まだ早い」 古泉「ふう。掃除も終わりましたし、そろそろこの現象の解除をお願いできませんかね?」 キョン「長門。俺からも頼む」 長門(陰茎)「今すぐには無理」 キョン「そっちが返事するの?」 長門(陰茎)「一週間。情報を集め終わるまでの期限が一週間。それまでは私(陰茎)も私(本体)も、どうすることもできない」 キョン「ちくしょう……思念体め、俺たちを良い様に玩びやがって!」 古泉「まあまあ。一週間経てば元に戻るんですから」 長門(陰茎)「その通り。我慢してほしい」 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/27(金) 02:24:47.95 ID:ojT1Z37e0 ―二日目― ハルヒ(陰茎)「あっ、鶴屋さんだ! おーい鶴屋さーん!」 キョン「こら黙れ!」 鶴屋「キョン君、どうかしたかい?」 キョン「いえ、あの……良い天気ですね」 鶴屋「土砂降りの雨だけど?」 ハルヒ(陰茎)「キョンは嘘が下手よねー」 鶴屋「ん? ハルにゃんの声が聞こえたような……」 キョン「いいいっ、いつもの幻聴ですよっ! 薬は控えめにしたほうがいいですよ! では!」 鶴屋「くんくん……ハルにゃんの匂いが、かすかにするね」    「これは薬のせいじゃないね」    「事件の予感がするよ?」 みくる「鶴屋さん、あの……」 鶴屋「おっ、みくる何だい?」 みくる「今日のランジェリーショップへのお買い物、行けなくなっちゃいました。ごめんなさい」 鶴屋「何、またの機会に行けばいいっさ!」 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/27(金) 02:29:51.75 ID:ojT1Z37e0 ―三日目― 森「古泉、反応が遅い! 神人の動きをよく読め!」 古泉「は、はい!」 みくる(陰茎)「す、すみません! わたしが股間を引っ張っちゃって……」 古泉「大丈夫です、僕が未熟なだけですよ」ニコ みくる(陰茎)「……古泉くん」 森「古泉! 股間に話しかけてどうする!」 古泉「は、はいっ! 森さん、後ろ!」  ドガーン 森「……忠告した私が庇われるとはな。古泉の怪我は?」 古泉「股間を少し強打しただけです」 森「大事な部分だ。気をつけなさい、ね?」 古泉「……はい」 みくる(陰茎)「……」キュウ 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/27(金) 02:35:10.13 ID:ojT1Z37e0 ―四日目― キョン「さあて、風呂に入るか」 ハルヒ(陰茎)「またあたしを揉みくちゃにするのね! すけべ!」 キョン「あのな……」 妹「キョンくん一緒にお風呂入ろー!」 ハルヒ(陰茎)「あら、妹ちゃんと一緒なら安全ね」 キョン「安全どころか家庭の危機だ! 病院に連れてかれたらどうする!?」 ハルヒ(陰茎)「振り返ると良い思い出になるかもよ?」 キョン「そんなはずあるか! ……って」 妹「キョンくんのおちんちんにハルにゃんが、ハルにゃんがキョンくんのおちんちんに……」  バタリ キョン「妹ー! 妹ー!」 ハルヒ(陰茎)「119番に電話するわ!」 キョン「お前はするな! ややこしいから!」 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/27(金) 02:41:08.55 ID:ojT1Z37e0 ―五日目― キョン「……大変な騒ぎだよ」 古泉「しかし、あと二日の辛抱ですし」 ハルヒ(陰茎)「……あと二日、か」 みくる(陰茎)「少し、寂しいですね」 長門(陰茎)「しかし、思念体の決定は覆せない」 キョン「ま、あと二日もあると考えれば……、鬱になってきた……」 古泉「こんな体験は滅多に出来ませんし、後の笑い話になりますよ」 キョン「……笑えるかな、俺」 長門(陰茎)「大丈夫。貴方たちなら乗り越えられる。そう信じて、私は貴方たちの陰茎をいじった」 キョン「長門(陰茎)……」 古泉「長門さん(陰茎)……」 長門(喋らなくて済むのは、すごく楽。……一週間は短すぎた) 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/27(金) 02:47:30.88 ID:ojT1Z37e0 ―六日目― 鶴屋「や! 古泉くん!」 古泉「おや鶴屋さん」 鶴屋「最近、おかしな事はないかい? 主にキョン君絡みで」 古泉(この人は感が鋭いですからね……)    「どうも、彼はインキンで股間が痒いそうですよ?」 鶴屋「ほほう……インキン、ねえ」 古泉「おっと、僕が言ったと言わないで下さいね。怒られてしまいますから」 鶴屋「お姉さんは、分かってるよ。うんうん」 古泉「では、失礼します」(ツルヤサンニアイサツシタイデス〜 カンベンシテクダサイ) 鶴屋「……ふぅむ」    「何となく、おかしいね」    「ハルにゃんも機嫌が悪いし、みくるの様子も変」    「あの二人の股間に何かあると見た」キュピーン 長門「……」 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/27(金) 02:51:17.32 ID:ojT1Z37e0 ―七日目― キョン「今日でハルヒ(陰茎)ともお別れか」 古泉「朝比奈さん(陰茎)も、短い間でしたが……」 ハルヒ(陰茎)「し、湿っぽいのはよしましょ!」 みくる(陰茎)「そ、そうですねぇ」ボロボロ 長門「……」  コンコン キョン「誰だ?」 古泉「今の状態を見られるのは……まずいですよ」 長門「開いている」 キョン「長門!?」 古泉「長門さん!?」  ギィ 鶴屋「お邪魔するよ! ……って何してンのさ!」 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/27(金) 02:59:38.31 ID:ojT1Z37e0 キョン「そ、そのこれは……」 古泉「色々と事情がありまして、その」 長門「そう。彼らは私に、インキンの治療法を指導してほしいと頼んできた」 鶴屋「ほえ?」 長門「私の知識に、その方法が存在し、その結果、彼らの陰茎は綺麗に完治した」 キョン(……ハルヒ(陰茎)が消えている) 古泉(長門さんは、タイムリミットを分かってたんですね……) 鶴屋「……でも、女の子にそんな部分を見せるのは感心しないねぇ」 長門「それは違う。私が見せるように頼んだ」    「治療者であるわたしは、病気を治す以外の別の感情を持ってはいない」    「彼らも最初は躊躇った。しかし、私の意志で見せてほしいと頼んだ」    「……問題、ある?」 鶴屋「……いや。鶴屋さんの思い過ごしだったみたいだねぇ。悪かったよ、じゃねー!」  バタン キョン「長門、お前……」 長門「彼女は感づき始めていた。しかし、ちょうど陰茎は元に戻る時間だった……」    「これで、全て、解決」 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/27(金) 03:07:59.97 ID:ojT1Z37e0 ― 一週間前 ― ハルヒ「みくるちゃん。ちょっと話があるんだけど。これ、見てくれる?」  ヌギヌギ ペロン キョン(女陰)「朝比奈さん、こんにちは!」 みくる「す、涼宮さんもですか!」  ヌギヌギ ペロン 古泉(女陰)「やあ。これはどうも」 ハルヒ「……これ、なんなのかしら? 人面瘡ってやつ?」 みくる「分かりませんけど……誰にも相談できませんよね……」 ハルヒ「そうよね……」 キョン(女陰)「ハルヒ。元気出せよ」 ハルヒ「うるさい!」 古泉(女陰)「まあまあ涼宮さん」  一週間後、キョン(女陰)・古泉(女陰)は消えた。  〜終了〜 46 名前:南部十四朗 ◆pTqMLhEhmY [sage] 投稿日:2010/08/27(金) 03:08:41.86 ID:ojT1Z37e0 陰茎陰茎、書きすぎました。 見てくださった方、お疲れ様でした。