キョン「マグロ女っていいよな。」 1 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/30(金) 21:43:53 ID:Nl/tW8AgO キョン「悪い、遅れた。岡部の奴に職員…」 マグロ「無断遅刻とは良い度胸ね?遺言の準備はいい?」 キョン「…」 ハルヒの声を出した魚は胸ビレで器用にこちらを指差すと、エラをフガフガと動かしながら睨みやがった。 2 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/30(金) 21:50:04 ID:Nl/tW8AgO キョン「悪いが、魚類に知り合いは居ないんだ。」 マグロ「はぁ?アンタ寝ぼけてんの?顔でも洗ってきなさい」 キョン「あ、ああ。」 古泉「では僕もお供させて頂きましょう。」 3 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/30(金) 21:53:43 ID:Nl/tW8AgO キョン「古泉、さっきの魚はなんだ?現状をどの程度把握出来ている?」 古泉「おや、お気づきではありませんでしたか、彼女こそ正真正銘、涼宮さんですよ。」 4 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/30(金) 21:59:28 ID:Nl/tW8AgO 古泉「彼女は切に願ったのでしょう、マグロになりたい、とね。」 キョン「いやいやいや、いくらなんでもキョンさん思うワケですよ。いくらトチ狂ったを地で行くハルヒでもあんな生臭い生物になりたいなんて微塵も思わないだろって。」 5 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/30(金) 22:06:49 ID:Nl/tW8AgO 古泉「以前伺いましたがアナタの好みの女性は?」 キョン「マグロ女」キリッ 古泉「…」ニコニコ キョン「…無いわァ。色々な意味で無いわ。」 古泉「さて涼宮さんが乾く前に戻りましょうか」 6 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/30(金) 22:13:52 ID:Nl/tW8AgO 涼宮マグロ「まったく、トイレくらい先に済ませて来なさいよ」 キョン「あ、ああ…済まないな。」 みくる「どうぞ?」 ああ、ありがとう御座います、朝比奈さん。あなたのお茶だけが俺の救いですよ。 キョン「生臭ッ!」 朝比奈マグロ「お口に合いませんでしたか?」 7 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/30(金) 22:17:50 ID:Nl/tW8AgO 凉マグロ「みくるちゃん!こっちも塩水、大至急よ!」 朝マグロ「あ、は〜い。」 キョン「もうやだ。帰りたい」 8 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/30(金) 22:23:46 ID:Nl/tW8AgO 朝マグロ「長門さんはお茶と塩水、どちらにしますかぁ?」 長門?「…塩水」ペラ キョン「長門、お前もか…」 長マグロ「…」コクン 9 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/30(金) 22:38:28 ID:Nl/tW8AgO 凉マグロ「…お腹空いたわ。キョン、豆鯵か鰯持ってない?」 キョン「あるわけねーよ。」 朝マグロ「あの、豆鯵だったら―」 凉マグロ「あるの!?出しなさい早く!」 朝マグロ「ぴぃ!エラに手を突っ込まないで下さい!」 凉マグロ「どこ、どこに隠してるの!?」 うむ、人間同士であれば嬉し恥ずかしな光景なのだろうが、少々グロテスクだ。 うげ、今エラの中のビラビラ見えた。キツ… 朝マグロ「み、見ないで下さい…」 10 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/30(金) 22:48:06 ID:Nl/tW8AgO 朝マグロ「いえ、近くのスーパーで豆鯵の特売があるので、買うなら早めに行った方が…」 凉マグロ「行くわよみくるちゃん。そういうワケだから解散!」 言うなりハルヒは朝比奈さんを引っ張り部屋を飛び出して行った。 移動方法は各人の空想により補完願いたい。 11 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/30(金) 23:02:15 ID:Nl/tW8AgO 長マグロ「…貴方は私に話がある筈。」 キョン「ああ、お前さっきどうやって胸ヒレで本を読んでたんだ?」 長マグロ「…情報操作は得意。胸鰭に対し27の属性情報の変更を行った。…だが本来聞くべきはその事では無い筈。」 キョン「お前の力で元に戻せないか?」 長マグロ「…許可が降りない。また私という個体も現状を維持したいと思っている。」 キョン「…それはお前が感情って奴を理解し始めてるんだろうさ。悪い意味でな。」 12 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/30(金) 23:16:56 ID:Nl/tW8AgO 古泉「割と流れ的に空気です。古泉です」 キョン「んで、お前が今のままを望む理由は聞かせて貰えるのか?」 長門「…今の姿は貴方の嗜好に準じた外見をしている。スズキ目サバ亞科マグロ属の生体の雌に性的な意味で多大な関心を持っている貴方にとって、この姿は…そう、涼宮ハルヒの言葉を流用すれば『萌えキャラ』に該当すると判断した。」 13 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/30(金) 23:37:40 ID:Nl/tW8AgO キョン「なる程。長門の中で俺は人間以外に欲情する、ちょっとアレな人なワケか。」 長マグロ「…アレという代名詞の意図する語句が理解出来ない。…それと、私も人間ではない。」 キョン「すまん!お前を中傷する気は無かった。今は生臭いが、いつも助けてくれるし、外見だって良い。生臭いけど。」 長門「…謝罪を受け入れる。…次の休みに図書館とココ壱で手を打つ。」 古泉「…もう帰って良いですか?」 14 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/30(金) 23:59:05 ID:Nl/tW8AgO キョン「で、勿論魚類は俺の趣味嗜好からは外れる訳だが。」 長門「…生魚はもう食べたくない。…一刻も早くカレーが食べたい。」 キョン「やっぱりいつも通りアレか?ハルヒに戻りたいと思わせるのか?」 長門「…そう。」 15 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/31(土) 00:03:31 ID:pPPUawM2O キョン「ハルヒに市場のマグロ解体でも見せるか?」 長門「…推奨できない。」 古泉「彼女なら市場の方に〇ー〇ェパード並の抗議をされるでしょうね。」 長門「…うっかり私達が捌かれる恐れもある。避けるべき。」 16 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/31(土) 00:20:11 ID:pPPUawM2O 長門「…今回も騒動の発端は貴方。」 キョン「理解に苦しむがそうらしいな。」 長門「…この罪は非常に重い。…毎日小魚ばかりでカレーもおでんも食べる事が出来ない。」 キョン「ああ。」 長門「…繰り返すがこの罪は非常に重い。後程、私という個体に対し十二分に償いをすべき。」 古泉「それで解決策は?実は僕に妙案が。」 長門「…黙れガチホモ。彼が跪いて尾鰭に口付け隷属を誓うまで待つべき。…寧ろハチ公の様に、来る日も来る日も飲まず食わず動かず喋らず命尽きる迄待ち続け、見えない所で死ぬべき。」 キョン「長門。」 長門「…今良い所。…貴方でも邪魔されたくは無い。」 キョン「もう古泉はロッカーに閉じこもってるぞ。」 長門「…チッ。」 17 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/31(土) 00:50:57 ID:pPPUawM2O 長門「…話を戻す。…発端は貴方の嗜好がマグロであること、またそれをガチホモがハルヒに口走ってしまったこと。」 キョン「もうホント、古泉はロクでもないな。」 長門「…後は簡単。貴方が人間を好むと、涼宮ハルヒが信じれば良い。」 キョン「じゃあちょっとハルヒに電話するわ。」 長門「…残念ながら涼宮ハルヒが貴方の言葉を重視しない事は過去何度も証明されている。…貴方がマグロでない人間と交際しているフリをすることが望ましい。…その前に…」 キョン「なんだ?」 長門「…喋りすぎた。…喉が痛い、塩水…」 18 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/31(土) 01:01:28 ID:pPPUawM2O 長門「…生き返った。…でも塩水を作る時は水道水の塩素と重金属を抜いて欲しい、エラが痛い。今後は留意すべき。」ヒリヒリ キョン「ああ、なんかもう全く分からんが申し訳ない。」 長門「…交際相手役の候補は?」 キョン「佐々木に頼むしか無いな。親しい女子なんてココ以外だと殆ど居ないさ。」 長門「…貴方のクラスの国木田〇〇。情報思念体からも女性では無いかと連絡が来ている。」 キョン「バカ野郎!」 19 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/31(土) 01:11:31 ID:pPPUawM2O キョン「何を血迷った事を言っている!」 長門「…失言だった。」 キョン「あたり前だ。そりゃあ確かに国木田はなんか良い匂いするし、華奢で線が細い、ジュルリ、よく気が付くし、体育の柔道で組み手する時なんか気が〇いそうになるし、二人だけだとくっ付いてくる。でもなぁ、肝心な所を分かっちゃいねぇ。」 長門「…?」 キョン「あんな可愛い子が女の子なワケないだろう!あいつはなぁ、立派な男の娘だ!」 長門「…貴方に自立進化の可能性を見た。…思念体に報告しておく。」 20 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/31(土) 01:15:40 ID:pPPUawM2O キョン「まあぶっちゃけアイツの彼氏役なんて俺の理性が保つと思えないしな。」 長門「…ただ私という個体は、貴方のその嗜好を好ましく思う。」 キョン「とりあえず佐々木呼ぶわ。」 21 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/31(土) 01:25:11 ID:pPPUawM2O 佐々木「キョンの彼女になれると聞いて!」ゼェハァ×2 キョン「さすが佐々木。早かったな。」 佐々木「この学校の教師に見つからなければ、もう少し早かったんだけどね」 長門「…腕の血糊は拭うべき。」 キョン「Hahaha、佐々木の危険性は相変わらずだな」ニコ 22 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/31(土) 01:37:29 ID:pPPUawM2O 佐々木「そこの魚が長門さんで、涼宮さん、朝比奈さんも魚になってるんだね?」 キョン「ああ。臭くってさ。」 佐々木「臭いよねぇ。僕としては三人が魚でも構わないんだけど、親友の頼みだから無碍には出来ないだろう?」 長門「…御託はいい。協力の可否は?」 佐々木「勿論協力させて貰うわ。」 23 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/31(土) 01:48:06 ID:pPPUawM2O 長門「…移動して涼宮ハルヒと偶然を装い会う。」 佐々木「僕はこのまま二人だけで出かけても…////」 キョン「とりあえず、それはこの面倒が終わってからにしてくれ。」 キョン「長門、戸締まりは大丈夫か?」 長門「…問題ない。情報操作により明日8:00までは如何なる方法でも出入りはできない。音、振動、光に至るまで全てを通さない様、空間を切り離す。許可を。」 キョン「なにもそこまでせんでも良いだろうに…まあいい、やっちまえ」 長門「…………完了した。」 24 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/31(土) 01:58:58 ID:pPPUawM2O 長門「…涼宮ハルヒはこの道を歩いてくる。…貴方達は向こうへ歩いて行けば必ず涼宮ハルヒの目に留まる。…手でも繋いで行けばいい。」ケッ 佐々木「恋人の様に振る舞うんだろう?」 キョン「ああ、済まないな。」 佐々木「恋人であれば腕くらい組んで然るべきさ。」ギュッ 長門「…!」イラッ 佐々木「さて、キョン行こうか?」 キョン「あ、ああ。」 長門「…私は隠れて見ている」 (あのアマは後で私刑。ユキちゃん有言実行の子!) 25 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/31(土) 02:13:35 ID:pPPUawM2O キョン「済まないな、妙な事に巻き込んじまって」 佐々木「クツクツクツ、いいさ。仮初めとは言え、恋人と歩けるんだ。その対価としては放課後の数時間くらいタダみたいなものだよ。」 キョン「そりゃ何よりだ。相手が俺なのが申し訳ない。」 佐々木「例え君自身であれ、僕の無二の親友である君を悪く言うのは控えて欲しいな。」 キョン「佐々木、お前良い奴だな。」 佐々木「クツクツクツ、惚れたかい?」 キョン「親友であるお前に惚れるなんて失礼な真似はできんよ。」 佐々木「やれやれ、君は相変わらずだね。」 キョン「お、あれハルヒじゃね?マグロだし。」 佐々木「間違え様もなく涼宮さんだろうね、マグロだし。」 26 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/31(土) 02:22:56 ID:pPPUawM2O ハルヒ「あ、あんた達…!」 佐々木「あれ、涼宮さん。奇遇ね。」 キョン「よう、実は俺達…付き合ってたんだ。」 ハルヒ「あんた達が付き合ってようが、突き合ってようが知ったこっちゃ無いわ、それより血糊まみれじゃないの!」 佐々木「あー…忘れてた」 キョン「もう、佐々木ってヴァ、お茶目さん♪」クネッ 佐々木「お茶目さん♪」 27 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/31(土) 02:33:43 ID:pPPUawM2O ハルヒ「あんた達まさか、罪も無いいたいけなマグロ達の首を切断したり、肉を小片に切り刻んで見世物にしてたんじゃ…」 佐々木「いや、アレは専用の包丁と技術、腕力が必要で僕達には難しいんじゃ無いかな?」 キョン「俺、さっきまで一緒に部室いただろ?つーか付き合ってるっての無視ですかオイ。」 ハルヒ「マグロじゃないなら良いわ。それよりアンタ、本気?佐々木さん美人で変な人だけどマグロじゃないのよ!?アンタのタイプはマグロじゃ無かったの?」 28 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/31(土) 02:44:02 ID:pPPUawM2O キョン「多分それ勘違いだぞ。俺の好きなマグロってのはニャンニャンする時に反応の薄い女性のことでな、その女性をどう…」ペチャクチャ ハルヒ「こんの、アホキョン!」ペシッ キョン「!」 ハルヒ「さよなら!」 佐々木「涼宮さん。ナイス、テールスパンク」 ハルヒ「別に大したことじゃないわ。今度こそさよなら。」 29 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/31(土) 03:00:49 ID:pPPUawM2O キョン「佐々木、ここはどこだ…?」 佐々木「クツクツクツ、酷いねキョンは。君が言ったんだよ?」 キョン「WHAT?何を?」 佐々木「終わってから、僕にいくらでも心と体と子宮が満足するまで突き合うって」 キョン「待て、主語がおかしい!述語も何かイントネーション違うんじゃないか!?」 佐々木「クツクツクツ、こういうのも『誘い受け』と表されるのかな?さぁ君の高尾山で僕のドーバー海峡をシェイキングしてくれないかい?僕はコンビニくらいいつでも何処でも準備万端さ。なぁに心配は要らない、休憩ではなく宿泊で部屋をとってるから、お互い満足するまで犯ればいいさ。」 キョン「長門ぉぉぉ!へーるぷみぃぃ!」 30 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/31(土) 03:06:04 ID:pPPUawM2O こうして俺の貞操と引き換えに、マグロ事件は幕を閉じた。 ハルヒの癇癪により大規模な閉鎖空間が発生したらしいが、長門曰わく、 「…良いんじゃね?機関の連中がどうにかしたみてーだしよ。」 とキレ気味に語っていたのを俺は忘れない。 31 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/31(土) 03:18:34 ID:pPPUawM2O その後の事を少しだけ語ろうと思う。 「ハルヒ、弁当にマグロの刺身が入ってるのはウサ晴らしか?」 「いつ気づいたの?」 「ついさっきさ。」 「私思うのよ。人によってマグロの捉え方って違うと思うの。愛護団体なら守るべきもの、漁師なら生活費の元、主婦なら食材、店員なら商品ってね」 「俺は愛護ならイチャモンのネタって気がするけどな。」 「あんたの意見なんてどうだって良いのよ。」 「そうかい。」 俺は既視感を感じつつも窓の外を眺め呟いた。 「ハルヒ、お前は知らないだろうが、いつかのマグロ、本当にうまかったぞ。」 32 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/31(土) 03:30:38 ID:pPPUawM2O 部室で朝比奈さんと二人きりというのも実に久しぶりなのだが、会話が上手く続かない以外は非常に居心地が良いものだ。 みくる「どうぞ」 キョン「ありがとうござ…って生臭!」 みくる「す、すみません私、また海水を!」 キョン「お茶をお願いします。ところでコレ、元は水道水なのになんでこんな臭いんですか…?」 みくる「えーっと、まずカリウム系の薬品を添加し、塩素を中和します。そのままですとエラを痛めますので。写真の現像に使われるチオ硫酸ナトリウム、通称ハイポでも良いのですが、こちらは成分そのものが多少の害を持っているんです。それから水質の調整材、これが匂いの主な原因で水質を―」 キョン「いえもう結構です、眠気が…」 相変わらず朝比奈さんはポーっとしてらっしゃるようだ。 33 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/31(土) 03:40:11 ID:pPPUawM2O 長門は…以前と特に変わらないな。 長門「…今日はココ壱」 キョン「正確には今日も、だ。機能も行ったし、ついでに3日前、4日前もだ。一昨日も店は違うがカレー喰ったろ?」 長門「…貴方には私を接待する義務がある。本来なら服従を要求する所。感謝するべき。」 連日、晩飯の接待コースだ。そろそろ野口さんのストックも怪しくなってきた所だ。 長門「…明日は、図書館と〇将」 本気でバイトを探そうかと思う。 34 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/31(土) 03:49:40 ID:pPPUawM2O 佐々木「やあ、遅かったね?来てくれないかと思ったよ。」 キョン「逃げたって周防を使って追い詰めるだろうが。」 佐々木「クツクツクツ、使う、とは人聞きが悪いね。僕は友人に相談しただけだよ?」 キョン「そうかい。」 佐々木「僕の関門海峡も君を待ちわびて大荒れだよ」 キョン「親友として言わせて貰おう、」 あの後、俺は毎日佐々木の慰み物になっている。 快楽やときめきでなく、恐怖ばかりが支配する生活だ。 キョン「お前の表現はオッサンレベルだ。」 あ、目が笑ってない。 今日は覚悟しておこう。 35 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/31(土) 04:04:13 ID:pPPUawM2O 佐々木を除けば俺の周囲は何も変化しなかった。 ま、当然と言えば当然か。 ハルヒの戯れ言や思いつきで一々変化していたらキリがない。 ハルヒ「みんなでトローリング行くわよ!私に掛かればMATUKATAなんて目じゃないわ!狙うわ黒マグロのみよ!UMAでも可ね!」 みくる「…わー」パチパチ 長門「…ニワカに負けるつもりはない。」 キョン「船はどうするんだ?クルーザーなんて部費じゃとても…」 ハルヒ「漕ぎなさい、死ぬ気で。」 ボートでトローリングなんて自殺行為だろ。ポイントまで行けるモンなのか? ハルヒ「キョン、ちゃんと佐々木さん誘っときなさいよ!忘れたら―」 ハルヒ「私刑だから♪」 涼宮ハルヒの黒鮪【完】! 36 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/31(土) 04:16:44 ID:pPPUawM2O 古泉「いやいや、【完】って僕は?」 ああ、部室で閉じ込められた古泉は糞尿を垂れ流し、酸欠で倒れていた所を発見された。目を覚ました後も軽い錯乱状態にあったと言うが、これは別の機会に。 暗く、外の薄明かりも入らない部室で古泉は途方にくれていた。所謂便意である。 気を紛らわせる為に前触れも無く歌い出す。 古泉「いっちゃんはね〜、いつきってゆうんだホントはね。」 古泉「だけど、したしくないから、まわりはみょうじでよぶんだよ♪」 古泉「かなしいね、いっちゃん♪」 古泉「ハァ、何をしてるんでしょうね、僕は…。あ、ヤバい。第二派来た、出そう…あと意識が薄れて来ま…し……た………」 涼宮ハルヒの黒鮪【完】! 37 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2010/07/31(土) 04:23:56 ID:pPPUawM2O ぐだぐた公開オナニしてました。 これを読んで海洋資源、それに付随する利害や推移、動物愛護団体等に興味を持って頂ければ幸いです。 ただ単にマグロ女って描きたくてブランデー片手にやりました。こんなモンに何時間とか俺、馬鹿なの?死ぬの? あ、ついでに俺は古泉嫌いでも男の娘好きでもありません。 では。