キョン「妹が可愛すぎて仕方ない、マジで」 1 名前:パイナポゥ[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:01:44.26 ID:yPjqRF5F0 先週くらいにやった奴の書き直しです。 流石に展開に行き詰ったとは言えけいおん!!はありませんでした。 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:03:03.89 ID:yPjqRF5F0 ハルヒ「…………って事で、って聞いてるのキョン!」 キョン「ん? あ、ああすまん。ボケっとしてた」 ハルヒ「しっかりしなさいよ!これから我がSOS団の〜〜」 キョン(妹何してんのかなあ) 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:03:19.29 ID:yPjqRF5F0 ハルヒ「……ョン、キョン!」 キョン「お、ああ、何だ、どうした」 ハルヒ「どうしたはこっちよ! あんた一体どうしたの?」 キョン「ん、いや俺は別に何とも」 古泉「涼宮さん、今日の彼は疲れているようですので……」 ハルヒ「そうね、今日はもう解散! あんたも寄り道しないで帰るのよ!」 キョン「へいへい」 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:04:10.48 ID:yPjqRF5F0 長門「…………」 みくる「それじゃあ私もこれで」 キョン「お疲れ様です、朝比奈さん」 古泉「さて、それでは聞かせてもらいましょうか」 キョン「一体何のことだ、古泉」 古泉「今日のあなたは一日中上の空でした。本当に一体何があったのかと思いまして」 キョン「何がって……何もないがな」 古泉「それにしては今日のあなたはいつもと違って様子がおかしかったと思いますが」 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:05:50.03 ID:yPjqRF5F0 キョン「そう言われてもな」 古泉「せめて今日何を考えていたのかくらい教えてはいただけませんか?」 キョン「だからそんなおかしな事は考えてないっての。 ……しいて言えば妹の事くらいだが」 古泉「おやおや、これは失礼しました。ご家族の事だったとは」 古泉「それで、妹さんがどうかしたのですか? よろしければ、多少はお力になれるかもしれませんが」 キョン「いや、妹はどうもしないさ。いつもどおりだ」 キョン「いつも通り、可愛くて可愛くて仕方ないくらいだ」 古泉「はい?」 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:06:43.32 ID:yPjqRF5F0 古泉「ええっと……確かにあなたの妹さんは可愛らしい方ですが」 キョン「だろ!? もうな、家に帰るとキョン君お帰りーって抱きついてくるのが最高でな!」 キョン「あの笑顔で迎えられるともうな!」 古泉「あ、はあ」 古泉「僕はまた、妹さんが反抗期を迎えてあなたがどうしたら良いのか考えているのかと」 キョン「妹が反抗期? ……どうしよう!? そうなったらどうしよう古泉!」 古泉「あばばばばばば、首、締っ、手、放」 キョン「こうしちゃいられねえええええ!」 古泉「げ、げほっ……一体彼に何が」 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:07:04.89 ID:yPjqRF5F0 キョン「いいいいいいい妹おおおおおおおお」 妹「あー、キョン君お帰りー」とてとて キョン「ただいまあああああああああ」ぎゅううううう 妹「わわ、キョン君どうしたの?」 キョン「おおおおおおお」 妹「お?」 キョン「おま、おまおまおま」 妹「おま?」 キョン「すううううううううううう、はああああああああああああああ…… うっ」 妹「キョン君大丈夫?」 キョン「ああ、驚かせてすまないな」 妹「変なキョンくーん」けらけら 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:07:33.34 ID:yPjqRF5F0 妹「あ、今日の晩御飯はハンバーグだってー」 キョン「ほう、それは楽しみだな……って、どうして部屋まで着いてくるんだ?」 妹「シャミ迎えに行くの!」 キョン「まったく、あんまり構いすぎてひっかかれるなよ?」 妹「だーいじょーぶだよーだ。ねーシャミー」 シャミセン「なー」 妹「ほら、シャミも大丈夫だってー」 キョン「そりゃよかったな、それじゃ俺は着替えるぞ」 妹「じゃー私たちは下に行ってようねーシャミシャミー」 キョン(この猫野郎が! 本物の三味線にしてやろうか!) 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:07:58.84 ID:yPjqRF5F0 キョン「お、風呂沸いたみたいだな。ほら、入ってこい」 妹「キョン君も一緒に入ろうよ」 キョン(!!!!!) キョン「な、何を言ってるんだ。ほら、早く行きなさい」 妹「むー、じゃあシャミと入るもん」 妹「あれー、シャミどこ? シャミー」 キョン「いいから早く入る!」 妹「むー!」 キョン(俺のバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカ!!!!!!) 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:10:40.17 ID:yPjqRF5F0 キョン「……妹は今風呂に入ってる……」 キョン「脱衣所には妹の下着……」 キョン「ちょっとくらいなら……」 妹『きゅーう、じゅう! あーがろっ』 キョン「ちいいっ」 古泉「これは重傷ですね」 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:11:33.11 ID:yPjqRF5F0 古泉「彼の様子がおかしいので気になって来てみたら」 古泉「なんですか、これは」 古泉「もはや彼は妹さんに夢中すぎではありませんか」 長門「そう」 みくる「これは緊急事態ですう!」 古泉「あなた達いつからここに!?」 長門「あなたが監視カメラを起動したときから」 みくる「でしゅ」 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:12:04.86 ID:yPjqRF5F0 古泉「しかし何故貴方達がここに?」 長門「彼の今の状態は思念体としても見過ごせるものではない」 みくる「私も同じですっ! キョン君が今のままでは未来はありません!」 古泉「なるほどなるほど。ここで互いの組織の利害が一致した、と。そういうわけですか」 長門「そう」 みくる「でしゅ」 古泉「で、本当のところは?」 長門「妹ハァハァ」 みくる「妹ちゃんマジ天使」 長くる「「はっ!?」」 長門「何たる策士……」 みくる「さすがエスパー……」 古泉「こいつら……」 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:13:45.68 ID:yPjqRF5F0 古泉「一体貴方達は何を」 長門「そんなことはどうでもいい」 みくる「脱衣所にはカメラはないんですか!?」 古泉「いや、一応ありますが今はそんな」 長門「早く映すべき」 みくる「妹ちゃんの着替えが終わっちゃうじゃないですか!」 古泉「いや、だから」 長門「もういい。どけ」 古泉「ぐはっ!?」 みくる「長門さん、早く!」 長門「今やっている」 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:14:34.58 ID:yPjqRF5F0 妹『キョン君アイス食べたいー』 キョン『なんだ、お前また髪の毛ちゃんと乾かさないで』 妹『アイス食べてからー』 キョン『駄目だ、髪の毛乾かしてからだ。ほらこっち来なさい』 妹『はーい』 長門「着替えが……」 みくる「終わっている、だと……?」 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:15:04.94 ID:yPjqRF5F0 キョン「まったくお前は、もう六年生になるんだろう?」 妹「そうだよ?」 キョン「ならせめてこれくらいは自分でだn」 妹「えー、キョン君がやってくれるからいーじゃん」 キョン「っぐ、むうう」 妹「えへへー」 長門「ハアハア」 みくる「これはこれで」 古泉「ぐっ、ごほっ」 古泉(アバラが一本やられてますね……) 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:15:40.94 ID:yPjqRF5F0 古泉(くっ、宇宙人未来人がここまでダメだとは思いませんでした) 古泉(このままでは世界の終焉が……) 古泉(彼がこのままでは涼宮さんが閉鎖空間を発生させるのは時間の問題……) 古泉(これが、彼の興味が長門有希や朝比奈みくるなら力づくで引き離せたものを、よりによって妹さんですか) 古泉(一体どうすれば……) 長門「古泉一樹」 みくる「ほえ? 長門さん、古泉君ならさっき気絶したはずじゃ」 長門「もう気づいているのは分かっている。古泉一樹」 古泉「はは、ばればれでしたか。それで、何でしょうか」 長門「本日の映像をダビングして明日までに持ってくること」 みくる「あ、私の分もお願いします」 古泉「ダメだ、こいつら……」 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:16:51.67 ID:yPjqRF5F0 長門「分かっているだろうが、余計なことをしたら」 みくる「コキャっといきますよ?」 古泉「ひいっ!」 長門「それでは私は帰宅する」 みくる「あ、私も」 古泉「やばかった……本気の眼だった……」 とおるるるるるるるるる 古泉「はい、もしもし」 森さん『古泉! 今日の妹ちゃん動画はどうしたの! 早くうpしなさい!』 古泉「森さん!?」 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:18:18.38 ID:yPjqRF5F0 妹「お休みなさーい」 キョン「ああ、お休み」 キョン「ふう……さて」 キョン「妹!妹!妹!妹ぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!! あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!妹妹妹ぅううぁわぁああああ!!! あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん んはぁっ!妹たんの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!! 間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!! 小説5巻の妹たんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!! アニメ2 期決まって良かったね妹たん!あぁあああああ!かわいい!妹たん!かわいい!あっああぁああ! コミック2巻も発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!! ぐあああああああああああ!!!コミックなんて現実じゃない!!!!あ…小説もアニメもよく考えたら… 妹 ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!! そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!ハルケギニアぁああああ!! この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵の妹ちゃんが僕を見てる? 表紙絵の妹ちゃんが僕を見てるぞ!妹ちゃんが僕を見てるぞ!挿絵の妹ちゃんが僕を見てるぞ!! アニメの妹ちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ! いやっほぉおおおおおおお!!!僕には妹ちゃんがいる!!やったよ朝倉!!ひとりでできるもん!!! あ、コミックの妹ちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!! あっあんああっああんあアン様ぁあ!!セ、セイバー!!シャナぁああああああ!!!ヴィルヘルミナぁあああ!! ううっうぅうう!!俺の想いよ妹ズへ届け!!ハルケギニアの妹へ届け!」 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:19:46.26 ID:yPjqRF5F0 妹「キョーンくーんおーきーてー!」どすっ キョン「むはっ! こいつー」 妹「きゃー! たーすーけーてー」けらけら キョン「まったくお前はー」 妹「もう朝ごはん出来てるよ!」 キョン「はいはい」 妹「シャミー行こうねー」 キョン「寝起きに妹の柔らかさ……匂い……うっ」 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:20:14.40 ID:yPjqRF5F0 長門「しまった」 みくる「どうしました、長門さん」 長門「彼の妹の寝顔を見るのを忘れていた」 みくる「はうあっ!」 長門「この長門有希……一生の不覚」 みくる「大丈夫です、長門さん!」 長門「朝比奈みくる……?」 みくる「時間移動で昨夜に戻ればいいんですよ!」 長門「!!!!」 みくる「ね?」 長門「朝比奈みくる……感謝する」 みくる「よせやい」 長門「うふふふふ」 みくる「あははははは」 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:22:14.70 ID:yPjqRF5F0 妹「じゃ行ってきまーす」 キョン「あ、ちょっとまて妹」 妹「なーにー?」 キョン「スーハースーハークンカクンカ」ぎゅー 妹「きゃーキョン君やめてー」けらけら キョン「ふう、充電完了だ」 妹「私もキョン君充電かんりょー!」 キョン「よし、行ってらっしゃい」 妹「行ってきまーす!」 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:24:22.11 ID:yPjqRF5F0 キョン「……妹が心配だ。小学校まで送っていかないと」 古泉「ストーカーですか貴方は」 キョン「電柱の上でなにしてるんだお前は」 古泉「いえ、登ったら降りられなくなりまして」 キョン「仔猫かお前は」 古泉「にゃんにゃん」 キョン「だれか保健所呼んでー!」 古泉「あ、それはマジ勘弁してください。一週間に二度はシャレにならないので」 キョン「お前どんだけ保健所呼ばれてんだよ……」 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:25:39.85 ID:yPjqRF5F0 キョン「こんなことしてる場合じゃねえ! 妹が行っちまう!」 古泉「待ってください! 学校に遅刻してしまいますよ!」 キョン「うるせえ! 学校なんかよりも妹の方が大切だろうが!」 古泉「貴方が学校に来ないと涼宮さんが不機嫌になってしまいます!」 キョン「なら俺の写真でもくれてやればいいだろうが! 俺は妹の方が大切なんだよ!」 古泉「貴方の写真ですか……もうアルバムが五冊めに突入してるみたいですよ」 キョン「ぅえ゙……」 古泉「いやあ、何も知らないってのはいい事ですねえ」 キョン「知りたくなかった……」 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:27:37.51 ID:yPjqRF5F0 キョン「違う意味で学校に行きたくなくなったわぁ……」 古泉「まあ軽く同情はしますが」 キョン「軽くかよ!」 古泉「所詮他人ごとですし」 キョン「キョンパンチ!」 古泉「そげぶ!」 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:29:15.48 ID:yPjqRF5F0 古泉「ひどいじゃないですか」 キョン「うるせえ、ハルヒにイタ電しなかっただけありがたいと思え」 古泉「あ、それは本気で勘弁してください。この前それで田丸(兄)さんが右腕と左足、田丸(弟)さんが全身持っていかれたんですから」 キョン「申し訳ございませんでした!」 古泉「ところでどんな内容だったんですか?」 キョン「ハルヒをガン無視しながらラーメン二郎のコピペ朗読してた」 古泉「だからあの日の閉鎖空間はあんなに脂っぽかったのか……」 キョン「マジで!? 実験成功だな!」 古泉「いっちゃんパンチ!」 キョン「ひでぶ!」 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:30:45.42 ID:yPjqRF5F0 キョン「痛いじゃないか」 古泉「すいません、ついうっかり」 キョン「うっかりで投げるの!? 思いっきりパンチって言いながら!」 古泉「路上の投げは必殺ですので」 キョン「こいつ……本気で殺る気だ……」 古泉「まあこれで学校に行ってくれる気になりましたか?」 キョン「いや、問題は全く解決してないし」 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:32:23.37 ID:yPjqRF5F0 古泉「ああ、安心してください。涼宮さんのキョンアルバムは学校生活よりもあなたの私生活の方が割合が多いので」 キョン「俺盗撮されてるの!?」 古泉「涼宮さんのお気に入りは風呂上がりにパンツをはく瞬間のあなたのようですよ」 キョン「いや、どんだけカメラ仕掛けられてんだよ!」 古泉「機関で把握してるだけでも二十以上かと」 キョン「だれかおまわりさん呼んでー! この際保健所でもいいからー!!!」 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:34:03.25 ID:yPjqRF5F0 朝倉「ちなみに、ド素人相手に路上で投げ技使うと意外と受け身が取れなくて本気でやばいことになりかねません」 朝倉「そこらへんでイキがってるDQNでもそれは同様です」 朝倉「相手も受け身を取れるだろうなんて思って気楽に投げたりすると、意外と頭から落ちてしまって慌てることにもなりかねません」 朝倉「今作中でのキョン君は涼宮さんに散々やられたので受け身は完璧です」 朝倉「それを知っているので古泉君も気楽に投げ技をかけたのです」 朝倉「街中や路上では知らない人は投げない。お姉さんとのお約束だゾ☆」 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:35:07.68 ID:yPjqRF5F0 古泉「さあ、それじゃあ学校へ向かいましょうか」 キョン「もう抵抗する余力もねえよ……」 古泉「そんなこと言わないで下さいよ。団活での貴方とのゲームは僕の数少ない楽しみの一つなのですから」 キョン「んで、本音は?」 古泉「いえ、本音も何も」 キョン「そうか」 古泉「ええ」 古泉「決して涼宮さんへの生贄だなんて思っていませんよ」 キョン「こーいつー」 古泉「うふふふふ」 キョン「あははははは」 キョン「はあ…………」 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:37:07.45 ID:yPjqRF5F0 ハルヒ「どうしたのよキョン! もう二時間目始まってるのよ!」 キョン「ああ、だから静かにしような、ハルヒ」 ハルヒ「SOS団のメンバーが遅刻なんて許されないんだからね!」 キョン「ああ、だからもう少し声のトーンを落とそうな、ハルヒ」 ハルヒ「あんたもSOS団のメンバーって言う自覚があるならもっとちゃんとしないと駄目なんだからね!!」 キョン「ああ、その通りだな、だからお口にチャックだ、ハルヒ」 ハルヒ「聞いてんの、キョン!!!!」 キョン「ああ、聞いてるから黙れよハルヒ!」 ハルヒ「うっさい、バカキョン!!!!!!」 古泉「え? こんな時間からバイトですか?」 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:39:40.46 ID:yPjqRF5F0 みくる「あれ? なんか今かすかな時空振が」 長門「妹の体操服ハアハア」 みくる「あ、ずるいですよ長門さん!」 長門「些細なことに気を取られるあなたが悪い」 みくる「うううううう」 長門「安心して。きちんとBDに焼いて保管してある」 みくる「もー! 長門さんったら!」 長門「うふふふふふふ」 みくる「あはははははははは」 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:40:02.38 ID:yPjqRF5F0 ハルヒ「それで、なんで今日は遅れたのよキョン!」 キョン「はあ、お前は感嘆符無しじゃあ話せんのか」 ハルヒ「何よ、休み時間なんだから別にいいでしょ」 キョン「そりゃそうだが」 ハルヒ「で? 何があったの?」 キョン「いや、ただ寝坊しただけだ」 ハルヒ「そう、ならいいんだけど。なんか最近あんたの様子がおかしかったから」 キョン「ん、なんか心配かけたか? すまんな」 ハルヒ「な、何言ってるのよ、団長が団員の事を心配するのは当たり前……って何言わせんのよ!」 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:42:35.22 ID:yPjqRF5F0 その頃、閉鎖空間での出来事。 古泉「行きますよ、森さん!」 森「ええ、古泉!」 古泉・森「「マッスルドッキング!」」 新川「ベルリンの赤い雨ー!!」 田丸(兄)「だってオラ……人間だから……」 田丸(弟)「神人狩りは本当に地獄だぜ! フゥーハハハーハァー!!」 ハルヒ「なんだか急に牛丼が食べたくなってきたわ……」 キョン「昼飯食ったばっかりだろうが」 ハルヒ「そうなのよねえ……謎だわ」 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:45:46.39 ID:yPjqRF5F0 キョン(ふう、しかし妹は今何をしているのだろうか) キョン(寂しくて泣いてたりしないだろうか) キョン(ミヨキチがいるから大丈夫か) キョン(家にいるより学校にいる方が時間が長いんだよな……ミヨキチ羨ましいなあ) キョン「はあ……」 ハルヒ(キョンったら溜息ついちゃって……何考えてるのかしら) ハルヒ(授業中じゃなきゃ写真撮ってるのに……) ハルヒ「はあ……」 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:48:23.25 ID:yPjqRF5F0 ……て ………………きて キョン「んん……」 妹「キョン君起きてってば!」 キョン「あと五分……」 妹「もう! こうなったら!」ダイブ! キョン「ぐっはああああああ! って重っ!」 妹「むー! 重くないもん! 早く起きなさい!」 キョン「はいはい……って、あれ? なんでお前スーツなんか着てるんだ?」 妹「? 会社に行くからに決まってるでしょ? 変なキョン君」 キョン「会社?」 妹「当たり前でしょ。そんなことよりいい加減私の事お前って呼ぶのはやめて欲しいなあ」 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:48:41.77 ID:yPjqRF5F0 キョン「は? なんで?」 妹「もう、当たり前でしょ! 私はキョン君のお姉ちゃんなんだから!」 こいつは何を言っているのだろうか。どう見ても小学生にしか見えないちんちくりんのくせに。 しかし、小学生でスーツか……。何か来るモノがあるな……。 妹「キョン君ちっちゃい頃はいっつもお姉ちゃんお姉ちゃんってくっついてきたのになあ」 妹「あの頃は可愛かったのに、どうしてこうなっちゃったんだろう、ねーシャミー」 キョン「ええい、煩い、着替えるから出てけ!」 妹「別に姉弟なんだからいいじゃない」 キョン(兄妹だけどな) 妹「そんなに嫌なら、私をお姉ちゃんって呼んでくれたら出てってもいいよ?」 ぐ……こいつを姉とは呼びたくないが……。 何故かこいつの前で着替えたくはないな。仕方ない、か。 キョン「お……」 妹「お?」 キョン「お姉……ちゃん」 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:51:02.04 ID:yPjqRF5F0 妹「キャー!!!」                                ヽ`                               ´                                ´.                            __,,:::========:::,,__                         ...‐''゙ .  ` ´ ´、 ゝ   ''‐...                       ..‐´      ゙          `‐..                     /                    \          .................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::´                       ヽ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.................     .......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙       .'                             ヽ      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;......   ;;;;;;゙゙゙゙゙            /                           ゙:                ゙゙゙゙゙;;;;;;   ゙゙゙゙゙;;;;;;;;............        ;゙                              ゙;       .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙       ゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;.............................              ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙                 ゙゙゙゙ i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙               ノi|lli; i . .;, 、    .,,            ` ; 、  .; ´ ;,il||iγ                  /゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li   ' ;   .` .;    il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙                 `;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `,   ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ                  ゙゙´`´゙ -;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙ /`゙                     ´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙                          ´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´´ キョン「妹が爆発したー!!!?」 そう、妹、いや姉かもしれないが、彼女はいきなり爆発したのだ。 誰もが成長するにつれ赤い実がはじけるものだが、妹もそのようだ。 赤い実がはじけるように妹(姉?)の身もはじけたのだ。 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:55:13.24 ID:yPjqRF5F0 キョン「な事があってたまるかー!!!」 ハルヒ「な、何よキョン! どうしたの!?」 キョン「はっ? 妹は!?」 ハルヒ「は? 妹ちゃん? あんた寝ぼけてんの?」 キョン「はあ、はあ……なんだ、そうか。夢か」 キョン「夢で良かった、本当に……」 ハルヒ「あんた最近本当におかしいわよ!? どうしたの?」 キョン「いや、なんでも無」 キョン(いや、この夢が正夢だったとしたら) キョン「妹おおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」 ハルヒ「ちょっとキョンどこに行くのよー!」 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:56:16.64 ID:yPjqRF5F0 古泉「ふう、今日の神人は手ごわかった……」 キョン「邪魔だ古泉!」 古泉「え、ちょ、ちょっと学校はどうしたんですか!?」 キョン「どけええええ!!!」 古泉「え? え?」 キョン「廬山昇竜破ー!!」 古泉「ぐああああああああ!!!」 キョン「許せ、古泉……」 キョン「妹おおおおおおおおおお!!!!」 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 22:58:54.85 ID:yPjqRF5F0 キョン「たーだいまー!!! 妹おおお!」 妹「キョン君お帰りー」 キョン「無事だったか妹おおお!」 妹「変なキョン君」 キョン「あーもう可愛いなあ妹は」ぎゅー 妹「苦しいよキョンくーん」 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 23:00:57.25 ID:yPjqRF5F0 長門「ふむ、彼は順調に妹萌えになってきている」 みくる「ちょっと行きすぎな気もしますが……」 長門「彼は鈍感。やりすぎくらいがちょうどいい」 みくる「そうかもしれませんね」 長門「それにこの調子で行けば」 みくる「私達の悲願が達成出来ますね……」 長門「そう。それはこの世界に彼の妹の素晴らしさを伝えるということ」 みくる「そしてキョン君の妹ちゃんの可愛さによる世界征服」 長くる「「私達は新世界の神になる!」」 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 23:02:28.79 ID:yPjqRF5F0 キョン「スーハースーハークンカクンカ」 妹「くすぐったいよキョン君ー」 キョン「スーハースーハークンカクンカ」 妹「もう、いい加減に……」       ∧_∧  妹「トンファーキ〜ック!」      _(  ´Д`)     /      )     ドゴォォォ _  / ∩  / ,イ 、  ノ/    ∧ ∧―= ̄ `ヽ, _ | | / / |   ( 〈 ∵. ・(   〈__ >  ゛ 、_ | | | |  ヽ  ー=- ̄ ̄=_、  (/ , ´ノ \ | | | |   `iー__=―_ ;, / / /←キョン | |ニ(!、)   =_二__ ̄_=;, / / ,' ∪     /  /       /  /|  |      /  /       !、_/ /   〉     / _/             |_/     ヽ、_ヽ 終わドゴォォォ 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/04(金) 23:05:49.46 ID:yPjqRF5F0 お疲れ様でした とりあえず、やらなくて後悔するよりもやって後悔した方が良いとは良く言いますが、本気で後悔したのは先週が始めてでした 勢いだけでスレ立てるとろくなもんにゃなりませんね 書き直しということで始めて書きためとやらをしてみましたが、投下の際のペースがつかめなくてこれでよかったのかどうか 警戒はしてましたが猿も40秒規制も無かったみたいで無事でしたが、前鯖なら間違いなく猿にやられてましたね、このペース まあとりあえず無事に終わって良かった 朝倉涼子は俺の嫁 それでは