キョン「SOS団なんかくだらねえぜ」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 13:59:55.78 ID:H2YebvX+0 その日の放課後は珍しくSOS団の活動がなかった 理由は涼宮さんが「風邪」だからである 今日の団活は無いということで僕は彼と帰宅することにした その道中である 古泉「おやおや」 キョン「もう一度言ってやる」 キョン「SOS団なんかくだらねえぜ」 古泉「まあ落ち着いてください、いったい何があったんです?」 古泉「とりあえず場所を変えましょう、あそこのファミレスでいいですね?」 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 14:04:43.24 ID:H2YebvX+0 キョン「ファミレスなんてしょぼくれた場所行けるかよ」 キョン「カラオケだ!カラオケに直行だ!!!」 古泉(もしや涼宮さんの…) キョン「古泉!さっさと行くぜ!!!」 古泉「はあ…分かりました」 〜カラオケ〜 古泉「で、どうしたんです?」 キョン「とりあえず歌うぞ!!」 古泉「はあ…(とりあえず僕の手には負えませんね)」 古泉(長門さん呼ぼう) 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 14:08:22.54 ID:H2YebvX+0 キョン「古泉!携帯なんかいじってんじゃねえ!!!!」 キョン「俺の歌をきけええええ!!!!!」 古泉「……(長門さん早く来てくれ!!!)」 〜1時間後〜 長門「遅れてすまない」 古泉「長門さん!!!(助かった!!!!)」 キョン「長門!なぜここに!?」 長門「古泉一樹に呼ばれた、理由は不明」 古泉「いや、実は彼の様子が少し変で  キョン「理由ならはっきりしているぜ!!!」」 キョン「ギャラリーを増やしてくれたんだろ古泉!!!!」 古泉(?) 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 14:12:38.87 ID:H2YebvX+0 キョン「ついでだ!未来人も呼べ!!!!」 キョン「俺の歌を聞かせてやるぜ!!!」 古泉・長門「……」 〜1時間後〜 みくる「え〜と、なんでしょう…?」 みくる「なぜカラオケでSOS団の会議があるんですかぁ?」 古泉「朝比奈さん、実はか キョン「やっときたか!!!話は後だ!!!」」 キョン「俺の歌を聴けえええ!!!!!」 古泉・長門・みくる「「「…はあ」」」 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 14:18:14.85 ID:H2YebvX+0 〜5時間後〜 古泉(5時間もマイクを離さない…よほどストレス溜まってたんでしょうね) 長門(…) みくる(このクソガキなんで私を呼んだんだよ、あ〜酒飲まなきゃやってらんねえ) 〜1時間後〜 古泉「そろそろ本題に入りたいのですがよろしいですか?」 キョン「ああ、俺も十分に歌ったことだしな」 長門(歌いすぎ) 古泉「なぜSOS団はくだらないと?」 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 14:23:53.04 ID:H2YebvX+0 キョン「古泉!考えてもみろ!」 キョン「あの電波女がしたいことはお前のやりたいことか!?」 古泉「…」 キョン「どうなんだ!?」 古泉「機関の命令ですので…」 キョン「古泉!てめえはいつもそうだ!!!」 キョン「何かあれば機関が機関が機関が…馬鹿の一つ覚えみたいに機関のせいにしやがって!!!」 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 14:29:14.43 ID:H2YebvX+0 古泉「しかし…世界のためです…」ピリリピリリ 古泉「おや、どうやらバイトです」 古泉「ここは失礼させて… キョン「俺も連れて行け!!!!」」 古泉「なぜ?」 キョン「ハルヒに自分のことを分からせるためだ!!!」 キョン「閉鎖空間で俺の歌を神人に聞かせる!!!」 古泉「そんなことしたらあなたの身に危険が…」 キョン「かまうか!!!お前のやりたいことはなんだ!!!閉鎖空間での戦いか!?ハルヒのご機嫌取りか!?」 古泉「僕は…」 キョン「俺を連れて行け!!!」 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 14:33:04.04 ID:H2YebvX+0 古泉「…わかりました」 古泉「しかし、身の保障はできませんよ?」 キョン「かまうか!行くぜ古泉!!!!」 古泉「はい!!!」 僕と彼はドアから出て行った 長門さんと朝比奈さんを置いて 長門・みくる((………あれ?空気?)) 長門「…何か歌う?」 みくる「…そうですね、あ、お酒飲みます?」 長門「…飲む」 長門「いいちこのロックで」 長門「あとチョリソ」 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 14:39:35.23 ID:H2YebvX+0 〜場所は変わって閉鎖空間の中〜 森「古泉!遅かっ…ってキョン君!?」 キョン「森さん!話は後だ!!!」 森「え?何でギターを…」 古泉(まさかカバンの中にギターを隠しているとは…) 森「古泉!なぜ彼をここへ連れてきたの!?危険よ!!」 古泉「森さん、彼には何か策があるみたいで…望んでここに来ました」 古泉「今日は彼の援護にまわりたいのですが…」 森「キョン君に策が…わかったわ」 森「総員に告ぐ!1番隊2番隊は彼の援護!!私はここで指揮をとる!!」 森「古泉…彼に危険が迫ったらすぐにこちらへ連れてくるのよ」 古泉「了解」 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 14:44:45.62 ID:H2YebvX+0 神人「グオォォォォォ」 キョン「へっ…でやがったな!!!」 キョン「おい!人形野郎!!!戦いなんてくだらねえぜ!!!」 キョン「俺の歌を聞けえ!!!!れっつごーつーきぬけよーおーぜー」 森「何…キョン君から出ているオーラは…」 新川「神人の動きが鈍く…」 古泉「す…スゴい…」 古泉(これなら…今なら神人を倒せる!!!!) 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 14:49:02.59 ID:H2YebvX+0 古泉「今だ!!!」ザシュ 古泉(神人の左足を切断できた) キョン「古泉!!!何しやがる!!!!」 古泉「え?」 キョン「そいつは俺の歌を聞きたがってるだけなんだよ!!!余計なことしやがって!!!」 キョン「俺は戦いに来たんじゃねえ!!!俺の歌をこいつに聞かせに来たんだ!!!!」 古泉「………」 キョン「戦いなんてくだらねえぜ!!!古泉!!!てめえも俺の歌を聴けえ!!!!」 キョン「よぞらをーかけるーらぶはー」 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 14:53:34.67 ID:H2YebvX+0 キョン「もえるおーもいをのーせてーえー」 森「神人が…」 新川「泣いている…」 「すげぇ…」「神人が…」「攻撃する気配がない…」「どうなってんだ…」「なんだ…と…」 古泉「なぜ…歌で…?」 キョン「でかぶつ!!!まだ俺の歌が聞きてえか!!!」 キョン「アンコールだぜ!!!!おまえがーかぜになるなーらー」 神人「ぐおぉぉぉぉぉ」バタッ 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 14:59:11.09 ID:H2YebvX+0 キョン「どうした!!!!」 古泉「神人が倒れた?」 神人「うぉぉぉぉぉ」シュゥ…… 森「神人が…消えた…?」 新川「なぜ……?」 キョン「おい!!!まだ歌の途中だぜ!!!勝手に死ぬんじゃねえ!!!」 キョン「俺の歌を聴けええ!!!!」 みくる「長門さんよく飲みますね…」 長門「酒美味いしなあ」 みくる「…酔うと方言でるんですかぁ〜?」 長門「饒舌になるけんね、普段無口キャラは方言を隠すためにしとるんよ」 みくる「そうなんですか」 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 15:09:20.73 ID:H2YebvX+0 キョン「くそ…古泉!!!てめえなんであいつに攻撃しやがった!!!」 キョン「俺は歌であいつを救いたかったんだよ!!!」 古泉「すみません…しかし神人は倒さなければなら…  キョン「倒さなきゃダメって誰が決めたんだ!!!」」 古泉・森・新川「「「!!!!!」」」 キョン「今ので分かっただろ!!!」 キョン「闘わなくても歌で心はつながるんだよ!!!!!」 古泉「…」 キョン「森さん!!!話がある!!!」 森「ふぇっ!?私に…ですか?」 キョン「ああ!神人との戦いのときは俺を呼んでくれないか!?」 キョン「俺は歌であいつを救いたいんだ!!!!」 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 15:15:50.03 ID:H2YebvX+0 森「…わかりました」 古泉「ちょっ… キョン「恩に着るぜ!!!」」 古泉「森さん!彼を危険な目に合わすのは」 森「古泉、今日の彼を見たでしょう?」 森「神人の戦いは必ず誰かが命を落とすほど危険…」 森「彼は文字通り神人を「無傷」で倒したのよ」 森「いかなる理由があろうとどのような立場であろうと利用するものは利用する」 森「それが機関のやりかたのはずよ?あなたにも教育したはずだけど?」 古泉「それは…そうですけど…」 キョン「さーて、帰って人形野郎に聞かせる歌でも作るか!!!」 キョン「俺は帰るぜ、じゃーな!」 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 15:29:19.33 ID:H2YebvX+0 〜閉鎖空間からの帰り道〜 森「それじゃあ古泉、気をつけて帰るのよ」 古泉「はい、森さんもお気をつけて」 森「あなたに心配されるようになるとはね」クスクス 森「それじゃあね」 古泉(僕のやりたいこと…か…) 古泉「考えたこともなかったな…」 長門「あれ?あれ古泉君じゃん」 みくる「ほんとですねぇ〜」 古泉「あれ?長門さんに朝比奈さ…クサッ!酒臭っ!!!」 長門「うそぉ?情報操作で一応におい消したはずなんじゃけどまだのこっとるみたいじゃね?」 みくる「酔って情報操作ミスしたんじゃないですかぁ〜?」 長門「かもしれんなぁ」 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 15:30:52.61 ID:H2YebvX+0 古泉(長門さんって酔うとこんなしゃべり方なんですね…) 長門「まあここで会ったのも何かの縁じゃし私んきで二次会するけど来いって!」 みくる「断るとかしませんよねぇ〜?」カチャ 古泉「とりあえず朝比奈さんはその物騒な銃しまってくれませんか?」 みくる「返答しだいですぅ〜」 古泉「…じゃあ、ちょっとだけお邪魔します」 長門「おっし!ほんじゃあ古泉君の酒買いに行こうや〜」 みくる「お〜!!!」 古泉(酔っ払いのテンションにはついていけん…) 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 15:36:31.11 ID:H2YebvX+0 〜長門ハウス〜 古泉「もう…飲めません…」ゲプッ 長門「まだいけるって!一樹君の!」 みくる「ちょっといいとこみてみたい!!!」 古泉(こいつら…) ピンポーン 長門「あ、そういや今日眉毛来る言うとったわ(笑)」 朝倉「長門さーん、入るわクサッ!酒くさっ!!!」 古泉「どちらさまで?」 朝倉「そういう時は自分から名乗るべきよ」 古泉「失礼いたしました、古泉一樹と申します」 朝倉「どうもご丁寧に、朝倉涼子と申します」 朝倉「長門さんの家族…と思ってくれたら」 長門「もう…涼子んったら照れるやん…まあその通りなんじゃけどね」 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 15:40:37.28 ID:H2YebvX+0 朝倉「まあお酒もほどほどにね」 長門「あ、おでんなら机の上においとるけん!」 朝倉「はいはい(方言でる長門さんって珍しいわね)」 朝倉「それじゃあ帰るわね」バタンッ 古泉「朝倉さんはご近所にお住まいで?」 長門「同じマンションに住んどるで」 古泉「そうなんですか」 みくる「そういや古泉君なんで今日カラオケに私たち呼んだんですかぁ〜?」 長門「そうそう、みくるんとその話しよったんよ」 長門「何でなん?」 古泉「実は…」 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 15:44:22.24 ID:H2YebvX+0 古泉「…ということがありまして」 長門「それは…」 みくる「あの時の…」 古泉「え?あの時…?」 みくる「実は3日前に…」 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 15:49:28.02 ID:H2YebvX+0 〜みくるの回想〜 SOS団部室にて ハルヒ「あんたに足りないもの分かったわ」 キョン「なんだよ」 ハルヒ「やる気よ!やる気が足りないのよ!!!」 キョン「ほっといてくれ」 ハルヒ「あんた何かに打ち込んでみたら?」 キョン「いまさら何に打ち込むんだよ?」 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 15:51:41.23 ID:H2YebvX+0 ハルヒ「そうね…歌とか…?」 キョン「歌…?」 ハルヒ「そうよ!歌よ!」 ハルヒ「歌に人生を捧げるような男になればあんたもモテるようになるわよ!!!」 長門「じゃあこれを」 ハルヒ「有希?急にどうしたの?」 長門「歌に情熱をそそいだアニメDVD」 長門「見て」 ハルヒ「へーなんてタイトルなの?」 長門「マクロス7」 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 15:55:28.33 ID:H2YebvX+0 みくる「ということがあって…」 古泉(長門さんが原因か…) 長門「いやーついつい歌の話題が出たけんお勧めしてしまったわ(笑)」 長門「んでも特に害はなかったろ?」 古泉「ええ、閉鎖空間で歌を歌われるとは思いませんでしたけど」 長門・みくる「「……ププッ」」 長門「フフフッ…」 みくる「ひひっ…」 長門・みくる「「ひゃははははははは!!!!!!!」」 古泉「!!!!」ビクッ! 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 16:02:31.21 ID:H2YebvX+0 長門「マジでwwwwバサラになりきっとるwwwww(神人に歌をwwww)」 みくる「古泉君もwwww大変ですねwwww(禁則www事項www)」 古泉「はぁ…、長門さんそろそろ僕帰ります」 古泉「明日も早いですし」 長門「あ、古泉君待って待って(カラオケでwwwww言ってたwwwwのやっぱりそれかwww)」 古泉「なんでしょう?」 長門「一応情報操作でアルコール抜くけんね」シュゥ… 古泉「一気に酔いがさめました(この部屋こんなに酒臭かったのか…)」 古泉「ありがとうございます長門さん」 長門「ほいじゃあまた明日ね」 古泉「はい、おやすみなさい」 長門・みくる「「おやすみ〜」」 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 16:12:07.99 ID:H2YebvX+0 場所は変わって 〜キョンの家  リビング〜 キョン「お〜れ〜のうたをき〜け〜ば〜」ジャガジャガ キョンの母「…」 キョン「かんたんなこ〜とさ〜あ〜」 キョンの父「…」 キョン「ふたつのは〜と〜を〜くろす〜させる〜なんて〜」 キョンの妹「…」 キョン「よぞらを〜!!!」 〜1時間後 キョンの部屋〜 キョン「さあ始まるぜ」カリカリ キョン「…こんなかんじだな!人形野郎に聞かせる新曲ができたぜ!!!」 キョン「はやくハルヒがキレねえかな…」 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 16:21:31.18 ID:H2YebvX+0 〜次の日〜 キョン「今日もハルヒは休みか…」 朝倉「キョン君」 キョン「ん?朝倉じゃねえか」 キョン「何の用だ?」 朝倉「キョン君にちょっと相談があるの(ヒソヒソ…」 朝倉「だから放課後残っててほしいんだけど(ヒソヒソ…」 キョン「あ?別にかまわねえけどよ…」 朝倉「じゃあお願いね」スタタタタ… キョン「放課後…ね…」 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 16:30:05.54 ID:H2YebvX+0 〜放課後〜 キョン「朝倉」 キョン「俺に何の用があるんだ?」 朝倉「キョン君…」 朝倉「人間やらずに後悔するよりやって後悔したほうがいいってよく言うじゃない?」 キョン「ああ」 朝倉「あなたを殺して涼宮ハルヒの出方を見る!」ヒュン キョン「うおっ!危ねえじゃねえか!!!」 朝倉「だってあなたを殺すための道具だもの(クスクス」 キョン「いいぜ」 朝倉「何?おとなしく殺されてくれるの?」 キョン「殺すとか関係ねえ…」 キョン「朝倉!!!俺の!!!俺の歌を聞け!!!!!」 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 16:35:23.68 ID:H2YebvX+0 キョン「いくぜ新曲!!!!」じゃがじゃん 朝倉(あんたの歌なんて知らないわよ) 朝倉(ってかギターどこから出したのよ!!!!) キョン「みみをす〜ませ〜ば〜」 キョン「か〜す〜かに〜きこえ〜るだろ〜」 朝倉(く…何…?力が…) キョン「ほら〜あのこ〜え〜」 朝倉(これは…何…この力…) キョン「えんじぇ〜るぼいすみつ〜けたのさ〜」 朝倉(頭が…割れそう…がっ!!!!) キョン「!!!!!」 長門「情報連結の一つ一つがあまい」 長門「怪我はない?」 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 16:39:53.82 ID:H2YebvX+0 キョン「長門ぉぉぉぉおおおおおお!!!!!!!」 キョン「朝倉に何をしやがった!!!!」 長門「情報操作」 長門「彼女の情報解除をする」 キョン「やめろ長門!!!!」 朝倉「何…恩を売るつもり…?」 キョン「俺は歌を…歌を聴かせているんだ!!!!くだらねえ戦いは止めろ!!!!」 長門「…………」 キョン「二人とも…俺の…俺の歌をききやがれ!!!!!」 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 16:44:02.16 ID:H2YebvX+0 キョン「れっつご〜つ〜きぬけ〜」 長門(この情報…危険危険危険危険危険危険危険危険危険) 朝倉(この情報はまずい…) 長門・朝倉((ここは手を組むしかない!!!!)) 朝倉「長門さん!!」 長門(コクッ!) 長門「情報操作を行う、場所はパーソナルネーム「キョン」の周囲に防音壁を作りだす」 朝倉「バックアップはまかせて」 キョン「お〜れ〜のうたをき〜け〜ば〜!!!!!」 長門(えまーじぇんしー) 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 16:48:54.87 ID:H2YebvX+0 長門「!!!!」 長門「辺りが…急に…」 キョン「真っ暗に…だがそんなもん関係ねえ!!!!」ジャガジャガ 朝倉「嘘でしょ?」 朝倉「情報思念体本体がただの人間相手に出てくるなんて…」 情報思念体(有希、涼子) 長門・朝倉((はっ!)) 情報思念体(彼に対する戦闘行為・情報操作を禁ずる) 長門(しかしこのままでは) 情報思念体(彼の歌だ…) 情報思念体(我々には歌という概念がもともと無かった…) 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 16:54:25.56 ID:H2YebvX+0 情報思念体(有希・涼子!彼の歌を聴け!!!) 情報思念体(そこに我らの進化の可能性がある!!!) 長門・朝倉((御意)) 長門「情報操作を解除彼の歌に集中する」 朝倉「情報操作解除…キョン君の歌に…集中…」 キョン「おま〜え〜にあ〜い〜た〜い〜!!!!!」 長門(頭が…割れる!!!!) 朝倉(この情報量…容量を容易にオーバーしている…) キョン「ひきよせ〜た〜い〜」 長門(もう…だ…め…)バタッ 朝倉(限…か…い…)バタッ 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 16:59:30.71 ID:H2YebvX+0 長門「…ここは?」 長門が目を覚ますとそこは真っ白な世界だった 朝倉「さあ?私にもわからないわ」 長門「眉毛…なぜここに?」 朝倉「あなたと一緒で彼の歌に負けたのよ」 長門「…あの情報量は異常」 朝倉「そうね…自律進化の可能性は見えた?」 長門「まったく見えない」 朝倉「そうよね」 朝倉「とりあえずじっとしていてもしかたないわね」 長門「情報操作はできない」 朝倉「でしょうね」 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 17:08:16.47 ID:H2YebvX+0 長門「とにかく彼の歌を聴きに戻らないといけない」 朝倉「正気!?」 朝倉「彼の歌の情報量は私たちのキャパをはるかに上回っているのよ!?」 朝倉「…死ぬ…わよ…?」 長門「しかし、歌を聴くことは私たちの進化の可能性…」 長門「現実に戻る」 朝倉「どうやって戻るの?方法がないじゃない!!!!」 長門「…歌」 朝倉「歌…?」 長門「私たちは歌でここに来た」 朝倉「そうか!なら歌で元の場所に!!!」 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 17:12:35.18 ID:H2YebvX+0 長門「そう…元に戻れるはず」 朝倉「でも…」 長門「我々には歌という文明は存在しなかった」 長門「今は歌わなければならない」 長門「元の世界に戻るために!!!!」 長門「いくぞ眉毛!!!!」 朝倉「ええ!!!!」 長門「かーえーるーのうーたーが」   朝倉「かーえーるーのうーたーが」 ピカッ 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 17:20:40.79 ID:H2YebvX+0 〜現実世界〜 キョン「おい…おい長門!朝倉!!!!」 キョン「生きてるのか!?」 長門「う…うぅ…」 朝倉「くう…」 キョン「無事みたいだな」 キョン「閉鎖空間が起こったらしいから俺は行くぜ!!!」 長門「待って」 キョン「ん?なんだよ?」 朝倉「あなたの…あなたの歌が聴きたいの…」 長門「私たちも閉鎖空間に行く」 長門「許可を」 キョン「そんじゃ入口にいる古泉に聞いてみな」 長門・朝倉「「!!!!!」」 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 17:24:25.54 ID:H2YebvX+0 キョン「閉鎖空間には俺も頼んで入らせてもらってるからな」 キョン「古泉!この二人は戦力になると思うぜ!!!」 古泉「長門さんと朝倉さんなら問題は無いでしょう」 古泉「森さんには僕から話をしておきます」 古泉「とにかく急ぎましょう、今回は特大です」 キョン「ああ!!!俺の新曲を人形野郎に聞かせてやるぜ!!!!」 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 17:31:27.52 ID:H2YebvX+0 〜閉鎖空間〜 古泉「これは…」 長門「…」 朝倉「ひどい…」 キョン「ほぼ全滅…だな…」 古泉「僕は仲間の救助にあたります!」 古泉「あなたは神人の足止めをお願いします!!!」タタタタタ キョン「ひーふーみー…8体か…」 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 17:32:58.73 ID:H2YebvX+0 キョン「長門!朝倉!俺を乗せて飛べるか!?」 長門「情報操作を使えば可能」 朝倉「ええいけるけど…」 キョン「よし!朝倉と長門は古泉みたいな玉になって俺を神人の周りに連れて行け!!!」 長門「情報思念体からの許可は出た」 長門「パーソナルネーム「キョン」の指示に従い」 朝倉「長門さんと供にキョン君の足場となるわ!」 キョン「よし!」 キョン「人形共!!!!こっちを向けえええええ!!!!」 キョン「戦争なんかくだらねえぜ!!!!」 キョン「俺の歌を聴けええええ!!!!!!!」 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 17:38:06.73 ID:H2YebvX+0 キョン「れっつごーつーきぬけよーおーぜー」 長門(何この力は…) 朝倉(歌が…歌が私たちに力を…) 古泉「森さん聞こえますか?」 森「ええ」 古泉「見えますか?」 森「…ええ」 森「神人が…泣いている…」 「攻撃をすべて避けている」「いや、外している…?」「神人がか?」「すげぇ…」「この歌は…」「神人の動きが…」 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 17:40:57.94 ID:H2YebvX+0 キョン「おまーえーにあーいーたーいー!!!!」 神人1「ぐおぉぉぉぉ」ぐしゃ 古泉「神人が一体消えましたね」 森「ええ」 キョン「さあはじまるぜさーでなーいっ!!!!」 長門(私たちの力が) 朝倉(強くなっている…?) 神人2「うおおおおぉぉぉぉ…」ぐしゃ 森「2体目を…我々がこれだけやられたのに…たった一人で…」 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 17:45:14.16 ID:H2YebvX+0 キョン「ひきよせーたーい」 キョン「うんめいを!!!!!」 神人3・4「「うぉぉぉぉぉぉぉ」」ぐしゃ 長門(二体同時に…) 朝倉(それに…あれだけ嫌だった歌が) 長門・朝倉((今は私たちの力になっている!!!!)) キョン「長門!朝倉!」 キョン「俺たちの歌をあいつら全員に聞かせてやろうぜ!!!!」 長門・朝倉「「わかった・おーけーよ!」」 キョン「神人よ!海よ!大地よ!銀河よ!」 キョン「争いなんてくだらねえぜ!!!!!!」 キョン「俺の…俺たちの歌を聴けえええええ!!!!!!!」 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 17:49:24.56 ID:H2YebvX+0 その後、閉鎖空間では巨大な爆発が起こりました しかし爆発の影響を受けたのは神人だけで 我々機関のメンバーにこの爆発の影響はありませんでした すべての神人は消えました そして 彼らも… 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 17:55:43.19 ID:H2YebvX+0 〜1か月後 SOS団部室〜 古泉「あれから閉鎖空間は発生しなくなりましたね」 古泉「涼宮さんの力はどうやら消え去ったようです」 古泉「しかし…彼らは一体どこに消えていったのでしょうね」 古泉「涼宮さんは部活に来ませんし…」 みくる「この一か月わたしと古泉君だけですね」 古泉「そうですね…」 古泉「いったいあの時何があったのやら…」 64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 18:00:45.86 ID:H2YebvX+0 コンコン みくる「あれ?お客さんですかね?」 みくる「は〜い…ってキョン君!!!!」 古泉「キョン君!あなたいままで…いや、それよりもご無事で何よりです!!!」 キョン「ああ、それもこれも全部情ほ  長門「私」いのおかげで」 みくる「長門さん!!!!!」 長門「ただいま」 古泉「おかえりなさい!!!」 65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 18:06:02.37 ID:H2YebvX+0 古泉「本当に無事でよかったです」 古泉「で、あの時何が起こったんですか?」 キョン「長門、説明してやれ」 長門「あの時――」 キョン「俺の…俺たちの歌を聴けえええええ!!!!!!!」 朝倉「まずいわ」 長門「この情報量…危け」 情報思念体「ほい!」ぴゅう キョン・長門・朝倉「「「え?」」」 66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 18:12:16.81 ID:H2YebvX+0 キョン「いってー…何すんだよ!!!!」 長門「ここは…」 朝倉「キョン君に飛ばされた時の…」 キョン「なんだここ?」 情報思念体「気がついたかい?」 キョン「!!!!!!」 情報思念体「ここは涼宮ハルヒの精神の中」 キョン「は?」 情報思念体「君達を死なせるわけにはいかないからね」 情報思念体「この世界で一番安全な涼宮ハルヒの中にぶっ飛ばしたのさ」 キョン「へ?」 情報思念体「あの情報量は異常だ」 情報思念体「発信源とその対象者…ああ、今回は神人だね」 情報思念体「それにしか影響を与えない分」 朝倉「力がすさまじかったってわけね」 67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 18:17:05.51 ID:H2YebvX+0 情報思念体「まあ君にはわからんだろうがとりあえず助けてあげたんだ」 情報思念体「なにか礼をして   キョン「ふざんけんじゃねえ!!!!」」 朝倉・長門・情報思念体「「「!!!!」」」 キョン「余計なマネしやがって!!!!」 キョン「あいつらは俺の歌を聞きたがってたんだよ!!!!」 キョン「俺の命なんかどうでもいい!!!!」 キョン「俺は…俺は歌って死ねるなら本望だ!!!!」 情報思念体「………」 キョン「情報思念体って言ったか?」 キョン「てめえと交わす言葉は無え!!!!!」 キョン「俺の歌で!!!!俺の気持ちを!!!!聞きやがれ!!!!」ジャガジャガ 69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 18:21:32.71 ID:H2YebvX+0 キョン「ぱわーとぅーざどりーいーむー」ジャガジャガ 情報思念体「くっ…この力はまずい!!!情報操作を…」 情報思念体「何!?情報操作の情報量よりも多い情報量をあの歌に!!!!」 情報思念体「あ…頭が…頭が割れる…」 キョン「ぱわーとぅーざわーあーるどっ!!!!」 キョン「ぱわーとぅーざひすとりー!!!!」 キョン「おれーたちのぱわーをつたえたーいー!!!!!」 情報思念体「く…このままでは」 情報思念体「ゆ…有希!!!涼子!!!!こいつを殺せ!!!」 70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 18:25:54.37 ID:H2YebvX+0 情報思念体「もう進化の可能性はいい!!!!」 情報思念体「このままでは私が死んでしまう!!!!」 長門「すごい…これが彼の…」 朝倉「歌が…歌がこんなにも力を…」 情報思念体「聞いているのか有希!!!!!ぐ…ぐあああああああ!!!!」バタッ キョン「おい!!!倒れてんじゃねえ!!!」 キョン「俺の歌を最後まで聞きやがれ!!!!!」 情報思念体「い…一時撤退だっ…!!!!」ぴゅう 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 18:31:27.63 ID:H2YebvX+0 キョン「おい!俺の歌を最後まで聞けええええ!!!!!」 長門「情報思念体は撤退した」 朝倉「とりあえず…情報思念体の命令を無視しちゃったわね」 朝倉「間違いなく私たちは」 長門「消される」 キョン「そんなことはさせねえ!!!!」 長門・朝倉「「…(ポッ***」」 キョン「力でやるやり方は間違ってる!!!!」 キョン「俺は歌であいつを止めてやる!!!!!」 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 18:37:17.59 ID:H2YebvX+0 キョン「とにかく作戦会議だ!!!!」 キョン「長門!!あいつからお前たちを守るにはどうすればいい!!!」 長門「…情報思念体の末梢」 キョン「それはダメだ!!!俺は誰も傷つけねえ!!!!朝倉!!!」 朝倉「じゃあ無理よ…情報思念体はこの世の情報すべてを操れるのよ」 朝倉「まあ例外はあるけど」 キョン「例外ってなんだよ!?」 朝倉「涼宮ハルヒ能力だけ…って考えられてきたけどあと一つあるわ」 朝倉「あなたの歌よ」 キョン「じゃあ俺が歌うしかないじゃねえか!!!」 朝倉「ダメ…歌うだけじゃさっきみたいに逃げられる」 74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 18:41:39.84 ID:H2YebvX+0 長門「涼宮ハルヒと協力すれば…」 朝倉「そうか!涼宮さんとあなたが協力すれば…」 長門・朝倉「「私達は助かる」」 キョン「ハルヒと協力…つまりデュエットだな!!!!」 キョン「よし!それじゃあハルヒのところに行こうぜ!!!」 長門「ここから出るには歌を歌わねばならない」 長門「3人で一緒に」 朝倉「キョン君…歌う曲は任せるわ」 キョン「よし、行くぜ!!!!」 キョン・朝倉・長門「「「おぼえていーますーかー」」」 バシュ 77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 18:51:37.16 ID:H2YebvX+0 キョン「こ…ここはどこだ?」 長門「…私の家と思われる」 朝倉「情報思念体が私たちを消すには時間がかかるわ」 キョン「なんでだ?」 朝倉「あなたの歌声にやられたからね」 キョン「ならちょうどいいじゃねえか!さっさとハルヒのところ行って協力してもらおうぜ!!!」 長門「彼女の家はこっち」タタタタタ 朝倉「行きましょ」タタタタタ キョン「おう!!!」タタタタタタ 78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 18:54:03.44 ID:H2YebvX+0 〜涼宮邸〜 ハルヒ「マクロス7面白かったわね」 ハルヒ「花束を持った女の子…可愛かったなあ…」 ピンポーン ハルヒ「誰よこんな時間(*朝の3時です)に」 キョン「俺だ!!!キョンだ!!!ハルヒ!!!お前に会いにきた!!!」 ハルヒ「え…(ドキッ」 ハルヒ「キョン…(私が風邪ってこと心配してくれて)」 ハルヒ「あ、あがっていいわ…なんで有希と朝倉がいるわけ?」 ハルヒ(しかもこんな夜遅くに…) 79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 18:59:43.38 ID:H2YebvX+0 キョン「ハルヒ!言いたいことは色々分かる」 キョン「だが俺も言葉で説明するのは難しい…」 ハルヒ「……」 キョン「だから聞いてくれ!!!!俺の思いを!!!!」 キョン「いくぜ!!!えんじぇるぼいす!!!!」 ハルヒ「!!!!!(この曲)」 キョン「えんじぇーるぼーいす」 ハルヒ(バサラがクジラと歌ってた…) キョン「おまえーのすがたはゆめーじゃなかったー」 ハルヒ「キョン…」 通行人A「え…玄関でギター弾きながら熱唱してるんですけど」 通行人B「後ろの2人おいてきぼりなんですけど」 通行人A「でもうまくね?」 通行人B「泣けなくね?」 80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 19:03:22.43 ID:H2YebvX+0 キョン「ひとーみ!とじれーばー!」 ハルヒ「いつもーこころのーなかにーひびく」 キョン・ハルヒ「「エンジェル・ボイス」」 キョン「わかってくれたかハルヒ?」 ハルヒ「ええ」 ハルヒ「二人を助けるために協力するわ」 ハルヒ「有希・朝倉、閉鎖空間を今から作るわ」 ハルヒ「そこで情報思念体をおびき出して閉じ込める」 81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 19:08:30.87 ID:H2YebvX+0 朝倉「でもどうやっておびき出すの?」 ハルヒ「歌よ」 キョン「歌?」 ハルヒ「そうよ、私たちのデュエットは大きな情報量があるはず」 ハルヒ「これを今まで有希に観測させていたけど」 長門「それを情報思念体は知るすべがない」 朝倉「だから本人がくるしかないってわけね」 ハルヒ「そうよ」 キョン「長門、情報思念体がお前たちを消すまでにあとどのくらいの猶予がある?」 長門「2日」 ハルヒ「2日もあれば作戦は立てれるわね」 ハルヒ「とりあえず私の部屋へ」 82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 19:13:33.50 ID:H2YebvX+0 キョン(これがハルヒの部屋…ゲームばっかりだな…) キョン(スパロボにストリートファイター…女神転生に葛葉ライドウシリーズまで…) 長門「作戦は私達で立てる」 朝倉「あなたはゲームでもしてなさい」 キョン「いや、俺は情報思念体に歌う歌を作ってる」 キョン「ハルヒ…お前とのデュエットソングだ」 ハルヒ(ポッ*) 長門・朝倉((イライラ)) 83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 19:22:14.84 ID:H2YebvX+0 キョン「できた…これだ!!!」 ハルヒ「へーどれどれ、見せなさいよ!!!」 キョン「おい!胸が当たってんじゃねえか!!!」 ハルヒ「わ…わざとじゃないのよ!」 長門・朝倉((イライラ)) キョン「こっちはOKだ」 キョン「おびき出す作戦は立てられたのか?」 長門「まず閉鎖空間を涼宮ハルヒが作る」 朝倉「そこにあなたと涼宮さん二人で入ってもらって」 ハルヒ「歌を歌う」 長門「そして私たちは閉鎖空間を外から情報操作を行いつつ情報思念体が出られないようにする」 朝倉「その間にデュ…デュエット(イラ)を歌って情報思念体を倒す」 84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 19:25:18.75 ID:H2YebvX+0 キョン「倒す!?話が違う!!!俺はあいつを傷つけるために歌うんじゃねえ!!!」 長門「大丈夫」 長門「倒すと言っても彼の力が私たちに及ばないように操作できるようにするだけ」 朝倉「そのためにあなたたちの歌が必要なの!」 キョン「本当に情報を操作するだけなんだろうな?」 長門「約束する」 キョン「よし…それじゃあ作戦実行は明日だ!」 ハルヒ「明日有希の部屋に集合よ」 ハルヒ「時間は17時」 ハルヒ「私が協力するんだから必ず勝つのよ!!!!」 ハルヒ「じゃあ解散!!!!」 86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 19:33:15.93 ID:H2YebvX+0 〜次の日 17時  長門邸〜 長門「準備はいい?」 キョン「おう、俺の歌を聞かせてやるぜ」 ハルヒ「まっかせなさい!」 朝倉「おーけーよ」 長門「わかってると思うけど帰ってくるときは」 キョン「歌…だろ?」 長門「…幸運を祈る」 ハルヒ「それじゃあ作るわよ…キョン!私を怒らせなさい!!!!」 キョン「わかった」ボガ ハルヒ「ぐげっ」 長門「見事なガゼルパンチ」 朝倉「さあ、閉鎖空間ができたわ!早く行きなさい!!!!」 ハルヒ「ケヒュ…」 キョン「行くぞハルヒ!!!!!」 87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 19:40:06.83 ID:H2YebvX+0 〜閉鎖空間〜 キョン「まずは情報思念体をおびきだすんだよな」 ハルヒ「え…ええ、さっさとおびき出す歌を歌うわよ(ボディに…入った)」 キョン「ああ!それじゃあ歌うぜ!!!」 ハルヒ「空よ!!!!大地よ!!!!!」 キョン「海よ!!!!銀河よ!!!!!」 キョン・ハルヒ「「俺達の歌を聞けええ!!!!!!!」」 〜閉鎖空間外〜 長門「機関に感ずかれないようにこの部屋には情報操作してある」 長門「よって来るのは」 朝倉「情報思念体が来たわ!!!!」 88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 19:45:42.65 ID:H2YebvX+0 情報思念体「有希・涼子…私は君たちを消さなければならない…」 長門(まさか…力が) 朝倉(まずいわね…) 情報思念体「君たちという個体は消さなければならない…が」 情報思念体「最優先事項はこの情報の観測だ…」 情報思念体「私の力が戻れば君たちを抹消する」シュゥ… 長門「閉鎖空間に入った」 長門「眉毛、はやく情報操作を」 朝倉「わかってるわ!」 90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 19:53:58.03 ID:H2YebvX+0 〜閉鎖空間〜 キョン「だいなまいっ!だいなまいっ!だいなまいえくすぷろーじょわんざげん!!!!」 ハルヒ「だいなまいっ!だいなまいっ!だいなまいえきすぷろーじょわんざげん!!!!!」 キョン「だいなまいっ!!!!」 ハルヒ「やっときたみたいね!情報思念体!!!!」 情報思念体「こんにちは涼宮ハルヒさん、そしてキョン君」 情報思念体「僕は君たちを危険因子と判断する」 キョン「へ…俺の歌が怖いのか?」 情報思念体「ああ、怖いさ…だから君の情報を削除する」 キョン「この前は途中で帰られたが今日はそうもいかねえ!!!!!」 キョン「今日はアンコールまで聞いてもらうぜ!!!!」 キョン「いくぜ!!!!ほーりーらぶりーないと!!!!!」 93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 20:01:18.77 ID:H2YebvX+0 キョン「にっじゅうよーじかーんうごめーくまちをー」 キョン・ハルヒ「「とぅなーいとぅなーい」」 キョン「かーけめぐるー!!!!」 情報思念体「くっ…この情報量…やはり偵察にくるべきではなかった…」 キョン「まだ一曲目だぜ!!!!思念体!!!!」 キョン「次はハルヒの歌だぜ!!!」 ハルヒ「いくわよ!!!だけどべいべーっ!まだもーのたりなーいーのっよー!!!!」 情報思念体「ぐあああああ!!!!!」 ハルヒ「3曲目よ!きーみーとはーしーりーだすー!!!!!」 情報思念体(このままでは…!!!) 情報思念体(私も…私も歌で!!!!) 94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 20:08:17.00 ID:H2YebvX+0 情報思念体「F○CK!!!!」 ハルヒ(ビクッ!!!) キョン「ハルヒ!歌を途中でやめんじゃねえ!」 情報思念体「俺は地獄のてろりーすと!!!」 キョン「ハルヒ!4曲目だ!!!いっつにゅーふろんてぃー!!!!」 キョン「そこがどーこでーもかまわなーいーさー!!!」 情報思念体「SATUGAIせよおおお!!!!!」 ハルヒ(だ…だめ…ついていけない…)じょおおお ハルヒ(あ…) 情報思念体「漏らしやがったな!このビッ○があ!!!!」 キョン「ハルヒー!俺の歌を…俺の歌を聴け!!!!(くそっ情報思念体の野郎…歌の情報が入りだしてやがる)」 情報思念体「へーいへーいへいときにはおこせよむーぶめんっ!!!!」 キョン「おまーえーにあーいーたーいー!!!!!」 98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 20:14:07.51 ID:H2YebvX+0 情報思念体「そーれなーらばいーいっそー」 キョン「さむでい!ほしにかわるー!はーととひきかーえにー!!!!」 情報思念体「なーなめーをーみずーにー!」 キョン「く…次が最後の曲だ…」 キョン「ハルヒ!ハルヒー!!!!」 ハルヒ「あ…ああ…」 ハルヒ「だ…だめ…歌え…ない…」 情報思念体「DMCの歌がきいたようだね…」 情報思念体「これで決める!!!せめて思い出とともに消えるがいい!!!」 情報思念体「なっつーやすみはー!!!やっぱりー!!!みじかいー!!!」 キョン「ぐぁああああああ!!!!!!」 ハルヒ「きょん…キョン」 ハルヒ「キョーーーーン!!!!!!」 100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 20:21:43.31 ID:H2YebvX+0 ハルヒ(私の…私のせいでキョンが…) ハルヒ(キョンが苦しんでいる…) ハルヒ(怖がってなんかいられない!!!!) ハルヒ「情報思念体!!私の歌を聴けえええ!!!!!!」 情報思念体「神の歌を聞かせてみろ!!!!!」 ハルヒ「ほしくずーをてらしーてくーおーべいびー」 情報思念体「いとーしさーとせーつーなーとーこーこーろつよーさとー」 ハルヒ「あーおーいでんーせつーのはなをーおいかけてー」 情報思念体「おとこはおーかみなのーよー(くっ…さっきまでの漏らした奴とはまるで別人だ…)」 ハルヒ「どーこーへきーえーるのー(キョンは私が守る!)」 102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 20:31:10.74 ID:H2YebvX+0 キョン「くっ…(ハルヒの歌が…俺に力を…)」 ハルヒ「最後の曲いくわよ!!!!(私が…キョンを守る)」 ハルヒ「たったーいっきょくーのろけんろーる」 情報思念体「く…このままでは(涼宮ハルヒの情報を…弱点を検索)」 ハルヒ「あしたーへひーびいーてくー」 情報思念体「ぐ…ぐああああああ(検索…HurryHurryHurryHurry!!!!!)」 ハルヒ「あさーやけーのかーなたーへー!!!!」 情報思念体「ああああ!!!!!(まだかまだか!!!!!)」 ハルヒ「おまえーをさーえぎーるものーはー」 情報思念体「ぐあああああ!!!!(検索完了!弱点発見!!!!)」 ハルヒ「なにもーなーいー!!!!!」 情報思念体「さんらーい!ゆーめをさーます」 104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 20:37:37.43 ID:H2YebvX+0 ハルヒ(うぅ!この曲…!) キョン「ハルヒぃ…歌の…歌の途中だろ…」 情報思念体「あーさーのひかりーまーたーてらしだーすー(涼宮ハルヒは…ゲームのEDに弱い!!!)」 キョン「ハルヒぃ!!!!!」 ハルヒ(この歌は…アイギス…) 情報思念体「続けてもう一曲だ!!!」 情報思念体「むじひなーことばだーけーがー」 キョン「ハルヒ…」 ハルヒ(P4まで…ごめんキョン…私はここまで…だわ…)バタッ キョン「はる…ひ…?ハルヒ…?ハルヒ?ハルヒ!?うわああああああ!!!!!!」 105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 20:43:32.82 ID:H2YebvX+0 情報思念体「ふぅ…残りは君だけだ…」 情報思念体「君には歌という素晴らしい情報を教えてもらったよ」 キョン「く…」 情報思念体「せめてもの餞だ」 情報思念体「歌で死ね」 キョン「ハルヒ!聞こえるか!!!!」 キョン「最後だ!最後の…俺たちの歌を歌うぞ!!!!」 情報思念体「無駄だよ、彼女はもう死んでいるさ」 キョン「肉体は死んでいようが心は簡単には死なねえ!!!!」 キョン「いくぜハルヒ!!!!」 キョン「むらっさっきーのぱのーらまー」 キョン「ぎーんがーのはーいうぇーいみーあーげれーっばー」 106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 20:47:52.29 ID:H2YebvX+0 情報思念体「この曲は…(なんだ…?頭痛が…ない?)」 キョン「おれのーむねをーつーらぬくしゅーてぃんすたー!!!」 情報思念体「なぜ…(私が…私が歌えない…?歌声が出せない…?)」 キョン「ねーむーらーないまちーにー」 情報思念体「あ…(死んだはずの涼宮ハルヒの体が…動いてる…?)」 キョン「かそーくーすーるーはーびっとかーさーねてーはー」 情報思念体(これが…これが自律進化なのか…?) キョン「みえなーいあすーにー」 ハルヒ「ふーといのるーときーいー」 情報思念体(涼宮ハルヒが…完全に蘇った…) 107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 20:53:05.90 ID:H2YebvX+0 キョン「きこっえーてーくーるーあーのーめーろでぃー」 情報思念体(なんだこの胸の高まりは…) ハルヒ「ふしっぎーなーあのーこーえーがー」 情報思念体「おーれをはなさない…(なぜ…私がこの歌を歌っている…?)」 ハルヒ「おしっえーてくれせぶんすむーん」 キョン「このっむーねのもやもやをーおー」 情報思念体「お…れを…どこへ…つれて…いくのか…」 キョン「あおっくーゆれるせぶんすむーん」 ハルヒ「ひびいてくるりーずむーにー!」 キョン「いかっれーたーだーんすーでこ・た・え・を・さ・が・す!」 キョン・ハルヒ・情報思念体「「「だーけさー!!!!」」」 108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 20:58:39.44 ID:H2YebvX+0 キョン「これで…俺たちのコンサートは終わりだ!!!!」 ハルヒ「もう言葉も拳も交わす必要はないわ」 キョン「俺達はもう仲間だろ?」 情報思念体「ふ…これが…歌の力か…」 キョン「あん?」 情報思念体「やっとわかったよ」 情報思念体「歌にはいろいろな気持ち・情報が込めることができるんだね」 情報思念体「それが感情だったり気持ちだったり」 情報思念体「歌詞であったりリズムであったり」 ハルヒ「そうね…これが歌の力よ」 情報思念体「ふふ…まさか人間に教えられるとはね」 キョン「…さて、お前にひとつ頼みがある」 キョン「長門と朝倉を殺さないでほしい」 110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 21:06:11.64 ID:H2YebvX+0 情報思念体「もう殺せないさ…」 情報思念体「この閉鎖空間に侵入するのに大変な力を使ってしまった」 情報思念体「君の頼みってこともあるしね」 キョン「へ…次は一緒にデュエットしようぜ!」 情報思念体「ああ…そうだね…」 ハルヒ「もう大丈夫ね」 ハルヒ「それじゃあさっさと帰りましょ」 ハルヒ「帰るには歌を歌えばいいんでしょ?」 キョン「ああ、そう聞いている」 情報思念体「………無駄だよ」 111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 21:12:57.79 ID:H2YebvX+0 キョン「なん…だと…?」 ハルヒ「え…?何言ってんの?」 情報思念体「私がこの閉鎖空間に侵入したときにここの情報を操作したんだ」 ハルヒ「なにやってんのよ!じゃあさっさともどしなさいよ!!!!」 キョン「…続けろよ」 情報思念体「…この閉鎖空間ではなぜか僕の力は自然回復しない」 情報思念体「もとの状態に戻すように操作することはできないんだ」 ハルヒ「じゃあどうすんのよ!!!!」 情報思念体「わからない…」 113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 21:20:26.84 ID:H2YebvX+0 キョン「…いや、やっぱり歌だ」 ハルヒ・情報思念体「「?」」 キョン「歌は大量の情報を持ってるんだろ?」 情報思念体「ああ…」 キョン「お前は情報を作らなくていい」 キョン「俺とハルヒが作った情報を改変しろ!」 キョン「それでなんとかならないか?」 ハルヒ「どうなの…?」 情報思念体「できるかもしれない…やってみる価値はある!」 キョン「それじゃあ頼むぜ!」 ハルヒ「あんたここから出たら有希と朝倉に謝るのよ!!!!」 キョン「いくぜハルヒ!!!!!」 114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 21:25:59.35 ID:H2YebvX+0 キョン・ハルヒ「「ひとつめの言葉は夢 眠りの中から 胸の奥の暗闇を そっと連れ出すの ふたつめの言葉は風 行く手を教えて 神様の腕の中へ 翼をあおるの とけていった悲しいことを かぞえるように 金色のリンゴが またひとつ落ちる 見たこともない風景 そこが帰る場所 たったひとつのいのちに たどりつく場所 古い魔法の本 月のしずく 夜のとばり いつか逢える 予感だけ みっつめの言葉は hum・・・ 耳をすましたら あなたのふるえる腕を そっとときはなつ」」 115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 21:31:04.66 ID:H2YebvX+0 情報思念体「今だ!心の力を解き放て!!!!」 キョン「うおぉぉぉぉぉ!!!!」シュゥ… ハルヒ「うわぁぁぁぁぁ!!!!」シュゥ… 〜閉鎖空間外  長門の部屋〜 長門「おかえり」 朝倉「二人とも大丈夫?」 キョン「ああ…すこしケツ打ったがな…」 ハルヒ「ふう…どうやら閉鎖空間から出られたみたいね」 長門「あれから一か月たっている」 キョン「親なんか関係ねえぜ、俺の歌で納得させてやるぜ!」 ハルヒ「そうね、あ…閉鎖空間が消えていく…」シュゥ… ハルヒ「あれ…?そういえば情報思念体は…?」キョロキョロ 116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 21:35:40.77 ID:H2YebvX+0 長門「中のことは私たちも外から見ていた…」 朝倉「私たちは閉鎖空間の拡大と外部への情報漏えいを防止するために手いっぱいだったの」 ハルヒ「そんなこと聞いていないの!」 ハルヒ「情報思念体はどうなったのって聞いてんの!!!」 長門「消滅した」 キョン・ハルヒ「「!!!」」 朝倉「閉鎖空間の消失とともに…消えたわ」 117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 21:40:43.96 ID:H2YebvX+0 キョン「な…あいつ約束したぞ!」 キョン「俺とデュエットするって!!!!」 ハルヒ「最後…助けてくれた…」 長門「最後に…」 長門「閉鎖空間が消失する寸前に情報思念体からあなたたちへの情報が届いた」 長門「私は言葉では伝えられない」 長門「歌も歌えない」 長門「私が…あなたたちにこの情報を伝えられるのはまだ先のこと…」 キョン「それでもいい!!!あいつの思いを…あいつの思いを俺に伝えてくれ!!!」 118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 21:48:01.17 ID:H2YebvX+0 〜SOS団部室〜 長門「ってことが」 古泉「そう…ですか…(グスッ」 みくる「じゃあ長門さんや朝倉さんは…」 長門「もう何の力もない普通の人間になってしまった」 長門「涼宮ハルヒは閉鎖空間を作った時を境に能力を失った」 長門「おそらく最後の歌の時」 古泉「…そうですか」 古泉「機関に連絡しておいても…?」 長門「かまわない」 119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 21:53:20.55 ID:H2YebvX+0 キョン「…なあ」 キョン「わるいが俺は帰るぜ…」 キョン「帰って曲を作らねえとな」バタンッ 長門「…彼の情報は元に戻らなかった」 古泉「それは涼宮さんが望んだことなのでしょうか…?」 長門「それは違う」 古泉「では彼が望んだ…?」 長門「それも違う」 みくる「二人ともお茶はいりましたよ〜」コトッ 120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 21:58:45.65 ID:H2YebvX+0 〜キョンの家 リビング〜 キョン「さあはじまるぜさーでないっ!!!」 キョンの父「……」 キョン「ちょーしはどーおだいっ!!!!」 キョンの母「………」 キョン「びーとをかんじるかーいー!!!!」 キョンの妹「…………」 キョン「れすたんだっぷ!!!!!」 〜キョンの家  前の通り〜 ???「の…も…わとぅん…らぶっ…」 佐々木「…」 ???「あいを…むだに…する…な…」 佐々木「この歌声…キョン?」 122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 22:06:13.06 ID:H2YebvX+0 〜次の日放課後  SOS団部室〜 ハルヒ「みんな!今後のSOS団の活動方針が決まったわよ!!!!」 ハルヒ「不思議探索なんてあまいこと言ってんじゃないわよ!!!!」 ハルヒ「歌で世界を救うのよ!!!!」 古泉(世界を…救う…?) 古泉(最初彼に言われた…「お前にはやりたいことはないのか?」と) 古泉「僕がやりたいことは…」 長門(私はこの情報を…情報思念体にたくされたこの情報を伝えなければならない…) 長門(私にとって歌を歌うことは…生きる証…) 長門「意義無し」 125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 22:09:59.97 ID:H2YebvX+0 みくる「ふぇ〜(歌…か…)」 みくる(未来では…禁則行為なんだけどな…) みくる「やりますぅ〜」 キョン「もちろん意義は無えぜ!」 キョン「俺の歌  ハルヒ「なら決まりね!!!!」やるぜ!」 ハルヒ「じゃあ早速練習よ!!!!」 126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 22:15:15.38 ID:H2YebvX+0 〜キョンの家  リビング〜 キョン「なんども〜な〜んども〜」 キョンの父「……」 キョン「夢は〜か〜な〜うと〜」 キョンの母「……」 キョン「なきなーがらーさけーんだーひびー!!!!!」 キョンの妹「……」 〜ハルヒ邸  リビング〜 ハルヒ「あっお〜いでん〜せつ〜のはなを〜」 ハルヒ母「…」 128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 22:17:24.12 ID:H2YebvX+0 〜長門家〜 長門「ゆきはまだ!!!!」 朝倉「じゅーろくだーからー!!!!」 〜古泉家(下宿)〜 古泉「かむぴーぽーしーんじてほーしいー」 森「……」 古泉「いますーぐーわからなくていいかーらー」 森「……」 130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 22:29:33.53 ID:H2YebvX+0 〜〜そして時は流れ〜〜 涼宮ハルヒ チャリティー団体、「SOS団(世界を大いに救いう団)」を立ち上げる 歌で得る収入をすべて世界平和へついやすこの団はたちまち有名に 2047年にノーベル平和賞を受け取る 古泉一樹 歌手として大成はしなかったが俳優として活躍 第二の阿部寛と呼ばれるほど大物になり、SOS団への寄付金額もかなりの高額である 妻の園生と共に幸せに暮らしている 朝倉涼子 「りょうこん」という漫才師として一躍有名に SOS団への高額の募金は芸能界の中でも伝説となっている 長門有希 女性初の日本国総理大臣となる 収入のほとんどはSOS団の寄付に消えることで世論からの支持も厚い また最近の趣味は「お風呂でカラオケ」らしく なぜお風呂なのかは「自分の歌だからカラオケに入っていない」とのことである そして… 133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 22:38:37.94 ID:H2YebvX+0 〜無政府国家ソマリア〜 彼はそこにギターを携えたっていた ?「SOS団に寄付?俺は歌を聞かせてえだけなんだよ」 ?「SOS団なんかくだらねえぜ」 ソマリア人A「おい!あの鉄塔にアジア人が立ってるぞ」 ソマリア人B「ひゃっはー!!!!金品を奪い取れ!!!!」 ソマリア人C「馬鹿め!!!金を奪い取ってやるぜぇ!!!!」 ?「海よ!大地よ!星よ!銀河よ!聞こえるかぁぁぁああああ!!!!!」 ソマリア人D「なんかいってやがるぜ!」 ソマリア人E「関係ねぇ!やっちまえ!!!!!」 ?「へ…てめえら戦いなんてつまんねえことやってんな!」 キョン「戦争なんざくだらねえぜ!!!!!俺の歌を聞けえええ!!!!!」 END 136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 22:41:36.03 ID:H2YebvX+0 みなさん読んでくれてありがとうございました! なんか色々めちゃくちゃでしたけど…マクロス7は最高のアニメだ!!!! 保守とかコメントがホント励みになりました!!! ホントにありがとうございました!!! あと>>132さんみたいにオチ読めた人いっぱいいそうですね…