涼宮真紅「この中に、ニート、引き籠りの予備軍がいれば……! 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/05(金) 19:25:45.92 ID:1QuSXPG50 涼宮真紅「私のところに来なさい! 以上!!」 シーン…… 涼宮真紅「あれ? ウケると思ったんだけど……」 桜田キョン(振り返ると、真紅のドレスを身にまとった人形が机の上で困惑していた) 涼宮真紅「ま、まあいいわ。高尚な冗談も分からない下等な連中ってことが分かったんだし……。よいっしょっ、と」 桜田キョン(人形が椅子へ降りると、僅かに赤いカチューシャだけ見えていた) 涼宮真紅「あれぇ?! ちょっと! これじゃあ、黒板見えないじゃない!!(ピョン、ピョン」 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/05(金) 19:34:57.14 ID:1QuSXPG50 国木田「キョン、彼女のこと気になるんじゃないの?」 桜田キョン「なんで?」 国木田「だって、キョンは変な女の子が好きじゃない」 桜田キョン「誤解を招く言い方はよせ。それにあれはどうみても人形だろ」 国木田「何言ってるのキョン? そんな言い方失礼だよ?」 桜田キョン「はぁ?」 谷口「あいつだけはやめとけよ。中学のとき三年間同じクラスだったから知っているんだが、あいつはひたすらにウザいだけだ」 国木田「そうなの?」 谷口「まあ、俺の口から言わなくても、見ていればすぐにわかるぜ?」 桜田キョン「……(あれ? ああいう人って珍しくないんだ)」 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/05(金) 19:42:21.90 ID:1QuSXPG50 涼宮真紅「だから、私のサイズを考えてってば!」 女生徒1「え〜、でも、真紅さんが日直だし。このプリントを職員室に持って行ってくれないと困るわ」 女生徒2「それに、朝倉さんだってあなたと同じサイズだけど、ちゃんと仕事をしているわ」 翠星石「あ、気にしなくていいですぅ。私、独りで大丈夫ですぅ……ふぬぬぬぅ……」 女生徒2「あわわ、朝倉さん無茶し過ぎよ? 半分、いえ、全部持つから」 翠星石「あ、それじゃあ私の意味がないですから、一枚だけください」 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/05(金) 19:48:28.69 ID:1QuSXPG50 涼宮真紅「……ふん!」 スタスタスタ…… 女生徒1「あ、真紅さん! 全く……」 桜田キョン「ところで、朝倉って呼ばれている奴、名札には『翠星石』ってあるけど?」 国木田「そういえばそうだね。ペンネームじゃないの?」 桜田キョン「そんなバカな?!」 谷口「さてと、国木田。次、ここの辺で当てられそうだから、ちょっと教えてくれないか?」 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/05(金) 19:50:47.98 ID:1QuSXPG50 桜田キョン「なあ」 涼宮真紅「……」 桜田キョン「真紅さん?」 涼宮真紅「え? あ、私? なら、そう言いなさいよ。こっちは前方の視界ゼロなんだから。……よいしょっと」 桜田キョン「いちいち机に登らなくちゃいけないんだな」 涼宮真紅「まあね。で、なに?」 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/05(金) 19:52:57.90 ID:1QuSXPG50 桜田キョン「風の噂で聞いたんだが、全部の部活に仮入部したって本当か?」 涼宮真紅「ええ、それがなにか?」 桜田キョン「良い部活があったら紹介してもらうかと思って……(もう手芸部に決めてるけど)」 涼宮真紅「ぜんっぜんないわ! どれもゴミ屑以下ね!」 桜田キョン「そうなのか?」 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/05(金) 19:57:32.46 ID:1QuSXPG50 涼宮真紅「だって、テニスはラケットもボールも大きいし、吹奏楽部なんて木琴を叩くスティックすら重たくてさ!」 桜田キョン「そら、そうだ」 涼宮真紅「少しは私に合わせてもいいと思わない?! 思うでしょ?!」 桜田キョン「ああ……」 涼宮真紅「制服だって、作ってもらえないし……」 桜田キョン「だから、いつもドレスなのか」 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/05(金) 20:00:44.50 ID:1QuSXPG50 涼宮真紅「で、聞きたいことはそれだけ?」 桜田キョン「あ、ああ」 涼宮真紅「無駄な時間ね! よいしょっと」 桜田キョン「……」 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/05(金) 20:03:30.70 ID:1QuSXPG50 桜田のり「キョンくーん、ハサミかして」 桜田キョン「姉ちゃん、いい加減にノックすることを覚えてくれ」 桜田のり「てへっ」 桜田キョン「確信犯か」 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/05(金) 20:05:52.83 ID:1QuSXPG50 桜田のり「キョンくん、何してるの? お裁縫?」 桜田キョン「ああ、そうだよ」 桜田のり「ホントにそういうの好きだよね〜。私の旦那様にしたいくらい!」 桜田キョン「気持ち悪いことを言うな!」 桜田のり「ぶー。じゃあ、ハサミかりていくねー」 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/05(金) 20:36:48.78 ID:1QuSXPG50 涼宮真紅「おはよう」 女生徒1「……」 女生徒2「……」 涼宮真紅(なによ! ふん、あなたたちなんて、私から願い下げよ!) 桜田キョン「おーっす」 国木田「おはよう」 谷口「うーっす」 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/05(金) 21:10:40.66 ID:1QuSXPG50 桜田キョン「真紅さん、おはよう」 涼宮真紅「ふえ?! わ、私に言ってたの?! ……よいしょっ、と。お、おはよう」 桜田キョン「これ、あとで着てくれないか?」 涼宮真紅「なによ、これ?」 桜田キョン「今日、体育あったろ? そのときでいいから」 涼宮真紅「そ、そう」 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/05(金) 21:24:14.43 ID:1QuSXPG50 涼宮真紅「き、着たわよ……///」 桜田キョン「おー、うちの制服も似合うな」 涼宮真紅「どういうことよ?」 桜田キョン「いや、制服も着たいだろうと思って作ってみた」 涼宮真紅「な……?!」 桜田キョン「迷惑だったか?」 涼宮真紅「べ、べつに」 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/05(金) 21:35:02.28 ID:1QuSXPG50 桜田キョン「やっぱり無いなら、作るしかねえよな。真紅に合うものなんてそんなにないし、普通は作ってもくれないから」 涼宮真紅「勝手に呼び捨てにしないで!」 桜田キョン「あ、ああ。すまん」 涼宮真紅(……無いなら、作る、ね) 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/05(金) 21:42:01.19 ID:1QuSXPG50 涼宮真紅「キョン!!」 桜田キョン「はい?」 涼宮真紅「部室を見つけておいたから、放課後はそこに集合ね!」 桜田キョン「何のことだ?」 涼宮真紅「私たちの部活よ!」 桜田キョン「へ?」 涼宮真紅「来ないと、死刑だから! いいわね?! ……よいしょっと」 桜田キョン「あ、おい……」 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/05(金) 21:49:26.02 ID:1QuSXPG50 桜田キョン「ここか。文芸部室……?」 ガチャ 桜田キョン「失礼しまーす……お?」 水銀燈「……ん……おも……」 桜田キョン(机の上で、人形がハードカバーの本を開こうとしている。でも、重たくて開かないようだ) 水銀燈「……! 長門有希」 桜田キョン「ああ、そう」 桜田キョン(名札に『水銀燈』ってあるけど……) 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/05(金) 21:56:56.50 ID:1QuSXPG50 桜田キョン「あの〜、真紅って人がここに……」 水銀燈「……ん……おも……」 桜田キョン「えっと、何ページが見たいの?」 水銀燈「もくじ」 桜田キョン「あ、まだ読んでないんだ」 水銀燈「そう」 桜田キョン「はい、これでいい?」 水銀燈「ありがとう」 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/05(金) 22:06:23.46 ID:1QuSXPG50 桜田キョン「でさ……」 涼宮真紅『ぬおおお!! 扉が閉まってる! ドアノブが遥か上空にあるわ!!』 雛苺『ですから、どうして私がここに連れてこられてるんですかぁ〜!』 桜田キョン「……」 ガチャ 涼宮真紅「あら。開いた。って、キョン! あなたねえ、閉めたら開けてよ!」 桜田キョン「意味がわからん。それより、となりで怯えている子は誰だ?」 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/05(金) 22:16:08.48 ID:1QuSXPG50 涼宮真紅「ああ、この子? 朝比奈みくるちゃんよ!」 桜田キョン(例にもよって、名札には『雛苺』とある) 雛苺「あの、ここ、どこですか?」 桜田キョン「実は俺にもさっぱり。一応、文芸部室なんだけど」 水銀燈「……ん……おも」 桜田キョン「あ〜、はい、次のページ」 水銀燈「感謝する」 雛苺「文芸部?」 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/05(金) 22:26:39.04 ID:1QuSXPG50 涼宮真紅「文芸部ではないけど、ここにいるみんなは同じ部員よ!」 桜田キョン「初耳だぞおい!」 雛苺「な、なにをする部活なんですか?」 涼宮真紅「そんなの今から考えればいいじゃない!」 桜田キョン「おいおい、大丈夫かよ……」 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/05(金) 22:34:40.49 ID:1QuSXPG50 一ヶ月後 涼宮真紅『新しい子を見つけたわ! って、また閉まってる! 開けてー!』 桜田キョン「はいはい。どうしたんだ?」 涼宮真紅「新しい部員を紹介するわ!」 蒼星石「どうも、古泉一樹です」 桜田キョン(当然のように、名札には『蒼星石』とある) 涼宮真紅「さてと、これでもう戦力的には十分ね!」 桜田キョン「(俺以外、人形なんだけど)」 涼宮真紅「何か言った?」 桜田キョン「いえ」 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/05(金) 22:48:46.87 ID:1QuSXPG50 涼宮真紅「さてと、早速だけど明日はみんなで遊びに行くわよ!」 桜田キョン「早速過ぎるな。どうしてだ?」 涼宮真紅「え? それは、えーと、そう! 親睦を深めるためよ!」 桜田キョン「今、考えただろ!!」 水銀燈「……ん……」 桜田キョン「はい」 水銀燈「どうも」 涼宮真紅「とにかく、明日は遊ぶわよ!!」 雛苺「ふえーん」 蒼星石「わかりました」 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/05(金) 22:58:01.01 ID:1QuSXPG50 次の日 涼宮真紅「さて、行くわよ!」 桜田キョン「おい、こら」 涼宮真紅「なによ?」 桜田キョン「なぜ、お前は俺の頭にしがみ付いていて……」 雛苺「ごめんなさい」 桜田キョン「雛苺は俺の腕の中にいて……」 蒼星石「意外と心地いいです」 桜田キョン「蒼星石は俺の左肩で足を組んでいて……」 水銀燈「ユニーク」 桜田キョン「水銀燈は俺の右肩に座っているんだ?」 涼宮真紅「傍から見ると、変態ね。ぷぷぷ!」 桜田キョン「首を振るぞこら」 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/05(金) 23:10:14.76 ID:1QuSXPG50 ヒソ……ヒソ……ヒソ…… 桜田キョン「視線がいてえ」 涼宮真紅「ねえ、あそこに入ってみましょうよ!」 桜田キョン「喫茶店? お前ら、なんか飲むのか?」 一同「紅茶!」 桜田キョン「あ、そう……」 雛苺「あ、でも私、お金が……」 涼宮真紅「そんなのキョンが払ってくれるわよ」 桜田キョン「なんで?!」 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/05(金) 23:22:18.11 ID:1QuSXPG50 涼宮真紅「さて、これからなにしましょうか?」 桜田キョン「ノープランか」 涼宮真紅「仕方ないじゃない。だって、みんなで決めたかったんだもん」 桜田キョン「決めると言ってもなぁ」 雛苺「あの、いいですかぁ?」 涼宮真紅「うん? なになに?」 雛苺「実は、行ってみたいドールショップがあるんですけど」 桜田キョン「(ドールがドールショップに?) 蒼星石「それはいいですね。我々の服も買えますし」 桜田キョン「なるほど」 水銀燈「……(ズゴゴゴゴゴ……」 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/05(金) 23:32:00.30 ID:1QuSXPG50 桜田キョン「ここか」 涼宮真紅「なかなか、雰囲気でてるじゃない」 カラーン 翠星石「はーい、いらっしゃいませですぅ」 水銀燈「……!」 翠星石「あら、これはこれは……」 涼宮真紅「ちょっと、見せてもらうわよ」 雛苺「……」 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/05(金) 23:39:38.23 ID:1QuSXPG50 水銀燈「どういうつもり? あなたは私の妹でしかないはず」 翠星石「そんなの関係ないですぅ。私の目的は初めから、キョンくんと真紅さんの抹殺ですから」 水銀燈「なぜ?」 蒼星石「二人は危険、なのですよ」 雛苺「ごめんなさい。長門さん……」 水銀燈「やはり、あの部室は明け渡すべきではなかった」 翠星石「どっちにしろ、もう袋のねずみですぅ。まずはキョンくんから殺さないと……」 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/05(金) 23:54:17.41 ID:1QuSXPG50 水銀燈「させない!」 蒼星石「おっと、そこまでです、長門さん」 水銀燈「どいて」 雛苺「このまま二人が親密になれば、ローザミスティカを破壊するんですよ?!」 翠星石「そうですぅ。そもそも、この世界には涼宮ハルヒと呼ばれる存在はいてはならないのですぅ。     いていいのは、金髪碧眼の真紅、だけですぅ」 水銀燈「それは……!」 蒼星石「我々の意識が前の世界のものであるのも、このためなんですよ?」 雛苺「長門さん、私たちの世界に戻るにはローザミスティカが必要不可欠です。そして、涼宮真紅さんがいるかぎり、私たちは、このまま」 水銀燈「……」 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/06(土) 00:10:16.63 ID:QvijoM640 桜田キョン「おい、お前ら、なにしてるんだ?」 翠星石「チャンスですぅ!!  とりゃ!!」 桜田キョン「な……!!」 シュン! 翠星石「え? 止められた?」 涼宮真紅「どうも怪しいと思っていたのよね」 蒼星石「涼宮さん?!」 涼宮真紅「だってさ、みんな嫌な顔一つしないんだもん。キョン以外は、すんなりと私に付いてきてくれた」 桜田キョン「いや、俺も結構すんなり付いてきたけど」 涼宮真紅「それだけじゃないって。普通さ、見知らぬ人に部活入って言われて、入る人なんていないでしょ?」 桜田キョン「俺の立場は?」 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/06(土) 00:24:54.26 ID:QvijoM640 涼宮真紅「さて、私を騙した罪は重いわよ……」 翠星石「っく! ばれちゃあ、しょうがねえですぅ! 行きますよ! みなさん!」 蒼星石「はい!」 雛苺「ひえええええ」 桜田キョン「おまえら、落ち着け」 三人「ふぎょ!」 水銀燈「人間相手では無力」 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/06(土) 00:31:03.74 ID:QvijoM640 〜事情説明〜 桜田キョン「つまり、俺はこの世界にいるべきではないってことか?」 翠星石「そうですぅ。ついでに涼宮真紅さんもですぅ」 涼宮真紅「なんでついでなのよ!!」 桜田キョン「そして、この世界にいるべき桜田ジュンと真紅を復活させないといけない、か」 蒼星石「そういうことです」 雛苺「(コクコク!」 桜田キョン「俺は死なないとダメなのか? すげー怖いんだけど」 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/06(土) 00:40:57.81 ID:QvijoM640 〜事情説明〜 桜田キョン「つまり、俺はこの世界にいるべきではないってことか?」 翠星石「そうですぅ。ついでに涼宮真紅さんもですぅ」 涼宮真紅「なんでついでなのよ!!」 桜田キョン「そして、この世界にいるべき桜田ジュンと真紅を復活させないといけない、か」 蒼星石「そういうことです」 雛苺「(コクコク!」 桜田キョン「俺は死なないとダメなのか? すげー怖いんだけど」 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/06(土) 00:42:12.47 ID:QvijoM640 水銀燈「死ぬ必要はない」 桜田キョン「本当か!?」 水銀燈「あなたが異端分子であると自覚した今なら、殺すことはない」 翠星石「っち! バレたですぅ」 桜田キョン「先に行って欲しかったぜ」 水銀燈「涼宮真紅にどんな影響が出るか分からなかった。だから、時間がかかった」 涼宮真紅「なによ、私のせいだっていうの!?」 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/06(土) 00:49:08.32 ID:QvijoM640 桜田キョン「あーもー」 涼宮真紅「んぐ!」 桜田キョン「さあ、やってくれ!」 水銀燈「……次空間の修正を開始する」 翠星石「あーあ、せっかく、もう一度キョンくんを刺せると思ったのに」 水銀燈「……」 翠星石「ひい!」 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/06(土) 01:08:14.04 ID:QvijoM640 キョン「ん……?」 妹「キョンくん、おきてー!」 キョン「ああ、起きる……」 妹「あれ、キョンくん? このかわいいお人形はなぁに? キョン「え? ああ、それな……」 キョン「なんだっけ?」 END