国木田「キョン…痛いよ……」 340 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 02:13:23.30 ID:7sIB76P60 原形をとどめてないものなら投下できる エロないけど 343 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 03:28:37.19 ID:7sIB76P60 じゃあ保守代わりの投下 ・国木田とイチャイチャしない ・ハルヒがBLに興味をもったようです 344 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 03:29:48.64 ID:7sIB76P60 ガチャッ ハルヒ「あら…?男子はまだ来てないのね」 長門「…」 スタスタ…ドスン ハルヒ「みくるちゃん、お茶を頂戴」 みくる「はい〜」 ハルヒ「ふぅ…」 ぱらぱら… 345 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 03:31:35.96 ID:7sIB76P60 みくる「はい、どうぞ」 ハルヒ「ありがと。そこに置いといてくれる?」 みくる「随分熱心に読んでますね。何の本なんですか?」 ハルヒ「ああこれね。ねぇ…二人とも」 みくる「?」 長門「…?」 ハルヒ「BLって知ってる?」 346 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 03:34:13.96 ID:7sIB76P60 長門(!) みくる「びーえる…ですか?」 ハルヒ「そうよ、有希は知ってる?」 長門「…男性…おもに少年同士の恋愛を題材にした、小説などの創作ジャンルのこと…」 みくる「ひえぇっ!?…そ、それって、えっと…ホ、ホm」 347 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 03:36:29.83 ID:7sIB76P60 ハルヒ「…ともちょっと違うわね」 ハルヒ「面白いって騒いでるから借りてみたけど…よく読めばあんまり少女漫画と変わらないのよね」 ぱらぱら… 長門「……朝比奈みくる」ポソ 手招き手招き みくる「えっ、はい…」 348 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 03:38:13.78 ID:7sIB76P60 長門「…非常にまずい」ポソポソ みくる「え?何がですか」ポソポソ 長門「ああ言っているものの、今朝から彼女が読んだBL本の数は15冊」 みくる「ひえぇ…」 みくる「でっ、でも、別に何が好きだろうと個人の自由だし…構わないと思いますよ」 長門「顔が引きつっている」 349 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 03:40:13.45 ID:7sIB76P60 みくる「それに、本を読むことに問題は…」 長門「大有り」 長門「涼宮ハルヒがBLに熱中することによって、彼にも影響が…」 ハルヒ「ちょっと二人とも!なにこそこそ喋ってるのよ!こっちにいらっしゃい!」 長門「…」 350 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 03:43:06.44 ID:7sIB76P60 どっさり みくる「…この本、全部BLの本なんですか?」 ハルヒ「そうよ。みくるちゃんも読む?」 みくる「えっ、わ、私はいいです…それより、そんなに面白いんですか?」 ハルヒ「う〜ん、そうね…想像してたよりは面白いかもね」 ハルヒ「男同士って言っても、どうせ女みたいな男が主人公なんだと思ってたら違うのよ」 みくる「へぇ〜…あれ?でもさっき、少女漫画みたいなものって…」 ハルヒ「それよ。少女漫画でも大抵は平凡な女の子が、イケメンと付き合うようになるじゃない?」 ハルヒ「だからBLも、大抵平凡な男子が、イケメンと付き合うようになるのよね。そう、例えば古泉くんと…」 みくる・長門(!!!) ―――――――その時、時は止まった 351 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 03:45:17.31 ID:7sIB76P60 みくる(さっき長門さんが言ってたのはこういうことだったんですね…) みくる(ここで涼宮さんがキョンくんの名前を出してしまったら…) 妄想キョン『古泉…俺、実はお前のこと…ずっと…』 妄想古泉『わかっていますよ…僕の可愛いキョンくん…』ガバッ 妄想キョン『古泉…痛い……』 みくる(そ、そんなことになったら、私とキョンくんの幸せ家族計画が…!) 352 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 03:47:30.25 ID:7sIB76P60 長門(懸念していた事態になった) 長門(ここで涼宮ハルヒが彼の名を出したら…) 妄想古泉『キョンくん…僕は…僕はあなたのことを…』 妄想キョン『野暮なことを言うな、古泉。俺はちゃんとお前の気持ちをわかってる…』ガバッ 妄想古泉『キョンくん…痛いです……』 長門(…最悪の事態…これは避けるべき…) 353 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 04:03:11.05 ID:7sIB76P60 ハルヒ「キョ…「駄目」 ハルヒ「えっ…駄目って何よ、有希」 長門「最近のBLのトレンドは違う。私はBL小説を愛読しているので、トレンディーなBLをよく知っている」 みくる「(トレンディー…)そ、そうですよね、こう、少女漫画でも平凡じゃない主人公って増えてきてますし…」 ハルヒ「(トレンディー…)まぁ確かにそうだけど…じゃあ、古泉君タイプのイケメンにはどんな相手がいいのよ、有希」 354 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 04:05:25.47 ID:7sIB76P60 バタバタ キョン「大分遅れたな…こりゃハルヒに何を言われるかわかったもんじゃ……ん?おい」 古泉「…やぁ…あなたですか」 キョン「なんだよ、お前もまだだったのか。ボーっとしてないで、さっさと部室に行かんとハルヒが…」 古泉「・・・・・・」ボーッ キョン「…おい、どうした」 古泉「唐突に…質問してもよろしいですか?」 キョン「あー、なんでも聞いてやるから、とりあえずさっさと部室に…」 ぐいっ キョン「!?」 古泉「ここで聞いて欲しいんです…」 キョン「どうでもいいから袖を引っ張るな。あと上目遣いも止めろ気色悪い」 355 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 04:07:24.58 ID:7sIB76P60 古泉「・・・・・同性愛、について、どう思われますか」 キョン「」 古泉「逃げないでくださいよ」 キョン「おい、いくら積んだら袖を離す?」 古泉「こっちは真面目に質問してるんです。答えてください」 キョン「そうだな、まあ相手のことが好きなら構わないんじゃないか?俺はお前はお断りだが」 古泉「こちとらあなたなんかお断りですよ」 キョン「すごい、俺は今殺意と安堵をいっぺんに感じているぞ」 古泉「そうですよね…好きなら、性別なんて関係ないですよね…」 キョン「その通りだ、古泉。だからいいかげん袖を離してくれ」 356 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 04:11:01.31 ID:7sIB76P60 キョン「それにしても、どうしたんだ。前から怪しいとは思っていたが、とうとう男に惚れたのか」 古泉「とうとうって…まあ、惚れたというか」 「古泉っ!!」 古泉「ハッ」 キョン「!?」 谷口「そこでキョンと…何してるんだよ…」 古泉「ち、違うんです、これは…!」 キョン「ん?どうした谷口、血相を変えて…こいつに用でも」 谷口「お前は黙ってろ…」 キョン「」 キョン(何これ) 358 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 04:13:39.95 ID:7sIB76P60 谷口「見たぞ、お前がキョンの服を掴んで…縋っている所をな!」 古泉「っそれは!違うんです、彼とは何も…」 キョン「何なのこれ」 国木田「あ、いたいた、谷口」 キョン「国木田、何だこれは」 国木田「僕が聞きたいよ…いきなり『古泉ーっ』て叫んで走っていっちゃってさ…」 キョン(…またハルヒか…) 359 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 04:16:04.79 ID:7sIB76P60 ハルヒ「はぁ!?谷口!?」 長門「そう」 ハルヒ「全然わかんないわよ、有希!      少なくとも私は馬鹿でエロいだけの主人公になんて感情移入できないわ!」 みくる「はわわ…(長門さん、確かに彼は無理があるんじゃ…)」 長門「解かっていないのは、あなた」 ハルヒ「えっ…」 長門「古泉一樹のほうを主人公と捕らえて考えてみて」 ハルヒ「…うーん…わかったわ」 長門「容姿端麗で成績も人柄もいい主人公が」 長門「強引に迫られて、馬鹿で浮気性と評判の男と付き合い始める」 ハルヒ「……………(イラッ)」 ハルヒ「全っっ然駄目じゃない!そんなの古泉君が可哀相よ!」 長門「話はここから」 360 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 04:19:18.78 ID:7sIB76P60 長門「色々な男と親しげにする彼に、嫉妬を募らせる主人公」 みくる(異性ならともかく…それは普通の友人関係なんじゃ…) 長門「そこで、彼の愛を再確認するイベントが起こる」 ハルヒ「…何よ?」 長門「当て馬の存在」 みくる「あぁ〜、少女漫画でもお約束ですよね。主人公にずっと片思いしてた男の子!」 長門「そう、その存在によって主人公と彼氏は引き裂かれ、二人の関係は窮地に陥る」 ハルヒ「なるほど、確かにお約束の展開ね!」 ハルヒ「古泉君にずっと片思いねぇ…そうね、ここでキョ」 長門・みくる(!!!) ―――――――再び、時は止まった 361 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 04:22:59.04 ID:7sIB76P60 みくる(せ、せっかく長門さんがいい方向に持っていってくれたのに…!) みくる(ここで涼宮さんがキョンくんの名前を出してしまったら…) 妄想キョン『古泉…谷口はちくわなんてさせてくれないだろう?俺ならいくらだって…』 妄想古泉『…ああ…すみません、谷口君…僕は…僕はっ!』チクワ 妄想キョン『…古泉…っ…ああっ、すごい!ちくわ…』 みくる(そ、そんなことになったら、私とキョンくんの最強○×計画が…!) 363 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 04:24:37.25 ID:7sIB76P60 長門(……当て馬の配役を考えていなかった…) 長門(ここで涼宮ハルヒが彼の名を出したら…) 妄想古泉『止めてください、キョンくん…カニカマボコなんて乱暴はっ』 妄想キョン『…大丈夫だ、お前もすぐにカニカマの虜にして、谷口のことなんて忘れさせてやる』カニカマ 妄想古泉『キョンく…ああっ、カニカマらめぇー』 長門(……考えるべきではなかった…大変不快……) 364 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 04:27:12.82 ID:7sIB76P60 ハルヒ「n…「違いますっ!」 ハルヒ「えっ…違うって何よ、みくるちゃん」 みくる「えっと…私はトレンディーなBLとかはわからないけど…     そう、少女漫画でも当て馬は一癖ある人が多いじゃないですか!」 長門「(助かった)…その通り。トレンディーなBLでも、当て馬が平凡だとつまらない」 ハルヒ「(トレンディーって言葉が流行ってるのかしら)      うーん…じゃあ、みくるちゃん、どんなタイプが当て馬にいいと思うのよ」 369 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 05:00:55.70 ID:7sIB76P60 谷口「お前は自分の魅力を解かっていなさすぎるんだ!」 古泉「あなたこそ…少し心配しすぎですよ!僕はあなた無しでも…」 キョン「どうすればいいんだこいつら、気持ち悪い」 国木田「ねえ、二人を止めようよ。僕、谷口にレポート貸したままだから、取り返さないと帰れないんだよ」 キョン「俺はこいつらの会話に加わりたくない」 国木田「じゃあ何でここに……袖を掴まれてるのか」 キョン「頼む国木田、こいつらを止めてくれ」 国木田「はぁ…わかったよ。ねぇ、谷口」 370 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 05:03:08.03 ID:7sIB76P60 谷口「国木田…悪い、今はお前の相手をしてる暇はねえんだ」 国木田「…君はさっき、古泉君に自分の魅力を解かってないって言ってたけど」 国木田「君も十分、自分の魅力に気付いていないと思うよ…?」 谷口「国木田…?」 古泉「国木田君、あなたまさか」 キョン「なん…だと…?」 371 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 05:05:35.48 ID:7sIB76P60 国木田「ふふ、深い意味は無いよ…じゃあね、二人とも」 スタスタ… 谷口「あ、おい!国木田…」 古泉「……僕も…そろそろ帰りますっ…」 パタパタパタッ 谷口「あ…おい、一樹!」 谷口「畜生…っ…俺は、俺はどうすればよかったんだ?キョン…」 キョン「…………」 キョン「ハルヒィイイィイイィイイィイイィィイ!!!!」 372 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 05:11:14.11 ID:7sIB76P60 バタン!! キョン「ハァ……ハァ……」 長門「…涼宮ハルヒと朝比奈みくるは帰宅した。本日の団活は終了…」 キョン「長門…こりゃ、どういうことだ」 長門「…あなたの貞操は守られたはz」 キョン「そうじゃねえよ!今日ハルヒに、何があったんだ!?」 長門「かくかくしかじか」 キョン「四角いムーブ……はぁ…つまりあいつらでホモ版少女漫画ごっこしてたわけか」 長門「本当にここまで顕著に影響が現れるのは、予想外だった」 374 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 05:14:20.67 ID:7sIB76P60 長門「…」 キョン「まったく、はた迷惑な………どうした?」 長門「…古泉一樹を追いかけるべき」 キョン「へ?」 長門「急いで」 375 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 05:18:28.52 ID:7sIB76P60 トボトボ 古泉「はぁ…」 古泉「谷口君を怒らせてしまいました…」 古泉「キョンくんには、本当に相談に乗ってもらっていただけなのに…」 古泉「まぁ、ヤキモチを妬かれていると考えると、満更でもありませんが」 古泉「…それに国木田君…あれは、どう考えたって谷口君のことを…」 古泉「でも確かに……国木田君は可愛らしいですし」 古泉「はぁ…」 古泉「…僕は、谷口君にふさわしくないのかもしれません…」 「その通り」 古泉「なっ」 376 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 05:21:17.84 ID:7sIB76P60 国木田「…なんてね、ふふっ。今、帰り?」 古泉「……見てわかりませんか?」 国木田「谷口は、一緒じゃないんだ。まあ、あんな喧嘩したら、当然か」 古泉「………失礼します」 ぐいっ 古泉「!」 国木田「待ってよ」 国木田「ちょっとそこの公園で、話さない?」 377 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 05:24:52.82 ID:7sIB76P60 古泉「…(随分さびれた公園ですね)」 国木田「あれ?なんだろう、あそこの茂みに何か…」 古泉「えっ?」 ガサ…ガサ… 古泉「ちょっと国木田君、待ってくださいよ」 ガサ…ガサ… 378 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 05:29:07.50 ID:7sIB76P60 古泉「一体ここに、何があったっt」 バチッ 古泉「かはっ!」 ドサッ 国木田「……すごいや…。スタンガンって本当に効くんだね…」 古泉「っ(…謀られましたか)」 国木田「鞄から都合よく出てきたときはびっくりしたけど…使ってみると悪くないね」 古泉「…どうする…つもりですか」 国木田「…例えば、の話だけど」 国木田「君が汚されちゃっても、谷口は君のことを好きでいてくれるかな?」 古泉「!!」 「…それまでだ」 379 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 05:30:54.39 ID:7sIB76P60 国木田「なっ!?」 古泉「あ、あなたは…」 キョン「ふぅ…ギリギリセーフってとこか?」 古泉「キョン君…」 国木田「…どうして…ここにいることが解かったんだい?」 キョン「…それは…」 383 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 06:00:23.74 ID:7sIB76P60 ハルヒ「えぇ!?国木田!?」 みくる「そうです!」 ハルヒ「わかんないわ、みくるちゃん!      あの可愛い系が…しかも接点のない古泉君に、片思いなんて無理があるわ!」 長門「…(確かに、彼と古泉一樹の接点は薄い…)」 みくる「それが、その…そうでもないんです!」 ハルヒ「えっ…」 みくる「国木田君が片思いしてたのは、谷口君の方になんです!」 ハルヒ「…うーん…確かに、それなら考えられなくも無いわね。あの二人はいつも一緒だし」 みくる「それに、国木田君みたいな可愛い子は、実は腹黒いのが定番ですし」 みくる「頭を使って二人の仲を引き裂こうとするんです!」 ハルヒ「ふーん…面白くなって来たじゃない!でも具体的にどうするの?」 長門「ここからはトレンディーBLに詳しい私が、話を提案したい」 ハルヒ「出たわね、トレンディー」 384 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 06:04:32.11 ID:7sIB76P60 長門「ずばり、彼が逆恨みで古泉一樹を襲うのがトレンディー」 みくる(…結構、体格的に無理がある気がします) 長門「その際には腹黒く、スタンガンなどの凶器を用いて体の自由を奪うとナウい」 みくる(ナウい…そしてフォローが入りました…。長門さん、心を読んだりしてませんよね…) ハルヒ「(ナウい…)確かに、主人公が襲われるっていうのは、少女漫画の鉄板よね」 長門「そう。それに加えて、可愛らしい容姿の彼が乱暴なことを行うというギャップが、乙女心を掴む」 長門「どうせならより非道に、公園などの野外で襲うとイマドキ」 ハルヒ「有希ってば、結構大胆ね!でも、なんとなくトレンディーBLがわかった気がするわ!」 388 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 06:09:25.73 ID:7sIB76P60 キョン「(長門め…とんでもない提案しやがって)…禁則事項…だな」 国木田「…ふーん…まあいいや」 バチバチッ キョン「!」 国木田「…でも、僕は諦めるつもりはないんだ。キョン」 キョン(おいおい、マジでスタンガンじゃねーか…) 国木田「中学以来の友達に、乱暴はしたくない…。解かってもらえないかな、キョン」 キョン「フッ…」 キョン「俺だって、中学以来の友人が、性犯罪者になるのを見過ごせなくて止めに来たんだぜ」 国木田「…余計なお世話だよ…」 389 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 06:13:58.44 ID:7sIB76P60 キョン「今だ!古泉を連れて逃げろ、谷口!」 国木田「なっ…」 バチッ 390 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 06:17:40.86 ID:7sIB76P60 国木田「キョン…痛いよ……」 キョン「悪い…手元が狂った…お前に当たるとは思わなかったんだ」 国木田「……罰が当たっちゃったかな。      よりによって谷口の名前を出すなんて、動揺を誘うためにしても酷いよ」ジワ… キョン「…国木田…」 国木田「グスッ…僕は本当に……谷口の…こ…と……」スゥ… ガサガサ 長門「……」 391 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 06:19:20.64 ID:7sIB76P60 キョン「大丈夫なのか?」 長門「大丈夫。古泉一樹も、彼も、情報操作によって記憶は改変しておいた。体の傷も問題は無い」 キョン「そうか…じゃあついでに頼む。俺の記憶も改変してくれ」 キョン「いくら友人を助けるためでも、あのホモ劇場に加わってしまって自己嫌悪で死にそうだ」 長門「…元から、そのつもり」 393 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 06:21:48.32 ID:7sIB76P60 【翌日】 ♪〜〜 キョン「ん…………何だ……まだ6時前じゃねーか…」 着信画面『涼宮ハルヒ』 ピッ キョン「…・……どうした…」 ハルヒ「ちょっと!ニュースよ、ニュース!!」 キョン「……こんな朝っぱらに、何が起きたっていうんだよ…」 ハルヒ「谷口が警察に捕まったの!」 394 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 06:23:10.76 ID:7sIB76P60 キョン「はぁ!?な、なんでだよ!!」 ハルヒ「なんでも、古泉君の家に不法侵入しようとしたらしいわ」 キョン「古泉ぃ!?」 ハルヒ「そう!なんとあいつホモだったみたいでね?」 ハルヒ「自分と古泉君は恋人関係で、無視する古泉君が悪いんだって言って〜」 長門「情報操作し忘れていた」 おわり 395 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 06:25:23.73 ID:7sIB76P60 よく解からん雰囲気にしてすまん VIPで文書くのは久々 読んでくれた皆さんありがとう 国木田好きはみんなトレンディー 引き続きショタスレをお楽しみください