長門「跡形もなく吹き飛ばす」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/19(金) 13:54:34.20 ID:/PzKkYop0 文芸部室 ハルヒ 「ちょっと!キョン!またパソコンの調子が変になったんだけど!」 キョン 「あぁー はいはい 見てやるから、ホレ、そこどけろ」 長門 「…」 キョン 「ふーむ ダメだお手上げだ全然分からん」 ハルヒ 「は?何よそれ!ホンット役に立たないんだから!」 ハルヒ 「もういいわ、有希に見てもらうから」 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/19(金) 13:58:15.92 ID:/PzKkYop0 ハルヒ 「有希、お願い」 長門 「…」コクッ 〜数分後〜 長門 「原因不明、私でも直せない」 ハルヒ 「え?有希でもダメなの?」 ハルヒ 「ホントに壊れたのかしら…」イライラ キョン 「まぁ機械にも気分があるんだろうさ 気長に待てって」 ハルヒ 「うっさいわね!ったく…」 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/19(金) 14:02:27.20 ID:/PzKkYop0 古泉 「ふむ…なんだか今日の涼宮さんは特に荒れていますね」ヒソヒソ キョン 「マジか」ヒソヒソ キョン 「で?このままじゃマズいのか?」ヒソヒソ 古泉 「そりゃもう」ヒソヒソ 古泉 「なのであなたには………をして涼宮さんの機嫌を取り繕ってもらいましょう」ヒソヒソ キョン 「そう来たか…」ヒソヒソ 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/19(金) 14:06:05.30 ID:/PzKkYop0 キョン 「ゲフンッ あぁ〜 ハルヒ、どうだ?たまには二人で帰らないか?」 ハルヒ 「!?」カァァ 長・朝 「!?」 ハルヒ 「なっ!なっ!何言ってんのよ!なんで私があんたと帰んなきゃならないわけ!?」 キョン 「いやっ たまにはそういうのもいいかなぁ〜って」 ハルヒ 「嫌に決まってるでしょ!バカ!」 キョン 「うっ…」 古泉 「ここで引いてはいけません!多少強引にでも!」ヒソヒソ キョン (よしっ) 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/19(金) 14:11:52.45 ID:/PzKkYop0 キョン 「けどさ、ハルヒ…」グイッ ハルヒ 「!?」 パシィン!! 長・朝・キ・古「!?」 ハルヒ 「しつこいのよ!」 ハルヒ 「今日はもう解散!」バタン! キョン 「うっ…古泉…てめぇ恨むからな」 古泉 「まぁ待ってください、僕も彼女があんな行動に出るとは思ってもみませんでした」 古泉 「僕としたことが…長門さん、僕が何か見落としていた点はあったのでしょうか?」 長門 「」ブツブツブツブツ キョン 「なっ…長門?」 長門 「何でもない、…涼宮ハルヒの精神状態は普段と変わりなかった」 長門 「私も帰る」バタン 古泉 「…」 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/19(金) 14:17:16.24 ID:/PzKkYop0 キョン自宅 キョン 「はぁ〜今日もドッと疲れたなぁ」 テレビ 『……でした。繰り返しお伝えします』 『今日午後18:30頃、○○町にある××屋付近で大規模な爆発がありました』 『調べによると、爆発したのは涼宮ハルヒさん16歳で』 『辺り一面が木っ端微塵に吹き飛びました』 『尚、警察は自爆テロの可能性を視野に入れ、捜査を進めております』 キョン 「なっ…ハ、ハルヒが吹っ飛んだ…?」 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/19(金) 14:22:43.19 ID:/PzKkYop0 翌日文芸部室 ダッダッダッダ!バン! キョン 「古泉!」ハァハァ 古泉 「えぇそろそろ来られると思っていましたよ」 キョン 「どういう事なんだ!?ハルヒがぶっ飛んだって!」 古泉 「えぇ、僕も最初は信じられませんでしたよ」 古泉 「けれど機関の方でも調べましたが、確実にアレは涼宮さんだったそうです」 キョン 「…!?…なんだよ、それ…」ガクッ 古泉 「真に残念です…」 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/19(金) 14:26:51.60 ID:/PzKkYop0 キョン 「!? ちょっと待て!アイツは…ハルヒは神様なんだろ!?」 キョン 「こんな事で死ぬものなのか!?いや、それ以前に」 キョン 「なんでこの世界は消えないんだ!?」 古泉 「…」 キョン 「おい!何とか言えよ古泉!」 古泉 「涼宮さんは神でなければいけませんか?」 キョン 「!?」 古泉 「考えてもみてください、今までが異常だったと思いませんか?」 古泉 「ただの少女に振り回される日々、機関がどれ程苦労したか、あなた分かります?」 古泉 「それに比べ、彼女のいない今はどれほど平和な事か、素晴らしいではありませんか」 キョン 「古…泉?」 キョン 「まさかお前たちが!?」 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/19(金) 14:31:56.59 ID:/PzKkYop0 古泉 「それは違います、仮にも今まで神と崇めていた彼女を、僕たちが殺すなどありえません」 キョン 「!…じゃあ、どうしてハルヒは!」 古泉 「…ここで問答しても仕様の無い事です」 古泉 「まず、さしあたって僕たちが励むべきは勉学でしょう、そろそろ予鈴も鳴ります」 古泉 「この件についてはまた放課後という事で」 キョン 「……あぁ」 廊下 キョン 「……」トボトボ みくる 「あっ!キョン君!」 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/19(金) 14:35:21.57 ID:/PzKkYop0 キョン 「朝比奈さん!」 みくる 「聞きました涼宮さんの事…とてもショックでした」 キョン 「朝比奈さん……、そうだ!未来からは何か連絡はありませんでしたか!?」 みくる 「あのぅ…それは禁則事項なので」 キョン 「…そ、そうです…か」 みくる 「あのぅキョン君、無理かもしれないけど、元気出してください」 キョン 「…」 みくる 「」ギュッ キョン 「!」 みくる 「私がついてますから」 キョン 「朝比奈さん…」 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/19(金) 14:42:53.55 ID:/PzKkYop0 キャー! ウワアァァ! 大変だ!人が! まだ火が上がってるぞ! ギャアアー!! 女子生徒 「こんなコトって…」 男子生徒 「ひでぇなこりゃ」 数分後1-5教室 生徒 「なんだ?さっきの音、それに振動…」ザワザワ 生徒2 「何かあったのかな」ザワザワ ガラッ! 男子生徒「たっ大変だ!さっき体育館で爆発があったんだって!」  「キャー ウソ何それー マジかよ」ザワザワ 男子生徒 「火はもう消し止められたみたいだけど…」 「そっ…それで?…その、誰か死んだりしたのかよ?」 男子生徒 「…あぁ、北高のマドンナ、朝比奈先輩だ」 ザワワッ! キョン 「!?」 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/19(金) 14:46:33.13 ID:/PzKkYop0 生徒 「どういうことだ?朝比奈先輩…ってゆーか爆発があったのに死んだのは一人だけなのか!?」 男子生徒 「それが…なんというか、説明しずらいんだが」 男子生徒 「簡単に言ってしまうと朝比奈さん自身が爆発したみたいなんだ」 「!?」ザワワ! キョン 「なっ…そんな…こんなコトって…」ダダッ! 谷口 「あっオイ!キョン!」ダダッ 国木田 「僕も行くよ!」タッタッタ 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/19(金) 14:50:30.72 ID:/PzKkYop0 体育館 キョン (うっコゲ臭ぇ…!) 先生 「むっ、生徒だな!ここからは入ってはいかん!」 キョン 「けど、部活の先輩かもしれないんです!」 先生 「やめておけ!木っ端微塵に吹き飛んでしまっている、判別なんかつかんだろう」 谷口 「」ガシッ! キョン 「谷口!?」 谷口 「もうやめろ!涼宮の件もあるんだろうが、諦めろ!」 キョン 「…くっ…」 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/19(金) 14:54:11.37 ID:/PzKkYop0 教室 キョン 「」 谷口 「ずっとあの調子だぜ」 国木田 「そりゃそうだろうね、親しい人が二人も相次いで不審死しているんだから…」 谷口 「なぁ、キョン」 キョン 「谷口、やめとけよ 俺に関わるとお前まで吹っ飛んじまうぞ」 谷口 「…」 キョン 「だからもうこれ以上俺に関わらないでくれよ…」 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/19(金) 14:57:51.42 ID:/PzKkYop0 谷口 「馬鹿野郎!友情ってモンがあるだろうが!」 谷口 「吹っ飛ぼうが何されようが関係ねぇ!」 キョン 「谷口…」 谷口 「だからちっとは頼れってんだ…」 キョン 「あぁ悪かったな、どうかしてたみたいだ」 谷口 「わかれば良いってことよ ちょっくらトイレ行ってくるわ」 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/19(金) 15:02:09.31 ID:/PzKkYop0 「うわぁー!まただ!また吹っ飛んだぞ!」 「次は1-5の谷口だ!」 >>36 いや、こうだろ ザワワ…    ザワワ… キョン 「そんな、たかがトイレに行った間に爆発するなんて」 国木田 「もしかしたら、この学校自体もう安全じゃないのかもしれない…」 国木田 「キョン!一緒に逃げよう!」グイッ キョン 「あっ…あぁ!こんn「ズドーン!!」 キョン 「国木…田?」 キョン 「うっ うわああああぁぁぁ」ダッダ! 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/19(金) 15:07:41.85 ID:/PzKkYop0 廊下 キョン 「」ドンッ ?? 「うわっビックリしました」 キョン 「あっ、古泉!」 古泉 「どうも、それにしても… キョン 「もう放課後になんて言ってられないぞ!とにかく文芸部室だ!」 キョン 「長門に会おう!」 古泉 「は、はぁ…」 文芸部室 前 古泉 「文芸部室…」 キョン 「…?どうした、嫌な気配がするってか」 古泉 「いえ、ブンゲイブシツ…文ゲイ部室…」ブツブツ キョン (今朝のコイツはどこに行ったんだ…) キョン 「おい!入るぞ!古泉!」 古泉 「」ブツブツ キョン 「だめだ、放っておこう」ガチャン 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/19(金) 15:10:41.67 ID:/PzKkYop0 文芸部室 キョン 「やっぱりいたか、長門」 長門 「」 キョン 「真っ先にお前に聞くべきだった」 キョン 「今までの事件、お前は何を知っている?」 長門 「…」 キョン 「答えてくれ、長門」 長門 「…」フルフル キョン 「長門…!」 「ドゴーン!」 キョン 「!?」 キョン (廊下から…!?まさか、古泉!) 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/19(金) 15:15:37.06 ID:/PzKkYop0 古泉 「アデゥー」 キョン 「これはひどい」 長門 「これ」 キョン 「!?」 長門 「コレが答え」 キョン 「そんな…長門だったなんて…」 長門 「つまりヤンデレ、黒長門 好きに呼んで」 長門 「そして理由は以下略」 長門 「さぁ、私を愛して 私だけを見て」 キョン 「こんな、こんな事をするヤツを愛せだと!?ふざけるな!」 長門 「そう、なら死んで一緒に(ry」 キョン 「うわああああぁぁぁあぁあぁ!」 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/19(金) 15:18:27.39 ID:/PzKkYop0 長門 「という同人誌を書きたいと思う」 キョン 「ジャンルは?」 長門 「サスペンス?」 キョン 「妥当なトコロだな」 キョン 「あと改善すべき点は後半の異常なまでの疾走感だ」 長門 「それは否めない、筆者がインフルエンザの病み上がりだから」 長門 「多めに見てほしい さもなくば」 長門 「跡形も無く吹き飛ばす」 終わり 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/19(金) 15:19:19.95 ID:/PzKkYop0 書き溜め無しは大変ってコトがわかりましたとさ おしまい