長門「…これ、食べて」 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 02:07:26.35 ID:PxJSDl2H0 キョン「これか。ああうん、これをね」 長門「……食べて」 キョン「その前に、一ついいか」 長門「…………?」 キョン「これは何だ」 長門「チョコレート」 キョン「何だか根っこのようなものがはみ出てるんだが」 長門「チョコレート」 キョン「あと、何だか毛のようなものまで生えてる気がするんだが」 長門「チョコレート。手作り」 キョン「…………」 長門「……食べて」 後は任せた 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 04:08:49.78 ID:QzDlVzRZ0 長門「私の手を見て」 キョン「なんだ?・・・って、長門どうして包帯なんかまいてるんだ!?」 長門「私の体の一部を入れた」 キョン「はぁ!?・・・うぷっ」 長門「吐き出さないで。全部食べて。」 キョン「そんなもの喰えるわけないだろっ!」 長門「だめ。全部食べて。」 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 04:12:05.08 ID:QzDlVzRZ0 キョン「ちょっ、包帯をほどくな!!」 スルスルッ 長門「私の手を見て」 キョン「うぅおわぁっ!!ひどい傷じゃないか!っていうか手首がえぐれてるじゃないか、お前大丈夫なのか!?」 長門「あなたのために、こんなにたくさん入れたから、食べて。」 キョン(ウプッ、だめだ気持ち悪い、気味が悪い、吐きそうだ) 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 04:15:21.73 ID:QzDlVzRZ0 長門「食べて」 キョン「こんなもん喰えるか!!」 長門「食べて。早く食べて。」 キョン「い、嫌だ!拒否するッ」 ドガッ ベシャ グキッ キョン「ゲホッ、、な、長門っ、いきなり何するんだ!」 長門「・・・・・ 食 べ て 。」 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 04:20:17.36 ID:QzDlVzRZ0 長門「食べて。食べて食べて食べて食べて食べて食べて食べて」 ドガッ グキッ ベシャッ ズドンッ キョン「長門っ、長門、やめてくれっ」 長門がキョンを暴行するうちに、手首の傷は開き、血がどくどくと溢れ出した。 それでも長門はキョンに暴行を続ける。 部室の床が血の海になる。 キョン「ゼエ、ハァ、・・・もうわかったからやめてくれ、勘弁してくれ」 長門「私のチョコレートを食べてくれるまでやめない」 ボコッ グキッ ベシャ ガゴッ キョン「もうわかったッ、食べる、食べるからっ!!」 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 04:24:46.45 ID:QzDlVzRZ0 キョン「うぷっ・・・」 長門「食 べ て」 目の前にあるチョコレートは、よく見ると血液に染まって赤みがさしていた。 おそらく、この中に長門の手首の肉が混入している。 普通の人間なら、こんな物を食べたりはしない。 長門「食 べ て」 長門が見つめてくる。どうやら俺がこれを食べるまで監視され続けられそうだ。 ここは食べるしかない。 ゴクリ・・・ むしゃむしゃ キョン「うっ、うぷっ、ゲロゲロゲロ」 長門「・・・」 キョン「ゲロゲロリ」 長門「私のチョコレートを、吐き出した・・・」 キョン「うぷっ、すまない長門っ、とてもじゃないが俺には喰えん」 長門「私のチョコレートを、私の身体を、私の愛の形を、吐き出し、た」 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 04:27:33.29 ID:QzDlVzRZ0 長門がナイフを取り出す。 そのナイフで長門は、自分の手首を斬りつけた。 キョン「ちょ、何するんだ長門!!やめろ!!」 長門「あなたに食べてくれるまで、やめない」 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 04:32:56.03 ID:QzDlVzRZ0 あっという間に、部室の床が血染めになった。 長門「食 べ て」 キョン「うぷっ、」 長門「食、べ、て。」 キョン(食べる以外に道はなさそうだ。ゴクリ・・・) パクッ キョン「うっ・・・・・」 長門「どう?おいしい?」 キョン「・・・うぷっ」 長門「お い し い ?」 キョン「うっ、うぷっ、・・・」 長門「お、い、し、い?」 再び吐き気がこみ上げてくる。 例のチョコレートは3分の1ほど口に入れた。 チョコレートをよく見ると、そこから肉片のような物がはみ出ていた。 キョン「うっウゲエエエエェェェェェエエエエエ」 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 04:37:29.33 ID:QzDlVzRZ0 がちゃ ハルヒ「おっまたせ〜」 みくる「すぐにお茶いれますからね〜」 ハルヒ・みくる「・・・・!!!!」 部室の床は血の海となっていた。 床には、体中に暴行をされた跡があるキョンが横たわって、けいれんしている。 眼の焦点が合っていない。どうやら発狂しているようだ。 机の上には、血にまみれたチョコレート。 そしてキョンのすぐそばに、返り血を浴び、両手首から血をどくどくと流す長門が、 無言でキョンを見下ろしていた 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 04:42:16.49 ID:QzDlVzRZ0 みくる「ふぇ〜〜〜」バタッ ハルヒ「ちょっと、一体何があったの!!??」 長門「・・・・・・」 ハルヒは、机の上にある、もはやチョコレートとは言えない物体を見、 発狂した ハルヒ「ぃぃいいやぁぁぁぁああああああああああ!!!!!」 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 04:47:32.61 ID:QzDlVzRZ0 キョン「・・・な、がと・・・うっ」 長門は無言でキョンを見下ろしている。 キョン「ながと・・・おれが、悪かっ、た、謝る、ごめ ブスッ キョン「っぐはぁっ」 胸にナイフを刺され、キョンは息絶えた 部室に残ったのは、 発狂したハルヒ 気絶したみくる 血に染まり、立ち尽くす長門 そして、 対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェイスが残した、 唯一の「感情」と呼べるもの、 それが形となった、 長門の人肉チョコレート 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/14(日) 04:51:23.01 ID:QzDlVzRZ0 長門「食、べ、て。」 おわり? めちゃくちゃ中途半端な形で終わってしまった。