森「キョンさん…約束通り穿いてきました」 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/30(土) 22:55:51.56 ID:xwlBDwPlO キョン「なかなか似合ってるじゃないですか。機関のエースもこんな格好するんですねぇ」 森「これでどうかあのことは古泉たちには秘密にしておいてください…」 キョン「どうしよっかなぁ」 森「そんな!これを履いて一緒に街を歩けば、って約束じゃないですか!」 キョン「もっと、もっとずり下ろしてくださいよぉ」 キョン「そのルーズソックスを」 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/30(土) 22:59:35.05 ID:xwlBDwPlO 森「こ、こうですか…」 キョン「いいですね、いいですよぉ。森さんも学生時代はこんなの履いてたんですねぇ」 森「それは…」 森(あんなところでするんじゃなかった…) 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/30(土) 23:05:45.03 ID:xwlBDwPlO 【二日前、北高の放課後】 キョン「しかしまたこうも急にインフルエンザが流行るとはねぇ」 国木田「涼宮さんと谷口がいないとここまでクラスが静かになるんだね」 キョン「まったくだ。じゃあ俺は岡部に二人のプリントもらってくるから先に行っててくれ」 国木田「そう?なら僕は校門で待ってるよ」 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/30(土) 23:09:25.98 ID:xwlBDwPlO 国木田(キョンってば遅いなぁ) 国木田(大方、先生にお小言を頂戴してるんだろうけど) 国木田(やっぱり僕が行ったほうが…) ??「あの…、あのっ!」 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/30(土) 23:13:44.54 ID:xwlBDwPlO 岡部「だからなぁ俺が思うに」 キョン(休んでる友達にプリントを届ける) 岡部「このまえだってそうだろ?」 キョン(本来なら誉められるべきおこないではなかろうか) 岡部「それにくらべ国木田をみてみろ」 キョン(…やれやれ) 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/30(土) 23:18:55.01 ID:xwlBDwPlO 国木田「やぁ、成崎さんじゃない。どうしたの?」 成崎「いや…、その、国木田くんがひとりでずっと立ってるからどうしたのかなって…もしよかったr」 国木田「今からキョンとお見舞いがてら谷口にプリントを届けに行くんだ。で、キョンを待ってるとこ」 成崎「そ、そうなんだ、あの…じゃあ私はこれで…」タタタ 国木田「うん、また明日ね」 国木田「チッ」 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/30(土) 23:24:23.19 ID:xwlBDwPlO 国木田(もしよかったrってなんだよ、もしよかったrって) 国木田(一緒に帰らない?ってか。おまえ家すぐそこじゃん) 国木田(それに“ずっと”ってどっから俺のこと見てたんだよ気持ち悪ぃ) 国木田(積極的なんだか消極的なんだか、ま、ああいうのは俺の好みじゃないわな) 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/30(土) 23:29:11.17 ID:xwlBDwPlO 国木田「にしてもさすがに遅すぎだよキョン」 国木田「ふー、まだまだ寒いなぁ」 ??(よし、大丈夫!行くのよ私!) ??「あの!国木田さんっ!!」 国木田「は、はい?!」(ったく誰だよ今度は…) 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/30(土) 23:34:57.55 ID:xwlBDwPlO 森「は、はじめまして!私、森園生って言います!」 国木田「は、はぁ…」(森、園生だと…!!?) 森「実は私キョンさんや古泉くんと面識があって」 国木田「ということはもしかしてSOS団の?」 森「そうです!団員…ではないんですけど、たまにお手伝いなんかを」 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/30(土) 23:40:25.75 ID:xwlBDwPlO 岡部「まぁというわけなんだ。しっかり頼んだぞ!で、なんだっけかな?」 キョン「……。プリント、谷口と涼宮のプリントを…」 岡部「あぁそうだったな!これと、これだ。じゃあ二人にはゆっくり休むように伝えてくれ」 キョン「はい…、失礼しました…」ガラガラ 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/30(土) 23:45:12.05 ID:xwlBDwPlO 国木田「それでその森さん、でしたっけ?僕になにか…?」 森「はい!あの、良かったら」ガサゴソ 森「ここに連絡ください!と、友達からでいいんで…」 国木田「…えっと、はい」 森「じゃあ私はこれで!」ピャー キョン「これは……、ふふふ」 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/30(土) 23:51:10.76 ID:xwlBDwPlO キョン「やぁ悪い、岡部のありがたい話がどうにも長くてな」 国木田「あぁ、もう遅いよキョン。ついさっk…」(いや、ここですぐ話すのは得策じゃねぇか) キョン「ん?どうした」 国木田「いや、ごめんなんでもないよ。それよりはやく谷口ん家へ行ってあげよう。寝てりゃいいのに朝からもう十数件もメールが着てる」 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/30(土) 23:55:01.66 ID:xwlBDwPlO キョン「それなんだがな、悪い!用事を思い出してな。ハルヒには俺が届けるから、谷口の分は任せられないか?」 国木田「ここまで人を待たせておいて、まったくキョンってば。ふふ、でもしょうがないね」 キョン「ほんとすまない。これが谷口のだ。じゃあ頼んだぞ、また明日な!」ピャー 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/30(土) 23:58:45.30 ID:xwlBDwPlO 森「渡しちゃった渡しちゃった、どうしよう!国木田くんちゃんとメールしてくれるかしら…」テケテケ ??「待ってください!」ゼェゼェ 森「あなたは…キョンさん!」 キョン「うちの国木田がえらくお気に入りのようですねぇ…森さん」 森「はうあっ」 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 00:07:31.50 ID:ECRbHVZGO 国木田(森園生。まさかあっちから接触してくるとはな…) 国木田(どういうことだ。俺の正体はあっちの人間にゃばれちゃいねぇはずだ…) 国木田(ということはどっかで見かけたこの“北高生・国木田”にいい年した女が惚れちゃったってことか…) 国木田(……ふふ。おもしろぇことになってきた、ってか) 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 00:33:54.40 ID:ECRbHVZGO 【時は戻って日曜日】 キョン「さぁ、次は駅前にでも行きましょうか」 森さん「もう、あんまりお姉さんをからかうもんじゃありません!」 キョン「はは、ハルヒが寝込んでるもんでたまには俺も自由にぶらぶらしたかっただけです。それに俺はいいと思いますよ」 森さん「え?」 キョン「国木田のこと」 森さん「もうっ!」 キョン「実はアンティーク調の棚が欲しくて、森さんならきっと詳しいでしょう?」ガヤガヤガヤ… 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 00:42:01.25 ID:ECRbHVZGO 橘「もう二人ともはやく来るのです!」 佐々木「そんなに急がなくても店は逃げたりしないさ」 橘「店は逃げなくても商品は逃げちゃうのです!」 佐々木「くつくつ、それはその通りだ。でも開店はお昼過ぎなんだろう?」 橘「はい、たしかチラシに…あれ、どこにしまいましたっけ?」 国木田「ほら、これでしょ。さっき走ったときに落としてましたよ」 橘「なら早く言ってください国木田くん。ん?もうオープンしてるのです!こうなったらタクシーでっ」ヘイタクシー キキッ、バタン 橘「運転手さん、三丁目まで!」 運転手「……かしこまりました」 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 00:54:38.89 ID:ECRbHVZGO 森「これで送信、っと」 森『今日はお友達と家具を見て回りました。これが食器棚と私でーす(^-^)v』 国木田「ふふ、なかなかかわいいじゃねぇか」 国木田『僕も今日は友人の買い物に付き合ってました。キャラクターグッズなんですけど、僕そんなのに疎くって』 森「キャラクターグッズって…相手は女の子かしら…」 森『そうなんですか〜。でも楽しそう!もしかして、彼女さんとデートだったんですか(?_?)』 国木田「偏屈なふたりのお守りだっての。デートなんか最後にしたのいつだっけか?」 国木田『デートじゃないですよ。昔からの女友達ふたりの荷物持ちみたいなもんです』 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 01:00:53.80 ID:ECRbHVZGO 森「国木田くんを荷物持ちに?!まったくどんな女の子たちなのかしら…。でもそれなら…」 森『やっぱり国木田くんはモテモテさんなんですね。もしよかったら今度お姉さんにも付き合って欲しいナ(*p_q)』 国木田「はぁぁ、どうしたもんかねぇ。まぁ直接会って機関に探りを入れんのも悪かねぇか」 国木田『僕なんかでいいなら喜んで。いま学級閉鎖なんで、森さんの都合のいい日で良いですよ』 ――― ―― ― 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 01:09:29.62 ID:ECRbHVZGO ― ―― ――― 森「ごめんなさい、遅くなっちゃって」 国木田「そんなことないですよ、僕もいま来たところですから。じゃあ行きましょうか」 森「はい!」 国木田「今日は楽しかったですね」 森「そうですね。でもこんなおばさんに一日付き合わせちゃってごめんね」 国木田「僕も遊園地なんて久しぶりで、それにデートするのも」 森「はうあっ」 国木田「あれ、デートじゃなかったのかな…」 森「デ、デデ、デートです!」 国木田「ふふ、またどこかへ行きましょうね」 森「…うんっ!」 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 01:14:10.87 ID:ECRbHVZGO ガチャ 国木田「ただーいま、っと」 国木田「森園生、か…」 国木田(わかってるのか、あいつは機関の人間だぞ!) 国木田(だ、だから今日も探りを入れたじゃねぇかよ) 国木田(へぇ〜“森さんってお仕事なにしてるんですか?”がねぇ。探りねぇ、へぇ〜) 国木田(チッ、…どうしたもんかねぇ) 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 01:19:29.55 ID:ECRbHVZGO 古泉「それでは各員、なにか報告があれば」 スッ 古泉「新川さん、どうぞ」 新川「さきの日曜日に街を巡回していたときなんですが…」 新川「奇しくも“組織”の人間とあちらの神を送迎いたしまして」 古泉「ほう、それで」 新川「新たにメンバーをひとり確認いたしました」 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 01:25:47.06 ID:ECRbHVZGO 森「そうももったいぶるとはよほどの人物なのでしょうね、新川?」 新川「いえ、なにぶん大変驚いたものですから…」 森「いいから早く言いなさい」 新川「はい、キョン氏とは中学時代からの友人で…」 森「っ!」 新川「今も級友として涼宮ハルヒともごく近い位置にいる…」 古泉「まさか…!」 新川「“国木田”です」 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 01:35:51.16 ID:ECRbHVZGO 古泉「そんな、涼宮さんの周囲は完璧に洗い出したはずです!」 新川「あちらが一枚上手だったということでしょうな。ただ何らかの情報操作で関係を覆っていたとしても、まさかタクシーの中で目視されるとは想定外だったのでしょう」 森「……」 新川「それから今日まで彼を張っていましたが、どうにも理解に苦しむことが…」 古泉「なんですか」 新川「彼と…、その、森さんが…」 古泉「森さん?」 新川「昨日遊園地に…」 古泉「……遊、園地」 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 01:46:21.88 ID:ECRbHVZGO 森「…ふ、ふふふ」 古泉「どういうことです森さん?彼とはいったい?!」 森「あなたが気付かなくても私は気付いた、ということです古泉」 新川「もしや!」 森「えぇ、そうです!彼の正体にいち早く気付いた私は組織の情報を得ようと接触を試みていました。それが昨日よ」 古泉「さすが森さん!でもどうした僕たちには…?」 森「そ、それはっ…、そう!私たちの調査をかいくぐるほどの相手なら古泉、あなたの面も割れてる可能性が高い。ならいっそのこと私が出たほうが良いでしょう?」 多丸兄「さすが森くん!期間のエース!」 新川「居らしたんですか」 多丸弟「はい、ずっと」 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 01:48:53.11 ID:ECRbHVZGO 森「…ふ、ふふふ」 古泉「どういうことです森さん?彼とはいったい?!」 森「あなたが気付かなくても私は気付いた、ということです古泉」 新川「もしや!」 森「えぇ、そうです!彼の正体にいち早く気付いた私は組織の情報を得ようと接触を試みていました。それが昨日よ」 古泉「さすが森さん!でもどうして僕たちには…?」 森「そ、それはっ…、そう!私たちの調査をかいくぐるほどの相手なら古泉、あなたの面も割れてる可能性が高い。ならいっそのこと私が出たほうが良いでしょう?」 多丸兄「さすが森くん!機関のエース!」 新川「居らしたんですか」 多丸弟「はい、ずっと」 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 01:53:32.92 ID:ECRbHVZGO 森「まさか国木田くんが組織な人間だったなんて…」 ピロリロリン♪ 国木田『森さん、こんばんは。さっそくなんですけど今度はこのまえ完成したアウトレットへ行きませんか?』 森「…どうするのよ園生」 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 02:03:14.91 ID:ECRbHVZGO キョン「で、なんだ話ってのは」 長門「涼宮ハルヒの対時間的空間的干渉能力が過去の値と比較しても明らかな差異が生じてきている。それは彼女の周囲への影きy」 キョン「待て待て長門。もっとこう、少しばかり勉強の苦手な高校二年生にも解るようにだな…」 古泉「んっふ、僕のほうから説明しましょう」キョロ 古泉「端的に言えば涼宮さんの能力がいよいよ翳りをみせているということです」キョロキョロ キョン「前にも言ったがそれならおまえも神人と闘わずに済むしよかったじゃないか」 長門「その失われた能力は徐々に別箇所へ移動している。それが」 キョン「佐々木、か」 長門「そう」 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 02:13:00.61 ID:ECRbHVZGO 古泉「もし思いのままに世界を改変できる能力、“神”の力が綺麗さっぱり無くなるというなら、そうですね。機関一同両手を挙げて喜ぶでしょう」キョロ 古泉「しかし、今起きているのはその能力の転移です。それも我々が最も良しとしないところへの」キョロキョロ 古泉「僕たち機関は涼宮さんを、こうしてあなたたちと過ごしてきた日々を踏まえた上であえて言うなら、神とする集団です」キョロ 古泉「それが敵対する組織が崇める人物が本当の神であったとなれば。僕たちの、そうですね、アイデンティティは消失すると言っても過言ではないでしょう」キョロン 古泉「機関と組織。ふたつは決して相容れることはないのです」ンッフ 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 02:19:33.15 ID:ECRbHVZGO キョン「話はわかったが古泉、いつもよりことさら挙動が不審なのは気のせいか」 古泉「最近、誰が味方で誰が敵かわからなくなりまして」 キョン「……敵とか味方とかじゃないんじゃないか」 古泉「はい?」 キョン「なんでもない。朝比奈さんはこの件に関してなにかありますか?」 朝比奈「あのぉ、えっとごめんなさい、禁則事項です…」 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 02:26:48.38 ID:ECRbHVZGO キョン(ハルヒの力…) キョン(神となるべき器の少女が二人いた) キョン(偶然その力を得た少女はなにより今の生活が続くことを望んでいる) キョン(だから能力はもうひとりの少女へ移し替えられようとしている、か…) キョン「あー、もうわからん!」 ガチャ キョン妹「キョンくん〜、毛布貸して〜」 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 02:35:12.01 ID:ECRbHVZGO キョン「たとえ兄の部屋でもノックはするよう言ってるだろ」 キョン妹「えへへ、ごめんなさい」 キョン「毛布って、なんだ夜寒いのか?」 キョン妹「違うの、今日ミヨちゃんがお泊まりに来てるんだ〜」 ミヨキチ「お兄さん、お邪魔してます」 キョン「おぉ、ミヨキチか。しばらく見ないうちに大きくなったな。そういえば玄関に妹らしからぬお洒落なブーツがあったっけ」 キョン妹「だからキョンくんこれ借りるね」 キョン「ふむ、ミヨキチならしょうがないな。いくらでも持ってってくれ」 ミヨキチ「ふふ、ではお兄さんまた…」 キョン「あぁ、おやすみ」 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 02:44:30.13 ID:ECRbHVZGO 国木田(最近森園生からの返信がどうにも遅い) 国木田(…バレたか?) 国木田(いや、まさか。あの不気味な黒いのの力でこちらからよほど近付かない限り“組織としての”俺たちの情報は削除されるはずだ) 国木田(…恋の駆け引きってか) ポヤンポヤンポヤン 森“園生が教えてあ・げ・る” 国木田「くぅぅぅ」デレンデレン 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 02:51:14.82 ID:ECRbHVZGO 森「…どうしても、駄目よね」 森『国木田くん、ごめんなさい。やっぱり私みたいなおばさんより、もっと国木田くんと同じ年頃の子のほうが良いと思う。今までありがとう(^-^)v』 森「私は、機関のエースなんだもの」 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 02:55:02.86 ID:ECRbHVZGO ????「ではそれぞれお願いできますか」 ??「貴女のためならどこまでも!行って参ります!」ピャー ??「ほんと馬鹿な男ね」 ?「まぁ彼はあれでも出来る奴さ。僕たちも急ごう」シュタッ 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 02:56:49.03 ID:ECRbHVZGO ????「ではそれぞれお願いできますか」 ??「貴女のためならどこまでも!行って参ります!」ピャー ??「ほんと馬鹿な男ね」 ?「まぁ彼はあれでも出来る奴さ。僕たちも急ごう」シュタッ ????「ふふ、もうすぐです。もうすぐですよ……お兄さん」 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 03:01:34.79 ID:ECRbHVZGO 新川「しかし、いったいどうすれば…」 古泉「涼宮さん自身がどんな形にせよ、現状を変えたいと思わないことには僕たちではどうにも…」 森「困ったわね…」 多丸弟「大変です!何者かの襲撃で、多丸兄がっ!」 森「なんですって!」ガタッ 62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 03:08:36.28 ID:ECRbHVZGO 橘「このまま順調にいけば、佐々木さんに力が。佐々木さんが私たちの神となるのです!」 国木田「まったくここまで来るのにどれだけかかったか…」 岡部「国木田っ、そんな顔してちゃ幸せも逃げてくぞ!」ハハハ 国木田「だから岡部さん、ここでは先生面はやめてくださいって」 ??「順調なときほど気を抜いちゃいけないのよ、国木田君?」 国木田「おまえは…っ!」 64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 03:14:16.06 ID:ECRbHVZGO 多丸兄「ここです…」 ??「ありがとさん、っと」グッ 多丸兄「ぐはっ」ドサッ 森「多丸!」 ??「悪いねどーも、いやー俺だってこんなことはしたくないんだけどよぉ」 古泉「あなたは……、谷口くん!」 谷口「あー、そういやおまえはここの人間なんだっけ。WAWAWAわすれてた〜、ってね」 65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 03:23:54.17 ID:ECRbHVZGO 国木田「成崎…」 成崎「表と裏じゃ随分態度が違うようね」 橘「いったいどういうことなのです?!」 岡部「教え子にも色々な奴がいるってことですよ、ていっ」ビュン 成崎「きゃっ、せ、先生やめてください…っ」グシャア 岡部「ぐ、ぐぁっ」ドサッ 成崎「ま、あたしもだけど」 橘「どうやら私たちの邪魔をするようですね…、佐々木さんは誰にも渡さないのです!」 成崎「佐々木さんは渡さない、ね」 成崎「その結果が私よ!」 橘「何を訳の分からないことを…国木田くん、お願いします!」 国木田「はいよ…!」シュタッ 66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 03:28:38.83 ID:ECRbHVZGO 新川「ぐはぁっ!」ドサッ 森「あなた、なかなかやるようね」ゼェゼェ 古泉「森さん、下がっていてください。次は僕が相手です」ゼェゼェ 谷口「何人でも一緒なんだからよぉ、降参してくれないもんかねぇ」 古泉「舐めたことをっ!」ビュン 67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 03:36:41.50 ID:ECRbHVZGO 成崎「くッ」トシャン 国木田「」ゼェゼェ 橘「大丈夫ですか、国木田くん!?」 国木田「こいつがどうしてこんな力を…、言え!誰の差し金だ?!」ガシ 成崎「あの、方のご意志で私たちは動く…。あなたたちを、消して。あの方こそが選ばれたお方…」ドサッ 国木田「私“たち”、あなた“たち”?……まさか!?」ダッ 橘「あっ、国木田くん!」 国木田「橘さんは佐々木さんを連れてキョンのところへ!」 橘「わ、わかったのです!」 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 03:45:13.13 ID:ECRbHVZGO 古泉「」ドサッ 森(古泉まで…、まさかこれほどとは) 森「いいでしょう、私が相手です」 谷口「いやぁ、こんな綺麗なお姉さんを相手になんてとてもとても…」テレテレ 森「戯れ言は、結構です!」ビュッ 谷口「黙って降参してくれりゃあいいのに。ま〜た俺の好感度が下がっちまうっての」シュン 森「消えた!?」 谷口「こっちだよ〜ん」バコッ 森「はうわっ」クハッ 69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 03:48:04.51 ID:ECRbHVZGO Prrrr! 国木田「もしもしっ、キョンかい?今すぐ涼宮さんを連れて佐々木さんとおちあって!いいからはやく!」 国木田(くそっ、間に合え!)ダッダッタッ 70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 03:55:18.86 ID:ECRbHVZGO 橘「佐々木さん!佐々木さん!出てきてください!」ドンドン ガチャ 佐々木「やあ、橘さん。そんなに慌ててどうしたんだい?」 橘「私もよくはわからないのですが、今から一緒にキョンさんのところへ行くのです!」 佐々木「キ、キョンのところへかい?ちょっと待って、こんな部屋着で…」 橘「時間がないのです!」 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 04:00:52.97 ID:ECRbHVZGO 森「あぁっ!」トシャ 谷口「ったく、思ったより手こずったぜ。さて、いよいよ涼宮のところに…」 ガシッ 谷口「ん?」 森「…私は、…機関のエースだから…」 谷口「はぁ?ちょっとお姉さん、しつこい女は嫌われる、ぜ!」 ガシッ 谷口「あぁぁぁ今度は誰だよ!?」 国木田「僕の大切な人になにしてるんだい、谷口?」 72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 04:04:02.20 ID:ECRbHVZGO Prrrr! キョン「あぁもしもし佐々木か?うん、いや俺もよくわからんのだが…、橘?…あぁ、じゃあ駅前の広場でどうだ?わかった、じゃ」 キョン「さて、俺も迎えにいくとするか」 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 04:13:23.42 ID:ECRbHVZGO 谷口「まさかおまえとやり合う日がくるとはな」 国木田「僕も同じことを考えていたよ」 森「国木田、くん…なんで」 国木田「森さん、あと少しだけ待っていてくださいね」 谷口「なんだかよくわかんねぇけど、涙がちょちょ切れらぁ」 国木田「谷口、一瞬だよ」 谷口「かっこつけやがって、俺が主役なんだよぉ!」ダッ ドスッ 谷口「ビバ、噛ませ犬…」バタン 75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 04:15:50.79 ID:ECRbHVZGO ― ―― ――― ????「成崎さんも谷口さんも本当に役に立たない。私が、私が行かなくちゃ…」 ――― ―― ― 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 04:21:12.36 ID:ECRbHVZGO 森「国木田くん…」 国木田「大丈夫ですか、森さん」 森「涼宮さんのところに、はやく…!」 国木田「わかってます。もう少しだけ待っててください」 国木田「そうだ」 国木田「帰ってきたらアウトレットに行きましょう。最近新しくできた」 森「…はい!」 77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 04:25:35.76 ID:ECRbHVZGO 橘「キョンさん、こっちです!」 キョン「あぁあそこか」 ハルヒ「もう!いったい何なのよキョン!急に連れ出して大したことじゃなかったらタダじゃおかないんだからね!」 佐々木「くつくつ。相変わらず、といったところだね、涼宮さん」 ハルヒ「あなたは、佐々木さんじゃない!」 キョン「さて、いったい何が始まるんだ、国木田…」 78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 04:33:22.68 ID:ECRbHVZGO ????「お兄さん、だめ。そんな女たちから離れて…」ダッ 国木田「危ないっ!」ガシッ ????「?!」 キョン「国木田!…とミヨキチ?!」 国木田「間に合ったみたいだね」ハァハァ 橘「国木田くん、これはいったいどういうことなのです?」 国木田「それは是非僕も聞いてみt」ドサッ ハルヒ「きゃぁぁぁあ!!?」 ミヨキチ「お兄さんから、離れて」 79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 04:38:09.17 ID:ECRbHVZGO キョン「お、おいミヨキチ、なんだそのナイフは…」 ミヨキチ「お兄さんと仲良くなりたいお兄さんと仲良くなりたい」ジリ 橘「キョンさん、な、なんなんですこの子…!」 佐々木「国木田…国木田が」 ハルヒ「起きなさいよ国木田…!」 キョン「おい、ハルヒ!佐々木!しっかりしろ!」 ミヨキチ「お兄さんお兄さんお兄さんお兄さん」ジリ 81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 04:42:14.16 ID:ECRbHVZGO 国木田「…キョン、みんなを守って…」ゼェゼェ キョン「わかった国木田、もうしゃべるな!」(チッ、どうしたら…) ミヨキチ「お兄さん、一緒に来て」ダッ キョン「のわっ!」 橘「キョンさん危ない!」 ハルヒ&佐々木「「やめて!!!」」ピキィーーーーン 82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 04:46:19.31 ID:ECRbHVZGO ミヨキチ「」フラッ、トスン 朝比奈「キョンくん!」 藤原「大丈夫かおまえたち!」 長門「……」 九曜「――」 キョン「もう、なにがなんだか……」フッ 83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 04:53:39.74 ID:ECRbHVZGO 古泉「つまり日を追うごとに自分の力が強まっていることに気付いた佐々木さんは、それを受け入れることを拒んだ」 橘「結果それがあのミヨキチさんに能力を分け与えることになったのです」 古泉「差し詰めあなたを介して、涼宮さんたちと同じくあなたを慕うミヨキチさんがターゲットとなったのでしょう」 橘「そのような不完全なかたちでの能力の転移なので、ミヨキチさんのキョンさんと仲良くなりたいという想いを実現するのに極端な方向で具現化したのだと組織は見ています」 84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 05:02:27.16 ID:ECRbHVZGO 古泉「そしてあのとき、と言っても僕は現場にはいませんでしたが、今の生活を望み能力が微弱になった涼宮さんと」 橘「自分が秘める力を拒み、無意識に他者へ分け与えた佐々木さん」 古泉「その二人の、国木田くん、そしてあなたを助けたいという想いが願いとなり実現されたのです」 キョン(まったく、どうしてこんなことばかり…) 古泉「あのあとのことは国木田くんや僕らの傷の手当てから周囲の人たちの記憶まで長門さんと九曜さんが対処してくれました」 キョン(情報操作ってのは本当に都合のいいもんだぜ) 86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 05:11:44.27 ID:ECRbHVZGO ガラッ 国木田「キョン大丈夫かい?」 キョン「本来なら俺がおまえにかけるべき言葉だがな」 谷口「なんだ、元気そうじゃねぇか」 古泉「とにかくあなたはもっと女性の気持ちに気付くべきです。ミヨキチさんにしても他の人にしても、ね。では、僕らは外しましょうか。ロビーに居ますんで必要とあらばお呼びください」ガラッ キョン「おまえなにも覚えてないのか谷口?」 谷口「いや、こいつのことで成崎の相談に乗ってたら」 国木田「いつの間にそんなことしてたのさ谷口…」 87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 05:18:09.01 ID:ECRbHVZGO 谷口「目の前にえらく美しい女の子が現れて」 “北高の方ですね、手伝ってもらえませんか” 谷口「って。そんでもって“団体”がどうとか…」 キョン(“機関”に“組織”に“団体”かよまったく) ピロリロリン♪ 谷口「おっ、成崎からだ」 国木田「だからいつの間に…」 キョン「それより病院ではマナーモードにだな」 谷口「まぁまぁ、わりぃなキョンちょっと出てくるぜ!」ガラッ キョン「さて、なにから話してもらおうか」 88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 05:28:20.99 ID:ECRbHVZGO 国木田「なにから、か。そうだね。実は僕は“組織”の一員なんだよ」 キョン「実はもなにもそんなことはとうの前から知っている」 国木田「まさか。誰かが教えてくれでもしたのかい?」 キョン「学級閉鎖になる前の週、谷口とハルヒにプリントを届けに行こうとした日があったろ」 国木田「キョンが用事だって言うから結局は別々に届けたんだっけ」 キョン「そのときおまえは校門でなにを待ってたんだっけ?」 国木田「なにって職員室にプリントを取りにいったら岡部先生に捕まったキョンに決まっt……、まさか」 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 05:35:47.01 ID:ECRbHVZGO キョン「さすがというか何というか、察しがいいな。岡部はえらく熱心に佐々木側につくよう説得してくれたよ」 キョン「岡部はあれでも生徒思いの良い先生だ。学校内で教室内で自分の生徒たちが腹を割って話せない状況がいやだったんだろうよ」 キョン「もう知ってるかもしれんが、時間を跳んだり三年寝込んだり俺も驚くべき体験はかなりしてきた。それでもおまえが組織のメンバーだと聞いたときは耳を疑ったよ」 国木田「……」 90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 05:39:27.68 ID:ECRbHVZGO キョン「そしてさらに言えば、これはおまえも知らないことだぞ、俺が校門にくる直前誰かに話しかけられたはずだ」 国木田「あぁ、成崎さん?」 キョン「成崎?あぁなるほど谷口が言ってたのはそういう相談か。でも違う。もう一人いたはずだ」 国木田「…森園生」 91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 05:47:00.43 ID:ECRbHVZGO キョン「俺の用事はそれだよ」 国木田「どういうことだい?」 キョン「担任と親友が“組織”なんていういけ好かんグループのメンバーだったなんていう話を聞かされた直後。今度はその“組織”とは敵対する“機関”の幹部が“組織”に接触している」 キョン「きな臭いにおいがしたと思ったら連絡先を交換した。いくら“組織”の一員だったとしても親友は親友だ。罠かどうかを確かめたい気持ちもわかってくれるんじゃないか?」 国木田「キョン…」 92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 05:56:26.48 ID:ECRbHVZGO キョン「というわけでおまえと別れた後、すぐにあとを追った」 キョン「後日会って色々聞いてみてわかったよ。どうやら本心からおまえのことが気に入ってるらしい、ってね」 キョン「なら俺は二人を応援するだけさ。おまえが森さんが“機関”の一員だと知ってたかどうか、もし知ってたなら何を考えたかどうか。それは誰にもわからん。それでも俺はそんな枠組み関係なく二人を応援したいと思った」 キョン「ところがどっこい古泉が以前言ってたんだがな、“機関”と“組織”は決して相容れることのない存在らしい」 国木田「それは佐々木さんこそが…」 キョン「でもその佐々木自身が嫌がったからこそ今回のことが起こったんだろ?」 国木田「それは…」 93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 06:02:07.70 ID:ECRbHVZGO キョン「なぁ国木田。知った口をきくようで悪いが、その“組織”だけがおまえのアイデンティティすべて、ってわけじゃないんじゃないか」 キョン「俺もいるし谷口だっている。それになによりおまえは森さんのピンチを救ったんだろう?」 国木田「俺だって森さんが好きだよ、でも!」 ガラッ 森「…まぁ」カァァ 94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 06:08:40.37 ID:ECRbHVZGO 国木田「森、さん…!」 森「キョンさん具合はどうですか?」 キョン「なに、すこぶる快調ですよ」 森「今回は私たち“機関”の不手際に巻き込んで本当にすみません」 国木田「それは“組織”が佐々木さんに…」 森「これを受けて、我々“機関”と“組織”が話し合いを行ったの」 キョン「それで、どうなったんですか?」 森「“機関”と“組織”は統合!涼宮さんと佐々木さんの能力バランスを連携してとることになったわ」 95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/31(日) 06:11:29.82 ID:ECRbHVZGO 国木田「じゃあ…」 キョン「よかったな、国木田」 森さん「さて、いつまで待てばいいのかしら?」 国木田「え?」 森さん「連れてってくれるんでしょ、アウトレット」 国木田「…はい!」 -完-