キョン「どうしてこうなった・・・」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/12(火) 07:00:23.38 ID:l+whLn/B0 授業が終わりいつものように古泉とボードゲームで暇つぶしをしていると 携帯が震えだした。 キョン「すまん少し中断だ。」 俺は席を立つと携帯を手に取り通話ボタンを押した。 キョン「もしもし・・・今はまだ部活中だ・・・ああ・・・明日はいけるぞ・・・ わかった10時に駅前集合だな・・・それじゃあまた明日。」 キョン「待たせたな。」 古泉「おや、急用ですか?」 キョン「いや、まぁちょっとした用でな。」 そういうと俺はゲームを再開しようとした。 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/12(火) 07:02:00.07 ID:l+whLn/B0 ハルヒ「誰からの電話よ。」 ネットサーフィンに没頭していたはずのハルヒがこちらを睨みながら言った。 キョン「佐々木だよ。お前も一度会ったことあるだろ?」 ハルヒ「・・・明日は団活の日じゃないの。」 キョン「お前さっき日曜に変更するって言ってただろ?」 ハルヒ「うっ・・・で、何するの?」 キョン「は?」 ハルヒ「だから佐々木さんと会って何するのって聞いてんのよ!」 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/12(火) 07:03:09.00 ID:l+whLn/B0 キョン「映画だよ。前たまたま佐々木と駅前で会ってな。そん時に今流行って いるるホラー映画見たいって言ってたからさ。ちょうど俺も見たいと思ってた 映画だから誘ったんだよ。」 ハルヒ「ふーん。・・・あっそう!!」 何をそんなにいらついているんだ?朝比奈さんがオロオロしているじゃないか。 おい長門。なぜそんなに俺の方を見つめている。心なしか目が怒って見えるぞ 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/12(火) 07:04:02.45 ID:l+whLn/B0 古泉「・・すいません。急にバイトが入りましたのでこれで失礼します。」ガタ 古泉はそう言うと、一目散に部室を後にしていった。 ハルヒ「今日はもう解散。戸締りは最後の人お願いね!」バタン! おいハルヒ、ドアをそんなに力強く閉めるんじゃない。古い校舎なんだから。 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/12(火) 07:05:03.71 ID:l+whLn/B0 キョン「どうしたんですかね・・・あいつ」 みくる「・・・涼宮さんかわいそう・・・」 長門「鈍感。」 なんだってんだよ二人とも。まぁあいつの不機嫌はいつものことだしな。 そう思いながら俺はコートを着て家路についた。 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/12(火) 07:06:20.42 ID:l+whLn/B0               翌日 いつものようにボディプレスで起こされた俺は、妹におしとやかさとは何たる やを教えながら朝食をとり、服を着替え、くっつく妹を華麗にかわしながら 自転車に跨った。 キョン「時間は・・・余裕だな。」 腕時計に目をやりペダルを軽く踏みなが俺は駅前へと向かった。 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/12(火) 07:07:56.01 ID:l+whLn/B0 以前撤去された場所とは違うところに自転車を置き、集合場所へ歩いていると 何やらよく見慣れている黄色いカチューシャが目に入った。 キョン「何やってるんだ?ハルヒ。」 ビクッと肩を震わせながら振り返ったハルヒは ハルヒ「キョ、キョンジャナイ・・・グウゼンネ、ナニシテルノ?」 おい、びっくりしすぎてインディアンみたいになってるぞ・・・ 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/12(火) 07:09:36.49 ID:l+whLn/B0 キョン「ハァ・・・昨日言っただろ?佐々木と映画見に行くんだよ。」 ハルヒ「あーそうだったわね。」 キョン「・・・で、なんでそんな格好してるんだ?私立探偵にでもなったつも りか?」 ハルヒは新聞紙を片手にサングラスをかけ、長いコートを羽織っていた。 ハルヒ「な、何言ってんのよ。あんたSOS団として自覚あんの?普通の格好し てたら宇宙人や未来人は警戒して姿を現さないでしょ。」 なら普段から団活の時はその格好になるべきじゃないか?と思ったがあえて 突っ込まなかった。 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/12(火) 07:11:25.41 ID:l+whLn/B0 キョン「ああそうかい。こんな土曜の朝早くからご苦労なこった。」 ハルヒ「べっ別にあんた達が気になったわけじゃないのよ!たまたまよ!たま たま。」 キョン「そんな事きいてないだろ・・・」 ハルヒ「うっ・・・」 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/12(火) 07:14:04.97 ID:l+whLn/B0 すまないね。待たせたかな?」 そんなやり取りをしていると後ろから声がした。振り返ってみると佐々木が そこにいた。 佐々木「デートに遅れるというシチュエーションもいいかなと思ったんだがね、 映画の開始時刻があるからそれはまた今度にするよ。くっくっ。」 ハルヒ「デート?」 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/12(火) 07:15:35.55 ID:l+whLn/B0 キョン「いやいや俺もさっき来たところだよ」 佐々木「あれ?そちらにいるのは・・・」 キョン「ああ。前にも会っただろ?うちの団長さんだよ。さっきそこで偶然会 ってな。」 ハルヒ「・・・あら佐々木さんじゃないの。お久しぶり。」 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/12(火) 07:17:35.57 ID:l+whLn/B0 佐々木「こちらこそ。【うちの】キョンが他の団員に迷惑かけてない?」 ハルヒ「そんなことないわよ。そっちこそ【あたしの】キョンが迷惑かけてな い?」 佐々木「彼にされることは何も迷惑ではないよ。くっくっ。」 ハルヒ「くぅ・・・」ピクピク キョン「おーい」 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/12(火) 07:18:53.12 ID:l+whLn/B0 何かハルヒの後ろからは龍、佐々木の後ろからは火の鳥のようなオーラが見え るんだが・・・まぁいいとしよう。 キョン「おい佐々木、もう映画の時間が始まるぞ。」 佐々木「・・・ああそうだね。・・・涼宮さんも一緒にどうかしら?」 キョン「は?」 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/12(火) 07:20:13.50 ID:l+whLn/B0 ハルヒ「あら?ちょうど私もその映画見たかったのよ。別にキョンが気になる わけじゃないけど私もついでに行こうかしら。」 キョン「おいハルヒ。不思議探しはどうした?佐々木もいきなりどうしたんだ?」 ハルヒ「キョンは・・・」佐々木「君は・・・」 ハル佐々「「だまってなさい!!」」 キョン「(´・ω・`)ショボーン」 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/12(火) 07:21:50.66 ID:l+whLn/B0 佐々木(今日こそはハッキリさせたいからね。不本意だけど涼宮さんも一緒 にきてもらおうか。) ハルヒ(キョンはSOS団団長である、あたしのものだって言うことをハッキリ させるわよ) ハルヒ「ふっふっふ」佐々木「くっくっくっ」 キョン「どうしてこうなった」 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/12(火) 07:23:37.88 ID:l+whLn/B0 映画館について俺達の座席はスクリーンに向かって左がハルヒ、真ん中が俺 右が佐々木という順に座った。 キョン「そう言えば佐々木もこういう映画見るんだな。イメージと違うな。」 佐々木「まぁ色々思うところがあってね。」 キョン「なんかよくわからんが・・・あっもう始まるぞ。」 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/12(火) 07:25:16.84 ID:l+whLn/B0 映画の内容は、パンフレットによるとある呪われた一本のビデオを見たら一週 間後に死ぬ、というものであった。 映画も半ばになり主人公である女性がついにビデオを見ようとデッキに入れた 時、右の肘置きに何か違和感を感じた。 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/12(火) 07:27:18.26 ID:l+whLn/B0 ぎゅ 佐々木が不安からか俺の手を握っており、心なしか緊張からか手のひらが湿っ ていた。佐々木も女の子なんだな、と思っていると映画の中の黒電話が鳴り始 めた。 佐々木「きゃっ」 佐々木は小声でそう叫ぶと今度は俺の腕にしがみつき始めた。 何やら俺の左側で映画以上の殺気を感じるのは俺の勘違いか? 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/12(火) 07:29:14.67 ID:l+whLn/B0 そうこうしているうちに写真が呪われており、撮った写真に写る顔が歪んでい るというシーンでハルヒが俺の腕を掴んできた。おいハルヒ今まで普通に見て ただろ?たいして驚くようなシーンでは無い場面で急にビビりだしたなこいつ は。何かあったのか?・・・あと胸をおしつけてくるな。 それからというものの、ハルヒと佐々木は事あるごとに俺に体を密着させてき た。 正直映画の内容が入ってきません。やめてください。 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/12(火) 07:31:19.37 ID:l+whLn/B0 ハルヒ「ふう・・・なかなか面白い映画だったわねキョン。」グイグイ 佐々木「特にあの場面なんかは・・・」グイグイ もう映画は終わっていますよ。二人とも離れてください。他の客から変な目で 見られてますよ。特にあそこの客なんか・・・ 「キョン・・・お前って奴は・・・ごゆっくりーーー!」 キョン「ん?二人ともなんか言ったか?」 ハル佐々「「別になにも」」グイグイ キョン「はぁ・・・」 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/12(火) 07:34:17.15 ID:l+whLn/B0 キョン「もう13時か・・・飯でも食いに行くか?」 佐々木「そうだね・・・と言いたいところだけど実は今日これから家族と用事 があってね。帰らなくちゃいけないんだ。」 キョン「そうなのか」 佐々木「すまないね。この埋め合わせは今度させてくれ。」 キョン「ああわかった。」 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/12(火) 07:35:04.46 ID:l+whLn/B0 佐々木「それと涼宮さん。今日は楽しかったよ。今日は痛み分けという ことで後日決着をつけよう。キョンは鈍感だからね・・・お互い苦労するだろ うけど。」 ハルヒ「もちろんよ!今度こそ白黒つけてやるわ。」 佐々木「くっくっくっ。それじゃあ二人ともまた今度。」 そういうと佐々木は駅の方へと帰って行った。 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/12(火) 07:36:39.75 ID:l+whLn/B0 キョン「なんの話だったんだ?」 ハルヒ「あっあんたには関係ない・・・こともないわね。」 キョン「なんだそりゃ?」 ハルヒ「それよりキョン!あんた今日・・・デートだったのによかったの?あ たしが二人についてきちゃっても。」 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/12(火) 07:38:09.48 ID:l+whLn/B0 キョン「デート?何故そうなる。」 ハルヒ「だって佐々木さんがデートって言ってたから・・・」ゴニョゴニョ キョン「中学時代の友人と遊ぶことはデートになるのか?じゃあ今からお前を 誘って飯でも食べに行こうとしてるんだが、これもデートになるのか?」 ハルヒ「///何馬鹿なこと言ってんのよエロキョン!」 顔が赤いぞ。 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/12(火) 07:39:44.67 ID:l+whLn/B0 ハルヒ「そうね、別にあんたなんかと二人っきりで・・・デ、デートなんてした くないけどお腹すいたから御飯食べに行きましょ。」 キョン「はいはい。」 ハルヒ「早く行くわよ!」ギュッ ハルヒは俺の手を掴むと急に走り出した。痛いっての。昨日不機嫌だったのは どうしたんだ?まぁ古泉もこれで一安心だろう。 ハルヒ「あっ!それともちろんあんたの奢りだからね!」 キョン「・・・まぁ薄々そうだとは思ってたが。」 クスクス笑うハルヒを横目に、俺はいつものようにこう呟いた。 キョン「やれやれ。」 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/12(火) 07:41:39.80 ID:l+whLn/B0 なんという文才の無さw 暇だったから1時間弱で作ったけど原作読んでないから 変なところあるかもしれない・・・ ssって難しい・・・ ってことでオナニー終わります すいませんでした。