ハルヒ「彼氏?いるわよ」 223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 13:56:34.63 ID:BPV9v0KI0 ハルヒ「彼氏?いるわよ」 ハルヒ(これで悔しがらせればキョンはあたしのものに…) キョン「そうか、これで安心して他の奴と付き合えるな」 ハルヒ「ま、どうしてもあた……えっ」 キョン「いやぁいままで大変だったんだぞ どいつもこいつもアタックしても『あなたには涼宮さんがいるじゃない』って断られてな」 こういう展開かと思ったのに 227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 14:11:04.26 ID:BPV9v0KI0 ハルヒ「へ、へぇ……」 キョン「それじゃ彼氏と仲良くな」 ハルヒ(どうしてこうなったどうしてこうなったどうしてこry) ――― キョン「ということがあったんだが」 古泉「それを僕に話してどうするんです?」 キョン「誰から行くべきだと思う?」 古泉「あなたの一番好きな人からいけばいいじゃないですか。ハーレムを作るつもりなら話は別ですが」 ガチャ 長門「………」 229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 14:17:03.67 ID:BPV9v0KI0 キョン「おう長門、遅かったな」 長門「日直」 キョン「そうか、なら仕方ないな」 古泉「それで、あなたは誰」 キョン「古泉、黙れ」ヒソヒソ 古泉「おや、なぜです?」ヒソヒソ キョン「いま思えば俺は大分前から長門が好きだったのかもしれない」ヒソヒソ 古泉「これはまた急な話ですね」ヒソヒソ キョン「長門の感情の機微を理解できるのは俺だけだと自負してる。なぁ、お前に長門の心情が分かるか?」ヒソヒソ 古泉「それは確かに分かりませんが」ヒソヒソ キョン「だろ。それに、長門はいままで幾度となく俺を助けてくれた。普通気のないやつを助けるか?」ヒソヒソ 古泉「まぁ…どうでもいい人でなければそうですね」ヒソヒソ キョン「つまり、長門も俺のことが好きだということだと思うんだ」ヒソヒソ 古泉「ですが、しかし」ヒソヒソ 長門「何?」 231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 14:24:18.52 ID:BPV9v0KI0 キョン「あぁ、いや、何でもない…いや、何でもなくないかもしれん」 長門「?」 キョン「長門、いまお前と俺に関する話をしていたんだ」 長門「………」 キョン「おまえはいままで俺を数々の受難から救ってくれた」 キョン「時には空間を切り裂いて、時には時間を朔行してまで」 キョン「ハルヒに世界改変をやめさせるヒントをくれたのもおまえだ」 古泉(僕も差し上げたつもりですが) キョン「おまえがいなかったら今頃俺はここにいなかっただろう」 長門「そう」 キョン「あぁ。その過程で俺はある結論に行き着いてしまったんだ」 キョン「長門、俺はおまえが好きだ。世界中の誰より好きだ」 長門「………」 キョン「俺と付き合ってくれないか?」 232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 14:33:57.32 ID:BPV9v0KI0 長門「それはできない」 キョン「ん? あぁ、ハルヒのことを気にしてるのか。あいつにはもう彼氏がいるから大丈夫だ」 長門「違う」 キョン「じゃあなんだ? 別に人間じゃなくても俺は構わないぞ」 長門「私には彼氏がいる」 キョン「いや、長門、今日はエイプリルフールじゃないぞ?だから嘘はつかなくていいんだからな?」 長門「事実」 古泉「長門さんは確か1ヶ月前からコンピュータ研究部の部員さんと付き合っているはずです」 キョン「冗談だろ?」 古泉「残念ですが」 キョン「ふざけるな!!じゃああのおまえの思わせぶりな態度はなんだったんだ!」 長門「?」 キョン「普通年頃の娘が両親のいない部屋に男を招き入れるか!?」 古泉「落ち着いてくだ」 キョン「これが落ち着いていられるか!こいつはっ、長門は一人身の心を誑かす悪魔なんだぞ!」 234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 14:38:33.86 ID:BPV9v0KI0 長門「それはあなたの勘違い」 キョン「そんなわけあるか!出て行ってくれ!!」 古泉「………」 キョン「この文芸部室から出て行け!!」 長門「………」 キョン「出て行けっていってるだろ!」 ガチャ バタン キョン「……はぁっ…はぁっ」 古泉「やりすぎでは?」 キョン「いや…これでいい…っ…」ヒックヒック 古泉「……今日だけは僕の胸で好きなだけ泣いていただいてもかまいませんよ?」 キョン「それは遠慮しておく」 古泉「相変わらず冷たいお方だ」 236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 14:43:40.50 ID:BPV9v0KI0 キョン「………」 古泉「やっと冷静になりましたか」 キョン「あぁ…取り乱して泣いたりして悪かった」 古泉「そうとなれば、さっそく長門さんに謝りに」 キョン「謝る?俺が?」 古泉「?えぇ」 キョン「どこに謝るところがある。復讐の間違いだろ」 キョン「あいつは悪魔だ。しかも宇宙人だ。男を誑かす最凶にして最強のデビルエイリアンだ」 古泉「………」 キョン「野放しにしておいたら地球が滅びる。だから駆除する必要がある。そうだろ?」 古泉「………」 キョン「しかし、いまはまだその時じゃない、古泉」 古泉「…はい?」 キョン「昔の偉人の言葉を教えてやろう」 キョン「女なんて……星の数ほど……いるッ!!!」 237 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 14:54:23.73 ID:BPV9v0KI0 キョン「長門なんて68億人(出展:wikipedia)のうちの1人の産む機械にすぎない」 キョン「いや、そもそも地球外生命体だからもともと人口の1人にも入ってない。そいつが消えただけだ」 古泉(だいぶダークサイドに堕ちてますね) キョン「というわけで、いま俺の身辺にいる女性で次に狙うべきなのは……朝比奈みくるだ」 キョン「まだ朝比奈さんは来てないよな?」 古泉「今日は欠席との報告がありましたが」 キョン「マイスウィートハニー朝比奈は欠席か…ならば電話で告白するのみ!」ピッピッピッ prrrrrr prrrrrr キョン「ちなみになんで休んだんだ?」 古泉「鶴屋さんと一緒に合コンだそうですよ?」 ガチャ みくる「ふぁい、なんですかー?」 キョン「ふざけろ糞ビッチ!!」 みくる「ふぇっ!?ななななんでそんなこと」 プツッ ツーツーツー 238 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 14:57:52.69 ID:BPV9v0KI0 キョン「牛女はなしだ」 古泉「牛女とは?」 キョン「糞ビッチ朝比奈に決まってるだろ!産む機械のくせに…」 古泉「…あんまり産む機械と連呼するとフェミニストに殺されますよ」 キョン「産む機械がなんとほざこうがどうでもいいさ」 キョン「ついでに鶴屋さんもなしだな」 古泉「おや、鶴屋さんは敬語なんですか?」 キョン「あの人に逆らうと俺の命がヤバイ」 古泉「………」 242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 15:01:05.91 ID:BPV9v0KI0 キョン「さて、残るは…」 古泉「もうSOS団は全員いなくなりましたね」 キョン「あぁ………」 古泉「なんなら僕が紹介しましょうか?」 キョン「いや、ガチホモは勘弁してもらおう」 古泉「いえ、彼女に紹介してもらうので大丈夫ですよ」 キョン「彼女……だと!?」ガタン 古泉「えぇ」 キョン「古泉ィィ!!お前もかァッ!!」 247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 15:09:32.55 ID:BPV9v0KI0 キョン「くそ……いまならカエサルの気持ちがすごく分かるぞ…」シクシク 古泉「………」ポンポン キョン「俺に触れんじゃねぇ!!このリア充がッ!!」ガバッ 古泉「………」 キョン「なんだその目はッ!見下せて気持ちいいかッ!!そりゃそうだろうよッ!!!くそッたれが!!!」 キョン「どうせ俺は今年もクリスマスを一人で過ごすさ!悪いか!!お前らみたいに誰かに縛られることのない悠々自適な聖夜を営ませてもらうぜ!!!」 キョン「はっはっは羨ましいだろ!なんで女のために自由をさしださねばらなんのかッ!!俺は自由だ!!!」 キョン「おまえみたいな奴はTDLでもTDSでもいってメルヘンの世界に連れて行かれてろ!!」 古泉「………」 キョン「はっ……はっ……はっ」 古泉「………失礼します」 248 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 15:15:04.76 ID:BPV9v0KI0 キョン「はぁっ……はぁっ……はぁっ…」 キョン「………」 キョン「ふっ…ふふっ」 キョン「そうだ!俺にはあいつがいるじゃないか…」 キョン「あいつなら…それでもあいつならきっとなんとかしてくれる」 prrrrrr prrrrrr prrrrrr キョン「よ、よう、佐々木か?」 佐々木「やぁキョン。久しぶりだね」 251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 15:20:12.82 ID:BPV9v0KI0 佐々木「こんな時間にどうしたんだい?」 キョン「いや、なんだか無性におまえの声が聞きたくなってな」 佐々木「くつくつ、おかしなことを言うな、君は」 キョン「佐々木、いまから会えないか?」 佐々木「いまからじゃないと駄目かな?」 キョン「いや、別にいますぐじゃなくてもいいんだ。お前が準備ができ次第で」 男「どうした?電話長いな」 佐々木「いや、すぐに終わるよ。それで、キョン、今日は」 キョン「やっぱなんでもない。じゃあな佐々木」ガチャ キョン「……どうすりゃいい」 253 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 15:27:18.10 ID:BPV9v0KI0 キョン「くそ、きっと俺はいまMAJORの編集部と同じ気持ちでいるはずだ」 キョン「なんで目にゴミが入ってピッチャー返し食らうんだよ!」 キョン「ありえん……」 ふと目の前にあるコンピ研からガメてきたパソコンが目に入る。 このパソコンはハルヒの世界改変のときに大いに役立ってくれた。 確かにヒントをくれたのはパソコンではなくあのデビルエイリアン長門ではあるが、 それでもこのパソコンが俺に道を拓くためのヒントをくれたんだ。 キョン「ふっ…いいぜ!」 キョン「俺の周りの女が全員彼氏持ちだってなら!!」 キョン「俺はそのふざけた幻想をぶち壊す!!!」 俺はパソコンの電源を入れた。 255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 15:33:39.81 ID:BPV9v0KI0 見慣れたwindowsの文字が目に入る。 この部屋で何度もみたようこその文字。 パソコンは俺に希望を与えてはくれなかった。 キョン「ふっざけるなぁぁぁぁ!!」 キョン「お前もか!!お前もなのか!!」 キョン「こンの無機物の存在で人間様に逆らうか!!!」 キョン「こんなもの!!」 俺がパソコンを壊そうとしたときのことだった。 不意に画面が暗くなり、なにも表示をしなくなった。 キョン「まさか……」 キョン「お前は俺の味方なのか?」 イスを振り上げたまま尋ねる。 当然返事はない。 けれど キョン「そうか……ありがとう…ありがとう」 けれど、気持ちは伝わる。 YUKI.N>現実から目を背けないで。 俺はイスを振り下ろした。 257 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 15:40:50.08 ID:BPV9v0KI0 ――― キョン「この世に神なんていない、なぁそうだろ?」 谷口「あぁ、全くだ」パクパク キョン「お前ならこの気持ちを分かってくれるだろ?」 谷口「あぁ、分かる分かる」モグモグ キョン「妹にも彼氏がいたんだぜ?」 谷口「あぁ、酷い話だな」パクパク キョン「まだ小学生だぞ!?」 谷口「あぁ、そうだな」モグモグ キョン「もう神なんて信じない!!」 谷口「ごちそーさん!」 国木田「そんなに彼女が欲しいの?キョンは」 キョン「黙れ熟女タラシショタ」 国木田「別にタラシてなんかないよ」 キョン「うるせぇ、おまえは顔だけで犯罪だ。草食系ショタめ」 261 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 15:46:17.59 ID:BPV9v0KI0 国木田「そうとうイライラが溜まってるんだね」 谷口「イライラしてるときはオナニーに限るぜ?」 キョン「そりゃあイライラだってするだろ」 谷口「全く、彼女ができないからってそんなに僻むなよ」 キョン「おまえも一緒だろうが」 国木田「谷口はこの前彼女できたからねぇ」 谷口「あぁ、やっぱり俺みたいなのになると、ちょっと声かけただけでちょろっとな!」 キョン「死ね。氏ねじゃなくて死ね。性病にかかって死ね」 谷口「おう怖い怖い。さっさとお前も性病ができるほどヤれる彼女見つけろよ」スタスタスタ キョン「なぁ国木田」 国木田「ん?」 キョン「お前女だったりしないのか?」 国木田「エロゲーのやりすぎだよ、キョン」 262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 15:51:20.15 ID:BPV9v0KI0 国木田「しょうがないなぁ」 キョン「ん?」 国木田「僕の働き先で紹介してあげようか?」 キョン「なにっ!?」 国木田「そんなに驚かなくても」 キョン「まことか!?」 国木田「本当だよ。みんな優しくていい人だよ?」 キョン「よし、それはそうと今日の放課後よろしく頼むぞ!」 国木田「せっかちだなぁキョンは」 キョン「それにしてもおまえ、バイトなんてしてたのか」 国木田「まぁね」 キョン「どんな仕事してるんだ?」 国木田「接客業、かな?」 キョン「ゲイバーとかじゃないよな?」 国木田「すごいね、なんで分かったの?」 264 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 16:00:00.74 ID:BPV9v0KI0 キョン「くそ、やっぱり神様なんていないじゃないか!!」 キョン「もう神様なんか信じない!」 ハルヒ「キョン?」 キョン「ん?」 ハルヒ「なにぶつぶつ言ってんのよ」 キョン「なんだお前か。悪いがいま俺はお前を相手にしていられるほど暇じゃないんだ」 ハルヒ「へぇ……彼女もいないくせに暇じゃないんだ?」 キョン「っ!! かかかか彼女ぐらいいるわ!!」 ハルヒ「そうなの?お昼ごはんのとき随分と口論してる声が聞こえてきたけど?」 キョン「人の話を盗み聞きするなんてタチが悪いな!」 ハルヒ「聞かれたくないなら小さい声で話しなさいよ」 キョン「まぁとりあえず彼女がいるから暇じゃないんだ」 ハルヒ「ふぅん、名前は?」 キョン「は、ハルヒには関係ないだろ?」 ハルヒ「ま、いいわ、今度教えてね」スタスタスタ 266 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 16:06:09.46 ID:BPV9v0KI0 キョン「くそ、あのマジキチめ……」 ハルヒ(なによあの態度。あたしが彼女になってあげようと思ったのに)スタスタスタ ハルヒ「あ、そうだ」 キョン「まだ話があるのか?」 ハルヒ「今日はみくるちゃんが休みだからSOS団なしよ」 キョン「へいへい」 キョン(好都合だな。あいつらと顔をあわせずにすむ) 267 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 16:15:00.10 ID:BPV9v0KI0 ―――下駄箱 キョン「いいや、今日はさっさと帰るか」 サッ キョン「ん? ペロ…これは…ッ」 キョン「くっくっく……ふっくっく……あーっはっはっは!!」 キョン「神は俺を見捨てていなかった!!!」 キョン「この3つのラヴレタァーがそれを示している!!」 キョン「まだ焦るような時間じゃない。とりあえず1枚捲ってみるか」 『キョンへ 生きる!!性病にならずに生きる!! 谷口より』 キョン「……」グアシャグシャ ポイ キョン「気をとり直して2枚目」 『今日17時 教室にて待つ』 キョン「なんだこの果たし状みたいな文章は。でもって3枚目は、と」 『18時 文芸部室で待ってます』 キョン「……だいぶ女の子らしい字だな。デジャヴを感じるが」 269 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 16:19:11.01 ID:BPV9v0KI0 キョン「…というわけではるばる教室まで来たわけだが…いかんせん、まだ16時だな」 キョン「人っこ一人いやしねぇ」 キョン「誰も教室でエッチしてないなんて世も末だな」 キョン「………」 キョン「とりあえず掃除用具入れの中にでも隠れてるか」 キョン「あ、そうそう1つ言っておかなくちゃな」 キョン「>>268 ネタバレはいかんぞネタバレは」 273 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 16:25:11.92 ID:BPV9v0KI0 キョン「さて、あと5分で16時なわけだが…」 ガラッ キョン(この感じッ!……まさかッ!! ヤツがいる!?) 谷口「WAWAWA忘れ物〜♪」 キョン(やはり……谷口!!) 谷口「いけねぇいけねぇ、俺としたことが忘れ物とはな」 谷口「空の弁当箱を忘れるなんて…」 谷口「でもって……いつまで隠れてるつもりだ、俺の目からは逃れられないぞ!」 キョン「流石だな」バタン 谷口「なんてな…って本当にいたのか!?」 274 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 16:29:40.41 ID:BPV9v0KI0 キョン(くそ、谷口め、面倒なことしやがって。もう17時まで1分もないじゃないか!) 谷口「おいキョン、そんなところでなにやってたんだ?」 キョン「なんでもいいだろ、早く帰れ」 谷口「だってよ、普通掃除用具入れなんかに入ってないぜ?」 キョン「どうでもいいだろ、早く帰れ」 谷口「教えてくれたっていいだろ?またあの涼宮の変な活動か?」 キョン「そうだよ、早く帰れ」 谷口「相変わらずあの女変わってるな」 キョン「変わってるよ、早く帰れ」 谷口「俺が中学校のときなんか」 キョン「分かった分かった、早く帰れ」 谷口「なんでそんなに俺を帰らせたがってるんだ?」 キョン「早く帰れ」 275 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 16:34:31.91 ID:BPV9v0KI0 谷口「あぁ、そういやお前にいいもんやるよ」ポイ キョン「?」 谷口「コンドーム。余ったからな。そういやお前は使う相手がいないか」 キョン「凍った豆腐の角に頭ぶつけて死ね!普通の豆腐の角じゃなくて凍った豆腐の角でしね!!」 谷口「最近キョン口悪いな、どうでもいいけどよ、じゃあな」 ガラッ キョン「くそ、俺だってコンドームを使うときもあるさ」 キョン「オナホに入れるときとかな」 ガラッ 284 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 16:42:06.68 ID:BPV9v0KI0 朝倉「あら、早いのね」 キョン「あさ……くら…?」 朝倉「なに死人を見たような顔してるの?」 キョン「だ、だってお前は…」 朝倉「『死んだはずだ』なんてありきたりなことは言わないでよね?」 キョン「死んだはずだ!!」 朝倉「そう、確かに私は死んだわ」 朝倉「けど、私は生きていたの」 キョン「どういうことだ!」 朝倉「人形遣いって知ってる?」 朝倉「私はね、自分と寸分違わない人形を作り上げることに成功したの」 キョン「……」 朝倉「それは私から独立して動けるし、感情も持ってるものなの」 キョン「おまえが痛んだ朱色だったのか」 朝倉「なんだ、この話知ってたの?つまんないなぁ」 287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 16:47:24.06 ID:BPV9v0KI0 キョン「残念ながら奈須きのこの作品は俺のバイブルだ」 朝倉「そっか…じゃあここを草原に変えても無意味ね」 キョン「まだ答えてもらってないぞ?なんでお前がここにいる?」 朝倉「…逢いたかった」 キョン「なに?」 朝倉「女の子に『逢いたかった』って言われて喜ばないなんて失礼ね」 キョン「そりゃあ普通は喜ぶさ。けど、一回俺は殺されかけたんだ。そうもいかないだろ」 朝倉「それもそうね」 キョン「それで、目的はなんだ」 朝倉「だから言ってるでしょ?あなたに逢いたかったの」 289 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 16:53:24.66 ID:BPV9v0KI0 キョン「飛影はそんなこと言わない!」 朝倉「は?」 キョン「俺の知ってるお前はそんなことを言うようなやつじゃない!」 朝倉「変わったのよ、色々とね」 朝倉「そうそう、ちょっと訊きたいことがあるんだけど、いい?」 キョン「情報操作を解いて、この教室から出られるようにしてくれたならいいぞ?」 朝倉「それじゃ誰かが入ってきちゃうじゃない」 キョン「俺が逃げられないだろ」 朝倉「もともと逃がすつもりなんてないわ」 キョン「っ! それで訊きたいことってなんだ?」 夕暮れに彩られた教室を見渡す。 それが朝倉によって作られたものなのか地球の自転によって作られたものなのかは分からないが、 一つだけわかることがある。 いま、朝倉に襲われたらまずい。 手元に武器一つない。 朝蔵「そうだったわね。『やらないで後悔するより、やって後悔したほうがいいって言うじゃない?これ、どう思う?』」 296 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 17:02:56.94 ID:BPV9v0KI0 キョン「またその問答か」 朝倉「そ、懐かしいでしょ?」 キョン「そうだな。やって後悔することも多いからずっと己が内にその感情を秘めとくのが良いと思うぞ?」 朝倉「そんなんじゃ、つまんないわ。それに、恋ってずっと抑えていられるものじゃないでしょ?」 キョン「そこはそいつの精神力によるだろ。弱者は告白してふられて負けるんだ」 朝倉「それ、あなたが言えることじゃないんじゃない?」 キョン「なに?」 朝倉「だってあなた、長門さんに告白してフられたでしょ?」 キョン「なっ!!なんでそれを」 朝倉「ずぅっとあなたの側にいたから」スタスタ キョン「来るな!!」 朝倉「女の子に酷いこと言うのね」スタスタ キョン「いいか、それより一歩でも近付いてみろ…近付いたら」 朝倉「近付いたら?」 キョン「近付いたら……駄目だ」 301 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 17:07:58.54 ID:BPV9v0KI0 朝倉「じゃ、近付いちゃおうかな?」スタスタ キョン「冗談はよせ!!」 朝倉「冗談じゃないわよ」スタスタ とうとう朝倉との間が1mもない距離となってしまった。 お互い向かい合う状態で黙っている。 朝倉は微笑を浮かべて。 俺は冷や汗を浮かべて。 キョン「ふ…また長門が助けに来てくれるさ」 朝倉「こないわよ。今回は前回より強固な壁にしておいたから。来ても、事後じゃないかしら?」 キョン「嘘だッ!!!」 朝倉「残念だったわね」 キョン「く、くそ」 朝倉「あなたに告白して涼宮ハルヒの出方をみる」 305 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 17:14:49.11 ID:BPV9v0KI0 キョン「は?」 朝倉「『は?』じゃないわよ。女の子が告白してるんだからもっと嬉しそうにしてよ」 キョン「は?」 朝倉「まったく……」 そういうと、いっきに朝倉は近付いてきた。 目の前には谷口がAA+と判断した端正な顔立ちがある。 普段と違い、目蓋は閉じられ、爛々と輝く瞳はその奥に隠れてしまっているが 目を閉じていてもその美しさが分かる。 つまり 朝倉と俺はキスをしていた。 ゆっくりと視界が元に戻る。 朝倉「これで分かった?」 キョン「」 朝倉「ふふ、女の子にキスされて言葉もでないのね」 キョン「……」 朝倉「私はあなたに逢うためだけに帰ってきたの」 308 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 17:20:12.75 ID:BPV9v0KI0 朝倉「なかなか大変だったのよ。長門さんに見つからないように戻ってくるのは」 キョン「朝倉……」 朝倉「ん?」 キョン「俺でいいのか?」 朝倉「…何言ってるの、私はあなたが好きなの」 キョン「ハルヒは」 朝倉「涼宮ハルヒなんて関係ないわ。私はあなたを愛してるの。あなたになら何されたって構わないわ」 キョン「朝倉…」 朝倉「もちろん、エッチなことだってきゃっ!」 気がつくと、俺は朝倉を押し倒していた。 朝倉「気が早いのね」 キョン「すまん」 朝倉「いいわ。好きにして。そのために戻ってきたんだもの」 313 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 17:26:01.34 ID:BPV9v0KI0 今度は俺から唇を重ねる。 そして深く深くゆっくりと 朝倉「んっ……知ってた?女の子はキスされると愛されてるって感じるのよ」 キョン「じゃあフレンチの方がいいな」 朝倉「馬鹿ね。情熱的なのも愛でしょ?」 再び唇を重ね合わせる。 舌を突き出し、絡めあう。 愛を確かめあうように、相手の歯茎をなぞる。 そして、ゆっくりと官能的に口を離す。 唾液が糸を引いていやらしい気分を加速させる。 319 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 17:37:20.53 ID:BPV9v0KI0 キョン「胸、揉んでもいいか?」 朝倉「好きにしてって言ったでしょ?」 ジッパーを上げ、セーラー服を脱がすと、 水色の爽やかなブラジャーが露わになった。 朝倉の性格からして、ショーツも水色だろう。 キョン「舌も脱がすぞ」 スカートのジッパーに手をかける。 軽くスカートを下ろすと、ショーツの一部が目に入ってきた。 もちろん色は水色だ。 少しだけショーツが露出している姿がとても欲情をそそる。 朝倉「あんまりコテコテした勝負ぱんつは嫌なんだけど…どう?」 キョン「俺もこっちの方が好きだよ」 朝倉「そう、良かった」 ブラジャーをつけたまま朝倉の胸を揉む。 硬いわけでも柔らかすぎるわけでもない程よい硬さが手に伝わる。 朝倉「…ぅ…ん…」 乳首にはまだ触らない。 324 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 17:45:10.08 ID:BPV9v0KI0 キョン「朝倉、気持ちいいぞ」 朝倉「いちいち報告しないでよ」 顔を赤らめながらそういう朝倉が猛烈に可愛らしい。 ホックに手を掛け、ブラジャーを取り去る。 既に乳首が天高く上を向いていた。 キョン「朝倉、乳首が」 朝倉「だから報告しないでって言ってるでしょ!!」 キョン「そんな顔されたらしないわけにはいかないだろ」 今度は乳首ギリギリの乳輪付近をくすぐるようにさわる。 乳首に触るのはまだだ。 朝倉「あ…ぅん……」 326 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 17:49:34.03 ID:BPV9v0KI0 乳首に触れるか触れないかの位置を何度も往復する。 朝倉「…ぅ…すごく焦らすのね」 キョン「手引書に書いてあったからな」 朝倉「なんの手引書よ!?」 キョン「『彼女を悦ばせる100の方法』」 キョン「というわけで、朝倉が懇願するまで触らない」 朝倉「いじわる」 キョン「触って欲しかったらねだるんだな」サワサワ 朝倉「あぅ…」 330 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 17:55:27.53 ID:BPV9v0KI0 朝倉「そろそろ触ってよぅ…」 キョン「やっと言えたな。触ってやろう」 ピンと立ち上がった乳首に触れる。 途端に朝倉の体がビクッと反応する。 優しく抓ったり、握ったりしてみる。 朝倉「あっ…んっ…」 キョン「感じてるな」 朝倉「ぁっ…やんっ」 少しずつ、少しずつ、力を強くしていく。 そろそろか。 朝倉「ひゃっ!! べろはっ」 キョン「舐められるのは気持ちよくないのか?」 朝倉「ちがっ…うけど……」 333 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 18:01:15.39 ID:BPV9v0KI0 朝倉の乳首を舐めながら、スカートを完全に下ろす。 ショーツ1枚を隔てた向こうにあるものを想像すると…。 勃起は生理現象だ 朝倉「私だけじゃずるいから」 気がつくと俺の制服まで脱がされていた。 対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェース、恐るべし。 キョン「くっ……」 対抗して手で乳首を弄りながら、体の他の部分に舌を這わせる。 耳、首、鎖骨、お腹、感じるところは全て嘗め回す。 朝倉「あぁっ!」 336 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 18:07:37.71 ID:BPV9v0KI0 朝倉「マウントポジションじゃあなたに対抗できないわ」 キョン「俺は朝倉が気持ちよくなるところが見たいんだ」 朝倉「それじゃ不公平よ」 キョン「あとで思いっきり気持ちよくさせてもらうさ」 朝倉「んぁっ…」 キョン「おい、ショーツがビショビショだぞ?」 朝倉「そんなっ…こと…」 キョン「ん?まだ濡れてないのか?」 意地悪な気持ちを込めて朝倉の太股に舌を這わす。 朝倉「ひゃっ…ゃん」 股にまで近いところを舐めては、また遠いところに戻る。 その繰り返し。 朝倉「ぁぅ……ぁっ…ん」 337 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 18:16:16.10 ID:BPV9v0KI0 キョン(そろそろいいだろう) 指でクロッチの部分に軽く触れる。 生暖かく、ぬめっとした感覚が肌に伝わる。 キョン「そろそろ大分濡れてきてるな」 朝倉「待って」 キョン「ん?」 朝倉「私が銜えてあげるわ」 ポジションが変わり、俺が立って、朝倉がその横で俺のブツをしゃぶる形となった。 朝倉「いくわよ?」 朝倉が口にブツを銜える。 擬似性交のように出たり入ったりする息子。 すごく…気持ちいい。 339 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 18:25:28.46 ID:BPV9v0KI0 少し経つと、擬似性交の形から、舌で部分的に責めるような形になった。 もちろん、竿は手で上下に動かしながら。 朝倉「どう?気持ち良いでしょ?」 キョン「あぁ……くっ」 また朝倉が銜えなおす。 先ほどよりも奥まで入っていく。 すいついてくる頬がまるで膣壁のようだ。 キョン「っ…吸うのは卑怯だろ」 朝倉「あら、前戯に卑怯も糞もないでしょ?」 ディープスロートがどんどん激しくなっていく。 キョン「うっ……朝倉!」 すると、朝倉は途端に口からブツを外した。 朝倉「まだイかせてあげない。本番はまだこれからよ?」 キョン「あ、あぁ…」 少し残念に思いながらも手を朝倉のショーツに伸ばし、一気に脱がす。 いやらしく光る舌の唇が淫猥で劣情を駆り立てる。 キョン「朝倉……」 341 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 18:30:00.56 ID:BPV9v0KI0 ふと、ポケットに入れていたものを思い出す。 キョン「そうだ朝倉、これをつけてくれないか?」 朝倉「そんなもの持ってるなんて、随分盛んだったのね」 キョン「いや、さっき谷口にもらってな」 朝倉「そんなものをつけなくても私は妊娠しないわよ?」 キョン「つける行為に興奮するんだ」 朝倉「ふーん……まぁいいわ」 袋から取り出すと、その袋の先端を亀頭にあてがう。 皮を下ろし、コンドームをいっきに下まで下ろす。 朝倉「初めてだけど、ちゃんとできたかしら?」 キョン「あぁ。強いて言うなら口でつけてもらいたかったがな」 朝倉「最初から言えばそうしたのに」 キョン「あぁすまん」 342 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 18:33:54.67 ID:BPV9v0KI0 朝倉「なに謝ってるのよ」クスクス キョン「……」 朝倉「よいっしょ……どう?私のやらしいところ見える?」 朝倉は手を壁につき、臀部をこちらに押し付けるように見せた。 下方には眉毛と同じ色をした陰毛に覆われた口が見える。 キョン「あぁ。すごく濡れていやらしく光ってるぞ?」 朝倉「実はね……結構我慢してたのよ?」 朝倉「もうこれ以上は長くは我慢できないから、早く入れて?」 キョン「朝倉…」 朝倉「お願い。私をめちゃくちゃにして?」 夕飯作ってくる 345 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 19:08:37.92 ID:BPV9v0KI0 バゴォン 天井をぶち破るような轟音とともに瓦礫の山がふってきた。 状況の物凄いデジャヴを感じる。 長門「1つ1つのプログラムが甘い」 裸のままの朝倉は驚いて固まってしまっている。 当然といえばそうだ、俺と朝倉の間に急に長門が現れたのだから。 もちろん、俺も驚いて固まっている。 長門「以前より強固だったため、進入に時間を要した。すまない」 朝倉「邪魔する気?」 長門「私たちは地球人とそういう関係をもってはいけない」 朝倉「それはあなたもでしょ!?あなた、コンピ研の……まさか」 長門「彼は私が作り上げた虚構の人間」 朝倉「そんな……」 347 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 19:16:49.19 ID:BPV9v0KI0 長門「情報結合の解除を要請する」 キョン「ちょっと待て、長門」 長門「あなたは黙っていて」 キョン「朝倉を消さないでくれ!」 長門「それはできない」 キョン「頼む」 長門「……できない」 朝倉「いいわ。ここは私の情報制御空間だもの。以前のようにはいかないわ」 キョン「長門!」 長門「邪魔をしないで」 朝倉「私は…彼と生きていくって決めたの!!私たちの恋路は誰にも邪魔させない!!」 長門「それは所詮一瞬の夢にすぎない。それは私も」 キョン「長門!!頼む…見逃してくれ!!俺は朝倉と平和に暮らしていきたいだけなんだ」 長門「ANTTITHMNNKSENA」 急速に意識が遠のいていく。 くそ、長門……それは卑怯だろ……。 348 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 19:23:12.19 ID:BPV9v0KI0 ―――下駄箱 サッ キョン「ん…これは…ッ」 キョン「手紙…か?」 キョン「ふっふっふ……はーっはっはっは!! どうやら俺にも春が来たようだな」 キョン「この2つのラヴレタァー…例え谷口の悪戯だったとしても1枚は……確実に…本物ッ!」 キョン「とりあえず1枚捲ってみるか」 『キョンへ 生きる!!性病にならずに生きる!! 谷口より』 キョン「やはり谷口からか……だがしかし、もう1枚は!!」 『18時 文芸部室で待ってます』 キョン「……だいぶ女の子らしい字だな。デジャヴを感じるが…ってあれ?」 キョン「…気のせいか」 350 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 19:29:17.95 ID:BPV9v0KI0 ガチャ キョン「朝比奈(大)…さん?」 みくる(大)「キョンくん…待ってました」 キョン「残念ですが、もうあなたには興味ありません」 みくる(大)「はい?」 キョン「もうあなたのような肉便器に用はないって言ったんです」 みくる(大)「まだあのときのことを引きずってるの?」 キョン「あなたにとってはうん十年前ことかもしれませんが、俺にとってはほんのちょっと前のことなんです」 みくる(大)「そんなうん十年も経ってないです!」 キョン「俺にはそうは見えませんが。あなた、いくつですか?」 みくる(大)「!!」 みくる(大)(耐えろ、耐えるのよみくる!) みくる(大)「それは禁則事項ですし、今日はそんな話をしにきたんじゃありません」 キョン「それじゃ何のようなんですか?雌牛さん?」 355 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 19:48:53.64 ID:BPV9v0KI0 みくる(大)「あなたはきっと前回の世界改変より酷い出来事に巻き込まれることになります」 キョン「ふーん( ´,_ゝ`)」 みくる(大)「そのために過去を…」 キョン「ふーん( ´,_ゝ`)」 みくる(大)「………」 みくる(大)「…ぐすっ」 キョン「ふーん( ´,_ゝ`)」 みくる(大)「もう…知らないっ!!」ガチャ バタン キョン「…ちょっとやりすぎたか?」 358 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 19:56:47.02 ID:BPV9v0KI0 prrrrrr prrrrrrr ピッ 古泉「もしもし、聞こえてますか?」 キョン「あぁ、どうしたリア充。お前はずっとホモダチでいてくれると思ったたのになぁ」 古泉「……いまは冗談を言っている場合じゃありません」 キョン「なんだ、俺は忙しいんだ。3行で言うなら聞いてやる」 古泉「現在、閉鎖空間がこれまでにない勢いで拡大しています。あなた、なにもしでしかしてはいませんよね?」 キョン「あぁ、なにもしてないぞ?」 古泉「そうですか……」 キョン「話はそれだけか?」 古泉「……いいですか、あなたに1つ言っておきたいことがあります」 キョン「3行だって言っただろ?じゃあなリア充」 ガチャッ ツーツーツー 362 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 20:04:10.02 ID:BPV9v0KI0 prrrrr prrrrr ガチャ キョン「なんだお前はもう3行以上話しただろ? 構ってちゃんは死ね」 古泉「どうしてもあなたに伝えなくてはいけないことがありまして」 キョン「そんなにもしもししたいなら彼女に言えばいいだろ?」 古泉「そのことですが、僕には彼女なんていません?」 キョン「は?」 古泉「僕はもちろん、朝比奈さんにも長門さんにも交際している人なんていません」 キョン「なに?」 古泉「佐々木さんも調査したところ、いないようです。谷口さんはおそらく見栄でしょう」 キョン「おまえらは全員グルで俺を騙してたのか!!」 古泉「そう思われても仕方ありませんね。しかし」 キョン「最低だな!仲間ってのは嘘偽りなくすべてを分かち合えるヤツのことを言うんだ」 古泉「しかしそれには理由があったのです」 キョン「理由なんてどうでもいい。もうお前に話すことはない、じゃあな」 ガチャ ツーツーツー 363 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 20:10:04.85 ID:BPV9v0KI0 キョン「もう、誰も信じられない…」 キョン「いや、信じないほうが楽だな」 あれからすぐ家路に着いた。 帰る途中なんどもしつこく携帯が鳴り響いていた。 もちろんかけてきていたのは古泉。 面倒だから拒否設定をしておいた。 もうあんなやつらどうでもいいさ。 世界が滅びようと、あいつらが困ろうと知ったこっちゃない。 長門「………」 家の前に長門がいた。 キョン「何の用だ?」 長門「あなたに話がある」 キョン「俺はお前の話と聞きたいとは思わん」 長門「聞いて」 キョン「どけ、俺は帰る」 長門「涼宮ハルヒに関する重要な話」 キョン「どけって言ってるだろ?」 長門「どかない」 367 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 20:17:47.37 ID:BPV9v0KI0 キョン「いくら長門でも手加減はしないぞ?」 長門「………」 キョン「早くどけ」 長門「あなたは私を殴れない」 キョン「!!」 長門「殴れない」 キョン「やってみなきゃ分からないだろ!?」 長門「殴って」 キョン「っ!」 長門「早く」 キョン「………」 長門「私の話をあなたが聞くまで私はどかない」 370 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 20:22:18.93 ID:BPV9v0KI0 キョン「調子に乗るなよ?」 長門「………」 キョン「お前らが俺を騙していたことは知っている!」 長門「………」 キョン「俺痛めつけようとして、リア充アピールをしてたんじゃないのか?」 長門「………」 キョン「俺はそんなお前らのことはもう信用できん」 長門「……そんなつもりはなかった」 キョン「そうだろうよ。ちょっとしたからかい半分のつもりだったんだろ?」 長門「違う。聞いて」 長門「誤解を解きたい」 キョン「………いいだろう、聞いてやるさ」 キョン「聞いてやるから、話し終えたらそこからどいてくれ」 372 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 20:29:49.37 ID:BPV9v0KI0 ―――回想 佐々木「今日みんなに集まってもらったのは他でもないキョンのことなんだ」 佐々木「ここにいるみんなは彼に…世間一般で言う『好き』に値するほど興味がある、そうだろう?」 古泉「えぇ、その通りです」 長門「………」 みくる「……でしゅ」 佐々木「けど、僕らのその想いは絶対に叶わない。彼は涼宮ハルヒと結ばれる運命にあるのだからね」 佐々木「そうは言っても、だからといって僕たちは簡単に彼を諦められるかな?」 長門「できない」 佐々木「くつくつ、君は素直だね」 古泉「だからといって、僕たちにはどうしようもできないことでは?」 佐々木「……もしも、彼に恋人ができたら僕らは飽きられめられるかな?」 みくる「き、キョンくんは自分から恋人をつくような人じゃ」 佐々木「そうだね、そういえば彼はそういう人だ」 373 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 20:35:06.19 ID:BPV9v0KI0 佐々木「だからこれは仮の話。もしも彼に恋人がいたら諦められるかな?」 古泉「……それは…分かりません」 佐々木「少し、質問を変えてみよう」 佐々木「もしも彼に恋人がいたら、君たちは略奪できる自信はあるかい?」 長門「………」 みくる「………」 古泉「………」 佐々木「もちろん、彼は恋人と一緒にいるとき、すごく幸せそうに過ごしている」 佐々木「君たちはその幸せを壊してでも彼を手に入れられるかな?」 みくる「そんなのできましぇん」グスッ 佐々木「きみたちは?」 古泉「彼が幸せなのでしたら僕は…」 長門「できない」 375 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 20:40:10.58 ID:BPV9v0KI0 佐々木「ならば答えは簡単。彼と涼宮ハルヒをくっつけよう」 みくる「ふぇ?」 佐々木「僕らにとって、これ以上彼がフリーでいるのを傍観することは苦痛だ。ならいっそくっつけてしまおうということだよ」 古泉「そうは言いましても」 佐々木「方法は至極簡単さ。涼宮ハルヒを使えばね」 古泉「?」 佐々木「もし、自分の周りの人がみんな付き合い始めたら君たちはどうする?」 みくる「焦って…」 佐々木「そう、焦り始める」 古泉「つまり、僕たちが涼宮さんを焦らせれば」 佐々木「くつくつ、そういうことさ」 377 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 20:43:36.01 ID:BPV9v0KI0 ――― 長門「私たちはそれを実行しただけ、それがまさか涼宮ハルヒに悪影響を与えるとは思ってもいなかった」 長門「涼宮ハルヒは焦りを感じるとともに、恋人がいないことを恥ずかしいことと認識してしまった」 長門「そして、世界が変わった」 長門「谷口やあなたの妹に恋人がいたのもそれが原因」 キョン「……もっともらしい話だな」 長門「真実」 キョン「残念ながらいまの俺にはお前の話が信じられん」 キョン「聞いてやったんだからそこをどいてくれ」 長門「………」スッ キョン「じゃあな。もう俺に話しかけないでくれ」ガチャ バタン 長門「信じて」 378 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 20:50:16.80 ID:BPV9v0KI0 キョン妹「キョンくんお帰りー」 キョン「あぁ…今日も彼氏きてるのか?」 キョン妹「えへへー」 キョン「そうか、小学生からそんなませてると、ろくな大人にならんぞ?じゃあな」スタスタスタ キョン妹「キョンくんどうしたの?元気ないよー?」 キョン「なんでもないさ」ガチャ バタン キョン妹「変なのー」 381 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 20:57:23.50 ID:BPV9v0KI0 ――― キョン妹「キョンくーん、ごはーん」コンコン キョン「ん? あぁ、もうそんな時間か」 キョン(ぼーっとしてたら2時間経ってたのか) キョン「この音……雨でも降ってるのか?」 キョン妹「うん、なんかねー、台風だってー」 キョン「雨戸閉めないとな」スタスタ ガラッ キョン「!!」 キョン(まだあんなところにいるのか…) 長門「………」 キョン(あんなに雨に打たれて寒そうだな) 長門「………」ボソボソ キョン(ん? なにかいってるのか?) 長門「……て」 長門「……して」 382 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 20:59:01.30 ID:BPV9v0KI0 キョン(ふん、レナのつもりか?) キョン(おまえは宇宙人なんだから雨にうたれたって平気だってことぐらい承知してるさ) ガラッ ピシャン 長門「許して……」 386 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 21:06:28.43 ID:BPV9v0KI0 ――― キョン「んっ……ここは?」 目を覚ますと、見慣れない場所にいた。 辺りは薄暗く、様子が全く分からない。 隣においてある蝋燭の灯りだけが、ほんのりと光っている。 なぜ隣なのかというと、俺が仰向けに横たわっているからだ。 しかも両手両足が縛られていて、身動きができない。 蝋燭が揺れてないところを見ると、ここは室内なのだろう。 ハルヒ「気がついた?」 キョン「! お前は…」 ハルヒ「結構目を覚ますまで時間がかかったわね」 キョン「ここは…どこだ?」 ハルヒ「そんなことあたしが知るわけないでしょ?目を覚ましたらあんたと2人でここにいたんだから」 キョン(とするとまた閉鎖空間か!?) キョン「なんだか体が縛られてるようなんだが、解いてもらえるか?」 ハルヒ「あら嫌よ」 キョン「なにっ!?」 ハルヒ「だってそれ、あたしが結んだんだもの」 389 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 21:10:03.05 ID:BPV9v0KI0 キョン「なんでわざわざそんなこと!」 ハルヒ「ねぇキョン、少し話をしましょう?」 キョン「なに?」 ハルヒ「キョンにとってあたしって何?」 キョン「?」 ハルヒ「ただの友達?部活の部長?それとも…」 キョン「………」 ハルヒ「ねぇ、答えてよ」 キョン(待て、これは状況をすごく左右する質問なんじゃないか?) ハルヒ「キョン…」 キョン「なんでだ?」 390 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 21:14:13.00 ID:BPV9v0KI0 ハルヒ「あたしの質問が先よ?」 キョン「くっ…」 ハルヒ「キョン、教えてよ」 キョン「……少なくとも友達ではあるだろうな」 ハルヒ「…そう」 ハルヒ「この前、あたしあんたに彼氏いるって言ったわよね、あれ、嘘なの」 キョン「!」 ハルヒ「あんたに嫉妬してほしくて言っただけだったの」 ハルヒ「そう、いつの間にかあたし、あんたのことが好きになっちゃってたの」 キョン「………」 ハルヒ「そっか…友達、か……」 ドシーン ドシーン キョン(この音は…神人!!) 395 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 21:30:26.80 ID:BPV9v0KI0 キョン(まずい、まずいぞ!) ハルヒ「ねぇ、キョンはどうやったら振り向いてくれるの?」 ハルヒ「あたし、キョンに好きになってもらえるなら何でもするわ」 ハルヒ「もしもういるなら彼女から奪って私のものにするわ」 ハルヒ「だから答えて…」 キョン「……昼休みに彼女なんているなんて言ったが、あれは俺の嘘なんだ」 キョン「どうしても、見栄を張りたかったんだ…」 ハルヒ「………」 キョン「ハルヒ……俺は…」 バゴォン 天井をぶち破るような轟音とともに瓦礫の山がふってきた。 状況の物凄いデジャヴを感じる。 しかし、上空から降りてきたのは長門でもましてや朝倉でもなく、神人の拳だった。 398 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 21:37:54.05 ID:BPV9v0KI0 キョン「くそ、ハルヒ!大丈夫か!!」 ハルヒ「キョン!痛っ……」 よく見ると、ハルヒは瓦礫の下に埋もれている。 いまの神人のお陰で俺は紐が解けたが、今度はハルヒを助け出さねばならない。 キョン「ハルヒ!!しっかりしろ」 ハルヒ「キョン!キョン!!」 キョン(くそ、全然抜けやしねぇ…まして瓦礫をどかすなんて…) ハルヒ「キョン!もういいわ」 キョン「!?」 ハルヒ「あたしをおいて、逃げて。一人なら逃げられるでしょ?」 キョン「馬鹿なことを言うな!!」 ハルヒ「馬鹿はあんたよ!助からない人を助けようとしてあんたまで死ぬつもり!?」 キョン「助かるか助からないかなんてやってみなきゃ分からないだろ!!」グッ ハルヒ「無理よ!」 キョン「俺を信じろ!!」 ハルヒ「っ!」 400 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 21:47:27.69 ID:BPV9v0KI0 キョン「おまえは俺が好きなんだろ?」 キョン「なら、お前が好きな俺を信じろ!!」 ハルヒ「キョン…」 キョン「いいか!絶対に諦めるな!!」 ハルヒ「うん!」 キョン「俺達は生きて元の世界に帰るんだッッ!!」 ハルヒ「うん!!」 建物の外で青白い光を放つ神人が拳を大きく振り上げる。 標的はただ1つ、建物の中にいる2人の人間。 そのまま振り上げた手を2人に放つ。 それは容赦ない一撃。 怒りも悲しみもなにもこもっていない無慈悲な一撃。 そして、圧倒的破壊力を伴う一撃。 それがハルヒたちに襲い掛かったとき、ハルヒは考えた。 「友達以上であるってことは好きになってもらう可能性は0じゃない」 「だったら私は自分を磨いて」 「いつの日か振り向かせて見せるんだからっ」 意識が消える。 視界から全てのものがなくなる。 403 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 21:55:48.85 ID:BPV9v0KI0 古泉「またやってくれましたね。いえ、嬉しいかぎりですよ」 古泉「嘘の件は帳消しですか、恩に着ます」 ――― みくる「ふぇぇぇ、もう帰ってこないと思ってましたぁぁ」グスンヒック みくる「ふぇ?なんで謝るんですか?それに『牛女』って?」 ――― 長門「今回も涼宮ハルヒによる大規模な情報爆発は観測できなかった」 長門「けど、私個人としてはあなたに帰ってきて欲しかった。それが最優先事項」 ――― 谷口「おっす、キョン。今日も辛気臭い顔してんな!」 国木田「おはよう。え、涼宮さん?来てるけど?」 406 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 21:59:39.26 ID:BPV9v0KI0 ――― キョン「よう、ハルヒ」 教室の俺の後ろの席にはいつものようにふてぶてしい顔をしたハルヒが座っていた。 いつだか見たように髪をちょんまげのように後ろで束ねている。 おそらくポニーテールのつもりなのだろう。 ハルヒ「おはよう」 キョン「なんだか元気ないみたいだが?」 ハルヒ「昨晩酷い悪夢を見たからね。今日は休もうかと思ったわ」 キョン「そうかい」 ハルヒ「………」 キョン「ハルヒ」 ハルヒ「なに?」 キョン「似合ってるぞ」 True End(完) 415 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/28(土) 22:24:14.81 ID:BPV9v0KI0 おいそこのニート。お前だよお前。メガネごしにこっち見てるお前。 どうせ暇だろ?明日も暇だろ? 俺はもう寝るから、他のEnd書けよ。 酸素を加工して二酸化炭素作る以外にも役に立てよ。できるだろ?