佐々木「仮に僕らが恋人同士だったとしよう」キョン「えっ」2 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 02:07:04.37 ID:eLZCLS5h0 前スレを完結させてみた キョン「えっ」 佐々木「…嫌…なのかい?」 キョン「えっ、いやそういうわけじゃないんだが…その、なんだ(き、急に何言い出しやがるこいつ)」 佐々木「…グスッ、キョンは、僕のことが嫌いなんだね」 キョン「ち、ちが、嫌いとかじゃなくて…(ちょっ、急にそんな女の子な反応!?)」 佐々木「じゃあ、どうなんだい、そんな曖昧な言葉ですませる気なのかい キョンは僕が好き?嫌い?グスッ」 キョン「くっ…す、好き…だよ」 佐々木「…」 キョン「…さ、佐々木?」 佐々木「…ぷっ、あはははは、冗談だよキョ・ン。」 キョン「〜〜〜〜!!!てめえ、佐々木!」 佐々木「あはは、冗談だって、そんなに怒らないでくれよキョン」 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 02:09:14.48 ID:eLZCLS5h0 佐々木「君は僕をどんなデートに誘ってくれるんだい?」 キョン「………そうだな、あまり経験がないから何とも言えん。」 佐々木「わかった、では予行演習も兼ねて試してみよう、今度の日曜駅前で♪」 キョン「えっ?」 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 02:12:49.65 ID:eLZCLS5h0 ―――日曜 佐々木「(遂にきた……念願のキョンとの初デートだっ!今日こそはっ! き、ききキスをするくらいまではっ!進展を……)」 佐々木「(或いは……それ以上!?やだもー早いってば♪キョンのエッチ♪ えへへ、でもでも〜キョンがどーしてもって言うなら〜いいけどさ〜♪)」 キョン「(顔を紅潮させつつ身をくねらせている……だと……?)」 キョン「(些か声を掛け辛いが……)」 キョン「よう、待ったか?」 佐々木「!!ぜ、ぜーんぜん待ってないですじょにゃんくん」 キョン「人を安易なネーミングセンスの飼い猫みたいに呼ぶな、 それと俺の渾名はキョンだ、それと言語が色々おかしいぞ」 佐々木「これは失礼、噛んでしまった。」 キョン「いや、思ってる事口に出してたっぽいからわざとじゃないだろ…」 佐々木「くっくっわざとに決まってるじゃないかにゃんくん♪」 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 02:14:01.59 ID:eLZCLS5h0 キョン「恥ずかしいから止めてくれその渾名!」 佐々木「ふむ……僕の心情吐露を垣間見てもその態度…… 流石はキョンだ、惚れ惚れする程冷静だね、まぁ大分前から惚れちゃってるけどさ♪」 キョン「まてまてまて、何か色々おかしいぞ佐々木!?」 佐々木「確かに今日の僕は少しおかしいようだね……全く、これからデートだというのに君は色気も何もないね、     も〜キョン君ってば恥ずかしがり屋さんなんだから〜♪」 キョン「(なんだこれは……新手のスタンド攻撃なのか!?一体誰の陰謀だよ!?)」 佐々木「さて……そろそろいきましょうよキョン」 キョン「あ……ああ……(まぁいっか、可愛いし。)」 佐々木「ほらほら、はやくはやくっ!」 キョン「(さりげなく腕を絡めてきて、指を……!?こ、これは恋人繋ぎ!?)」 佐々木「えへへ♪幸せだな〜愛しのキョン君と一緒に居られて。」 キョン「あっはっはっ……(やっべめがっsじゃなくてめちゃくちゃ可愛い)」 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 02:15:03.18 ID:eLZCLS5h0 数日後 キョン「………ってな感じでな、なんというか普通に女言葉だし、 ずっとくっついてるし……まぁずっとそんな感じだったんだデート中」 橘「………」 九曜「………」 橘「……1ついいですかキョンさん」 九曜「キョン――さ――ん」 キョン「ん?どうした?」 九曜「――した?」 橘「なんで私達キョンさん家のこたつでぬくぬくしながらノロケ話聞かされてるのですか?」 九曜「――DEATH――KA―?」 キョン「真似すんな!」橘「真似しないで下さいっ!」 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 02:16:48.41 ID:eLZCLS5h0 キョン「だって仕方ないだろう……こんな話ハルヒにしてみろ、よくて死刑悪けりゃ世界崩壊だぞ?」 キョン「ハルヒの太鼓持ちの古泉に言ったって長々説教食らって終いだし、    長門は長門で人を射殺せそうな冷凍視線で見続けられそうだし……    朝比奈さんに言ったら俺はもう二度とお茶を入れてもらえなくなる程好感度が落ちてしまうかもしれないし……」 橘「はぁ〜……何だかとっても女ったらしのせりふに聞こえるのです!」 九曜「――天然――ジ――ゴロ――?」 キョン「やれやれ……人聞きの悪い事言うなよ、自慢じゃないがモテた事なんか皆無だぜ?」 橘「……胡座の上に私と九曜さんを乗せて話してるキョンさんが言っても説得力皆無です……」 九曜「――罪―な―男?」 橘「でもでもっ!こうやって頭ナデナデされてると落ち着くのですよっ!」 九曜「――リラク――ゼーション効果――当社比――214%――増し――だぜ―」 橘「当社?」 九曜「――天蓋―社。」 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 02:19:46.39 ID:eLZCLS5h0 キョン「(どーしたものか……親友がデレた……と言えば聞こえはいいかもしれんが…… 佐々木がずっとあんなだと調子狂うな)」 橘「あっー!!ズルいのです九曜さんっ!キョンさんの顎が九曜さんの頭に乗っかって…… ねここねこみたいになってるのです!」 九曜「―げっと―だぜ――?」 橘「つ、次!私のサラサラヘアーの頭も準備おっけーですよキョンさんっ!」 九曜「―そこはか―となく―優――越感―」 橘「こんな幸せそうな九曜さんは初めて見たのですっ!」 キョン「(うるさいなぁ…)」 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 02:20:58.76 ID:eLZCLS5h0 橘「むぅ……我らの……我らの佐々木さんだけでなく私や九曜さんすらろうらくしてしまうとは…… 恐るべき男なのですよっ!」 九曜「――超電――磁ヨーヨー――?」 橘「何を言ってるのですか九曜さん?」 九曜「――V――」 橘「九曜さんがVサインを!?勝利宣言はまだ早いのですっ! キョンさんの花嫁の座は佐々木さんのものですよっ!」 九曜「――∀――」 橘「そのマークは危険なのですっ!地球の文明がぴんちなのです!てゆーか九曜さんの指が有り得ない形に!? 痛そうなのです!視覚的に痛そうなのです!」 キョン「(眠い……今日の晩飯なんだろ……」 橘「キョンさんっ!さっきからスルーしないでください!」 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 02:22:00.47 ID:eLZCLS5h0 九曜「最―早―ツイン――テール――敵に非ず――」 キョン「九曜、橘、すまんがこのまま寝ていいか?」 九曜「――い――えす――まい――ろーど―」 橘「ひゃっ!?私と九曜さんの頭をくっ付けてそのまま枕代わり!?だぶるなのですか!?」 キョン「おやすみ……」 橘「……やっぱりキョンさんは罪作りな男だと思うのです」 九曜「――同――意す――る。」 橘「名残惜しいですがこのまま寝ると風邪を引いてしまうのです、お部屋まで運ぶのですっ」 九曜「―――がでっさー」 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 02:23:12.20 ID:eLZCLS5h0 翌日、朝 キョン「zzz………」 橘九妹「せーのっ!」 キョン「オウフ!!」 妹「キョンくん朝だよ〜」 橘「朝なのですっ!」 九曜「――ぐっど―もーにんぐ――むすめ――」 キョン「………おはよう、明日からは三人で起こすのは止めてくれ」 橘九妹「???」 キョン「(運よくあばらを何本かもってかれただけで済んだか……明日は死ぬ!?)」 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 02:24:08.52 ID:eLZCLS5h0 キョン「俺たちって付き合ってたんじゃなかったのか…こうやっていつも一緒に帰ったりしてたのに…そうかそうか…」 佐々木「えっ、いやあの…」 キョン「へへへ…ただの友達だったのか…へへ…あ、俺んちここを右だな…じゃあまた明日な…へへ…」 佐々木「……」 ――これは、彼がフラグブレイカーとなる始まりの物語 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 02:25:47.55 ID:eLZCLS5h0 ここまでは作者がバラバラで創作 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 02:28:51.26 ID:eLZCLS5h0 ある日の昼休み X-1 佐々木「この写真の真ん中の人・・・僕の好きな人なんだ」 キョン(俺?・・・なわけないよな・・・ 位置を間違えたのか     この中で一番かっこいいのは・・・国木田か) キョン「国木田が好きなのか?よしわかったお前のために手を貸そう」 佐々木「え?いや・・・真ん中・・・だってば・・・」 キョン「よし待ってろ おーい国木田」 佐々木「ごめんトイレに行ってくるよ」 キョン「あ、ちょっと・・・」 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 02:31:38.17 ID:eLZCLS5h0 佐々木(まったくどうして国木田君が出てくるんだい) 佐々木(・・・僕自身は・・・国木田君レベルということなのかな) 佐々木(キョンくんみたいに知的ではないからな) 佐々木(そもそも彼に好かれる位の努力をしていない 好かれないのは当たり前だ) 佐々木(よし、彼好みになるぞ そういえば国木田君はキョンは変な子が好きだっていってたかな) 佐々木(変な子になるぞーー) 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 02:35:08.47 ID:eLZCLS5h0 佐々木「キョン 君と僕の関係を教えてくれないか?」 キョン「親友だろ?」 佐々木「そ、そう、し、親友だったね」 佐々木「えっと、あー ペアグッズの事をどう思う?親友の証にはならないだろうか?」 キョン「そんなものに興味があるのか?まぁ悪くはないかな」 佐々木「じぁあ放課後に何か買いに行かないか?」 キョン「わかった いこうか」 国木田(予言書のシナリオ通り 佐々木の性格修正完了) 国木田(世界の改編は何もタイムトラベルだけではない) 国木田(エンターテイメント症候群 つまり予言の自己実現) 国木田(これで全てのピースは涼宮ハルヒに集まることになる 本来は佐々木に集まるはずだったが・・・) 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 02:36:12.75 ID:eLZCLS5h0 その夜 国木田「もしもし?谷口? 君のほうの首尾はどうだい?」 谷口「OKだぜ 涼宮ハルヒに野球のチケットを渡したぜ」 国木田「予定通りだね これで対になる2人は・・・」 谷口「・・・」 キョン「佐々木と同じ学校か・・・」 キョン「俺の学力では無理か まぁ無難に北高行くか」 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 02:37:14.61 ID:eLZCLS5h0 2年後 12月18日 X'-1 アイスピックで地球をつついたら割れそうな朝だった 佐々木「おや?めずらしい 後ろの人がお休みとは・・・」 生徒A「佐々木さんおはよー 今年の風邪はたちが悪いね」 佐々木「え?風邪の兆候なんてなかったはずだが?」 佐々木(教室全体が異様な雰囲気だ) 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 02:41:01.74 ID:eLZCLS5h0 佐々木「しかしあのキョンが風邪で休みなんて 今年の風邪はたちが悪いなぁ」 ガラガラ 生徒A「あ、佐々木さんの後ろの人が来たね」 コツコツ 佐々木「ちょっとまって 何で君がここにいるの?」 謎の生徒「あら何?私がいたら何かまずい?」 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 02:41:57.89 ID:eLZCLS5h0 佐々木「あなたは転校したはずでしょ?それにそこの席はキョンの席で・・・」 謎の生徒「キョンなんてあだ名の人いたかしら・・・」 生徒A「そんなあだ名になりそうな人この学校にいたかな?」 佐々木「やだな冗談はよしてよ そうだ、名簿・・・キョンって言ったら・・・     ない キョンの名前が載っていない」 謎の生徒「大丈夫?体調のよくないときってそういうことあるから」 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 02:43:41.26 ID:eLZCLS5h0 佐々木「どういうこと? そうだ!こんな時は九陽に聞けば何とかなるかもしれない」 ガラガラ ダッ! 佐々木「そうだ ここから近いのは9組 橘さん」 ・・・・・・・・・ 佐々木「嘘でしょ・・・ 9組がない・・・・」 佐々木「一体どうなってるんだ・・・」 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 02:46:47.81 ID:eLZCLS5h0 佐々木「ねぇ君 僕を殺そうとしたことはないかい?」 謎の生徒「ふぅ まだ調子が悪いみたいね」 佐々木「・・・・」 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 02:49:33.70 ID:eLZCLS5h0 その日の夜 佐々木「ははは・・・一体全体何がどうなっているのやら・・・」 佐々木「藤原君にもそっぽ向かれて 九陽さんにも知らない人と言われてしまった・・・」 佐々木「もう何がなんだかわからない」 佐々木「夢なら覚めてくれ・・・・」 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 02:51:58.22 ID:eLZCLS5h0 12月19日 X'-2 佐々木「とりあえず 行くところがない」 佐々木「いつも通りふらっと 文芸部に来てしまった」 佐々木「こんにちわ 九陽さん 遊びに来てもよかったかな?」 九陽「YOi」 佐々木「これは・・・・エンディミオンの覚醒・・・」 佐々木「以前九陽さんから借りた本だ・・・」 佐々木「そういえば・・・以前もこんなことが・・・」 佐々木「栞・・・ 」 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 02:53:16.53 ID:eLZCLS5h0 【時空修正プログラム実行中 あと3日 その間バグをとりのぞけ】 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 02:54:13.60 ID:eLZCLS5h0 佐々木「え〜と 九陽さん これあなたが書いたの?」 九陽「n0 字は似ている」 佐々木「そう・・・」 佐々木「・・・3日・・・世界がおかしくなったのは12月18日 残り1日半」 佐々木「バグって何?わからない・・・」 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 02:55:46.37 ID:eLZCLS5h0 12月20日 X'-3 佐々木「何も手がかりがないまま 最後の日になってしまった」 生徒B「おはよー佐々木さん    昨日はクールな佐々木さんが取り乱していたんだって?    見たかったなぁ〜」 佐々木「君がしゃべったの?」 生徒A「ごめーん でも佐々木さんが取り乱すの珍しかったから」 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 02:57:30.05 ID:eLZCLS5h0 生徒A「誰かがいない代わりにあの子がいる話だっけ?」 生徒A「たしかキョンくん?見つかった?」 佐々木「もうやめてくれないかな その名を聞くたびに心臓がバクバクするんだ」 生徒B「へ〜あのキョンくん?」 佐々木「そー あのキョン」 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 02:58:41.80 ID:eLZCLS5h0 生徒B「中学の時、佐々木さんが付き合ってた男子だよね」 佐々木「いきなりおとついから消えちゃってさ」 生徒B「たしか今は北高にいるんだっけ?まだ付き合っているの?」 佐々木「あのね、キョンとはまだ付き合ってはいないんだ」 生徒B「うそー てっきり付き合っているかと思っていた」 佐々木「そうであったらどんなにいいことか」 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 02:59:44.26 ID:eLZCLS5h0 放課後 佐々木「はぁー 何も手掛かりなしか」 佐々木「ん?北高?」 佐々木「えぇぇぇーーーーー」 佐々木「なんてこと?・・・キョンは消えたわけではなかったの?」 佐々木「北高か・・・よし! タクシー」 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 03:01:08.88 ID:eLZCLS5h0 佐々木「ここが北高 キョンもう帰ったかな・・・」 佐々木「ふー 寒いなぁー」 佐々木「あ、タクシーだ 黒髪の女の人・・・奇麗」 佐々木「それよりもキョンだ」 佐々木「よく見ると見慣れた顔の人が多いな すみませーん」 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 03:02:24.33 ID:eLZCLS5h0 生徒a「あら 佐々木さん?久し振りーどうしたの?」 佐々木「えーっとキョンいる?」 生徒a「キョンくん?早退したよ たしかペストと赤痢と腸チフスを併発したって言ってたかな?」 佐々木「ええええええええーーー だ、だ、大丈夫かな・・・」 佐々木「せっかく手がかりが掴めたかと思ったのに・・・」 ザシュ 謎の生徒「・・・」 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 03:03:34.24 ID:eLZCLS5h0 佐々木「ん?なんだかお腹がひんやりしてるな」 佐々木「あ・・・意識が・・・あ・・・何か聞こえる」 バタン 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 03:05:05.90 ID:eLZCLS5h0 X-α-8 キョン「ん?げた箱に手紙・・・またか・・・はぁー」 【朝比奈みくる、長門ユキ、古泉くん、キョンくん、 佐々木さん、橘さん、九陽さん、藤原くんの8人で 12月20日に行ってください】 キョン「もう何も考えるな」 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 03:06:24.42 ID:eLZCLS5h0 次の日 X-α-9 キョン「朝比奈さん あのーお願いがあるのですが・・・    12月20日に一緒に行ってもらえますか?」 朝比奈「はぁ、またですか?一応連絡取ってみますね」 朝比奈「また申請が通っちゃいました 今度は何なんですか?」 キョン「俺もよくわかりません でもそこに行かなければならないみたいです     今度はこいつらも一緒に・・・」 朝比奈「ひぇぇっ おろおろ」 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 03:08:57.39 ID:eLZCLS5h0 X-β-7 キョン「長門が熱を出すなんてありえない」 キョン「あいつらか・・・」 キョン「クッ長門・・・」 佐々木「キョン 待っていたよ」 キョン「長門のマンションになぜ?・・・やっぱり・・・佐々木 お前・・・」 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 03:10:19.27 ID:eLZCLS5h0 佐々木「明日、涼宮さん以外のSOS団メンバーを連れてここに集まってくれないか?     一緒に行ってほしい所があるんだ」 キョン「佐々木 返答次第ではゆるさないぞ 何でこんなことをした」 佐々木「長門さんは大丈夫 一時的に機能低下しているだけ    それよりも明日 頼んだよ」 キョン「待て・・・クソッ」 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 03:11:56.71 ID:eLZCLS5h0 次の日 X-β-8 藤原「そろそろあいつらが来るころか?」 佐々木「そうだね でも信じられない 世界が丸ごと改編されていたなんて」 橘「予言書によると もうひとつの予言書に沿って話を進めているらしいわ   最近発見された物にはそう書かれてあった」 佐々木「へー その予言書っての読んでみたいな」 橘「うーんとね それはちょっと難しいかなぁ 予言書ってのは一冊じゃないんだ」 佐々木「長編なの?」 橘「そうでもなくて・・・ 今のところ100冊以上の預言書が存在するらしいんだけど   全部タイトルが違うの 意味わかる?」 佐々木「?」 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 03:14:15.70 ID:eLZCLS5h0 橘「一冊づつでは意味が繋がらないということ   古典、聖書、小説、アニメ、様々な書物を読んで   ある日突然すべてが繋がって理解できるという感じなんだけど・・・」 佐々木「よくわからないな」 橘「まぁわからくて当然かもね・・・」 キョン「来てやったぞ それでいったいどういうことなんだ」 藤原「12月20日にタイムスリープしてもらいたい 場所は・・・」 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 03:16:04.18 ID:eLZCLS5h0 12月20日 X'-3-2 ザシュ キョンα、キョンβ「!! まさか・・・ グッ そんな・・・・」 九陽「スーーー 」バシ カラン 九陽「し血した」 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 03:19:04.34 ID:eLZCLS5h0 まったく意味がわからない 何が起きているんだ? キョンα、キョンβ「よ、よう 俺 そっちの世界はどうだった?」 キョンα、キョンβ「そうか・・・ そういうことか・・・」 キョンα、キョンβ「で、どの世界がよかった?俺?」 キョンα、キョンβ「そろそろ先延ばしは勘弁してくれ 時間なら沢山あっただろ?」 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 03:19:48.24 ID:eLZCLS5h0 異世界のキョン「・・・」 キョンα、キョンβ「いい加減にしろ お前が結論を出さずに悩んでいる間に          どんどん世界はおかしな方にこじれて行くんだぞ」 異世界のキョン「わからない」 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 03:22:24.10 ID:eLZCLS5h0 長門α、長門β「自律進化の可能性のために現状放置を希望する」 古泉α、古泉β「僕としましては平和が一番ですが・・・僕には決定権がない・・・」 佐々木α、佐々木β「ごく平凡な普通の世界でも自律進化は可能なんだけどね」 朝比奈α、朝比奈β「私と藤原君は次の同一世界には存在できません」 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 03:23:28.62 ID:eLZCLS5h0 異世界のキョン「わかった・・・世界の安定を・・・」 朝倉、謎の生徒「ふーん と言って引き下がると思う?         長門さんも九陽もこの優柔不断な男に見切りをつけたらどう?」 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 03:25:05.18 ID:eLZCLS5h0 長門α、長門β「たった今、情報統合思念体からの指令・・・ あなたの抹殺」 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 03:26:32.83 ID:eLZCLS5h0 「別に俺は死んでも構わない だが世界がめちゃくちゃになるのは・・・」 「ぐ・・・いてぇーー なんだ・・・」 「本気だ 躊躇していない・・・」 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 03:27:16.75 ID:eLZCLS5h0 「押すなぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーー」 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 03:28:33.34 ID:eLZCLS5h0 ハルヒ「ん?何か聞こえた?押すな?」 古泉「確かに聞こえましたね」 キョン「押 す な ? どこかで聞いたことがある声だが」 キョン「俺に言っているのならばこの Enterキーのことを意味するよな」 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 03:29:22.29 ID:eLZCLS5h0 キョン「でもどこからの発声なんだ?」 キョン(この緊急脱出プログラムは罠なのか?) ハルヒ「キョンどうしたのよ」 キョン「いや・・でも・・元のSOS団に戻りたい・・・」 キョン「俺は長門を信じるEnter」 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/09(月) 03:31:19.33 ID:eLZCLS5h0 12月21日 「ん?ここは?病院のベット?」 「今までのは何だったんだ?夢落ち?」 「そういえば きちんとEnter押したっけ?」 「わからない 思い出せない」 「平凡だ・・・特別刺激的ではないけど 何か温かい・・・」 終 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/11/09(月) 04:08:37.36 ID:eLZCLS5h0 ほとんど原作の改編なんだけどな 妄想か