国木田「キョン、佐々木さんがアナルセックスを拒否するんだ」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/08(日) 10:03:52.06 ID:DmwulaNbO 国木田「どうしたらいいか相談に乗ってくれるかなぁ?」 キョン「……どっちがアナルに入れる方だ?」 国木田「え?」 キョン「え?」 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/08(日) 10:05:24.00 ID:DmwulaNbO 国木田「意味がわからないよキョン」 キョン「意味がわからないのはこっちだ。いつから佐々木とそう言う関係なんだ国木田?」 国木田「橘京子さんと別れてから直ぐかなぁ?」 キョン「え?」 国木田「え?」 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/08(日) 10:08:28.25 ID:DmwulaNbO キョン「ええっと、国木田。もう少し俺に理解出来るように教えてくれ。頼むから」 国木田「だから、佐々木さんがアナルセックスを」 キョン「違う。その前だ。橘京子が何だって?」 国木田「橘京子さんとは、もう終わったけど?」 キョン「そう言う意味じゃない。何時から橘京子と付き合っていたんだ?」 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/08(日) 10:12:38.31 ID:DmwulaNbO 国木田「去年の冬かなぁ」 キョン「……なんで別れたか聞いていいか?」 国木田「妊娠したんだよ。それで、堕胎してってお金渡したら泣き出してさ」 キョン「…………」 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/08(日) 10:17:43.57 ID:DmwulaNbO 国木田「絶対産むって聞かなかったんだけど、僕はまだ高校生じゃない? それで、佐々木さんに相談して説得したんだよ」 キョン「……で、今はその佐々木と付き合っていると」 国木田「うん。そうだね」 キョン「何故そうなるんだ」 国木田「うーん。相談して行く内に、気が付いてたら挿入してたみたいな感じかなぁ?」 キョン「すまん国木田。全然わからん」 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/08(日) 10:20:24.17 ID:DmwulaNbO 国木田「まぁ、そんな事よりだよ。佐々木さんにアナルセックス」 キョン「ちょっと待て国木田」 国木田「何を待つのさ?」 キョン「……過去に、周防九曜とも付き合ってたりするか?」 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/08(日) 10:22:13.74 ID:DmwulaNbO 国木田「あ、それは谷口君だよ」 キョン「……谷口?何時の話だ?」 国木田「ほら、去年のクリスマス前の話だよ。直ぐに別れたみたいだけどね」 キョン「……そういや言ってたな」 国木田「谷口は変態プレイが昔から好きだからね。 周防さんみたいな娘は普通のセックスで済ませて置けば良かったのに、クリスマス前だからって生クリームを周防さんの全身に」 キョン「待て国木田」 国木田「何を待つんだい?」 キョン「……谷口は童貞じゃなかったのか?」 国木田「童貞な訳が無いじゃないか。野球大会の後、鶴屋さんと谷口は」 キョン「ストップ国木田」 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/08(日) 10:24:29.40 ID:DmwulaNbO 国木田「……キョン、さっきからおかしいよ?何が言いたいのさ」 キョン「……鶴屋さんと谷口は付き合っていたのか?」 国木田「身体だけの関係みたいだよ」 キョン「……今も?」 国木田「時々会ってるみたいだけど……ってキョン、泣いているのかい?」 キョン「……いや、目にゴミが入っただけだ」 国木田「でも谷口が羨ましいよ。あーあ。なんで朝倉さんってカナダに行っちゃったかなぁ。僕と相性良かったのに」 キョン「……何の話だ?」 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/08(日) 10:27:02.53 ID:DmwulaNbO 国木田「朝倉さんの話だよ?」 キョン「……朝倉涼子?」 国木田「うん。僕と相性良かったんだ。アナルフィストも喜んで受け入れてくれたし」 キョン「…………」 国木田「あ、そんな事より佐々木さんだよ佐々木さん。 アナルに抵抗があるみたいなんだよ。おまんこが良いって聞かないんだ」 キョン「……何故それを俺に言うんだ」 国木田「だって、キョンも中学の時に佐々木さんとしてたんでしょ?」 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/08(日) 10:31:23.32 ID:DmwulaNbO キョン「……してない」 国木田「え?」 キョン「してないんだ国木田」 国木田「……ごめんねキョン。僕の勘違いだったみたい。佐々木さん、処女じゃなかったからさ。てっきりキョンと中学の時にしてたのかと思ってたんだ」 キョン「…………」 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/08(日) 10:35:43.78 ID:DmwulaNbO 国木田「でも、キョンなら経験豊富でしょ?佐々木さんみたいにアナルセックスを頑として拒否する娘に、どうやったらいいか知ってないかなぁ?」 キョン「……俺は経験豊富じゃない」 国木田「あはは。何を言ってんのさ。涼宮さんや朝比奈先輩や長門さんと代わる代わるしてるんでしょ?」 キョン「…………」 国木田「…………」 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/08(日) 10:38:24.20 ID:DmwulaNbO 国木田「もしかして、涼宮さんだけかな?キョン、ごめんね。また勘違いしちゃったよ」 キョン「……誰ともしてない」 国木田「え?」 キョン「……童貞なんだ。俺は」 国木田「……そっか」 キョン「…………」 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/08(日) 10:44:31.25 ID:DmwulaNbO 国木田「……でも、キョンなら直ぐに出来るよ」 キョン「…………」 国木田「僕が付き合った娘達も、最初はキョンが好きだったって言ってたよ?」 キョン「…………」 国木田「でも、キョンは鈍いからって」 キョン「…………」 国木田「それに、涼宮さんがいるからって」 キョン「…………」 国木田「……なんか変な話になっちゃったね」 キョン「……国木田、俺に足りないのは何だ?」 国木田「押しかなぁ?後、フラグ察知とか。僕がキョンなら今頃、最高の高校生活を送れているんだけどなぁ」 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/08(日) 10:47:14.19 ID:DmwulaNbO キョン「……そっか」 国木田「落ち込む事ないよキョン。今からでも遅くはないからさ。 キョンなら誰とでも出来るよ。あ、でも佐々木さんは勘弁してよ?僕の彼女なんだから」 キョン「……わかっているさ」 国木田「じゃあ、僕は行くね」 キョン「あぁ……」 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/08(日) 10:52:00.96 ID:DmwulaNbO ……… …… … キョン「……古泉、お前に聞きたい事があるのだが」 古泉「おや、どうしました?目を真っ赤に腫らして」 キョン「そこは気にするな……」 古泉「で、何を聞きたいんですか?」 キョン「……単刀直入に聞こう。古泉、セックスをした事あるか?」 古泉「……ありますよ」 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/08(日) 10:56:19.84 ID:DmwulaNbO キョン「……俺の知ってる人と、した事ある?」 古泉「……ええ」 キョン「ハルヒか?」 古泉「まさか。そんな勇気は僕にはありませんよ」 キョン「朝比奈さん?」 古泉「朝比奈さんは、僕の好みではないですねぇ」 キョン「……長門か」 古泉「んっふ、正解です。因みに、森さんとも関係を持った事もあります」 キョン「…………」 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/08(日) 10:59:23.73 ID:DmwulaNbO キョン「……ど、どうしてこの二人と、関係を持つ事が出来たんだ?」 古泉「どうしてって……貴方、長門さんに呼び出され事ないんですか?」 キョン「長門から誘ったのか?」 古泉「ええ。コンピ研じゃ足りないから来てくれと」 キョン「え?」 古泉「え?」 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/08(日) 11:05:07.91 ID:DmwulaNbO キョン「……足りないって何が?」 古泉「人数がですよ。長門さんが満足するには、最低でも8人は必要ですから」 キョン「……8対1って事か?」 古泉「ええ。コンピ研だけだと、どうしても一人足りませんからね。中河君も時々呼んでるようですが……」 キョン「…………」 古泉「もしかして、呼ばれた事無いんですか?」 キョン「……あるわけないだろう」 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/08(日) 11:08:50.39 ID:DmwulaNbO 古泉「……何か、長門さんに嫌われるような事でもしたんですか?」 キョン「……してないつもりだが」 古泉「てっきり、貴方も呼ばれている物かと思っていましたよ」 キョン「……なぁ、古泉。ぶっちゃけて言うが、俺は童貞なんだ」 古泉「え?」 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/08(日) 11:11:55.90 ID:DmwulaNbO キョン「……笑っていいし、馬鹿にしていいぞ」 古泉「……貴方なら」 キョン「直ぐに出来ると言うんだろう?国木田にも言われたよ」 古泉「…………」 キョン「……本当に出来るのか?俺がやる気を出せば」 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/08(日) 11:16:08.72 ID:DmwulaNbO 古泉「……当然でしょう。貴方は自分で気が付いていないだけで、様々な女性に人気があるんですよ?」 キョン「……もし、お前が俺だったらどうする?」 古泉「何も恐れず直球勝負ですねぇ。ずっと好きだったと言って押し倒しますよ」 キョン「……本当にそれでいいのか?」 古泉「貴方だから出来る事です」 キョン「……そうか」 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/08(日) 11:21:16.04 ID:DmwulaNbO キョン「よし……古泉、俺はたった今から本気を出すぞ」 古泉「今からですか……これは、僕もうかうかしては居られませんねぇ」 キョン「……因みに、森さんとはどうやって関係を?参考までに教えてくれないか?」 古泉「逆レイプでした」 キョン「逆……?」 古泉「ええ。あれは今から四年前、まだ中学生だった僕を森さんが機関の一室で」 キョン「いや、もういい。わかった」 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/08(日) 11:33:13.11 ID:DmwulaNbO ……… …… … 俺は、朝比奈さんに連絡を取る事にした。 prrrr みくる『もしもし?』 キョン「朝比奈さん。俺です。実は大事な話が……」 みくる『ちょっ……あんっ……藤原くん、ああんっ……やめてくださいよぉ?』 キョン「…………」 みくる『もぉっ!今、電話してるから後で……あ、ごめんなさい。キョン君。何か用ですかぁ?』 キョン「……いえ、何でもありません」 みくる『じゃあ、切りますね……あんっ……んんっ』 俺は電話を切り 声を殺して泣いた 75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/08(日) 11:42:34.61 ID:DmwulaNbO キョン「……もう、ハルヒも遅いかな……」 prrrr ハルヒ『もしもし?』 キョン「……ハルヒ、今電話大丈夫か?」 ハルヒ『大丈夫だから取ったに決まっているじゃない』 キョン「そうか……なぁ、今から会えたりしないかなーなんて思ったりすりのだが」 ハルヒ『今から?うーんちょっと無理ね』 キョン「……誰かと、会う約束でもしてるのか?」 ハルヒ『まぁ、そんなトコね』 キョン「……ハルヒ、好きだ」 ハルヒ『その後だったら……ふえ?』 キョン「ずっと好きだった」 79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/08(日) 11:45:01.55 ID:DmwulaNbO ハルヒ『…………』 キョン「……俺はお前が」 ハルヒ『もう遅いわよ……バカキョン』 少し声を震わせて、ハルヒは電話を切った。 よし 死のう 90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/08(日) 11:54:58.49 ID:DmwulaNbO 俺を踏みとどまらせたのは妹とミヨキチの存在だった。 キョン妹「あ、キョンくんおかえり〜あれ?どうしたの?」 キョン「いや、何でもないよ」 キョン妹「元気ないよ〜?」 キョン「……なぁ、一つ聞いていいか?」 キョン妹「なぁに〜?キョン君?」 キョン「……彼氏とかいるか?」 キョン妹「いないよ?私、まだ小学生だもん」 キョン「そ、そうか」 キョン妹「あ、でもミヨキチはいるよ?」 キョン「…………」 98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/08(日) 12:01:11.24 ID:DmwulaNbO キョン妹「キョン君、何で泣いてるの?どっか痛いの?」 キョン「いや、目にゴミが入っただけだ」 キョン妹「…………」 ぎゅっ キョン「…………」 妹は、何も言わずに俺に抱き付いて来た。 お前は何て優しいんだ。 110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/08(日) 12:07:13.67 ID:DmwulaNbO ……… …… … それから一ヶ月。 国木田「やぁ、キョン」 キョン「国木田か。アナルセックスは上手く行ったのか?」 国木田「その事なんだけどね。佐々木さんとは、もう終わったんだ」 キョン「…………」 国木田「今は涼宮さんと身体だけの関係を続けてる」 キョン「…………」 125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/08(日) 12:12:39.36 ID:DmwulaNbO 国木田「……その事で相談があるんだ」 キョン「……言ってみろ」 国木田「二股をかけているのがバレたみたいなんだ。あ、勿論佐々木さんじゃないよ?」 キョン「……誰とハルヒで二股をかけていたんだよ」 国木田「うん。怒らないで聞いてね。実はキョンのいもう」 キョン「…………」 国木田「あ……かっ……はっ……?」 俺は。 力の限り。 国木田の首を絞めていた。 146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/08(日) 12:23:39.02 ID:DmwulaNbO ……… …… … 古泉「お久し振りですね」 キョン「ああ」 遠く離れたこの少年院に、古泉はわざわざ会いに来た。 国木田を殺してしまった俺に。 156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/08(日) 12:28:53.14 ID:DmwulaNbO キョン「皆……元気にしてるか?」 古泉「ええ、元気にしてますよ」 キョン「……そうか」 古泉「お腹に子供がいますからねぇ。子供の為にも……どうしたんですか?」 キョン「……いや、もう自殺しようかと」 古泉「笑えない冗談ですねぇ。よしてくださいよ」 キョン「……因みに誰が妊娠しているんだ?」 古泉「橘京子さんと、佐々木さん。それに涼宮さんと貴方のいもう」 俺は。 そのまま舌を噛みきった。 164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/08(日) 12:31:30.70 ID:DmwulaNbO 死ねなかった。 舌を噛みきって死ねるのは、どうやら漫画や映画の中だけの話らしい。 キョン「…………」 あれから、俺が自殺しないようにしっかり見張られている。 ……何もかも遅かった……俺はこれから……どうすれば良いんだ…… 175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/08(日) 12:39:38.41 ID:DmwulaNbO ……… …… … 月日が経つのは早いもので、俺は少年院から出て、遠く離れた場所で一人暮らしている。 妹……いや、それ以外にも、まだ俺を恨んでいる方々がいるからな。当然と言えば当然だが。 しかし、殺人者と言えども両親や古泉はちょくちょく連絡してくれる。 親と友人のありがたみを、ひしひしと実感している所だ。 「国木田君の子供、全員女の子なんですよ」 ありがとう。我が親友。 ありがとう。小学生の妹に、大事な命だと周囲に説得して出産させた両親よ。 そうかぁ。 全員女の子かぁ。 女の子かぁ。 178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/11/08(日) 12:40:29.44 ID:DmwulaNbO おはり