ハルヒ「東中出身!」アカギ「なるほど、凡夫だ」 8 名前: ◆7xYXYZXYZw [] 投稿日:2009/10/31(土) 20:56:08.81 ID:92IoxC7rO ハルヒ「ただの人間には興味ありません。この中に、宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上!」カ゛タン ざわ・・・ざわ・・・ 南郷「(なんだこの女・・・?何を言っている・・・!?     さっきまで程よく温まっていた空気が死んだ・・・!     こんな妙な空気の中で俺は自己紹介しないといけないのか・・・?     くそっ、誰か変えてくれ・・・・!この淀んだ空気、誰でもいい・・・!     悪魔でも・・・!」 カ゛ララ! 南郷「お・・・?」 9 名前: ◆7xYXYZXYZw [] 投稿日:2009/10/31(土) 20:57:20.02 ID:92IoxC7rO 「くくく、まるで白痴だな」 ハルヒ「!あんた誰よ!?」 アカギ「俺はアカギ。赤木しげるだ。すいません、寝坊しました」 ハルヒ「名前なんてどーでもいいわよ!それより、一体何様のつもりなのよ!?」 アカギ「話しは廊下で聞かせてもらった。思ったことを口にしただけだが」 ハルヒ「ああ、もういい!黙ってなさい!ふん!」 アカギ「あらら」 これが後に神域の男と呼ばれる赤木しげると、神と呼ばれる女、涼宮ハルヒとの邂逅、伝説の始まりであった・・・ 南郷「(くそ、何だこの空気は・・・!淀んだ空気が、さらに毒で侵された・・・!)」 12 名前: ◆7xYXYZXYZw [] 投稿日:2009/10/31(土) 20:59:57.18 ID:92IoxC7rO 翌日 アカギ「涼宮・・・」 ハルヒ「何よ!?」 アカギ「その髪型は、宇宙人対策というわけか・・・」 ハルヒ「!?(授業開始初日なのになんでバレたの!?)・・・私思うんだけど、     曜日によって感じるイメージってそれぞれ異なると思うの」 アカギ「くくく・・・なるほど、凡夫だ」 否、後の神である ハルヒ「きぃーーー!!!」 アカギ「まぁまぁ、ほら、南郷さんも何か言ってあげなよ」 南郷「え?ああ・・・元気だsハルヒ「うるさいガチムチ!」 南郷「・・・」 16 名前: ◆7xYXYZXYZw [] 投稿日:2009/10/31(土) 21:01:57.72 ID:92IoxC7rO 昼休み 谷口「もしあいつに気があるというなら、悪いことは言わん、止めとけ。    あいつの奇人っぷりは異常だ!」 アカギ「・・・興味ねえな・・・・・・」モク゛…モク゛… 国木田「あの自己紹介とか?」モク゛モク゛ 谷口「あの自己紹介なんてまだ軽いほうだぜ!中学時代から訳の分からんことを    さんざん繰り返してたんだぜ?」 アカギ「くくく、やはり白痴だな・・・」モク゛…モク゛… 谷口「校庭によ、あの石灰で線引く奴、あれなんだっけ・・・まあいいや    あれで落書きしたりな、やりたい放題だったぜ、あいつ」 谷口「ともかくだ、あいつだけは、悪いことは言わん、やめとけ、アカギ」 アカギ「くくく・・・見当違いもいいところ・・・」モク゛…モク゛… 19 名前:くくくが平仮名なのは見逃してください ◆7xYXYZXYZw [] 投稿日:2009/10/31(土) 21:04:38.21 ID:92IoxC7rO 体育 谷口「俺だったらあいつだな、朝倉涼子!俺の中でAA+ランクだな!」 アカギ「そうですね」 国木田「1年の女子全員チェックしたの?」 谷口「当たり前だろ!?A〜Dまでランク付けして、そのうちAランク女子は全員フルネームで覚えたぜ!    その中でも朝倉はAのさらに上、AA+だ!」 アカギ「くく、暇な奴だな・・・」 ざわ・・・ざわ・・・ 一同「おお〜!」 ハルヒ「・・・!」ス゛タ゛タ゛タ゛タ゛!! アカギ「あいつ、足も速いんだな」 谷口「なんだ?運動できるやつが好みなのか?だがあいつだけはry」ヘ゛ラヘ゛ラ アカギ「ふうん」 22 名前:くくくが平仮名なのは見逃してください ◆7xYXYZXYZw [] 投稿日:2009/10/31(土) 21:07:41.35 ID:92IoxC7rO キーンコーンカーンコーン アカギ「おい涼宮」 ハルヒ「何よ?」 アカギ「お前、全部の部活に仮入部したそうだな・・・」 ハルヒ「それがどうしたのよ」 アカギ「お前の気にいる部活はなかったというわけか・・・」 ハルヒ「そうね、オカルト研究部とかは、少し期待してたけど・・・ぜんっぜん駄目!     ただのオカルトマニアの集まりよ!話にならないわ!」 アカギ「くくく・・・好みの部活がない、無いからそこであきらめる・・・それで終わりか・・・」 23 名前: ◆7xYXYZXYZw [] 投稿日:2009/10/31(土) 21:08:32.36 ID:92IoxC7rO ハルヒ「何よ、何が言いたいのよ?」 アカギ「なければ・・・作る・・・!部活動・・・!」 ハルヒ「! その手があったわね!」 アカギ「くくく・・・ようやく気付いたか・・・」 ハルヒ「それなら、善は急げよ!放課後、空いてるわよね!?協力しなさい!」 アカギ「悪いが・・・気分じゃnハルヒ「来なかったら、死刑だから!」 アカギ「あらら」 ハルヒ「それじゃ、またあとで!」タ゛タ゛タ゛… 30 名前:投下するの駄目ならしねカスと罵ってください[] 投稿日:2009/10/31(土) 21:15:20.72 ID:92IoxC7rO 谷口「おいアカギ!」 アカギ「なんだ」 谷口「お前、どんな魔法を使ったんだ?涼宮があんなに長い時間誰かとしゃべってるところ、    初めて見たぞ!」 否、このときアカギ、一見して魔法でも使ったかのように見えるが、そうではない アカギ「ただ、奴が興味を示しそうな、餌を見せただけ・・・奴はそれに食い付いたのさ」 谷口「驚天動地だ」 国木田「昔からアカギは変わった女の子が好きだからねぇ」 アカギ「くくく・・・見当違いもいいとこ・・・誤解だよ、それは」 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 21:31:28.79 ID:92IoxC7rO 朝倉「私も話を聞きたいな、私がいくら話しかけても、うんともすんとも言ってくれなかったのに、    あんなに話すには何かコツでもいるの?」 アカギ「金だ・・・今は守銭奴のように金・・・!それで十分・・・!」 朝倉「え?買収したの?・・・まあいいわ、涼宮さん、いつまでもクラスで孤立したままじゃ困るものね、    一人でも友達が出来たのはいいことだよね、せっかく一緒のクラスになったんだから、仲良くしたいじゃない?    だからクラスに溶け込めるようアカギ君に彼女をお願いするわ!」 アカギ「いや、半分だな・・・お前の持ちうる全財産の半分、それで手を打とう・・・そうしたら、教えてやる」 朝倉「それじゃ、よろしくね!」 アカギ「あらら」 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 21:34:15.15 ID:92IoxC7rO 放課後 ハルヒ「アカギ!どこいってたの!?探したわよ!部室を確保したから来なさい!」 アカギ「部室を・・・?なるほど、ただの馬鹿というわけでもなかったということか・・・」 文芸部 アカギ「お前、文芸部に入部する気か?止めはしないが・・・それでお前は満足なのか」 ハルヒ「何言ってんのよ、今年卒業した3年生がいなくなったから、この部室には今新1年生が一人いるだけなのよ!」 アカギ「それはつまり・・・くくく、なるほど、乗っ取る気か・・・!」 ハルヒ「そんな物騒なことしないわよ、その子にかけあったら、その子、本さえ読めれば別にいいそうよ!」 アカギ「お人好しもいいとこ・・・そう言うやつから搾取されていく・・・これが現実さ」 ハルヒ「何言ってんの、いいから入りなさい!そして紹介するわ、この子が文芸部の長門さんよ!」 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 21:36:40.41 ID:92IoxC7rO 長門「・・・」 ハルヒ「それじゃ、私はもう一人目をつけてるこを連れてくるから!二人はおとなしくまっているように!」 アカギ「・・・」 長門「・・・」 アカギ「・・・」 長門「・・・」ヘ゜ラ アカギ「・・・」 長門「・・・」 アカギ「・・・」 長門「・・・」ヘ゜ラ アカギ「・・・」 長門「・・・」 ハルヒ「おっまたせー!」カ゛チャ みくる「ふええ、ここはどこですかぁ?どうしてこんなところに連れてこられたんですかあ・・・?どうして鍵しめるんですかあ・・・?」 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 21:37:32.33 ID:92IoxC7rO アカギ「・・・・・・誰だ、この人は」 ハルヒ「紹介するわ!この子は朝比奈みくるちゃん!二年生よ!」 アカギ「上級生を拉致か・・・狂気の沙汰ほど面白い・・・」 ハルヒ「人聞きの悪いこと言わないで頂戴!任意同行よ、にんいどーこー!」 アカギ「任意同行も当事者からしたら拉致となんら変わらねえと思うがな・・・     ともかく、何でこの人なんだ・・・?ただこの人がかわいらしい女性だったから、     なんてふざけた理由でもないだろう」 ハルヒ「良く分かったわね、あんたエスパーじゃないの!?」 否、後に神域の男と呼ばれる、闇に舞い降りた天才である 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 21:38:40.78 ID:92IoxC7rO アカギ「あらら」 ハルヒ「あたしって萌え要素って重要だと思うのよね!」 アカギ「燃え・・・?くくく、そうだな、命をどぶに捨てるような・・・そんな理不尽な状況を、     そして死線を潜り抜けてこそ、生が・・・命の炎が燃え盛る・・・そういうことか・・・」 ハルヒ「そう!そうなのよ、基本的に何か事件が起きるときには、主人公のそばに1人は     萌えキャラがいるものなのよ!みくるちゃんはその点適切ね!どこからどう見ても萌えキャラだもの!」 アカギ「こいつが・・・燃え・・・?とてもそうはみえないがな・・・」 ハルヒ「あんたの眼は節穴!?それとも、この子を見て萌えを感じないような、マニアックな趣味なの!?」 アカギ「確かに、普通の人間からしたら、俺は異端なのかもな」 ハルヒ「あんたの性癖なんてどうでもいいわ!とにかく、この子はうちのマスコットとして活躍してもらうんだから!」 みくる「私・・・書道部なんですけど・・・一体どうしたら」 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 21:40:41.32 ID:92IoxC7rO ハルヒ「止めなさい、掛け持ちなんて私は認めないわよ」 アカギ「なるほど、理不尽だ・・・しかし、その理不尽の中でこそ、生を実感できる・・・」 みくる「・・・え・・・あ!」 長門「・・・」 みくる「そっかあ・・・わかりました、入部します、でも文芸部って何をするんですかあ?」 ハルヒ「あなたが入るのは文芸部じゃないわよ」 みくる「へ?」 アカギ「あなたが今から足を踏み入れようとしている先は・・・地獄だ・・・     それでも、こちら側に来る覚悟はありますか?」 みくる「ふええ!?」 ハルヒ「こらアカギ!怖がらせないの!そんなおっかない団体じゃないわよ!     そうね・・・活動内容は、宇宙人、未来人、超能力者、異世界人・・・     こういった不思議な存在を見つけ出し、一緒に遊ぶの!決めたわ!」 ハルヒ「そして、名前も今決めたわ!」 アカギ「へえ」 ハルヒ「SOS団!(世界を 大いに盛り上げる 涼宮ハルヒの団)!」 アカギ「安直だな。だが、嫌いじゃない・・・そういうストレートな表現」 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 21:42:24.23 ID:92IoxC7rO SOS団、発足・・・!後に伝説とまで言われるSOS団の、始まりである SOS団発足から、1か月半程すぎた、・・・5月某日のことである ハルヒ「ねえアカギ、SOS団に足りないものって何だと思う?」 アカギ「そうだな・・・強いてあげるなら、狂気・・・いつでも死に行く覚悟・・・」 ハルヒ「驚喜?そうね、SOS団を発足して1か月は立つけど、もう落ち着いてきてるものね、     ここでひとつ、変化というか、びっくりするようなことが起きてほしいってことね!?     謎の転校生とか、そうでしょ!」 アカギ「あらら 面倒だ、そういうことで」 ハルヒ「新学期開始から2か月もしないで、転校してくるなんて、絶対妙だものね!」 アカギ「親の蒸発・・・借金・・・まあいくらでも考えうるな、そう考えると、別に不自然とも思えないが」 ハルヒ「いいえ、不自然よ!こんな時期に転校するんだから、不自然に決まっているじゃない!」 アカギ「なるほど、とどのつまり、俺の意見なんざ、ハナっから聞いてないわけだ」 ハルヒ「あー転校生、来ないものかしらねー!」 55 名前:みんながみんな鳥肌とか言ってると思ってんな[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 21:52:40.66 ID:92IoxC7rO コンピ研 ハルヒ「こんにちはー!パソコン一式頂きにきましたー!」 コンピ研部長「はあ?馬鹿じゃないのか?ていうか誰、君たち」 ハルヒ「私たちはSOS団!涼宮ハルヒ!後ろの二人はその手下よ!」 ハルヒ「そういうわけだから、パソコンよこせ!」 部長「全く意味が分からないぞ!このパソコン達をそろえるのにいくらかかったと思ってるんだ!!?」 約50万円である。この値段、車校に行って、さらに原付を買うくらいに相当する。 ハルヒ「ふーん・・・そっちがその気なら、こっちにも考えがあるわ・・・みくるちゃん!こっち来て!」 みくる「ふえ?」 ハルヒ「えい!」モニュン 部長「うわ!!」 みくる「ふえ!?」 ハルヒ「いまよ!アカギ!!部長がみくるちゃんにセクハラ働いてる瞬間をそれにおさめるの!!」 アカギ「くく・・・これはどうやって使うんだ?」 58 名前:ニコニコ見る=ニコ厨なら俺はニコ厨だな[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 21:55:37.66 ID:92IoxC7rO ハルヒ「もう!何やってんのよ!」 部長「何やってんだはこっちのセリフだ!なんと卑劣な!そうやって脅し取ろうとする腹だったんだな!?」 みくる「ふえええ!ひどいですううう!」 ハルヒ「ええい!うるさい!こうなったら強行突破よ!     みくるちゃんが触られた事実にかわりはないんだから、     下手に騒がれたくなければ、パソコンをよこしなさい!」 アカギ「くくく・・・まるで北斗の拳にでも出てきそうな小悪党っぷりだな」 部長「ぐぐ・・!なんてやつだ・・・盗人猛々しいとはこのことか・・・!」 部員「僕たちが部長の無罪を勝ち取って見せます!ともにたたかいましょう!」 部長「お前たち・・・!」 アカギ「しかたないな・・・おい、部長といったか、俺と勝負しないか・・・?」 部長「は?」 アカギ「俺と勝負して、俺が勝ったらパソコン一式もらう、お前が勝ったら、     そうだな俺達ができる範囲でお前たちの言うことを聞こう・・・どうだ?」 部長「何を言ってるんだ、パソコンだぞ!?いくらかかったと思ってるんだ!?」 63 名前:死ねと言われても困るよね[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 21:58:21.64 ID:92IoxC7rO アカギ「なら、これでどうだ?」ドサッ 部長・部員・ハルヒ・みくる「!!?」 アカギ「100万ある・・・調べたらわかるが、全部本物だ・・・これでも勝負する気にならないか・・・?」 部長「ちょ、ちょっと待ってくれ、相談する時間をくれ・・・」 ハルヒ「ちょっと!あんな大金、どこで手に入れたのよ!?」ヒソヒソ アカギ「ちょっとな。ま、はした金さ」 ハルヒ「はした金って・・・」 部長「決めたぞ、勝負する!すればいいんだろう!?どういう勝負だ!?」 アカギ「くくく・・・いいぜ、そうこなくっちゃな、部長さんよ・・・     勝負形式はそうだな・・・『じゃんけん』でどうだ・・・?     これなら不正の余地もないだろ・・・どうだ?」 部長「・・・いいだろう、受けて立つ!いくぞ!」 66 名前:もうちょっと頭にくる煽りを書けないか[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 22:01:06.57 ID:92IoxC7rO アカギ「待て、そう焦るな・・・いいこと教えてやる。じゃんけんをする人間の心理として、     『最初はグー!』と唱えた時にそいつが最初に出す確率が高い手はグーだそうだ。     心理学なんて学んだことないからよく分からないが・・・手をグーの形にしたときに、     その状態からチョキだのパーだの変えて手を出すというのはあまりしないそうだ・・・     だから俺はその心理に乗っ取って、グーを出すぜ」 部長「なっ!?(こいつの言ってることは100%嘘だ、だからパーを出させようとして、    あいつはチョキを出すんだ!だから僕はグーを出しておけば問題ない・・・と奴は考えるだろうから、    さらに裏をかいてパー・・・?くそ!どうしたらいいんだ・・・!?)」ざわ・・・ざわ・・・ アカギ「もういいか・・・?行くぜ・・・最初はグー、じゃんけんポン!」 アカギ チョキ  パー 部長 部長「な・・・!なに・・・!?騙したな!?」 アカギ「そりゃ騙すさ・・・何せ100万って大金を賭けたんだ、騙してでも回収しないとな・・・     そうだろ?それにお前たちはパソコンを100万円で売るという     妥協策だって講じれたはずだ・・・それをせず、パソコンを賭けた・・・     それならその時点で勝負へのベットは成立したんだよ・・・!」 68 名前:もうちょっと頭にくる煽りを書けないか[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 22:02:29.18 ID:92IoxC7rO 部長「くううう・・・!なら、なんで僕がパーを出すなんて分かったんだ!?」 アカギ「分かるわけないだろう・・・ついでに言えばさっきのグーがどうたらの心理学もまるっきり嘘だ・・・     カンでじゃんけんしたら、所詮勝つ確率なんてのは1/3・・・それなのにあれを出そうかこれを出そうかなんて     悩むお前の姿、滑稽だったぜ」 部長「な!?1/3って、お前・・・そんな低い確率にかけて、負けたらどうするつもりなんだ!?」 アカギ「くくく・・・理不尽に身を委ねてこそギャンブル・・・!違うか・・・?」 部長「くぅぅぅううう〜〜!!こいつ・・・!畜生・・・畜生・・・!俺の負けだ・・・持っていけ・・・!パソコン・・・」 ハルヒ「なんだかよくわかんないけど、でかしたわ!それじゃ100万に一番近いパソコンを出しなさい!!」 部長「くそ・・!こいつだ、さっさともってけ・・・!泥棒・・・!」 アカギ「おい・・・まだ勝負は終わっちゃいないぜ・・・」 皆「!?」 アカギ「倍プッシュだ・・・!」 70 名前:もうちょっと頭にくる煽りを書けないか[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 22:03:20.77 ID:92IoxC7rO 部長「何を言ってるんだ!そんな勝負、まかり通るか!これ以上奪われるわけにはいかない!」 ハルヒ「そうよ!パソコン一台あればそれでいいじゃない!今日はもう終わりにしましょ!     また別の機会があれば、勝負させてあげるから!」 みくる「そうですよぅ・・・それにもう時間も遅いですし・・・今日は解散にしましょう・・・?」 南郷「そうだ!これ以上騒ぎを大きくするのは得策じゃあない!生徒会に目をつけられてしまうぞ!?アカギィ!!」 ハルヒ「なんであんたいるのよ」 アカギ「・・・そこまで言うなら、止めにしようか・・・」 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 22:04:29.93 ID:92IoxC7rO アカギ「・・・そこまで言うなら、止めにしようか・・・」 終わった。SOS団の伝説の序章は、いったん幕を下ろしたのであった・・・ ・・・ ハルヒ「パソコンも手に入れたし、今日は帰るわ!」 アカギ「・・・俺はもう少しぱそこんの動かし方を学ぶぜ」 ・・・ アカギ「・・・」カタカタカタ 長門「・・・これ」 アカギ「・・・これは・・・本・・・?」カタ…カタ… 長門「・・・読んで」 アカギ「・・・分かった」カタ…カタカタカタ 74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 22:06:09.72 ID:92IoxC7rO ・・・ 午後9時 アカギ「さっきの本を読んで・・・っと、何だ・・・?」ヘ゜ラ 午後7時光陽園駅前公園にて待つ アカギ「あらら」 午後10時 光陽園駅前公園 アカギ「流石に帰ったか・・・」 長門「・・・」 アカギ「あらら、まだ帰ってなかったんだ」 長門「・・・」コクン 長門「本・・・読んでって言ったのに・・・」 アカギ「すいません、パソコンが思いのほか面白かったもので」 長門「いい・・・ついて来て」 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 22:07:29.72 ID:92IoxC7rO 長門のマンション アカギ「ここは・・・」 長門「私の家」 アカギ「へえ、その年でこんな大きな建物をね・・・」 長門「正確には建物すべてではなく、一部を借りているだけ」 アカギ「そいつは失礼、てっきりどこかの御令嬢かと(浮世離れしてるし・・・)」 長門「そう」 長門の部屋 アカギ「親御さんは?」 長門「いない」 アカギ「一人暮らしか?」 長門「そう」 アカギ「ふうん」 長門「飲んで」カチャ アカギ「お茶もいいけど、話って何だ?」 78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 22:09:02.01 ID:92IoxC7rO アカギ「へえ・・・」 アカギ「それってつまり、お前が人間ではないって話・・・?」 長門「っ・・・何故それを・・・?」 アカギ「初めてお前を見たとき・・・なんというか・・・気配が死んでいた・・・     うまく言葉にできないが・・・例えば一世一代の大勝負に敗れた人間が放つ気配・・・     独特の死の気配を感じていた・・・かといってお前は別に死ぬわけじゃあない、いたって健康     そんな普通の人間から、死の気配なんて感じるはずがない・・・だが、人外がいるとすれば話は別・・・     そう思って、鎌を掛けてみたのさ・・・お前の反応を見ると、どうやら正解らしいな」 アカギの異端性をもってすれば、当然のことである 長門「あなたはやはり・・・ただものではない・・・    ・・・涼宮ハルヒと、私は、普通の人間ではない」 長門「それはあなたのように人間の中でも性格的なものが異端、と言った意味ではなく、    文字通り普通の人間ではない」 アカギ「へえ・・・」 長門「情報統合思念体によって作られた対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェース、それが私」 アカギ「なるほど、よく分からないが、宇宙人か何かというわけか・・・」 79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 22:10:35.66 ID:92IoxC7rO 長門「自律進化の可能性を持っている。彼女は、3年前の情報爆発の中心に存在していた。    おそらく彼女は自分の思うように、周囲の情報を書き換える能力を有しているものと思われる。    だから、私は彼女を観察し、その情報を統合思念体に送っている。    それが私の仕事。生み出されてから3年間、私はずっとそうやって過ごしてきた    この3年間は特筆すべき点はない。しかし、最近になって、無視できないイレギュラー因子が出てきた。    それが、あなた。」 アカギ「・・よく分からないが・・・つまり・・・くくく、なるほど」 長門「・・・ともかく、私が人間でないということだけわかってくれたら、いい。」 アカギ「そうか、それなら良く分かった。ところで、もう帰っていいか?くくく・・・パソコンをしたいんだ」 長門「いい」 アカギ「それなら、お暇させていただくぜ」 81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 22:12:22.90 ID:92IoxC7rO 次の日 ハルヒ「聞いてよアカギ!待望の転校生よ!!」 アカギ「へえ、そいつは僥倖だ、望みがかなったじゃないか・・・     謎の転校生とまではいかないがな・・・」 ハルヒ「いいえ、謎の転校生よ!間違いないわ!」 アカギ「それは何を根拠に言ってるんだ・・・なるほど、白痴だ」 ハルヒ「あんたそれ白痴だ、とか言いたいだけでしょ!?とにかく、この謎の転校生は、     我がSOS団に欠かせない人材よ!今すぐにでも確保しなきゃ!」 アカギ「そうですね」 ハルヒ「だから放課後、連れてくるから、楽しみにしてなさい!」 アカギ「くくく・・・期待してるぜ・・・!」 83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 22:13:12.33 ID:92IoxC7rO 放課後 ハルヒ「おっまたせー!1の9にやってきた、即戦力転校生を連れてきたわよー!その名も――」 古泉「古泉一樹です。どうぞよろしく。」 ハルヒ「というわけで、私がSOS団団長の涼宮ハルヒ!そしてそこの3人が団員その1〜3よ!     そしてあなたがその4になるの!みんな、仲良くね!」 古泉「入るのは構わないのですが、ここは具体的に何をするのでしょうか」 アカギ「くくく・・・そうだな、たまに生き死にを賭けたギャンブルをするが・・・それは副業のようなもので、     普段はパソコンの練習をしているな・・・」 ハルヒ「それはあんた個人の趣味でしょ!我がSOS団はそんなちっさいことなんてしてないわ!     私たちの目標は!宇宙人未来人超能力者異世界人とか不思議をみつけて、そいつらと遊ぶことよ!」 アカギ「くくく・・・(その目標は長門がいる時点で果たされたといえるのだろうが・・・     こういうことは言わない方がいいんだろうな・・・)」 古泉「なるほど、流石涼宮さんです、不肖古泉、微力ながらお力添えをさせていただけたら、幸いです」 ハルヒ「決定ね!これからよろしくね!古泉くん!ちなみに団長は私だけど、その次に偉いのは、     我がSOS団にパソコンをもたらしたアカギが副団長ってことになってるから!     皆も功績あげたら、位をあげていくからね!うちは完全実力主義だから!年功序列なんてないわよ!」 アカギ「へえ、知らなかった、だがそんなもん、いらねえよ」 84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 22:14:51.80 ID:92IoxC7rO ハルヒ「な!?なんでよ、我がSOS団で2番目に偉いのよ!?何が不服だって言うの!?」 アカギ「光栄だ、光栄だが・・・権力に縛られて、動けないなんてことになるのは、御免だからな     副団長は古泉くんとやらがしたらいいさ」 古泉「ふふふ・・・そうおっしゃるのでしたら、僭越ながら、副団長をやらせていただきますが、いかがでしょうか、    団長殿?(アカギさん・・・さりげなく面倒事を僕に押しつけましたね・・・)」 ハルヒ「え?ま、まあアカギがそういうってなら、特例で許してあげるわ!その代り古泉くん、     副団長の肩書に似合う働きを期待してるわ!それにアカギも、そんな偉そうにしといて、     なんかあったときに役立たずだったら、ぶっ飛ばすわよ!?」 アカギ「あらら」 86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 22:17:07.97 ID:92IoxC7rO 翌日の放課後 部室前 アカギ「へえ、windows7って評判悪いんだな」ヘ゜ラ ガチャ みくる「ふええ〜やめてくださいい〜〜」 ハルヒ「ほら、早く脱ぎなさい!」 みくる「ふえええ〜〜・・・あ・・・」 アカギ「おっと、お楽しみ中だったか・・・こいつは失礼」ガチャ ・・・ ハルヒ「やっぱ萌えと言ったらメイドよねー!」 みくる「メイド服なんて着せて・・・何をするんですか・・・」 ハルヒ「SOS団ってホームページがないじゃない?インターネットはつないでるのに」 みくる「?ええ、そうですけど・・・」 ハルヒ「だから、みくるちゃんのコスプレ写真とって、それをホムペに公開するの!     そしたら、みくるちゃんかわいいんだから、アクセス数はウナギ登りよ!!」 みくる「そんなああ!やですよおおおお!」 88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 22:18:39.90 ID:92IoxC7rO アカギ「涼宮、写真を撮るのは止めはしないが・・・ネット上に載せるのは危ないだろう・・・」うんたらかんたら ハルヒ「な、なんであんたそんなにネットについて詳しくなってるのよ・・・」 アカギ「くくく・・・」 ハルヒ「何よその意味深な笑みは・・・まあいいわ、前置きはさておき、これより!第1回!SOS団ミーティングを行います!」 ハルヒ「これまでSOS団はさまざまな活動をしてきたわ!・・・にもかかわらず!誠に遺憾ながらも!     SOS団に不思議がもたらされることはなかった!それもそのはず、不思議というのは、     もたらされるものではなく、遭遇するものなのよ!だからこんな部屋の中にいたって、     不思議は舞い降りてこないの!だから不思議探索するわよ!!」 アカギ「くくく・・・涼宮にしては、よく考えた方じゃないか・・・」 ハルヒ「でしょ!?その言い方はなんか釈然としないけど、まあいいわ!今週土曜9時!駅前集合!遅れたら死刑だから!!」 アカギ「なるほど・・・いいだろう、どっちが先に駅に着くか、勝負だ・・・!負けた方が、昼飯を奢る、そう言うことだな・・・?」 ハルヒ「私に勝負を仕掛けるなんて、いい度胸じゃない!いいわ、受けて立つわ、その勝負・・・!」 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 22:20:57.67 ID:92IoxC7rO 土曜日早朝 ハルヒ「ふふふ・・・この時間から行けば、負けるわけないわ!見てなさい、アカギ!ひと泡吹かせてやるんだから!」 アカギ「くくく・・・そいつはどうかな・・・」 ハルヒ「な!?何であんたもうついてんのよ!?何時にここに来たの!?」 アカギ「くくく・・・強いて言うなら、昨日の活動が終わった瞬間に、駅に向かっていた・・・      帰ってもよかったが、勝ちを盤石なものにするには、こうするのが確実・・・!      俺の勝ちだな・・・くくく・・・涼宮、昼飯は良いから、朝飯をおごってくれ。腹が減って死にそうだ・・・」 ハルヒ「あんたバカじゃないの」 90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 22:22:11.43 ID:92IoxC7rO ハルヒ「それにしても・・・あんたいったい何者なの?」 アカギ「・・・というと?」モク゛…モク゛… ハルヒ「いや、コンピ研の時は驚きで深く考えなかったけど、100万円を平気で賭けの対象にするわ、      100万円賭けたのにあのふてぶてしさといい、ただものじゃないでしょ!?」 アカギ「あらら、それはこっちのセリフだ」コ゛クン… ハルヒ「え?」 アカギ「いや、何でもない。ただものじゃないのかどうかと聞かれたら、ただの学生だと答えるだろうな。      ・・・俺はただの学生さ・・・ま、普通のやつより神経図太いかもしれんがな」 ハルヒ「神経図太くてもあんな真似、そうできないわよ・・・ぶっちゃけ、今私の中ではあんたが一番不思議なのよね」 アカギ「へえ、そいつは光栄だ。しかし涼宮、それならもうSOS団の不思議と遊ぶという目標は達成されるぜ?」 ハルヒ「何言ってんのよ、人間ってのは強欲な生き物なのよ、不思議を一つ見つけたくらいで満足するわけないじゃない!」 アカギ「くくく・・・なるほど」 92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 22:25:06.33 ID:92IoxC7rO ハルヒ「っと、もうこんな時間ね、そろそろみんな来るころね」 みくる「すいませえん、おくれちゃいましたあ」 古泉「流石涼宮さんとアカギさん、活動のための集合は誰よりも早い」 長門「・・・」 ハルヒ「いいのよ、私たちは個人的に勝負してただけだし、時間もまだ集合時間の30分も前じゃない!関心関心!」 ハルヒ「それじゃ、くじを用意したから、くじ引いて、二手に分かれるわよ!」 くじ引きの結果 みくる アカギ ハルヒ 古泉 長門 ハルヒ「じゃあこう分かれるからね!アカギ!デートじゃないんだからね、不思議をしっかり探してきなさいよ!」 アカギ「くくく・・・」 みくる「どうしましょう・・・」 アカギ「そうですね、どこか適当なところで時間をつぶしましょうか」 93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 22:25:47.44 ID:92IoxC7rO アカギ「ところで、朝比奈さん」 みくる「はい?」 アカギ「この間、長門が自分のことを宇宙人といっていました・・・」 アカギ「あなたも、宇宙人じゃないにしろ、普通の人ではないじゃないですか?」 みくる「ふえ!?ど、どうしてそう思うのですか・・・?」 アカギ「くくく・・・長門はこうも言っていました『涼宮ハルヒは、自分の思うように、      周囲の情報を書き換える能力を有しているものと思われる。』      と。つまり涼宮は、自分の周りで不思議なことをおこるのを望んでいるのだから、      その周囲に集まる人間も、不思議な存在なのではないかと、そう踏んでいるんですよ。      おそらく古泉も、そちら側の人間でしょう?」 みくる「そこまでわかってらっしゃるなら・・・あまり説明はいりませんね、      私は未来人です。私がこの時間に来たのは理由があります。      端的にいえば・・・現在から3年前より過去にさかのぼることができなくなったんです。」 アカギ「なるほど、それの原因が・・・」 みくる「そうです、涼宮さんです」 94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 22:26:53.60 ID:92IoxC7rO ・・・ みくる「・・・というわけで、この時間平面じょうの調査と、涼宮さんの監査を行うのが、私の仕事です」 アカギ「なるほど、よくわかりませんでしたが、つまりあなたは未来人だと、そういうことですね?」 みくる「ええ、そんな感じに軽く考えていただけたら幸いです」 アカギ「くくく・・・あいつに話しかけて正解だったな、飽きないよ、あいつと関わっていると」 95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 22:28:25.73 ID:92IoxC7rO アカギ「おっと、もう時間ですね、戻りますか」 みくる「そうですね」 ハルヒ「何か不思議なことは見つけられたの?まさかとは思うけど、サボって二人で遊んでたりしてないわよね、アカギ、みくるちゃん?」 アカギ「くくく、なるほど、凡夫だ・・・自分のことは棚にあげて相手の批判とは、ずいぶん偉くなったものだな・・・涼宮・・・      といっても、これといって何か見つけたわけでもないから、俺も偉そうなことは言えないがな・・・」 ハルヒ「ふん、午後の部はこうはいかないんだから!班わけするわよ!」 くじ引きの結果 アカギ 長門 ハルヒ みくる 古泉 ハルヒ「4時集合だからね!遅れたら死刑だから!それまでに何か見つけてくること!いいわね!?」 アカギ「くくく・・・」 96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 22:30:38.26 ID:92IoxC7rO アカギ「さて・・・」 長門「・・・」 アカギ「とりあえず、移動するか・・・」 長門「・・・」コクリ 雀荘「平和」 アカギ「ついたぜ、時間つぶしには最適だ・・・」 長門「・・・ここは、高校生が入るには、不健全」 アカギ「くくく・・・そこまで言うなら仕方ないな、図書館にでも行くか」 長門「・・・」コクリ 98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 22:35:22.77 ID:92IoxC7rO アカギ「ついたぜ」 長門「・・・」トテテテ アカギ「さて、俺は時間まで寝るとしようか・・・」 ・・・ アカギ「zzz」 アカギ「zzz」 アカギ「っ!」♪ナントカナァーレー(携帯) アカギ「・・・もしもハルヒ「あんた今何時と思ってるの!?もう4時すぎてるわよ!?」 アカギ「あらら」 ハルヒ「あららじゃないわよ!早く戻って来なさい!今どこなの!?30秒で戻って来なさい!!」カ゛チャツーツー アカギ「仕方ねぇな、長門・・・帰るぞ・・・」 長門「・・・」フルフル アカギ「・・・それ読んでから・・・?それは貸出可能だから、借りたらいいぜ。      今は早く帰る・・・それが先決・・・!」 長門「・・・」コクリ 99 名前:題材よくても書き手が駄目な例[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 22:37:44.88 ID:92IoxC7rO ハルヒ「おっそーい!!罰金!!」 アカギ「くくく・・・倍プッシュだ、次勝負するときに、俺が勝ったら、罰金はなしにしろ・・・      お前が勝ったら、罰金を2倍にしてかえしてやるよ・・・」 ハルヒ「それとこれとは話しが別!今遅刻したんだから、今罰金として、みんなにお茶くらいおごりなさい!」 アカギ「ルールを破るものには罰か・・・それが団の長として、あるべき姿だ・・・情状酌量の余地があっても、      いちいちルール違反を許してたら、許容範囲の境目があやふやになるからな・・・!」 ハルヒ「ごちゃごちゃ言ってないで行くわよ!」 このときアカギ、以外に素直わずか16歳にして、5万円もの食事代を奢る アカギ「まあいい・・・はした金さ、こんなもの・・・」 ハルヒ「あんた100万とかもってたし、これくらいいいでしょ!」 アカギ「ああ、あの100万は使った」 ハルヒ「ええ!?何に使ったのよ!?」 アカギ「まあ、いろいろとな・・・くくく・・・(パソコンだ、なんて言えねえな・・・)」 ハルヒ「やっぱり、あんたが今一番不思議な存在だわ・・・」 アカギ「くくく・・・お前が気付いてないだけで、意外と不思議なことって 100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 22:41:47.98 ID:92IoxC7rO ハルヒ「ばっかねー身近にあるならとっくに捕まえてるわよ」 アカギ「くくく・・・それもそうだな・・・(もう捕まえてるのにな)」 長門「言動には気をつけて」ヒソヒソ アカギ「あらら」 翌日・教室 朝倉「ねえ、アカギくん、これなあに?」 アカギ「ああ、それか・・・涼宮がなんか宣伝用のビラ作れとか騒ぐから、作った・・・よくできてるだろ?自信作だ・・・」 朝倉「そんなことじゃないわ、問題はそれの配り方よ!何でバニースーツ着た二人組がビラ配ってるわけ?」 アカギ「何の話だ?キャバクラか何かか?」 朝倉「客引きじゃないわよ!涼宮さんよ、涼宮さん!」 アカギ「えっ、涼宮が?あいつ、高校生でそんな危なそうなことしてるんだな、見直したぜ・・・」 朝倉「だから客引きじゃないってば!うちの高校の、校門前でバニースーツ着てそのチラシ配ってたのよ!    いったいどういうつもり!?」 アカギ「それは本人に聞いたらどうなんだ?」 朝倉「えっ?」 カ゛ララ!! 101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 22:43:02.10 ID:92IoxC7rO ハルヒ「何よあの教師ども!おかげで商売あがったりだわ!!」 アカギ「なんだ、やっぱり客引きか」 朝倉「商売ってそういう意味で言ったんじゃないと思うけど」 アカギ「で、何でバニースーツなんだ?」 ハルヒ「その方がインパクトあるじゃない!」 アカギ「そうですね」 朝倉「そうですね、じゃないわよ!そんな派手なことやって、しまいには停学になっちゃうわよ!?」 アカギ「それは困りますね」 朝倉「あなたじゃないわよ!涼宮さんよ!もう!・・・とにかく、あまり無茶はしないように!!」タタタ・・・ アカギ「あらら」 ハルヒ「何よ、どうしたの?あいつ」 アカギ「高校生がいかがわしい店で働くのは止めとけ、だとさ。」 ハルヒ「意味分かんないわね」 カ゛ララ 古泉「どうも」 102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 22:45:22.37 ID:92IoxC7rO 古泉「どうも」 ハルヒ「あら、古泉くんじゃない、どうしたの?」 古泉「ええ、少し彼とお話しがしたいのですが・・・」 アカギ「俺?俺は別にかまわないが・・・くくく、ここで話せることか・・・?」 古泉「できれば変えていただきたいですね、コーヒーくらいならおごりますよ」 アカギ「というわけだ、じゃあな。涼宮」 ハルヒ「ちょっと!団長様を差し置いて内緒話とはいい度胸ね!私も連れてけー!」 アカギ「あらら」 古泉「どうしましょうか・・・」 アカギ「仕方ないな。おい、涼宮・・・なら賭けをしよう。お前が勝ったらいくらでもついてこい、負けたらおとなしく退け。いいな?」 古泉「アカギさん!何言ってるんですか!」 ハルヒ「良いわね!こないだ負けた恨みを晴らさせてもらうわ!で?勝負内容は!?」 アカギ「そうだな、手軽にできるのがいいから・・・涼宮、お前耳と目をふさげ」 ハルヒ「はぁ?」 106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 23:00:03.66 ID:92IoxC7rO アカギ「簡単だ・・・お前がその状態で1分間いられたらお前の勝ち・・・たとえ何があってもな」 ハルヒ「なるほど・・・って、耳と目をふさいでるのをいいことに、セクハラとかしたらぶっとばすからね!?」 アカギ「仕事でもないのにバニースーツ着て外で回るやつに言われたくないね」 ハルヒ「減らず口を・・・いいわ!やってやるわよ!それじゃ、スタート!」バッ! アカギ「よし、行くぞ、古泉」 古泉「くくく・・・なかなかの悪人ですね、アカギさん・・・」 アカギ「褒め言葉として受け取っておこう・・・とにかく行くぞ・・・」 109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 23:03:38.25 ID:92IoxC7rO アカギ「で?お前は何人なんだ?・・・人種の話ではなく、どういう部分が異端なのか、教えてもらおうか・・・」 古泉「ふふ、その様子でしたら、すでにお二方からアプローチを受けてるようですね」 アカギ「ああ、が・・・お前と朝比奈さんは、長門のような雰囲気ではない・・・だから人間ではあると踏んでいるが・・・」 古泉「そうですね、彼女は未来から来たという事実、そして僕はこの能力という点を除けば、僕たち二人は普通の人間ですよ」 アカギ「能力・・・?超能力ってことか」 古泉「そうなりますね。・・・といっても、たとえば今何のタネも仕掛けもなく空を飛んでみせるとか、    手から電撃とばすとか、そう言った能力を右手一本で無効化するとか・・・そんなことはできませんがね」 アカギ「何の話だか・・・で、お前ができるのはなんだ?」 古泉「ふむ、お教えすることはできますが、やはり目で見てもらう方が話が早いですからね・・・」ヒ゛ーヒ゛ー! 古泉「・・っと早速お呼び出しですか先ほど涼宮さんをだましましたからね・・・当然といえば当然ですが」 アカギ「どういうことだ?」 古泉「ついてきてください、移動しながら、私の能力について説明しましょう」 110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 23:05:58.88 ID:92IoxC7rO 古泉「まず、涼宮さんについて説明しないといけません。」 アカギ「話しは聞いてる。望んだことを叶える・・・まるで悪魔と契約を交わしたかのような・・・     いや、代償なしに望みをかなえてるって点じゃまるで神のようだな・・・」 古泉「そうです、涼宮さんのことを監視している我々の組織は、涼宮さんを神と呼んでいます」 アカギ「あらら」 古泉「そして彼女が何か内的にしろ外的にしろ、多大ストレスが発生したとき、閉鎖空間なる空間が発生します。    この空間は、この世界を模した、涼宮さんの心の中です」 アカギ「へえ・・・」 古泉「今からその閉鎖空間に行きますが、そこに神人・・・と、我々が呼んでいる存在がいます。    そしてその神人が閉鎖空間内であばれまわることで、ストレスを発散させるのです」 アカギ「つまり、あいつが勝手に心の中で暴れているんだろう?好きにすればいいさ」 古泉「ところが・・・そうもいかないのです、その閉鎖空間内で起きたことが、こちらの現実世界に影響を及ぼす危険があります」 アカギ「あらら」 古泉「そこで、僕の能力の登場です。僕はその閉鎖空間に入り、神人に抗う術を持っています。」 アカギ「なるほど、まあどれかと聞かれたら超能力に分類されるな。」 古泉「その通りです。まあ普段は何の力もない平凡な高校生ですよ」 古泉「・・・おっと、つきました。ここです」 113 名前:キョンがアカギにはまったようですとかにした方がよかったかも[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 23:09:31.65 ID:92IoxC7rO アカギ「横断歩道だな」 古泉「では、少しの間、僕の手を握ってください」 アカギ「そっちの気はないんだがな」 古泉「話を進めたいので、早く」キ゛ュッ アカギ「あらら」 キャシャーン! アカギ「ん・・・?ここは・・・」 古泉「ここが閉鎖空間です、見事に街を再現してるでしょう?」 アカギ「そうだな、全体的に灰色ってとこ以外は、見事にな」 古泉「あなたも大した人です。この状態で眉一つ動かさないとは」 アカギ「くく・・・死線は幾度となくこえてきたからな・・・へえ、そしてあれが、神人か」 キ゛ャァァァァァス カ゛シャコンカ゛シャーン 古泉「そうです・・・本当は自重で立っていられないはずなんですが・・・いかなる理屈もあの神人には通じません・・・」 古泉「・・・そして、これが僕の能力です」ハ゜ァァァ 「では、行ってまいります」シュハ゜ッ 114 名前:キョンがアカギにはまったようですとかにした方がよかったかも[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 23:15:21.30 ID:92IoxC7rO 10分後・・・ カ゛シャーント゛カーンハ゛キーンスハ゜ッスハ゜ット゛ト゛ト゛ト゛ト゛ト゛ アカギ「飽きたな・・・ククク、そういえば、涼宮になんて言い訳しようか・・・」 キ゛ャアアアアスス゛ハ゛ハ゛ハ゛シ゛ャキーン アカギ「クク・・・まあ奴の思考は単純・・・適当にごまかすか・・・」 ト゛カァン!!! 「はぁはぁ・・・」パッ 古泉「はぁ・・・これが僕の、はぁ、能力です・・・はぁ・・・」 アカギ「お疲れさん。・・・あいつはストレスのたまる出来事があるたびに、あんなことしてたのか?」 古泉「そうなりますね・・・まあ、これも仕事ですから」 アカギ「クク・・・まあ、あまり奴のことをからかわないでやるか」 古泉「そうしてもらえると、助かります。非常に。それでは帰りますか・・・見てください、あれを」 ハ゜リーーーーーィィィン! アカギ「へえ、閉鎖空間がなくなる時は、なかなかいい眺めだな」 古泉「そうでしょう?神人によって心身共にボロボロになった僕を癒してくれます」 アカギ「それなら・・・そのうち、この風景を肴にして・・・呑むか?」 115 名前:キョンがアカギにはまったようですとかにした方がよかったかも[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 23:17:50.41 ID:92IoxC7rO 古泉「ふふふ、ありがたい申し出ですが・・・僕もあなたも高校生でしょ?飲むのはノンアルコール、というなら喜んで」 アカギ「あらら」 同日放課後・部室 アカギ「あれ、朝比奈さんはいないんだ」 ハルヒ「あぁ、なんだか知らないけど、早退したらしいわ・・・大丈夫かしら」 アカギ「おそらく・・・今朝バニースーツ着てビラ配りした精神的疲労からじゃないか?」 ハルヒ「何言ってんのよ!それなら私だって同じ条件じゃない!」 アカギ「お前と朝比奈さんじゃ、心の耐久力が違うだろうが」 ハルヒ「そんなことはどうでもいいわ!」 アカギ「あらら」 ハルヒ「昼休みはどういうつもりよ!?良くも騙してくれたわね!」 アカギ「騙す方が悪いとでも?騙される隙を見せたのが悪い」 ハルヒ「そうね、それは認めるわ!でもね、私は1分間目も耳もふさぎ続けたわ!」 アカギ「クク・・・それを証明してくれる人はいるのか?あの場に、それを証明してくれる立会人などいなかった・・・     つまり、いくらお前が条件を満たしただの騒いでも・・・認められない・・・!残念だったな・・・!」 117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 23:20:11.56 ID:92IoxC7rO ハルヒ「何よその屁理屈!?」 アカギ「(怒らせたらいけないんだったな)まあ待て、何も残念でした、で終わらせる気はねえよ・・・     ここはひとつ、俺が何かお前におごってやる・・・それで勘弁してくれ」 ハルヒ「むう・・・そこまで言うなら、追及はしないわ・・・だけど、何か隠し事をするときは!私以外に隠すこと!良いわね!?」 アカギ「クク・・・なるべく守るが・・・保証はできないぜ」 翌日朝・下足箱 アカギ「・・・」カ゛チャ、ハ゜サ アカギ「なんだ、これ?」 放課後、誰もいなくなった教室で、待ってます アカギ「・・・なるほど」 この時、アカギは異常なまでの嗅覚で、己の危険を察知していた アカギ「ククク・・・面白くなってきたぜ・・・」 118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 23:22:40.12 ID:92IoxC7rO 教室 朝倉「ねえ涼宮さん、大丈夫?」 ハルヒ「・・・」 朝倉「あ!アカギ君、涼宮さん、調子悪いみたいだから、よろしくね」 アカギ「クク・・・」 朝倉「どうしたの?」 アカギ「放課後、楽しみにしてるぜ・・・」 朝倉「!・・・何のことかな?」ざわ・・・ざわ・・・ アカギ「しらを切るか・・・まあいい、じゃあな」 朝倉「う、うん、じゃあね、涼宮さんのこと、よろしくね(やはりこいつ・・・油断ならない・・・!)」ソ゛クッ ハルヒ「・・・何の話してたのよ」 アカギ「そういえば、秘密は無しだったな。何、簡単なことさ。今度、俺と勝負したいらしい・・・     クク・・・どこで俺が博徒だって聞いてきたんだか・・・」 ハルヒ「・・・ふん、まあいいわ。活動に支障をきたさない程度にしなさい。あと仮にもSOS団団員なんだから、負けたりしたら許さないからね」 アカギ「ククク・・・肝に銘じておくよ・・・」 119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 23:26:18.01 ID:92IoxC7rO 放課後 ハルヒ「今日は気分が悪いから活動は休み。みんなに伝えといて」 アカギ「そうか」 ハルヒ「じゃあね」 アカギ「ああ」 僥倖・・・部室から抜け出すのに、ハルヒをどう説得するか考えていたアカギは、 その手間を一気に省くことができるようになった アカギ「このまま教室で待つとするか・・・」 ・・・ 朝倉「待たせてしまったようね」 アカギ「そうだな、時間にして1時間、これだけあれば、50万は稼げる・・・・」 朝倉「普通の人間にそんな離れ業できるわけないじゃない・・・」 アカギ「ククク・・・やり方次第ではいくらでも稼げるぜ・・・?多少体を張らないといけない場合もあるがな・・・」 朝倉「そんな稼ぎ方ができそうなのは、あなたくらいのものよ・・・」 アカギ「クク・・・そうだな・・・それで?お前は一体なんなんだ・・・?」 120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 23:31:19.66 ID:92IoxC7rO 朝倉「あなたは、どこまでわかっているの・・・?」 アカギ「そうだな・・・人ならざる雰囲気を持っているということくらいだな・・・     俺は初めて会ったときからお前のことを警戒していたよ・・・あんなに明るくしゃべっていたのに、     クク・・・気配がまるで違うよ・・・そこだけ温度が低い・・・・・・・・     まるでケモノの群れに魚が一匹迷い込んでるよう・・・たとえば、長門のような・・・」 朝倉「ホントに大したものね・・・警戒に値するわ・・・そうよ、長門さんと同じよ。派閥は違うけどね」 アカギ「派閥?」 朝倉「まあいろいろあるのよ、私たちにも・・・ところで、ジリ貧な現状を打破するために何か行動をしたとき、    それのせいで悪い方向に行くかもしれないとするじゃない?    その時、それをやらないで後悔するより、やって後悔したほうがいいと思わない?」 アカギ「なんだそれは・・・ギャンブルの話か・・・?確かに、どうせ死ぬなら、強く賭けて・・・死ぬ・・・!」 朝倉「まあ、そんなところね・・・私たち、涼宮さんの監視してるんだけど、いかんせん、大きな動きがなくてね・・・    このへんで、起爆剤の一つでも使おうと思ってるんだけど・・・例えば、涼宮さんが大きく動揺しちゃうような出来事を、    人工的に、起こす。とかね・・・」 アカギ「つまり・・・」 朝倉「あなたを殺して、涼宮ハルヒの出方を見る」シ゛ャキン 121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 23:34:41.87 ID:92IoxC7rO 朝倉、ここで教室を異空間化・・・!これにより、アカギは教室から脱出する術を失う アカギ「あらら」 アカギ「仕方ねえな・・・」シ゛ャキン!ハ゜ァン!ハ゜ァン! 朝倉「な・・・!何で一介の高校生が拳銃持ってるのよ!?」 アカギ「ククク・・・何で一介の高校生がアーミーナイフ持ってて、銃で撃たれて、生きてんのよ」 朝倉「それは私がそもそも人間じゃないからよ!」 アカギ「おっと、そうだったな・・・ともかく、ここはもはや教室じゃあない・・・戦場だ・・・戦場に高校生もクソもあるか・・・!」 朝倉「それも・・・そう、ねっ!!」ヒュッ アカギ「おっと、あぶねえ」サッ 朝倉「もう、よけるだけ無駄よ・・・もう逃げられないんだから!」フ゛ンッ アカギ「ククク・・・ここで一つ、賭けをしようか・・・ルールは簡単・・・俺が生き残るか、お前が生き残るか・・・だ」ササッ、ハ゛ァン! 朝倉「もちろん私が生き残るに決まってるじゃない、賭けになってないわ・・・」サッ アカギ「それはどうかな・・・?世の中に絶対なんてもんはないんだぜ・・・?絶対に・・・!」 朝倉「言ってるそばから絶対、存在してるじゃない!」 アカギ「あらら」 130 名前:さるってました[sage] 投稿日:2009/11/01(日) 00:00:07.30 ID:quegsULnO 朝倉「もう・・・!まどろっこしいわね!」フ゛ゥン アカギ「うっ・・・!?」 朝倉「ここは私の情報制御化にあるのよ?こうやって、あなたを動けないようにするなんてお手の物よ!」 アカギ「ククク・・・まさか、そんな切り札があるとはな・・・」 朝倉「そう言えば聞いてなかったわね、さっきの賭け、勝ったほうは、何を得られるの?」 アカギ「そうだな、強いて言うなら、あいつが、これから何を起こしていくのか・・・それを見る権利・・・だな」 朝倉「何それ、そんなの私の仕事の一つじゃない・・・なんのありがたみもないわね」 アカギ「仕方ないだろう・・・死んだらそれまで、くれてやれるもんなんて、遺産くらいしかねえよ・・・だがそんなもんに興味もないだろ?」 朝倉「ふふっ・・・それもそうね、まあ、あなたが死んだあとの世界がどうなるのか、しっかり見させてもらうわ。仕事だしね」 アカギ「クク、なるほど。凡夫だ・・・もう勝った気でいやがる・・・」 否。この時点でアカギ、自力で逆転するのは不可能である。だから、期を待っている・・・ 131 名前:さるってました[sage] 投稿日:2009/11/01(日) 00:01:05.69 ID:quegsULnO 朝倉「何言ってるの?この状況から逆転なんて、たとえ100機あっても無理ね!」 アカギ「それはどうかな・・・ククク、やっと来たか・・・」 ドカーーー!! アカギ「さっさと止めさしておかないから、こうなるんだ・・・」 長門「一つ一つのプログラムが甘い・・・側面部の空間封鎖も情報封鎖も甘い・・・だから私に気づかれ、侵入を許す・・・」 132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/11/01(日) 00:03:19.38 ID:quegsULnO そう、アカギは期を待っていたのだ・・・!援軍・・・!それも一騎当千なる援軍・・・! 長門の介入により、状況は一変した・・・ 朝倉「邪魔する気なの・・・?この人間を殺したとなれば、間違いなく涼宮ハルヒは何らかのアクションを起こすのに?」 長門「あなたは私のバックアップ・・・独断専行は許可されていないはず・・・私の指示に従うべき」 朝倉「いやだ、と言ったら?」 長門「情報連結を、解除する・・・」カ゛キィン! 朝倉「そうはさせないわ!」 長門「あなたは下がってて・・・」バキィン ・・・ アカギ「ふわぁ・・・」 アカギ「それにしても・・・危く死ぬところだった・・・ま、生きてたってことは、まだ死ぬべきじゃないってことだろう・・・」 ス゛ト゛ト゛ト゛ト゛ト゛ト゛ト゛! アカギ「!・・・あらら」 133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/11/01(日) 00:05:42.83 ID:quegsULnO 朝倉「どうしたの?もう終わり?流石に彼を守りながらはつらかった?」 長門「・・・」 朝倉「私はあなたのバックアップでしょう?ここが私の情報制御下内だとしても、    ここまで手ごたえがないなんて、ちょっと拍子抜けだな、私。」 朝倉「そんな状態じゃ、破損部を修復するために、他のことに情報を操作する余裕なんてないでしょ?」シ゛ャキン!ス゛ト゛ン! 長門「!・・・」ク゛サッ 朝倉「ま、何でもいいわ。これでおしまい。あなたと彼を殺して・・・それでね。」 アカギ「クク・・・」 朝倉「な、何がおかしいのよ?」 アカギ「いや、つくづくおしゃべりな奴だな、と思ってな・・・」 ハ゜リーン! 朝倉「な!?こ、これは・・・」シュー 長門「侵入する前に崩壊因子をこの空間に組み込んでおいた・・・あなたはとても優秀だから、    それが発動するのに少し時間がかかった・・・でも、あなたがおしゃべりで、助かった」 朝倉「ふふ・・・私の負け、かぁ・・・何があるかわからないものね・・・完全に勝ったと思ってたのに・・・」シュウウー 134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/11/01(日) 00:10:24.79 ID:quegsULnO アカギ「ククク、そんなもんさ・・・何があるかなんてわからないんだよ・・・ギャンブルも、未来も・・・!」 朝倉「まあいいわ、私が死んでも、代わりはいるもの・・・ふふ、言ってみたかったんだ、このセリフ」シュウウウー アカギ「派閥っていうくらいだから・・・お前のかわりがいることくらい・・・容易に想像できる・・・」 朝倉「そうね、でもまあ、私みたいな急進派は、派閥の中では少数派だから・・・    しばらくはこんな事態、無いと思うから、安心して。」シュウウウウー アカギ「そいつは良い知らせだ」 朝倉「まあ、長門さんの主が意見を変えるか、急進派が主流になるか・・・    それまで、せいぜい、涼宮さんと、仲良くね・・・じゃあね」シュウウ・・・ハ゜ァァ 長門「・・・」ハ゛タッ アカギ「おい、大丈夫か・・・って、愚問だな・・・」 長門「心配ない・・・ただ・・・眼鏡の再構成を、忘れた」 アカギ「そういえば目、悪いのか?」 長門「・・・別に」 アカギ「なら眼鏡はいらないぜ、意外と似合ってるしな」 長門「・・・そう」 135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/11/01(日) 00:12:32.03 ID:quegsULnO 谷口「うぃ〜っす、WAWAWA忘れ物〜〜・・・ってうおっ!!?」 谷口「・・・ごゆっくりぃぃいいいぃい〜〜!!」タ゛タ゛タ゛タ゛… アカギ「あらら」 長門「面白い人・・・」 ・・・ 翌日・下足箱 アカギ「・・・?」ハ゜サッ アカギ「またか・・・」カサッ 昼休み 部室で待ってます 朝比奈みくる アカギ「・・・今回は、期待はできなさそうだ・・・」 137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/11/01(日) 00:17:39.43 ID:quegsULnO ・・・ 岡部「えー残念なお知らせがある、朝倉が親の都合で急遽引っ越した。」 ざわ・・・ざわ・・・ ハルヒ「ねえアカギ?怪しくない?急に転校だなんて!あんたなんか知らない?」 アカギ「さあてね、俺は知らないぜ」 ハルヒ「昨日何か言ってたじゃない、勝負とかなんとか」 アカギ「別に昨日するとまでは言ってないし、いつ勝負するとかも言ってなかったから、本当に何も知らないぜ」 ハルヒ「そう・・・それならいいけど、これは事件のにおいがするわね・・・あとで岡部に詳しく聞かなきゃ!」 アカギ「ククク・・・ご苦労なことだ」 138 名前: 【大吉】 [sage] 投稿日:2009/11/01(日) 00:20:52.09 ID:quegsULnO 昼休み アカギ「・・・なるほど、朝比奈さんよりもさらに未来からきた、朝比奈さんというわけですか     ということは、今この時代には二人の朝比奈さんが?」 みくる(大)「流石アカギ君、状況把握能力抜群ね!・・・こうやって無理して貴方を呼び出したのには、わけがあるの・・・」 アカギ「へえ・・・」 みくる(大)「じゃあ、あまりこの時間平面上に長居はできないから、手短に言うね、        『白雪姫』って知ってる?」 アカギ「まあ、あらすじくらいは」 みくる(大)「あなたが何か困った状態に陥ってしまった時は、その言葉を思い出してほしいんです」 アカギ「ふうん・・・それと俺が困る状態に何か関係が?」 みくる(大)「詳しい事は禁則に引っ掛かるので言えませんが・・・その状態になったとき、涼宮さんが近くにいるはずです、        その時思い出してください、白雪姫を」 アカギ「涼宮が・・・?」 みくる(大)「・・・涼宮さんは、それを困った状態とは思わないかもしれませんが・・・        でも、私たちみんなにとって、それは困った状態なんです・・・」 アカギ「なるほど・・・その状態を打破するために、白雪姫がヒントとなる何かを、俺がする必要があるんですね」 みくる(大)「そう言うわけです・・・ごめんなさい、もう時間です・・・行かなくちゃ」 139 名前: 【吉】 [sage] 投稿日:2009/11/01(日) 00:24:16.49 ID:quegsULnO アカギ「最後に一つ、いいですか?」 みくる(大)「なんですか?」 アカギ「あなたじゃない方の朝比奈さん、今生活費とかどうしてるんですか?上から支給されるのですか?     ふと、気になったもので」 みくる(大)「――――――です」ト゛ヨーン アカギ「えっ?」 みくる(大)「それじゃあ、さようなら・・・」カ゛チャ、ハ゛タン アカギ「・・・今度朝比奈さん、ファミレスにでも連れて行ってやろうか・・・」 140 名前: 【小吉】 [sage] 投稿日:2009/11/01(日) 00:26:37.93 ID:quegsULnO 教室 ハルヒ「もう!どこいってたのよアカギ!こちとら昼ごはんも食べないで待ってたのに!」 アカギ「あらら、どういう風の吹き回しですか?」 ハルヒ「もういい、ついてきなさい!」 アカギ「あらら」 ハルヒ「岡部から聞いたんだけどね、何か朝倉さんが引っ越すってこと、今朝になるまで誰も知らなかったらしいの!」 アカギ「へえ」 ハルヒ「それでね、今朝になって朝倉さんの父をなのる人から電話があって、引っ越すから学校止めるって!」 アカギ「それで?」 ハルヒ「そして引っ越す先はなんとカナダ!もう怪しすぎよね!さらに連絡先聞いたらさ、わからないだって!!」 アカギ「まるで借金取りか、警察から逃げるため、国外逃亡するかのようだな」 ハルヒ「絶対に何か裏があるわ!」 アカギ「ありそうだな」 ハルヒ「だから今日、朝倉さんが住んでた家に行くわよ!」 アカギ「いいぜ、ちょうど暇だったんだ」 ハルヒ「決まりね!終礼終わったら、直行だから!」 144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/11/01(日) 01:00:54.60 ID:quegsULnO なんだかんだあって みんな幸せにくらしましたとさ お疲れさまでした。 勢いでするものじゃないですね 146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/11/01(日) 01:04:57.39 ID:quegsULnO そうですね おめでとうございます 150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/11/01(日) 01:10:19.40 ID:quegsULnO 三十分に一回訪れるさるさんに辟易したのと レポート書かないといけないのですあしからず メンタル弱いから叩かれると反応しちゃうのです 反省してても後悔はしてません じゃあさよなら