キョン「スマン、無理だ」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/28(水) 05:48:19.73 ID:nIU9Q9yD0 ハルヒ「え、ちょ、何でよキョン!団長の告白を断るなんていい度胸じゃない!」 キョン「いやホントスマン、駄目な物は駄目なんだ」 ハルヒ「せ、せめて理由くらいいいなさいよ!」 キョン「・・・」 ハルヒ「なんとかいったらどうなの!?」 キョン「怒らないって約束してくれるか・・・?」 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/28(水) 05:50:41.25 ID:nIU9Q9yD0 ハルヒ「場合によってはね、何アンタ好きな人でも居る訳?」 キョン「いや、そうじゃないんだ」 ハルヒ「だったらなんなのよ?」 キョン「お前、非処女だろ?」 ハルヒ「え、な、何言ってんのこのバカキョン!」 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/28(水) 05:57:36.16 ID:nIU9Q9yD0 キョン「そういうわけなんだ、スマン」 ハルヒ「意味わかんないんだけど!私は恋愛もしちゃいけないって言うの?」 キョン「それはお前の考えだろう?俺の考えを押し付けるつもりはない」 ハルヒ「だったらどうして・・・?」 キョン「それはお前の考えも俺に押し付ける義理はないってことだ」 ハルヒ「・・・」 キョン「俺は結婚するまでそういった経験はしないと決めている、無論結婚相手は俺と同様の考えを持つ人間だ」 ハルヒ「なんで・・・私は」 キョン「お前が非処女と言う時点で俺の恋愛対象の枠組みとしてもう既に外れているんだよ」 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/28(水) 06:02:13.03 ID:nIU9Q9yD0 キョン「おっと勘違いするなよ?俺は非処女だからといって別にお前に嫌悪感なんて微塵も感じていない」 ハルヒ「・・・ちょっとくらい考え直してもらえないの」 キョン「お前が非処女なことが本当に、いや本当に残念だ」 ハルヒ「・・・もういい」 バタン!! タッタッタッタッタ 古泉「ど、どうしたんですか!?もしやまた涼宮さんと」 キョン「おう古泉、実はだな」 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/28(水) 06:05:07.35 ID:nIU9Q9yD0 古泉「あなたは・・・何と言うことを、断るにしてももう少しまともな」 キョン「嘘は付きたくなかったんだ、自分に好意を抱いてくれた相手だしな」 古泉「そこまで考えているならばどうして・・・?」 キョン「 非 処 女 だ か ら だ 」 古泉「・・・バイトが入りました、失礼します。」 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/28(水) 06:11:21.96 ID:nIU9Q9yD0 キョン「ふぅ・・・もう少しオブラートに包んだ方が良かったか、お、長門」 長門「涼宮ハルヒの精神状態に齟齬が発生している、とてつもなく強い、原因はあなた」 キョン「長門、質問がある、いいか?」 長門「何」 キョン「お前は非処女についてどう思う?」 長門「私個人の考えとしてはよく分からない、一般的には性行為を経験した女性のことをそう指す」 キョン「俺がハルヒの交際を断ったのは知ってるよな?理由も、それについてはどう思う」 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/28(水) 06:14:07.68 ID:nIU9Q9yD0 長門「分からない、あなたが何故非処女に拘っているのか」 キョン「まぁ人それぞれの考えだしな」 長門「理由を教えて欲しい、許可を」 キョン「分かった、取り合えず座ってくれよ」 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/28(水) 06:17:31.27 ID:nIU9Q9yD0 キョン「さて何から話そうか・・・長門、ちなみにお前は処女か?」 長門「私には生殖機能は備わっていない、故にそのような行為は不要」 キョン「そうじゃないんだ、人間同士のセックスってのは子孫繁栄のためだけにあるんじゃない」 長門「では、なぜ?」 キョン「快楽だよ、人間の三大欲求はなんだ、ん?」 長門「食欲、睡眠欲、性欲」 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/28(水) 06:23:12.40 ID:nIU9Q9yD0 キョン「そうだな、つまりハルヒが非処女だってことも今時の高校生じゃ珍しくもないだろう?」 長門「昨今性交渉による低年齢化が著しい、これも快楽のせい?」 キョン「まぁそうだろうな、今はネットなどでのそういった知識も山のようにある、子供が興味を持っても可笑しくはないだろう」 長門「ではなぜあなたは涼宮ハルヒを・・・?」 キョン「そこだ、まぁ簡単に言うとだな」 キョン「お前は顔も知らない他人のしょんべんが入っていたコップに水を入れて飲めるか?」 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/28(水) 06:29:09.84 ID:nIU9Q9yD0 長門「洗えばいい」 キョン「そういうことじゃない、人間の脳はそう都合よく出来ていないんだよ     一度そう思い始めたら頭の隅から隅まで纏わり付いてしまう、性質の悪い呪いみたいなもんさ」 長門「それがアナタが涼宮ハルヒの交際を断った理由?」 キョン「そうだ、だからそういった行為は結婚後と決めているな」 長門「もし離婚してしまったら」 キョン「そんときゃどうしようもない、また処女の奥さんを貰うだけだ」 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/28(水) 06:31:14.00 ID:nIU9Q9yD0 長門「そう」 キョン「わかってくれたか、まぁ言い過ぎたと思ってるし明日ハルヒには謝っておくさ」 長門「それが適切と言える」                                           おしまい 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/28(水) 06:36:40.66 ID:nIU9Q9yD0 エピローグ キョン「ハルヒに謝らないとな・・・あ、おいハルヒ」 ハルヒ「・・・」 キョン「昨日は言い過ぎた、ホントにスマンかった、この通りだ」 ハルヒ「・・・の」 キョン「ん?」 ハルヒ「・・・なの」 キョン「なんだって?」 ハルヒ「私ホントは処女なの!見栄張りたかっただけだから!だから、付き合ってよ」 キョン「ほ、本当かそれは?」 ハルヒ「コク」 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/28(水) 06:38:49.42 ID:nIU9Q9yD0 キョン「そうか・・・分かった、けどお前とは付き合えない」 ハルヒ「な、なんでよ!?」 キョン「実はな・・・非処女とかそれ以前に」 キョン「 お 前 の 顔 が タ イ プ じ ゃ な い 」                                                          お    わ    り