橘「ちょっと妹さんと閉鎖空間行ってきます」 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/22(木) 17:16:50.70 ID:OFBBKJgx0 キョン「ちょっと待て」 橘「なんです?」 キョン「なんでよりによって妹と行くんだ。それに一人で行けばいいだろう」 橘「妹さんが楽しいところに連れて行ってと言ったので・・」 それ以前になんで妹が橘と知り合いなんだ。なんだってんだ全く。 橘「このまえあなたの妹を公園で見かけたものですから声を掛けたらいつの間にか仲良くなっていたんです」 キョン「だめだ。妹を変なところに連れて行かせるわけにはいかない。帰ってくれ」 妹「えー行きたいーねぇキョンくーん」ユッサユッサ キョン「今度遊園地に連れて行ってやるから我慢しろ」 橘「遊園地ですか・・私も一緒に行っていいですか?」 キョン「は!?」 こんな感じでだれかよろしく 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/22(木) 18:11:04.04 ID:OFBBKJgx0 橘「いいじゃないですか私ひとりくらい」 キョン「そう言われてもな……」 妹「いいじゃんキョンくん一緒に行きたいー」 キョン「困ったなあ……ハァ」 キョン「いいぞ。じゃあ今度の土曜日午前十時に俺の家に来てくれ」 橘「本当ですか!?」 キョン「ああ。だが勘違いするな。俺は佐々木につく気はないぞ」 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/22(木) 18:20:52.54 ID:OFBBKJgx0 当日 キョン「お前らちょっと足が速いぞ。落ち着け」 妹「ねぇきょうこちゃんどこいくー?」 橘「そうねー。お化け屋敷とかどうでしょう?」 おい妹、俺の意見は聞かないのか。 それより妹、シャミセンは家に一匹残して大丈夫なのか? 妹「……てへ♪」 こいつ……かわいい顔したってごまかしにならんのだぞ。 帰りに猫缶をいくつか買ってお詫びしなきゃな。 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/22(木) 18:28:10.95 ID:OFBBKJgx0 お化け屋敷 キョン「おい本当に入るのか?」 橘「あら、キョンくん怖いんですか?」 妹「キョンくんね、昔から幽霊とかそういうのmぐmg・・」 余計なことは言わんでよろしい。俺はそういうのにはこの一年で慣れているつもりだ。 キョン「さ、進もうか」スタスタ 橘「ちょっと早いってキョンくんー」 ギャァァ! 橘「(もうキョンくんったら無理しちゃって)」クスクス ――――!! キョン「あ、あは、ははは……」ゲッソリ 橘「ちょっとキョンくん本当に大丈夫かしら」 妹「ねぇ次どこいくー?」 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/22(木) 18:36:53.74 ID:OFBBKJgx0 橘「そうねー。キョンくんはどこに行きたい?」 キョン「そうだな。ここはひとつジェットコースターに乗ってみないか」チラッ 妹「」 妹はこういう顔して実は高所恐怖症なんだ。さっきの仕返しだ。へっざまーみろ。 妹「あ、キョンくんここに11歳まで キョン「どうみても8歳だろ」」 橘「ほら、早く行きましょ?」 ガタンガタンガタン 妹よ、ここからの景色はなかなかいい眺めじゃないか。車が胡麻粒みたいな大きさだぞ。 妹「ねぇきょうこちゃんこれちょっと高くない?高いよねこれ誰がつくっピャ――!!」 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/22(木) 18:45:53.95 ID:OFBBKJgx0 妹「(`ェ´)……」 おい妹よ、顔がシャミセンみたいになってるぞ。 橘「ふぅ。楽しかったわ。そろそろ昼食にしない?」 キョン「そうだな。俺もちょうど腹が減ってきたからな。どこで食べようか?」 橘「そう思って今日は弁当を3つ作ってきたの。」 妹「ほらあそこでたべよー!」 なんと。よりによって同い年の女の子の手作り弁当を食べることになるとは。 正直、たまりません。 キョン「!!」 橘「キョンくんハンバーグが好きなんだよね。妹ちゃんから聞いたわ。」 なんちゅう美味さだ。顔に似合わずなんてものを作りやがる。 橘「顔に似合わずって失礼ね。これでも昨日すごく頑張ったんだから。」 妹「なにこれおいしー!」 ちょっと犬の散歩いってきます 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/22(木) 19:30:17.35 ID:OFBBKJgx0 ただいま…って誰もみてないのかな。 ―――― 今日は楽しかったな。妹よ、これで満足したか? 妹「またきょうこちゃんと遊びたいなー」 橘「ふふ、嬉しいです。機会があればまた遊びましょう。」 妹「でも昨日から気になってたんだけどキョンくんへいさくうかんってなにー?」 え、何だって?ははっ、なんのことかなー。 おい橘、余計な事を言うな。 キョン「ここでお別れだな。じゃあ暗いから気をつけて帰れよ。」 妹「ばいばーい!」 橘は笑って手を振っている。さあ、スーパーに寄って猫缶買って帰るぞ。 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/22(木) 19:43:17.11 ID:OFBBKJgx0 キョン「ただいまー。」 玄関でシャミセンが不貞腐れているようにだらしなくこっちを見ている。 ほら、猫缶買ってきたぞ。 今日はいろいろあったなー。それより橘は何がしたかったんだろう。 佐々木団には手を貸さないと言っているのに。 お主は難しく考えすぎだ。年頃の娘が一緒に遊ぶ、人間の言葉でいうとデートというものか。 またはそれに近い状況に置かれていたというのに、お主は鈍感じゃの。 キョン「ん、俺は難しく考えてなどいないが。それにお前に言われたくない。」 ってえ?おいシャミセン? シャミセン「……にゃあ」 おい。 シャミセンは逃げるように半開きの扉からそそくさと部屋を出て行った。 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/22(木) 19:56:41.57 ID:OFBBKJgx0 なんだってんだ。空耳にしても空耳とは思えん内容だったぞ。 シャミセン、ひょっとしてお前はあの時からずっと喋れるままだったんじゃないか。 ええい今日は疲れたから寝るとしよう。おやすみ。 ―――― キョンくん朝だよー。キョンくーん! ああわかったよ朝だろ。だが今日は日曜日だ。寝かせてくれ。 だいびんぐせんとーん!! キョン「んぬぁ!」 くそ、妹のやついつの間にそんな技覚えやがった。お前将来プロレスラーにでもなるのか? キョン「あーっ、今のは痛かったぞ。」 妹「キョンくんでんわー!」 え、電話? 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/22(木) 20:07:27.22 ID:OFBBKJgx0 なんだってんだ。まだ早朝の10時だぞ。だれだこんな時間に電話を仕掛けてきたのは。 キョン「もしもし」 橘「おはようございます」 なんだお前か。それで、一体何の用なんだ?まさかまた佐々木団への勧誘か?その話なら断ったはずだぞ。 橘「そうしたいけど、今日はそういう話じゃないの。」 橘「キョンくん、今日時間空いてます?一昨日佐々木さんが日曜日に一緒に映画に行こうって言ってたんですけど、佐々木さんが熱出しちゃって。だから代わりにキョンくん、一緒に行きませんか?」 キョン「あーいいよ。どうせ今日はハルヒが探索ないとか言ってたし。」 橘「ほんと?よかったー。じゃあ30分したらキョンくんの家にいきますね。」 キョン「了解した。またな。」ガチャン 映画か。何をみるんだろう。橘のことだからこてこてのSF物か? 妹「だれー?」 お前には関係ない。シャミセンとじゃれあいでもしてろ。 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/22(木) 20:13:52.97 ID:OFBBKJgx0 ピンポーン。 キョン「よう。」 橘「なんだか眠そうな声でしたけど、大丈夫ですか?」 キョン「ああ。妹のプロレス技のせいでかなり体力ゲージを削られたがな。」 妹「あ、きょうこちゃんだー!」 橘「おはよう妹ちゃん。」 お前は出てこなくてもいいんだぞ。それに今日は二人で用事があるんだ。留守番してろ。 妹「はーい。」 妹「シャミー、今日はお手の練習だよー!…」 シャミセンにいらんことを教えるんじゃないぞ。 橘「さ、行きましょ。」 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/22(木) 20:16:53.64 ID:OFBBKJgx0  「マリコ……アメリカに行っても俺はお前の彼氏だからな。」  「サトルー!!」 zzz…… 橘「キョンくん?」 んあ。寝てたのか。 橘「面白い映画でしたね。キョンくんはどうでした?」 キョン「ああ面白かったな。特にクリリンが死ぬところとか力入ってたな。」 橘「そんな話ありませんでしたよ?」 キョン「すまん。正直眠たかった。」 橘「ふふ、キョンくんらしいですね。」 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/22(木) 20:26:34.34 ID:OFBBKJgx0 おい、あれキョンじゃねえか? ほんとだ。女の人と一緒に歩いてるよ。涼宮さんに見つからなきゃいいんだけど。 谷口「おいキョーン!」 キョン「うおっ谷口じゃねえか。今日はどうしたんだ二人で。」 いつもながら空気の読めんやつだ。お前はおとなしくゲーセンで金を浪費していればいいんだよ。 谷口「どうしたんだじゃねえよ。なんだよいつの間にこんなかわいい彼女作ったんだ?」 橘「この人キョンくんの友達?」 キョン「ああ。クラスメイトの谷口と国木田だ。こいつは橘っていってな。ちょっとした知り合いなんだ。」 谷口「どうも谷口です!よろしくお願いします!」 耳の横で叫ぶな。騒がしいな。 国木田「国木田です。」 谷口「キョンとはただの友達ですよね?そうですよね?」 橘「キョンくんと付き合ってるの。」 冗談やめろよ橘。おい!谷口真に受けるんじゃない!こいつは冗談だ! 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/22(木) 20:32:05.66 ID:OFBBKJgx0 まったく。冗談もほどほどにしておけよ橘。 お前のせいで明日後ろの席からとんでもない視線を受けることになったんだ。 橘「いいじゃないですか♪」 キョン「良くねーよ。」 橘「私じゃ……だめですか?」ボソッ キョン「ん、何か言ったか?」 橘「あ、いえいえなんでもないです」 橘「(キョンくん鈍感なんだから……)」 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/22(木) 20:41:44.15 ID:OFBBKJgx0 橘「キョンくん。どうせだから買い物に付き合ってくれません?」 キョン「いいぞ。今日は一日休みだからな」 橘「キョンくん、この服……どうです?」 なんちゅうことだ。お世辞抜きにかわいい。こんな恰好で街を歩いたら一日に5人は釣れるだろう。 キョン「とんでもなく似合ってるぞ。」 橘「そう?よかった!」 数分後、膨れるほど洋服が詰め込まれている紙袋を抱えてこっちに来た。 結局全部買ったのか。 橘「ええ。お金は上から送られてきますから♪」 お前の所属しているところも機関みたく金持ちなんだな。 橘「そうでもなければ機関と対等に渡り合えませんからね」 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/22(木) 20:48:42.71 ID:OFBBKJgx0 ―――― キョン「ところで橘。なんで俺を誘ったりしたんだ?九曜やら藤原やらいるじゃないか。」 キョン「それに何度もいうが、俺はSOS団の団員その1なんだ。何を言われたって佐々木団に入る気はないぞ。」 橘「キョンくん。」 キョン「なんだ?」 橘「私があなたを誘ったのは、決して佐々木さんに力を貸してもらうためではありません。私個人の意志によるものです。」 キョン「じゃあなんだってんだ」 うおぅ!? 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/22(木) 20:56:28.15 ID:OFBBKJgx0 いきなり橘が抱きついてきた。おい、どういうことだ。この状況は一体何なんだ。 キョン「おい大丈夫か。具合が悪いのか。」 橘「まだわかりませんか?」 橘「私、いつの間にかキョンくんが好きになっちゃっていたんです。」 な、なんですと!? 橘「わたしずっとキョンくんのことが好きだったの。」 橘「正直に言います。キョンくん、私の彼氏になってくれませんか。」 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/22(木) 20:58:41.93 ID:OFBBKJgx0 ―――― 妹「あ、きょうこちゃんだー!今日はキョンくんとデート?」 橘「うん、そうよ。」 妹「そうなんだ!キョンくんとラブラブだねー!」 キョン「……ほら、出かけるぞ京子。」 橘「ふふ、わかりました。」ギュッ 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/22(木) 21:00:37.87 ID:OFBBKJgx0 橘「そういえば今日はキョンくんと付き合ってから半年ね。」 キョン「もうすっかり寒くなったな。あのときは本当にびっくりしたぞ。」 橘「ふふっ。キョンくんったら鈍感なんだから。」 うるさいな。 ねぇキョンくん? ん、なんだ急に立ち止まって。 大好きだよ。 ああ、俺もだ。大好きだぞ京子。 __     ̄ ̄ ̄二二ニ=- '''''""" ̄ ̄            -=ニニニニ=-                           /⌒ヽ   _,,-''"                        _  ,(^ω^ ) ,-''";  ;,                          / ,_O_,,-''"'; ', :' ;; ;,'                      (.゙ー'''", ;,; ' ; ;;  ':  ,'                    _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'  ┼ヽ  -|r‐、. レ |                 _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'     d⌒) ./| _ノ  __ノ 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/22(木) 21:05:23.17 ID:OFBBKJgx0 最後ちょっと修正 >‎橘「私、いつの間にかキョンくんが好きになっちゃっていたんです。」 >‎橘「わたしずっとキョンくんのことが好きだったの。」 これどっちか一方消して読んでください はじめてのSS、正直疲れた。 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/22(木) 21:21:27.96 ID:OFBBKJgx0 乗っ取っちゃったりなんか誰も読んでないのにだらだら続けちゃったりしてすいません。 促されて書いたものの、なんというしょぼい出来ww 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/22(木) 21:55:02.12 ID:OFBBKJgx0 森さんSSと比べて俺のと来たら… もう何も言うまいw精進します