朝倉「あなたと付き合って涼宮ハルヒの出方をみる」 キョン「」 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/08(木) 14:59:06.62 ID:y9IVIyQ40 キョン「付き合うってどこまで」 朝倉「違うわよ…なによその古いネタ…交際するってことよ」 キョン「俺と」 朝倉「ウン」 キョン「お前が?」 朝倉「そうよ。それで涼宮ハルヒの…」 キョン「付きあうってことはアレだろ、一緒に帰ったり出かけたりするんだろ」 朝倉「朴念仁のキョン君にしては模範的な例ね」 キョン「そんでセックスしてお前の子宮に俺の特濃精子を注ぎこんだりするんだろ」 朝倉「………え?」 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/08(木) 15:02:52.96 ID:y9IVIyQ40 キョン「ん?」 朝倉「いや…え?アレ?君キョン君だよね?」 キョン「そうだが」 朝倉「涼宮さんの前の席で…」 キョン「そうだ」 朝倉「いいつも涼宮さんに振り回されてる…」 キョン「俺だな」 朝倉「んん?アレ?」 キョン「なんなんだよ…で、付き合うんだろ?」 朝倉「は、はい…」 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/08(木) 15:08:35.14 ID:y9IVIyQ40 朝倉「キョン君…?あれぇ〜…?君そんな性格だっけ?」 キョン「変か?」 朝倉「変よ!!だってそんな…いや、こう、もっと…んん?」 キョン「何だよ…ところで朝倉よ、これはどっちなんだ?」 朝倉「どっちって」 キョン「普通は交際を申し込むほうと受け入れるほうがあるだろ」 朝倉「そ…そうよね、うん、そうだよね」 キョン「この場合はどうなるんだ?」 朝倉「ええっと…じゃ、じゃあ、わたしが、もうしこみます。はい」 キョン「じゃあよろしくな」 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/08(木) 15:12:32.78 ID:y9IVIyQ40 朝倉「ねえ、さっき何て言ったか覚えてる?ほら、付き合う定義みたいな…」 キョン「いったっけ?」 朝倉「言ったのよっ!!」 キョン「大声出すなよ…えーと、一緒に帰ったりー」 朝倉「うん」 キョン「一緒に出かけたりぃー」 朝倉「言ってた」 キョン「俺の勃起した肉棒をお前の股間に差し込んでスパンスパン突く、だったかな」 朝倉「……やっぱり聞き間違いじゃなかった……」 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/08(木) 15:16:50.70 ID:y9IVIyQ40 朝倉「………」 キョン「…」 朝倉「………」ドキドキ キョン「?」 朝倉「………」ドキドキ キョン「なんだよ」 朝倉「ひいっ!!」ビクーン キョン「ああん?」 朝倉「……」 キョン「そろそろ行こうぜ」 朝倉「えええっそんな、心の準備が…!」 キョン「帰るのに覚悟がいるのか?ホレいくぞ」 朝倉「は……はい…」 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/08(木) 15:25:06.75 ID:y9IVIyQ40 カー  カー キョン「ところでお前の家ってどこにあるんだ?」テクテク 朝倉「…」 キョン「おい、朝倉」ポン 朝倉「はひいっ!!」ビクーン キョン「うおっ…だから、お前の家どこなんだ?」 朝倉「ええええっいきなりですか!?」 キョン「何の話だ」 朝倉「あ、あ、ああああの…マンソンです…」 キョン「ははは、なに噛んでるんだ…ってあれ長門がいるマンションじゃないか」 朝倉「…うん…」 キョン「じゃあこれからは一緒に帰れるな」 朝倉「え?」 キョン「付き合ってるんだろ?」 朝倉「そ…そうだね!うん、そうだよね!」 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/08(木) 15:31:32.15 ID:y9IVIyQ40 キョン「しかしこんな町中にマンソンがいたら大変だぞ」テクテク 朝倉「そ、そうだね、えへへ」テクテク キョン「じゃあ俺、家がこっちだからここで」 朝倉「う、うん、バイバイ」 キョン「またあしたっと」 朝倉「………」 朝倉「はあ〜〜〜……」 朝倉「何か…緊張した…」 朝倉「キョン君…スパンスパンて…」 朝倉「……」ドキドキ 朝倉「…」 91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/08(木) 16:45:25.39 ID:y9IVIyQ40 朝倉「……」ペラ 朝倉「ふんふん…朝、彼のお家にいって一緒に登校作戦☆…ねえ…」 朝倉「ナニナニ…お家の方にも顔を覚えてもらおう♪…なーる…」 朝倉「えーと、ほかは…お弁当爆弾で彼のハートを絨毯爆撃!殲滅せよ☆」ペラ 朝倉「これは比喩よね…うん…常識で考えると…」 朝倉「常識……キョン君は常識人のはずだったんだけどナ……」 98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/08(木) 16:50:08.19 ID:y9IVIyQ40 朝倉「……」 ホワンホワン キョン「セックスしてお前の子宮に俺の特濃精子を注ぎこんだりするんだろ」 するんだろ んだろ ろ…     ※エコー キョン「勃起した肉棒をお前の股間に差し込んでスパンスパン突く」 スパン突く 突く く… 朝倉「何考えてんのよ…あの人は…」モゾモゾ 朝倉「モノには…順序ってのが……んっ…」モゾモゾ 100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/08(木) 17:00:09.04 ID:y9IVIyQ40 朝 朝倉「……」ドキドキ 朝倉「……」=ア◎ ←インターホン 朝倉(親が出たら何て言おう…) 朝倉(えと、キョン君を迎えにきました、で、どちらさん?て聞かれるから…) 朝倉「申し遅れました、私、キョン君と交際させて頂いてる朝倉涼子と申します!」 朝倉「よっしゃ!コレね!」 キョン「ドレだよ」 朝倉「ひゃああっ!!キョン君!!」 キョン「朝っぱらから大声出すなよ」 朝倉「あのあのあの、迎えに来たよ…!」 キョン「おう、悪いな。じゃあ行くか」 朝倉「う、うん!」 103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/08(木) 17:05:52.90 ID:y9IVIyQ40 キョン「朝は冷えるなぁ」 朝倉「そ、そうだね」 キョン「昼は日によっちゃ暑くなるからなぁ…」 朝倉「そうだね」 キョン「この時期は体調崩しやすいからお前も気をつけろよ」 朝倉「う、うん」 朝倉(よし、この調子で………はああっ!!) 105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/08(木) 17:10:03.24 ID:y9IVIyQ40 朝倉「キョン君!」 キョン「ん、どした?」 朝倉「おはよう言ってなかった…」 キョン「そうだっけ?」 朝倉「キョン君…あの、おはよう、キョン君…」 キョン「朝倉」 朝倉「ははい!」 キョン「おはよ、朝倉」 朝倉「…ウン」ニヤ…ニヤヤ… 朝倉(な、なにこれ…顔が熱い!表情が崩れる…) 110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/08(木) 17:20:02.81 ID:y9IVIyQ40 お昼 朝倉「……」チラ キョン「昨日事故ったって?」 谷口「ああ、チャリに轢かれた。そんでコレもんよ」 国木田「怪我で済んでよかったね」 朝倉「……」チラッチラッ 国木田「ねえ…なんか朝倉さんがこっちみてるけど…」 谷口「いやあこんな怪我たいしたことありませ…う…暴れ出しやがった…」 キョン「ん?ああそうだ、俺とあさく…」 朝倉「キョン君!!」ガタッ 112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/08(木) 17:29:59.63 ID:y9IVIyQ40 キョン「なんだよいきなり」 朝倉「えっ…あ…んっと、ちょっと職員室からプリントとってくるから手伝ってくれない?」 谷口「じゃ、じゃあ俺が」 朝倉「え?あ、う」 キョン「いんや、俺が行こう」 朝倉(Yes!キョンくう〜ん!!) 朝倉「ごめんね!」 谷口「ちっ…なんだよ」 114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/08(木) 17:36:21.89 ID:y9IVIyQ40 廊下にて キョン「じゃあ行くか」 朝倉「あのっあのあの、私達が付き合ってることは、その、秘密に…」 キョン「ん?なんで」 朝倉「だってだって…私こういうの初めてで…なんか恥ずかしいし」 キョン「そういうもんか?」 朝倉「うん…」 キョン「わかったよ、で?プリントは?」 朝倉「あう…ごめん、あれ嘘なの」 キョン「そっか、じゃあまた後でな」 朝倉「うん、ごめんね」 朝倉「ふう…あ、お弁当渡すの忘れた…」 117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/08(木) 17:42:52.38 ID:y9IVIyQ40 授業中 朝倉(あれ…隠れて付き合ってたら涼宮さんアクション起こさないな…) 朝倉(いかんいかん…任務は大事よね…) 朝倉(そう、今は様子見…キョン君との仲を深めてからのほうが…) 朝倉(深めて……から……) ホワンホワン キョン『勃起してそそり立った俺の肉棒をグチョグチョになった朝倉の牝穴に差し込んでスパンスパンスパンスパン突きまくる』 朝倉(〜〜〜〜〜!!)ビクッビクッ 坂中「朝倉さん大丈夫…?」ヒソ 朝倉「うん…もうダメかも…」 坂中「先生!!朝倉さんがウンコしたいそうです!!」 朝倉「ばっ!ちがッ!!」       改 編 119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/08(木) 17:50:33.88 ID:y9IVIyQ40 放課後 キョン「すまん、待たせちゃったか?」 朝倉「ううん、気にしないで?じゃあ帰ろっか」 キョン「いや、悪かった、お詫びというのもアレだが、明日どっか行かないか」 朝倉「!!」 キョン「せっかくの祝日だしさ、映画でも見に行こうぜ」 朝倉「う、うん…」 キョン「きまりだな。じゃ、帰ろうぜ」 朝倉「うん」 朝倉(でーと?デート…デート!!) 朝倉(あっ…また顔が…ゆるむ…) 123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/08(木) 17:57:15.85 ID:y9IVIyQ40 おへやにて 朝倉「何着ていこう…」 朝倉「もう秋だし…」 朝倉「これじゃ地味かな…」 朝倉「かといってこれは派手すぎか…あくまで高校生らしく…」 朝倉「うーん…」ペラペラ 朝倉「そうだ、この読者モデルと同じ服で行けば…」 朝倉「あー、でももしキョン君もこの雑誌読んでたら…センス丸投げとか思われちゃう…」 朝倉「いや、でも男の子はこういうの読まないよね…」 朝倉「いやいやいや言い切れない!そうは言い切れない!」 朝倉「う〜ん…」 朝倉「うう〜〜ん…」 128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/08(木) 18:11:23.32 ID:y9IVIyQ40 チュンチュン   チチチ 朝倉「結局朝までかかっちゃった…気がつけば部屋が服だらけね」 朝倉「うん、控え目ながら記憶に残って季節感もある…完璧だわ」 朝倉「よし!」 朝倉「………」 朝倉「よしっ!行ってきます!」 朝倉「………」 朝倉「いざ!!」 朝倉「………」 朝倉(前髪をもっとこうして…)クイクイ 130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/08(木) 18:21:59.31 ID:y9IVIyQ40 キョン「悪い朝倉、待たせたか?」タッタッタ 朝倉「ううん!私も今来たとこ」 キョン「じゃあ行こう、観たい映画決まったか?」 朝倉「え…あ…えっと、じつはまだなんだ」 キョン「じゃあむこうで何か飲みながら決めようぜ」 朝倉「う、うん」 朝倉(キョン君、まさに普通のカッコだなあ…) 朝倉(私浮いてないよね…) キョン「私服の朝倉って何かいいな」 朝倉「へぁっ?あ、あああアリガト…」 キョン「かわいいぞ」 朝倉「もう…」カー 134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/08(木) 18:28:33.41 ID:y9IVIyQ40 朝倉「いろいろやってるのね」 キョン「なんか子供向けのが多いな…」 朝倉「ホラーは無いのかな」 キョン「なんだ朝倉、ホラー好きなのか?」 朝倉「…うん…ちょっと…ね」 朝倉(デート虎巻術その六、ホラー映画で彼にしがみついちゃえ☆…だったわね) キョン「ホラーは無いな…」 朝倉(チッ) キョン「あ、コレホラーっぽくないか?リバイバルだけど」 朝倉「アイズ・ワイド・シャット?」 キョン「これでいいかな」 朝倉「うん!」 ※18禁です 193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/08(木) 20:59:03.47 ID:y9IVIyQ40 じゃあ遅いかもだけど格 喫茶店にて 朝倉「自分の分くらいは出したのに…」 キョン「いいからいいから…」 朝倉「ごめんね…いつかお礼するから」 キョン「いいってば…だがお礼は楽しみにしておくとするかな」 朝倉「う、うん!まかせて!」 キョン「さて、そろそろ時間かな…行こうぜ、朝倉」 朝倉「うんっ」 195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 21:01:15.87 ID:y9IVIyQ40 上映中 朝倉「……」 朝倉「……?」 オウイエス オーウイエス 朝倉「…!」 朝倉「!…!?」 朝倉「…」チラ キョン「…」 朝倉「……」 朝倉「………」モジ 196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 21:03:33.15 ID:y9IVIyQ40 二コールキットマン「ファックよ」 エンドーロール キョン「ふう…あんまり面白くなかったな」 朝倉「……」//// キョン「なんかずっとセックスしてばっかだったな」 朝倉「……ッ!」//// キョン「朝倉、どうだった?面白かったか?」 朝倉「……」//// キョン「いや、悪かったな…へんな映画にしちまって」 朝倉「…う、ううん、大丈夫…だよ」//// キョン「さて、腹減ってないか?」 朝倉「ごめん、その前に、ちょっとトイレに…」ピュー キョン「我慢してたのかな…?」 200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 21:09:46.63 ID:y9IVIyQ40 トイレ 朝倉「なんなのよあの映画は!!」カラカラ 朝倉「そういう映画ならちゃんと説明書いときなさいよー!」フキフキ 朝倉「もうっキョン君と並んであんな映画観てたら…んっ」ピクッ 朝倉「観てたらぁ……んんっ」クリ 朝倉「ダメ…キョン君が待ってる…」クリクリ 朝倉「待たせたら…うんちしてると思われちゃうよ…」クチュ 朝倉「ひっ…ダメ…なのにい…」クチュクチュ 朝倉「あっ…イキそ…あっ…あっ…」 朝倉「ああっ!!」ピーン キョン「うんこ…か…」 203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 21:15:19.17 ID:y9IVIyQ40 朝倉「おまたせ…」カー   (キョン君…うんちじゃないよ…) キョン「おう、じゃあお昼にしようぜ」 朝倉「う、うん」   (うんちじゃないからね…) キョン「何か食べたいものあるか?」 朝倉「私はなんでもいいよ」   (信じてね…お化粧直しただけなの!) キョン「出たな…何でもいい…うーん、そうだなぁ」 朝倉「……………」   (届きましたか!?この想い!!) キョン「あそこにするか」       そば処・橘 朝倉「うん、じゃあいこっか」   (デートにお蕎麦か…キョン君らしくて逆にホッとした…) 207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 21:20:58.74 ID:y9IVIyQ40 女店長「まいどなのです!」 キョン「まあまあだったな」 朝倉「うん、おいしかった…またお金出してもらっちゃったね…」 キョン「気にすんなって、誘ったのは俺だ。さて、このあとどうするかな…買い物でも行くか?」 朝倉「うん!いく!」 キョン「よし、いい返事だ、いくぞ!」 朝倉「おおー!」   (ああ〜…何か楽しい…凄くワクワクする…) 209 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 21:27:32.65 ID:y9IVIyQ40 アジアン雑貨店 キョン「これいいな…」 朝倉「ゾウ人間?」 キョン「ガネーシャだとさ、インドの神様だ」 朝倉「へんなの〜」 キョン「シヴァって神様とパールバティって神様が像に変身してセックスしたらコレが生まれたらしい」 朝倉「も、もうっキョン君たら…」カー キョン「ん?何か変なこと言ったかな、俺」 朝倉「…え? あ、ううんちょっと聞きちがいしただけ…」   (なんかだんだんどうでもよくなってきたかも) 210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 21:33:45.32 ID:y9IVIyQ40 服屋 朝倉「キョン君!コレなんてどうかな?」 キョン「うーん…似合うぞ」 朝倉「あれぇ?反応薄いなあ〜 いいと思ったんだけどなあ…」 キョン「いやな、さっきから一体何着試してるんだ?」 朝倉「だってーいろんなの見てほしいんだもん」 キョン「やれやれ」 朝倉「あっコレも試着してみよっと」 キョン「朝倉」 朝倉「なあに?キョン君」 キョン「今のも可愛かったぞ」 朝倉「うふふ、ありがと!」   (なんか調子がでてきた…) 212 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 21:39:40.52 ID:y9IVIyQ40 ペットショップ キョン「朝倉って犬っぽいな」 朝倉「えー、そうかな」 キョン「俺ってどんなだ?」 朝倉「うーん、そうねえ…ひつじなんてキョン君ぽいかも」 キョン「はっ、中身は狼かもな」 朝倉「!!」 朝倉「…………」 キョン「ん、どうした?黙りこんで」 朝倉「う、ううん何でもないの!あ〜ネコちゃんかわいいw」   (やっぱり気になる…) 216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 21:56:44.70 ID:y9IVIyQ40 ベンチにて キョン「少し休もうぜ…よっこらしょういちっと」 朝倉「そうだね」   (一体どういうつもりであんなこと言ったんだろう…聞きたい…) キョン「…」 朝倉「…」 キョン「なあ」 朝倉「あの」 キョン「…」 朝倉「…ど、どうぞ」 キョン「付き合い始める時にさ、なんかハルヒがどうのこうの言ってなかったか?」 朝倉「え?言ったっけ?」 キョン「確か言ってたと思ったが…」 朝倉(あそっか…ゴタゴタしてて結局何の説明もしないままこんなことになっちゃたんだっけ) 朝倉(えーとえーと) 219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 22:04:51.06 ID:y9IVIyQ40 朝倉「あの、キョン君涼宮さんと仲がいいみたいだから…もしかしたらお付き合いしてるのかなって…」 キョン「俺が?ハルヒと?いや、そんなことは無いが…」 朝倉「ほ、ほんとかなあ〜?」 キョン「現に今お前と付き合ってるだろ?仮にハルヒと付き合ってて別れ話なんかこっちから振ったら…」 朝倉「……ふったら…?」 キョン「俺は今頃墓の下で微生物に分解されてるさ」 朝倉「でも、仲はいいんだよね?名前で呼んでるし…」 220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 22:10:58.88 ID:y9IVIyQ40 キョン「まあなぁ…ん、あぁ、そういうことか」 朝倉「え?」 キョン「いや、俺としたことがうっかりしていた」 朝倉「え?え?」 キョン「いや、なんでも無い…こっちの話だ…それで?」 朝倉「?」 キョン「さっき涼子も何かいいかけたろ?」 朝倉「ああ、あのね……ん?」 キョン「どした?」 朝倉「今…涼子って…」 224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 22:14:19.55 ID:y9IVIyQ40 キョン「嫌だったか?」 朝倉「ううん…うれしい…」 キョン「大袈裟だな」 朝倉「だって…」ホッコリ キョン「じゃあこれからは二人だけの時はそう呼ぶぞ」 朝倉「うん!」 225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 22:17:08.46 ID:y9IVIyQ40 キョン「もうこんな時間か…そろそろ飯にしないか」 朝倉「そうだね…あっ!キョン君!ウチにこない?」 キョン「ん?いいけど」 朝倉「私、一人暮らしで…たまには誰かと一緒に…誰かっていうか…キョンクント…」ゴニョゴニョ キョン「じゃあ行くか」 朝倉「うん!」 228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 22:22:10.88 ID:y9IVIyQ40 朝倉の部屋 キョン「気のせいかな…」 朝倉「どうかした?」 キョン「なんか服の山が一瞬見えた気がしたけど…」 朝倉「気のせいよ♪」 キョン「ご馳走様。いや、美味かった…まるで4時間煮込んだかのようなおでんだったな」 朝倉「お粗末様でした」 キョン「あ、そうだ…」 朝倉「どうかした?」 キョン「涼子、お前なんか言いかけてたろ」 朝倉「あ……うん…」 キョン「スマン忘れてたな、何だったんだ?」 朝倉「私達が付き合い始めた時の話なんだけど…」 229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 22:30:47.24 ID:y9IVIyQ40 ・・・・・・・・・ キョン「言ったぞ。確かに」 朝倉「あの、だって、そんな、えっと」 キョン「何を言ってるんだお前は」 朝倉「だっていきなりあんなこと言われて…びっくりしちゃって…」 キョン「いずれするかもしれないだろ」 朝倉「そうかもだけど…」 キョン「嫌だったか」 朝倉「いやじゃ…ない…」 キョン「はっはっは、涼子は意外とやらしいな」ツンツン 朝倉「ひゃうっ!あん!」 キョン「さて、俺はそろそろ帰るとするかな」 朝倉「……へ?」 232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 22:38:03.72 ID:y9IVIyQ40 キョン「じゃあな涼子、ご馳走様」 朝倉「ちょっちょ、帰っちゃうの?」 キョン「親が心配するしな」 朝倉「ええ?…ドッキリ?」 キョン「なにが?」 朝倉「いや、だから…」 キョン「また明日な」 朝倉「だってホラ、アレ、ちょっまっ」 朝倉「…行っちゃった…」 朝倉「なんなのよもおおおお!!」ゴロゴロ 233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 22:43:37.20 ID:y9IVIyQ40 朝倉「わああああん!もおおバカバカバカ」ゴロゴロゴロ キョン「わるい、忘れてた」ガチャ 朝倉「もおおキョン君のバ…」ゴロゴロピタ キョン「プレゼントだ」 朝倉「あ、ありがとう…」 キョン「じゃあな」パタン 朝倉「………」 朝倉「……」ガサガサ 朝倉「キャスケットだ…」 朝倉「あれ、手紙?」 朝倉「………」 朝倉「もう…キョン君たら…」 235 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 22:49:20.06 ID:y9IVIyQ40 涼子へ 実は最初に言ったアレはだな、言ってみればただのセクハラだ。 正直言うとお前の妙な告白にテンパっちまってな、悪戯かも…と思ったわけだ あのあと家で転げ回って後悔したもんだ…まったく眠れなかった だから次の日の朝にお前が迎えに来たときは驚いたぜ 変な誤解させてすまなかった いや、俺も男だしそういうことをしたい気持ちは人一倍ある。とおもう。 だがまあお互い学生だしな、手順を踏んでお互いを知っていこうぜ。 もっともお前がその気なら俺もやぶさかではないが…                            キョン            次は手でも繋いでみるか? 238 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 22:52:12.01 ID:y9IVIyQ40 その夜、朝倉涼子は鏡の前でキャスケットをかぶって一人ニヤニヤしていた… これからの未来を想う朝倉にとって、世界の全てが輝いて見えた… しかし奴が… あの女の野獣の勘がいつまでもそれを許すはずがなかった… 255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 23:06:15.99 ID:y9IVIyQ40 ハルヒ「キョンの様子がおかしいわ!」 古泉「そうですか?」 みくる「べつに普通ですよ」 長門「…」 ハルヒ「何だか妙な予感がするわね…!」 古泉「いや、気のせいですよ」 みくる「気のせいです」 長門「気のせい」 ハルヒ「わかったわ!じゃあキョンを尾行するわよ!」 長門「……」 257 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 23:11:25.54 ID:y9IVIyQ40 キョン「涼子、待ったか?」 朝倉「もー待ちくたびれたよー」 キョン「悪い悪い、お茶奢るから勘弁してくれ」 朝倉「しょうがないなあ…じゃあ行きましょうキョン君!」 朝倉「ふふっキョン君の手、あったかい♪」 キョン「走ってきたからな…」 モノカゲ ハルヒ「…………」シュインシュインシュイン… 古泉(うわっちゃあ〜) みくる(ひいいいい〜) 263 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 23:18:26.75 ID:y9IVIyQ40 ハルヒ「ッふゥううううん…朝倉とねえ……」ピキピキ 古泉「いや、まだ二人が付き合っていると決まったワケでは…」アワアワ みくる「もしかしたら行き別れた姉弟とか…ね?」ワタワタ ハルヒ「こいずみくん」 古泉「はい」 ハルヒ「ちょっと行ってブチ壊してきなさい」 古泉「嫌ですよ…」 ハルヒ「行くのよ」 古泉「う…彼は僕の友達です…そんなことは…できません」 ハルヒ「行くのよ」 古泉「御断りします」 ハルヒ「行くのよ」 古泉「涼宮さん、僕が行く理由はありません」 ハルヒ「行くのよ」 古泉「…自分で行ったらどうですか…」 266 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 23:22:54.10 ID:y9IVIyQ40 ハルヒ「こいずみくん」 古泉「…」ゾク… ハルヒ「行くのよ」 古泉「だかr…」 ハルヒ「行けッ!」 バヂィ!! 古泉「あっ…ぁあああっひゃああああああああ!!尻が!僕の右尻があああああああ!!ひいいい!!」 古泉「ぎゃあああああああっ!尻が爆ぜたっ!痛い痛い痛いウギャアアアアアアアア!!」 古泉「このっこのクソ女っ!僕がどれだけこの部のためにっ!!ひいい血が、血がこんなにいっ!!」 ハルヒ「こいずみくん」 古泉「ぐあああああっちくしょおおおおおお!テメエ許さねえぇえええっ誰がお前の言うことなんか!!」 ハルヒ「行 く の よ」ユラリ 古泉「ひゃああああやめてもう蹴らないで行きます行きますああああお尻が血がぁあああああ!!」 みくる「……うーん」パタ… 275 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 23:29:55.45 ID:y9IVIyQ40 古泉「はああーっはああーっそ、その前に止血、行きますから止血を…」 ハルヒ「こいずみくん」 古泉「血が、ひい、ひでえ、ひいい」 ハルヒ「行けと言ったのよ」 古泉「このまま行ってどーしろとぉ!?」 ハルヒ「そこにエンジンがかかったままのトラックがあるわね…左もいっとく?」 古泉「ひいいっひいいいいっ!!」 ガチャッ ギャルルルルルン 古泉「はああーっはああーっもう知りませんよぉ!グへへへェーへへへー」 古泉「この国の法律ではねえぇ、キレたら無罪なんですよ知ってましたか皆さん!!」 古泉「どいつもこいつも…あなたもですよイチャイチャしくさってぇ!!」 古泉「イーーヒヒヒ出発進行!!!爆走一人っ子古泉一樹参上!!」 ワー    キャー    ナンジャアイツハー         ワーンスモークチーズガー       ヨケロー  アブネー キョン「何か騒がしいな…」 朝倉「?」 278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 23:32:18.65 ID:y9IVIyQ40 ハルヒ「URYYYYYYYYY」 285 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 23:37:18.26 ID:y9IVIyQ40 バルルルルルルルルルル!! キョン「な、なんだあのトラックは!こっちに来るぞ!逃げろ涼子!」 朝倉「間に合わない!」カッ キョン「涼子!!」 朝倉「ぐう…っ」ズザザ キョン「お前…それ…」 朝倉「逃げて…キョン君…」 古泉「アッアォアッアォアッオゥアッアッアッオゥォアッアッアッアッアォアオワ!」 バルルルルルルルルルルルルルルルッ 朝倉「隠しててゴメン…今のうちにはやくぅ…くっ」 キョン「できるかっ!」 朝倉「お願い…はやく…もう…」 キョン「お前を置いては行けない…」 朝倉「お願いよキョン君…もう、もう」 キョン「あさくr メシャ 288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 23:39:23.33 ID:y9IVIyQ40 メラメラメラメラ みくる「…ぅ…?…ひいっ!…あ、あれは…!まさか…」 ハルヒ「こいずみくんやりすぎよ…」 ボンッボンッ バクハツスルゾー  ニゲロー   キャー  ヒヲケスッサ ウンセウンセ インカスンゾー   ミズデテネェーゾ       ニョローン ハルヒ「ふへっふえへへっ…キョンが…だって…ふぇへへへ…」 ハルヒ「あああ――――――――――――――――――――ッ!! みくる「涼宮……さん……」 長門「………」 ハルヒ「あああああ――――――――――――――――!!」 みくる「長門さん…!いつからそこに…どうして…止めてくれなかったんですか…」 長門「……これから涼宮ハルヒの脳の一部を破壊しつつ再生、間隙を縫って操作する」 みくる「…ふぇ?」 294 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 23:43:13.52 ID:y9IVIyQ40 長門「……」スッ ズヌッ ハルヒ「あがごがごおごおおあああッ!!」 みくる「ひぃぃっ!…う、うーん」パタ 長門家 朝倉「うわあああああキョン君!!」 朝倉「キョン君だけは!!あああキョン君だけはぁ!!」 長門「………」 298 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 23:45:56.24 ID:y9IVIyQ40 朝倉「キョン君!!嫌ぁキョン君!」 長門「………」 朝倉「キョン君がああ!!嫌ぁあああ!!」 長門「おちつけ」ペシ 朝倉「いたっ……んん?」 長門「……」 朝倉「何だ夢か…よかった〜」ホッ 長門「夢では無い」 朝倉「え…だって…」 長門「今はあの時の爆発から45日前」 朝倉「どういうこと?」 長門「涼宮ハルヒの脳を直接操作した」 朝倉「…」 306 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 23:51:23.08 ID:y9IVIyQ40 朝倉「いいの?そんなことして…」 長門「思念体は後に世界の崩壊には代えられなかったと判断した」 朝倉「はあ……そっか」 長門「しかしお互い独断で決行したことは事実。現在わたし達に対する処分を審査している」 朝倉「迷惑かけちゃったね…」 長門「わたしは…」 長門「わたしは収穫はあったと考えている」 長門「彼の話をしている時のあなたの表情…」 朝倉「いわないで…」 長門「何故…?」 朝倉「処分の結果が来たわ…彼への接触を禁じる…てさ」 長門「………」 朝倉「接触と同時に連結解除だって…」 長門「……」 朝倉「………ね、最後のお願い、聞いてくれる?」 311 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 23:57:23.90 ID:y9IVIyQ40 長門「………」カリカリ 彼女の行動がどんな結果に結びつくかは判らない。 しかし情報思念体は、意外にも今回の朝倉涼子の行動に興味を示した。 朝倉涼子の要求は、自身の連結解除と引き換えにキーとなる彼と再び接触すること。 そしてバックアップであったわたしと能力を交換し、自分の代わりに彼を守ってほしいということだった。 私は要求通り、連結解除され崩壊する朝倉涼子を、お互いの力を合わせて形状を維持させつつ、最後の芝居を打った。 たった一人の観客である彼に気付いた様子はない。 彼は朝倉涼子の代わりにわたしに対して信頼を持つようになった。 それが朝倉涼子へ抱いていた感情の、何分の一かは判らないにしても。 計画は成功。 しかし本当に結果を報告すべき相手は もう いない。 長門「………」スク コッコッコッコッコ キィ     パタン                    おし まい