キョン「お前、謝るとかできないのかよ」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:11:11.17 ID:NL9Cu/JL0 ハルヒ「なんでアタシが謝らなくちゃならないのよ」 キョン「なんでって・・・」 キョン「今日だって朝比奈さんのこと泣かしただろ」 ハルヒ「そんなのいつものことじゃない」 ハルヒ「それに、みくるちゃんは泣き虫だからいけないんだわ」 キョン「じゃあいつも謝れ」 ハルヒ「いやよ!なんでアタシが!」 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:12:47.56 ID:NL9Cu/JL0 キョン「・・・」 キョン「わかった、もういい」 キョン「じゃあな」 スタスタスタ ハルヒ「・・・」 ハルヒ「なによ・・・」 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:14:47.05 ID:NL9Cu/JL0 前回の続きが完成したので最初から投下させてください 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:15:47.19 ID:NL9Cu/JL0 ≪次の日・朝≫ てくてくてく ハルヒ「まったくキョンのヤツ・・・」ぶつぶつ ハルヒ「あ」 ハルヒ「おーい!キョン、それに古泉くん!おっはよー!」 キョン・古泉「・・・」チラ 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:16:22.88 ID:NL9Cu/JL0 キョン「だから・・・ハルヒが・・・」ヒソヒソ 古泉「ええ・・・それは・・・・」ヒソヒソ ハルヒ「・・・」 キョン「お、おうハルヒ」 古泉「おはようございます」 ハルヒ「な、なに今の。すごく感じ悪いわ」 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:17:02.96 ID:NL9Cu/JL0 ハルヒ「なんで私に聞こえないようにコソコソ話するのよ」 キョン「何言ってんだ?気のせいだろう」 ハルヒ「はぁ?今してたでしょ?二人でコソコソと」 古泉「さぁて、何のことでしょう」 ハルヒ「気分悪いわね」 キョン「なんだ?お前、言いがかりつけるつもりか?」 ハルヒ「だってコソコソするから!」 キョン「してねぇっつーんだよ」 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:17:42.47 ID:NL9Cu/JL0 ハルヒ「なによ・・・」 キョン「こっちこそ気分が悪いな」 キョン「謝ってもらおう」 ハルヒ「なんでアタシが・・・」 キョン「お前なぁ・・・」 キョン「だから・・・ダメ・・・・」ヒソヒソ 古泉「これ以上・・・無駄で・・・」ヒソヒソ キョン「もういい。じゃあな」 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:18:13.87 ID:NL9Cu/JL0 ハルヒ「なんなのよ・・・」 ハルヒ「私が何したっていうのよ・・・」 キョン「そもそもお前は日頃の行いを思いだしてみるんだな」 スタスタスタ ハルヒ「私は・・・別に悪くなんかないもん・・・」 ハルヒ「・・・」 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:19:12.37 ID:NL9Cu/JL0 ≪休み時間≫ スタスタスタ ハルヒ「なんなのよキョンのヤツ・・・」ぶつぶつ ハルヒ「あの態度・・・」 ハルヒ「・・・・」 ハルヒ「あ」 ハルヒ「有希ー!みくるちゃーん!」 ハルヒ「ねぇ聞いてよ!キョンと古泉くんったらね」 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:20:13.72 ID:NL9Cu/JL0 みくる「できな・・・無理・・・」ヒソヒソ 長門「・・・・そう」 ハルヒ「・・・」 みくる「・・・あ、涼宮さん・・・・」 長門「・・・・」 ハルヒ「なんで二人でコソコソ話するのよ」 みくる「べ、別にしてませんよぉ」 ハルヒ「してたじゃない!」 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:20:57.36 ID:NL9Cu/JL0 みくる「ひっ・・・」ビクビク ハルヒ「なんなのよ!みんなして!」 みくる「・・・」 長門「あなたは普段の行いを悔い改めるべき」 ハルヒ「有希・・・」 みくる「な、長門さん・・・」 みくる「で、では私達はこれで・・・」 ハルヒ「・・・」 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:21:52.41 ID:NL9Cu/JL0 ≪教室≫ ハルヒ「ね、ねぇキョン?」 キョン「なんだ?」 ハルヒ「あのね、今日のSOS団の活動なんだけど・・・」 キョン「悪いな、今日は用事がある」 ハルヒ「そ、そう」 キョン「そうだ、古泉から休むと伝えてくれと頼まれていたんだ」 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:22:30.58 ID:NL9Cu/JL0 ハルヒ「そ、そっか・・・」 ハルヒ「・・・」 ハルヒ「有希とみくるちゃんなら来てくれるわよね・・・」ボソッ ハルヒ「・・・」 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:22:48.12 ID:NL9Cu/JL0 ≪放課後・部室≫ ハルヒ「・・・」 ハルヒ「誰もこないな・・・」 ハルヒ「もう少し待ってみようかな・・・」 ハルヒ「・・・」 ハルヒ「遅いわね・・・・」 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:23:34.37 ID:NL9Cu/JL0 ≪30分後≫ ハルヒ「・・・・」 ハルヒ「・・・私」 ハルヒ「もしかして嫌われちゃった?」 ハルヒ「・・・あははっ」 ハルヒ「・・・ぐすっ」 ハルヒ「・・・帰ろう」 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:24:40.07 ID:NL9Cu/JL0 ≪次の日≫ 谷口「キョンよぉ」 キョン「なんだ」 谷口「聞いたぜ?最近、涼宮のこといじめてるんだって?」 キョン「なっ、ひ、人聞きの悪いことを言うな!」 谷口「違うのか?」 キョン「・・・違う」 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:25:12.22 ID:NL9Cu/JL0 谷口「じゃあなんだよ」 谷口「アイツ、誕生日か何かか?」 谷口「それでみんなでびっくりさせようとか」 キョン「それも違う・・・」 谷口「はぁ〜」 谷口「お前らさぁ、涼宮に振り回されてイライラすんのもわかるけどよぉ」 谷口「ほどほどにしといてやれよ。最近あからさまに落ち込んでるぞ」 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:25:51.34 ID:NL9Cu/JL0 キョン「・・・・」 谷口「ったく・・・」 キョン「アイツは一度、ツライ思いをして心から誰かに謝る必要がある・・・」 谷口「え?」 キョン「いや、なんでもない・・・」 そう。アイツはそれをしなくてはならない。 じゃなきゃダメなんだ。 またハルヒのやつ!面倒なことを! 事のてん末はこうだ。 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:27:13.77 ID:NL9Cu/JL0 ≪数日前・部室≫ ハルヒ「ふぇ・・・ふぇ・・・」 ハルヒ「ふぇっっっくしゅんっ!」 長門「・・・・」 長門「・・・顔に唾が飛んだ」 長門「あやまって」 ハルヒ「え?」 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:27:52.47 ID:NL9Cu/JL0 ハルヒ「何言ってるのよ有希」 ハルヒ「この距離で飛ぶわけないじゃない」 長門「でも飛んだ。あやまって」 みくる「ひっ・・・」 古泉「・・・」 キョン「ちょ!長門・・・」 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:28:28.12 ID:NL9Cu/JL0 長門「あやまって」 ハルヒ「なんであたs」 長門「謝って」 ハルヒ「いやよ!」 キョン「お、おい長門!」 長門「・・・」 長門「・・・わかった」 ハルヒ「なんなの!?アタシもう帰る!」 バタンッ 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:29:13.27 ID:NL9Cu/JL0 キョン「おいお長門、どうしちまったんだ?」 長門「涼宮ハルヒに謝罪を求めた」 いや、それは見てたけど キョン「だからなんでそんなことするんだ?」 長門「彼女のため」 キョン「ハルヒに謝らせて何の意味がある?今のだって言いがかりだろ?」 まぁ謝らせればさぞ気分がいいのだろうがな。 長門「世界が消滅する」 ・・・え?今、何て言った? 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:29:38.92 ID:NL9Cu/JL0 長門「正確にはこの銀河系を含んだ第1宇宙から始まりこの次元に存在するあらゆる宇宙がs」 キョン「わ、わかった!もういい!」 長門は何を言っている?とてもついていけん。 宇宙?銀河?消滅? キョン「わかった・・・アレだろ?いつものハルヒの能力関係の話だろ」 自分の望み通りに世界を改編できる力・・・ あいかわらずバカげた話だ。 だが、それは事実だ。 おそらくは。 長門「おおよそはそう・・・でも少し違う」 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:30:23.84 ID:NL9Cu/JL0 長門の説明はこうだ。 なんでも、ハルヒはまたとんでも宇宙人を地球に呼び寄せちまったらしい。 長門「情報統合思念体の亜種」 そう、その情報何とか体のはぐれ者はこともあろうか地球に来てハルヒの能力に引きつけられ 長門「涼宮ハルヒに寄生している」 のだそうだ。 そしてハルヒの頭を乗っ取り 長門「精神を破壊する」 するとどうなるか。 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:30:59.70 ID:NL9Cu/JL0 長門「涼宮ハルヒとこの世界は密接にリンクしている」 つまり、ハルヒの脳が破壊されると 古泉「世界は消滅してしまうかもしれない」 キョン「ってこったな」 みくる「ふえぇ〜大変ですぅ」 キョン「で、長門。それとハルヒに謝らせるのと何の関係がある」 キョン「そもそもその亜種とやらは前にコンピ研の部長を襲ったヤツだろ?」 キョン「おまえが倒したり出来ないのか?」 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:32:25.72 ID:NL9Cu/JL0 長門「可能」 キョン「だったら」 長門「しかし簡単ではない」 長門「物理的攻撃を与えれば涼宮ハルヒの肉体がもたない」 キョン「だろうな」 長門「内側から破壊する必要がある」 長門「しかし強力なバリアが張ってある」 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:33:15.28 ID:NL9Cu/JL0 長門「攻撃を加えるにはバリアを消滅させる必要がある」 長門「それにはパスコードが必要」 古泉「で、そのコードとは?」 長門「言語というわけではない」 長門「この星の言葉で言えば謝罪、に該当する感情」 キョン「・・・で、さっきのアレか」 長門「・・・」コクッ 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:34:03.78 ID:NL9Cu/JL0 キョン「なんだってそんなもんパスコードに・・・」 長門「たまたま攻略困難なパスがそれに該当したと推測される」 キョン「ようするにだ、アイツは他人に頭を下げることをしらないんだな」 キョン「ったく。なんてこった」 キョン「アイツ、謝れって言ったって素直になんかあやまらねぇぞ」 長門「私もさっき失敗した」 長門よ・・・ アレはいくらなんでも理不尽すぎだぞ・・・ 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:34:28.39 ID:NL9Cu/JL0 それから俺達はハルヒに謝らせようと必死になった。 しかしことごとく失敗に終わった・・・。 キョン「なぜあやまらん・・・」 古泉「それどころか少々意気消沈のようですね」 みくる「ふえぇ〜」オロオロ 長門「・・・」 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:34:59.41 ID:NL9Cu/JL0 ≪休み時間・廊下≫ ハルヒ「あ、みんなそろってどうしたの?」 古泉「い、いや・・・」 みくる「なんでもないですぅ」 キョン「なぁ?もう一回チャレンジしてみる」ヒソヒソ 古泉「やれやれ、無駄足にならなければいいのですが」ヒソヒソ ハルヒ「・・・」 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:35:27.51 ID:NL9Cu/JL0 キョン「おいハルヒ」 ハルヒ「・・・なによ」 キョン「謝れ」 古泉「ちょ!いきなりですか!」ヒソヒソ ハルヒ「・・・いやよ。それにアタシが謝る理由がないわ」 キョン「理由か・・・」 キョン「どうしよう古泉」ヒソヒソ 古泉「アナタはバカなんですか!」ヒソヒソ キョン「うるさい」ヒソヒソ 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:37:24.51 ID:NL9Cu/JL0 キョン「お前のその顔が気に食わん!」 古泉(ひどっ!) みくる(ひどっ!) 長門「・・・」 ハルヒ「な、なによそれ・・・」 キョン「だから謝れ」 ハルヒ「・・・」 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:38:09.16 ID:NL9Cu/JL0 ハルヒ「・・・ない」 キョン「ん?」 ハルヒ「・・・絶対に謝ったりしない」 ハルヒ「こ・・・このバカキョン!しねー!」 ドカッ キョン「おぐぅっ!」 ハルヒ「バーカバーカ!みんな馬鹿よー!」 ダッダッダ 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:38:52.93 ID:NL9Cu/JL0 キョン「行ってしまった・・・」 キョン「なんなんだアイツ・・・」 キョン「俺、何かミスったか?」 古泉「・・・」 みくる「・・・」 長門「・・・もうアナタに理不尽とか言われたくない」 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:40:53.85 ID:NL9Cu/JL0 いちおう3部構成なんだが 前回用事が入ってしまったため保守してもらったにもかかわらず投下できなかったから今回投下する 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:41:25.85 ID:NL9Cu/JL0 ≪お昼休み・屋上≫ ハルヒ「ぎ・・・ギギギ・・・」 ハルヒ「やっとの思いで手に入れたこのヤキソバパン・・・」 ハルヒ「お、おいしそう・・・」ゴクリ ハルヒ「いただきまぁーすっ!」ニコニコ ハルヒ「あーん!」 ドン ハルヒ「キャッ」 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:41:48.90 ID:NL9Cu/JL0 ポトッ ハルヒ「あ・・・あああ・・・」 キョン「いてぇなハルヒ!肩が当たった!謝れ!」 ーーー ーー ー キョン「ダメだった・・・いてて・・・」 古泉「・・・」 みくる「・・・」 長門「・・・」 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:42:46.63 ID:NL9Cu/JL0 ≪廊下≫ てくてくてく ドンッ ハルヒ「いたた・・・」 長門「・・・」 長門「・・・今ので本を落とした」 長門「とても大事な本」 ハルヒ「いや、有希からぶつかってきたんだから謝りなさいよ」 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:43:18.53 ID:NL9Cu/JL0 長門「・・・大事な本・・汚れてしまった」 長門「あやまっt」 ハルヒ「ったく・・・しょうがないわね」 ちりーん ハルヒ「これで同じのを買うといいわ」 ハルヒ「じゃあね」 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:43:50.00 ID:NL9Cu/JL0 長門「・・・100円」ブルブルブル キョン「お、落ち着け長門!」 長門「・・・これじゃあ買えない」ブルブルブル 古泉「本当に大事な本だったんですね・・・」 みくる「ど、どんまいです長門さぁん」 キョン「長門・・・無茶しやがって・・・」 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:45:39.24 ID:NL9Cu/JL0 ≪次の日・朝≫ 古泉「先日の長門さんの死は無駄にはいたしません」キリッ 長門「死んでない」 古泉「今度は僕が」 てくてくてく 古泉「おや、涼宮さん」 ハルヒ「あ、古泉くん。おはよう」 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:46:16.08 ID:NL9Cu/JL0 古泉「先日アナタは無断でSOS団を欠席しましたよね?」 古泉「あれ、困るんですが」 ハルヒ「あ、あれはね。みんなで食べようと思ってケーキを買いに行っていたのよ」 ハルヒ「びっくりさせようと思ってみんなには内緒にしていたんだけどね」 ハルヒ「バレちゃしかたないわっ!今日はみんなで食べましょう!」 古泉「す・・・涼宮さん・・・」 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:47:09.82 ID:NL9Cu/JL0 ーーー ーー ー 古泉「ぼ、僕にはできません・・・うっう・・・」 ドカバキドカ 古泉「うぅ・・・」 キョン「チッ、つかえねぇな」 長門「役立たず」 みくる「今度はわ、私が!」 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:48:16.94 ID:NL9Cu/JL0 ≪廊下≫ てくてくてく ドンッ ハルヒ「ちょっとみくるちゃん」 みくる「ひっ・・・」 ハルヒ「痛いじゃない」 みくる「ご、ごめんなさぁい涼宮さん!」ビクビク ーーー ーー ー みくる「・・・テヘッ」 キョン「・・・」 古泉「・・・」 長門「・・・」 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:48:44.68 ID:NL9Cu/JL0 キョン「ハルヒのヤツ・・・」 キョン「いつまでたっても謝る気配がないな」 古泉「なぜでしょう」 みくる「あわあわ、こまりましたぁ」 長門「アナタ達は自分の行動を振り返って反省すべき」 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:50:40.51 ID:NL9Cu/JL0 ≪放課後・部室≫ ハルヒ「今日も誰もこないのね」 ハルヒ「また私一人ぼっちじゃない・・・」 ハルヒ「みんなでケーキ食べようと思ってたのに・・・」 ハルヒ「・・・」ムシャムシャ ポトッ ハルヒ「あ・・・こぼしちゃった・・・」 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:51:01.72 ID:NL9Cu/JL0 ハルヒ「・・・」フキフキ ガチャ ハルヒ「きょ、キョン!」 谷口「い、いや、その、俺だ」 ハルヒ「・・・何の用?」 谷口「キョンから伝言だ、先に帰るってよ」 ハルヒ「・・・」 ハルヒ「・・・そう」 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:51:31.73 ID:NL9Cu/JL0 ハルヒ「・・・」 谷口「・・・おい」 ハルヒ「なによ」 谷口「お前、大丈夫か?」 ハルヒ「なにがよ」 谷口「いや・・・」 谷口「少し心配になっただけだから気にするな」 ハルヒ「・・・」 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:53:59.21 ID:NL9Cu/JL0 谷口「じゃ、じゃあな」 ハルヒ「・・・」 ハルヒ「待ちなさいよ」 谷口「・・・ん?」 ハルヒ「このケーキ・・・」 ハルヒ「私一人じゃ食べきれないのよ」 64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:54:23.08 ID:NL9Cu/JL0 谷口「それがどうしたんだ?」 ハルヒ「まったく鈍感ね」 ハルヒ「そ、その・・・アンタも食べるの手伝いなさいよ」 谷口「涼宮・・・」 ハルヒ「なによ、嫌なわけ?」 谷口「いや・・・そういうわけじゃないが」 ハルヒ「だったらっ・・・!」 谷口「だってお前にはキョン・・・いや」 谷口「じゃあ俺も食べていくよ」 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:56:54.77 ID:NL9Cu/JL0 ハルヒ「ホント!?」 谷口「ああ、本当だとも」 ハルヒ「一人じゃこのケーキは大きすぎるわ」 谷口「ああ。だが二人なら・・・」 ハルヒ「はぁ?アンタ一人で食べなさいよ!」 谷口「へ?」 ハルヒ「アタシはもう食べたわっ!」 ハルヒ「じゃ、頼んだわよ!」 ハルヒ「キョンのやつー!!アタシを一人にしてー!」 バタン ダッダッダ 70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:57:37.32 ID:NL9Cu/JL0 ≪一時間後≫ 谷口「むぐう」むしゃむしゃ 谷口「んぐっ」ごくん 谷口「食ったど」 谷口「・・・」 谷口「キョンのやつー!」 バタン ダッダッダ 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:58:14.12 ID:NL9Cu/JL0 ≪その頃某ファミレス≫ キョン「・・・」ブルッ 古泉「おや、どうしました?」 キョン「いや、今何やら殺気を感じた」 長門「・・・・」じっ キョン「あ、いやすまん。話を続けよう」 72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:58:57.06 ID:NL9Cu/JL0 長門「このメンバーでは彼女に謝罪させるのは困難」 古泉「やれやれ、困りましたね」 キョン「俺は惜しいところまではいったんだがな」 古泉「コメントはひかえさせていただきます」 長門「右に同じ」 みくる「そ、そんなみなさん・・・キョンくんは頑張ってますよ」 74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:59:38.94 ID:NL9Cu/JL0 みくる「少なくとも私なんかよりは・・・」 長門「・・・」 長門「あまり落ち込まなくていい」 長門「あなたは心配する必要はない」 みくる「長門さぁん・・・」 長門「アナタは元々、数に入れていない」 みくる「・・・」 75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 22:00:16.58 ID:NL9Cu/JL0 キョン「おいおい長門、言い過ぎだぞ」 長門「今回の件で朝比奈みくるは完全に戦力外」 キョン「だ、だからって!」 みくる「ふぇ〜んキョンくぅん否定はしてくれないんですねぇ〜」だきっ キョン「特盛りっ!」 みくる「ふぇ〜ん」ぷるるんぷるるん キョン「さらに倍!」 キョン「はっきり言おう。長門、お前が全部悪い」 長門「なぜ・・・」 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 22:00:49.58 ID:NL9Cu/JL0 長門「ひどすぎる」ピクピク 古泉「まあまあ長門さん」ニヤニヤ 長門「fvbrgdんfmg」 古泉「あいたっ!」 古泉「め、目が!目がぁ〜!」 77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 22:01:30.26 ID:NL9Cu/JL0 みくる「キョンくぅん〜」すりすり 長門「・・・ひどいひどい」ぶつぶつ 古泉「目がぁ〜」うねうね キョン「・・・はぁ」 キョン「コイツら大丈夫か?」 キョン「先が思いやられるぜ・・・」 79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 22:05:07.65 ID:NL9Cu/JL0 長門「これではラチがあかない」 長門「助っ人が必要」 古泉「おやおや長門さん、立ち直りが早いんですね」ニヤニヤ 長門「rfbghgんb」 古泉「ん?え・・・?抜けとる!ギギギ・・・」 キョン「助っ人?一体誰だ?」 80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 22:05:42.81 ID:NL9Cu/JL0 長門「バックアップシステム再起動」 長門「情報連結再開」 長門「パーソナルネーム朝倉涼子を復元する」 ピロリロリン 朝倉「あら?お久しぶりねみんな」 キョン「マジかよ・・・」 81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 22:06:09.08 ID:NL9Cu/JL0 朝倉「じゃあさっそくで悪いんだけどさ・・・」 朝倉「キョンくん?死んで?」 シュッ キョン「おわっ!」 キョン「あっはっは!」 キョン「やっっぱりね!」 82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 22:06:33.78 ID:NL9Cu/JL0 長門「やめなさい」 朝倉「はぁい長門さん」 朝倉「私、おなかすいちゃたな〜」 キョン「おい朝倉、自由すぎるぞ」 朝倉「だってぇ〜」 朝倉「じゃあ死んでくれる?」 キョン「何でも好きなものを食え」 83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 22:07:14.82 ID:NL9Cu/JL0 朝倉「じゃあこのチーズハンバーグセットにするわ!」 キョン「わかった。」 キョン「すいません店員さん」 キョン「ライス大盛り単品で」 店員「かしこまりました」 朝倉「ちょっ!」 85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 22:09:44.40 ID:NL9Cu/JL0 朝倉「ライスおいしいわ」むしゃむしゃ キョン「そうだろう」 朝倉「あなた達の前にある鉄板って・・・」 キョン「ハンバーグだ」 朝倉「そうなの・・・」 キョン「なんだ?」 朝倉「いえ・・・」 86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 22:10:15.72 ID:NL9Cu/JL0 朝倉「あいてる鉄板はさげてもらうわね(目ざわりだし)」 朝倉「店員さーん」 古泉「これはこれは朝倉さんは出来た方ですね」 長門「・・・」じっ キョン「おい・・・朝倉、古泉」 キョン「・・・」 キョン「長門がまだ食ってるでしょーが!!!」 87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 22:10:44.22 ID:NL9Cu/JL0 ≪次の日≫ 朝倉「じゃあ行ってくるわね」 古泉「今さらなんですが、本当にこの作戦で通用しますかね」 キョン「いいんじゃないか?」 みくる「はわわぁ〜」 長門「・・・」 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 22:11:48.74 ID:NL9Cu/JL0 てくてくてく どん ハルヒ「あいたぁ」 朝倉「涼宮さん・・・」 ハルヒ「アンタ・・帰ってきたの?」 朝倉「うふ、そうなの。さっそくだけど死んでね」キラッ ハルヒ「ひっ・・・な、なに?」 朝倉「謝るなら今のうちよ?」 90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 22:12:22.97 ID:NL9Cu/JL0 キョン「やっぱり作戦に問題があるんじゃないか?」 長門「提案したのはアナタ」 古泉「はたしてうまくいくでしょうか」 みくる「あわわぁ」 キョン「む、動いたぞ」 91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 22:12:41.54 ID:NL9Cu/JL0 朝倉「えいっ!」シュッ ハルヒ「ひゃっ!」 朝倉「えいっえいっ!」シュッシュッ ハルヒ「ちょっ!っと!やめっ!」 ハルヒ「だ、誰かっ!」 朝倉「さっ!はやく謝っちゃいなさい?」 92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 22:12:58.10 ID:NL9Cu/JL0 ???「まてーい!」 キョン「なっ!?」 朝倉「邪魔しないでよね」 谷口「涼宮!俺が盾になる!今のうちに!」 ハルヒ「あ、アンタ・・・」 谷口「いいんだ・・・さぁ今のうちに逃げろ!」 93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 22:13:31.09 ID:NL9Cu/JL0 ハルヒ「そ・・・そんなことできない!」 谷口「俺のことは気にするな」 ハルヒ「逃げるなんてできないわよ・・・」 ハルヒ「やられたらやりかえす。それがアタシのモットーなの」ドン 谷口「へ?うわっ」よろよろ ドスッ 谷口「ヒュ」 94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 22:13:59.91 ID:NL9Cu/JL0 ハルヒ「えーい!」 朝倉「きゃっ!いたーい」 ハルヒ「バーカバーカ!」 ダッダッダ 朝倉「・・・逃げた」 谷口「げふっ」 96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 22:14:21.33 ID:NL9Cu/JL0 ーーー ーー ー 長門「打つ手なし」 キョン「まいったな」 朝倉「困ったわね」 古泉「・・・」 みくる「ふえぇ」 谷口「あがが・・・」 98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 22:14:51.58 ID:NL9Cu/JL0 長門「ここで残念なお知らせ」 キョン「なんだ藪から棒に」 長門「タイムリミットは今夜24時」 古泉「おやおや、巻きに入りましたね長門さん」 長門「しかたがない」 キョン「なんとかするしかないな」 99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 22:15:17.78 ID:NL9Cu/JL0 ≪ハルヒ邸≫ わーたしつーいていくーわ♪ ピッ ハルヒ「もしもし」 キョン「おう、悪いな。俺だ」 ハルヒ「キョン!」 キョン「今から学校へきてほしいんだが」 ハルヒ「学校?」 キョン「無理か?」 100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 22:15:37.08 ID:NL9Cu/JL0 ハルヒ「む、無理じゃないわっ!すぐ行くから!」 キョン「そうか、悪いな」 ハルヒ「うんっ!」 ピッ ハルヒ「キョンッ!キョンッ!」 ハルヒ「キョンが誘ってくれた!」 101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 22:15:57.04 ID:NL9Cu/JL0 ≪その頃・学校≫ キョン「これでよし、と」 朝倉「ちゃんと来るかしら」 キョン「どうだろうな」 古泉「きっと来てくれるでしょう」 長門「・・・彼女は来る」 みくる「来てください涼宮さん・・・」 102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 22:16:23.19 ID:NL9Cu/JL0 キョン「学校なら人も来ないだろうしな」 古泉「ここまできたら体裁など気にしている暇はありません」 キョン「そうだな。無理矢理にでも謝らせる他ないだろう」 みくる「で、でもちょっとかわいそうですぅ」 長門「・・・」 キョン「だが・・・それで世界が救われるなら・・・」 103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 22:16:53.78 ID:NL9Cu/JL0 ≪ハルヒ邸≫ ハルヒ「な、何着ていこうかしら!」 ハルヒ「そ、そうだ!髪の毛・・・」 ハルヒ「ふんふーん♪」 ハルヒ「最近なぜか険悪だったからね」 ハルヒ「急がなきゃ!」 ハルヒ「ふんふーん♪」 104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 22:17:10.73 ID:NL9Cu/JL0 ≪学校≫ みくる「遅いですね涼宮さん・・・」 キョン「まずいな、時間がない・・・」 朝倉「もしかしてこれで世界消滅だったりしてね」 長門「・・・させない」 古泉「しかし作戦もナシに・・・」 キョン「なんとかさせるしかないだろう」 105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 22:17:39.56 ID:NL9Cu/JL0 古泉「最悪、少々痛い目にあってもらうことになるかもしれませんね」 キョン「そ、それは・・・」 長門「やむおえない」 キョン「おい・・・」 朝倉「しかたないわね」 キョン「お、お前ら本気か・・・?」 みくる「涼宮さん・・・」 106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 22:18:01.14 ID:NL9Cu/JL0 古泉「はたしてこのメンバーで勝てるかどうか・・・」 キョン「おい!ハルヒは女の子なんだぞ!?」 キョン「勝てるとかそういう・・・」 古泉「女の子・・・クスッ」 キョン「何がおかしい」 古泉「言ったはずですよ?」 古泉「我々は彼女をこう呼んでいます」 古泉「神と・・・」 110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/03(土) 22:26:53.79 ID:CvpIr6Az0 長門「説得出来なければ戦うしかない」 キョン「長門・・・」 キョン「いいか?ハルヒは人間だ!」 キョン「お前が本気なんか出したら・・・」 古泉「おや、おでましですよ」 キョン「ハルヒ・・・」 111 名前:1です ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:28:51.94 ID:CvpIr6Az0 ID変わるから鳥つけとく 112 名前:1です ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:29:48.46 ID:CvpIr6Az0 ≪学校・校庭≫ ハルヒ「あ、キョンみっけっ!」 ハルヒ「あ、あれ?みんな?」 ハルヒ「きょ、キョンだけじゃないの?」 ハルヒ「そっかそっか!」 ハルヒ「今日はみんなで遊ぶのね!」 ハルヒ「そっか」 113 名前:1です ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:30:16.88 ID:CvpIr6Az0 たったった ハルヒ「古泉くん!みくるちゃんに有希も!」 朝倉「こんばんは涼宮さん」 ハルヒ「あ、アンタ・・・」 キョン「ようハルヒ」 ハルヒ「・・・」 ハルヒ「なんでこの女も一緒なの?」 115 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:31:22.54 ID:CvpIr6Az0 ハルヒ「ねぇ?なんでよ」 キョン「朝倉には手伝ってもらった・・・」 ハルヒ「何の話?ねぇ!キョン!」 キョン「・・・すまん」 ハルヒ「何?何なの!?何でアタシを呼び出したの!?」 ハルヒ「ね、ねぇ古泉くん!」 ハルヒ「どうしたのよ!?そんな怖い顔して!」 116 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:32:01.23 ID:CvpIr6Az0 古泉「・・・」 ハルヒ「みくるちゃん!有希!」 みくる「・・・」 長門「・・・」 キョン「なぁハルヒ」 ハルヒ「な、なに?」 キョン「お、俺達は・・・」 キョン「ずっとお前に苦しめられてきた」 118 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:32:23.55 ID:CvpIr6Az0 キョン「だ、だから・・・」 キョン「今、この場でみんなに謝るんだ」 キョン「・・・クッ」 ハルヒ「・・・」 ハルヒ「そういうこと・・・」 ハルヒ「そういうことなの・・・」 120 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:33:28.83 ID:CvpIr6Az0 ハルヒ「結局みんなアタシが嫌いなのね」 キョン「ちがっ・・・」 ハルヒ「友達じゃなかったのね・・・」 古泉「・・・やるしかなさそうな雰囲気ですね」 長門「・・・」 ハルヒ「・・・ひどいわみんな」 123 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:33:55.03 ID:CvpIr6Az0 ハルヒ「嫌いよ・・・みんな嫌い!」 古泉「こうなったら力ずくです!」 ハルヒ「近寄らないで!」 バシュ 古泉「が、ぐがぁぁぁ!」 長門「力が暴走している・・・」 124 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:34:41.75 ID:CvpIr6Az0 ハルヒ「有希!」 ドカン!!! 長門「・・・グ」 ハルヒ「みくるちゃん!」 ドカン!!! みくる「きゃぁぁぁぁ!!!」 古泉「クッ・・・みんなで一斉に取り押さえましょう!」 125 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:35:24.00 ID:CvpIr6Az0 ハルヒ「い、いや・・・」 ハルヒ「こないで・・・」 ハルヒ「こないでー!!!!」 ヴゥゥゥン 長門「涼宮ハルヒを中心に高次元フィールド展開」 古泉「こ、これは・・・まさか!」 キョン「閉鎖空間・・・・」 126 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:35:55.22 ID:CvpIr6Az0 ハルヒ「みんな消えればいいんだわ・・・」 ハルヒ「みんな消えちゃえー!!」 長門「ゴフ・・・」ガク 古泉「げふっ・・・」ガク みくる「う・・・」ガク 朝倉「・・・」ガク 127 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:36:15.15 ID:CvpIr6Az0 キョン「みんな!」 長門「・・・」 長門「情報統合思念体亜種が涼宮ハルヒの脳へ浸食を開始した」 長門「もってあと10分」 キョン「ちっ・・・」 キョン「八方ふさがりじゃねぇか!」 128 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:36:41.37 ID:CvpIr6Az0 ハルヒ「あ・・・あああああああああ!!!!!」 キョン「ハルヒ!!!」 ハルヒ「あ、頭が・・・」 キョン「おいっ!!!!」 ハルヒ「キョ・・・ン」 キョン「ハルヒー!!!!」 129 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:37:12.88 ID:CvpIr6Az0 古泉「長門さん・・・!」 長門「fgksdrんghsl;」 ハルヒ「ああああああああああああ」 キョン「何してんだ長門!」 長門「もう・・・時間がない」 長門「内側から攻撃をしかけている」 長門「・・・ごめんなさい」ポツリ 133 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:37:41.65 ID:CvpIr6Az0 キョン「やめろよ・・・」 キョン「やめてくれよ・・・」 古泉「もう時間がないのです!」 キョン「お願いだ長門・・・」 長門「・・・」 長門「大丈夫・・・涼宮ハルヒの肉体には傷をつけないから」 135 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:38:49.19 ID:CvpIr6Az0 ハルヒ「いやぁぁぁぁぁぁ!!!!」 はたして俺達はこうするしか道はなかったのだろうか ハルヒ「痛いよぉ!あ、ああああああああ」 見てみろ、ハルヒのやつあんなに痛がっているじゃないか ハルヒ「う・・・うあぁぁぁぁぁぁ!!!」 もういいだろう キョン「ハルヒ・・・」ギュ 136 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:39:11.68 ID:CvpIr6Az0 ハルヒ「あああああああ」 キョン「もういいハルヒ」 ハルヒ「ああああ放せぇぇぇぇぇ!!!!」 キョン「もういいんだよハルヒ」 キョン「長門もやめてくれ」 キョン「俺に秘策がある」 137 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:39:41.37 ID:CvpIr6Az0 長門「・・・」 長門「・・・わかった」 古泉「だ、ダメだ長門さん!」 長門「秘策があるらしい」 古泉「そんなもの嘘に決まっているじゃないですか!」 長門「私は彼を信じている」 古泉「な・・・」 138 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:40:37.59 ID:CvpIr6Az0 キョン「・・・」 わるいな長門。 秘策なんてねぇんだ。 でもな。 ハルヒにこれ以上苦しんでほしくないんだよ。 世界?消滅? それは困るさ。 でも・・・ でもな・・・ ハルヒが苦しんで救われる世界なんてな キョン「馬にでも蹴られて消えちまえぇぇぇぇぇ!!!!」 139 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:41:06.45 ID:CvpIr6Az0 古泉「・・・やれやれ」 古泉「これで世界も終わりですか」 古泉「困ったものですね」 長門「彼の選択ならしかたがない」 古泉「やれやれ」 長門「・・・」 古泉「ふふっ」 140 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:43:34.08 ID:CvpIr6Az0 みくる「ふぇ・・・し、しかたないですよね」 みくる「えへへ・・・まぁ・・・」 みくる「みんな一緒ですしね・・フフッ」 キョン「朝比奈さん・・・」 まあこれも一種のハッピーエンドってことで。 みんな笑えてるしな。 長門は・・・うん。 無表情だな。 141 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:43:57.46 ID:CvpIr6Az0 ハルヒ「はぁ・・はぁはぁ・・・キョン・・・」 キョン「すまないハルヒ」 キョン「お前は何も悪くないんだ」 キョン「でも最後は一緒だぞ」 ハルヒ「はぁはぁ・・・」 ハルヒ「・・・・?」 キョン「それにな?誰もお前のことを嫌ってなんかいない」 142 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:44:20.52 ID:CvpIr6Az0 キョン「みんなお前が大好きだから一緒にいたんだ」 キョン「もちろん・・・その・・・」 キョン「俺もなんだが」 ハルヒ「ほ・・・本当に・・・?」 古泉「やれやれ。最後はみんな一緒ですか」 長門「タイムリミット」 144 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:45:16.87 ID:CvpIr6Az0 ハルヒ「ああ・・・え?そ、空が・・・」 古泉「これが終幕ですか・・・悪くない」 みくる「きれいですぅ」 長門「・・・」 ハルヒ「これ、どうなってるのキョン?」 キョン「きれいだろう?」 ハルヒ「うん・・・」 145 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:45:48.45 ID:CvpIr6Az0 ハルヒ「私・・・なんだか眠くなってきたわ・・・」 キョン「眠るといい」 キョン「俺が膝枕でもしてやろうか?」 キョン「ははっ・・・なんつってな・・・」 ハルヒ「・・・」 キョン「俺はお前に嫌いって言われちまったからな・・・ははっ」 146 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:46:44.83 ID:CvpIr6Az0 ハルヒ「キョン・・・」ギュ こうして俺達の短い人生は終幕を迎えた。 なぁにハルヒがいるんだ。 これも悪くない終わり方だろう? なあハルh ハルヒ「うぅっ・・・・さい」 ハルヒ「ヒック・・・なさい」 ハルヒ「ご・・・ごめん゛なざい゛!!!!!!」 147 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:47:07.75 ID:CvpIr6Az0 ハルヒ「ひっく・・・ぎらいじゃないっ!」 ハルヒ「ぎらい゛なんでい゛っでごめん゛なざい゛!!!!!!」 ハルヒ「うぇ・・ひっく・・・」 ハルヒ「あだじ・・・ずずっ・・・ぐすっ」 ハルヒ「キョン゛どもっどながよぐじだいっ!!!!」 ハルヒ「みんなど・・・ひっく・・・ながよぐじだい!!!!」 ハルヒ「う・・・うわぁぁぁぁぁん!!!!!」 148 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:48:29.43 ID:CvpIr6Az0 キョン「・・・・・・・」 ハルヒ「わーーーーん!!!!」 キョン「・・・・長門?」 長門「もう済んでいる」 キョン「・・・・そうか」 古泉「・・・あ、朝比奈さん?奇跡とはどのようなものか知っていますか?」 みくる「あ・・・い、いえ・・・」 みくる「でも・・・あの二人が奇跡を起こせるのは知っています・・・・」 151 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:49:23.27 ID:CvpIr6Az0 ハルヒ「うぅ・・ひっく・・・・」 キョン「・・・」ぎゅっ 古泉「やれやれ、見せつけられてしまいましたね」 みくる「えへへっ・・・こればっかりは仕方ないですよ」 みくる「最初からみんな知っていたことじゃないですかぁ〜」 古泉「フフ・・・」 154 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:50:02.19 ID:CvpIr6Az0 キョン「・・・・」 古泉が何か不愉快なことを言っていたのが聞こえた。 走って行って文句の一つでも、あのインチキスマイル顔にぶつけてやろうか。 でもまぁしかしそれは もう少しだけハルヒの頭をなでてからでも遅くはないだろう。 完 157 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:51:19.48 ID:CvpIr6Az0 続いて2部があるんだが、投下していいか? 内容が薄いのは勘弁してくれ自覚している。 163 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:53:19.18 ID:CvpIr6Az0 一応3部までで完結させてある 167 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:56:40.84 ID:CvpIr6Az0 キョン「・・・」 とある事件があった。 思い出すだけでも実に恐ろしい。 いや、なに。 昨日のことなんだけれども。 どうやら俺達は世界を救ったらしい。 そんな壮大かつチンケな事件があった翌日。 つまり今日なのだが。 キョン「う、うーん」 ヴィーンヴィーン キョン「うーん・・・」 ヴィーンヴィーン キョン「も・・・」 キョン「もがががががが!!!!!」 168 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:57:03.55 ID:CvpIr6Az0 ピッ キョン「起きたよこのやろう!!!!」 みくる「ひっ・・・あのぅ」 みくる「もしもしキョンくん?」 キョン「失礼いたしました朝比奈さん」シャキ みくる「寝てました?」 キョン「い、いえ!バッチリ起きていましたよ」 170 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:57:47.10 ID:CvpIr6Az0 みくる「あのぅ・・・その・・・」 みくる「もう待ち合わせ時間なんですが・・・」 キョン「あーすいまs・・・・!!!!!」 キョン「すぐ行きます!!!!!」 ピッ キョン「妹のやつ!なぜ起こしてくれなかった!」 キョン「も、もうこんな時間じゃないか!」 キョン「うおぉぉぉ!!!!」 171 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:58:18.52 ID:CvpIr6Az0 妹「キョンくんうるさい〜」 キョン「うるさい!!!!」 妹「キョンくんの方がうるさいよね?ねーシャミ」 シャミセン「ふにゃぁ〜」 妹「シャミもキョンくんの方がうるさいってー」ピョンピョン キョン「おい!まとわりつくな!」 キョン「それになんで起こしてくれなかった!」 妹「・・・・」 妹「・・・・・テヘッ」 キョン「かわいくない」 172 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:59:08.27 ID:CvpIr6Az0 妹「ねーねー?キョンくん遊んでー」 キョン「忙しいんだって!」 妹「キョンくん忙しいんだってーシャミ?」 シャミセン「にゃ〜」 妹「ねーちょっとだけ遊んでー!」 キョン「また今度な」 妹「えー」 妹「・・・」 妹「じゃあキョンくんハサミかしてー」 キョン「またか」 174 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 22:59:41.87 ID:CvpIr6Az0 キョン「ったく・・・今度は何に使うんだ?」 妹「今度キョンくん起こす時に使うのー」 キョン「しかたないな。少しだけ遊んでやる」 キョン「キャッチボールだ」 キョン「ほーら!取ってこい!」ビュン ピュ〜 妹「うわ〜い!」 だっだっだ キョン「ふっ・・・」 176 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:00:44.82 ID:CvpIr6Az0 ≪前日の学校・校庭≫ ハルヒ「う・・・ん」 ハルヒ「きょんん・・・」 ハルヒ「すぅーすぅー」 キョン「おい、コイツ寝やがった」 古泉「おやおや、安心したんでしょうか・・・クスクス」 キョン「ったく・・・」 ハルヒ「すぅーすぅーきょん・・・」ギュ 177 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:01:48.31 ID:CvpIr6Az0 キョン「・・・」 キョン「え?コイツこんなに女の子丸出しだったっけ」 古泉「フッ・・・涼宮さんはこれ以上ないくらい女の子ではないですか」 キョン「・・・」 キョン「まったく・・能天気な顔しやがって」 ハルヒ「うーん」どかっ キョン「いだっ!」 キョン「寝てるんだよな!?」 178 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:02:06.92 ID:CvpIr6Az0 古泉「お約束・・・さすがだ」 キョン「うるさい」 古泉「では、涼宮さんのことよろしくお願いします」 キョン「ん?」 古泉「我々は帰りますので」 キョン「お、おい。俺にどうしろっていうんだ」 古泉「どこかに泊まるなり彼女を家に送るなりどこかに泊まるなりしてください」 キョン「・・・しかたない。家まで送っていくか」 古泉「おや?二人でどこかに泊まっていかないんですか?」 179 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:03:11.65 ID:CvpIr6Az0 キョン「するわけないだろう」 古泉「これはこれは申し訳ありません」 キョン「くだらんな。カップルでもあるまい」 古泉「それ、本気で言ってます?」 キョン「どういう意味だ?」 古泉「いえ・・・フフッ」 古泉「では僕達はこれで」 キョン「ああ」 183 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:06:20.09 ID:CvpIr6Az0 キョン「・・・」 ペチペチ ハルヒ「・・・んん」 キョン「・・・」 ユッサユッサ ハルヒ「・・うぅーん」 キョン「おいハルヒ、起きろ」 ハルヒ「なによぉー・・・んん」 キョン「帰るぞ」 ハルヒ「うぅん〜」 184 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:06:48.19 ID:CvpIr6Az0 キョン「・・・ふぅ」 キョン「しかたのないやつだな」 キョン「さあ俺におぶされ」 ハルヒ「うぅーん・・・」のそのそ ハルヒ「む〜」ぎゅ キョン(並盛り!) ハルヒ「すぅーすぅー」 キョン「やれやれ」 185 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:07:15.09 ID:CvpIr6Az0 ≪ハルヒ家・前≫ キョン「おい、ついたぞ」 ハルヒ「うぅーん・・・」 キョン「さあ行け」 ハルヒ「うむー」とことこ ガチャ バタン キョン「ふぅ」 186 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:07:44.08 ID:CvpIr6Az0 ≪キョン邸・部屋≫ キョン「んあー!!疲れた」 キョン「・・・」 ヴィーンヴィーン キョン「お」 ピッ キョン「もしもし、どうしました?」 みくる「あーキョンくん〜」 みくる「今日は御苦労さまでしたぁ〜」 187 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:08:21.85 ID:CvpIr6Az0 キョン「いやいやお互いさまでしょう」 キョン「朝比奈さんもお疲れ様です」 キョン「それで、どうしたんです?」 みくる「あのぅ〜キョンくん、明日暇ですか?」 キョン「え?なぜです?」 みくる「その、あの、か、買い物に・・・」 キョン「行きますっ!行かせていただきますっ!」 みくる「じゃ、じゃあ、集合場所はうんぬんーーーー」 188 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:11:16.62 ID:CvpIr6Az0 ≪そして現在≫ キョン「お待たせいたしました朝比奈さん!」 古泉「やれやれ遅いですよ」 キョン「いやぁ今日も一段と美しい」 みくる「ふぇ・・ありがとうございますぅ〜」 キョン「で、今日はどこへ?」 みくる「あ、えっと」 古泉「ちょっと駅前のデパートあたりへ行こうかと」 みくる「そうですぅ」 キョン「そうです?すいません朝比奈さん。そうですなんて店、聞いたことないんですが」 190 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:12:06.97 ID:CvpIr6Az0 キョン「それより、そこの喫茶店へ行きませんか?」 キョン「俺、実は朝飯まだなんですよ」 古泉「僕は朝食べましたが?」 みくる「ふぇ・・・」 キョン「ささ、こちらです」 191 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:12:33.65 ID:CvpIr6Az0 ≪喫茶店≫ キョン「俺このオムライスにしよう」 みくる「わ、私はアイスコーヒーを」 古泉「じゃあ僕はホットを」 キョン「じゃあ俺もアイスコーヒーを・・・」 キョン「店員さん!オムライス1つ特盛りで!」 キョン「それとアイスコーヒー2つ!」 店員「かしこまりましたー」 192 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:12:53.62 ID:CvpIr6Az0 ーーー ーー ー キョン「んぐあがつがつがつがつ」 キョン「んふー!食った食った」 キョン「おい、古泉。お前は帰れ」 古泉「・・・」 古泉「さんざん無視したあげくにそれですか・・・」 キョン「なぜお前がいる」 キョン「不愉快だ」 古泉「やれやれ」 193 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:13:20.23 ID:CvpIr6Az0 古泉「そうだ、あなたに面白いものをお見せしましょう」 キョン「なんだよ」 古泉「この写真を」 キョン「・・・なんだ?地球か?」 古泉「その通りです」 キョン「この写真の何が面白いんだ」 古泉「アナタにはこの写真・・・どう見えます?」 キョン「どうって・・・地球だろ?」 194 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:14:14.14 ID:CvpIr6Az0 キョン「白黒だし、せっかくの青い地球の色がわからん」 古泉「クスッ・・・白黒ですか」 キョン「白黒だろ?すこし赤っぽいか」 キョン「・・・おい、ちょっとまて」 キョン「これって」 古泉「お察しの通り、これは白黒写真ではないんですよ」 キョン「閉鎖空間・・・なのか?」 195 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:15:13.63 ID:CvpIr6Az0 古泉「これは機関の人工衛星が昨日の地球を捉えたものです」 キョン「おいおい、地球覆ってるじゃん」 古泉「さらにカメラを引いた写真がコレです」 キョン「・・・」 キョン「どうりで昨日出なかったわけだ」 古泉「いえ、正確には出現していた」 キョン「ったく・・・バカげたでかさだな」 古泉「この神人はおそらく地球を破壊しようとしていた」 キョン「どんな天元突破だよ・・・」 196 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:16:07.90 ID:CvpIr6Az0 古泉「この写真を元に我々機関は1つの仮説を立てました」 古泉「先日の涼宮さんの暴走・・・」 古泉「我々は未然に防いだものとばかり思っていましたが」 古泉「すでにこの世界は改編されている」 キョン「そんなまさか」 古泉「世界が改編されていても当事者である我々には気づき様がありませんからね」 キョン「・・・」 キョン「バカバカしい」 198 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:16:46.68 ID:CvpIr6Az0 古泉「まああくまで推測の域を出ないんですが」 キョン「だろうな、朝比奈さんだって現にこうして存在しているわけだし」 みくる「ふぇ〜、私が存在する未来は健在ですよ〜」 古泉「世界の改編では未来に影響が出なかったということでしょうか」 古泉「改編されても改編されなくても結果(未来)は同じだった」 キョン「いや、そもそも改編なんて起きてないんじゃないか?」 キョン「改編されていないのに改編されたなんておかしいだろ」 古泉「クスッ・・・そう考えるのが妥当でしょう」 キョン「そうだ、改編なんて起きちゃいないんだよくだらん」 199 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:17:39.52 ID:CvpIr6Az0 古泉「それより今日の目的は・・・」 キョン「買い物だろ?朝比奈さんの」 みくる「私のというより・・・」 キョン「なんです朝比奈さん」 みくる「えへへぇ〜」 キョン「・・・?」 古泉「僕達も先日のことを反省しているのですよ」 古泉「これは機関とか未来勢力は関係ありません」 みくる「私達自身の行動なんですぅ〜」 200 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:18:31.91 ID:CvpIr6Az0 ≪翌日・学校≫ 谷口「ようキョンー!」 キョン「おう」 谷口「つかよー、お前らまた涼宮のこといじめてるのか?」 キョン「何言ってんだ」 谷口「見てみろ、涼宮のヤツ朝から机に突っ伏して・・・」 キョン「ふっ・・・大丈夫だ」 キョン「俺としてはお前が不死身でなによりだ」 谷口「ったく。俺はそんなもんじゃねーよ」チラッ 谷口「コレいてーんだぜ」 キョン「傷口からいろいろ出ちゃいけないものが!」 201 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:19:08.51 ID:CvpIr6Az0 キョン「不死身などと言ってすまん」 谷口「まったくひどいめにあったぜ」 キョン「お前はゾンビだ」 谷口「はいはい。どうせ俺はゾンビだよ」 ガラガラ 国木田「おはよーキョン、それにゾンビ」 谷口「すでに浸透している!」 202 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:19:33.89 ID:CvpIr6Az0 国木田「だってゾンビじゃん」 国木田「おなかから臓物なんか出して」 谷口「ちくしょー!」 ギャーギャー キョン「・・・」てくてくてく キョン「おはようハルヒ」 ハルヒ「・・・」 ハルヒ「・・・話しかけないで」 キョン「クスッ・・・」 205 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:20:54.67 ID:CvpIr6Az0 ハルヒ「昨日・・・また悪夢を見たわ」 キョン「そうなのか?」 ハルヒ「まったく・・・ひどかったわ」 ハルヒ「それに最後・・・」 ハルヒ「い、いえ!な、ななななんでもないっ!」 キョン「そうか・・・」クスクス ハルヒ「な、何よ」 キョン「いーや、なんでもない」 207 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:21:19.48 ID:CvpIr6Az0 ハルヒ「だから今日は話しかけないでちょうだい」 キョン「はいはい」 ハルヒ「で、でも部室には来るのよ?」 ハルヒ「さんざんサボってまったくもう」 ハルヒ「団員にあるまじきうんぬん」 キョン「はいはい」 ハルヒ「わかったらあっちいきなさい」 キョン「まったく・・・」 208 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:22:26.73 ID:CvpIr6Az0 ≪放課後≫ てくてくてく ハルヒ「今日こそみんな集まるんでしょうね」ぶつぶつ ハルヒ「あつまってなかったらおしおきね」ぶつぶつ バンッ ハルヒ「みんな!そろってr・・・」 みくる「あ、涼宮さんー」 古泉「これはこれは」 キョン「遅いぞハルヒ」 209 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:22:58.01 ID:CvpIr6Az0 ハルヒ「・・・あれ?コレ・・」 そうだ。先日はコレを買いに行ったのだ。 ハルヒ「ケーキじゃない!」 だって、お前がみんなで食べたいって言っていたじゃないか。 ハルヒ「ど、どうしたのこれ?」 みんなお前のためだ。 キョン「みんなで買ってきた」 キョン「一緒に食べようハルヒ」 210 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:24:32.88 ID:CvpIr6Az0 ハルヒ「なんなのよ」ぶつぶつ ハルヒ「昨日までみんな私を無視してたくせに」ぶつぶつ キョン「なにぶつぶつ言ってんだ」 ハルヒ「うっさいのよキョン」ぶつぶつ ハルヒ「あ・・・素直に」ぶつぶつ ハルヒ「夢の中のキョンと約束したんだった」ぶつぶつ ハルヒ「素直になるんだ」ぶつぶつ キョン「ぶつぶつ言ってないでこっちこい」 211 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:25:20.20 ID:CvpIr6Az0 コト みくる「みなさ〜ん、お茶ですぅ」 キョン「ありがとうございます朝比奈さん」 古泉「これはどうも」 ガラガラ 長門「・・・」 キョン「長門、遅かったな」 古泉「これでみなさん揃いましたね」 212 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:26:02.70 ID:CvpIr6Az0 キョン「さ、食べようぜ」 ハルヒ「みんな・・・」 そういえば古泉は世界が改編されたとか言っていたな ハルヒ「そ、その」 俺には何が改編されたかなんてまったくもってわからんわけだが ハルヒ「あのね・・・」 一つだけ言えることがある ハルヒ「ありがとう・・・」ごにょごにょ 213 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:26:49.46 ID:CvpIr6Az0 ハルヒ「素直に」ぶつぶつ ハルヒ「言うんだ」ぶつぶつ 世界が改編されていたとしてコイツはいったい何を望むというんだ。 ハルヒ「わ、わわ、わたしねっ」 世界一の金持ち?ユカイな毎日?不思議現象? ハルヒ「うんとっえっと」 まぁ考えたところで無駄だろう。 まったくバカバカしい。 一つだけ言えることは 214 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:27:44.93 ID:CvpIr6Az0 ハルヒ「キョンっ!」 コイツが何を望もうと現実になってしまうんだ ハルヒ「あ、ああアタシっ!あ、ああああアンタのことがっ」 それは太陽が夕日に変わるある晴れた日のことだった 完 216 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:28:25.79 ID:CvpIr6Az0 内容をはしょりまくった結果がこのザマだよ! 217 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:29:48.77 ID:CvpIr6Az0 ≪大蛇足の第三章≫ ハルヒ「ひっく・・・ぎらいじゃないっ!」 ハルヒ「ぎらい゛なんでい゛っでごめん゛なざい゛!!!!!!」 ハルヒ「うぇ・・ひっく・・・」 ハルヒ「あだじ・・・ずずっ・・・ぐすっ」 ハルヒ「キョン゛どもっどながよぐじだいっ!!!!」 ハルヒ「みんなど・・・ひっく・・・ながよぐじだい!!!!」 ハルヒ「う・・・うわぁぁぁぁぁん!!!!!」 220 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:30:13.07 ID:CvpIr6Az0 キョン「・・・・・・・」 ハルヒ「わーーーーん!!!!」 キョン「・・・・長門?」 長門「もう済んでいる」 キョン「・・・・そうか」 古泉「・・・あ、朝比奈さん?奇跡とはどのようなものか知っていますか?」 みくる「あ・・・い、いえ・・・」 みくる「でも・・・あの二人が奇跡を起こせるのは知っています・・・・」 222 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:30:55.48 ID:CvpIr6Az0 ハルヒ「うぅ・・ひっく・・・・」 キョン「・・・」ぎゅっ 古泉「やれやれ、見せつけられてしまいましたね」 みくる「えへへっ・・・こればっかりは仕方ないですよ」 みくる「最初からみんな知っていたことじゃないですかぁ〜」 古泉「フフ・・・」 223 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:31:43.22 ID:CvpIr6Az0 ≪そのころ・校舎≫ 朝倉「・・・」 朝倉「キョンくんったら」 朝倉「見せつけてくれるわねっ」 朝倉「私はこんなゴミと一緒だっていうのに」 谷口「うぅ・・・痛ぇよ・・」 谷口「見てねぇで助けろよ・・・」 朝倉「はぁ〜」 224 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:32:08.85 ID:CvpIr6Az0 谷口「お前、自分で刺しといて・・・」 朝倉「ほっておけば治るわよっ」 谷口「治るかい!」 シュンッ 長門「任務完了」 朝倉「お疲れ様っ」 谷口「長門ー!」 225 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:32:39.59 ID:CvpIr6Az0 谷口「聞いてくれよ!朝倉のやつひどいんだぜ!」 谷口「刺しておいて何時間も放置しやがって・・・」 谷口「やっと現れたと思ったらほっておけば治るとか・・・」 長門「普通の人間ならとっくに死んでいる」 朝倉「そうよね」 長門「・・・ゾンビ」 朝倉「・・・ゾンビね」 227 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:33:04.45 ID:CvpIr6Az0 谷口「ちくしょー!」 長門「・・・」 朝倉「どうやらさっきの涼宮さんの力が妙なところで働いているようね」 長門「・・・そう」 谷口「か、かゆいー!体がかゆいー!」 長門「・・・うぅわ」 朝倉「・・・引くわね」 228 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:33:50.40 ID:CvpIr6Az0 朝倉「さてとっ!私達も帰りましょうか」 長門「・・・」コクッ シュン 谷口「うおっ!アイツらどこいきやがった!」 谷口「う・・・」 谷口「に、肉ぅ」 229 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:34:30.70 ID:CvpIr6Az0 ≪長門家≫ 朝倉「でも、本当によかったの?」 長門「・・・」 朝倉「キョンくん、涼宮さんにとられちゃったじゃない」 長門「・・・関係ない」 朝倉「まったくもう・・・」 長門「・・・・」 朝倉「何か食べましょうか長門さん」 230 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:35:08.13 ID:CvpIr6Az0 長門「・・・カレー」 長門「・・・作る」 朝倉「カレー?いいわねっ!」 長門「彼も私のカレーほめてくれた」 朝倉「長門さん・・・」 長門「・・・彼もカレー」 長門「・・・ぷっ」 朝倉「長門さん・・・」 231 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:36:07.83 ID:CvpIr6Az0 朝倉「な、長門さん!」 朝倉「そのお鍋はカラです!」 長門「ぐつぐつ煮えろー」 朝倉「長門さんがYANDEREに!」 長門「おーいしーいカレー」 朝倉「無表情が怖い!」 232 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:36:42.00 ID:CvpIr6Az0 朝倉「あ、ああ・・・」 朝倉「完全にキャラ設定が崩壊してしまっている・・・」 朝倉「長門さん・・・」 朝倉「いくら私達が次元を超越した存在だからって・・・」 朝倉「神(谷川)の設定を無視しないでくださいっ!」 長門「ウフ・・・フフフフ」 長門「ふふふふふふじこ」 233 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:37:30.20 ID:CvpIr6Az0 朝倉「な、長門さん!」 朝倉「カラ鍋やめてこっちに来てください」 長門「・・・」コクッ 朝倉「そこに座りなさい!」 ペタン 長門「なに」 朝倉「長門さんの気持ちはよーくわかります!」 朝倉「だから・・・」 ドンッ 234 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:38:10.86 ID:CvpIr6Az0 朝倉「今日は飲みましょう!」 長門「アルコール?」 朝倉「そう!私も付き合うわっ!」 長門「・・・ダメ」 長門「未成年の飲酒、喫煙は法律で固く禁じられています」 朝倉「・・・」 朝倉「そ、それならしかたないわね・・・」 朝倉「法律は守らなくちゃねっ!」 235 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:38:49.12 ID:CvpIr6Az0 朝倉「しかたないわね」 朝倉「じゃあこっちのジュースでも飲んでいてください」 長門「・・・」コクッ くぴくぴ 長門「うーい」ヒック 朝倉「ふっ」ニヤリ 236 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:39:20.82 ID:CvpIr6Az0 長門「もっと」 朝倉「あらあら」ニヤニヤ くぴくぴ 長門「うー・・・ひっく」 長門「これはジュースではない」 朝倉「かかったわね長門さんっ!」 237 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:39:47.96 ID:CvpIr6Az0 ≪一時間後≫ 長門「うー・・・きょんのやつー」 朝倉「だからあの時殺しておけばーひっく」 いーなーばーななー♪ ピッ 朝倉「はい、もしもし?」 みくる「ふぇ・・・あ、朝倉さん?」 みくる「長門さんの携帯ですよねこれ・・・」 238 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:40:05.59 ID:CvpIr6Az0 長門「代わって」 朝倉「あ、はいはい」 長門「ういー・・・なに」 みくる「今、ういーって言いました!?」 みくる「そ、それより明日なんですがうんぬん」 ーーー ーー ー 239 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:40:58.58 ID:CvpIr6Az0 朝倉「なるほどねぇ。ケーキを買いにねぇ」 長門「・・・行かない」 朝倉「あらあら」 くぴくぴくぴ 長門「むふー・・・行かない」 朝倉「困ったわねぇ」 240 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:41:33.77 ID:CvpIr6Az0 長門「うーひっく」 長門「きょんのやつー」 長門「あんなに助けてやったのにー」 長門「なぜ私じゃダメなんだー」 長門「メガネだって再構成してないのにー」 長門「ツンツン女がそんなにいいのかー」 長門「脱ぐか?脱げばいいのか!?」 朝倉「長門さん・・・」 朝倉「すでに脳内再生出来る限界を超えた存在へ!」 242 名前: ◆nagato..pk [] 投稿日:2009/10/03(土) 23:42:33.07 ID:CvpIr6Az0 ガチャ 喜緑「おまたせしましたー」 朝倉「あら、ごくろうさま」 喜緑「言われたもの買ってきましたー」ガサガサ 長門「おつまみ」 喜緑「あのー、一言いいですか?」 喜緑「長門さん・・・」 喜緑「パシリの時だけ私を再構成するのやめてください!」 彼女達の夜は長い 完