キョン「長門はいつ首になるんだ?」 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/30(水) 21:39:44.27 ID:Vno1nqtKO キョン「長門って対有機生命体(ryなんだっけ?」 長門「そう」 キョン「そんで地球に来たのは停滞していた進化を進行させる可能性のあるハルヒを観察しに来た、と」 長門「……」コク キョン「で、成果はどうなんだ?」 長門「……?」 キョン「だから、成果だよ、せ・い・か」トントン 長門「……」 キョン「おい、シカトしてんじゃねえよ……情報統合思念体とやらはどれだけ進化できたのかって聞いてるんだ」 長門「……」ボソボソ キョン「あー!? なんだって!?」 長門「……まだ……全然」 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/30(水) 21:43:16.18 ID:Vno1nqtKO キョン「それってマズいんじゃないのか?」 長門「……進化は一朝一夕で済むものではない」 キョン「どうせそれも収穫も無い事の言い訳だろ?」 長門「……」 キョン「長門、図星つかれて黙り込むのやめろよな」 長門「……そう」 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/30(水) 21:47:42.62 ID:Vno1nqtKO キョン「宇宙漂って観察してりゃ済む情報統合思念体がわざわざ現地までお前下ろしたのはなんでだ!?」 長門「それは言えない」 キョン「早急に進化しなくちゃいけない状況にあるからに決まってんだろうが」 長門「……」 キョン「おい、なんとか言えよ長門」 長門「そう」 キョン「それなのに、もう一年近く観察してるというのに調査員からの主だった収穫は0、と」 長門「……」 キョン「役立たずにも程があるだろ」 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[クビだね、間違ったね] 投稿日:2009/09/30(水) 21:55:27.90 ID:Vno1nqtKO キョン「ハルヒに変化を起こして新しい情報を見たいんだろ、情報統合思念体さんは」 長門「そう」 キョン「それなのに調査員たるお前は明らかにコミュニケーション障害持ち、する事といったら部室の隅で紙を捲る事だけ」 長門「……違う」 キョン「違わないだろ」 キョン「その上エラーが溜まって観察自体を危機に陥らせるような不良品っぷり」 長門「……」 キョン「散々だな、お前」 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/30(水) 22:01:33.31 ID:Vno1nqtKO キョン「しかもその上調査員がする事は変化どころか現状の維持ときた!」 長門「……それが情報統合思念体の指針」 キョン「……俺思ったんだけどな、長門」 長門「何を?」 キョン「そんな窮地に立たされてる情報統合思念体の指針が現状維持っていうのはおかしくないか?」 長門「……知らない」 キョン「知らない筈はないだろうよ、お前が所属する派閥だろう」 長門「分からない」 キョン「長門……お前もしかして落ちこぼれか?」 長門「……」 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/30(水) 22:06:42.95 ID:Vno1nqtKO 長門「……」ボソボソ キョン「なんだ?」 長門「私が助けなければ死んでいた癖に」 キョン「常識的に考えて死ぬわけないだろ」 長門「なぜ」 キョン「神様に必要とされてるならどんなに死亡フラグが立っても死ぬわけ無い、当たり前だろうが」 長門「……」 キョン「多分、朝倉はそれを分かってたんじゃないのか?」 長門「そう言い切れる根拠は」 キョン「朝倉があの時俺を身動きさせない様にした事だ」 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/30(水) 22:11:09.33 ID:Vno1nqtKO 長門「…………」 長門「朝倉涼子はあなたの息の根を完璧に止める為に動きを制限した」 キョン「それは違う」 長門「他に理由はない」 キョン「あいつは俺を『絶対殺さない』為に動きを止めたんだ」 長門「……………………」 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/30(水) 22:21:01.81 ID:Vno1nqtKO キョン「俺を殺すだけなら動きを止めるまでもないし、ましてやナイフなんてものを使う必要はない」 長門「……」 キョン「動きを止めたのは俺が動いて予想外の事態に陥るのを未然に防ぐ為、ナイフを使ったのは俺を殺さない為だ」 キョン「少なくとも、朝倉に俺を殺す気は無かった」 長門「そう言い切る根拠はない」 キョン「……確かに根拠はない、だが辻褄は合うさ」 長門「……」 キョン「さっき言った事もそうだが……」 長門「……」 キョン「元から殺す気ならクラスに潜り込む必要はない、俺の目の前に姿を晒す必要はないだろう」 キョン「そして潜り込んだ後もあの行動に移るまでしばらく期間があった」 キョン「恐らく朝倉もハルヒに変化を起こそうと必死だったに違いない、今思えばあいつはそう俺に働きかけていた様にも思える……」 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/30(水) 22:31:07.98 ID:Vno1nqtKO キョン「しかし俺は朝倉の思った様には働かなかった、そして苦し紛れのあの計画に打って出たんだ」 キョン「恐らく俺に怪我でもさせてハルヒを動揺させようとかいう魂胆だろうな、流石のハルヒもクラスメイトが死にかけたとなれば何らかの変化は起こすだろう」 キョン「しかしそれも失敗だ」 長門「……」 キョン「長門、お前のせいでだ」 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/30(水) 22:38:00.56 ID:Vno1nqtKO 長門「なぜそこまで彼女を信用するの?」 キョン「信用してる訳じゃないがな、仕事放り投げて自分が主役になろうとした奴も信用できないぞ」 長門「……あれは私のせいではない」 キョン「エラー、だっけ?」 長門「そう、長年に渡る活動がしらない内に私にエラーを」 キョン「エラーってなんだ?」 長門「……」 キョン「お前はアンドロイドでもなけりゃロボットでもない、そんな生き物がエラーだって?」 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/30(水) 22:46:02.47 ID:Vno1nqtKO キョン「俺が思うにだが……お前は情報統合思念体からの指令を無視してないか?」 長門「してない、私の方針はあくまで涼宮の キョン「『私の』?」 長門「……私が所属する派閥の」 キョン「だからそれは有り得ない、情報統合思念体はここに調査員を直接派遣するほど窮地に追い込まれているんだぞ」 キョン「それも1人2人じゃない、何人もだ、これは様子見やちょっとした偵察の範疇を抜けている」 キョン「俺が知っているだけでもお前を含めた3人、3人もハルヒがいる同じ学校にいたんだぞ?」 キョン「尋常じゃない」 長門「……」 キョン「……やはり何か隠しているな、長門」 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/30(水) 22:53:08.73 ID:Vno1nqtKO 長門「……」 キョン「だんまり、か……正直朝倉がお前のバックアップだったというのも疑わしい」 長門「!」 キョン「行動から鑑みるに朝倉の方が遥かに正しい、窮地に立たされた行動としてはただの人間の俺からしても納得がいく、実に必死な行動だ」 キョン「それに比べると長門は余りにも不自然……長門がした、いや、『しでかした』事といえば情報統合思念体にメリットがあるとは思えない事ばかりだ」 キョン「……これは、バックアップである朝倉の方が優れているとしか……」ボソッ 長門「違うっ!!」 キョン「!!」 長門「わ、わ、わわ私の方が優れている、朝倉涼子よりも、優れている! わた、わ、わ私の方が!!」 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/30(水) 22:58:35.56 ID:Vno1nqtKO キョン「……なんだ?」 長門「わ、わ……私の方が、す、すぐ、す、すぐすす優れている!」 キョン「お、おい……!」 長門「…………」 キョン「一体なんだっていうんだ……?」 長門「私の方が優れているる、る、る……る」 キョン「……コンプレックスか?」 長門「……」 キョン「お、おい長門」 長門「……仕事したくない」 キョン「……な、なんだって?」 長門「……」 キョン「なんかニートみたいな事言い出したぞ、こいつ」 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[範疇から外れる、な。] 投稿日:2009/09/30(水) 23:03:16.84 ID:Vno1nqtKO 「そこからは私がお話しましょう」 キョン「あ、あなたは!!」 喜緑「喜緑江美里と申します」 キョン「……話す事ってなんですか」 喜緑「長門さんの事です」 長門「……る……ぃる」ブツブツ ――――――――― 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/30(水) 23:08:29.81 ID:Vno1nqtKO 喜緑「これはまだ私達が、まだ……えーと、実家に居た頃の話です」 ――――――――― 情報統合思念体「有希さーん、有希さーん」コンコン 長門『……』 情統「そろそろ部屋から出て、みんなと遊びませんか?」 長門『いや』 朝倉「長門さん、まだ引きこもってるの?」 喜緑「ええ、そうみたいですね」 ―――――――― キョン「長門がヒッキー!?」 喜緑「ええ、そうです」 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/30(水) 23:13:29.78 ID:Vno1nqtKO ―――――― 情統「大変……早く進化しないと……そろそろ貯蓄が……」 情統「うむ……だがしかし……涼宮ハルヒの……」 朝倉「おかーさん?」 情統「り、涼子、起きて来ちゃったの?」 朝倉「……家計、大変なの?」 情統「だ、大丈夫よ! 全然だいじょーぶ!、ね?」 朝倉「……うん!」 ――――――――― キョン「……家族なんですか?」 喜緑「えーと、非常に難しいんですけれどそんな感じですね」 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/30(水) 23:20:13.90 ID:Vno1nqtKO キョン「難しいって……」 喜緑「なんていうかですね、私達はみんながみんなの親で、みんながみんなの子供なんですよ、詰まるところ統合された思念体なので」 キョン「はぁ」 喜緑「簡単に説明すると、長門さんと朝倉さんと私は別の家から来て同じお母さんとお父さんと家族をしていたんです」 キョン「複雑なご家庭ですね」 喜緑「情報統合思念体では普通ですよ」 喜緑「その中でも長門さんは……えーと、ちょっとした名家の一人娘みたいなものでして」 キョン「この長門が!?」 長門「……」 喜緑「ええ、はい、まあ、そんな感じです」 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/30(水) 23:25:45.42 ID:Vno1nqtKO 喜緑「まあ……少し特殊な子だったんですよ」 キョン「それは甘やかされて育てられたって事ですか?」 喜緑「……」 キョン「……」 ―――――― 長門『……ファイナルファンタジー13』 情統「有希さん、ごめんなさいね? 少し家計が苦しくて……」 長門『ファイナルファンタジー13!!』ガンッ 情統「きゃぁっ! う、うぅ……」 朝倉「お、お母さんを助けなきゃ」 喜緑「助けるって……どうするんですか?」 朝倉「そ、それは……そうだ! 涼宮ハルヒ!」 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/30(水) 23:34:24.38 ID:Vno1nqtKO 情統「しかし……地球は危ないぞ」 朝倉「大丈夫よ! 一番お姉ちゃんの私がなんとかするから、安心して!」 喜緑「私も陰ながらサポートさせて貰います」 朝倉「江美里……ありがとう」 喜緑「ふふ……家族、じゃないですか」 情統「ちょっとお待ちなさい」 情統「あ、あなたは……」 情統「勿論その大任……最も能力が高い私達の娘が主要な任務に就くのだろうね?」 情統「い、いえしかし……」 情統「まさか……アタクシ達の顔に泥塗るような真似、するはずありませんよね?」 情統「……ハイ」 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/01(木) 00:22:11.63 ID:3p7aqW2AO ――――――――― 喜緑「そんなこんなで私達は地球に派遣されました、しかし……」 長門「……」 キョン「……しかし?」 喜緑「長門さんは、仕事を放棄する所か私達の業績まで自分の物として情報統合思念体に報告していたんです」 キョン「長門……お前」 長門「……」 喜緑「それでも朝倉さんは一生懸命でした」 喜緑「無理をしているみたいでしたがそれでもご両親の為と、気難しい涼宮さんに積極的に接触していました、ご存知ですよね?」 キョン「はい……しかしなぜ朝倉はそんなに、里親みたいなものではないんですか!?」 喜緑「両親は……その、朝倉さんの実のご両親みたいなものだったんですよ」 長門「……」 62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/01(木) 00:31:12.07 ID:3p7aqW2AO 喜緑「しかしすぐに父と母は無理が祟り入院しました、そこで朝倉さんはあの計画に出たんです」 キョン「じゃあやっぱり朝倉は!」 喜緑「ええ、大体あなたの考えた通りです、私も手伝って計画は成功するはずでしたが……」 長門「……」 喜緑「さっきので気が付いたかも知れませんが、長門さんはこう見えて自尊心がとても大きいんです……」 キョン「……は?」 喜緑「つまり……朝倉さんが成功するのを疎ましく思った長門さんが朝倉さんを殺害したんですよ」 65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/01(木) 00:37:42.80 ID:3p7aqW2AO キョン「な……!?」 長門「……」 喜緑「長門さんは力だけはありますからね」 キョン「なんで」 喜緑「なぜ……とは?」 キョン「なんで、なんで長門は…!!」 喜緑「長門さんが特別だからですよ」 キョン「……は?」 喜緑「どんなに憎くても長門さんを裁く事が出来るのはごく限られた思念体ですし、その娘が長門さんみたいなものなので」 66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/01(木) 00:47:15.75 ID:3p7aqW2AO 長門「……!」 キョン「長門……こいつ……!」 喜緑「やめて下さい!!」 キョン「離してください!! 一発ぶん殴ってやらんと分からないんですよ、こいつは!!」 喜緑「あ、朝倉さんはあなたに涼宮さんと仲良くしろって言ってたじゃないですか!」 キョン「しかし!」 喜緑「ここで感情に流されてしまっては朝倉さんの死が無駄になります!!」 キョン「……クソッ!」 69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/01(木) 00:55:51.40 ID:3p7aqW2AO 喜緑「……まあ、なんか勢いで言っちゃいましたけど、朝倉さんは死んでませんし」 長門「……」 キョン「はい?」 喜緑「私の仕送りで細々と生活してます」 キョン「……」 喜緑「でも長門さんが働かないのは事実じゃないですか!!」 キョン「はあ」 喜緑「だからちゃんと叱って下さいね!」 キョン「自分で言えばいいじゃないですか」 喜緑「これでも長門さんはご令嬢なので」 キョン「……はあ」 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/01(木) 00:59:25.96 ID:3p7aqW2AO 喜緑「それじゃあよろしくお願いしますね!」 キョン「ああ、はい」 喜緑「情報統合思念体の存在を賭けてるんですからね、お願いしますよほんと」 キョン「はあ」 喜緑「それじゃあ」 キョン「長門」 長門「……」 キョン「箱入り娘かお前」 長門「そう」 キョン「ちゃんと働け、な?」 長門「いや」 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/01(木) 01:08:09.92 ID:3p7aqW2AO キョン「いやってお前……」 長門「面倒」 キョン「だって実家ちょっと大変なんだろ?」 長門「ちょっとじゃない、すごく」 キョン「じゃあお前が働かなきゃダメだろうが」 長門「不可能……」 キョン「……」 長門「不可能」 キョン「……そんな嫌なら朝倉を働かせとけば良かったものを」 長門「それはもっと嫌」 キョン「予想以上にダメだなお前は」 74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/01(木) 01:15:45.20 ID:3p7aqW2AO キョン「それで、お前が今まで丸投げしてた情報統合思念体からの指令はどうした」 長門「現状維持」 キョン「それはお前の指針だろうが」 長門「破棄した」 キョン「……」 長門「ぜんぶ」 キョン「……ん? なんか紙が落ちて……」 長門「……」 キョン「『今月の涼宮ハルヒさんに対する行動方針のお知』……おい長門」 長門「迂闊」 78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/01(木) 01:22:13.31 ID:3p7aqW2AO キョン「スゴいなこれ……体重変動+103g、身長+0.1cm……今月の目標は今月も積極的に交流しよう、だとよ」 長門「そう」 キョン「……ん? 今月も?」 長門「……」 キョン「報告を偽造しているのか」 長門「……」 キョン「……お前」 79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/01(木) 01:29:16.17 ID:3p7aqW2AO キョン「正直に朝倉の方が向いてるだろ……」 長門「そんな事はない」 長門「私の方が優れている」 長門「全ての面において凌駕している」 長門「朝倉涼子はとるに足らない存在」 キョン「落ち着け長門」 長門「朝倉涼子は」 キョン「おい!」 長門「……」 キョン「長門もう帰れよ、本当に」 80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/01(木) 01:33:33.02 ID:3p7aqW2AO 長門「……証明してみせる」 キョン「何をだ」 長門「私が朝倉涼子に劣らない事を」 キョン「無理だと思うがな」 長門「無理ではない」スラッ…… キョン「……オイ、おい待て」 長門「あなたは涼宮ハルヒの鍵、あなたが死ねば涼宮ハルヒは何らかのアクションを起こす……上手くいけば大規模な情報爆発が観測できるかも知れな」 キョン「落ち着け長門」 長門「……」ヒュンッ!! キョン「うぉお!? ま、待て長門!!」 82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/01(木) 01:38:37.37 ID:3p7aqW2AO 長門「ふん、ふん」ビュン!ヒュンッ!! キョン「待ッ! てッてマジでッ!!」 長門「動かないで」 キョン「うぎぃ!?」ビキ 長門「安心して、上手く刺す」 キョン「お、お前の本性を知ってしまった以上その言葉ほど信じられないものはないな」 長門「……大丈夫、多分」 キョン「うぉぉぉぉぉ!?」 85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/01(木) 01:44:22.66 ID:3p7aqW2AO ハルヒ「おっまたー!」ガラッ キョン「うぉぉぉぉぉ!?……は、ハハ、ハルヒぃ!!」 長門「……情報制御下に置いていた筈」 ハルヒ「何してんのよあんたたち」 キョン「こ、殺される!!」 長門「……生贄ごっこ」 ハルヒ「インディ・ジョーンズね!! あたしもやる!!」 キョン「ちょ、ハルヒ!?」 長門「心臓、ココを抉って」ピタピタ キョン「ひ、ひいぃぃ!」 ハルヒ「うふふふふ、死になさい、キョン!!」 87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/01(木) 01:51:30.51 ID:3p7aqW2AO 長門「……」 ハルヒ「あーっははははは!!」ブンッ キョン「うわぁぁあああああ!!」 ハルヒ「おおりゃぁぁぁ!!」 サクッ キョン「」 ハルヒ「なーんてね、オモチャに決まってるじゃない、引っ込むナイフよ」 長門「!?……なぜ」 ハルヒ「え?」 キョン「あれ、生きてる」 ハルヒ「じゃ、遅れて来たあたしが言う事じゃないけどもう遅いわよ! あんたたちも早く帰んなさい!」 キョン「あ、ああ」 長門「……」シャコ、シャコ 88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/01(木) 01:57:11.74 ID:3p7aqW2AO 長門「……!」ヒュカッ キョン「!?」 ガッ 朝倉「バレちゃったわね」 長門「朝倉涼子……彼は涼宮ハルヒの手で殺されていた筈」 キョン「なっ!?」 朝倉「ギリギリ間に合って良かったわ、キョン君」 キョン「あ、朝倉……」 長門「目障り、消えて」 朝倉「それは出来ないお願いね」 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/01(木) 02:04:25.81 ID:3p7aqW2AO 長門「……今度こそあなたを殺し尽くす」 朝倉「残念だけど、それも無理なお話ね」 キョン「……あ」 朝倉「遅ればせながら情報統合思念体はあなたの横暴にジャッジを下したわ、優しい優しい強制送還ですって」 長門「く……そ……」 キョン「あの時の逆か」 朝倉「遺言くらい聞いてあげるわ」 長門「……くそくらえ」 94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/01(木) 02:13:45.57 ID:3p7aqW2AO キョン「……おかえり、朝倉」 朝倉「ただいま、キョン君」 キョン「気分はどうだ? 時差ボケしてないか?」 朝倉「あなたのつまんないジョークのおかげで最高に最低な気分だわ」 キョン「そいつは何よりだな」 朝倉「さて、と……何はともあれこれからよろしくね」 キョン「その手を握った瞬間俺の心臓にナイフが突き立つなんていうのも勘弁だぜ?」 朝倉「つまんないジョーク言うのが趣味になったの?」 キョン「ハハ、冗談言うな……よろしくな、朝倉」 糸冬 96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/01(木) 02:15:30.32 ID:3p7aqW2AO 思い付きでスレ立てるもんじゃないな、って思った 100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/01(木) 02:21:44.96 ID:3p7aqW2AO 正直すまんかったと思う